JPH0515301A - 屠殺動物から臓器を選択的に取り出すための装置及び設備 - Google Patents

屠殺動物から臓器を選択的に取り出すための装置及び設備

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JPH0515301A
JPH0515301A JP3307868A JP30786891A JPH0515301A JP H0515301 A JPH0515301 A JP H0515301A JP 3307868 A JP3307868 A JP 3307868A JP 30786891 A JP30786891 A JP 30786891A JP H0515301 A JPH0515301 A JP H0515301A
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mandrel
cutting
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アドリアヌス・ヨセフス・フアン・デン・ニエウエラール
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    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
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    • A22B5/0094Cutting or blocking the rectum of a carcass, e.g. for avoiding fecal contamination
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C21/00Processing poultry
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 基本的に腸以外の臓器を選択的に取り出すの
に適していないとか、予期しない箇所で腸の破断が起こ
るといった欠点を解消する。 【構成】 屠殺動物、特に鳥から1つ以上の臓器または
その部分を取り出すための装置であって、屠殺動物内に
一時的に挿入されるべき開放臓器吸込み端部を備えた臓
器案内装置と、臓器案内装置に沿って屠殺動物の臓器ま
たはその部分を取り出すための臓器運搬装置と、臓器ま
たは臓器間の結合組織において所定の箇所で分断を行な
うために臓器吸込み端部近傍または臓器案内装置に沿っ
て取り付けられた分断装置と、分断装置に関して臓器の
位置を確定するための装置とを備えている装置。この装
置は、臓器案内装置の開放臓器吸込み端部に取り付けら
れ、且つ、第1の臓器は通過し得るが第2の臓器は通過
できないような寸法を有する臓器吸込み開口を備えるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屠殺動物、特に鳥から
1つ以上の臓器またはその部分を取り出すための装置で
あって、屠殺動物内に一時的に挿入されるべき開放臓器
吸込み端部を有する臓器案内手段と、臓器案内手段に沿
って屠殺動物の臓器またはその部分を取り出すための臓
器運搬手段とを備えた装置に関する。本発明は更に、前
記装置を具備する設備にも関する。本明細書中の「臓
器」なる用語は、腸、胃、心臓、肺、肝臓などの特定の
機能を有する体内構造体を指し、結合組織、脂肪組織な
どは含まない。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】屠鳥か
ら臓器を取り出すための装置は、例えばいずれも細長い
真空肺取り出し装置を開示している米国特許出願第4,
024,603号及び米国特許出願第4,114,23
9号から公知である。この目的で、その一方の端部に開
口を有する中空管状部材は、屠殺され内蔵が抜かれた鳥
の中に前記端部が挿入され、次いで管状部材の内部を真
空に引くことにより肺が鳥の体腔から吸引される。管状
部材内に空気流を維持するために、肺を取り出している
間、周囲の空気は体腔に入り得る。
【0003】上記公知の装置は非選択的、即ち、目的の
臓器以外の体内器官、例えば腎臓も体腔から抜き取られ
るのを完全に阻止することは基本的に不可能である。
【0004】屠殺動物から臓器またはその部分を取り出
すための他の装置もまた公知であり、例えば腸は取り除
かれているが、心臓、肺、肝臓などを含む残りの内蔵は
無傷のままでしかも実質的に自然の位置に存在する屠殺
動物を得るために使用されている。腸の取り出しは、ま
ずカッタで肛門周囲の切開を行ない、次いで腸がつなが
ったままの肛門を屠殺動物から中空マンドレルを通して
延長位置に、真空源によって吸引する。マンドレルには
このために、屠殺動物内に挿入される端部に腸吸込み開
口が備えられている。中空マンドレルの内径及びその開
口の寸法は、腸の横断方向寸法より大きいが、肛門から
遠い方の腸の端部に位置する胃の横断方向寸法よりは小
さく、胃が装置のマンドレル開口に達したら直ちに腸の
吸引が停止するようになっている。腸に十分に大きい吸
引力をかけることにより、腸を胃の近傍で破断すること
ができる。
【0005】上記最後の装置及び使用方法の欠点は、予
め決定され得ない箇所で腸の破断が起こり、マンドレル
を屠殺動物から引き抜いた後に腸の内容物の一部が屠殺
動物の腹腔内に落ち、衛生面から極めて望ましくない細
菌汚染をそこに惹起し得ることである。
【0006】公知の装置の別の欠点は、腸の抽出の間に
胃がマンドレル開口に達し、前記開口を全部または一部
遮断すると、マンドレル内の空気流が少なくとも部分的
に不連続となることである。第1にこの状況において
は、腸を破断するには不十分な吸引力が腸にかけられ
得、その結果装置はその目的を満足しなくなる。第2
に、この状況におけるマンドレルの内部と外部との異常
に高い圧力差の結果として胃は局所的に大きな力を受
け、その結果胃が引き裂かれ、胃に残っていた内容物が
屠殺動物の腹腔内に落ち得る。従って腹腔の完全な洗浄
が必要となる。
【0007】公知の装置の別の欠点は、基本的に腸以外
の臓器を選択的に取り出すのに適していないことであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は上述の欠
点を排除し、かかる装置の適用分野を著しく拡張するこ
とであり、このために本発明は、臓器または臓器間の結
合組織において所定の箇所で分断を行なうために、臓器
吸込み端部(organ feed end)近傍にまたは臓器案内手
段に沿って取り付けられた分断手段と、前記分断手段に
関する臓器の位置を確定するための手段とを備えている
臓器取り出し装置を提供する。前記臓器の位置を確定す
るための手段は、必ずしもそうではないがほほとんどは
臓器運搬手段の実現態様に従って多くの形態をとり得
る。このような形態は、機械的力、圧力、臓器の輪郭、
時間などを測定するための手段を含む。
【0009】上記測定手段によって、まず、屠殺動物か
ら腸を取り出すための上述の装置は、腸の内容物が逃散
することによる屠殺動物の細菌汚染が防止され得るよう
に、腸を胃から厳密な所定の箇所で正確に分離すること
ができる。このためには、中空マンドレルの吸込み開口
近傍にカッタを備えることができ、このカッタは、マン
ドレル内の突然の圧力降下によって胃が吸込み開口に到
達しそれを遮断したことを示唆されたときに作動され得
る。このように本発明の分断手段は腸を胃から出来るだ
け近いところで分断し得ることから、この分断は、微生
物数が少ない低pHの領域内で真空下に行われる。更に
腸の分断は完全にマンドレルの内で行われ、腸はマンド
レルを通して直接排出され、腸から逃散するいかなる腸
内容物も屠殺動物の腹腔内に達することはあり得ない。
【0010】より広義には、本発明の装置の使用はもは
や屠殺動物から腸のみを取り出すことに限定されない
し、中空マンドレルまたは真空源を使用することにも限
定されない。また、肝臓、心臓及び肺のような他の臓器
またはその一部を恐らくは機械化されて選択的に取り出
すことも可能であり、このことは、今までは内蔵をまる
ごと屠殺動物から取り出し、それらを分離し且つ特定の
臓器を抽出するように設計された種々の装置に運搬する
ことが通例であったが故に、当業界の現状における大き
な改善を意味する。本発明の装置を用いて、抽出される
べき臓器またはその部分は屠殺動物の腹腔から即座に選
択的に取り出され得、この結果、臓器またはその部分を
包装する上で特定の作業を実施するための多数の装置は
余分となる。
【0011】臓器案内手段及び運搬手段は多くの異なる
様式で設計することができる。中空マンドレルと真空源
によって生成される空気流とを含む前述の実施例の他
に、臓器は、それに直接作用する機械的手段、例えば1
つ以上のコンベヤベルトによっても変位させることもで
きる。
【0012】分断手段は、剪断手段、切断手段または喰
切り手段を含み得る。更に分断手段はレーザビームもし
くは水噴射、または組織を燃焼する手段とすることもで
きるが、これらの全ては公知である。
【0013】臓器の位置を確定する手段は、臓器案内手
段の開放臓器吸込み端部に取り付けられており、且つ、
第1の臓器は通過し得るが、第1の臓器につながってい
る第2の臓器は通過できないような寸法を有する臓器吸
込み開口を備えているものが好ましい。臓器吸込み開口
の近傍に備えられている分断手段によって、この場合に
は第1の臓器が第2の臓器から、第1の臓器の選択的除
去に対して予め決定されている箇所で分断され得る。
【0014】本発明の好ましい実施例は、臓器吸込み開
口の寸法を設定するための通行調節手段(passing mean
s)を備えており、この通行調節手段は例えば絞り閉じ
ダイヤフラムを備えている。公知なように、このような
ダイヤフラムのラメラ(lamellae)はダイヤフラム開口
の寸法を設定するために一緒に蝶番開閉し、こうして開
口を設定することにより種々の寸法を有する臓器が把持
され得る。絞り閉じダイヤフラムは通行調節手段として
作用し得るのみならず、例えばラメラに切断手段が備え
られた場合には分断手段としても同時に作用し得ること
は指摘されるべきである。
【0015】別の好ましい実施例においては、臓器案内
手段は、臓器取り出しの方向で所定の距離で並べて設置
された多数の分断手段を備えている。分断手段を適当に
位置決めすることにより、臓器案内手段に沿って並んで
位置する多数の臓器を選択的に次々と抽出することがで
き、ただ1つの分断手段が存在する場合と違い、前記1
つの分断手段に関して取り出されるべき臓器の位置を設
定する必要がない。
【0016】別の好ましい実施例においては、臓器案内
手段は、臓器取り出し方向で所定の距離で並べて設置さ
れている多数の臓器吸込み開口及び分断手段組を備えて
いる。この実施例は、並んで位置しており相互に分断さ
れるべき2つの臓器について、臓器吸込み開口に近い方
の臓器は臓器吸込み開口と相互作用する通行調節手段に
よって把持され得、従って位置決めされ得、臓器吸込み
開口の背後にある分断手段は予め決定され得る箇所で特
に正確に分断を実施することができるように直列に並べ
て設置されている臓器吸込み開口及び分断手段組を使用
することにより、臓器案内手段に沿って並んで位置する
臓器をよりよく位置決めすることができる。
【0017】臓器はマンドレル内を、真空源によって生
成され且つ臓器吸込み開口からマンドレル内に向けられ
た空気流によって運搬されるのが有利であり、一方の開
放端部が屠殺動物の外側に開通しており且つ他方の開放
端部がマンドレル内にその開口近傍で開通しているチャ
ネルが具備される。チャネルが具備されているために、
たとえ臓器吸込み開口が臓器によって完全に遮断されて
いても、空気流はマンドレル内に常に存在する。この方
法で、開口を遮断している臓器にかかる圧力差、即ち臓
器にかかる力は制限されたままとなる。
【0018】本発明の別の実施例においては、分断手段
は、臓器案内手段の中央軸に平行な線の周りで回動する
細長い切断部材を備えている。このような切断部材の動
作の実行は極めて単純に行われ得る。
【0019】円筒面形状マンドレルの場合には、実質的
にマンドレルの内壁から半径方向に少なくともマンドレ
ルの軸まで延伸し且つ軸方向において相互に直接隣接す
る第1の切断部材及び第2の切断部材を備えた分断手段
を有するのが好ましい。切断部材の各々は、マンドレル
内の中空空間の横断面の一部を遮断し、マンドレルの中
央軸の周りで相互に回動し得る。2つの切断部材が軸方
向で相互に上下にあるならば、臓器または臓器間の結合
組織はマンドレル内の空間の横断面の残りの部分内に置
かれ得る。次いで2つの切断部材を相互に回転させる
と、臓器または結合組織がその中にある中空スペースの
横断面は小さくなり、2つの切断部材の接触面の位置に
ある臓器または結合組織において切断動作が行われる。
【0020】2つの切断部材に想定される回動動作は、
2つの切断部材の一方をマンドレルに固定し且つ他方の
切断部材を、マンドレル内で同軸に回転可能なブッシュ
に固定することにより有利に行われ得る。
【0021】別の有利な実施例においては、分断手段
は、実質的に直径方向で相互に反対側にある2つの回動
点間でマンドレルの一部に沿って延伸しており且つマン
ドレルの中央軸と直角をなして前記回動点を通る線の周
りで回動可能である弓形切断部材を備えている。この切
断部材は、マンドレルの内側周囲に沿った初期位置から
約180°の角度だけ回転し得、切断部材の経路内にあ
る臓器または組織を切断することができる。
【0022】この切断原理の有利な改良形においては、
それぞれの回動点が一致しているかまたは相互に隣接し
ている2つの弓形切断部材がマンドレル内に直径方向で
相互に反対側に固定されている。想定される切断動作
は、2つの切断部材を、マンドレルの内側周囲に沿って
おり従って臓器が通過するのを妨げない初期位置から、
約90°の角度だけ相互に向かって動かし切断部材の切
断縁を相互に対面させることにより得られる。
【0023】本発明の好ましい実施例においては、臓器
吸込み端部に軸方向で動作可能な環状切断縁が備えられ
ており、臓器案内手段の少なくとも臓器吸込み端部は回
転式に駆動され得る。このような臓器案内手段は、一般
に肛門カッタから公知のものに対して上述の機能を拡張
するものである。
【0024】別の実施例においては、肛門切断機能は、
臓器吸込み端部に関して軸方向に移動可能であり且つ回
転式に駆動され得るカッタを、臓器案内手段の軸方向で
外側に備えることにより達成される。カッタは、軸方向
で動作可能な環状切断縁を有する。このカッタは、肛門
周囲で切開が行われねばならない時点に動作位置にもっ
ていき、切開が行われた後に、臓器吸込み端部の背後に
引っ込めることができる。従って臓器が臓器運搬手段に
よって臓器案内手段に沿って動かされたときに、肛門カ
ッタの切断縁によって臓器が損傷を被る危険性は回避さ
れている。
【0025】臓器案内手段の中央軸に対して鋭角に設け
られた多数の半径方向ノッチを有する切断縁を備えるこ
とにより、切断縁の有効性が増大され得る。切断縁と鈍
角をなす各ノッチの側部は、切断縁の回転方向にある。
【0026】本発明の装置を機械化屠殺ラインにおいて
使用するためには、屠殺動物がフックで脚部を懸吊され
て移動されるコンベヤに沿って設置された多数のかかる
装置を設備内に導入することが有利である。このような
設備は実質的に円筒形の固定ドラムを備えており、ドラ
ムの外側表面には湾曲軌道が、ドラムの周りで回転され
るべき本発明の装置の臓器案内手段、臓器運搬手段、分
断手段及び通行調節手段の動きをこの湾曲軌道内で案内
される従動歯車によって制御するために備えられてい
る。本発明装置の周速はコンベヤの運搬速度と実質的に
等しい。
【0027】
【実施例】本発明の特許請求の範囲及び長所は、それら
が添付の図面に関する以下の詳細説明を参照することに
よりいっそう理解されたならば、容易に明らかとなろ
う。図中、同じ参照番号は同じ部品を示す。また図中、
本発明またはその理解に不可欠でない多数の構成部材
は、簡略化のために図示していない。
【0028】図1及び図3は、マンドレルジャケット4
とマンドレルジャケット4内に同軸に備えられたブッシ
ュ6とからなる円筒形状マンドレル2aを示す。ブッシ
ュ6は、軸受8によってマンドレル2aの軸10の周り
でマンドレルジャケット4に対して約340°の角度だ
け回転可能であり、この回転は両方向矢印12によって
象徴的に示されている。マンドレルジャケット4及びブ
ッシュ6は、相互に関して固定位置において軸方向に、
図示していない手段によって動かされ得る。このことは
両方向矢印14によって象徴的に示されている。最後
に、マンドレルジャケット4及びブッシュ6の組合せ体
は軸10の周りで矢印16の方向に回転することができ
る。
【0029】マンドレルジャケット4の臓器吸込み端部
には、軸10に対して鋭角で設けられた4つの半径方向
ノッチ22を有する切断縁20が備えられている。マン
ドレルジャケット4は、その内壁から半径方向に突出す
る切断部材24aを有する。ブッシュ6も、その内側壁
から半径方向に突出する切断部材26aを有する。切断
部材26は2つの異なる位置に示されており、そのうち
の一方は破線で示されている。これらの位置は、ブッシ
ュ6をマンドレルケーシング4に対して回転することに
より得られ、このためにブッシュ6には、被動歯車32
とかみ合う歯付きカラー30aが備えられている。
【0030】マンドレル2a内のスペースは、象徴的に
示されたポンプ34を使用してマンドレルから空気を吐
き出すことにより、環境に対して真空下に置くことがで
きる。
【0031】図1及び図3に示した装置は以下のように
動作する。その内部がポンプ34によって真空に引かれ
矢印16の方向に回転しているマンドレル2aは、屠殺
動物の肛門の周りに肛門の方向で心合わせされており、
そこでノッチ22を有する切断縁20は肛門周囲の切開
を行なう。この動作段階で突起24a及び26aは軸方
向で見て相互に一直線になっており、その結果、マンド
レル2a内の通路のほとんどの部分は開通している。
【0032】肛門が切抜かれると、矢印16の方向の回
転は停止され、腸がつながった肛門は真空によって屠殺
動物の腹腔から臓器吸込み端部を通ってマンドレル内に
吸引される。腸は丸み付けされた突起24a及び26a
を問題なく通過でき、例えば回収スペースに抽出され
る。マンドレル2a内での運搬を促進する空気流は、空
気がマンドレルケーシング4とブッシュ6との間の間隙
を通して吸引されることから助成され、このために軸受
8には軸方向開口が設けられている。
【0033】腸のマンドレル2a内への吸引は、腸につ
ながっている胃が臓器吸込み開口、即ちマンドレルの吸
引開口に到達するまで継続される。この場合に吸引開口
は、胃はこの開口を通過できず、その結果、マンドレル
2a内の腸の運搬が停止するような寸法を有する。処理
のこの段階においてマンドレルジャケット4内のブッシ
ュ6は、約340°の角度で示された方向の一方に矢印
12に従って回転され、腸は、吸引開口と突起24a及
び26a間の切断平面との間の軸方向距離によって規定
される所定の箇所で胃から切断され、更にマンドレル内
に吸引される。腸を切断する瞬間は、腸を屠殺動物の体
腔から完全に取り出すのが保証されるのに十分な所定時
間の経過によって決定することもできるし、ブッシュ6
内部の圧力を感知することからより正確に且つより効果
的に決定することもできる。後者の場合には突然の圧力
降下によって吸引開口が胃によって遮断されたことが示
唆されると、切断が行われ得る。
【0034】上述のごとき腸のマンドレル内への吸引の
間、マンドレルの吸引開口は屠殺動物内に位置したまま
であり、その結果、他の臓器は無傷のままであり、しか
も屠殺動物内の自然の位置を維持している。
【0035】図2及び図4に示した装置は、図1及び図
3に示したものと動作原理は変わらない。しかしながら
図2及び図4においては半月形突起24b及び26bが
使用され、その結果カラー30bは180°よりわずか
に大きい角度しかとらない。マンドレル2b内の突起2
4b及び26bは、マンドレル2bの通路の半分より僅
かに大きい部分を遮断する。この実施例は、腸を通すの
に十分に大きい場合に使用することができるが、ブッシ
ュの回動がより小さい角度でよいので装置はより迅速に
動作することができ、しかもその摩耗はより少ないとい
う長所を有する。
【0036】図5及び図6は、構成及び動作に関して図
1及び図3に示した実施例に最も類似する本発明の更に
別の変形例を示している。図の変形例においては、マン
ドレルジャケット4の端部自体はいかなる切断手段もも
たないが、マンドレルに関して軸方向40及び接線方向
42に移動可能な別個の円筒形カッタ44が備えられて
いる。この円筒形カッタは肛門を切抜くためにのみ動作
し、このために、マンドレルジャケット4に関して図5
に示した位置で回転が設定されており、腸を屠殺動物の
体腔から吸引している間はカッタ44は、丸み付けされ
た縁46を備えたマンドレル2cの吸引開口の背後に引
っ込められている。従って、腸を屠殺動物から吸引して
いる間に腸がカッタ44の切断縁によって損傷され得な
い。
【0037】切断部材によって分断する他の種々の原理
を、図7a〜図7c、図8a〜図8c、図9a〜図9d
及び図10a〜図10eを参照して説明する。
【0038】図7a、図7b及び図7cにおいては弓形
カッタ52がマンドレル50内にその内側周囲に沿って
設置されている。カッタ52は、直径方向で相互に反対
側にあって、マンドレル50の壁にある軸受55及び5
7内にそれぞれ支持されている2つのシャフト54及び
56の周りを回動し得る。シャフト54上には、歯付き
ラック54bとかみ合うピニオン54aが取り付けられ
ている。マンドレル50の外側表面上に固定されている
滑り支承59は、ラック54bに連結されているロッド
61を支持している。ロッド61は、駆動手段(詳細は
示さない)によって両方向矢印63aによって示された
方向に駆動され得、ピニオン54a及びこれに連結され
ている弓形カッタ52を矢印63bの方向及び戻る方向
に回動させる。組立てが容易なようにマンドレル50
は、各々がフランジを備えており相互にボルト65によ
って連結される上方部分50aと下方部分50bとに分
割される。
【0039】シャフト54を矢印63bの方向に約18
0°の角度だけ駆動すると、カッタ52の動作切断縁5
2aがマンドレル50の横断域を通過し、この過程でカ
ッタは、マンドレル50内に存在する臓器またはその部
分を切断することができる。カッタ52は弓形であるの
とマンドレル50の下方部分50bの内径が小さくなっ
ているのとで、図7bに示した初期位置においてはカッ
タ52は、臓器がマンドレル50内を矢印67の方向に
通るのを妨害しない。
【0040】図8a〜図8cは、図7a〜図7cに示し
たのと類似の分断装置の態様を示す。しかしながら図8
a〜図8cにおいては2つの弓形カッタ66及び68が
マンドレル50の内側周囲に沿って取り付けられてい
る。弓形カッタ66及び68の各々は、それぞれ実質的
に直径方向で相互に反対側のマンドレル50の壁上の軸
受71、73、75及び77内にある2つのシャフト7
0,72及び74,76の周りで回動し得る。想定され
る分断動作は、シャフト70及び74をそれぞれ矢印7
8及び80の方向に90°の角度だけ駆動することによ
り、それぞれカッタ66及び68の切断縁86及び88
間で得られる。
【0041】或いは図8a〜図8cに示した装置は、シ
ャフト70,76及び72,74の中央軸がそれぞれ一
致するような態様とすることもできる。
【0042】図9a〜図9dにおいては、実質的に長方
形の横断面を有するマンドレル98内に切断縁102を
有するカッタ94が、マンドレル98の中央軸と平行な
シャフト96上に固定されている。シャフト96の一方
の端部は、マンドレル98の内側周囲上に取り付けられ
た軸受部材90内に支持されており、シャフト96は他
方の端部で、内側に突出しているマンドレル98の部分
98a内に設けられている軸受91a及び91b内に支
持されている。カッタ94は、シャフト96上のマンド
レル98の突出部分98aのところにピニオン92を取
り付け、このピニオン92を内側ギヤ93を用いて駆動
することにより、矢印100で示されているように約9
0°の角度だけ回動することができる。動作切断縁10
2はこの過程でマンドレル98内に位置する臓器を切断
する。マンドレル98内の臓器が運搬される方向で見て
上流には、カッタ94またはその切断縁102とマンド
レル98を通過する臓器との間のいかなる望ましくない
接触をも防止するために、内径縮小部材101が備えら
れている。
【0043】図10a〜図10eは図9a〜図9dに示
したものと類似の分断装置の態様を示すが、図10a〜
図10eにおいては2つのカッタ104及び106が直
径方向で相互に反対側に設置されている。想定される切
断動作は、内側ギヤ93及びピニオン92を用いてシャ
フト108及び110をそれぞれ矢印112及び114
の方向に約45°〜90°の角度だけ駆動することによ
り得られる。
【0044】図11a〜図11bは、マンドレル109
を含む臓器取り出し装置を示している。マンドレルの開
放端部は鳥110の腹腔内に挿入されており、そこから
腹腔臓器112、114、116及び118が、例えば
真空源(図示なし)によって吸引されることで取り出さ
れる。マンドレル109は、絞り閉じダイヤフラムの形
態で次々と所定の間隔で置かれた調節可能な通行調節手
段120、122及び124を備えており、通行調節手
段の各々は、それに当接する臓器が当該通行調節手段を
通過できないように臓器の寸法に適合させた通路を決定
している。各通行調節手段120、122及び124の
背後に取り付けられているのはそれぞれ分断手段12
6、128及び130である。これらの分断手段は、図
7b及び図7cの切断部材52のような態様とされてい
るが、或いは、それぞれ図1〜図6、図8a〜図8c、
図9a〜図9d及び図10a〜図10eを参照して上述
したカッタ24aと26a、24bと26b、66と6
8、94、または104と106のようなカッタを備え
ることもできる。
【0045】各絞り閉じダイヤフラム120、122及
び124は、絞り閉じダイヤフラムのラメラ(例えば絞
りダイヤフラム124のラメラ123)をマンドレル1
09の中央軸に向かって及びそこから遠ざかるように回
動させる外側ギヤを駆動するためにそれぞれピニオン1
20b、122b及び124bがその一方の端部に固定
されているシャフト120a、122a及び124bを
備えている。従って、絞り閉じダイヤフラムに対応する
シャフトを回転することにより極めて単純に、臓器吸込
み開口を設定することができる。図11bは更に、カッ
タ126、128及び130のための駆動手段125を
も示す。かかる駆動手段は、図7a〜図7c及び図8a
〜図8cに示したラック及びピニオン駆動手段に対応す
る。
【0046】図12は、その内側でコンベヤベルト13
4の形態の機械的臓器運搬装置が矢印136の方向に駆
動され得る半円筒132を示す。コンベヤベルト134
下方には弾性支持部材138が取り付けられている。第
2の半円筒を半円筒132の反対側にやはりコンベヤベ
ルトを備えて、2つの半円筒が一緒になっておおよそ全
円筒を形成するように設置するならば、臓器は円筒内を
コンベヤベルトによって移動することができる。円筒の
一方の端部に取り付けられており且つシャフト140の
周りで回動可能である切断縁144を有するカッタ14
2は、円筒内にある臓器を円筒外にある臓器から分断す
ることができる。
【0047】分断された臓器を更に排出するために、矢
印148の方向に駆動され得る第2のコンベヤベルト1
46が備えられている。コンベヤベルト146はこの場
合には、これと平行に走るコンベヤベルト134の一部
と相互作用することができる。
【0048】図13は、複数の本発明の装置150を備
えた設備の一部を示す。この設備は、中央軸154を有
する固定円錐形ドラム152を含んでいる。ドラム15
2の外側表面には、ドラム152の周りで回転する装置
150の種々の部材を、それぞれ該部材に連結されてい
る従動歯車156a、158a及び160aによって動
作させるために、閉鎖湾曲軌道156、158及び16
0が備えられている。湾曲軌道156、158及び16
0が延伸している縦方向領域は破線で示されている。図
13には、装置150の動作領域の内及び外を屠殺動物
が脚部をフックで懸吊されて移動されるコンベヤ(装置
150の周速はコンベヤの運搬速度と実質的に等しい)
は明瞭化のため示されていない。
【0049】設備の各装置150は、設備の軸154上
に位置するハブ170まで延びるスポーク168上に取
り付けられたリング166を含むケージ構造体164に
固定されている。リング166上には周囲方向において
規則的な間隔で多数の装置フレーム172が連結プレー
ト174を用いて固定されている。各フレーム172
は、滑り支承178を備えた上方フレームフランジ17
6と、滑り支承182を備えた下方フレームフランジ1
80とを有する。上方フレームフランジ176と下方フ
レームフランジ180との間を延伸する、図13ではそ
のうちの一方のみが見えている2つの案内レール184
は、従動歯車158a及び160aに連結されている装
置150の部材をドラム152の表面と平行に縦方向
に、前記従動歯車が取り付けられているのと同じシャフ
ト上にそれぞれ回転可能に取り付けられている第2の案
内歯車158b及び160bを用いて案内する。
【0050】装置150は、内側管186と、下方外側
管188と、上方外側管190とを備えている。内側管
186及び下方外側管188にはそれぞれ複数の開口1
92及び194が設けられており、これらの開口は内側
管186と下方外側管188との間の半径方向間隙と一
緒になって、内側管186の内部空間を雰囲気につなぐ
チャネルを形成している。上方外側管190から遠い方
の下方外側管188の端部には、半径方向に突出する2
つの切断部材196及び198と、ノッチ202が設け
られた切断縁200とが備えられている。装置150の
この部分は、図1及び図3に示した装置に対応する。切
断縁200によって画定される臓器吸込み開口は、屠殺
動物の腸が通るには十分に大きいが、腸につながってい
る胃には十分でない。
【0051】上方外側管190は下方外側管188に開
口194近傍で固定されている。2つの外側管188及
び190は内側管186に軸方向では固定されている
が、内側管186は、後述するように2つの外側管18
8及び190に対して回転することができる。このため
に、軸受204及び206が備えられている。
【0052】内側管186と2つの外側管188及び1
90との集成体は、湾曲軌道160並びに従動歯車16
0a及び160bによって動作される部材208によっ
て軸方向に動かされ得る。部材208は、上方リング2
12と下方リング214との間で軸方向に固定されてい
る支持スリーブ210からなる。リング212及び21
4は内側管186に固定されている。支持スリーブ21
0は、歯車160a及び160bが取り付けられている
シャフトに連結されているリング216によって包囲さ
れている。
【0053】内側管186は、キー溝219において内
側管にキー締めされているはめば歯車218を、ドラム
152に固定された適当な外側歯付きリング220に沿
って動かすことにより回転され得る。内側管186が回
転すると2つの外側管188及び190は、カップリン
グ部材222の軸方向位置に従って回転したりしなかっ
たりし得る。カップリング部材222は、従動歯車15
8a及び案内歯車158bが取り付けられているシャフ
トに連結されているスリーブ224を含む。図13に示
した湾曲軌道158によって決定される位置において、
下方リング214にあるノッチ内に軸方向に突出してい
る突起226は、内側管186を2つの外側管188及
び190に接線方向で機械的に連結し、このことは、歯
付きリング220とかみ合いしているはめば歯車218
によって内側管186が駆動されたときに、管186、
188及び190が一緒に回転することを意味する。湾
曲軌道158の破線によって示されたカップリング部材
222の下方位置においては、今度は下方フレームフラ
ンジ180にあるノッチ内に軸方向に突出している突起
228を用いてカップリング部材222は、歯付きリン
グ220とかみ合いしているはめば歯車によって内側管
186が駆動されたときに内側管186のみが回転する
ように、2つの外側管188及び190を装置フレーム
172に機械的に連結する。
【0054】内側管186は、真空ポンプ229によっ
て象徴的に示されている真空系に連結されている。
【0055】最後に、軸230の周りを回動することに
より湾曲軌道156内の従動歯車156aは、柄234
を有する停止部材232を下方外側管188の領域へ向
かって及び該領域から遠ざかるように動かすことができ
る。
【0056】動作に際しては、屠鳥は、装置150の切
断縁200下方にフックで脚部を懸吊されて位置決めさ
れる。従動歯車160aを湾曲軌道160内で図13に
示した位置に案内し、同時に内側管186を回転させる
ようにはめば歯車218を駆動し、カップリング部材2
22を用いて内側管186を2つの外側管188及び1
90に連結し、内側管186を真空に引き、肛門を切抜
き、次いではめば歯車218の回転を停止し、腸を、内
側管186と外側管188及び190とによって形成さ
れているマンドレル内に吸引する。停止部材232は、
この処理の間に屠殺動物が装置150の方へ動くのを阻
止する。腸につながっている胃が切断縁200に到達す
るのに十分な時間が経過したらマンドレルを通して腸を
運搬するのを中止した後に、または、他の感知手段、例
えば圧力感知手段によってこの状態が確定されたなら
ば、湾曲軌道158内で対応する従動歯車158aを下
向きに案内することによりカップリング部材222をそ
の下方位置まで変位させ、それによって2つの外側管1
88及び190の接線方向位置を固定する。次いで、歯
付きリング220によってはめば歯車218を再び駆動
すると、切断部材196が切断部材198に対して回転
される結果となる。こうして腸が胃から分断され、腸は
更にマンドレル内に吸引され、真空系内に回収される。
次いで真空系を遮断し、胃を下方外側管188から排出
し、内側管186及び外側管188,190を屠殺動物
から引き抜く。この後に上述の動作順序を繰り返して次
の動物を処理することができる。
【0057】本発明を好ましい実施例において説明及び
図示したが、上述の詳細に制限されない変形が本発明の
範囲内で行われ得ることを理解されたい。開示した原理
に則って、当業者は、例えば図2及び図4、図5、図7
a〜図7c、図8a〜図8c、図9a〜図9d、図10
a〜図10e、図11a〜図11bまたは図12に関連
して記載した特徴を含むことで図13の実施例を変更す
ることにより、その目的に最適な装置を設計することが
できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例における本発明の装置の一部の長
手方向断面図である。
【図2】第2の実施例における本発明の装置の一部の長
手方向断面図である。
【図3】図1の装置の底面図である。
【図4】図2の装置の底面図である。
【図5】第3の実施例における本発明の装置の一部の長
手方向断面図である。
【図6】図5の装置の底面図である。
【図7a】本発明の分断装置の一部断面側面図である。
【図7b】図7aの分断装置の長手方向断面図である。
【図7c】図7aの分断装置の平面VII−VIIにおける横
断面図である。
【図8a】本発明の別の分断装置の一部断面側面図であ
る。
【図8b】図8aの分断装置の長手方向断面図である。
【図8c】図8aの分断装置の平面VIII−VIIIにおける
横断面図である。
【図9a】本発明の更に別の分断装置の長手方向断面図
である。
【図9b】図9aの装置の一部の横断方向断面図であ
る。
【図9c】図9aの装置の別の部分の長手方向断面図で
ある。
【図9d】図9aの分断装置の平面IX−IXにおける横断
面図である。
【図10a】本発明の更に別の分断装置の長手方向断面
図である。
【図10b】2つのカッタを示す図10aの装置の一部
の横断方向断面図である。
【図10c】図10aの装置の別の部分の長手方向断面
図である。
【図10d】図10aの分断装置の平面Xd−Xdにおける
横断面図である。
【図10e】図10aの分断装置の平面Xe−Xeにおける
横断面図である。
【図11a】模式的に示した鳥から臓器を選択的に取り
出す間の本発明の装置の一部の長手方向断面図である。
【図11b】図11aの装置の平面XI−XIにおける横断
面図である。
【図12】更に別の実施例における本発明の装置の一部
の概略切欠斜視図である。
【図13】本発明の設備の一部の長手方向断面図であ
る。
【符号の説明】
4,50,109 マンドレル、 6 ブッシュ、 34 ポンプ、 24a,24b,26a,26b,66,68,94,
104,106,126,128,130 カッタ、 146 コンベヤベルト、 152 ドラム。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屠殺動物、特に鳥から1つ以上の臓器ま
    たはその部分を取り出すための装置であって、 前記屠殺動物内に一時的に挿入されるべき開放臓器吸込
    み端部を備えた臓器案内手段と、 前記臓器案内手段に沿って前記屠殺動物の臓器またはそ
    の部分を取り出すための臓器運搬手段と、 臓器または臓器間の結合組織において所定の箇所で分断
    を行なうために、前記臓器吸込み端部近傍にまたは前記
    臓器案内手段に沿って取り付けられた分断手段と、 前記分断手段に関して前記臓器の位置を確定するための
    手段とを備えている装置。
  2. 【請求項2】 前記分断手段が、剪断手段、切断手段ま
    たは喰切り手段を含む請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記臓器の位置を確定するための手段
    が、前記臓器案内手段の開放臓器吸込み端部に取り付け
    られており、第1の臓器は通過し得るが、第1の臓器に
    つながっている第2の臓器は通過できないような寸法を
    有する臓器吸込み開口を備えている請求項1に記載の装
    置。
  4. 【請求項4】 前記臓器吸込み開口の寸法を設定するた
    めの通行調節手段を備えている請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記通行調節手段が絞り閉じダイヤフラ
    ムを備えている請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記臓器案内手段が、臓器の取り出しの
    方向で所定の距離に並べて設置されている多数の分断手
    段を備えている請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記臓器案内手段が、臓器の取り出しの
    方向で所定の距離に並べて設置されている臓器吸込み開
    口及び分断手段の多数の組を備えている請求項3に記載
    の装置。
  8. 【請求項8】 前記臓器が中空マンドレル内を、真空源
    によって生成され且つ臓器吸込み開口から前記マンドレ
    ル内に向けられた空気流によって運搬され得、一方の開
    放端部が屠殺動物の外側に開通しており且つ他方の開放
    端部が前記マンドレル内の前記臓器吸込み開口近傍に開
    通しているチャネルが備えられている請求項1に記載の
    装置。
  9. 【請求項9】 前記分断手段が、前記臓器案内手段の中
    央軸と平行な線の周りで回動する細長い切断部材を備え
    ている請求項1に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記マンドレルが円筒面形状であり、
    前記分断手段が、実質的に前記マンドレルの内壁から半
    径方向に少なくとも該マンドレルの軸まで延伸しており
    且つ軸方向において相互に直接隣接している第1の切断
    部材及び第2の切断部材を備えており、前記切断部材の
    各々が、前記マンドレル内の中空空間の横断面の一部を
    遮断しており且つ前記マンドレルの中央軸の周りで相互
    に関して回動し得る請求項8に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記2つの切断部材の一方が前記マン
    ドレルに固定されており、他方の切断部材が、前記マン
    ドレルの内部で同軸に回転可能であるブッシュに固定さ
    れている請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記分断手段が、実質的に直径方向で
    相互に反対側にある2つの回動点間で前記マンドレルの
    内側周囲の一部に沿って延伸しており且つ前記マンドレ
    ルの中央軸と直角をなして前記回動点を通る線の周りで
    回動可能な弓形切断部材を備えている請求項8に記載の
    装置。
  13. 【請求項13】 前記マンドレル内の直径方向で相互に
    反対側に取り付けられている2つの弓形切断部材を備え
    ており、前記切断部材のそれぞれの回動点が一致してい
    るかまたは相互に隣接している請求項12に記載の装
    置。
  14. 【請求項14】 前記臓器吸込み端部に、軸方向で動作
    する環状切断縁が備えられており、前記臓器案内手段の
    少なくとも臓器吸込み端部が回転式に駆動され得る請求
    項1に記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記臓器吸込み端部に関して軸方向に
    移動可能であると共に回転式に駆動され得、且つ軸方向
    で動作する環状切断縁を有するカッタが、前記臓器案内
    手段の外側に同軸に取り付けられている請求項1に記載
    の装置。
  16. 【請求項16】 前記切断縁に、前記臓器案内手段の中
    央軸と鋭角をなすように多数の半径方向ノッチが設けら
    れており、前記切断縁と鈍角をなす前記各ノッチの側部
    が前記切断縁の回転方向にある請求項14または15に
    記載の装置。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載の多数の装置を備えて
    いる屠殺動物、特に鳥から臓器を選択的に取り出すため
    の設備であって、該設備が、屠殺動物が脚部をフックで
    懸吊されて移動されるコンベヤに沿って設置されてお
    り、実質的に円筒形または円錐形の固定ドラムを備えて
    おり、前記ドラムの外側表面には湾曲軌道が、該ドラム
    の周りで回転される前記装置の臓器案内手段、臓器運搬
    手段、分断手段及び通行調節手段の動きを該湾曲軌道内
    で案内される従動ホイールによって制御するために備え
    られており、前記装置の周速が前記コンベヤの運搬速度
    に実質的に等しい設備。
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