JPH05152807A - 電圧制御ろ波器 - Google Patents

電圧制御ろ波器

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JPH05152807A
JPH05152807A JP31493891A JP31493891A JPH05152807A JP H05152807 A JPH05152807 A JP H05152807A JP 31493891 A JP31493891 A JP 31493891A JP 31493891 A JP31493891 A JP 31493891A JP H05152807 A JPH05152807 A JP H05152807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
dielectric
capacitor
terminal
varactor diode
Prior art date
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Pending
Application number
JP31493891A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyuki Tanaami
茂幸 田名網
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い周波数の場合でも特性が劣化しないよう
にする。 【構成】 入力端子1を結合用コンデンサC1を介して
誘電体共振器DR1の内部導体16と結合用コンデンサ
C2に接続し、結合用コンデンサC2の他端を誘電体共
振器DR2の内部導体17と結合用コンデンサC3に接
続する。さらに、結合用コンデンサC3の他端を出力端
子2に接続し、内部導体16および17の他端には誘電
体18、19および導体棒20、21を挿入する。導体
棒20、21の他端にはバラクタダイオードX1、X2
およびバイアス供給用抵抗R1、R2を接続する。 【効果】 内部導体と導体棒および内部導体21によ
り、寄生インダクタンス分がなくなり、任意に容量値を
設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電圧制御に利用する。
本発明は、バラクタダイオードに加えるバイアス電圧を
変化させ、通過帯域の中心周波数を可変にすることがで
きる電圧制御ろ波器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電圧制御ろ波器は図4に示すよう
に、誘電体基板10上にバラクタダイオードX1、X
2、誘電体共振器DR1、DR2、およびチップコンデ
ンサを用いた結合用コンデンサC1、C2、C3と可変
周波数幅調整用コンデンサC4、C5とにより構成され
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電圧制
御ろ波器では、図4に示すようにバラクタダイオードX
1、X2と直列に接続される可変周波数幅調整用コンデ
ンサC4、C5にチップコンデンサを使用しているが、
チップコンデンサは種類に制限があるため必要とされる
容量がない場合があり、また、チップコンデンサは容量
の他にインダクタンスをもっているために周波数が高く
なるとそのインダクタンス分の影響で特性が劣化し、設
計通りの特性が得られない欠点があった。
【0004】本発明はこのような問題を解決するもの
で、コンデンサの容量を任意に設定することができ、特
性の劣化を防ぐことができる電圧制御ろ波器を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力端子と、
出力端子と、この入力端子および出力端子にそれぞれ結
合用コンデンサを介して一端が接続された二つの誘電体
共振器と、前記二つの誘電体共振器の他端にそれぞれ可
変周波数幅調整用コンデンサを介して一端が接続された
バラクタダイオードと、前記バラクタダイオードの他端
は接地導体に接続され、このバラクタダイオードのバイ
アス電圧を制御する手段とを備えた電圧制御ろ波器にお
いて、前記可変周波数幅調整用コンデンサは、前記内部
導体の前記バラクタダイオードとの接続側に、導体棒が
一方を突出して挿通された誘電体が摺動自在に挿通され
た構造であることを特徴とする。
【0006】前記誘電体共振器および前記可変周波数幅
調整用コンデンサが二つ以上で構成され、前記内部導体
と前記入力端子との間、前記内部導体相互間、および前
記内部導体と前記出力端子との間がそれぞれ前記結合用
コンデンサにより接続された構造にすることができる。
【0007】
【作用】導体棒、内部導体、および誘電体によりコンデ
ンサとしての機能をもたせ、導体棒と内部導体の径およ
び導体棒の長さを変えて容量を可変にするとともに、バ
ラクタダイオードの容量をバイアス供給用抵抗に接続さ
れたバイアス端子に加えられる電圧により可変にする。
これにより、バラクタダイオードの容量とコンデンサと
しての容量との合成容量を変化させることができ、通過
帯域の中心周波数を可変にすることができ、また、コン
デンサを使用しないためにインダクタンスがなくなり高
い周波数でも特性の劣化を生じないようにすることがで
きる。
【0008】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明実施例の構成を示す図である。ここで
はバラクタダイオードを二つ備えた場合について説明す
る。
【0009】本発明実施例は、入力端子1と、出力端子
2と、この入力端子1および出力端子2にそれぞれ結合
用コンデンサC1、C2、C3を介して一端が接続され
内部導体16、17を有する二つの誘電体共振器DR
1、DR2と、二つの誘電体共振器DR1、DR2の他
端にそれぞれ可変周波数幅調整用コンデンサを介して一
端が接続されたバラクタダイオードX1、X2と、バラ
クタダイオードX1、X2の他端は接地導体11に接続
され、このバラクタダイオードX1、X2のバイアス電
圧を制御する抵抗R1、R2とを備え、前記可変周波数
幅調整用コンデンサは、内部導体16、17のバラクタ
ダイオードX1、X2との接続側に導体棒20、21が
一方を突出して挿通された誘電体18、19が摺動自在
に挿通され、誘電体共振器および前記可変周波数幅調整
用コンデンサが二つ以上で構成され、導体棒20、21
の突出側は場合ダイオードX1、X2に接続される。
【0010】次に、このように構成された本発明実施例
の動作について説明する。
【0011】入力端子1から入力された信号は誘電体基
板10の表面に設けられたマイクロストリップ線路12
を伝搬し、結合用コンデンサC1を通って誘電体共振器
DR1の内部導体16が接続されたマイクロストリップ
線路13に伝わり、結合用コンデンサC2および誘電体
共振器DR2の内部導体17が接続されたマイクロスト
リップ線路14、結合用コンデンサC3、およびマイク
ロストリップ線路15を通り出力端子2から出力され
る。
【0012】図2は図1に示す誘電体共振器の構成を示
す斜視図である。誘電体共振器DR1およびDR2は、
誘電体18および19の中心を貫通して両端で外部に突
出する内部導体16および17を有し、その側面は導体
Aで覆われている。内部導体16および17の一方の端
部には穴Bが設けられ、中空の誘電体18および19が
挿入される。さらに、誘電体18および19の中には導
体棒20および21が挿入される。
【0013】導体棒20および21と内部導体16およ
び17は誘電体18および19を介して従来例における
可変周波数調整用コンデンサC4およびC5と同等の機
能を有するように構成され、そのコンデンサとしての容
量は内部導体16および17と導体棒20および21の
径、導体棒20および21の長さを変えることにより可
変にすることができる。
【0014】導体棒20および21の一方の端部にはバ
ラクタダイオードX1、X2およびバイアス供給用抵抗
R1、R2が接続され、バラクタダイオードX1、X2
の容量は、バイアス供給用抵抗R1、R2の他方の端に
設けられたバイアス端子3、4に加えられる電圧により
可変にすることができる。
【0015】図外のバンドパスフィルタの通過帯域の中
心周波数は、バラクタダイオードX1の容量とコンデン
サC4としての容量との合成容量、バラクタダイオード
X2の容量とコンデンサC5としての容量との合成容
量、および誘電体共振器DR1、DR2の共振周波数に
より決まり、バラクタダイオードX1、X2の容量を変
化させることにより中心周波数を可変にすることができ
る。
【0016】コンデンサC4、C5は中心周波数の可変
範囲を調整するためのコンデンサであり、バラクタダイ
オードX1、X2の容量の可変範囲は自由に選択できな
いので、コンデンサC4、C5の容量値を選ぶことによ
りバラクタダイオードX1、X2の容量とコンデンサC
4、C5の合成容量の変化範囲を変え、中心周波数の可
変範囲を調整することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、可
変周波数幅調整用コンデンサを誘電体共振器の内部導体
および内部導体内に挿入した導体棒で形成することによ
り、インダクタンス分をなくし高い周波数でも特性の劣
化を防ぐことができ、また、導体棒の径または長さを変
えることによりコンデンサの容量を任意に設定すること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の構成を示す図。
【図2】本発明実施例における誘電体共振器部の詳細を
示す斜視図。
【図3】従来例の構成を示す回路図。
【図4】従来例の構成を示す図。
【符号の説明】
1 入力端子 2 出力端子 3、4 バイアス端子 10 誘電体基板 11 接地導体 12、13、14、15 マイクロストリップ線路 16、17 内部導体 18、19 誘電体 20、21 導体棒 X1、X2 バラクタダイオード R1、R2 バイアス電圧供給用抵抗 DR1、DR2 誘電体共振器 C1、C2、C3 結合用コンデンサ C4、C5 可変周波数幅調整用コンデンサ R1、R2 バイアス供給用抵抗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子と、 出力端子と、 この入力端子および出力端子にそれぞれ結合用コンデン
    サ(C1、C2)を介して一端が接続された二つの誘電
    体共振器(DR1、DR2)と、 前記二つの誘電体共振器の他端にそれぞれ可変周波数幅
    調整用コンデンサを介して一端が接続されたバラクタダ
    イオードと、 前記バラクタダイオードの他端は接地導体に接続され、
    このバラクタダイオードのバイアス電圧を制御する手段
    とを備えた電圧制御ろ波器において、 前記可変周波数幅調整用コンデンサは、前記内部導体の
    前記バラクタダイオードとの接続側に、導体棒が一方を
    突出して挿通された誘電体が摺動自在に挿通された構造
    であることを特徴とする電圧制御ろ波器。
  2. 【請求項2】 前記誘電体共振器および前記可変周波数
    幅調整用コンデンサが二つ以上で構成され、前記内部導
    体と前記入力端子との間、前記内部導体相互間、および
    前記内部導体と前記出力端子との間がそれぞれ前記結合
    用コンデンサにより接続された請求項1記載の電圧制御
    ろ波器。
JP31493891A 1991-11-28 1991-11-28 電圧制御ろ波器 Pending JPH05152807A (ja)

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