JPH0134418Y2 - - Google Patents

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JPH0134418Y2
JPH0134418Y2 JP12084979U JP12084979U JPH0134418Y2 JP H0134418 Y2 JPH0134418 Y2 JP H0134418Y2 JP 12084979 U JP12084979 U JP 12084979U JP 12084979 U JP12084979 U JP 12084979U JP H0134418 Y2 JPH0134418 Y2 JP H0134418Y2
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transistor
varactor
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varactor diode
collector
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  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はバラクタダイオードをLC同調回路の
容量素子として使用したバラクタ同調発振器に関
するものである。
一般に、バラクタ同調発振器においては、バラ
クタ同調による広帯域発振器を実現するために、
コレクタ接地のトランジスタのベース・コレクタ
間にバラクタダイオードとインダクタンスとの直
列回路から成る共振回路を接続した発振回路が用
いられている。
この発振回路を用いた従来のバラクタ同調発振
器について第1図を用いて説明する。第1図にお
いて、Qはトランジスタであり、該トランジスタ
Qのコレクタは接地され、またベース・コレクタ
間には、バラクタダイオードD1と分布定数線路
で構成されたインダクタンスL1との直列回路か
ら成る共振回路が接続されている。トランジスタ
Qの出力端子であるエミツタから入力端子である
ベースへの帰還回路はトランジスタQのベース・
エミツタ間の接合容量を利用している。C1はト
ランジスタQのエミツタ出力端子に接続されてい
る負荷容量、R1〜R3はトランジスタQのバイア
ス抵抗、RFC1〜RFC3はRFチヨーク、C2〜C4
RFバイパスコンデンサ、C5は直流阻止コンデン
サ、V1はトランジスタQの固定バイアス電源、
V2はバラクタダイオードD1の可変バイアス電源
である。発振出力は、分布定数線路で構成された
インダクタンスL1と結合しかつ一端が接地され
た分布定数線路L2の他端に接続されたRF出力端
子T1から取り出される。発振周波数は、バラク
タダイオードD1に加わる可変バイアス電源V2
電圧を変化させることにより可変できる。
ところで、UHF帯で非常に広帯域なバラクタ
同調発振器を実現しようとする場合、バラクタダ
イオードに特に望まれる特性は、バラクタダイオ
ードの接合容量CJとパツケージ容量CPとを加え合
わせたバラクタダイオードの全容量CT(=CJ
CP)の可変容量比ΔC(ここでは、バラクタダイオ
ードのバイアス電圧が0V時の全容量CTOとバイア
ス電圧が30V時の全容量CT30との比CTO/CT30と定
義する)が大きいことである。例えばCTO=0.5P
F,ΔC=3.4のバラクタダイオードを用いた1GHz
帯のバラクタ同調発振器では、バラクタダイオー
ドのバイアス電圧が30V時の発振周波数30とバ
イアス電圧が0V時の発振周波数oとの比o/30
(ここでは発振周波数変化比と定義し、Δで表わ
す)はどうしても√より小さくなるのが実情
である。第1図に示す従来のバラクタ同調発振器
においても同様で、発振周波数変化比Δは√
よりも小さく、バラクタダイオードD1の可変容
量比ΔCの特性を充分に活用しきれていない欠点
があつた。
本考案は上記の点に鑑み、バラクタダイオード
の持つ可変容量比ΔCの特性を最大限に活用でき、
したがつて発振周波数変化比Δを増大し得るバ
ラクタ同調発振器を提供するものであり、以下そ
の一実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本実施例を示す回路図であり、第1図
と同一の構成要素には同一の記号を付している。
第2図において、Qはトランジスタであり、該ト
ランジスタQのコレクタは接地されており、また
ベース・コレクタ間には、バラクタダイオード
D1と分布定数線路で構成されたインダクタンス
L1との直列回路からなる共振回路が接続されて
いる。前記トランジスタQのエミツタ・コレクタ
間には、負荷容量として、バラクタダイオード
D2が接続されている。そして、一端がトランジ
スタQのエミツタに接続された結合コンデンサ
C8を設け、この結合コンデンサC8の他端に接続
されたRF出力端子T2から発振出力が取り出され
る。R1〜R3はトランジスタQのバイアス抵抗、
RFC1〜RFC4はRFチヨーク、C2〜C4およびC7
RFバイパスコンデンサ、C5,C6は直流阻止コン
デンサ、V1はトランジスタQの固定バイアス電
源、V2はバラクタダイオードD1およびD2に共通
の可変バイアス電源である。発振周波数はバラク
タダイオードD1,D2に加わる可変バイアス電源
V2の電圧を変化させることにより可変できる。
即ち、共に増加および減少する。
第3図は第1図に示す従来のバラクタ同調発振
器および上記本願の実施例におけるバラクタ同調
発振器の発振周波数とバラクタダイオードのバイ
アス電圧との関係を示す説明図であり、縦軸は発
振周波数、横軸はバラクタダイオードのバイアス
電圧である。第1図に示す従来のバラクタ同調発
振器では、発振周波数は主としてバラクタダイオ
ードD1とインダクタンスL1との直列回路から成
る共振回路の共振周波数で決定されるが、トラン
ジスタQのエミツタ・コレクタ間に接続された負
荷容量C1によつても発振周波数を多少変えるこ
とが可能であり、負荷容量C1が大きい程、発振
周波数は低くなる。例えば負荷容量C1を0.5pFの
固定容量とした場合には、第3図に実線イで示す
ような発振周波数となり、また負荷容量C1
2.0pFの固定容量とした場合には、第3図に実線
ロで示すような発振周波数となる。一方、本実施
例において、トランジスタQのコレクタ・エミツ
タ間に接続されたバラクタダイオードD2として、
例えばバイアス電圧が0V時の全容量CT0が2.0P
であり、バイアス電圧が30V時の全容量CT30
0.5PFとなるようなものを用いた場合には、第3
図に破線ハで示すような発振周波数となる。
このように本実施例では、トランジスタQの出
力端子であるエミツタに接続される負荷容量とし
てバラクタダイオードD2を用いているので、バ
ラクタダイオードD1,D2のバイアス電圧を上昇
させるに従つて、共振回路の容量が小さくなると
共に、負荷容量も小さくなり、したがつて発振周
波数変化比Δは第1図に示す従来のバラクタ同
調発振器よりも大きくなる。
また第1図に示す従来のバラクタ同調発振器で
は、負荷容量C1が大きいと、バラクタダイオー
ドD1のバイアス電圧が高い所で発振出力の低下
あるいは発振停止という事態が発生し、また負荷
容量C1が小さいと、バラクタダイオードD1のバ
イアス電圧が低い所で発振出力が低下する等の問
題があるが、本実施例では、トランジスタQの負
荷容量としてバラクタダイオードD2を用いてお
り、このバラクタダイオードD2と共振回路の容
量としてのバラクタダイオードD1とが共通の可
変バイアス電圧V2によつてバイアスを与えられ
るので、発振周波数が高くなるに従つて負荷容量
が小さくなり、負荷アドミツタンス(発振周波数
×負荷容量)が発振周波数の低い時と高い時とで
平均化され、したがつて発振周波数に対する発振
出力の変動が少なくなり、発振動作を安定化でき
る。
以下第4図、第5図、第6図を用いてさらに詳
しく説明する。
第4図は本実施例のバラクタ同調発振器を簡略
して図示したもので、本実施例のバラクタ同調発
振器は、トランジスタQのエミツタ、ベースの端
子に対して直列に帰還回路Z1,Z2が形成された直
列帰還型の発振回路で、かつ、コレクタ接地の構
成であり、例えば、第2図に対応して説明すれ
ば、Z1がバラクタ・ダイオードD1とインダクタ
ンスL1との直列回路から成る共振回路、Z2がバ
ラクタ・ダイオードD2とRF出力端子T2に接続さ
れる負荷とからなる負荷回路で構成され、トラン
ジスタQのコレクタを接地点Cに接地するととも
に、帰還回路Z1,Z2を接地点Cで接地した構成を
特徴としている。
この構成では、Z2に含まれるバラクタ・ダイオ
ードD2の容量を発振周波数に対応して連続的に
可変する。
この構成によれば、帰還回路Z1,Z2は接続点C
を接地点にして形成されるので、特にストリツプ
線路などの接地導体を含む平面回路を多く用いる
マイクロ波以上の使用周波数では帰還回路Z1,Z2
の一端を接地して形成する方法が回路構成上容易
で実用的である。すなわち直列帰還型の発振回路
は特に超高周波帯での回路構成上、非常に有利で
ある。以下、この点についてさらに詳しく説明す
る。
マイクロ波以上の使用周波数では波長が短かく
なるために、素子の物理的寸法がインピーダンス
に大きく影響する。
つまり、マイクロ波以上の周波数では、インピ
ーダンスは物理的寸法に大きく依存するため、ト
ランジスタの端子間に配置される素子の形状・寸
法に対して十分に注意を払う必要がある。
例えば、第5図のように、トランジスタの端子
間に並列に帰還回路が接続されている並列帰還型
の発振回路では、物理的寸法が決つている端子間
に、目的とするアドミツタンスを有する帰還回路
Y1,Y2,Y3を自由に形成することは困難であ
る。
それに対して、第4図の直列帰還型の発振回路
での帰還回路の一端は接地点Cでよく、しかも、
この接地点Cは、接地導体を含む平面回路では、
比較的自由にいろいろな位置に選べる。つまり、
直列帰還型の発振回路では、帰還回路Z1,Z2の形
成は比較的自由に、その位置を選ぶことができ
る。また、接地は高周波的に接地されていれば良
いので、終端開放線路を用いても帰還回路の一端
を接地できる。
更に、トランジスタの各端子から見たインピー
ダンスの位相条件の設定も、例えばストリツプ線
路の長さを半波長変化させることにより、位相を
180度変えられるので、インピーダンスの設定も
容易で実用的である。
つまり、直列帰還型の発振回路では、トランジ
スタの1つの端子には1つの帰還回路しか接続さ
れておらず、しかも、帰還回路の一端は接地点
で、その接地点が自由に設定できる。帰還回路の
一端を接地できるということは、帰還回路の形成
に非常に大きな自由度が与えられるということを
意味しまた、帰還回路の形成が自由であるという
ことは、帰還回路のインピーダンスの調整、つま
り、位相条件の調整も比較的自由に実行できるこ
とでもあり、帰還回路の一端を接地できること
は、帰還回路の実現上、極めて有効であることを
示している。
次にこの構成はまた負荷出力の取り出し方も容
易で、例えば帰還回路Z2として、第6図ア,イの
ように負荷を直列に含む直列負荷方式、並列に負
荷を含む並列負荷方式のいずれも容易に実現可能
であるので、実用性の極めて高いものである。ち
なみに、本考案の第2図の実施例は並列負荷方式
のものである。
なお上記実施例においては、バラクタダイオー
ドD1,D2のバイアスを共通の可変バイアス電源
V2によつて供給し、双方のバイアスを同時に可
変できるように構成した例について説明したが、
バラクタダイオードD1,D2のバイアスを別々に
可変できるように構成してもよい。
以上説明したように、本考案にかかるバラクタ
同調発振器によれば、トランジスタの出力端子で
あるエミツタに接続される負荷容量として第2の
バラクタダイオードを用いたので、第1及び第2
のバラクタダイオードのバイアス電圧を上昇させ
るに従つて、共振回路及び負荷容量が小さくな
り、したがつて発振周波数の可変範囲を増大し
得、また、負荷容量を発振周波数に応じて変化さ
せることができるので、負荷アドミツタンス(発
振周波数×負荷容量)を発振周波数の低い所と高
い所とで平均化することができ、したがつて発振
周波数に対する発振出力の変動が少なくなり、以
上のことから、発振動作の安定な発振周波数の可
変範囲を増大でき、広帯域化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のバラクタ同調発振器の回路図、
第2図は本考案の実施例を示す回路図、第3図は
従来のバラクタ同調発振器および本実施例におけ
るバラクタ同調発振器の発振周波数とバラクタダ
イオードのバイアス電圧との関係を示す説明図、
第4図は本実施例の概略構成を示すブロツク図、
第5図は並列帰還型の発振回路のブロツク図、第
6図は直列、並列負荷方式を示す回路図である。 Q……トランジスタ、D1,D2……バラクタダ
イオード、L1……インダクタンス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バイアス電圧の変化に応じて負荷容量が共に増
    加および減少する第1、第2のバラクタダイオー
    ドと、トランジスタのベース・コレクタ間に前記
    第1のバラクタダイオードを含む直列共振回路を
    接続した第1の帰還回路と、前記トランジスタの
    エミツタ・コレクタ間に前記第2のバラクタダイ
    オードを接続し、前記トランジスタのエミツタに
    負荷を接続した第2の帰還回路とを有し、前記ト
    ランジスタのコレクタを接地し、前記各帰還回路
    の一端を接地状態として直列帰還型の発振器を構
    成してなるバラクタ同調発振器。
JP12084979U 1979-08-31 1979-08-31 Expired JPH0134418Y2 (ja)

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FR2589294B1 (fr) * 1985-10-29 1987-12-31 Trt Telecom Radio Electr Oscillateur hyperfrequence module lineairement en frequence et a coefficient de surtension externe eleve
JP2828463B2 (ja) * 1989-06-27 1998-11-25 アンリツ株式会社 電圧制御発振器

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