JPH08186406A - フィルター - Google Patents

フィルター

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JPH08186406A
JPH08186406A JP27995A JP27995A JPH08186406A JP H08186406 A JPH08186406 A JP H08186406A JP 27995 A JP27995 A JP 27995A JP 27995 A JP27995 A JP 27995A JP H08186406 A JPH08186406 A JP H08186406A
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JP
Japan
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filter
inductor
circuit
capacitor
coupling capacitor
Prior art date
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Pending
Application number
JP27995A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Yoshizumi
順一 善積
Toshiaki Nakamura
俊昭 中村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルターの形状を大きくすることなく、高
減衰量かつ低損失のフィルターを提供することを目的と
している。 【構成】 伝送線路と誘電体共振器1,2,3との接点
間にバイパス回路を設け、バイパス回路を結合コンデン
サ10とインダクター11と可変容量素子12とを直列
に接続した直列回路とするとともに、インダクター11
と可変容量素子12との間に外部印加電圧の端子14を
設けた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動体通信機器等に用い
るフィルターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、通信機器の小型化に伴い誘電体共
振器を用いたフィルターは小型化される傾向にある。以
下に図面を参照しながら、従来のフィルターの一例につ
いて説明する。
【0003】図3は従来のフィルターの回路図を示すも
のである。図3において、30〜33は4分の1波長先
端短絡伝送線路を有した誘電体共振器でその各々は段間
が34〜36の結合コンデンサにより複数個縦続接続さ
れている。37,38は入出力電極用の端子39,40
への結合コンデンサである。また、41はフィルターを
有極にするための結合コンデンサで少なくとも1個以上
の共振器に跨っており、容量結合素子等によるバイパス
回路によって形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、通過帯域内におけるノイズ抑圧による減
衰量を大きくするためには誘電体共振器の段数を増加さ
せる必要があり、また、信号の損失を低減させるために
は誘電体共振器の形状を大きくさせる必要があった。そ
の結果、フィルターそのものの形状が大きくなるという
問題点を有していた。
【0005】そこで本発明は上記問題点に鑑み、フィル
ターの形状を大きくすることなく、高減衰量かつ低損失
であるフィルターを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は、入出力端子と、前記入出力端子を接続す
る伝送線路と、前記伝送線路に一端を接続するととも
に、他端を接地した複数の誘電体共振器と、前記伝送線
路上において前記入出力端子と前記誘電体共振器との間
に有した結合コンデンサと、前記伝送線路上において前
記誘電体共振器間に有した段間のコンデンサとを備え、
前記伝送線路と前記誘電体共振器との接点間にバイパス
回路を設け、前記バイパス回路を結合コンデンサとイン
ダクターと可変容量素子とを直列に接続した直列回路と
するとともに、前記インダクターと前記可変容量素子と
の間に外部印加電圧の端子を設けた構成としたものであ
る。
【0007】
【作用】上記構成により、外部印加電圧の端子からバイ
アス電源を可変容量素子に与えることができるので、減
衰量となる有極点及び通過帯域幅を可変調整できる。こ
の結果、高減衰量かつ低損失の特性であっても、誘電体
共振器の段数を増加させる必要がなく、またその形状を
大きくする必要もなく、フィルター自体の形状が大きく
ならない。
【0008】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例のフィルターに
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0009】図1は本発明の実施例におけるフィルター
の回路構成図を示すものである。図1において、1及び
2,3は4分の1波長先端短絡伝送線路を有した誘電体
共振器で、入力端子4より出力端子5に至る伝送線路に
誘電体共振器1,2,3が各々接地され、入出力の結合
コンデンサ6,7とそれぞれの共振器の段間のコンデン
サ8,9によって結合させている。誘電体共振器1,3
間にはバイパス回路を形成している。
【0010】このバイパス回路は直流電圧阻止のための
結合コンデンサ10と有極点の変化幅を大きくするため
のインダクター11とバラクターダイオード等の可変容
量素子12との直列回路により形成されている。また、
インダクター11と可変容量素子12との途中からはバ
イアス抵抗13を介して端子14を設け外部電圧を与え
て制御できるようにしている。ここで、バイパス回路に
おける結合コンデンサ10及び、可変容量素子12によ
る直列容量成分は高周波フィルターでは0.数ピコファ
ラッド程度でよいが、低損失、高減衰量のためには無負
荷Qが高いことが望まれる。
【0011】よって、結合コンデンサとしては、チップ
コンデンサはもとより誘電体基板上に銀などを印刷、焼
成して作ったパターンによるコンデンサ等を用いてい
る。また、可変容量素子としては、できるだけ容量値と
直列抵抗成分値の両方が小さく、容量変化比が大きいも
のが望ましい。さらに、インダクター11についても数
ナノヘンリー程度でよいが無負荷Qの高いものがよいた
め、空心コイルはもとよりコンデンサ同様のパターンに
よるインダクター等を用いている。
【0012】以上のように構成された高周波帯域通過フ
ィルターについて、以下その動作について説明する。フ
ィルターの入力端4より出力端5に至る伝送線路に接地
された誘電体共振器1,2,3並びに結合コンデンサ
6,7及び段間のコンデンサ8,9により帯域通過フィ
ルターを形成するとともに、バイパス回路を形成してい
るので、帯域通過フィルターのインピーダンス特性とバ
イパス回路のインピーダンス特性により有極が生じる。
図1の場合、バイパス回路のインピーダンスは等価的に
容量性なので、帯域通過フィルターのインピーダンスが
誘導性のところにて有極が生じる。つまり、図1の回路
図によれば、帯域通過フィルターの中心周波数より低い
周波数領域で有極が生じる。また、バイパス回路につい
ては、直流電圧阻止のための結合コンデンサ10と外部
印加電圧により容量値が決まるバラクターダイオードの
可変容量素子12により決まる容量のところで有極が生
じ、インダクター11によってその有極の可変幅を変化
させることができる。
【0013】外部印加電圧を増加させればバイパス回路
の容量が減少し、さらに低い周波数領域に有極が移動す
る。このとき、有極が通過帯域に与える影響は少ない。
また、外部印加電圧を減少させればバイパス回路の容量
が増加し、さらに帯域通過フィルターの中心周波数に近
づく方向で有極が移動する。これにより、有極に近い側
の通過帯域の一部が破壊されてしまう。つまり、その部
分において損失が増える。
【0014】従って、外部印加電圧によりフィルターの
通過帯域幅及び減衰量を制御することができる。
【0015】以上のように本実施例によれば、フィルタ
ーのバイパス回路に結合コンデンサ10とインダクター
11と可変容量素子12を設けることにより、外部印加
電圧によりフィルターの有極点及び通過帯域幅を制御す
ることができる。この結果、フィルターの段数を増やす
ことなく減衰量を大きくすることができ、また段数が少
なくてもよいので損失が減少し、フィルター自体の形状
を小型化できる。
【0016】(実施例2)以下本発明の第2の実施例の
フィルターについて図面を参照しながら説明する。
【0017】図2は本発明の第2の実施例におけるフィ
ルターの回路図を示すものである。図2において、15
及び16は4分の1波長先端短絡伝送線路を有した誘電
体共振器で、入力端子17より出力端子18に至る伝送
線路に誘電体共振器15,16が各々接地され、入出力
の結合コンデンサ19,20と段間のコンデンサ21と
を結合させている。また、15,16の誘電体共振器に
跨ってバイパス回路となるコンデンサ22を設けてい
る。さらに、4分の1波長先端短絡伝送線路に誘電体共
振器23とコンデンサ24によりノッチ回路を設けてい
る。この誘電体共振器23のホットポイントには、直流
阻止のための結合コンデンサ25と、ノッチによる有極
点の可変幅を大きくするためのインダクター26と、一
端が接地されているバラクターダイオードの可変容量素
子27とで形成される直列回路を接続しており、外部印
加電圧を与えるための端子28よりバイアス抵抗29を
経て電圧が印加されノッチ回路による有極点が制御でき
る形成としている。ここで、ノッチ回路における結合コ
ンデンサ25及び可変容量素子27による直列容量成分
は、0.数ピコファラッド程度でよいが、低損失、高減
衰量のためには無負荷Qを高くする必要がある。よっ
て、結合コンデンサとしては、チップコンデンサはもと
より誘電体基板上に銀などを印刷、焼成して作ったパタ
ーンによるコンデンサ等を用いている。また、可変容量
素子には、できるだけ容量値と直列抵抗成分が小さく容
量変化比の大きいものが望ましい。さらに、インダクタ
ー26についても数ナノヘンリー程度でよいが無負荷Q
の高いものがよいため、空心コイルはもとよりコンデン
サ同様のパターンによるインダクター等を用いている。
【0018】以上のように構成されたフィルターについ
てその動作を説明する。誘電体共振器15,16及びコ
ンデンサ19〜22により形成される帯域通過フィルタ
ーにノッチ回路を形成するコンデンサ24と誘電体共振
器23を接続することにより、帯域通過フィルターに有
極点を設けている。
【0019】ノッチ回路による有極点は誘電体共振器2
3と結合コンデンサ25とインダクター26と外部印加
電圧により容量値が決まるバラクターダイオード27と
で形成される共振回路の共振点により決定される。イン
ダクター26は有極点の可変幅を大きくするためのもの
である。図2の回路図によれば、外部印加電圧を増加さ
せれば、バラクターダイオード27の容量が減少し、共
振回路自体の共振周波数が上がりノッチ回路による有極
点は周波数の高い方に移動する。また、外部印加電圧を
減少させればバラクターダイオード27の容量が増加
し、共振回路自体の共振周波数が下がりノッチ回路によ
る有極点は周波数の低い方に移動する。これにより、有
極に近い側の通過帯域の一部が破壊されてしまう。つま
り、その部分における損失が増える。
【0020】従って、外部印加電圧によりフィルターの
通過帯域幅と減衰量を制御することができる。
【0021】以上のように本実施例によれば、フィルタ
ーに接続されたノッチ回路に結合コンデンサ25とイン
ダクター26と可変容量素子27を設けることにより、
外部印加電圧によりフィルターの有極点及び通過帯域幅
を制御することができる。この結果、フィルターの段数
を増やすことなく減衰量を大きくすることができ、また
段数が少なくてもよいので損失が減少し、フィルター自
体の形状を小型化できる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、バイパス回路を
結合コンデンサとインダクターと可変容量素子とを直列
に接続した直列回路とするとともに、インダクターと可
変容量素子との間に外部印加電圧の端子を設けているの
で、外部印加電圧の端子からバイパス電源を可変容量素
子に与えることができ、減衰量となる有極点及び通過帯
域幅を可変調整できる。これにより、高減衰量かつ低損
失の特性であっても、誘電体共振器の段数を増加させる
必要がなく、またその形状を大きくする必要もなく、フ
ィルター自体の形状が大きくならない。
【0023】この結果、フィルターの形状を大きくする
ことなく、高減衰量かつ低損失のフィルターを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるフィルターの回
路図
【図2】第2の実施例におけるフィルターの回路図
【図3】従来のフィルターの回路図
【符号の説明】
1 誘電体共振器 2 誘電体共振器 3 誘電体共振器 4 入力端子 5 出力端子 6 結合コンデンサ 7 結合コンデンサ 8 段間のコンデンサ 9 段間のコンデンサ 10 結合コンデンサ 11 インダクター 12 可変容量素子 13 バイアス抵抗 14 外部印加電圧の端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力端子と、前記入出力端子を接続す
    る伝送線路と、前記伝送線路に一端を接続するととも
    に、他端を接地した複数の誘電体共振器と、前記伝送線
    路上において前記入出力端子と前記誘電体共振器との間
    に有した結合コンデンサと、前記伝送線路上において前
    記誘電体共振器間に有した段間のコンデンサとを備え、
    前記伝送線路と前記誘電体共振器との接点間にバイパス
    回路を設け、前記バイパス回路を結合コンデンサとイン
    ダクターと可変容量素子とを直列に接続した直列回路と
    するとともに、前記インダクターと前記可変容量素子と
    の間に外部印加電圧の端子を設けたフィルター。
  2. 【請求項2】 バイパス回路には結合コンデンサのみを
    設けるとともに、誘電体共振器の1つをノッチ回路とし
    ており、結合コンデンサとインダクターと可変容量素子
    とを直列に接続した直列回路の一端を前記ノッチ回路に
    接続するとともに、他端を接地した請求項1記載のフィ
    ルター。
JP27995A 1995-01-05 1995-01-05 フィルター Pending JPH08186406A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0881700A1 (en) * 1997-05-30 1998-12-02 Murata Manufacturing Co., Ltd. Dielectric filter, dielectric duplexer and communication apparatus
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