JPH0515255U - メンブレンスイツチ - Google Patents

メンブレンスイツチ

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JPH0515255U
JPH0515255U JP6889291U JP6889291U JPH0515255U JP H0515255 U JPH0515255 U JP H0515255U JP 6889291 U JP6889291 U JP 6889291U JP 6889291 U JP6889291 U JP 6889291U JP H0515255 U JPH0515255 U JP H0515255U
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JP
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membrane switch
notch
film
airbag
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JP6889291U
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透 松本
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 常時は機械的強度を保ち、必要な時のみ簡単
に破断可能なメンブレンスイッチを提供する。 【構成】 ベースフィルム7に切込み15を形成すると
共に、この切込み15を跨ぐように銅箔からなるダミー
パターン14を設ける。 【効果】 通常、ベースフィルム7の機械的強度はダミ
ーパターン14によって補強されているが、ベースフィ
ルム7に外力が作用すると、ベースフィルム7は切込み
15に沿って容易に破断される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はメンブレンスイッチに係り、特に、エアバッグ装置を備えた車両のス テアリングホイールに用いて好適なメンブレンスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
エアバッグ装置は、車両の衝突時に、ステアリングホイールに格納されたエア バッグを膨張展開することにより、乗員の車室前方への衝突を緩和するものであ る。ところで、近年、かかるエアバッグ装置を搭載した車両にあっても、ステア リングホイールのセンターパッドに自動車電話やオーディオ等の各種入力スイッ チを付設したものが提案されている。
【0003】 従来、この種のスイッチ装置として一般的なものは、ステアリングホイールの 内部にエアバッグと共に複数のプッシュスイッチを収納し、これらプッシュスイ ッチに対応するキートップ群をセンターパッドに配列したものであり、乗員が各 キートップを選択して押し込むと、そのキートップに対応するプッシュスイッチ が操作されてオン・オフの切換えが行われるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術にあっては、エアバッグの膨張展開時に、乗 員に向って膨張するエアバッグによってその前方に配置されたプッシュスイッチ 群とキートップ群が飛散するため、安全性の点で問題があった。
【0005】 本考案は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、 常時は機械的強度を保ち、必要な時のみ容易に破断することのできるメンブレン スイッチを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本考案は、電極がパターン形成された一対のベー スフィルムを、それぞれの電極が対向するようにスペーサを介して積層してなる メンブレンスイッチにおいて、前記ベースフィルムに切込みを形成すると共に、 該切込みを跨ぐように金属箔からなる補強用のダミーパターンを設けたことを特 徴とするものである。
【0007】
【作用】
予め切込みが形成されたベースフィルムは、該ベースフィルム上にその切込み を跨ぐように設けられた金属箔からなるダミーパターンによって補強されるため 、常時の機械的強度は確保される。一方、例えばエアバッグの膨張展開時に該エ アバッグからのストレスがベースフィルムに作用すると、ベースフィルムは切欠 きに沿って容易に破断され、エアバッグは破断されたベースフィルムを通って外 部に展開される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。図1は本考案の一実施例に係 るメンブレンスイッチが適用されたステアリングホイールの正面図、図2は図1 のメンブレンスイッチの断面図、図3は図2のメンブレンスイッチに備えられる 下部ベースフィルムの平面図、図4は図3のA−A線断面図、図5および図6は 切込みの形成工程を示す説明図である。
【0009】 図1において、1はステアリングホイールを示し、該ステアリングホイール1 の中央にはスポーク2を介してセンター部3が設けられている。センター部3は 上端を開放した凹状をなし、その内部に後述するメンブレンスイッチや折畳まれ た状態のエアバッグおよびその起爆装置等が収納されている。また、センター部 3の開放端にはセンターパッド4が被着されており、該センターバッド4に穿設 された複数の開口5からメンブレンスイッチが露出している。
【0010】 前記メンブレンスイッチは、図2に示すように、下部電極6を有する下部ベー スフィルム7と、透孔8を有するスペーサフィルム9と、上部電極10を有する 上部ベースフィルム11と、膨出部12を有する表示フィルム13とからなり、 これらの各フィルムは下から順に積層され、図示せぬ粘着テープ等で一体化され ている。下部電極6と上部電極10は透孔8内で所定のギャップを保って対向し ており、膨出部12はこれらの電極6,10の上方に位置して前記センターパッ ド4の開口5から露出している。したがって、オペレータ(乗員)が膨出部12 を押し込むと、その押圧力によって上部ベースフィルム11が下方へ撓んで両電 極6,10が接触し、スイッチがオフからオンへ切換わる。また、膨出部12に 対する上記押圧力を除去すると、上部ベースフィルム11と表示フィルム13は 図2の状態に戻り、両電極6,10が離間するためスイッチはオンからオフへ切 換わる。
【0011】 図3および図4に示すように、前記下部ベースフィルム7の上面には、前記下 部電極6とその引き廻しパターン6aが任意形状に設けられていると共に、スイ ッチの切換えに関与しない複数の島状のダミーパターン14が一直線上に設けら れている。これらの引き廻しパターン6aとダミーパターン14はいずれも金属 箔、例えば銅箔からなり、公知のエッチング技術によってパターニングされてい る。一方、前記下部ベースフィルム7の下面には、各ダミーパターン14を横切 るように切込み15が形成されている。この切込み15の形成方法としては、例 えば図5に示すように、カッタ等を用いて下部ベースフィルム7に部分的にスリ ット(切込み15)を形成した後、引き廻しパターン6aとダミーパターン14 の基材となる金属箔を下部ベースフィルム7に貼り合わせる方法や、図6に示す ように、下部ベースフィルム7に金属箔16を貼り合わせた後、カッタ17等を 用いて下部ベースフィルム7をハーフカットしてこれを切込み15とする方法が 採用可能である。
【0012】 なお、図示せぬが、上部ベースフィルム11も下部ベースフィルム7と全く同 様に構成されており、すなわち、切込みと該切込みを跨ぐ複数のダミーパターン が設けられており、さらに、スペーサフィルム9と表示フィルム13にも切込み (ハーフカット)が形成されている。そして、これら下部ベースフィルム7とス ペーサフィルム9と上部ベースフィルム11および表示フィルム13の各切込み は、平面的に見て重なるよう配置されている。
【0013】 上記一実施例にあっては、乗員がセンターパッド4の開口5から露出する膨出 部12を手指等で押圧すると、この押圧力により両電極6,10が接触し、スイ ッチがオフからオンへ切換わる。また、上記押圧力を除去すると、両電極6,1 0が離間し、スイッチはオンからオフへ切換わる。かかる通常の使用状態下では 、下部ベースフィルム7と上部ベースフィルム11に形成された切込み15はダ ミーパターン14によって繋がれているため、これらの両ベースフィルム7,1 1の機械的強度は確保される。
【0014】 一方、車両の衝突時に、ステアリングホイール1内に格納された図示せぬエア バッグが膨張展開すると、該エアバッグの膨張力によってメンブレンスイッチの 各フィルム7,9,11,13は切込み15に沿って容易に破断されるため、エ アバッグはこの破断部分を通り且つセンターパッド4を押し退けて乗員方向にス ムーズに膨張展開される。この場合、メンブレンスイッチは複数のフィルムを積 層したものであるから、破断したメンブレンスイッチによって乗員が負傷するお それはない。
【0015】 なお、上記実施例では、スペーサフィルム9と表示フィルム13にこれらの破 断を容易にする切込みを形成した場合について説明したが、ポリエチレンフィル ムのようにそれ自体が破断し易い材料や極薄のPETフィルム等を用いることも 可能である。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、常時は機械的強度を保ち、必要な時の み容易に切断可能なメンブレンスイッチを提供することができ、それ故、エアバ ッグ装置を備えた車両のステアリングホイールに付設したとしても、エアバッグ の膨張展開を妨げることなく、安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のメンブレンスイッチが適用されたステ
アリングホイールの正面図である。
【図2】図1のメンブレンスイッチの断面図である。
【図3】図2のメンブレンスイッチに備えられる下部ベ
ースフィルムの平面図である。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図5】切込みの形成工程の一例を示す説明図である。
【図6】切込みの形成工程の他の例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール 4 センターパッド 5 開口 6 下部電極 7 下部ベースフィルム 8 透孔 9 スペーサフィルム 10 上部電極 11 上部ベースフィルム 12 膨出部 13 表示フィルム 14 ダミーパターン 15 切込み

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極がパターン形成された一対のベース
    フィルムを、それぞれの電極が対向するようにスペーサ
    を介して積層してなるメンブレンスイッチにおいて、前
    記ベースフィルムに切込みを形成すると共に、該切込み
    を跨ぐように金属箔からなる補強用のダミーパターンを
    設けたことを特徴とするメンブレンスイッチ。
JP6889291U 1991-08-05 1991-08-05 メンブレンスイッチ Expired - Fee Related JP2548310Y2 (ja)

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JP6889291U JP2548310Y2 (ja) 1991-08-05 1991-08-05 メンブレンスイッチ

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JPH0515255U true JPH0515255U (ja) 1993-02-26
JP2548310Y2 JP2548310Y2 (ja) 1997-09-17

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