JPH05151710A - 光デイスク及びその再生装置 - Google Patents

光デイスク及びその再生装置

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JPH05151710A
JPH05151710A JP2415518A JP41551890A JPH05151710A JP H05151710 A JPH05151710 A JP H05151710A JP 2415518 A JP2415518 A JP 2415518A JP 41551890 A JP41551890 A JP 41551890A JP H05151710 A JPH05151710 A JP H05151710A
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 本発明は、アナログ信号をデジタル符号化し
て記録する光ディスクに係わり、特に、記録されるアナ
ログ信号の性質等に応じ、最適な標本化速度を選択でき
るようにした光ディスク及びその再生装置に関する。 [構成] 本発明においては、アナログ信号を所定の標
本化速度により符号化して得られるデジタル情報と、該
デジタル情報に関する標本化速度情報とを、併せて光デ
ィスク上に記録するとともに、再生に際しては、ディス
ク上で指定された標本化速度を以て、元のアナログ信号
を再生することを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はアナログ信号を所定の
標本化速度により符号化して得られるデジタル情報と、
該デジタル情報に関する標本化速度情報とを記録して成
ることを特徴とする光ディスク及び記録された光ディス
クよりその記録されたデジタル情報を再生する再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】「ストップ・モーション」は、記録され
たビデオ情報を再生する1つの方法であり、記録された
ビデオ信号の1フレームを繰返し再生して、再生する1
フレームにある可視情報の連続的なビデオ画像を発生す
る。ストップ・モーション方式は公知であり、テレビ放
送に広く使われている。最もよく知られた例はテレビの
スポーツ放送の分野である。この様な放送の用途では、
ストップ・モーション効果を作り出す為に一般的に使わ
れる記録媒質はビデオ・テープである。
【0003】ストップ・モーションが出来ることが、放
送以外の用途にとっても魅力のあるものにした開発が光
学ディスクである。光学ディスクはLPレコードと大体
同じ寸法を持ち、澄明なプラスチックで作られていて、
光学的に読取可能な標識の渦巻形又は円形トラックとし
て、ディスクの内部の埋設面に情報を記録することの出
来る平坦なディスクである。光学ディスクを読取る時
は、光ビームをトラック上の小さなスポットに結像し、
ディスクを回転させ、こうして光のスポットがトラック
を直線的に走査する様にし、トラックから選ばれた方向
に出て来る光量を光検出器で検出する。標識がトラック
に設けられるパターンとして、情報がディスクに貯蔵さ
れる。光のスポットによってディスクが走査される時、
検出される光量が標識が交互に存在すること並びに存在
しないことに応じて変化し、トラック上の標識の特定の
パターンによって発生された光検出器の出力の電気信号
としての変化を検出することにより、情報が復元され
る。
【0004】光学ディスクにビデオ情報を記録並びに再
生する時に最も広く用いられている形式は、ビデオ搬送
波及び1つ又は更に多くのオージオ副搬送波を周波数変
調し、周波数変調した搬送波及び副搬送波を組合せ、そ
の後周波数変調した搬送波並びに副搬送波信号に従っ
て、標識の空間周波数、並びに標識の間にある区域に較
べた相対的な長さを変えるものである。
【0005】垂直同期期間に対応するトラックの区域が
ディスクの半径方向に整合する様に、ビデオ情報を光学
ディスクに記録することが出来る。こういうディスク
は、ビデオ情報の記録並びに再生で、ディスクが一定の
角速度で回転するので、一定角速度(CAV)ディスク
と呼ばれる。
【0006】CAVディスクは、ディスクのことごとく
のトラックの垂直同期期間が同じ半径方向に揃う為に、
幾つかの有用な特徴がある。こういう構成により、ディ
スクを読取る間、ディスク・プレーヤの出力によって駆
動されるテレビジョン又はモニタの水平及び垂直同期発
振器回路の同期を保ちながら、比較的容易にトラックか
らトラックへ飛越すことが出来る。こういうことが可能
なのは、光のスポットが前のトラックから飛越した後に
新しいトラックに到達した時、そのトラックに記録され
ているビデオ情報の同期が、スポットが移動する前のト
ラックにあるビデオ情報の同期と同一であるからであ
る。この為、この様な飛越しをした後、同期を失ったの
を再び設定する必要はなく、その代りにビデオ情報の再
生は切れ目なく滑らかに進めることが出来る。
【0007】ビデオ情報の各フレームの間を滑らかに飛
越すことが出来ることにより、光学ディスクは、ストッ
プ・モーション様式で再生しようとするビデオ情報に対
して非常に適した記録媒質である。例えば、光学ディス
ク全体にストップ・モーション形のビデオ情報だけを記
録することが出来る。この場合、ディスクに記録される
各ビデオ・フレームは異なる画像を持っており、各フレ
ームをストップ・モーション様式で再生して、希望に応
じて個別のフレームを呼出すことにより、丁度本でも読
む様に、フレーム毎に、従って画像毎に、ディスクを読
取ることが出来る。CAVディスクの片側に50,00
0フレームを越えるビデオを貯蔵することが出来ること
を考えると、この様な形式の効用が非常に広いことは明
白である。例えば、デパートのカタログ全体又は10
0,000個の画像から成る教育番組全体を1つの光学
ディスクに入れることが出来る。
【0008】ビデオ情報をストップ・モーション式に再
生する間、オージオ再生が出来ることゝ組合せれば、光
学ディスクのストップ・モーションの特徴は尚更魅力的
である。
【0009】1フレームのストップ・モーション形ビデ
オと共に再生する為に、オージオ情報を記録する方法が
工夫されている。
【0010】1つの方式では、それに伴うビデオのスト
ップ・モーション・フレームと共に再生すべき「ストッ
プ・モーション・オージオ」が、例えば適応形デルタ変
調により、ディジタル形式で符号化され、ディスクに利
用し得る2つのオージオ・チャンネルの内の一方に記録
される。再生の際、関連したストップ・モーション・ビ
デオ・フレームを再生する前に、ディジタル形式に符号
化されたストップ・モーション・オージオ情報をオージ
オ・チャンネルから読取り、RAMの様な貯蔵装置に貯
蔵する。ストップ・モーション・フレームを再生する
時、ディジタル化したオージオ情報を貯蔵装置から読出
し、復号し、ストップ・モーション・ビデオと共に再生
する。
【0011】この方式の1つの制約は、ディスクから読
取る時のディジタル化オージオ・データのビット速度
を、それを記録したオージオ・チャンネルの帯域幅の制
約の範囲内に抑えなければならないことである。この方
式で使われた典型的な値は、12キロヘルツの読取ビッ
ト速度である。適応形デルタ変調を使う時、符号化過程
の標本化ビット速度は、所望の了解度を得る為に、典型
的には16キロヘルツ又はそれ以上にする。この為、こ
の方式では、符号化されたストップ・モーション・メッ
セージを記憶装置に読込む為に、ストップ・モーション
・メッセージの持続時間より僅かながら長い期間の間、
ディスクを普通の動作様式で再生しなければならない。
従って、この方式は、密な間隔の多数のストップ・モー
ション・フレームを持つ番組を記録するには役立たな
い。然し、これは、番組全体にわたって、ストップ・モ
ーション・フレームがずっと広い間隔で設けられている
場合、ストップ・モーション・オージオ情報を記録並び
に再生する比較的コストの安い方法になる。
【0012】2番目の方式もストップ・モーション・オ
ージオ情報を例えば適応形デルタ変調によって符号化す
る。然し、ディジタル形式に符号化されたストップ・モ
ーション・オージオ情報が、1つ又は更に多くの相次ぐ
フレームでビデオ情報の代りに記録される。ストップ・
モーション・オージオ情報のメッセージが16キロヘル
ツという様な所望の標本化速度で符号化され、その後
7.2メガヘルツのビット速度に時間的に圧縮されて、
帯域幅がビデオ電子回路の能力の範囲内になる様に符号
化される。符号化されたデータがビデオ・フレームの水
平走査線でビデオ情報の代りに使われる。ディジタル化
オージオ情報を大きく時間的に圧縮することにより、1
1秒までの持続時間を持つストップ・モーション・オー
ジオ・メッセージを1個のビデオ・フレームのビデオ・
データ部分に貯蔵することが出来る。
【0013】この2番目の方式を実施するのに必要な電
子回路は、前に述べた1番目の方式の回路よりも一層コ
ストがかゝるが、この方式にすると、光学ディスクにず
っと多くのストップ・モーション・オージオ・メッセー
ジ情報を貯蔵することが出来る。従って、光学ディスク
は、ストップ・モーション・ビデオ・フレームとストッ
プ・モーション・オージオ・フレームとが交互する様な
順序の形式にして、各々のビデオ・フレームに、持続時
間が11秒までのストップ・モーション・オージオ・メ
ッセージを持たせることが出来る。従って、この「ビデ
オ符号化」方式は、光学ディスクにディジタル形式で符
号化されたストップ・モーション・オージオ・メッセー
ジを貯蔵する効率を著しく改善したものである。
【0014】然し、ビデオ符号化方式は或る制約があ
る。ストップ・モーション・メッセージの持続時間に対
する番組の要求は大幅に変わる。ビデオ番組制作者は特
定のストップ・モーション・フレームでは2秒又は3秒
しか必要としない場合が多いが、時には20秒又はそれ
以上のストップ・モーション・オージオ・メッセージを
必要とする。これは、ストップ・モーション・オージオ
情報に対する形式を選ぶ際に問題となる。経済性の理由
で、ストップ・モーション動作が出来るビデオ光学ディ
スク・プレーヤを新しい番組毎に設計仕直さなくても済
む様に、ストップ・モーション・オージオ情報の記録並
びに再生には標準形式を使うのが望ましい。
【0015】ストップ・モーション・オージオを符号化
する妥当な妥協案としての標準形式は、ビデオの相次ぐ
2フレームを16キロヘルツの速度で標本化された1個
のストップ・モーション・オージオ・メッセージに専用
にすることである。この形式にすると、持続時間が22
秒までのストップ・モーション・オージオ・メッセージ
をかなりの了解度で貯蔵並びに再生することが出来る。
これによって、大抵の番組の用途では、一番長いストッ
プ・モーション・オージオ・メッセージ以外の全てのメ
ッセージの貯蔵並びに再生が出来る。
【0016】然し、大抵のストップ・モーション・オー
ジオ・メッセージは、前に述べた様に、長さがずっと短
く、或るものは2秒又は3秒しか持続しない。この様な
ストップ・モーション・メッセージに対して、膨大な量
の貯蔵能力が浪費される。1個のストップ・モーション
・オージオ・メッセージに対して1フレームしか専用に
しないとしても、16キロヘルツのビット速度で11秒
という時間は、どんなストップ・モーション・オージオ
・メッセージにとっても依然として多過ぎるし、一層長
いメッセージはこの形式では記録することが出来ない。
【0017】更に、適応形デルタ変調と共に用いる16
キロヘルツのビット速度は、了解度とデータ詰込み密度
の条件との間の妥当な折合いであるが、16キロヘルツ
の標本化速度でオージオ・メッセージ情報を再生して
も、十分な忠実度は得られない。この様な了解度を高く
することが望ましい場合が多いが、従来の方式ではこの
様な了解度が得られない。
【0018】従って、上に述べた様な制約を解決した、
ストップ・モーション・オージオ記録及び再生能力を持
つビデオ記録及び再生装置に対する要望があることが理
解されよう。特に、関連した装置を経済的に製造するこ
とが出来る様に標準化は保ちながら、ストップ・モーシ
ョン・オージオ・メッセージを記録媒質に入れる時に一
層融通性のある装置に対する要望がある。この発明はこ
う云う要望に応えるものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明はアナログ信号
を所定の標本化速度により符号化して得られるデジタル
情報と、該デジタル情報に関する標本化速度情報とを記
録して成ることを特徴とする光ディスクと、アナログ信
号を所定の標本化速度により符号化して得られるデジタ
ル情報と、該デジタル情報に関する標本化速度情報とが
記録された光ディスクよりその記録されたデジタル情報
を再生する再生装置であって、前記光ディスクより前記
デジタル情報及びその標本化速度情報を読み出す読出手
段と、前記読み出されたデジタル情報及びその標本化速
度情報を一時的に記憶する記憶手段と、前記記憶手段に
記憶されたデジタル情報を読み出すとともに、これを前
記標本化速度情報を用いて元のアナログ信号に復号する
復号手段とを具備することを特徴とする光ディスク再生
装置である。
【0020】
【作用】この発明は選ばれたビデオ・データと共にオー
ジオ・メッセージを記録並びに再生する方法並びに装置
を要旨とする。この発明の1面では、オージオ・データ
の予定のメッセージ部分を、別個に復号して、ビデオ・
データの選択自在の部分と共に再生する為に、選択自在
に復元し得る様に、逐次的な一連のディジタル符号化オ
ージオ・データ信号を関連したビデオ・データと共に記
録媒質に記録する方法を提供する。一連のオージオ・デ
ータ内の複数個のメッセージ部分の初期データを表わす
複数個のアドレス・データ信号を発生する。複数個のア
ドレス・データ信号を予定の相対的な関係をもってオー
ジオ・データ信号と組合せて、複合データ・ブロックを
形成する。複合データ・ブロックがビデオ・データと共
に記録媒質に記録されて、アドレス可能な予定の貯蔵位
置に貯蔵する為に、複合データを記録媒質から復元し得
る様にする。こうして予定の貯蔵位置のアドレスがアド
レス・データ信号と相関性を持つ。
【0021】複合ディジタル・データ信号のブロック
が、再生の間に貯蔵媒質から復元され、その後複数個の
アドレス可能な貯蔵位置に貯蔵される。オージオ・デー
タの複数個の別々の部分の内の選ばれた1つに対応する
アドレス・データの一部分が選ばれた貯蔵位置から呼出
される。次にオージオ・データの選ばれた部分とその貯
蔵位置から呼出す。次にオージオ・データの選ばれた部
分を復号し、ビデオ・データの選ばれた部分と共に再生
する。
【0022】この発明の別の1面として、オージオ・デ
ータ信号が、予定の可変の標本化速度で復号してビデオ
・データと再生する為に、復元し得る様に、予定の可変
の標本化速度で関連したビデオ・データ信号と共に記録
媒質に符号化された逐次的な一連のディジタル・オージ
オ・データ信号を記録する方法を提供する。
【0023】予定の標本化速度を表わす予定のディジタ
ル信号を発生して、予定の相対的な関係でオージオ・デ
ータ信号と組合せて、複合ディジタル信号群を形成す
る。複合ディジタル信号群をビデオ・データ信号と共に
記録して、符号化されたオージオを復号する標本化速度
を予定の可変の標本化速度に設定する為に、予定のディ
ジタル信号がディジタル信号群から復元し得る様にす
る。複合オージオ・データ信号群が再生の際、貯蔵媒質
から復元され、記憶装置に貯蔵される。予定のディジタ
ル信号を復元し、予定の標本化速度に関するその情報を
使って、復号器のビット速度を設定する。オージオ・デ
ータ信号を予定の標本化速度で復号し、復元したオージ
オをビデオ・データの予定の部分と共に再生する。
【0024】以上の説明から、この発明がストップ・モ
ーション・オージオ記録及び再生装置の分野並びにオー
ジオ・データ貯蔵装置全般に於て、著しい進歩をもたら
すことが理解されよう。特にこの発明は、後で関連した
ストップ・モーション・ビデオ・データと共に再生する
為に、ストップ・モーション・オージオ・メッセージを
貯蔵する有効な方法を提供する。こうして従来の方式に
較べて、このメッセージの品質並びに持続時間を著しく
拡張した融通性が得られる。この発明のその他の面並び
に利点は以下図面について詳しく説明する所から明らか
になろう。
【0025】
【実施例】図1はこの発明に従って構成されたストップ
・モーション・オージオ・データ復元及び復調装置のブ
ロック図である。標準型ビデオ・ディスク・プレーヤ装
置10が光学ディスク(図に示してない)を読取り、復
元したビデオ情報を伝えるビデオ信号線12、ビデオ・
ディスクに設けられた2つのオージオ・チャンネルの内
の一方であるオージオ・チャンネル2から復元したオー
ジオ情報を伝えるオージオ信号線14、及び指令信号線
16に出力する。線12のビデオ信号がビデオ・データ
復元回路20に印加される。
【0026】ビデオ・データ復元回路20が線22のビ
デオ信号入力を処理して、並列の4本の線に、相次ぐ2
つのビデオ・フレームから復元した論理レベルのディジ
タル符号化オージオ・データを出力として発生する。復
元回路20は線24にクロック信号をも出力として発生
するが、これは線22の符号化データ出力のクロック速
度である。線24のクロック・パルスが普通の並列4ビ
ットから並列8ビットへの変換器26に印加され、これ
が線22の4ビットの並列データ入力を8ビットの並列
データ(「ビデオ符号化データ」)に変換し、これが線
30を介して制御回路28に印加される。線24のクロ
ック・パルスは普通の除数2の割算回路32にも印加さ
れ、その出力(「ビデオ・クロック・データ」)が線3
4を介して制御回路28に印加される。
【0027】線14のオージオ信号がオージオ・データ
復元回路36に印加され、これが線14のオージオ・デ
ータからの論理レベルで、ディジタル符号化オージオ・
データを直列ビット・ストリームとして復元する。符号
化オージオ・データが線38の出力として普通の直列か
ら並列8ビットへの変換器40に印加され、これが線3
8の符号化オージオ・データの直列ストリームを並列8
ビットのデータ(「オージオ符号化データ」)に変換
し、それが線42を介して制御回路28に印加される。
オージオ・データ復元回路36は線44の出力として、
復元したオージオ符号化データの速度を持つクロック信
号をも発生し、これが直列から並列への変換器40に印
加される。線44のクロック信号が普通の除数8の割算
回路46に印加され、これがクロック・パルス列を8で
除して、その結果得られる出力(「オージオ・クロック
・データ」)を線48を介して制御回路28に印加す
る。
【0028】制御回路28は普通の様に書込みクロック
線52、書込みデータ線54、RAMアドレス線56、
読取クロック線58及び読取データ線60を介して、4
8KのRAM50とやり取りする。制御回路28がRA
M50から検索したデータを線62を介して適応形デル
タ復調器64に印加する。クロック・パルスが線66を
介して適応形デルタ復調器に印加されて、線62の検索
データを適当な速度で復号出来る様にする。復元された
適応形デルタ復調をしたオージオが、この後で濾波作用
並びに増幅作用をして関連したビデオと共に再生する
為、出力線68に印加される。
【0029】線30のビデオ符号化データ並びに線42
のオージオ符号化データが異なる速度でクロック作用を
受ける。線30のビデオ符号化データは約900KHz
の速度のクロック作用を受けるのに対して、線42のオ
ージオ符号化データは約1500KHzの速度のクロッ
ク作用を受ける。然し、ビデオ符号化データもオージオ
符号化データも同じ形式を持っている。
【0030】図2はオージオ符号化データ及びビデオ符
号化データの形式を示すブロック図である。ビデオ符号
化データでもオージオ符号化データでも、その1ブロッ
クの初めに、一連の16ビットのメッセージ単位ポイン
タ70乃至84があり、これらが全体としてデータの
「見出し」88を構成する。見出しの後に、ディジタル
化オージオ・データの連続的なストリーム86が続く。
オージオ・データ86は直列に現われる8個までの別々
のオージオ・メッセージ単位で構成されて、これがオー
ジオ・データ86のセグメント全体を構成する。メッセ
ージ単位ポインタ70乃至84は何れも16ビットのバ
イトで構成され、これはオージオ・データ86のセグメ
ント内にある関連したオージオ・メッセージ単位の最初
のデータ・バイトの位置と、この単位内にあるデータの
標本化速度とに対応するディジタル数である。オージオ
符号化データ又はビデオ符号化データのブロックがRA
M50内のアドレス0000から始まる8ビットの貯蔵
位置に直列に装入されるから、メッセージ・ポインタ
は、データがこうしてRAM50に装入される時、関連
したメッセージ単位にある最初の8ビットのデータのR
AMアドレスを含む様に選ばれる。
【0031】動作について説明すると、ビデオ符号化デ
ータ又はオージオ符号化データの1ブロックが、指令線
16の指令信号に応答して、制御回路28によってRA
M50に読込まれる。その後、線16の別の指令信号に
応答して、選ばれたメッセージ・ポインタが検索され且
つ処理されて、関連したメッセージ単位の最初の8ビッ
トのアドレス並びにこのデータ単位の標本化速度を求め
る。この後、オージオ・データ86の内、選ばれたオー
ジオ・メッセージ単位全体に対応する部分がRAM50
から検索され、適当な速度でクロック作用によって適応
形デルタ復調器64に送出され、そこでオージオ・メッ
セージ単位のデータを復調し、線68に出力して更に処
理する。
【0032】図3Aは、オージオ符号化データ又はビデ
オ符号化データの何れかの1ブロックが装入された後の
RAM50内に貯蔵されたデータの構成を示す。この図
で、RAM50の貯蔵位置“0000”が図の一番左側
にあり、逐次的に増加するアドレスを持つ貯蔵位置が左
から右へ続いている。全てのアドレスは16進法で表わ
されている。即ち、48KのRAM50内の利用し得る
貯蔵位置のアドレスは0000からBFFFへと進む。
【0033】データがRAM50内で図3Aに示す様に
貯蔵され、見出し88はRAM50の内、アドレス00
00乃至000Fを持つ部分を占める。最初のメッセー
ジ単位「メッセージ単位1」に対応するオージオ・デー
タの一部分が、記憶装置の内、アドレス0010乃至1
F3Fを持つ区域を占める。メッセージ単位2がアドレ
ス1F40乃至2AEFを持つ貯蔵位置を占めるという
具合である。全部で、5つのメッセージ単位MU1乃至
MU5がRAM50に装入される。
【0034】図3BはRAM50の内、前に述べた見出
し88を持つ部分の拡大図である。データ88が、RA
M50の各々の8ビットの貯蔵位置を表わす夫々の縦の
列の下に示した関連するアドレス90を持つ記憶装置の
16個の8ビット部分を占める。データは、各々の貯蔵
位置で最下位ビットが列の一番上、最上位ビットが一番
下に現われる様に配置されている。
【0035】前に図2について説明した様に、各々のメ
ッセージ単位ポインタ70乃至84は16ビットのバイ
トで構成される。この為、各々のメッセージ単位ポイン
タがRAM50内の2つの8ビット貯蔵位置を占める。
メッセージ1のポインタが記憶装置のアドレス0000
及び0001を占め、メッセージ2のポインタ72がア
ドレス0002及び0003を持つ貯蔵位置を占めると
いう具合である。この例では、アドレス000A乃至0
00Fを持つRAM50の貯蔵位置は、他のメッセージ
・ポインタを貯蔵する為に必要とせず、その為0を装入
する。
【0036】5つのメッセージ単位1乃至5の各々に対
する最初の8ビットのデータの16進法のアドレスが、
図3Aから、夫々0010,1F40,2AF0,32
D0,6590であることが判る。然し、RAM50の
見出し88の部分に貯蔵されるメッセージ単位ポインタ
1乃至5は、図3Bから夫々0018,1F45,2A
F0,32DB,659Fである。この為、メッセージ
単位ポインタの16進法の最上位の3つのデイジットは
メッセージ単位アドレスの16進法の最上位の3つのデ
イジットと対応するが、最下位デイジットは対応しない
ことがあることが判る。実際、メッセージ単位アドレス
の全ての最下位デイジットは0であり、メッセージ単位
ポインタの最下位デイジットを使って、関連したポイン
タのメッセージ単位にあるオージオ・データに対する標
本化速度を選定する。標本化速度の符号は後で詳しく説
明する。
【0037】図4A,図4Bは図1の制御回路28の回
路図である。ビデオ・クロック線34が第1の多重化器
92の低入力に接続され、オージオ・クロック線48が
多重化器92の高入力に接続される。多重化器92の選
択入力が比較器94の出力に接続される。多重化器92
の出力がアンドゲート98の一方の入力に接続され、そ
の出力が線52に接続される。8ビット指令線16が比
較器94の第1の入力に接続されると共に、別の比較器
100,102の第1の入力と、第2の多重化器104
及び第3の多重化器106の選択入力とに接続される。
16進法の数56(Hex56)に設定されたスイッチ
108が比較器100の第2の入力に接続される。He
x41に設定されたスイッチ110が比較器94の第2
の入力に接続され、Hex3に設定されたスイッチ11
2が比較器102の第2の入力に接続される。比較器1
00の出力がオア・ゲート114の第1の入力に接続さ
れ、その出力がアンド・ゲート98の第2の入力及び3
状態バッファ116の制御入力に接続される。比較器9
4の出力が前に述べた様に多重化器92の選択入力に接
続されると共に、オア・ゲート114の第2の入力及び
第2の多重化器118の選択入力に接続される。
【0038】ビデオ符号化データ線30が多重化器11
8の低入力に接続され、オージオ符号化データ線42が
多重化器118の高入力に接続される。多重化器118
の出力が3状態バッファ116の入力に接続される。3
状態バッファ116の出力が線54に接続される。アン
ド・ゲート98の出力が16ビット計数器120のクロ
ック入力にも接続される。計数器120の出力が第4の
多重化器122の低入力に接続され、この多重化器の出
力が第5の多重化器124の低入力に接続される。多重
化器124の出力が線56に接続される。
【0039】比較器102の出力が別の16ビット計数
器126の装入入力に接続され、立上り入力がワンショ
ット128及び多重化器122の選択入力に印加され
る。計数器126の出力が多重化器122の高入力に接
続される。多重化器104の出力が計数器126の入力
に接続され、多重化器106の出力は別の比較器130
の入力に接続される。
【0040】比較器130の出力がオア・ゲート131
の第1の入力に接続され、このゲートの出力がワンショ
ット132の立上り入力に接続される。オア・ゲート1
31の第2の入力が第2の線133に接続される。ワン
ショット132のQ出力が初期設定パルスとなり、比較
器130の破算入力、第1のフリップフロップ134の
セット入力、計数器120の破算入力及び第2のフリッ
プフロップ136のリセット入力に接続される。ワンシ
ョット132の出力が比較器94,100,102の破
算入力に接続されると共に、別の16ビット計数器13
8の破算入力及び第3のフリップフロップ140のリセ
ット入力にも接続される。
【0041】フリップフロップ134のQ出力が可変速
度クロック発生器142の保持入力に接続される。クロ
ック発生器142の出力が除数8の割算装置144の入
力、並列から直列への変換器146のクロック入力、及
び別のアンド・ゲート148の第1の入力に接続され
る。除数8の割算装置144の出力が並列から直列への
変換器146の装入入力、第3のフリップフロップ14
0のセット入力、別のアンド・ゲート150の一方の入
力、及び計数器138のクロック入力に接続される。フ
リップフロップ140のQ出力がアンド・ゲート148
の第2の入力に接続され、このゲートの出力が線66に
接続される。並列から直列への変換器146の出力が線
62に接続される。
【0042】計数器138の出力が比較器130の第2
の入力及び多重化器124の高入力に接続される。多重
化器124の出力が線56に接続される。ワンショット
128のQ出力がレジスタ152の装入入力、別のアン
ド・ゲート154の第1の入力、及び第2のワンショッ
ト156の立上り入力に接続される。ワンショット15
6のQ出力がアンド・ゲート154の第2の入力に接続
され、このゲートの出力がアンド・ゲート150の第2
の入力に接続される。アンド・ゲート150の出力が線
58に接続される。ワンショット156のQ出力が遅延
線158の入力、別のレジスタ160の装入入力及び計
数器126のクロック入力にも接続される。
【0043】遅延装置158の出力がフリップフロップ
136のセット入力、計数器138の装入入力及びフリ
ップフロップ134のリセット入力に接続される。第2
のフリップフロップ136のQ出力が多重化器124の
選択入力に接続される。線60が並列から直列への変換
器146の入力並びにレジスタ152,160の入力に
接続される。レジスタ152の8ビット並列線出力及び
レジスタ160の8ビット並列線出力が組合されて1個
の16ビット並列線161を形成し、その最下位の4ビ
ットがクロック発生器142の選択入力に接続され、そ
の最上位の12ビットが計数器138の入力に接続され
る。
【0044】多重化器104及び多重化器106は何れ
の8対1の多重化器であって、その選択入力に存在する
2進数に従って、8個の入力の中から選択する。多重化
器104の第1の入力が、最初のメッセージ単位ポイン
タの最初の8ビットのRAM50に於けるアドレスに設
定されたスイッチ162に接続される。多重化器104
の第2入力が、2番目のメッセージ単位ポインタの最初
の8ビットのRAM50に於けるアドレスに設定された
スイッチ164に接続されると云う風になっていて、最
後に、8番目のメッセージ単位ポインタの最初の8ビッ
トのRAM50に於けるアドレスに設定されたスイッチ
166が、多重化器104の第8の入力に接続される。
【0045】多重化器106の第1の入力が、2番目の
メッセージ単位ポインタの最初の8ビットのRAM50
に於けるアドレスに設定されたスイッチ168に接続さ
れる。多重化器106の第2の入力が3番目のメッセー
ジ単位ポインタ170の最初の8ビットのRAM50に
於けるアドレスに設定されたスイッチ170に接続され
るという風にして、多重化器106の7番目までの入力
が接続される。多重化器106の第8の入力が、ストッ
プ・モーション・オージオ・データを貯蔵するのに使わ
れるRAM50の貯蔵区域の終りに対応するRAM50
のアドレスに設定されたスイッチ172に接続される。
【0046】図4A,図4Bに示した回路の動作を説明
する前に、前に説明した標本化速度符号の形式を述べて
おきたい。下記の表1は標本化速度符号を示している。
【0047】
【表1】 標本化速度信号 16進法のビット値 標本化速度(KHz) 0 13 1 14 2 15 3 16 4 17 5 18 6 19 7 20 8 21 9 22 A 23 B 24 C 25 D 26 E 27 F 28
【0048】メッセージ単位ポインタ1乃至5が001
8,1F45,2AF0,32DB,659Fと云う1
6進数を持つことを前に述べた。各々のポインタの最下
位デイジットが関連したメッセージ単位に対する標本化
速度符号を構成している。この為、表1で、1番目のメ
ッセージ単位に対する標本化速度は21KHz、2番目
のメッセージ単位は18KHz、メッセージ単位3は1
3KHzと云う風になる。
【0049】指令線16を介して送られる指令符号の形
式も述べておきたい。下記の表2が指令符号を表わす。
【0050】
【表2】 指 令 符 号 56 ビデオ符号化データを求める 41 メッセージ単位1を再生 31 〃 2 〃 32 〃 3 〃 33 〃 4 〃 34 〃 5 〃 35 〃 6 〃 36 〃 7 〃 37 〃 8 〃 38 〃 9 〃
【0051】ビデオ符号化データを求めると云う指令信
号(Hex56)が制御回路38を作動して、ビデオ符
号化データを受取り、それをRAM50に読込む。オー
ジオ符号化データを求めると云う指令信号(Hex4
1)が制御回路28を作動して、オージオ符号化データ
を受取り、それをRAM50に読込む。メッセージ1乃
至8の再生という指令信号(Hex31−38)が回路
を作動して、RAMからメッセージ単位1乃至8を夫々
検索し、クロック作用によってそれを適当な速度で適応
形デルタ復調器に送る。
【0052】図4A,図4Bに示す回路は次の様に動作
する。
【0053】最初、装置に電力が供給されると、論理レ
ベル“1”パルスが普通の様に発生され、線133に印
加される。これによって回路内の比較器が破算されると
共に、回路はデータ・ブロックを受取る準備状態に設定
される。
【0054】プレーヤ10(図1)からビデオ符号化デ
ータの1ブロックを受取るべき場合、表2に示す様に1
6進数56であるビデオ符号化データを求めると云う指
令符号が、8ビット指令データ線16に印加される。ビ
デオ符号化データを求めると云う符号は、ディスクから
ビデオ符号化データのブロックを読取る直前に発生され
る。符号化されたビデオ符号化データのブロックが所定
のディスクの何処に記録されているかは常に判っている
から、線16に指令信号が現われるタイミングを制御す
るのは簡単なことである。
【0055】例えば、ビデオ符号化データのブロックが
10,000番目及び10,001番目のフレームのビ
デオ部分に記録されている場合、ビデオ・ディスク・プ
レーヤ10内の普通の回路を利用して、10,000番
目のフレームの初めに信号を発生し、この信号を使って
2つのフレームの始めに指令線16に符号56を印加す
ることが出来る。指令信号の順序並びにタイミングを制
御するのは、当業者が容易に出来ることである。
【0056】線16に16進数56が現われると、比較
器100が第1及び第2の入力が等しいことを検出し、
この為出力を発生する。この出力がオア・ゲート114
の一方の入力に印加される。オア・ゲート114が発生
する出力が、アンド・ゲート98の一方の入力に印加さ
れると共に、3状態バッファ116の制御入力に印加さ
れる。比較器94はこの時何の出力も発生せず、従って
多重化器92の選択入力は「低」である。ビデオ・クロ
ック・データが線34を介して多重化器92に印加され
ると、多重化器92はビデオ・ブロック・パルスを選択
し、それを多重化器92の出力へ通過させる。これらの
パルスがアンド・ゲート98の第2の入力に印加され、
アンド・ゲート98の第1の入力は高に保たれているか
ら、パルスが通過して線52に現われる。線52がRA
M50(図1)の読取データ・クロック入力に接続され
ている。
【0057】比較器94はこの時出力が低であるから、
多重化器118がビデオ入力線30を選択し、それを3
状態バッファ116へ通過させ、このバッファは、オア
・ゲート114の出力が高の状態にある為、ビデオ・デ
ータを線54へ通過される。線54がRAM50(図
1)の書込みデータ入力に接続されている。アンド・ゲ
ート98の出力が16ビット計数器120のクロック入
力にも印加される。線18の初期設定パルスによって最
初に破算されているので、計数器120はゼロから計数
を開始し、カウント出力を多重化器122の低入力に印
加する。
【0058】これまで説明した順序の正味の結果とし
て、線30に現われたビデオ・データががクロック作用
によって、線52のビデオ・クロック・パルスによって
決定されるクロック速度で、RAMの、0000から始
まる逐次的な一連のアドレス位置に送込まれる。これが
線56に現われる。
【0059】オージオ符号化データのブロックを受取る
こと並びに貯蔵することは、ビデオ符号化データのブロ
ックを受取って貯蔵する場合について上に述べたのと略
同様に、制御回路28によって行なわれる。然し、オー
ジオ符号化データを処理する場合、比較器94の出力が
「高」であり、従って多重化器92及び多重化器118
の選択入力が「高」である。従って、線48のオージオ
・ブロック及び線42のオージオ符号化データが夫々線
52,54へ通過する。同じ様にしてアドレスが発生さ
れ、線56に印加される。
【0060】メッセージ単位の検索並びに読出しは次の
様に行なわれる。選ばれたビデオ・フレームと共に、メ
ッセージ単位2をストップ・モーション様式で再生した
いと仮定する。公知の方法を使って、プレーヤ装置に選
ばれたビデオ・フレームをストップ・モーション様式で
再生させる。同時に、メッセージ単位2の再生指令信号
に対応するHex32が発生されて指令線16に印加さ
れる。この指令の最下位の3ビットが多重化器104,
106の選択入力に印加される。Hex32の最下位の
3ビットはディジタル数“2”を構成し、これが多重化
器104の選択入力に印加された時、スイッチ164に
接続された第2の入力を選択する。前に述べた様に、ス
イッチ164は、第2のメッセージ単位ポインタのRA
M50に於けるアドレスに設定されている。これが計数
器126の入力に接続された多重化器104の出力に印
加される。
【0061】同時に、Hex32の最上位の4ビットが
比較器102の第1の入力に印加される。比較器102
がこの入力と、前に述べた様に数3に設定されているス
イッチ112の出力との一致を感知する。この一致によ
り、比較器102の出力が「高」になる。この高信号が
計数器126の装入入力に印加されると、これに応答し
て、多重化器104の出力にある第2のメッセージ単位
ポインタの値が計数器に装入される。
【0062】比較器102の高出力が多重化器122の
選択入力にも印加され、これがそれに応答して、計数器
126の出力に接続された高入力を選択する。この為、
この時RAM50に於ける第2のメッセージ単位ポイン
タのアドレスに対応するディジタル数に設定されている
計数器126の内容が、多重化器122及び多重化器1
24を介して線56に印加される。
【0063】比較器102の出力が低の値から高の値に
なる時、ワンショット128がトリガされる。ワンショ
ット128及びワンショット156のQ出力がアンド・
ゲート154の入力に接続されていることが判る。この
為、アンド・ゲート154の出力の通常の状態は「高」
である。ワンショット128がトリガされると、アンド
・ゲート154の一方の入力に負に向うパルスを印加
し、アンド・ゲート154の出力に負に向うパルスが現
われる。除数8の割算装置144の出力は通常「高」で
あるから、アンド・ゲート154の出力に現われる負に
向うパルスが、アンド・ゲート150を通過して線58
に現われる。
【0064】第2のメッセージ単位ポインタのアドレス
が線56に現われ、それと同時に線58に負に向うパル
スが現われると、RAM50が、第2のメッセージ単位
ポインタの前半のアドレスを持つRAMの貯蔵区域の内
容を線60に出力する。ワンショット128のQ出力に
現われる負に向うパルスは、レジスタ152の装入入力
にも印加され、このレジスタは線60を介してRAM5
0から検索した8ビットをレジスタ152に貯蔵する。
ワンショット128の出力に出る負に向うパルスが終る
と、これによってワンショット156の立上り入力がト
リガされる。これによってワンショット156のQ出力
に500ナノ秒の持続時間を持つ負に向うパルスが現わ
れる。この負に向うパルスがアンド・ゲート154の一
方の入力に印加され、このゲートの出力に負に向うパル
スが現われ、この為、アンド・ゲート150の出力にも
このパルスが現われる。同時に、ワンショット156の
Q出力に出る負に向うパルスが計数器126のクロック
入力に印加される。
【0065】この計数器はそれに応答して、1だけ増数
する。これは、アドレス線56に現われるポインタの数
を1だけ増数する効果を持つ。この為、第2のメッセー
ジ単位ポインタの2番目の8ビットがRAM50から検
索されて線60に印加される。最後に、ワンショット1
56のQ出力に出る負に向うパルス出力がレジスタ16
0の装入入力に印加され、第2のメッセージ単位ポイン
タの2番目の8ビットをレジスタ160に装入する。
【0066】今述べた順序の正味の結果として、第2の
メッセージ単位ポインタの全体がレジスタ152,16
0の組合せに装入される。この時比較器102の出力は
低であり、従って多重化器122は低入力を選択し、計
数器120のカウント出力を多重化器124の低入力へ
通過させる。フリップフロップ136は最初はワンショ
ット132から初期設定パルスを印加することによって
リセットされているから、多重化器124の選択入力は
低であり、従って多重化器122の出力が線56に通過
する。前に述べた様に、線56がRAM50のアドレス
入力に接続されている。
【0067】レジスタ152,160の出力に現われる
第2のメッセージ単位の開始アドレスの最上位の12ビ
ットが16ビット計数器138の入力に印加される。レ
ジスタ152,160の出力の最下位の4ビットが可変
速度クロック発生器142の選択入力に印加される。
【0068】こうして計数器138は、第2のメッセー
ジ単位データの最初の8ビットに対応する開始アドレス
を装入する用意が出来る。このアドレスの値が計数器1
38に装入され、次の様にしてRAM50に印加され
る。ワンショット156のQ出力に出る負に向うパルス
が1マイクロ秒遅延回路158に印加され、この回路が
負に向うパルスを1マイクロ秒だけ遅延させてから、フ
リップフロップ136のセット入力並びに計数器138
の装入入力に印加する。この為、ワンショット156の
Q出力に出る負に向うパルスに応答して、計数器138
には第2のメッセージ単位の開始アドレスが装入され、
このアドレスが多重化器124の高入力に印加される。
同時に、フリップフロップ136がセットされ、そのQ
出力が多重化器124の選択入力に印加されて、この多
重化器が、計数器138の出力が接続されている高入力
を選択する様にする。これによって開始アドレスが線5
6に印加される。
【0069】遅延回路158の遅延出力がフリップフロ
ップ134のリセット入力にも印加され、フリップフロ
ップ134のQ出力を低にし、可変速度クロック発生器
142を解除する。標本化速度符号数を構成する、第2
のメッセージ単位開始アドレスの最下位の4ビットがこ
の時クロック発生器142の選択入力にあり、保持状態
から解除されると、この発生器が発生器142の入力に
ある符号に従って選ばれた速度で、クロックを出力とし
て発生する。
【0070】クロック発生器142からのクロックが除
数8の割算装置144の入力に印加される。このクロッ
クの8カウントの後、除数8の割算装置144の出力が
発生し、それがアンド・ゲート150の一方の入力に印
加される。これによって線58に負に向うパルスが現わ
れ、それがRAM50の開始アドレスの貯蔵位置にある
データを線60に出て来る様にする。
【0071】線60のこのデータが並列から直列への変
換器146の入力に印加され、変換器146の装入入力
に除数8の割算装置144の出力が存在する為、直ちに
装入される。装入されたデータが、クロック発生器14
2の出力から変換器のクロック入力に入るクロック・パ
ルスに応答して、直ちに直列に送出される。クロック作
用によって直列に送出されるデータが線62に印加され
る。
【0072】クロック発生器142からの4個のクロッ
ク・パルスの後、除数8の割算装置144の出力が低に
なる。これによってアンド・ゲート150の出力が低に
なり、こうしてRAM50に、線56にあるアドレスの
データを読取る様に命令する。こうして読取られたデー
タが線60に供給され、こうして並列から直列への変換
器146の入力に印加される。この期間の間、クロック
発生器142からのクロック出力がアンド・ゲート14
8の一方の入力に印加される。然し、アンド・ゲート1
48の他方の入力は、フリップフロップ140のQ出力
によって低に保たれており、従って、クロック発生器1
42からのクロックは線66に現われることが出来な
い。クロック発生器142からの最初の4個のパルスが
並列から直列への変換器146のクロック入力にも印加
され、この為、線62には不規則なデータが現われる。
然し、この時線64にクロック・パルスがないので、こ
の出力は復調器によって処理されない。
【0073】クロック発生器142からの更に4個のク
ロック・パルスの後、除数8の割算装置144の出力が
高になる。これによって計数器138のクロック入力が
トリガされ、並列から直列への変換器146の装入入力
がトリガされ、ワンショット174の入力がトリガされ
る。ワンショット174は100ナノ秒の持続時間を持
つ出力パルスを発生する様に設定されている。この為、
割算装置144の出力が高になると、計数器138が1
だけ増数され、こうして線56に現われるアドレスを1
だけ増数し、並列から直列への変換器146にデータが
装入され、ワンショット174がトリガされて、負に向
うパルスを発生し、これがフリップフロップ140のセ
ット入力を作動する。従って、フリップフロップ140
のQ出力が高になり、クロック発生器142からの一連
のクロック・パルスが線64に現われる様にする。この
為、データが並列から直列への変換器からクロック動作
によって直ちに線62に出力され、同時に線64にクロ
ック・パルスが供給される。
【0074】クロック発生器142からの更に4個のク
ロック・パルスの後、割算装置144の出力が再び低に
なる。これによってもう1回、負に向うパルスが線58
に現われ、これがRAM50に、線56に現われるアド
レス位置を持つ貯蔵位置からデータを呼出す様にする。
これまでの説明から判る様に、このアドレスは、第2の
メッセージ単位の順序内の次の貯蔵位置である。クロッ
ク発生器142の出力に更に4個のパルスが出た後、既
に並列から直列への変換器146に装入されている全て
のデータが、完全に線52に出力される。割算装置14
4の出力が高になるのと一致して、並列から直列への変
換器146には、線60にある次の8個のデータ・ビッ
トが装入され、計数器138が1だけ増数され、ワンシ
ョット174がトリガされる。この為、最初の8個のデ
ータ・ビットのクロック動作から切れ目なしに、次の8
個のデータ・ビットが直ちにクロック動作によって線6
2に送出される。フリップフロップ140は、割算装置
144の出力に現われる最初の正に向う縁によって既に
セットされているので、フリップフロップ140のQ出
力は高のまゝであり、クロック・パルスのストリームは
切れ目なく線66に引続いて現われる。
【0075】計数器138の出力は、多重化器124を
介して線56に印加されてRAM50に対するアドレス
情報を供給する他に、比較器130の一方の入力にも印
加される。比較器130の他方の入力が多重化器106
の出力に接続される。前に述べた様に、多重化器106
の出力には、スイッチ170に設定された第3のメッセ
ージ単位ポインタがある。計数器138が除数8の割算
装置144の出力の1サイクル毎に増数を続け、こうし
てRAM50の内、呼出し中のメッセージ単位、今の例
では第2のメッセージ単位に関連したデータを持つ部分
の内容全体を、貯蔵位置毎にクロック動作によって送出
す。
【0076】計数器138の出力がこの後のメッセージ
単位ポインタ、今の例ではメッセージ単位3に等しくな
ると、比較器130がこの一致を検出して、出力を発生
する。この出力がワンショット132の入力に印加さ
れ、これがそのQ出力に1マイクロ秒の負に向う出力パ
ルスを発生する。この負に向う出力パルスがフリップフ
ロップ134のセット入力に印加されて、そのQ出力が
高になる。これによって可変速度クロック発生器142
の保持入力が高になり、それがクロック発生器142を
禁止する。同時に、ワンショット132から負に向う出
力パルスが初期設定線に印加され、こうして初期設定パ
ルスに応答して種々の装置を破算並びにリセットし、回
路を初期状態に復帰させて、別の命令を待つ様にする。
【0077】
【発明の効果】以上、ストップ・モーション様式で再生
される選ばれたビデオ・フレームと共に別個に再生する
為に、関連した特定のクロック速度で復号することが出
来るメッセージ単位を構成する符号化オージオ・データ
単位を、この発明に従って、特別に符号化されたメッセ
ージ単位ポインタと共に群に分けて、符号化オージオ・
メッセージ・ブロックを形成し、このブロックをビデオ
・ディスクの様な記録媒質に、ビデオ情報の為に空けて
あるディスクの一部分に、又はオージオ周波数情報の為
に空けてあるディスクの一部分に、記録することが出来
ることを説明した。このデータ・ブロックをディスクか
ら復元し、RAMの様な貯蔵装置に貯蔵し、貯蔵装置か
ら選択的に呼出して、ストップ・モーション様式で再生
される選ばれたビデオ・フレームと共に、各々のメッセ
ージ単位を制御自在に別個に再生する為に処理すること
が出来る。実際、この発明は、1個の選ばれたビデオ・
フレームをストップ・モーション様式で再生する時だけ
でなく、ビデオ・ディスクの任意の所望の再生様式の
間、例えばスロー・モーションの再生又はフレーム飛越
しの再生様式の間も、別々のメッセージ単位を再生する
ことが出来る様に、メッセージ単位の呼出し並びに処理
の制御に十分な融通性を持たせる。
【0078】上に述べた制御回路28は、この発明に従
ってデータの貯蔵並びに選択的な呼出しを調整する有効
な手段であるが、制御回路28に含まれる論理作用をマ
イクロプロセッサのプログラムで実現する様にし、マイ
クロプロセッサが制御回路の作用を行なう様にする方が
一層コスト効果があることを承知されたい。実際、この
様な方式が好ましいと考えられる。この様にマイクロプ
ロセッサをプログラムする手順の詳細は、周知である
し、特定のマイクロプロセッサに対してこういう機能に
対する有効なプログラムを作成することは、一旦こゝで
説明した原理が判っていれば、日常的に出来ることであ
るから、詳しく説明しない。
【0079】以上の説明から、この発明が、特にストッ
プ・モーションのオージオ情報の記録並びに再生の分野
に用いた時、変わった様式のオージオの記録並びに再生
の分野で著しい進歩をもたらしたことが理解されよう。
特にこの発明は、別々のオージオ・データ・メッセージ
単位の形で符号化オージオ・データを効率よく貯蔵する
と共に、データの標本化速度を制御自在に選択する点
で、融通性を高める有効な方法を提供した。この発明の
特定の実施例を例として詳しく説明したが、この発明の
範囲内で種々の変更が可能であることは云うまでもな
い。従って、この発明は特許請求の範囲の記載のみによ
って限定されることを承知されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従って構成されたストップ・モーシ
ョン・オージオ復号器のブロック図。
【図2】この発明に使われる符号化オージオ・データ・
ブロックの形式を示す図。
【図3A】この発明に従ってデータが装入されたRAM
のデータの構成を示す図。
【図3B】この発明に従ってデータが装入されたRAM
50の内、見出し88を持つ部分の拡大図。
【図4A】図1の制御回路の回路図。
【図4B】図1の制御回路の回路図。
【符号の説明】
70乃至84 メッセージ単位ポインタ 86 オージオ・メッセージ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年1月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 光ディスク及びその再生装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はアナログ信号を所定の
標本化速度により符号化して得られるデジタル情報と、
該デジタル情報に関する標本化速度情報とを記録して成
ることを特徴とする光ディスク及び記録された光ディス
クよりその記録されたデジタル情報を再生する再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】「ストップ・モーション」は、記録され
たビデオ情報を再生する1つの方法であり、記録された
ビデオ信号の1フレームを繰返し再生して、再生する1
フレームにある可視情報の連続的なビデオ画像を発生す
る。ストップ・モーション方式は公知であり、テレビ放
送に広く使われている。最もよく知られた例はテレビの
スポーツ放送の分野である。この様な放送の用途では、
ストップ・モーション効果を作り出す為に一般的に使わ
れる記録媒質はビデオ・テープである。
【0003】ストップ・モーションが出来ることが、放
送以外の用途にとっても魅力のあるものにした開発が光
学ディスクである。光学ディスクはLPレコードと大体
同じ寸法を持ち、澄明なプラスチックで作られていて、
光学的に読取可能な標識の渦巻形又は円形トラックとし
て、ディスクの内部の埋設面に情報を記録することの出
来る平坦なディスクである。光学ディスクを読取る時
は、光ビームをトラック上の小さなスポットに結像し、
ディスクを回転させ、こうして光のスポットがトラック
を直線的に走査する様にし、トラックから選ばれた方向
に出て来る光量を光検出器で検出する。標識がトラック
に設けられるパターンとして、情報がディスクに貯蔵さ
れる。光のスポットによってディスクが走査される時、
検出される光量が標識が交互に存在すること並びに存在
しないことに応じて変化し、トラック上の標識の特定の
パターンによって発生された光検出器の出力の電気信号
としての変化を検出することにより、情報が復元され
る。
【0004】光学ディスクにビデオ情報を記録並びに再
生する時に最も広く用いられている形式は、ビデオ搬送
波及び1つ又は更に多くのオーディオ副搬送波を周波数
変調し、周波数変調した搬送波及び副搬送波を組合せ、
その後周波数変調した搬送波並びに副搬送波信号に従っ
て、標識の空間周波数、並びに標識の間にある区域に較
べた相対的な長さを変えるものである。
【0005】垂直同期期間に対応するトラックの区域が
ディスクの半径方向に整合する様に、ビデオ情報を光学
ディスクに記録することが出来る。こういうディスク
は、ビデオ情報の記録並びに再生で、ディスクが一定の
角速度で回転するので、一定角速度(CAV)ディスク
と呼ばれる。
【0006】CAVディスクは、ディスクのことごとく
のトラックの垂直同期期間が同じ半径方向に揃う為に、
幾つかの有用な特徴がある。こういう構成により、ディ
スクを読取る間、ディスク・プレーヤの出力によって駆
動されるテレビジョン又はモニタの水平及び垂直同期発
振器回路の同期を保ちながら、比較的容易にトラックか
らトラックへ飛越すことが出来る。こういうことが可能
なのは、光のスポットが前のトラックから飛越した後に
新しいトラックに到達した時、そのトラックに記録され
ているビデオ情報の同期が、スポットが移動する前のト
ラックにあるビデオ情報の同期と同一であるからであ
る。この為、この様な飛越しをした後、同期を失ったの
を再び設定する必要はなく、その代りにビデオ情報の再
生は切れ目なく滑らかに進めることが出来る。
【0007】ビデオ情報の各フレームの間を滑らかに飛
越すことが出来ることにより、光学ディスクは、ストッ
プ・モーション様式で再生しようとするビデオ情報に対
して非常に適した記録媒質である。例えば、光学ディス
ク全体にストップ・モーション形のビデオ情報だけを記
録することが出来る。この場合、ディスクに記録される
各ビデオ・フレームは異なる画像を持っており、各フレ
ームをストップ・モーション様式で再生して、希望に応
じて個別のフレームを呼出すことにより、丁度本でも読
む様に、フレーム毎に、従って画像毎に、ディスクを読
取ることが出来る。CAVディスクの片側に50,00
0フレームを越えるビデオを貯蔵することが出来ること
を考えると、この様な形式の効用が非常に広いことは明
白である。例えば、デパートのカタログ全体又は10
0,000個の画像から成る教育番組全体を1つの光学
ディスクに入れることが出来る。
【0008】ビデオ情報をストップ・モーション式に再
生する間、オーディオ再生が出来ることゝ組合せれば、
光学ディスクのストップ・モーションの特徴は尚更魅力
的である。
【0009】1フレームのストップ・モーション形ビデ
オと共に再生する為に、オーディオ情報を記録する方法
が工夫されている。
【0010】1つの方式では、それに伴うビデオのスト
ップ・モーション・フレームと共に再生すべき「ストッ
プ・モーション・オーディオ」が、例えば適応形デルタ
変調により、ディジタル形式で符号化され、ディスクに
利用し得る2つのオーディオ・チャンネルの内の一方に
記録される。再生の際、関連したストップ・モーション
・ビデオ・フレームを再生する前に、ディジタル形式に
符号化されたストップ・モーション・オーディオ情報を
オーディオ・チャンネルから読取り、RAMの様な貯蔵
装置に貯蔵する。ストップ・モーション・フレームを再
生する時、ディジタル化したオーディオ情報を貯蔵装置
から読出し、復号し、ストップ・モーション・ビデオと
共に再生する。
【0011】この方式の1つの制約は、ディスクから読
取る時のディジタル化オーディオ・データのビット速度
を、それを記録したオーディオ・チャンネルの帯域幅の
制約の範囲内に抑えなければならないことである。この
方式で使われた典型的な値は、12キロヘルツの読取ビ
ット速度である。適応形デルタ変調を使う時、符号化過
程の標本化ビット速度は、所望の了解度を得る為に、典
型的には16キロヘルツ又はそれ以上にする。この為、
この方式では、符号化されたストップ・モーション・メ
ッセージを記憶装置に読込む為に、ストップ・モーショ
ン・メッセージの持続時間より僅かながら長い期間の
間、ディスクを普通の動作様式で再生しなければならな
い。従って、この方式は、密な間隔の多数のストップ・
モーション・フレームを持つ番組を記録するには役立た
ない。然し、これは、番組全体にわたって、ストップ・
モーション・フレームがずっと広い間隔で設けられてい
る場合、ストップ・モーション・オーディオ情報を記録
並びに再生する比較的コストの安い方法になる。
【0012】2番目の方式もストップ・モーション・オ
ディオ情報を例えば適応形デルタ変調によって符号化
する。然し、ディジタル形式に符号化されたストップ・
モーション・オーディオ情報が、1つ又は更に多くの相
次ぐフレームでビデオ情報の代りに記録される。ストッ
プ・モーション・オーディオ情報のメッセージが16キ
ロヘルツという様な所望の標本化速度で符号化され、そ
の後7.2メガヘルツのビット速度に時間的に圧縮され
て、帯域幅がビデオ電子回路の能力の範囲内になる様に
符号化される。符号化されたデータがビデオ・フレーム
の水平走査線でビデオ情報の代りに使われる。ディジタ
ル化オーディオ情報を大きく時間的に圧縮することによ
り、11秒までの持続時間を持つストップ・モーション
・オーディオ・メッセージを1個のビデオ・フレームの
ビデオ・データ部分に貯蔵することが出来る。
【0013】この2番目の方式を実施するのに必要な電
子回路は、前に述べた1番目の方式の回路よりも一層コ
ストがかゝるが、この方式にすると、光学ディスクにず
っと多くのストップ・モーション・オーディオ・メッセ
ージ情報を貯蔵することが出来る。従って、光学ディス
クは、ストップ・モーション・ビデオ・フレームとスト
ップ・モーション・オーディオ・フレームとが交互する
様な順序の形式にして、各々のビデオ・フレームに、持
続時間が11秒までのストップ・モーション・オーディ
オ・メッセージを持たせることが出来る。従って、この
「ビデオ符号化」方式は、光学ディスクにディジタル形
式で符号化されたストップ・モーション・オーディオ・
メッセージを貯蔵する効率を著しく改善したものであ
る。
【0014】然し、ビデオ符号化方式は或る制約があ
る。ストップ・モーション・メッセージの持続時間に対
する番組の要求は大幅に変わる。ビデオ番組制作者は特
定のストップ・モーション・フレームでは2秒又は3秒
しか必要としない場合が多いが、時には20秒又はそれ
以上のストップ・モーション・オーディオ・メッセージ
を必要とする。これは、ストップ・モーション・オー
オ情報に対する形式を選ぶ際に問題となる。経済性の
理由で、ストップ・モーション動作が出来るビデオ光学
ディスク・プレーヤを新しい番組毎に設計仕直さなくて
も済む様に、ストップ・モーション・オーディオ情報の
記録並びに再生には標準形式を使うのが望ましい。
【0015】ストップ・モーション・オーディオを符号
化する妥当な妥協案としての標準形式は、ビデオの相次
ぐ2フレームを16キロヘルツの速度で標本化された1
個のストップ・モーション・オーディオ・メッセージに
専用にすることである。この形式にすると、持続時間が
22秒までのストップ・モーション・オーディオ・メッ
セージをかなりの了解度で貯蔵並びに再生することが出
来る。これによって、大抵の番組の用途では、一番長い
ストップ・モーション・オーディオ・メッセージ以外の
全てのメッセージの貯蔵並びに再生が出来る。
【0016】然し、大抵のストップ・モーション・オー
ディオ・メッセージは、前に述べた様に、長さがずっと
短く、或るものは2秒又は3秒しか持続しない。この様
なストップ・モーション・メッセージに対して、膨大な
量の貯蔵能力が浪費される。1個のストップ・モーショ
ン・オーディオ・メッセージに対して1フレームしか専
用にしないとしても、16キロヘルツのビット速度で1
1秒という時間は、どんなストップ・モーション・オー
ディオ・メッセージにとっても依然として多過ぎるし、
一層長いメッセージはこの形式では記録することが出来
ない。
【0017】更に、適応形デルタ変調と共に用いる16
キロヘルツのビット速度は、了解度とデータ詰込み密度
の条件との間の妥当な折合いであるが、16キロヘルツ
の標本化速度でオーディオ・メッセージ情報を再生して
も、十分な忠実度は得られない。この様な了解度を高く
することが望ましい場合が多いが、従来の方式ではこの
様な了解度が得られない。
【0018】従って、上に述べた様な制約を解決した、
ストップ・モーション・オーディオ記録及び再生能力を
持つビデオ記録及び再生装置に対する要望があることが
理解されよう。特に、関連した装置を経済的に製造する
ことが出来る様に標準化は保ちながら、ストップ・モー
ション・オーディオ・メッセージを記録媒質に入れる時
に一層融通性のある装置に対する要望がある。この発明
はこう云う要望に応えるものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】この出願の第1の発明は
アナログ信号を所定の標本化速度により符号化して得ら
れるデジタル情報と、該デジタル情報に関する標本化速
度情報とを記録して成ることを特徴とする光ディスク
あり、またこの出願の第2の発明はアナログ信号を所定
の標本化速度により符号化して得られるデジタル情報
と、該デジタル情報に関する標本化速度情報とが記録さ
れた光ディスクよりその記録されたデジタル情報を再生
する再生装置であって、前記光ディスクより前記デジタ
ル情報及びその標本化速度情報を読み出す読出手段と、
前記読み出されたデジタル情報及びその標本化速度情報
を一時的に記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶さ
れたデジタル情報を読み出すとともに、これを前記標本
化速度情報を用いて元のアナログ信号に復号する復号手
段とを具備することを特徴とする光ディスク再生装置
ある。
【0020】
【作用】この出願の請求項1の発明によれば、アナログ
信号はその標本化速度情報とともにデジタル記録される
から、必要に応じて、記録容量節減の要請あるいは再現
忠実度向上の要請のいずれを満足させるかにより、所望
のアナログ信号に関して最適なデジタル記録が可能とな
る。 この出願の請求項2の発明によれば、ディスクか
ら読み出された標本化速度情報により指定された態様に
よりデジタル情報を復号し元のアナログ信号を再生する
ことができる。
【0021】
【実施例】図1はこの発明に従って構成されたストップ
・モーション・オーディオ・データ復元及び復調装置の
ブロック図である。標準型ビデオ・ディスク・プレーヤ
装置10が光学ディスク(図に示してない)を読取り、
復元したビデオ情報を伝えるビデオ信号線12、ビデオ
・ディスクに設けられた2つのオーディオ・チャンネル
の内の一方であるオーディオ・チャンネル2から復元し
たオーディオ情報を伝えるオーディオ信号線14、及び
指令信号線16に出力する。線12のビデオ信号がビデ
オ・データ復元回路20に印加される。
【0022】ビデオ・データ復元回路20が線22のビ
デオ信号入力を処理して、並列の4本の線に、相次ぐ2
つのビデオ・フレームから復元した論理レベルのディジ
タル符号化オーディオ・データを出力として発生する。
復元回路20は線24にクロック信号をも出力として発
生するが、これは線22の符号化データ出力のクロック
速度である。線24のクロック・パルスが普通の並列4
ビットから並列8ビットへの変換器26に印加され、こ
れが線22の4ビットの並列データ入力を8ビットの並
列データ(「ビデオ符号化データ」)に変換し、これが
線30を介して制御回路28に印加される。線24のク
ロック・パルスは普通の除数2の割算回路32にも印加
され、その出力(「ビデオ・クロック・データ」)が線
34を介して制御回路28に印加される。
【0023】線14のオーディオ信号がオーディオ・デ
ータ復元回路36に印加され、これが線14のオーディ
オ・データからの論理レベルで、ディジタル符号化オー
ディオ・データを直列ビット・ストリームとして復元す
る。符号化オーディオ・データが線38の出力として普
通の直列から並列8ビットへの変換器40に印加され、
これが線38の符号化オーディオ・データの直列ストリ
ームを並列8ビットのデータ(「オーディオ符号化デー
タ」)に変換し、それが線42を介して制御回路28に
印加される。オーディオ・データ復元回路36は線44
の出力として、復元したオーディオ符号化データの速度
を持つクロック信号をも発生し、これが直列から並列へ
の変換器40に印加される。線44のクロック信号が普
通の除数8の割算回路46に印加され、これがクロック
・パルス列を8で除して、その結果得られる出力(「オ
ディオ・クロック・データ」)を線48を介して制御
回路28に印加する。
【0024】制御回路28は普通の様に書込みクロック
線52、書込みデータ線54、RAMアドレス線56、
読取クロック線58及び読取データ線60を介して、4
8KのRAM50とやり取りする。制御回路28がRA
M50から検索したデータを線62を介して適応形デル
タ復調器64に印加する。クロック・パルスが線66を
介して適応形デルタ復調器に印加されて、線62の検索
データを適当な速度で復号出来る様にする。復元された
適応形デルタ復調をしたオーディオが、この後で濾波作
用並びに増幅作用をして関連したビデオと共に再生する
為、出力線68に印加される。
【0025】線30のビデオ符号化データ並びに線42
のオーディオ符号化データが異なる速度でクロック作用
を受ける。線30のビデオ符号化データは約900KH
zの速度のクロック作用を受けるのに対して、線42の
オーディオ符号化データは約1500KHzの速度のク
ロック作用を受ける。然し、ビデオ符号化データもオー
ディオ符号化データも同じ形式を持っている。
【0026】図2はオーディオ符号化データ及びビデオ
符号化データの形式を示すブロック図である。ビデオ符
号化データでもオーディオ符号化データでも、その1ブ
ロックの初めに、一連の16ビットのメッセージ単位ポ
インタ70乃至84があり、これらが全体としてデータ
の「見出し」88を構成する。見出しの後に、ディジタ
ル化オーディオ・データの連続的なストリーム86が続
く。オーディオ・データ86は直列に現われる8個まで
の別々のオーディオ・メッセージ単位で構成されて、こ
れがオーディオ・データ86のセグメント全体を構成す
る。メッセージ単位ポインタ70乃至84は何れも16
ビットのバイトで構成され、これはオーディオ・データ
86のセグメント内にある関連したオーディオ・メッセ
ージ単位の最初のデータ・バイトの位置と、この単位内
にあるデータの標本化速度とに対応するディジタル数で
ある。オーディオ符号化データ又はビデオ符号化データ
のブロックがRAM50内のアドレス0000から始ま
る8ビットの貯蔵位置に直列に装入されるから、メッセ
ージ・ポインタは、データがこうしてRAM50に装入
される時、関連したメッセージ単位にある最初の8ビッ
トのデータのRAMアドレスを含む様に選ばれる。
【0027】動作について説明すると、ビデオ符号化デ
ータ又はオーディオ符号化データの1ブロックが、指令
線16の指令信号に応答して、制御回路28によってR
AM50に読込まれる。その後、線16の別の指令信号
に応答して、選ばれたメッセージ・ポインタが検索され
且つ処理されて、関連したメッセージ単位の最初の8ビ
ットのアドレス並びにこのデータ単位の標本化速度を求
める。この後、オーディオ・データ86の内、選ばれた
オーディオ・メッセージ単位全体に対応する部分がRA
M50から検索され、適当な速度でクロック作用によっ
て適応形デルタ復調器64に送出され、そこでオーディ
オ・メッセージ単位のデータを復調し、線68に出力し
て更に処理する。
【0028】図は、オーディオ符号化データ又はビデ
オ符号化データの何れかの1ブロックが装入された後の
RAM50内に貯蔵されたデータの構成を示す。この図
で、RAM50の貯蔵位置“0000”が図の一番左側
にあり、逐次的に増加するアドレスを持つ貯蔵位置が左
から右へ続いている。全てのアドレスは16進法で表わ
されている。即ち、48KのRAM50内の利用し得る
貯蔵位置のアドレスは0000からBFFFへと進む。
【0029】データがRAM50内で図に示す様に貯
蔵され、見出し88はRAM50の内、アドレス000
0乃至000Fを持つ部分を占める。最初のメッセージ
単位「メッセージ単位1」に対応するオーディオ・デー
タの一部分が、記憶装置の内、アドレス0010乃至1
F3Fを持つ区域を占める。メッセージ単位2がアドレ
ス1F40乃至2AEFを持つ貯蔵位置を占めるという
具合である。全部で、5つのメッセージ単位MU1乃至
MU5がRAM50に装入される。
【0030】図はRAM50の内、前に述べた見出し
88を持つ部分の拡大図である。データ88が、RAM
50の各々の8ビットの貯蔵位置を表わす夫々の縦の列
の下に示した関連するアドレス90を持つ記憶装置の1
6個の8ビット部分を占める。データは、各々の貯蔵位
置で最下位ビットが列の一番上、最上位ビットが一番下
に現われる様に配置されている。
【0031】前に図2について説明した様に、各々のメ
ッセージ単位ポインタ70乃至84は16ビットのバイ
トで構成される。この為、各々のメッセージ単位ポイン
タがRAM50内の2つの8ビット貯蔵位置を占める。
メッセージ1のポインタが記憶装置のアドレス0000
及び0001を占め、メッセージ2のポインタ72がア
ドレス0002及び0003を持つ貯蔵位置を占めると
いう具合である。この例では、アドレス000A乃至0
00Fを持つRAM50の貯蔵位置は、他のメッセージ
・ポインタを貯蔵する為に必要とせず、その為0を装入
する。
【0032】5つのメッセージ単位1乃至5の各々に対
する最初の8ビットのデータの16進法のアドレスが、
から、夫々0010,1F40,2AF0,32D
0,6590であることが判る。然し、RAM50の見
出し88の部分に貯蔵されるメッセージ単位ポインタ1
乃至5は、図から夫々0018,1F45,2AF
0,32DB,659Fである。この為、メッセージ単
位ポインタの16進法の最上位の3つのデイジットはメ
ッセージ単位アドレスの16進法の最上位の3つのデイ
ジットと対応するが、最下位デイジットは対応しないこ
とがあることが判る。実際、メッセージ単位アドレスの
全ての最下位デイジットは0であり、メッセージ単位ポ
インタの最下位デイジットを使って、関連したポインタ
のメッセージ単位にあるオーディオ・データに対する標
本化速度を選定する。標本化速度の符号は後で詳しく説
明する。
【0033】図,図は図1の制御回路28の回路図
である。ビデオ・クロック線34が第1の多重化器92
の低入力に接続され、オーディオ・クロック線48が多
重化器92の高入力に接続される。多重化器92の選択
入力が比較器94の出力に接続される。多重化器92の
出力がアンドゲート98の一方の入力に接続され、その
出力が線52に接続される。8ビット指令線16が比較
器94の第1の入力に接続されると共に、別の比較器1
00,102の第1の入力と、第2の多重化器104及
び第3の多重化器106の選択入力とに接続される。1
6進法の数56(Hex56)に設定されたスイッチ1
08が比較器100の第2の入力に接続される。Hex
41に設定されたスイッチ110が比較器94の第2の
入力に接続され、Hex3に設定されたスイッチ112
が比較器102の第2の入力に接続される。比較器10
0の出力がオア・ゲート114の第1の入力に接続さ
れ、その出力がアンド・ゲート98の第2の入力及び3
状態バッファ116の制御入力に接続される。比較器9
4の出力が前に述べた様に多重化器92の選択入力に接
続されると共に、オア・ゲート114の第2の入力及び
第2の多重化器118の選択入力に接続される。
【0034】ビデオ符号化データ線30が多重化器11
8の低入力に接続され、オーディオ符号化データ線42
が多重化器118の高入力に接続される。多重化器11
8の出力が3状態バッファ116の入力に接続される。
3状態バッファ116の出力が線54に接続される。ア
ンド・ゲート98の出力が16ビット計数器120のク
ロック入力にも接続される。計数器120の出力が第4
の多重化器122の低入力に接続され、この多重化器の
出力が第5の多重化器124の低入力に接続される。多
重化器124の出力が線56に接続される。
【0035】比較器102の出力が別の16ビット計数
器126の装入入力に接続され、立上り入力がワンショ
ット128及び多重化器122の選択入力に印加され
る。計数器126の出力が多重化器122の高入力に接
続される。多重化器104の出力が計数器126の入力
に接続され、多重化器106の出力は別の比較器130
の入力に接続される。
【0036】比較器130の出力がオア・ゲート131
の第1の入力に接続され、このゲートの出力がワンショ
ット132の立上り入力に接続される。オア・ゲート1
31の第2の入力が第2の線133に接続される。ワン
ショット132の
【外1】 出力が初期設定パルスとなり、比較器130の破算入
力、第1のフリップフロップ134のセット入力、計数
器120の破算入力及び第2のフリップフロップ136
のリセット入力に接続される。ワンショット132の出
力が比較器94,100,102の破算入力に接続され
ると共に、別の16ビット計数器138の破算入力及び
第3のフリップフロップ140のリセット入力にも接続
される。
【0037】フリップフロップ134のQ出力が可変速
度クロック発生器142の保持入力に接続される。クロ
ック発生器142の出力が除数8の割算装置144の入
力、並列から直列への変換器146のクロック入力、及
び別のアンド・ゲート148の第1の入力に接続され
る。除数8の割算装置144の出力が並列から直列への
変換器146の装入入力、第3のフリップフロップ14
0のセット入力、別のアンド・ゲート150の一方の入
力、及び計数器138のクロック入力に接続される。フ
リップフロップ140のQ出力がアンド・ゲート148
の第2の入力に接続され、このゲートの出力が線66に
接続される。並列から直列への変換器146の出力が線
62に接続される。
【0038】計数器138の出力が比較器130の第2
の入力及び多重化器124の高入力に接続される。多重
化器124の出力が線56に接続される。ワンショット
128の
【外2】 出力がレジスタ152の装入入力、別のアンド・ゲート
154の第1の入力、及び第2のワンショット156の
立上り入力に接続される。ワンショット156のQ出力
がアンド・ゲート154の第2の入力に接続され、この
ゲートの出力がアンド・ゲート150の第2の入力に接
続される。アンド・ゲート150の出力が線58に接続
される。ワンショット156の
【外3】 出力が遅延線158の入力、別のレジスタ160の装入
入力及び計数器126のクロック入力にも接続される。
【0039】遅延装置158の出力がフリップフロップ
136のセット入力、計数器138の装入入力及びフリ
ップフロップ134のリセット入力に接続される。第2
のフリップフロップ136のQ出力が多重化器124の
選択入力に接続される。線60が並列から直列への変換
器146の入力並びにレジスタ152,160の入力に
接続される。レジスタ152の8ビット並列線出力及び
レジスタ160の8ビット並列線出力が組合されて1個
の16ビット並列線161を形成し、その最下位の4ビ
ットがクロック発生器142の選択入力に接続され、そ
の最上位の12ビットが計数器138の入力に接続され
る。
【0040】多重化器104及び多重化器106は何れ
の8対1の多重化器であって、その選択入力に存在する
2進数に従って、8個の入力の中から選択する。多重化
器104の第1の入力が、最初のメッセージ単位ポイン
タの最初の8ビットのRAM50に於けるアドレスに設
定されたスイッチ162に接続される。多重化器104
の第2入力が、2番目のメッセージ単位ポインタの最初
の8ビットのRAM50に於けるアドレスに設定された
スイッチ164に接続されると云う風になっていて、最
後に、8番目のメッセージ単位ポインタの最初の8ビッ
トのRAM50に於けるアドレスに設定されたスイッチ
166が、多重化器104の第8の入力に接続される。
【0041】多重化器106の第1の入力が、2番目の
メッセージ単位ポインタの最初の8ビットのRAM50
に於けるアドレスに設定されたスイッチ168に接続さ
れる。多重化器106の第2の入力が3番目のメッセー
ジ単位ポインタ170の最初の8ビットのRAM50に
於けるアドレスに設定されたスイッチ170に接続され
るという風にして、多重化器106の7番目までの入力
が接続される。多重化器106の第8の入力が、ストッ
プ・モーション・オーディオ・データを貯蔵するのに使
われるRAM50の貯蔵区域の終りに対応するRAM5
0のアドレスに設定されたスイッチ172に接続され
る。
【0042】図,図に示した回路の動作を説明する
前に、前に説明した標本化速度符号の形式を述べておき
たい。下記の表1は標本化速度符号を示している。
【0043】 表 1 標本化速度信号 16進法のビット値 標本化速度(KHz) 0 13 1 14 2 15 3 16 4 17 5 18 6 19 7 20 8 21 9 22 A 23 B 24 C 25 D 26 E 27 F 28
【0044】メッセージ単位ポインタ1乃至5が001
8,1F45,2AF0,32DB,659Fと云う1
6進数を持つことを前に述べた。各々のポインタの最下
位デイジットが関連したメッセージ単位に対する標本化
速度符号を構成している。この為、表1で、1番目のメ
ッセージ単位に対する標本化速度は21KHz、2番目
のメッセージ単位は18KHz、メッセージ単位3は1
3KHzと云う風になる。
【0045】指令線16を介して送られる指令符号の形
式も述べておきたい。下記の表2が指令符号を表わす。
【0046】 表 2 指 令 符 号 56 ビデオ符号化データを求める 41 オーディオ符号データを求める 31 メッセージ単位1を再生 32 〃 2 〃 33 〃 3 〃 34 〃 4 〃 35 〃 5 〃 36 〃 6 〃 37 〃 7 〃 38 〃 8 〃
【0047】ビデオ符号化データを求めると云う指令信
号(Hex56)が制御回路38を作動して、ビデオ符
号化データを受取り、それをRAM50に読込む。オー
ディオ符号化データを求めると云う指令信号(Hex4
1)が制御回路28を作動して、オーディオ符号化デー
タを受取り、それをRAM50に読込む。メッセージ1
乃至8の再生という指令信号(Hex31−38)が回
路を作動して、RAMからメッセージ単位1乃至8を夫
々検索し、クロック作用によってそれを適当な速度で適
応形デルタ復調器に送る。
【0048】図,図に示す回路は次の様に動作す
る。
【0049】最初、装置に電力が供給されると、論理レ
ベル“1”パルスが普通の様に発生され、線133に印
加される。これによって回路内の比較器が破算されると
共に、回路はデータ・ブロックを受取る準備状態に設定
される。
【0050】プレーヤ10(図1)からビデオ符号化デ
ータの1ブロックを受取るべき場合、表2に示す様に1
6進数56であるビデオ符号化データを求めると云う指
令符号が、8ビット指令データ線16に印加される。ビ
デオ符号化データを求めると云う符号は、ディスクから
ビデオ符号化データのブロックを読取る直前に発生され
る。符号化されたビデオ符号化データのブロックが所定
のディスクの何処に記録されているかは常に判っている
から、線16に指令信号が現われるタイミングを制御す
るのは簡単なことである。
【0051】例えば、ビデオ符号化データのブロックが
10,000番目及び10,001番目のフレームのビ
デオ部分に記録されている場合、ビデオ・ディスク・プ
レーヤ10内の普通の回路を利用して、10,000番
目のフレームの初めに信号を発生し、この信号を使って
2つのフレームの始めに指令線16に符号56を印加す
ることが出来る。指令信号の順序並びにタイミングを制
御するのは、当業者が容易に出来ることである。
【0052】線16に16進数56が現われると、比較
器100が第1及び第2の入力が等しいことを検出し、
この為出力を発生する。この出力がオア・ゲート114
の一方の入力に印加される。オア・ゲート114が発生
する出力が、アンド・ゲート98の一方の入力に印加さ
れると共に、3状態バッファ116の制御入力に印加さ
れる。比較器94はこの時何の出力も発生せず、従って
多重化器92の選択入力は「低」である。ビデオ・クロ
ック・データが線34を介して多重化器92に印加され
ると、多重化器92はビデオ・ブロック・パルスを選択
し、それを多重化器92の出力へ通過させる。これらの
パルスがアンド・ゲート98の第2の入力に印加され、
アンド・ゲート98の第1の入力は高に保たれているか
ら、パルスが通過して線52に現われる。線52がRA
M50(図1)の読取データ・クロック入力に接続され
ている。
【0053】比較器94はこの時出力が低であるから、
多重化器118がビデオ入力線30を選択し、それを3
状態バッファ116へ通過させ、このバッファは、オア
・ゲート114の出力が高の状態にある為、ビデオ・デ
ータを線54へ通過される。線54がRAM50(図
1)の書込みデータ入力に接続されている。アンド・ゲ
ート98の出力が16ビット計数器120のクロック入
力にも印加される。線18の初期設定パルスによって最
初に破算されているので、計数器120はゼロから計数
を開始し、カウント出力を多重化器122の低入力に印
加する。
【0054】これまで説明した順序の正味の結果とし
て、線30に現われたビデオ・データががクロック作用
によって、線52のビデオ・クロック・パルスによって
決定されるクロック速度で、RAMの、0000から始
まる逐次的な一連のアドレス位置に送込まれる。これが
線56に現われる。
【0055】オーディオ符号化データのブロックを受取
ること並びに貯蔵することは、ビデオ符号化データのブ
ロックを受取って貯蔵する場合について上に述べたのと
略同様に、制御回路28によって行なわれる。然し、オ
ディオ符号化データを処理する場合、比較器94の出
力が「高」であり、従って多重化器92及び多重化器1
18の選択入力が「高」である。従って、線48のオー
ディオ・ブロック及び線42のオーディオ符号化データ
が夫々線52,54へ通過する。同じ様にしてアドレス
が発生され、線56に印加される。
【0056】メッセージ単位の検索並びに読出しは次の
様に行なわれる。選ばれたビデオ・フレームと共に、メ
ッセージ単位2をストップ・モーション様式で再生した
いと仮定する。公知の方法を使って、プレーヤ装置に選
ばれたビデオ・フレームをストップ・モーション様式で
再生させる。同時に、メッセージ単位2の再生指令信号
に対応するHex32が発生されて指令線16に印加さ
れる。この指令の最下位の3ビットが多重化器104,
106の選択入力に印加される。Hex32の最下位の
3ビットはディジタル数“2”を構成し、これが多重化
器104の選択入力に印加された時、スイッチ164に
接続された第2の入力を選択する。前に述べた様に、ス
イッチ164は、第2のメッセージ単位ポインタのRA
M50に於けるアドレスに設定されている。これが計数
器126の入力に接続された多重化器104の出力に印
加される。
【0057】同時に、Hex32の最上位の4ビットが
比較器102の第1の入力に印加される。比較器102
がこの入力と、前に述べた様に数3に設定されているス
イッチ112の出力との一致を感知する。この一致によ
り、比較器102の出力が「高」になる。この高信号が
計数器126の装入入力に印加されると、これに応答し
て、多重化器104の出力にある第2のメッセージ単位
ポインタの値が計数器に装入される。
【0058】比較器102の高出力が多重化器122の
選択入力にも印加され、これがそれに応答して、計数器
126の出力に接続された高入力を選択する。この為、
この時RAM50に於ける第2のメッセージ単位ポイン
タのアドレスに対応するディジタル数に設定されている
計数器126の内容が、多重化器122及び多重化器1
24を介して線56に印加される。
【0059】比較器102の出力が低の値から高の値に
なる時、ワンショット128がトリガされる。ワンショ
ット128及びワンショット156の
【外4】 出力がアンド・ゲート154の入力に接続されているこ
とが判る。この為、アンド・ゲート154の出力の通常
の状態は「高」である。ワンショット128がトリガさ
れると、アンド・ゲート154の一方の入力に負に向う
パルスを印加し、アンド・ゲート154の出力に負に向
うパルスが現われる。除数8の割算装置144の出力は
通常「高」であるから、アンド・ゲート154の出力に
現われる負に向うパルスが、アンド・ゲート150を通
過して線58に現われる。
【0060】第2のメッセージ単位ポインタのアドレス
が線56に現われ、それと同時に線58に負に向うパル
スが現われると、RAM50が、第2のメッセージ単位
ポインタの前半のアドレスを持つRAMの貯蔵区域の内
容を線60に出力する。ワンショット128の
【外5】 出力に現われる負に向うパルスは、レジスタ152の装
入入力にも印加され、このレジスタは線60を介してR
AM50から検索した8ビットをレジスタ152に貯蔵
する。ワンショット128の出力に出る負に向うパルス
が終ると、これによってワンショット156の立上り入
力がトリガされる。これによってワンショット156の
Q出力に500ナノ秒の持続時間を持つ負に向うパルス
が現われる。この負に向うパルスがアンド・ゲート15
4の一方の入力に印加され、このゲートの出力に負に向
うパルスが現われ、この為、アンド・ゲート150の出
力にもこのパルスが現われる。同時に、ワンショット1
56の
【外6】 出力に出る負に向うパルスが計数器126のクロック入
力に印加される。
【0061】この計数器はそれに応答して、1だけ増数
する。これは、アドレス線56に現われるポインタの数
を1だけ増数する効果を持つ。この為、第2のメッセー
ジ単位ポインタの2番目の8ビットがRAM50から検
索されて線60に印加される。最後に、ワンショット1
56の
【外7】 出力に出る負に向うパルス出力がレジスタ160の装入
入力に印加され、第2のメッセージ単位ポインタの2番
目の8ビットをレジスタ160に装入する。
【0062】今述べた順序の正味の結果として、第2の
メッセージ単位ポインタの全体がレジスタ152,16
0の組合せに装入される。この時比較器102の出力は
低であり、従って多重化器122は低入力を選択し、計
数器120のカウント出力を多重化器124の低入力へ
通過させる。フリップフロップ136は最初はワンショ
ット132から初期設定パルスを印加することによって
リセットされているから、多重化器124の選択入力は
低であり、従って多重化器122の出力が線56に通過
する。前に述べた様に、線56がRAM50のアドレス
入力に接続されている。
【0063】レジスタ152,160の出力に現われる
第2のメッセージ単位の開始アドレスの最上位の12ビ
ットが16ビット計数器138の入力に印加される。レ
ジスタ152,160の出力の最下位の4ビットが可変
速度クロック発生器142の選択入力に印加される。
【0064】こうして計数器138は、第2のメッセー
ジ単位データの最初の8ビットに対応する開始アドレス
を装入する用意が出来る。このアドレスの値が計数器1
38に装入され、次の様にしてRAM50に印加され
る。ワンショット156の
【外8】 出力に出る負に向うパルスが1マイクロ秒遅延回路15
8に印加され、この回路が負に向うパルスを1マイクロ
秒だけ遅延させてから、フリップフロップ136のセッ
ト入力並びに計数器138の装入入力に印加する。この
為、ワンショット156の
【外9】 出力に出る負に向うパルスに応答して、計数器138に
は第2のメッセージ単位の開始アドレスが装入され、こ
のアドレスが多重化器124の高入力に印加される。同
時に、フリップフロップ136がセットされ、そのQ出
力が多重化器124の選択入力に印加されて、この多重
化器が、計数器138の出力が接続されている高入力を
選択する様にする。これによって開始アドレスが線56
に印加される。
【0065】遅延回路158の遅延出力がフリップフロ
ップ134のリセット入力にも印加され、フリップフロ
ップ134のQ出力を低にし、可変速度クロック発生器
142を解除する。標本化速度符号数を構成する、第2
のメッセージ単位開始アドレスの最下位の4ビットがこ
の時クロック発生器142の選択入力にあり、保持状態
から解除されると、この発生器が発生器142の入力に
ある符号に従って選ばれた速度で、クロックを出力とし
て発生する。
【0066】クロック発生器142からのクロックが除
数8の割算装置144の入力に印加される。このクロッ
クの8カウントの後、除数8の割算装置144の出力が
発生し、それがアンド・ゲート150の一方の入力に印
加される。これによって線58に負に向うパルスが現わ
れ、それがRAM50の開始アドレスの貯蔵位置にある
データを線60に出て来る様にする。
【0067】線60のこのデータが並列から直列への変
換器146の入力に印加され、変換器146の装入入力
に除数8の割算装置144の出力が存在する為、直ちに
装入される。装入されたデータが、クロック発生器14
2の出力から変換器のクロック入力に入るクロック・パ
ルスに応答して、直ちに直列に送出される。クロック作
用によって直列に送出されるデータが線62に印加され
る。
【0068】クロック発生器142からの4個のクロッ
ク・パルスの後、除数8の割算装置144の出力が低に
なる。これによってアンド・ゲート150の出力が低に
なり、こうしてRAM50に、線56にあるアドレスの
データを読取る様に命令する。こうして読取られたデー
タが線60に供給され、こうして並列から直列への変換
器146の入力に印加される。この期間の間、クロック
発生器142からのクロック出力がアンド・ゲート14
8の一方の入力に印加される。然し、アンド・ゲート1
48の他方の入力は、フリップフロップ140のQ出力
によって低に保たれており、従って、クロック発生器1
42からのクロックは線66に現われることが出来な
い。クロック発生器142からの最初の4個のパルスが
並列から直列への変換器146のクロック入力にも印加
され、この為、線62には不規則なデータが現われる。
然し、この時線64にクロック・パルスがないので、こ
の出力は復調器によって処理されない。
【0069】クロック発生器142からの更に4個のク
ロック・パルスの後、除数8の割算装置144の出力が
高になる。これによって計数器138のクロック入力が
トリガされ、並列から直列への変換器146の装入入力
がトリガされ、ワンショット174の入力がトリガされ
る。ワンショット174は100ナノ秒の持続時間を持
つ出力パルスを発生する様に設定されている。この為、
割算装置144の出力が高になると、計数器138が1
だけ増数され、こうして線56に現われるアドレスを1
だけ増数し、並列から直列への変換器146にデータが
装入され、ワンショット174がトリガされて、負に向
うパルスを発生し、これがフリップフロップ140のセ
ット入力を作動する。従って、フリップフロップ140
のQ出力が高になり、クロック発生器142からの一連
のクロック・パルスが線64に現われる様にする。この
為、データが並列から直列への変換器からクロック動作
によって直ちに線62に出力され、同時に線64にクロ
ック・パルスが供給される。
【0070】クロック発生器142からの更に4個のク
ロック・パルスの後、割算装置144の出力が再び低に
なる。これによってもう1回、負に向うパルスが線58
に現われ、これがRAM50に、線56に現われるアド
レス位置を持つ貯蔵位置からデータを呼出す様にする。
これまでの説明から判る様に、このアドレスは、第2の
メッセージ単位の順序内の次の貯蔵位置である。クロッ
ク発生器142の出力に更に4個のパルスが出た後、既
に並列から直列への変換器146に装入されている全て
のデータが、完全に線52に出力される。割算装置14
4の出力が高になるのと一致して、並列から直列への変
換器146には、線60にある次の8個のデータ・ビッ
トが装入され、計数器138が1だけ増数され、ワンシ
ョット174がトリガされる。この為、最初の8個のデ
ータ・ビットのクロック動作から切れ目なしに、次の8
個のデータ・ビットが直ちにクロック動作によって線6
2に送出される。フリップフロップ140は、割算装置
144の出力に現われる最初の正に向う縁によって既に
セットされているので、フリップフロップ140のQ出
力は高のまゝであり、クロック・パルスのストリームは
切れ目なく線66に引続いて現われる。
【0071】計数器138の出力は、多重化器124を
介して線56に印加されてRAM50に対するアドレス
情報を供給する他に、比較器130の一方の入力にも印
加される。比較器130の他方の入力が多重化器106
の出力に接続される。前に述べた様に、多重化器106
の出力には、スイッチ170に設定された第3のメッセ
ージ単位ポインタがある。計数器138が除数8の割算
装置144の出力の1サイクル毎に増数を続け、こうし
てRAM50の内、呼出し中のメッセージ単位、今の例
では第2のメッセージ単位に関連したデータを持つ部分
の内容全体を、貯蔵位置毎にクロック動作によって送出
す。
【0072】計数器138の出力がこの後のメッセージ
単位ポインタ、今の例ではメッセージ単位3に等しくな
ると、比較器130がこの一致を検出して、出力を発生
する。この出力がワンショット132の入力に印加さ
れ、これがその
【外10】 出力に1マイクロ秒の負に向う出力パルスを発生する。
この負に向う出力パルスがフリップフロップ134のセ
ット入力に印加されて、そのQ出力が高になる。これに
よって可変速度クロック発生器142の保持入力が高に
なり、それがクロック発生器142を禁止する。同時
に、ワンショット132から負に向う出力パルスが初期
設定線に印加され、こうして初期設定パルスに応答して
種々の装置を破算並びにリセットし、回路を初期状態に
復帰させて、別の命令を待つ様にする。
【0073】以上、ストップ・モーション様式で再生さ
れる選ばれたビデオ・フレームと共に別個に再生する為
に、関連した特定のクロック速度で復号することが出来
るメッセージ単位を構成する符号化オーディオ・データ
位を特別に符号化されたメッセージ・ブロックを形
成し、このブロックをビデオ・ディスクの様な記録媒質
に、ビデオ情報のために空けてあるディスクの一部分
に、又はオーディオ周波数情報のために空けてあるディ
スクの一部分に、記録することが出来ることを説明し
た。このデータ・ブロックをディスクから復元し、RA
Mの様な貯蔵装置に貯蔵し、貯蔵装置から選択的に呼出
して、ストップ・モーション様式で再生される選ばれた
ビデオ・フレームと共に、各々のメッセージ単位を制御
自在に別個に再生する為に処理することが出来る。実
際、以上の装置によれば、1個の選ばれたビデオ・ディ
スクの任意の所望の再生様式の間、例えばスロー・モー
ションの再生又はフレーム飛越しの再生様式の間も、別
々のメッセージ単位を再生することが出来る様に、メッ
セージ単位の呼出し並びに処理の制御に十分な融通性を
持たせる。
【0074】上に述べた制御回路28は、この発明に従
ってデータの貯蔵並びに選択的な呼出しを調整する有効
な手段であるが、制御回路28に含まれる論理作用をマ
イクロプロセッサのプログラムで実現する様にし、マイ
クロプロセッサが制御回路の作用を行なう様にする方が
一層コスト効果があることを承知されたい。実際、この
様な方式が好ましいと考えられる。この様にマイクロプ
ロセッサをプログラムする手順の詳細は、周知である
し、特定のマイクロプロセッサに対してこういう機能に
対する有効なプログラムを作成することは、一旦こゝで
説明した原理が判っていれば、日常的に出来ることであ
るから、詳しく説明しない。
【0075】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この出願
の請求項1の発明によれば、アナログ信号はその標本化
速度情報とともにデジタル記録されるから、必要に応じ
て、記録容量節減の要請あるいは再現忠実度向上の要請
のいずれを満足させるかにより、所望のアナログ信号に
関して最適なデジタル記録が可能となるこの出願の請
求項2の発明によれば、ディスクから読み出された標本
化速度情報により指定された態様によりデジタル情報を
復号し元のアナログ信号を再生することができる。
って、例えば、所望のアナログ信号をオーディオ信号と
して本発明を実施すれば、出来るだけ高い標本化速度を
採用することにより、高忠実度をもった音楽再生が可能
となり、また出来るだけ低い標本化速度を採用してデジ
タル情報量を減少させることにより、音声メッセージの
多数記録が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従って構成されたストップ・モーシ
ョン・オーディオ復号器のブロック図。
【図2】この発明に使われる符号化オーディオ・データ
・ブロックの形式を示す図。
【図】この発明に従ってデータが装入されたRAMの
データの構成を示す図。
【図】この発明に従ってデータが装入されたRAM5
0の内、見出し88を持つ部分の拡大図。
【図】図1の制御回路の回路図。
【図】図1の制御回路の回路図。
【符号の説明】 70乃至84 メッセージ単位ポインタ 86 オーディオ・メッセージ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【図1】
【図2】
【図3】
【図5】
【図6】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号を所定の標本化速度により
    符号化して得られるデジタル情報と、該デジタル情報に
    関する標本化速度情報とを記録して成ることを特徴とす
    る光ディスク。
  2. 【請求項2】 前記アナログ信号はオーディオ信号であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の光デ
    ィスク。
  3. 【請求項3】 前記デジタル情報は1若しくは2以上記
    録されており、かつ前記標本化速度情報は各デジタル情
    報毎に記録されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の光ディスク。
  4. 【請求項4】 アナログ信号を所定の標本化速度により
    符号化して得られるデジタル情報と、該デジタル情報に
    関する標本化速度情報とが記録された光ディスクよりそ
    の記録されたデジタル情報を再生する再生装置であっ
    て、 前記光ディスクより前記デジタル情報及びその標本化速
    度情報を読み出す読出手段と、 前記読み出されたデジタル情報及びその標本化速度情報
    を一時的に記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたデジタル情報を読み出すとと
    もに、これを前記標本化速度情報を用いて元のアナログ
    信号に復号する復号手段と、 を具備することを特徴とする光ディスク再生装置。
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