JPH05150768A - 電子弦楽器 - Google Patents

電子弦楽器

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JPH05150768A
JPH05150768A JP4114246A JP11424692A JPH05150768A JP H05150768 A JPH05150768 A JP H05150768A JP 4114246 A JP4114246 A JP 4114246A JP 11424692 A JP11424692 A JP 11424692A JP H05150768 A JPH05150768 A JP H05150768A
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JP
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string
fingering
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change
sound
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JP4114246A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Murata
嘉行 村田
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライディング奏法を行うと、弦上を指や弓
をその弦の長手方向に向かって移動させた際に生じる擦
弦音やノイズ音のような効果音を得ることができる電子
弦楽器を提供することを目的とする。 【構成】 弦トリガーピックアップTPUによる弦の振
動の検出に伴い、CPU30の指示によりフィンガリン
グの操作位置に対応する音高をもつ楽音を発生している
間に、CPU30によりフィンガリング操作位置の変更
が検出されると、これに応答して、現在発生中の楽音の
音高は、変更先のフィンガリングの操作位置に対応する
音高に変更されるとともに、擦弦音またはノイズ音等の
効果音の発生開始がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、いわゆるスライディ
ング演奏時などの際に、擦弦音等の効果音を発音可能な
電子弦楽器に関する。
【0002】
【発明の背景】一般に、バイオリンやギター等の伝統的
な自然楽器の場合、張設された弦を押弦操作することに
より所定の音高を指定しておいた状態のもとで、対応す
る弦を指やピック等にて弾弦操作したり、あるいは運弓
にて擦弦操作することにより、前記指定されている音高
の楽音を発音することとしている。このような演奏形態
をとる弦楽器の場合、発音すべき楽音の音高を指定する
ため、特定のフレット位置上の弦を押弦操作してその状
態のもとで、対応する弦を弾弦あるいは擦弦操作をする
ことにより、指定された音高の楽音を発音したあと、現
在押弦中の指先を離弦することなく、弦上をすべらせな
がら、他の所望するフレット位置に対応した弦上を押弦
操作し、前述の場合と同様、対応する弦を弾弦等の操作
を行うことにより、順次、所望の音高の楽音を発音する
こととしている。そのため、特定の音高の楽音を得るた
めに、押弦中の指先を、あるフレット位置から他のフレ
ット位置に向って弦上をすべらせながら頻繁に移動させ
なければならない。ところで、こうした演奏を行った場
合、弦とその弦上をすべらせている指先との摩擦や接触
等に起因して、「キュッ、キュッ」という擦弦音やノイ
ズ音が発せられることがある。こうした擦弦音等を電子
弦楽器においても実現することができれば、リアルな演
奏効果を奏することができるため、従来から、こうした
効果音を発する電子弦楽器の出現が要望されている。
【0003】
【発明の目的】この発明は、こうした従来からの要望に
鑑みてなされたものであり、押弦中の指先を、あるフレ
ット位置から他のフレット位置に向ってすべらせながら
演奏する、いわゆるスライディング奏法による演奏等を
行うと、その際、擦弦音やノイズ音等の効果音を発音可
能な電子弦楽器を得ることを目的とする。
【0004】
【発明の要点】この発明は、このような目的を達成する
ために、次のような構成を要点とする。すなわち、請求
項1記載の発明は、弦振動検出手段による弦の振動の検
出に伴い、指示手段の指示によりフィンガリングの操作
位置に対応する音高をもつ楽音を発生している間に、位
置変更検出手段によりフィンガリングの操作位置の変更
が検出されると、これに応答して、現在発生中の楽音の
音高を、変更先のフィンガリングの操作位置に対応する
音高に変更するとともに、擦弦音またはノイズ音等の効
果音を発生させるように制御する構成としていることを
要点とする。請求項2記載の発明は、弦振動検出手段に
よる弦の振動の検出に伴い、指示手段の指示によりフィ
ンガリングの操作位置に対応する音高をもつ楽音を発生
している間に、変更されたフィンガリング操作位置の変
更所要時間が設定時間よりも短いと時間判別手段により
判別されると、これに応答して、現在発生中の楽音の音
高を、変更先のフィンガリングの操作位置に対応する音
高に変更するとともに、擦弦音またはノイズ音等の効果
音を発生させるように制御する構成としていることを要
点とする。請求項3記載の発明は、弦振動検出手段によ
る弦の振動の検出に伴い、指示手段の指示によりフィン
ガリングの操作位置に対応する音高をもつ楽音を発生し
ている間に、位置変更検出手段によりフィンガリング操
作位置の変更が検出されるとともに、乱数値データ発生
手段から発生された乱数値データが設定値データである
と乱数値データ判別手段により判別されると、これに応
答して、現在発生中の楽音の音高を、変更先のフィンガ
リングの操作位置に対応する音高に変更するとともに、
擦弦音またはノイズ音等の効果音を発生させるように制
御する構成としていることを要点とする。請求項4記載
の発明は、弦振動検出手段による前記弦の振動の検出に
伴い、指示手段の指示によりフィンガリングの操作位置
に対応する音高をもつ楽音を発生している間に、位置変
更検出手段によりフィンガリング操作位置の変更が検出
されたこと、乱数値データ発生手段から発生された乱数
値データが設定値データであると乱数値データ判別手段
により判別されたこと、および変更された前記フィンガ
リング操作位置の変更所要時間が設定時間よりも短いと
時間判別手段により判別されたことに応答して、現在発
生中の楽音の音高を、変更先のフィンガリングの操作位
置に対応する音高に変更するとともに、擦弦音またはノ
イズ音等の効果音を発生させるように制御する構成とし
ていることを要点とする。
【0005】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例に
ついて述べる。
【0006】<構 成>この実施例に係る電子弦楽器の
全体外観平面図を図1に示す。弦楽器本体Gはネック
1、ボディ2、ヘッド3とから成るギターの形状を有
し、その長さ方向には弾弦操作用の複数本、例えば6本
の弦4が張設されている。この弦4はその一端がヘッド
3に設けられたペッグ5に調節可能に支持され、フィン
ガーボード6上を延び、ボディ2上に配置された弦支持
部7に他端が固定されている。ボディ2上には、弦4の
下部に弦トリガ入力を得るための弦トリガピックアップ
群TPUが設けられており、弦4に対する弾弦操作を行
うことにより楽音が発音開始されるようになっている。
また、フィンガーボード6には、発生すべき楽音の音高
を指定するための複数のフレットスイッチFSWが設け
られており、各フレット8の間の弦4を押圧操作するこ
とにより、対応するフレットスイッチFSWがオンする
ようになっている。更に、ボディ2上には、楽音の音色
を選択する音色選択スイッチ群TONE、楽音に対して
ビブラート効果を発生させるトレモロアーム9、電源ス
イッチ10の他に、この実施例の特徴として、後述する
演奏モード切換スイッチ群11、効果音選択スイッチ群
12が配設されている。
【0007】図2は、この実施例に係る電子弦楽器の全
体回路図を示し、いずれかの弦4が弾弦操作(ピッキン
グ操作)されることにより弦トリガピックアップTPU
によって検出された弦トリガ信号は、ラッチ回路40に
入力されるが、マイクロコンピュータの中央処理装置で
あるCPU30はこのラッチ回路40を通してそのトリ
ガ入力の検出を行う。また、フレットスイッチFSWの
オン・オフ状態と、演奏モード切換スイッチ群11、効
果音選択切換スイッチ群12及び音色選択スイッチ群T
ONE等のの各スイッチのオンオフ状態がスイッチステ
ータス検出回路45を介してCPU30に入力されて、
CPU30によって楽音発生回路70、効果音発生回路
75等発音制御がなされる。
【0008】ここで演奏モード切換スイッチ群11は、
この実施例の電子弦楽器が有する3種類の演奏モード、
すなわち後述するノーマル演奏モード、第1演奏モード
及び第2演奏モードを切換操作するスイッチである。ま
た、効果音選択スイッチ群12は、上記各演奏モードに
おいて、発音させる効果音の種類(音色)を選択するた
めのスイッチであり、弦をこすった場合に得られる擦弦
音あるいはこの擦弦音とは異なったノイズ音を任意に選
択したり、あるいは、スライディング奏法による演奏を
行った場合にも全くこれらの効果音を発音させない効果
音オフ等の選択機能を有するものである。
【0009】更に楽音発生回路70は、CPU30の制
御のもとに、楽音信号を発生し、アンプ80、スピーカ
SPを経て楽音を放音させるものであり、効果音発生回
路75は、同様にCPU30の制御のもとで擦弦音、ノ
イズ音等の信号を発生し、アンプ80、スピーカSPを
経て効果音として放音させるものである。
【0010】また乱数発生回路50からは、出力される
乱数値のデータ(例えば“0”と“1”)がCPU30
に加えられると共に(第1演奏モード)、タイマ60か
らは、フレット変更経過時間Tを計測したデータがCP
U30に加えられるように(第2演奏モード)構成され
ている。
【0011】<動 作>次に上記構成の実施例における
動作について述べる。図3は、弦4がピッキング操作さ
れた際のCPU30の弦トリガ検出処理フローチャート
図であり、このフローは、CPU30のメインルーチン
(図示せず)に対して所定のタイミングで繰り返し動作
するか、またはタイマインタラプトすることによってス
タートする。まず、第1弦〜第6弦までの6本の弦のう
ち第1弦を意味するデータ1を弦番号レジスタP1にセ
ットし(ステップP1)、続いて第1弦がピッキング操
作されて弦トリガが発生したか否かをチェックし(ステ
ップP2)、YESのときは、フレットスイッチFSW
の押圧操作による音高情報を音高指定レジスタC−RG
にロードする(ステップP3)。次に例えば8個の音源
モジュールNo.1〜No.2を有する楽音発生回路60に対
する音源のアサイン及び楽音信号の発音処理を行う(ス
テップP4)。このステップP−4の後、またはステッ
プP2においてNOのときは、弦番号レジスタB−RG
のデータを1だけインクリメントして弦番号を1から2
に1つ進め(ステップP5)、次に弦番号レジスタB−
RGのデータ値が7以上か否かをチェックする。ここで
NOのときはステップP2に戻り同様のループ処理を繰
り返す。そして、第1弦〜対6弦までの全ての弦につい
てループ処理がなされてYESとなるとこのフローを終
了する。
【0012】図4は、CPU30内の音源制御用レジス
タを示す図であり、楽音発生回路60が有する8個の音
源モジュールNo.1〜No.2に対応する8つの制御用レジ
スタMODULE1〜MODULE8は、それぞれレジ
スタa、レジスタb及びカウンタcで構成されている。
そして例えば1バイトの容量のレジスタaには発音中の
弦番号に対応するデータが書き込まれ、データが0のと
きはその対応する音源モジュールが発音中ではないこと
を示す同じく1バイトの容量のレジスタbには発音中の
音高データが書き込まれ、2バイトの容量のカウンタc
は発音時間をカウントするためのものであり、音源モジ
ュールが発音するときに所定の値がセットされる。また
LASTMDは楽音をどの音源モジュールから発音させ
るかを定める音源モジュール割り当て用レジスタであ
る。
【0013】次に図5、図6、図7及び図8を参照しな
がら、この実施例電子弦楽器における楽音及び効果音の
発音機能について説明する。
【0014】図5はこの電子楽器において、効果音発生
制御手段として機能するCPU30の演奏モード処理動
作を示すフローチャート図であり、このフローは、CP
U30の動作におけるメインルーチン(図示しない)に
対してタイマインタラプトするかまたは、所定のタイミ
ングで繰り返し動作してスタートする。まず演奏モード
切換スイッチ群11によって如何なる演奏モードが設定
されているかをチェックし(ステップ5−1)、ノーマ
ル演奏モードの場合は、ノーマル演奏処理を行い(ステ
ップ5−2)、第1演奏モードの場合は第1演奏処理を
行い(ステップ5−3)、第2演奏モードの場合は第2
演奏処理を行う(ステップ5−4)。
【0015】ここで、ノーマル演奏処理とは、演奏中
に、フレット操作により現在押圧されているいずれかの
フレット位置におけるフレットスイッチFSWがオフ状
態となってフレット位置変化が開始した時点から、次に
いずれかのフレット位置におけるフレットスイッチがオ
ンされまでのフレット変更経過時間(所要時間)Tが、
予め設定された所定時間t2以内であれば、現在発音中
の楽音の音高を、変更されたフレット位置に対応する音
高に周波数変更するための周波数変更処理を行うと共
に、前記フレット変更経過時間Tが前記所定時間t2
越えたときは、いずれのフレット位置も押圧されない開
放弦操作による演奏に移行するために発音中の楽音の消
音処理を行うものであり、このモードでは効果音の発音
はなされない。
【0016】第1演奏モード処理とは、タイマ60によ
って計測された前記フレット変更経過時間Tが、タイマ
60に予め設定したタイマ設定値t1以内の場合には、
ノーマル演奏処理と同様の周波数変更処理と併せて、擦
弦音等の効果音の発音処理を行い、また、前記フレット
変更経過時間Tが前記タイマ設定値t1を越えたとき
は、周波数変更処理を行い、さらに、前記フレット変更
経過時間Tが前記所定時間t2を越えたときは、楽音処
理を行うものである。
【0017】更に第2演奏処理とは、前記フレット変更
経過時間Tが前記タイマ設定値t1以内で、かつ、乱数
発生回路50より発生される乱数値のデータが1の場合
には、前述の第1演奏モードの場合と同様な周波数変更
処理および効果音の発音処理を行い、乱数値のデータが
0の場合には、効果音は発音せず上記周波数変更処理の
みを行い、前記フレット変更経過時間Tが前記タイマ設
定値t1または前記所定時間t2を越えたときは、前述の
第1演奏モードの場合と同様な、周波数変更処理または
消音処理を行うものである。つまり、このフローにより
CPU30は、演奏モード切換スイッチ群11により切
換選択された3種類の演奏モードのいずれかを判断し
て、あるフレット位置でのフレット押圧操作が次のフレ
ット位置でのフレット押圧操作に変更させるのに要する
フレット変更経過時間Tの長短または乱数値のデータの
有無またはそれらの2つの条件を満たしたか否かに基づ
いて異なる態様の演奏処理を行うのである。
【0018】図6は、押弦操作によって押圧されている
フレット位置が変更された際、そのフレット位置変化開
始時点からの前記フレット変更経過時間Tに対応する楽
音の周波数変更及び効果音の発音処理を示す図である。
図において、現在押圧されているいずれかのフレットス
イッチFSWがオフされてフレット変化が開始した時点
から、次にいずれかのフレットスイッチFSWがオンさ
れるまでの前記フレット変更経過時間Tが、タイマ60
に予め設定されたタイマ設定時間t2以内の場合、すな
わち0<T≦t1の場合には、現在発音中の楽音の音高
を変更するための周波数変更処理と擦弦音等の効果音を
発音する効果音処理とを並行して行う処理Zを行う。ま
た、前記フレット変更経過時間Tが、タイマ設定時間t
1を越え、かつ所定時間t2以内の場合、すなわちt1
T≦t2の場合には、周波数変更処理Xのみを行う。更
に前記フレット変更経過時間Tが所定時間t2を越えた
場合、すなわちT>t2の場合には、通常の周波数変更
ではなく開放弦演奏がなされたものと判断し、開放弦操
作への移行のための楽音中の楽音の消音処理Yを行うも
のである。また、図7は図6の状態に加えて、演奏モー
ド切換スイッチ群11の切換操作により乱数モード(第
2モード)が設定された場合の発音の態様を示す図であ
り、第6の場合と同様、フレット変更経過時間Tがタイ
マ設定時間t1以内の場合(0<T≦t1)であり、乱数
発生回路50から出力される乱数値のデータが0のとき
は、周波数変更処理Xを行い、乱数値のデータが設定値
である1のときは、周波数変更処理及び効果音発音処理
を並行して行う処理Zを行う。またフレット変更経過時
間Tがタイマ設定時間t1を越えて所定時間t2以内の場
合(t1<T≦t2)には、周波数変更処理X′のみを行
い、フレット変更経過時間Tが所定時間t2を越えた場
合(T>t2)には、開放弦の操作状態への移行のため
消音処理Yを行うのである。
【0019】図8は、弦トリガ入力があって楽音の発音
がなされた以後の時間tの経過に対応するこの電子弦楽
器の発音機能を示す図である。前記第2演奏モード時に
おいては、押弦操作(フレット操作)により図8(ロ)
に示すようにA音高が指定されている状態で、図8
(イ)のように弦トリガピックアップTPUより弦トリ
ガ入力されると、図8(ハ)のようにA音高の楽音が楽
音発生回路60から発音される。そしてフレット操作が
変化して、フレット位置変化開始時点、つまりフレット
スイッチFSWがオフとなった時点からの前記フレット
変更経過時間Tが、前記タイマ設定時間t1を越えて前
記所定時間t2以内の場合(t1<T≦t2)は、前述し
た図7の周波数変更処理X′を行うのであり、図8
(ハ)に示すよう発音中の楽音の音高がA音高からB音
高に変更される。
【0020】図8(ニ)、(ホ)、(ヘ)は、前記ノー
マル演奏モード及び第1演奏モードに対応するものであ
り、押弦操作により、押圧されているフレットスイッチ
FSWの状態が、いずれかのフレットスイッチFSWの
オン状態から開放弦の状態(ピッキング操作によりトリ
ガされた弦に対応するいずれのフレットスイッチFSW
もオフの状態)に変化したときに、そのトリガされた弦
に基づき発音中の楽音を消音する消音指示を楽音発生回
路70に出力する消音機能を示すものである。この消音
機能、つまり開放弦操作状態への変更機能を確実に行う
ためには、いずれのフレットスイッチFSWもオフの状
態になった場合において、それが開放弦操作状態への変
更のためなのか、あるいは通常の音高変更のために瞬間
的にフレットスイッチFSWのオフ状態が発生したもの
なのかの判別を行う必要がある。そのために、この実施
例では、前述したような所定時間t2の時間値を予め定
めて、フレット位置変更に有するフレット変更経過時間
Tとの大小を比較判断する。つまり、フレット変更経過
時間Tが所定時間t2を越えたときは、他のフレット位
置への変更ではなくて開放弦操作状態へ移行すべき場合
であると判断して、図8(ヘ)に示すような前記消音処
理Yを行う。
【0021】図8(ト)、(チ)、(リ)、(ヌ)は前
記第1演奏モードに対応するものであり、フレット変更
経過時間Tが0<T≦t1であることを条件に図6及び
図8(リ)、(ヌ)に示すように、周波数変更と効果音
発音とを併行して行う処理Zを行う。またこの図8
(ト)、(チ)、(リ)、(ヌ)は前記第2演奏モード
にも対応するものであり、図7及び図8(リ)、(ヌ)
に示すように、乱数発生回路50からの乱数値データが
0のときは、前記周波数変更処理Xを行い、乱数値デー
タが1のときは、周波数変更処理と効果音発音処理とを
併行して行う処理Zを行う。
【0022】続いて図9に示す第2演奏モード時におけ
る音源アサイン、発音処理フローチャート図に基づい
て、先に示した図4の音源制御用レジスタ図を参照しな
がら効果音発生制御手段として機能するCPU30の音
源アサインと発音処理の動作について述べる。このフロ
ーは、CPU30のメインルーチンに対してタイマイン
タラプトするかまたは、所定のタイミンクに繰り返し動
作してスタートするものであり、まず、音源発生回路7
0内の音源モジュールの番号に対応するデータが入るレ
ジスタD−RGに音源モジュールNo.1に対応するデー
タ1をセットして、音源モジュールNo.1を指定する
(ステップS1)。次にレジスタD−RGのデータ値に
対応する音源モジュール制御用レジスタのうち弦番号指
定レジスタaの内容をロードして、指定された音源モジ
ュールNo.1が発音している弦番号を読み込む(ステッ
プS2)、そして、今回トリガ入力された弦の番号を示
すレジスタB−RGのデータ値と音源モジュールの弦番
号指定レジスタaの内容とが等しいか否かをチェックし
(ステップS3)、NOのときは、現在着目している音
源モジュールNo.1は今回トリガ入力があった弦の楽音
を発音していないのであり、他の弦の楽音を発音してい
るか、あるいは空き状態かのいずれかである。このとき
は、レジスタD−RGの値を1だけインクリメントして
次の番号の音源モジュール、つまり音源モジュールNo.
2を指定する(ステップS4)。そして、この楽音発生
回路70はいま8個の音源モジュールNo.1〜No.8を有
しているとしたので、レジスタD−RGの値が9以上か
否かをチェックし(ステップS5)、NOであればステ
ップS2移行のループを繰返す。
【0023】ステップS3において、YESのときは、
音源モジュールNo.1は今回トリガ入力された弦により
楽音を発音中であることを示している。そこで、演奏者
によるフレットに対する押圧操作がなくなり、フレット
スイッチFSWがオフとなったか否かをチェックし(ス
テップS6)、NOのときは、このステップS6の処理
を繰り返し、YESのときは、フレット操作が変化した
場合であり、前記フレット変更経過時間Tをカウントす
るためにタイマ60のカウントをスタートさせ(ステッ
プS7)、続いて次のフレットに対する押圧操作がなれ
て新たにフレットスイッチFSWがオンとなったか否か
をチェックし(ステップS8)、NOのときは、カウン
トしたフレット変更経過時間Tが予めタイマ60に設定
したタイマ設定時間t2を越えたか否かをチェックし
(ステップS9)、NOのとは、未だこれから音高変更
のために次のフレットが押圧操作される場合と判断され
るので、ステップS8に戻るが、YESのときは、単に
音高変更のためにフレットの押圧操作がオフとなったの
ではなく、開放弦演奏のための開放弦操作状態への移行
を行う必要がある場合なので、発音中の楽音の消音処理
を行う(ステップS10)、続いて、タイマ60をリセ
ットして(ステップS11)、次のフレット操作の変更
に備えた後このフローを終了する。
【0024】ステップS8においてYESのときは、別
のフレットが押圧操作されたのであるから、タイマ60
のカウントをストップさせ(ステップS12)、そのタ
イマ60のカウント値をタイマ用レジスタXにストアし
て(ステップS13)、タイマ60をクリアする(ステ
ップS14)。そして、タイマ用レジスタXにストアし
た時間値が予め設定した前記タイマ設定時間t1 より大
きいか否かをチェックし(ステップS15)、YESの
ときは、前記周波数変更処理XあるいはX′を行い(ス
テップS16)、その後このフローを終了する。しか
し、ステップS15にてNOのときは、乱数発生回路5
0より加えられた乱数値のデータが1であるか否かをチ
ェックし(ステップS17)、NOのときは前述したス
テップS16に進み周波数変更処理Xを行ってこのフロ
ーを終了する。ステップS17にてYESのときは、周
波数変更と効果音発音処理を併行して行う前記処理Zを
行った後このフローを終了する。
【0025】なお、効果音選択スイッチ群12によっ
て、効果音として擦弦音またはノイズ音等の種類(音
色)が選択されると、図2に示したスイッチステータス
検出回路45によって、その選択状態が検出され、その
検出信号に基づいてCPU30は、効果音発生回路75
に対して選択された種類(音色)に従った効果音の発音
開始の指示を行う。
【0026】<実施例の効果>上述したように、この実
施例に係る電子弦楽器においては、演奏モード切換スイ
ッチ群11によって、ノーマル演奏モードが設定された
場合には、楽音の発音中に、あるフレット装置でのフレ
ット操作が別のフレット位置でのフレット操作に変更さ
れるまでのフレット変更経過時間Tが所定時間t2以内
であるときは、発音中の楽音の音高を変更されたフレッ
ト位置に対応する音高に変更するための周波数変更処理
Xがなされると共に、フレット変更経過時間Tが所定時
間t2を越えているときは、音高の変更を行うのではな
く開放弦演奏に移行したものと判断して、発音中の楽音
の消音処理Yがなされる。
【0027】また、演奏モード切換スイッチ群11によ
って、第1の演奏モードが設定された場合においては、
フレット操作の変更における前記フレット変更経過時間
Tが予め設定したタイマ設定値t1以内のとき、つまり
所定の速度以上の早い速度で弦4の上をすべらせてスラ
イディング演奏がなされたときは、発音中の楽音の音高
を変更されたフレット位置に対応する音高に変更した周
波数変更処理と併行させて、効果音選択スイッチ群12
によって選択された種類の効果音の発音処理がなされる
処理Zが行われるので、アコースティックギターにおけ
る擦弦音の発生に類似した効果音を伴うスライディング
演奏が可能となる。なおこの場合は、乱数発生回路50
より与えられる乱数値データが1の場合であって、乱数
値データが0の場合は効果音の発音は行わずに、周波数
変更処理Xのみがなされるので、タイマ設定値t1以内
の速い速度で弦4の上をすべらせて押弦操作を変更させ
たときであっても常に効果音が発生するのはなく、乱数
値に従って、不規則に効果音が発生するという変化に富
んだスライディング演奏が可能となる。
【0028】更にまた上記実施例では効果音選択スイッ
チ12を設けたので、擦弦音の他にノイズ音等複数種類
の効果音の中から任意の効果音を選択して、より多彩な
スライディング演奏が行える。
【0029】<変形実施例>上記実施例では、タイマ6
0を別途設けるように構成したが、CPU30に内蔵さ
れたタイマを用いるようにしてもよく、また、タイマや
乱数発生回路50は設けずに、あるフレット位置から他
のフレット位置に向って弦4の上をすべらせて押圧操作
位置を変更させた場合は、常に擦弦音やノイズ音等の効
果音を発生させるようにしてもよい。
【0030】また、上記実施例では、第2の演奏モード
として、前記押圧操作変更のフレット変更経過時間Tが
タイマ設定値t1以内であってかつ、乱数値1のデータ
が与えられたときにおいてのみ周波数変更処理と合わせ
て効果音発音処理を行う処理Zを行うようにしたが、フ
レット変更経過時間Tがタイマ設定値t1以内であれば
常に効果音を発音させるようにしてもよく、あるいは、
乱数値が特定の値、例えば1の場合は、フレット変更経
過時間Tがタイマ設定値t1を越えている場合であって
も所定時間t2以内であれば、つまり、開放弦演奏状態
へ移行する場合でなければ効果音を発音させるように構
成してもよい。あるいはまた、乱数値が特定の値の場合
はフレット変更経過時間Tの如何に係らず常に効果音を
発生させるようにしてもよい。
【0031】さらに、上述した実施例では、フレット操
作位置を、マトリクス状に設けた多数のフレットスイッ
チFSWを用いて検出しているが、これに限定されず、
たとえば、弦に超音波を伝播させ弦と接触するフレット
位置で反射されて生ずるエコーを受信することにより、
エコー受信時間を計測して、フレット位置を検出する超
音波方式(たとえば、特開昭62−99790号公報記
載のもの)、弦に微少電流を供給し、その弦が接触する
導電弦フレットでフレット位置を検出する弦電流供給方
式(たとえば、特開昭60−501276号公報記載の
もの)等を用いて検出してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、次のような効果を得ることができる。すな
わち、請求項1記載の発明によれば、弦振動検出手段に
よる弦の振動の検出に伴い、指示手段の指示によりフィ
ンガリングの操作位置に対応する音高をもつ楽音を発生
している間に、位置変更検出手段によりフィンガリング
操作位置の変更が検出されると、これに応答して、現在
発生中の楽音の音高を、変更先のフィンガリングの操作
位置に対応する音高に変更するとともに、擦弦音または
ノイズ音等の効果音を発生させるように制御する構成と
している。このため、アコーステックギター等の自然弦
楽器において、スライディング奏法により、弦上を指や
弓をその弦の長手方向に向かって移動させた際に生じる
擦弦音やノイズ音と同様な効果音を、同じスライディン
グ奏法を行った場合にも得ることができる。また、請求
項2記載の発明によれば、弦振動検出手段による弦の振
動の検出に伴い、指示手段の指示によりフィンガリング
の操作位置に対応する音高をもつ楽音を発生している間
に、変更されたフィンガリング操作位置の変更所要時間
が設定時間よりも短いと時間判別手段により判別される
と、これに応答して、現在発生中の楽音の音高を、変更
先のフィンガリングの操作位置に対応する音高に変更す
るとともに、擦弦音またはノイズ音等の効果音を発生さ
せるように制御する構成としている。このため、アコー
ステックギター等の自然弦楽器において、スライディン
グ奏法により、弦上を指や弓をその弦の長手方向に向か
って素速く移動させた際にのみ生じる札弦音やノイズ音
と同様な効果音を、同じく素速くスライディング奏法を
行った場合にのみ得ることができる。また、請求項3記
載の発明によれば、弦振動検出手段による弦の振動の検
出に伴い、指示手段の指示によりフィンガリングの操作
位置に対応する音高をもつ楽音を発生している間に、位
置変更検出手段によりフィンガリング操作位置の変更が
検出されるとともに、乱数値データ発生手段から発生さ
れた乱数値データが設定値データであると乱数値データ
判別手段により判別されると、これに応答して、現在発
生中の楽音の音高を、変更先のフィンガリングの操作位
置に対応する音高に変更するとともに、擦弦音またはノ
イズ音等の効果音を発生させるように制御する構成とし
ている。このため、アコーステックギター等の自然弦楽
器において、スライディング奏法により、弦上を指や弓
をその弦の長手方向に向かって移動させた際に、偶発的
にのみ生ずる擦弦音やノイズ音と同様な効果音を、同じ
くスライディング奏法を行った場合に、偶発的にのみ得
ることができる。さらに、請求項4記載の発明によれ
ば、弦振動検出手段による前記弦の振動の検出に伴い、
指示手段の指示によりフィンガリングの操作位置に対応
する音高をもつ楽音を発生している間に、位置変更検出
手段によりフィンガリング操作位置の変更が検出された
こと、乱数値データ発生手段から発生された乱数値デー
タが設定値データであると乱数値データ判別手段により
判別されたこと、および変更された前記フィンガリング
操作位置の変更所要時間が設定時間よりも短いと時間判
別手段により判別されたことに応答して、現在発生中の
楽音の音高を、変更先のフィンガリングの操作位置に対
応する音高に変更するとともに、擦弦音またはノイズ音
等の効果音を発生させるように制御する構成としてい
る。このため、アコーステックギター等の自然弦楽器に
おいて、スライディング奏法により、弦上を指や弓をそ
の弦の長手方向に向かって移動させた際に、偶発的にの
み生ずる擦弦音やノイズ音と同様な効果音を、同じくス
ライディング奏法を行った場合に、更に、偶発的にのみ
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子楽器の一実施例の全体外観平面図
【図2】電子楽器の一実施例の全体回路構成図
【図3】弦トリガ検出処理のフローチャート図
【図4】音源制御用レジスタを示す図
【図5】演奏モード処理フローチャート図
【図6】演奏処理態様説明図
【図7】演奏処理態様説明図
【図8】発音機能説明図
【図9】音源アサイン・発音処理フローチャート図
【符号の説明】
4 弦 11 演奏モード切換スイッチ群 12 効果音選択スイッチ群 30 CPU 55 乱数発生回路 60 タイマ 70 楽音発生回路 75 効果音発生回路 G 電子弦楽器本体 FSW フレットスイッチ TPU 弦トリガピックアップ TONE 音色選択スイッチ群

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】張設された弦の振動を検出する弦振動検出
    手段と、 フィンガリング操作されたフィンガリング操作位置を検
    出する位置検出手段と、 フィンガリング操作位置の変更を検出する位置変更検出
    手段と、 前記弦振動検出手段による前記弦の振動の検出に応答し
    て、前記フィンガリング操作位置の検出により検出され
    ている前記フィンガリング操作位置に対応する音高をも
    つ楽音を発生するように指示する指示手段と、 この指示手段の指示により前記フィンガリングの操作位
    置に対応する音高をもつ楽音を発生している間に、前記
    位置変更検出手段によりフィンガリング操作位置の変更
    が検出されると、これに応答して、現在発生中の楽音の
    音高を、変更先のフィンガリングの操作位置に対応する
    音高に変更するとともに、擦弦音またはノイズ音等の効
    果音を発生させるように制御する効果音発生制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする電子弦楽器。
  2. 【請求項2】張設された弦の振動を検出する弦振動検出
    手段と、 フィンガリング操作されたフィンガリング操作位置を検
    出する位置検出手段と、 フィンガリング操作位置の変更元から変更先までの間の
    変更所要時間が設定時間よりも短いか否かを判別する時
    間判別手段と、 前記弦振動検出手段による前記弦の振動の検出に応答し
    て、前記フィンガリング操作位置の検出により検出され
    ている前記フィンガリングの操作位置に対応する音高を
    もつ楽音を発生するように指示する指示手段と、 この指示手段の指示により前記フィンガリングの操作位
    置に対応する音高をもつ楽音を発生している間に、変更
    された前記フィンガリング操作位置の変更所要時間が設
    定時間よりも短いと前記時間判別手段により判別される
    と、これに応答して、現在発生中の楽音の音高を、変更
    先のフィンガリングの操作位置に対応する音高に変更す
    るとともに、擦弦音またはノイズ音等の効果音を発生さ
    せるように制御する効果音発生制御手段と、 を備えたことを特徴とする電子弦楽器。
  3. 【請求項3】乱数値データを発生する乱数値データ発生
    手段と、 この乱数値データ発生手段から発生された乱数値データ
    が設定値データであるか否かを判別する乱数値データ判
    別手段と、 張設された弦の振動を検出する弦振動検出手段と、 フィンガリング操作されたフィンガリング操作位置を検
    出する位置検出手段と、 フィンガリング操作位置の変更を検出する位置変更検出
    手段と、 前記弦振動検出手段による前記弦の振動の検出に応答し
    て、前記フィンガリング操作位置の検出により検出され
    ている前記フィンガリングの操作位置に対応する音高を
    もつ楽音を発生するように指示する指示手段と、 この指示手段の指示により前記フィンガリングの操作位
    置に対応する音高をもつ楽音を発生している間に、前記
    位置変更検出手段によりフィンガリング操作位置の変更
    が検出されるとともに、前記乱数値データ発生手段から
    発生された乱数値データが設定値データであると前記乱
    数値データ判別手段により判別されると、これに応答し
    て、現在発生中の楽音の音高を、変更先のフィンガリン
    グの操作位置に対応する音高に変更するとともに、擦弦
    音またはノイズ音等の効果音を発生させるように制御す
    る効果音発生制御手段と、 を備えたことを特徴とする電子弦楽器。
  4. 【請求項4】乱数値データを発生する乱数値データ発生
    手段と、 この乱数値データ発生手段から発生された乱数値データ
    が設定値データであるか否かを判別する乱数値データ判
    別手段と、 張設された弦の振動を検出する弦振動検出手段と、 フィンガリング操作されたフィンガリング操作位置を検
    出する位置検出手段と、 フィンガリング操作位置の変更を検出する位置変更検出
    手段と、 フィンガリング操作位置の変更元から変更先までの間の
    変更所要時間が設定時間よりも短いか否かを判別する時
    間判別手段と、 前記弦振動検出手段による前記弦の振動の検出に応答し
    て、前記フィンガリング操作位置の検出により検出され
    ている前記フィンガリングの操作位置に対応する音高を
    もつ楽音を発生するように指示する指示手段と、 この指示手段の指示により前記フィンガリングの操作位
    置に対応する音高をもつ楽音を発生している間に、前記
    位置変更検出手段によりフィンガリング操作位置の変更
    が検出されたこと、前記乱数値データ発生手段から発生
    された乱数値データが設定値データであると前記乱数値
    データ判別手段により判別されたこと、および変更され
    た前記フィンガリング操作位置の変更所要時間が設定時
    間よりも短いと前記時間判別手段により判別されたこと
    に応答して、現在発生中の楽音の音高を、変更先のフィ
    ンガリングの操作位置に対応する音高に変更するととも
    に、擦弦音またはノイズ音等の効果音を発生させるよう
    に制御する効果音発生制御手段と、 を備えたことを特徴とする電子弦楽器。
  5. 【請求項5】前記位置検出手段は、フィンガーボード上
    に張設された前記弦上でフィンガリング操作されたフィ
    ンガリング操作位置を検出するものであることを特徴と
    する請求項1から4のいずれかに記載の電子弦楽器。
  6. 【請求項6】前記位置検出手段は、フィンガーボード上
    でフィンガリング操作されたフィンガリング操作位置を
    検出するものであることを特徴とする請求項1から4の
    いずれかに記載の電気弦楽器。
  7. 【請求項7】前記位置検出手段は、前記フィンガーボー
    ド上のフィンガリング操作されるべき複数のフィンガリ
    ング操作位置ごとに埋設された複数のフレットスイッチ
    からなる請求項1から4のいずれかに記載の電子弦楽
    器。
  8. 【請求項8】前記弦振動検出手段は、前記弦の振動開始
    に応答して、該弦の振動開始を示す弦振動開始指示信号
    を前記指示手段に対し出力する弦トリガーピックアップ
    からなる請求項1から4のいずれかに記載の電子弦楽
    器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009216969A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Yamaha Corp 電子音楽装置及び奏法対応処理プログラム
JP2009216970A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Yamaha Corp 電子音楽装置及び奏法対応処理プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009216969A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Yamaha Corp 電子音楽装置及び奏法対応処理プログラム
JP2009216970A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Yamaha Corp 電子音楽装置及び奏法対応処理プログラム

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