JPH05150685A - 定着装置の温度検出装置 - Google Patents

定着装置の温度検出装置

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JPH05150685A
JPH05150685A JP31802691A JP31802691A JPH05150685A JP H05150685 A JPH05150685 A JP H05150685A JP 31802691 A JP31802691 A JP 31802691A JP 31802691 A JP31802691 A JP 31802691A JP H05150685 A JPH05150685 A JP H05150685A
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JP
Japan
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temperature
sensitive element
detecting device
thermistor
support member
Prior art date
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Application number
JP31802691A
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English (en)
Inventor
Kiyoharu Nakagama
清張 中釜
Koichi Hanada
浩一 花田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感温素子を定着ローラに対し確実に接触状態
に保つと同時に感温素子に対する収熱効果を高めること
を目的とする。 【構成】 サーミスタ1を支持する発泡シリコン材の支
持部材2の平坦な上面に、熱伝導性の材料の塗膜3を形
成して前記サーミスタ1を載置し、これを支持部材2を
取付ける保持金具4を含めて耐熱性の保護シート5をも
って強く巻回して一体とする。それによりサーミスタ1
の底部を支持部材2に半ば沈み込ませて塗膜3に半球状
の凹面を成形すると同時にサーミスタ1の上部が常に支
持部材2の上面に突出した状態に保たれるように構成し
たことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置の定着装置
に設けられる定着温度制御のための温度検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】定着装置の温度検出には定着ローラの周
面温度を測定することによってなされるが、その温度検
出が正しくなされるために、直接圧接される接触型の温
度検出装置が使用される。
【0003】この温度検出装置は、適当の押圧力をもっ
て回転する定着ローラに当接するもので、例えば発泡シ
リコン等の弾性体によって形成した支持部材に感温素子
としてサーミスタを支持し、これをカプトンフィルム等
の保護シートをもって全体をカバーしたものであって、
定着ローラの周面に50〜150gmmfの荷重をもって圧接し
ローラの表面温度を直接測定してその結果により定着ロ
ーラの内蔵するヒータをON/OFFして温度制御を行
うことがなされている。
【0004】しかし、感温素子を支持部材によって直接
支持した場合には感温素子のローラ周面に接触する側部
分は定着ローラの表面温度と一致するが、その反対側の
支持部材に接している面は支持部材が感温素子の熱を放
散させるために感温素子のローラ周面側と支持部材側と
の間に温度差が生じ、例えば測定温度が190℃近辺にお
いては30℃ないし40℃の温度差が生じて、正確な定着ロ
ーラの表面温度の測定が出来なかった。定着温度の設定
を190℃とすると実際のローラ表面温度は200℃〜210℃
となり本体の設定温度より高い温度に制御する問題があ
った。
【0005】さらに前記の温度差は、定着ローラの回転
に伴う摩擦・振動によって支持部材の圧接状態が変化す
ると助長される傾向もあった。
【0006】この温度差を解消する手段の一つとして感
温素子と支持部材の間に熱伝導率の高いアルミ箔等の金
属薄板を挟み、この金属薄板の収熱効果によって支持部
材への熱の放散を阻止し、それによって定着ローラの表
面温度の正確な測定ならびに制御を可能とする方法が提
供されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記の方法に関しては
すでに実公平1-21315号および特公平1-51765号の各公報
による提案がなされているが、共に支持部材に予め一定
の深さの切欠きとくぼみを設けておいてその中に感温素
子を収める構造をとっているため、切欠きやくぼみの深
さのバラツキや感温素子の取付位置の変動によって感温
素子の上面が必ずしも支持部材より突出するとは限らず
そのため折角金属薄板を設けて収熱効果を高めたとして
もローラの表面温度の正確な測定が出来ない場合があ
る。
【0008】また実開昭63-63731号公報による提案は、
特殊なサーミスタを使用するものであってコスト高とな
り一般的ではない。
【0009】本発明はこの点を解決して改良した結果、
加工や組付けの精度に影響されることなく常に定着ロー
ラに対し適確に圧接し、収熱効果の向上と併せて定着ロ
ーラの表面を正確に測定することの出来る温度検出装置
の提供を目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、感温素子と
該感温素子を支持する弾性体の支持部材と、それ等を覆
う保護シートから成る定着装置の温度検出装置におい
て、前記支持部材の前記感温素子の接する部分を含む前
記支持部材上に熱伝導性材料を塗布したことを特徴とす
る定着装置の温度検出装置、および、感温素子と該感温
素子を支持する弾性体の支持部材と、それ等を覆う保護
シートから成る定着装置の温度検出装置において、前記
支持部材を熱伝導性弾性部材と断熱性弾性部材より成る
2層構造とし、前記熱伝導性弾性部材に前記感温素子を
支持させたことを特徴とする定着装置の温度検出装置、
および、感温素子と該感温素子を支持する弾性体の支持
部材と、それ等を覆う保護シートから成る定着装置の温
度検出装置において、前記支持部材が定着ローラの回転
方向の上流側と下流側の側面において、前記定着ローラ
の周面に圧接されることを特徴とする定着装置の温度検
出装置によって達成される。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図1ないし図5によって説
明する。
【0012】図1は請求項1にかかわる温度検出装置の
基本的な構成を示したもので、1は感温素子たるサーミ
スタ、2は弾性体の支持部材、3は該支持部材2のサー
ミスタ1を接する部分に塗布された熱伝導性材料の塗
膜、さらに4は支持部材2を挟持する保持金具である。
【0013】前記支持部材2には弾性領域が広く、かつ
耐熱性にも富む発泡シリコン材が使用され、一方前記熱
伝導性材料としては、ドータイト(商品名)等が適し、
図1(a)に示すように薄膜状に、もしくは図1(b)
に示す如く局部的に支持部材2の感温素子1の接する部
分を含む支持部材2上に層状に塗布される。
【0014】前記サーミスタ1と支持部材2は図示の如
くその間に熱伝導性材料の塗膜3を挟む状態で前記保持
金具4をも含めてカプトンフィルム等の耐熱性の保護シ
ート5により巻回され、一体化される。従って図1
(c)およびその矢示AA断面を示す図1(d)にある
如く、保護シート5の巻回にもとづく張力によりサーミ
スタ1は支持部材2側に半ば沈み込ませて支持部材2の
上面に半球状の凹面が形成される。
【0015】その結果前記の熱伝導性材料の塗膜3は自
動的にサーミスタ1の形状に沿った半球面に変形されて
その背後にあり、両側は上面にあって圧接状態では定着
ローラ10に当接するので高い収熱効果を発揮することが
出来る。
【0016】さらに、前記サーミスタ1は支持部材2の
もつ弾性の反力により該支持部材2の上面より一部を突
出した状態に保たれるのでサーミスタ1自体のバラツキ
やその取付けに際し誤差を伴うことがあっても常に定着
ローラ10の周面に対し確実な接触状態を保つよう圧接さ
せられることが出来る。
【0017】図2は熱伝導性材料の塗膜3を使用しない
従来の温度検出装置による定着ローラ表面の制御温度
(実線をもって示す)と本発明の温度検出装置による制
御温度(破線をもって示す)との対比を実験結果によっ
て示したもので、定着ローラの設定温度190℃±5℃に
対し前者の温度検出装置によって温度制御がなされた場
合には実験ローラ表面温度はオーバーシュートで230℃
ないし240℃、制御温度で200℃ないし210℃と前記の設
定温度を大きく越えて温度管理がなされているのに対
し、後者による場合にはオーバーシュートで200℃±5
℃、制御温度で190℃±5℃と前記の設定温度に極めて
近接した温度管理がなされているとの結果が得られてい
る。
【0018】本発明の温度検出装置は、図3に示すよう
に定着装置内に固定されるブラケット6に対し貫通軸7
を介して前記保持金具4を支持することにより回動可能
の状態に取付られる。ブラケット6に支持された前記保
持金具4は捩りばね8の作用により前記貫通軸7を支点
として時計方向に付勢されてサーミスタ1を定着ローラ
10の周面に対して圧接させる。
【0019】サーミスタ1の定着ローラ10に対する圧接
荷重は50gmmfないし150gmmfの範囲にあるよう前記捩り
ばね8の付勢力が調整されていて、またメンテナンス等
に際して定着ローラ10が取外される場合には、保持金具
4と一体のストッパ4Aがブラケット6に当接して温度
検出装置の必要以上の回動が阻止されるようになってい
る。
【0020】図4は請求項2にかかわる温度検出装置の
構成を示したもので、サーミスタ1を支える支持部材12
は弾性部材12Aと12Bの2層構造から成り、互いに接合
して一体化されている。
【0021】サーミスタ1に接する弾性部材12Aには熱
伝導性の良い発泡材が使用され、一方弾性部材12Bには
断熱性の高い発泡材が使用されていて、図4(a)に示
す如く平板な層状に、もしくは図4(b)に示す如く埋
込み状に一体化される。
【0022】従って本実施例においても定着ローラ10の
周面に当接させた場合に、図4(c)およびその矢示B
B断面を示す図4(d)にある如く、サーミスタ1は弾
性部材12A側に沈み込んでその熱伝導性により高い収熱
効果を得ることが出来る。
【0023】図5は請求項3にかかわる温度検出装置の
構成を示したもので、支持部材12を挟持する保持金具14
は底面の中央部に段部14Aを有していて、その部分が支
持部材12の底面との間に若干の間隙を形成している。
【0024】従って捩りばね8の作用により保持金具14
が時計方向へと付勢されて支持部材12が定着ローラ10の
周面に圧接された場合、支持部材12は定着ローラの回転
方向の上流側と下流側すなわち左右の側縁部が強く圧接
され、サーミスタ1は支持部材12の弾性により適度な強
さをもって圧接されることとなるので、定着ローラ10の
摺接による摩擦抵抗を受けても圧接姿勢が変動せず振動
等も生じることなく常に安定した温度検出姿勢を保つこ
とが出来る。
【0025】
【発明の効果】本発明により、加工、取付けが容易であ
って量産に適し、さらに定着ローラに対し確実な接触と
高い収熱効果とによって常に適確な定着温度の測定なら
びに制御を行うことの出来る定着装置の温度検出装置が
提供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1にかかわる温度検出装置の構
成を示す断面図である。
【図2】前記温度検出装置による測定結果を示すグラフ
である。
【図3】前記温度検出装置の取付構造を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の請求項2にかかわる温度検出装置の構
成を示す断面図である。
【図5】本発明の請求項3にかかわる温度検出装置の構
成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 サーミスタ 2,12 支持部材 3 塗膜 4,14 保持金具 5 保護シート 6 ブラケット 7 貫通軸 8 捩りばね 10 定着ローラ 12A (熱伝導性)弾性部材 12B (断熱性)弾性部材 14A 段部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感温素子と該感温素子を支持する弾性体
    の支持部材と、それ等を覆う保護シートから成る定着装
    置の温度検出装置において、前記支持部材の前記感温素
    子の接する部分を含む前記支持部材上に熱伝導性材料を
    塗布したことを特徴とする定着装置の温度検出装置。
  2. 【請求項2】 感温素子と該感温素子を支持する弾性体
    の支持部材と、それ等を覆う保護シートから成る定着装
    置の温度検出装置において、前記支持部材を熱伝導性弾
    性部材と断熱性弾性部材より成る2層構造とし、前記熱
    伝導性弾性部材に前記感温素子を支持させたことを特徴
    とする定着装置の温度検出装置。
  3. 【請求項3】 感温素子と該感温素子を支持する弾性体
    の支持部材と、それ等を覆う保護シートから成る定着装
    置の温度検出装置において、前記支持部材が定着ローラ
    の回転方向の上流側と下流側の側面において、前記定着
    ローラの周面に圧接されることを特徴とする定着装置の
    温度検出装置。
JP31802691A 1991-09-06 1991-12-02 定着装置の温度検出装置 Pending JPH05150685A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31802691A JPH05150685A (ja) 1991-12-02 1991-12-02 定着装置の温度検出装置
DE69223356T DE69223356T2 (de) 1991-09-06 1992-08-21 Fixiervorrichtung mit Temperaturmesseinrichtung
EP92114297A EP0530618B1 (en) 1991-09-06 1992-08-21 Fixing device with temperature sensing device
US08/200,352 US5366291A (en) 1991-09-06 1994-02-22 Temperature sensing device for a rotating fixing roller

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31802691A JPH05150685A (ja) 1991-12-02 1991-12-02 定着装置の温度検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05150685A true JPH05150685A (ja) 1993-06-18

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ID=18094672

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31802691A Pending JPH05150685A (ja) 1991-09-06 1991-12-02 定着装置の温度検出装置

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JP (1) JPH05150685A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015078851A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 Tdk株式会社 温度センサ
WO2016120929A1 (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 株式会社芝浦電子 温度センサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015078851A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 Tdk株式会社 温度センサ
WO2016120929A1 (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 株式会社芝浦電子 温度センサ
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