JPH05149868A - 膜の剥離荷重測定方法 - Google Patents

膜の剥離荷重測定方法

Info

Publication number
JPH05149868A
JPH05149868A JP3316970A JP31697091A JPH05149868A JP H05149868 A JPH05149868 A JP H05149868A JP 3316970 A JP3316970 A JP 3316970A JP 31697091 A JP31697091 A JP 31697091A JP H05149868 A JPH05149868 A JP H05149868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
film
indenter
sample
displacement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3316970A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyoichi Maeda
豊一 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP3316970A priority Critical patent/JPH05149868A/ja
Publication of JPH05149868A publication Critical patent/JPH05149868A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で膜の剥離荷重を正確に測定する
剥離荷重測定方法を提供する。 【構成】 負荷電流供給装置13により、圧子7を負荷
速度一定で下降させ、この時の圧子7の変位を変位検出
器12で検出する。そして、圧子7の変位が急増すると
きの負荷荷重値Wc を検出することにより剥離荷重を求
める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はめっき製品や半導体基板
等に用いられる膜の物性評価方法に関し、特に膜の付着
強度を評価するための、膜の剥離荷重の測定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から基板上に生成された膜に、ある
先端径を有する圧子を押し付けて、膜の付着力を評価す
る圧痕法による付着力評価方法がある。これは、例えば
圧子によって10gの一定荷重を膜に負荷し、一定時間
経過後の膜の表面状態を顕微鏡で観察し、剥離していた
らその時の負荷荷重値を剥離荷重とするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の付着力評価方法
では、剥離の有無を膜を観察して確認するので、負荷荷
重をかえて何度も試験をしなければならなかった。ま
た、負荷荷重を連続的に変化させるものではないので、
正確な剥離荷重を求めることができなかった。
【0004】本発明は上記の課題を解決するために創案
されたものであり、簡単な構成で膜の剥離荷重を正確に
測定することができる剥離荷重測定方法を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の膜の剥離荷重測定方法は、基板上に生成さ
れた膜に、圧子により負荷速度一定の条件で荷重を負荷
し、前記圧子の変位が急増した時点の負荷荷重を検出す
ることにより膜の剥離荷重を求める。
【0006】
【作用】基板上に生成された膜に、圧子により負荷速度
一定の条件で荷重を負荷すると、圧子が接触後しばらく
は、主に膜の弾塑性変形により圧子は連続的に変位す
る。ところが、ある負荷荷重になると膜の剥離により、
膜の変位が不連続に急増する。したがって、この時の圧
子により負荷される負荷荷重を検出することにより膜の
剥離荷重を求めることができる。
【0007】
【実施例】第1図に本発明の剥離荷重測定方法が適用さ
れる薄膜の付着強度測定装置の一実施例を示す。この付
着強度測定装置1の枠体2内には負荷装置3が収容され
ている。負荷装置3は電磁力負荷方式であり、中央部を
ナイフエッジ5により支持された天秤6の一端に円錐状
の圧子7が、他端には電磁コイル9と協動して電磁力を
発生する鉄心10が取り付けられている。圧子7の上部
には差動トランス式の変位検出器12が設けられてい
る。
【0008】負荷装置3は、負荷電流供給装置13から
電磁コイル9へ供給される直流電流により電磁力を増減
させ、圧子7を介して試料17への荷重を増加、減少さ
せることができ、電流の向きを変えることで、圧子7の
上昇と下降を切り替えることができる。荷重の値はCP
U20によって制御される直流電流値から算出される。
圧子7の変位は変位検出器12によって検出される。変
位検出器12からの出力信号はアンプ21で増幅され、
A/D変換器22でA/D変換されてCPU20に送ら
れる。これら荷重、変位データはRAM23で記憶され
ると共に、CPU20で演算処理される。また、これら
のデータに基づいてI/O装置26を介してレコーダ2
7によって荷重ー変位曲線が記録されるとともに、プリ
ンタ28で演算結果が印字される。
【0009】枠体2内には、さらに光学モニタ30が設
けられている。光学モニタ30は、対物レンズ31と接
眼装置32とを備え、対物レンズ31により結像される
試料17の光学的画像を、テレビカメラ33によって採
取し、試料画像を画像メモリ35に記憶してCRT36
に映し出すように構成されている。
【0010】試料台15は昇降可能な構造を有し、Xー
Y平面内で移動可能に、かつZ軸回りに回転可能なステ
ージ16が着脱自在に設けられており、ステージ16に
試料17が装着される。この試料台15を同一水平面内
で移動させることにより、試料17を試料表面を観察す
るモニタ位置または圧子荷重を負荷する試験位置へ移動
させることができる。
【0011】次に本実施例の付着強度測定装置を用い
て、IC基板上に配線層を蒸着させた試料の付着強度を
測定する方法を説明する。試料17は、第2図に示すよ
うに酸化シリコンを主体とした基板18aに、銅の配線
層18bを蒸着させたものである。まず試料17をステ
ージ16上に装着し、試料台15を上下させながらCR
T36により観察に最適な試料台15の高さを決定す
る。次にステージを水平面内で移動させて、試料17上
の試験位置を決定する。試験位置が決定すれば、試料台
15を試験位置へスライドさせ、試料17を圧子7の真
下に位置させる。
【0012】次に負荷電流供給装置13により、圧子7
を負荷速度一定、すなわち時間とともに負荷荷重が直線
的に増加するような負荷で下降させ、この時の圧子7の
変位を変位検出器12で検出する。配線層18bに加え
られる荷重および圧子7の変位データをCPU20で演
算処理し、圧子7が配線層18bに接触した時点を、変
位の変化率等により求め、その時点からレコーダ26に
第3図に示すような荷重ー変位曲線を記録する。第3図
の荷重ー変位曲線で、Aの領域は主に配線層18bの弾
塑性変形に起因するものであり、Cの領域は主に基板1
8aの弾塑性変形に起因するものである。そして、Bの
ように圧子7の変位が急増する領域が、配線層18bと
基板18aとの間に剥離が生じた領域であり、このとき
の負荷荷重値Wc を剥離荷重とする。ここで、RAM2
3にはあらかじめ基板18aのブリネル硬度H、圧子7
先端の曲率半径Rのデータが記憶され、ROM24には
それらの値と測定された剥離荷重Wc とから膜の付着強
度Fを演算する処理手順が記憶されている。この処理手
順は、具体的には数1に示す膜の付着強度を表すBenjam
in-Weaver の式を演算することにより行われる。
【0013】
【数1】
【0014】試験終了後は試料台15を観察位置へ移動
させ、CRT36により、配線層18bの基板18aか
らの剥離の様子を観察する。
【0015】なお本実施例の付着強度測定装置では、試
料の光学的画像をテレビカメラ33によって採取し、試
料画像を画像メモリ35に記憶してCRT36に映し出
すように構成したが、試料の光学的画像を肉眼で観察し
ても良い。また、負荷方式として電磁力負荷方式のもの
を用いたが、これに限らず、モータの回転を機械的に減
速し、圧子の降下、上昇をおこなうものなど、負荷速度
一定に負荷でき、連続的に負荷値を測定できるものであ
ればどのようなものでも良い。なお、この際の負荷検出
手段としては、ロードセルなどが用いられる。また、差
動トランス式の変位検出器12を用いたが、これに限ら
ず、光学的変位計や接触式の変位計など、圧子の変位を
連続的に検出できればどの様な変位検出器でも良い。
【0016】また、付着強度を演算する方法として、R
AM23にはあらかじめ基板18aのブリネル硬度H、
圧子7先端の曲率半径Rのデータが記憶され、ROM2
4にはそれらの値と測定された剥離荷重Wc とから膜の
付着強度Fを演算する処理手順が記憶されているが、こ
れに限らず、例えば剥離荷重Wc だけを測定し、付着強
度は別の計算機などで演算してもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明の膜の剥離荷重測定方法は、基板
上に生成された膜に、圧子により負荷速度一定の条件で
荷重を負荷し、前記圧子の変位が急増した時点の負荷荷
重を検出することにより膜の剥離荷重を求めているの
で、剥離の有無を膜を観察して確認することなく負荷荷
重を連続的に変化させることができ、簡単な構成で膜の
剥離荷重を正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の剥離荷重測定方法が適用される薄膜の
付着強度測定装置の一実施例を示す図である。
【図2】本発明の剥離荷重測定方法が適用される薄膜の
付着強度測定装置により付着強度の測定を行うモデル図
である。
【図3】本発明の剥離荷重測定方法が適用される薄膜の
付着強度測定装置により付着強度の測定を試験を行った
際の、圧子の変位と負荷荷重の変化を示す図である。
【符号の説明】
1:付着強度測定装置 3:負荷装置 7:圧子 12:変位検出器 17:試料 18a:基板 18b:配線層 20:CPU

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に生成された膜に、圧子により負
    荷速度一定の条件で荷重を負荷し、前記圧子の変位が急
    増した時点の負荷荷重を検出することにより、膜の剥離
    荷重を求めることを特徴とする膜の剥離荷重測定方法。
JP3316970A 1991-11-29 1991-11-29 膜の剥離荷重測定方法 Pending JPH05149868A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3316970A JPH05149868A (ja) 1991-11-29 1991-11-29 膜の剥離荷重測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3316970A JPH05149868A (ja) 1991-11-29 1991-11-29 膜の剥離荷重測定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05149868A true JPH05149868A (ja) 1993-06-15

Family

ID=18082970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3316970A Pending JPH05149868A (ja) 1991-11-29 1991-11-29 膜の剥離荷重測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05149868A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011203178A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Fujitsu Ltd 密着性評価装置及び密着性評価方法
GB2572979A (en) * 2018-04-18 2019-10-23 Proseal Uk Ltd Testing Apparatus and method

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011203178A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Fujitsu Ltd 密着性評価装置及び密着性評価方法
GB2572979A (en) * 2018-04-18 2019-10-23 Proseal Uk Ltd Testing Apparatus and method
GB2572979B (en) * 2018-04-18 2023-02-15 Proseal Uk Ltd Apparatus and method for peel testing

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8156794B2 (en) Indenting type material testing machine, testing method, and testing program product
US6185999B1 (en) Mini-tension tester
US20090293619A1 (en) Method and apparatus for evaluating adhesion strength of a thin film
JPH05149868A (ja) 膜の剥離荷重測定方法
JP3820754B2 (ja) 液晶パネル評価装置
JP3100231B2 (ja) 粘着性試験装置および方法
JPH01316632A (ja) 薄膜の機械的特性を評価する装置並びに評価方法
CN113670722A (zh) 一种金属抗拉伸强度性能的检测方法
JP2745648B2 (ja) 付着力測定装置
KR100354837B1 (ko) 금속재료의 균열길이 측정 장치 및 방법
JP2001296225A (ja) 材料試験機
JPS61168235A (ja) ボンデイング強度試験装置
JPH0489552A (ja) 薄膜試料等の試験装置
JP3022649B2 (ja) 半導体検査装置
JP2005249569A (ja) 薄膜付着強度評価方法および装置
JPH10332560A (ja) 薄膜付着強度評価装置及び方法
JPH034139A (ja) 硬度計
CN114660332B (zh) 一种镀锌板抑制层形貌表征方法
JP2002323429A (ja) 走査型プローブ顕微鏡
CN214066158U (zh) 一种高阻膜测试系统
JPH0643954B2 (ja) 膜の密着強度評価方法および装置
JPH05322723A (ja) 弾塑性破壊じん性値計測方法
JPH09138186A (ja) 薄膜強度評価装置
Bayer et al. Early detection of fatigue damage through ultrasonic non-destructive evaluation—Part II: Experimental
JPH03225253A (ja) 微小押込み形の材料物性試験方法および装置