JPH05149420A - 舶用二段減速クラツチの制御装置 - Google Patents

舶用二段減速クラツチの制御装置

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JPH05149420A
JPH05149420A JP33439091A JP33439091A JPH05149420A JP H05149420 A JPH05149420 A JP H05149420A JP 33439091 A JP33439091 A JP 33439091A JP 33439091 A JP33439091 A JP 33439091A JP H05149420 A JPH05149420 A JP H05149420A
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JP
Japan
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speed
stage
reduction
engine
deceleration
Prior art date
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Pending
Application number
JP33439091A
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English (en)
Inventor
Toshio Imanaka
敏夫 今中
Atsumichi Nakada
温通 中田
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yanmar Diesel Engine Co Ltd filed Critical Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大減速段のクラッチの許容値を越えた機関回
転数での使用を防止するようにして、大減速段クラッチ
の破損を防止する。 【構成】 小減速段に嵌入状態に機関回転数が特定回転
数より高いと、大減速側に、嵌入しないようにする制御
手段と、大減速時に特定回転数以上にならないようにす
るための制御手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、前進2速を備えた舶
用二段減速クラッチの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】異なる減速比の前進二段を備えた舶用の
減速クラッチにおいて、その減速クラッチの切換え制御
をマイクロコンピュータで行なうようにしたものがある
(例えば、この出願の出願人が先に出願した特願平2−
316411号公報参照)。このような構成では、通
常、オペレータが機関回転数を増減すると、その回転数
に応じて、ある特定回転数になると、それに見合った減
速段となるようクラッチ側に制御信号を出力して、減速
段の変更を自動的に行なうようになっている。他方、こ
のような制御において、減速段の切換えをマニュアル操
作でも行なうことが出来るようにしてあり、例えば、自
動制御モードであっても、マニュアル操作用のスイッチ
で人為的に減速段を選択すると、前記制御手段から同様
に制御信号出力して、減速段の切換えを行なうことにな
っている。このようなマニュアル操作での切換えは、機
関回転数に拘らず可能であり、また、減速段に拘らず機
関回転数を増減できる。
【0003】ところで、近時、機関の高過給化による出
力増大の影響で、過給機が作動しない中低速域での機関
排気濃度が悪化する傾向にあり、この排気濃度対策とし
て、中低速時に機関回転数を上げながら減速比を大きく
して使用することを目的としての前進2速が必要となっ
ている。このような目的での前進2速は中低速専用であ
ることから、高速回転での使用を考慮した強度は特に必
要とせず、従って、その2速側のクラッチの設計につい
ても、中低速回転に耐えるだけの強度があれば良く、こ
れによって全体をコンパクトに構成できることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、大減速の前進2速段を中低速用にした場合、前記
のような完全に自動的に減速段を切り替える場合はよい
が、マニュアル操作での切換えは、機関回転数のいかん
に拘らず行なわれるため、高速回転のときに切り替えら
れると、元々そのような高回転での強度を考慮していな
いために、装置が破損するおそれがある。或は、逆に、
マニュアル操作モードのときも同様であり、この場合に
は、減速段に拘らず機関回転数を増減できるので、大減
速段の嵌入時に許容値を越えて回転数が増加させられる
虞がある。
【0005】この発明は、かかる不都合を解消して、大
減速段のクラッチの許容値を越えた機関回転数での使用
を防止するようにして、大減速段クラッチの破損を防止
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題解決するた
め、この発明では、舶用二段減速クラッチにおいて、小
減速段に嵌入状態において、機関回転数が特定回転数以
上になると大減速側へ嵌入しないようにするための制御
手段を備えていることを特徴とする。
【0007】同じく、この出願の第2の発明は、舶用二
段減速クラッチにおいて、大減速段に嵌入状態におい
て、機関回転数が特定回転数以上に上がらないようにす
るための制御手段を手段を備えていることを特徴とす
る。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、回転数が特定回転数以上
のときには、大減速を使用できないよう制御されること
になり、大減速のクラッチの強度を中低速用にのみ合わ
せて設計した場合でも、そのクラッチの破損を防止する
ことが出来る。
【0009】
【実施例】第2図は、この発明の制御装置の全体概要を
示すものであり、図において(1)は機関、(2)は、
この機関(1)に取り付けられた減速逆転機である。機
関(1)の動力は、この減速逆転機(2)によって減速
若しくは逆転された後、出力軸(3)からプロペラ軸
(4)側へ伝達される。この減速逆転機(2)が、前進
二段と後進一段の減速段を備えている。(9)は操作用
ハンドル装置であって、このハンドル装置(9)には、
前後進の切換えを行なうための前後進切換ハンドル(1
0)と、機関の回転数を調節するレギュレータハンドル
(11)が備えられている。(12)は、機関の回転速度を
調節するレギュレータレバーであり、このレギュレータ
レバー(12)には、そのレギュレータレバー(12)を回
動操作するアクチュエータとしてのDCモータ(13)が
連結されている。また、機関(1)には、その機関の回
転数を検出する機関回転センサー(14)、ラック位置検
出センサー(24)、アクセル位置検出センサー(32)及
びレギュレータ位置検出センサー(26)が取り付けられ
ている。他方、減速逆転機(2)には、前進段における
減速段の切換えを行なうためのアクチュエータとしての
電磁切換弁(15)と(以下、減速切換弁と言う)、前後
進の切換えを行なう前後進切換弁(16)が取り付けら
れ、この前後進切換弁(16)には、前記の前後進切換ハ
ンドル(10)がプッシュプルケーブル(17)によって連
結されている。
【0010】(18)は、上記機関の回転数を増減速し或
いは減速切換弁(15)の切換制御を行なうためのコント
ローラを示している。このコントローラ(18)は、いわ
ゆるマイクロコンピュータであり、その内部に、各種の
制御や演算を司るCPU(中央処理装置)、制御プログ
ラム等を格納するROM(リードオンリーメモリー)及
び各種の検出データ等を記憶するRAM(ランダムアク
セスメモリー)等が装備されている。他方(22)は、船
舶の運転席等に配置される操作パネルであって、この操
作パネルには、自動制御モードとマニュアル制御モード
の一方を選択するためのオート−マニュアル切換スイッ
チ(23)が設けられている。上記コントローラ(18)に
は、切換スイッチ(23)からの信号が入力される。
【0011】また、コントローラ(18)には、前記機関
回転センサー(14)からの検出信号、DCモータ(13)
に設置されたレギュレータ位置検出センサ(26)からの
検出信号、プロペラ回転数を検出するプロペラ回転セン
サー(28)からの検出信号、減速切換弁(15)の切換え
位置を検出する検出手段(30)からの信号、アクセル位
置検出センサー(32)及び、ラック位置検出センサー
(24)からの信号が入力される。また、前記レギュレー
タハンドル(11)の回動操作は、プッシュプルケーブル
(31)を介してアクセル位置検出センサー(32)を通し
てコントローラ(18)側へ入力されるようになってい
る。コントローラ(18)の減速段の切換信号は、減速切
換弁(15)側に出力されて、その信号によって、その減
速切換弁(15)が自動的に切り換わる。他方、オート−
マニュアル選択スイッチ(23)をマニュアル側に切り換
えた場合には、速比切換スイッチ(27)(37)から信号
が出されると、その信号がコントローラ(18)側に入力
されて、前記の減速切換弁(15)を切り換えるよう出力
信号を発する。
【0012】図1は、上記制御装置による制御の流れを
示すフローチャートである。このフローチャートにおい
てステップS1〜S3は、前記速比切換スイッチ(27)
(37)が大減速すなわち二速側に切換えられた場合の制
御手順であって、速比切換スイッチが二速側に切換えら
れると、まず、現在の機関回転数NE がある特定の回転
数Na より大きいか否かを判断し(ステップS2)、機
関回転数が特定回転数Na より高い場合には、速比切換
を行なうことなく元へ戻る。他方、低回転すなわち関回
転数NE がNa よりも小の場合には、ステップS3の速
比切換サブルーチンを実行して、速比の切換えを行な
う。
【0013】他方、前記ステップS1において、速比切
換スイッチ(27)(37)が切換えられていない場合にお
いては、前記レギュレータハンドル(11)が増速側に操
作されているかどうかを判断し(ステップS4)、増速
側に操作されている場合には、減速逆転機クラッチ
(2)の嵌入状態を判断する(ステップS5)。この判
断により、中立及び後進の場合にはそのままレギュレー
タハンドル(11)の操作にしたがって増速を実行し(ス
テップS6)、他方、前進の場合には、更に前進1速へ
の嵌入或いは前進2速への嵌入かを判定し(ステップS
7)、前進1速の場合には前記と同様に増速制御を実行
するが、前進2速の場合には、ステップS8において、
現在の機関回転数NE が前記特定回転数Na よりも低い
か否かを判定して、低回転のみでは機関の増速を行い、
高回転の場合にはすなわち機関回転数Na がNE に達し
ていると、機関の増速を停止して元の作業に戻るように
している。
【0014】図3は、上記の制御に基づく、機関回転数
の使用範囲を示しており、小減速の場合は、機関回転数
は特定の回転数Na を超えて増速することができ、これ
によってプロペラ回転数も増加できるようになってい
る。他方、大減速の場合には、前記予め定められた機関
回転数Na よりも上の回転数は使用不可能となってお
り、これによって、その大減速での、機関回転数が許容
値を超えて使用されるのを防止するのである。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、機関
回転数がある特定回転数以上の場合には、小減速から大
減速への切換えを行なうことができず、このため、この
ように小減速から大減速側に切換えられた時にその大減
速での回転数が許容値を超えて使用されるのを防止する
ことができ、前記のように、大減速のクラッチの強度を
中低速用にのみ絞った設計とした場合であっても、大減
速クラッチの破損を防止することができる。
【0016】また、この出願の第2の発明によれば、大
減速段の嵌入状態において、機関回転数が特定回転数以
上に上がるのを防止するため、やはりこの大減速段にお
いて、機関回転数が許容値を超えて増加させられるのを
防止でき、同様に大減速段のクラッチの破損を防止でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す制御の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図2】この発明の制御装置のブロックライアグラムで
ある。
【図3】小減速と大減速段の使用回転域を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
(1) 機関 (2) 減速逆転機 (18) コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舶用二段減速クラッチにおいて、小減速
    段に嵌入状態において、機関回転数が特定回転数以上に
    なると大減速側へ嵌入しないようにするための制御手段
    を備えていることを特徴とする舶用二段減速クラッチの
    制御装置。
  2. 【請求項2】 舶用二段減速クラッチにおいて、大減速
    段に嵌入状態において、機関回転数が特定回転数以上に
    上がらないようにするための制御手段を手段を備えてい
    ることを特徴とする舶用二段減速クラッチの制御装置。
JP33439091A 1991-11-22 1991-11-22 舶用二段減速クラツチの制御装置 Pending JPH05149420A (ja)

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JP33439091A JPH05149420A (ja) 1991-11-22 1991-11-22 舶用二段減速クラツチの制御装置

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JP33439091A JPH05149420A (ja) 1991-11-22 1991-11-22 舶用二段減速クラツチの制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05149420A true JPH05149420A (ja) 1993-06-15

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ID=18276837

Family Applications (1)

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JP33439091A Pending JPH05149420A (ja) 1991-11-22 1991-11-22 舶用二段減速クラツチの制御装置

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JP (1) JPH05149420A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009190672A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Yamaha Motor Co Ltd 舶用推進システム
JP2011246061A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Honda Motor Co Ltd 船外機の制御装置
JP2011246062A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Honda Motor Co Ltd 船外機の制御装置

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