JPH0717486A - 船舶推進機の遠隔制御装置 - Google Patents

船舶推進機の遠隔制御装置

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JPH0717486A
JPH0717486A JP5190980A JP19098093A JPH0717486A JP H0717486 A JPH0717486 A JP H0717486A JP 5190980 A JP5190980 A JP 5190980A JP 19098093 A JP19098093 A JP 19098093A JP H0717486 A JPH0717486 A JP H0717486A
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remote control
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Ryozo Oki
良三 大来
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Sanshin Kogyo KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H21/00Use of propulsion power plant or units on vessels
    • B63H21/21Control means for engine or transmission, specially adapted for use on marine vessels
    • B63H2021/216Control means for engine or transmission, specially adapted for use on marine vessels using electric control means

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スロットル制御と前後進切換えとを電気式ア
クチュエータによって制御するに当たりコストを低く抑
える。 【構成】 電動式アクチュエータ15を、前後進切換え
部材およびスロットル開閉カム部材を回転体で一体に構
成して一つのモータに連結させる。このアクチュエータ
15をコントロールユニット16を介して操作レバー5
に接続した。スロットル制御および前後進切換えに要す
るモータ、減速機およびモータ駆動回路に用いる電子部
品が1系統分のみになる。したがって、高価な部品を必
要最小限度とすることができ、遠隔制御装置を安価に得
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶推進機を遠隔操作
によって制御する船舶推進機の遠隔制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】船外機やスターンドライブ等の船舶用推
進機を運転席から遠隔操作してそのスロットル制御や前
後進切換えを行うに当たっては、通常は運転席の操作レ
バーと船舶推進機とをメカニカルケーブルによって連結
させ、この操作レバーを操作して行っていた。ところ
が、この種の遠隔制御装置では、運転席がキャビン内と
フライングブリッジ等の2箇所以上に存在する場合には
操作レバーの操作が重くなってしまうという不具合があ
った。これは、運転席毎の操作レバーに連結されたメカ
ニカルケーブルどうしがメカニカルジャンクションボッ
クスで互いに接続され、このメカニカルジャンクション
ボックスから推進機に導かれており、メカニカルケーブ
ルが進退するときの抵抗が大きくなってしまうからであ
る。この現象は、特にスロットル制御と前後進切換えと
を一つの操作レバーで行うワンレバー式リモコンの場合
に顕著である。
【0003】このような不具合を解消した遠隔制御装置
としては、推進機のスロットル装置や前後進切換え装置
を電動式アクチュエータによって行うものがある。この
種の電動リモコンシステムを図10によって説明する。
【0004】図10は従来の船舶推進機の遠隔制御装置
を示す概略構成図である。同図において、1は船舶用推
進機、2はこの船舶用推進機1の遠隔制御装置である。
この遠隔制御装置2は、前記推進機1のスロットル弁装
置(図示せず)に連結されたスロットルアクチュエータ
3および前後進切換え装置(図示せず)に連結されたシ
フトアクチュエータ4を操作レバー5およびコントロー
ルユニット6によって制御するように構成されている。
【0005】前記スロットルアクチュエータ3およびシ
フトアクチュエータ4は、動力源としてのモータにラッ
クアンドピニオン機構を連結させて構成され、このラッ
クアンドピニオン機構のラックに接続されたメカニカル
ケーブル3a,4aを介してスロットル弁装置あるいは
前後進切換え装置に連結されている。すなわち、各アク
チュエータ3,4のモータが正転したり逆転したりする
ことによってスロットル制御および前後進切換えが行わ
れることになる。なお、ラックの移動位置は、このラッ
クにリンクを介して連結されたラック位置センサ(図示
せず)によって検出され、前後進切換え装置やスロット
ル弁装置の実際の制御位置がコントロールユニット6に
フィードバックされるように構成されている。
【0006】前記操作レバー5は、運転席に設けられた
リモコンボックス7に前後方向に沿って揺動自在に支持
されている。このリモコンボックス7は、前記操作レバ
ー5の揺動方向および揺動角度を検出するレバー操作位
置センサ8が設けられ、操作レバー5の揺動動作をこの
レバー操作位置センサ8によって検出し、電気信号に変
えてコントロールユニット6に出力する構造になってい
る。すなわち、操作レバー5の揺動方向と揺動角度とが
電気信号に変換されてコントロールユニット6に入力さ
れることになる。
【0007】前記コントロールユニット6は、前記レバ
ー操作位置センサ8によって検出された操作レバー5の
揺動方向および揺動角度から操作内容を分別する分別部
6aと、前記シフトおよびスロットルのアクチュエータ
毎にそれぞれ設けられた比較部6b1,6b2、制御部6
cおよび駆動部6d等から構成されている。前記分別部
6aは、前記レバー操作位置センサ8が出力した信号に
基づいて操作レバー5の位置が中立位置に対して予め定
めた角度より小さいシフト範囲にあるか、あるいは、そ
の設定角度以上のスロットル範囲にあるかを分別するよ
うに構成されている。シフト範囲であるときには、シフ
トアクチュエータ4に接続された比較部6b1 に前記信
号が送られ、スロットル範囲であるときには、スロット
ルアクチュエータ3に接続された比較部6b2 に前記信
号が送られることになる。
【0008】比較部6b1,6b2は、スロットルアクチ
ュエータ3あるいはシフトアクチュエータ4のラック位
置センサから入力された各アクチュエータの制御位置
と、操作レバー5の揺動角度を比較するように構成され
ている。また、制御部6cは、前記比較部6b1,6b2
での比較結果に基づいて各アクチュエータ3,4のモー
タを正転させるか逆転させるかを判定し、判定結果に対
応した制御信号を駆動部6dに送るように構成されてい
る。駆動部6dは、前記制御部6cから入力された制御
信号に応じてモータを正転させたり逆転させたりするよ
うに構成されている。この駆動部6dの電気回路として
は、主に2個のPチャネルMOS−FETと、2個のN
チャネルMOS−FET等をモータに接続させた構造に
なっていた。
【0009】このように構成された従来の遠隔制御装置
では、操作レバー5を例えば前側へ倒すようにして揺動
させると、コントロールユニット6がシフトアクチュエ
ータ4を前進側へ制御し、しかも、操作レバー5の揺動
角度が予め定めた角度より大きいときにはその揺動角度
に応じた制御量をもってスロットルアクチュエータ3を
スロットル開度が大きくなるように制御する。この制御
は操作レバー5を後側へ揺動させたときにも同様であ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述したよ
うに構成された従来の電動リモコンシステムによる遠隔
制御装置では高価になってしまうという問題があった。
これは、スロットル制御と前後進切換えとを行うに当た
り個別のアクチュエータと各々の駆動回路が必要で、モ
ータや減速機構、電力用トランジスタとしてのパワーM
OS−FET等の高価な部品類がスロットル制御と前後
進切換えとの2系統に用いられているからであった。
【0011】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、スロットル制御と前後進切換えとを
電気式アクチュエータによって制御するに当たりコスト
を低く抑えることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る船舶推進機
の遠隔制御装置は、電動式アクチュエータを、前後進切
換え部材およびスロットル開閉カム部材を同一モータで
駆動して単体でスロットル制御および前後進切換えを行
う構造とし、この電動式アクチュエータをコントロール
ユニットを介して操作手段に接続したものである。
【0013】
【作用】スロットル制御および前後進切換えに要するモ
ータ、減速機およびモータ駆動回路に用いる電子部品が
1系統分のみになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図8に
よって詳細に説明する。図1は本発明に係る船舶推進機
の遠隔制御装置を示す概略構成図、図2は本発明に係る
遠隔制御装置の操作レバーの軸部を拡大して示す断面
図、図3は本発明に係る船舶推進機の遠隔制御装置に使
用するアクチュエータの要部を示す平面図、図4は図3
におけるIV−IV線断面図、図5はアクチュエータにおけ
るシフト機構部の構成を示す平面断面図で、同図は図4
における回転体および前後進切換え用レバーのV−V線断
面を示している。
【0015】図6はアクチュエータの要部を示す平面図
で、同図はスロットル弁装置がアイドリング状態で前後
進切換え装置が後進側に切換えられた状態を示す。図7
はアクチュエータの要部を示す平面図で、同図は前後進
切換え装置が後進側に切換えられた状態でスロットル弁
装置が略全開とされた状態を示す。図8はアクチュエー
タに用いるスロットル開閉カムの平面図である。これら
の図において前記図10で説明したものと同一もしくは
同等部材については、同一符号を付し詳細な説明は省略
する。
【0016】これらの図において、11は本発明に係る
船舶推進機用遠隔制御装置である。この遠隔制御装置1
1は、船舶用推進機12にプッシュプルケーブルからな
るメカニカルケーブル13,14を介して連結されたア
クチュエータ15と、このアクチュエータ15を制御す
るコントロールユニット16、操作レバー5およびセレ
クトスイッチ17からなる操作手段等から構成されてい
る。本実施例では、運転席がキャビン(図示せず)内と
フライングブリッジ(図示せず)等の2箇所に設けられ
た船舶に用いる遠隔制御装置について説明する。すなわ
ち、操作レバー5およびセレクトスイッチ17は各運転
席に設けられる関係から2組用いられている。
【0017】前記アクチュエータ15は、後述するよう
にモータを1つ備え、このモータを正転させたり逆転さ
せたりすることによって、前進・後進の切換えと、前進
時および後進時のスロットル制御を行うように構成され
ている。さらに詳しく説明すると、モータを中立位置か
ら正転させることによって、先ず、推進機12の前後進
切換え装置(図示せず)を前進側へ切換え、引き続き正
転させることによって、次にスロットル弁装置(図示せ
ず)をスロットル開度が漸次大きくなるように駆動する
構造になっている。また、モータを中立位置から逆転さ
せた場合には、先ず前後進切換え装置を後進側へ切換
え、次いで、スロットル弁装置をスロットル開度が漸次
大きくなるように駆動する。
【0018】アクチュエータ15のモータの回転方向を
上述したように切換えるには、操作レバー17の揺動方
向および揺動角度をレバー操作位置センサ8により検出
し、それを電気信号に変換してコントロールユニット1
6に入力することによって行う。この操作レバー5とレ
バー操作位置センサ8の連結構造は図2に示すようにな
っている。すなわち、操作レバー5はリモコンボックス
7に水平な支軸5aを介して回動自在に支持され、この
支軸5aにおけるリモコンボックス7内の軸端部にレバ
ー操作位置センサ8の回転軸8aが嵌合している。この
レバー操作位置センサ8は、本体8bに対する回転軸8
aの回転方向および回転角度を検出して検出信号をコン
トロールユニット16に入力する構造で、本体8bがリ
モコンボックス7に支持固定されている。
【0019】コントロールユニット16は、分別部18
と、比較部19と、制御部20および駆動部21とから
構成されている。分別部18は、前記レバー操作位置セ
ンサ8から入力された信号に基づいて操作レバー5の位
置が中立位置に対して予め定めた角度より小さいシフト
範囲にあるか、あるいは、その設定角度以上のスロット
ル範囲にあるかを分別し、シフト範囲であるときには揺
動方向に基づいて前進側シフト信号あるいは後進側シフ
ト信号を比較部19に出力する構造になっている。ま
た、スロットル範囲であるときには、揺動角度に対応す
るスロットル開度信号を比較部19に出力する構造にな
っている。
【0020】比較部19は、後述するアクチュエータ1
5の制御位置センサから入力されたアクチュエータ15
の実際の制御位置と、操作レバー5の揺動角度とを比較
する構造になっている。
【0021】制御部20は、前記比較部19での比較結
果と、前記分別部18が出力した前進側シフト信号、後
進側シフト信号あるいはスロットル開度信号とに基づい
てアクチュエータ15のモータの回転方向および回転の
継続・停止を決定する構造になっている。この制御部2
0での制御をさらに詳述すると、前進側シフト信号が入
力されたときには、比較部19に入力されるアクチュエ
ータ15の実際の制御位置が予め定めた前進切換え位置
に達するように前記モータを正転させる。また、後進側
シフト信号が入力されたときには、比較部19に入力さ
れるアクチュエータ15の実際の制御位置が予め定めた
後進切換え位置に達するように前記モータを逆転させ
る。なお、上述した前進切換え位置とは、アクチュエー
タ15によって推進機12の前後進切換え装置が前進側
へ切換えられるときのアクチュエータ15の制御位置の
ことをいい、後進切換え位置とは、アクチュエータ15
によって推進機12の前後進切換え装置が後進側へ切換
えられるときのアクチュエータ15の制御位置のことを
いう。
【0022】さらに、スロットル開度信号が入力された
ときには、比較部19に入力されるアクチュエータ15
の実際の制御位置が操作レバー5の揺動角度と対応する
ように前記モータを正転あるいは逆転させる。このとき
のモータの回転方向は、シフト範囲が前進側の場合には
正転方向とされ、シフト範囲が後進側の場合には逆転方
向とされる。なお、操作レバー5の中立位置に対する揺
動角度が大きくなればなるほどスロットル開度が大きく
なるように設定されている。
【0023】すなわち、操作レバー5を例えば図1に示
した中立位置から前側(前進側)に約90度倒すと、分
別部18が前進側シフト信号を出力してからスロットル
開度信号を出力することになるから、制御部20はアク
チュエータ15の制御位置が前進切換え位置に達するよ
うにモータを正転させ、その後、アクチュエータ15の
制御位置が操作レバー5の揺動角度に応じた位置に達す
るまでモータを正転させることになる。また、中立位置
から後側に約90度倒した場合には、アクチュエータ1
5の制御位置が後進切換え位置に達するようにモータが
逆転された後、さらにアクチュエータ15の制御位置が
操作レバー5の揺動角度に応じた位置に達するようにモ
ータが逆転される。
【0024】さらに、操作レバー5が前進側あるいは後
進側のシフト範囲内で揺動されたときには、分別部18
からは揺動方向に対応した前進側シフト信号あるいは後
進側シフト信号のみが出力されるため、推進機12の前
後進切換え装置のみがアクチュエータ15によって駆動
されることになる。
【0025】図1において符号17で示したセレクトス
イッチは、複数あるリモコンボックス7のうち何れによ
り運転するかを指定する釦スイッチで、アクチュエータ
はこれにより指定されたリモコンボックス7によっての
み制御される。したがって、このセレクトスイッチ17
はリモコンボックス7の近傍またはリモコンボックス7
に一体に設置されることが望ましい。また、指定リモコ
ンボックスに切替えの際、切替え前のリモコンボックス
7のレバー位置と新たに指定されたリモコンボックス7
のレバー位置の相違があると、運転者や乗客の予期せぬ
急加速、急発進、急減速により落水事故や転倒事故を引
き起こすことになるため、セレクトスイッチ17は該当
するリモコンボックス7のレバーが中立位置にあるとき
にのみ有効とする。さらに、切替え前のリモコンボック
ス7のレバー位置が中立以外の位置にあった場合には、
アクチュエータは一旦緩やかに中立位置まで制御が戻
り、以降はリモコンボックス7からの制御を受け付ける
等の安全制御を織り込む必要がある。
【0026】次に、一つのモータによってスロットル制
御と前後進切換えを行うアクチュエータ15の構造を図
3〜図8によって説明する。アクチュエータ15は、不
図示の装置ケースに図3の紙面と直交する方向を軸線方
向として回転自在に支持されかつモータ22にウォーム
ギヤ23を介して連結された回転体24と、この回転体
24に連結された前後進切換え用レバー25およびスロ
ットル制御用レバー26と、回転体24の回転位置(ア
クチュエータ15の制御位置)を検出する制御位置セン
サ27等とから形成されている。前記モータ22および
センサ27が上述したコントロールユニット16に接続
されている。なお、本実施例では前後進切換え部材およ
びスロットル開閉カム部材を一体に形成して回転体24
として構成した例を示す。
【0027】回転体24は、全体が略円板状に形成さ
れ、その下側軸心部にウォームホイール連結用軸部材2
4aが矩形の嵌合構造を介して結合されている。28は
この軸部材24cに回転体24を固定させるための固定
ボルトである。前記ウォームホイール連結用軸部材24
にウォームホイール23aが固着され、このウォームホ
イール23aの下側軸心部に制御位置センサ27が連結
されている。この制御位置センサ27は、ウォームホイ
ール23a(回転体24)の回転角度を検出して前記コ
ントロールユニット16に入力する構造になっている。
また、回転体24をウォームギヤ23を介して回転駆動
するモータ22は、回転体24が図3に示す平面視にお
いて反時計回りに回るときを正転方向として構成されて
いる。
【0028】前記回転体24は、上述した前後進切換え
部材に相当するものが下部(図4において下側となる部
分)に形成され、前記スロットル開閉カム部材に相当す
るものが上部に形成されている。この回転体24の下部
は、図5に示すように、外周部の一部に歯29を有する
円形に形成されている。さらに、この回転体24の上部
には、前記歯29と対応する部分にカム溝30が上方へ
向けて開口させた状態で形成されている。
【0029】このカム溝30は、歯29の丁度真上とな
る部分が回転体24の軸心を中心とする円弧状に形成さ
れ、この円弧状部分の両端に連なる部分がカムを構成し
ている。円弧状部分を符号30aで示し、カム部分を符
号30bで示す。このカム部分30bは、カム溝30の
端部へ向かうにしたがって回転体24の軸心からの距離
が次第に短くなるように形成されている。また、前記円
弧状部分30aの長さは、後述する前後進切換え用レバ
ー25が回動するときの回転体24の回動幅と対応する
ように設定されている。
【0030】前記前後進切換え用レバー25は支軸31
を介して装置ケースに回動自在に支持され、前記回転体
24の歯29に噛合する歯32と、この歯32に連なる
凹曲面33とが形成されている。そして、これらの回転
体連結部分より下方に偏在するアーム部25aには、推
進機12の前後進切換え装置に接続されたメカニカルケ
ーブル13が連結されている。前記凹曲面33は、回転
体24の下部に形成された円形部分の外周面24bと略
等しい曲率をもって形成されている。
【0031】すなわち、回転体24が図5において例え
ば時計回りに回ると、歯29と歯32の噛み合いによっ
て前後進切換え用レバー25が反時計回りに回り、アー
ム部25aがメカニカルケーブル13を同図中右方へ引
っ張ることになる。推進機12の前後進切換え装置は、
このメカニカルケーブル13が上述したように引っ張れ
られることにより後進側へ切換えられるように構成され
ている。また、前記とは逆方向に回転体24が回ったと
きには、前後進切換え装置は前進側に切換えられる。な
お、この前後進切換え装置は、回転体24が図3および
図5に示した位置にあるときには中立位置となるように
構成されている。
【0032】回転体24が回って歯29,32の噛合が
外れるようになると、図6に示すように前後進切換え用
レバー25の凹曲面33が回転体24の外周面24bに
接するようになる。この状態では、回転体24がさらに
引き続いて回ったとしても、図7に示すように前記凹曲
面33が外周面24bに摺接するようになって前後進切
換え用レバー25は前記回動位置に保たれる。すなわ
ち、前後進切換え用レバー25は、回転体24が図3お
よび図5に示す中立位置から回るときに歯29,32が
噛合する一定の回動範囲内では回転体24に連れ回る
が、その回動範囲を越えて回転体24が回ったとしても
それに応動することなく停止状態に保たれることにな
る。この前後進切換え用レバー25が停止するときの回
転体24の回動位置が前記前進切換え位置、後進切換え
位置に相当する。
【0033】前記スロットル制御用レバー26は、前記
前後進切換え用レバー25を支持する支軸31に回動自
在に支持され、この軸支部分から延びるアーム部26a
にメカニカルケーブル14が連結されると共に、アーム
部26aとは反対側へ延びる部分にリンク部材34の一
端が回動自在に連結されている。このリンク部材34は
スロットル制御用レバー26とは反対側の端部にローラ
35が装着され、このローラ35を回転体24の前記カ
ム溝30に摺動自在に係入させることによってローラ側
端部が回転体24に連結されている。また、前記ローラ
35は、回転体24の中央ボス部24cに回動自在に嵌
合されたガイド板36のガイド穴37にも係入されてい
る。
【0034】前記ガイド板36は、図3に示すように平
面視略L字状に形成され、図3において右側へ延びる一
辺に回転体24の径方向に沿って延びる長穴からなるガ
イド穴37が形成されると共に、図3において上側へ延
びる一辺に略へ字状の係合穴38が形成されている。そ
して、このガイド板36は、回転体24の中央ボス部2
4cに回動自在に係入されると共に、軸140を中心に
回動する円板40に設けられたピン37に係合する係合
穴38を有し、円板40が図3に示す位置にある場合
は、ガイド板36はピン39の存在によりボス部24c
を中心に回動することは規制されている。円板40は半
円状切欠き40aを有し、円筒部材41を有するストッ
パー42がこの半円状切欠き40aに押し付けられてい
る。このストッパー42は、本実施例では弾性体によっ
て形成され、円筒部材41を自らの弾性によって円板4
0に押し付けた状態で円筒部材41とは反対側の端部が
装置ケースに対して固定されている。
【0035】また、前記円板40における半円状切欠き
40aとは径方向反対側には突起40bが形成され、こ
の突起40bが後述するリミットスイッチ43の作動子
に添接されている。図3に示した状態では、円板40は
ストッパー42によってリミットスイッチ43に押し付
けられ、ストッパー42およびリミットスイッチ43に
よって挟持されて図示位置に保持されている。
【0036】すなわち、回転体24が図3に示した中立
位置から例えば時計回りに回ると、ローラ35はガイド
板36によって同図の上下方向への移動が規制されてい
る関係から、回転体24の回転角度が小さいときにはカ
ム溝30の円弧状部分30aがローラ35に対して移動
する。そして、回転体24の回転角度が大きくなると、
ローラ35は図6に示したように円弧状部分30aとカ
ム部分30bとの連接部を通って図7に示したようにカ
ム部分30bに摺接するようになる。ローラ35がカム
部分30bに摺接するようになると、このローラ35は
回転体24の回転に応動してガイド穴37に沿って回転
体24の軸心側へ移動し、このローラ35を有するリン
ク部材34が移動することによってスロットル制御用レ
バー26が図において反時計回りに回ることになる。ス
ロットル制御用レバー26が反時計回りに回ると、アー
ム部26aに連結されたメカニカルケーブル14が引っ
張られることになる。一方、回転体24が上記とは逆方
向に回った場合にもローラ35が前記カム部分30bと
は反対側に位置するカム部分30bに摺接することによ
ってスロットル制御用レバー26が反時計回りに回り、
メカニカルケーブル14が引っ張られることになる。
【0037】前記メカニカルケーブル14に連結された
推進機12のスロットル弁装置は、メカニカルケーブル
14を引っ張ることによってスロットル開度が次第に大
きくなるように構成されている。なお、このスロットル
弁装置は、メカニカルケーブル14が引っ張られていな
い図3に示す状態では推進機12をアイドリング状態と
する構造になっている。
【0038】また、前記カム溝30の円弧状部分30a
の長さは、カム溝30の下側に形成された歯29が前後
進切換え用レバー25の歯32に噛み合うときの回転体
24の回動角度と、円弧状部分30aにおける円弧の中
心角とが合致するような寸法に設定されている。すなわ
ち、回転体24と共に前後進切換えレバー25が回動す
るときには、ローラ35が円弧状部分30aに位置する
関係からスロットル制御用レバー26は中立位置に保持
されることになる。そして、前後進切換え用レバー25
が回転体24とは応動しなくなったとき(前記両歯2
9,32の歯合が外れるときであって、前後進切換え装
置が前進切換え位置あるいは後進切換え位置に切換えら
れたとき)に、スロットル制御用レバーがスロットル全
開側へ向けて回ることになる。
【0039】このような各レバー25,26の動作時期
を図8によって説明する。図8において一点鎖線Nは回
転体24の軸心と各レバー25,26の軸心とを結ぶ中
立位置線である。S1 はカム溝30の円弧状部分30a
とカム部分30bとの境界を通るシフト終了線、S2
カム部分30bの先端部を通るスロットル全開線であ
る。すなわち、回転体24およびシフト終了線S1、ス
ロットル全開線S2が同図に示す中立位置から回動した
場合、シフト終了線S1 が中立位置線Nに重なるまでは
前後進切換えレバー25のみが回動し、シフト終了線S
1 からスロットル全開線S2 の間に中立位置線Nが位置
するときにはスロットル制御用レバー26のみが回動す
ることになる。
【0040】ここで、前記ガイド板36の回転体24に
対する回転を規制する円板40の構成について説明す
る。円板40は、フリースロットルレバー44が一体的
に設けられ、このフリースロットルレバー44と、フリ
ースロットルレバー44に連結された暖機用スロットル
ケーブル45とを介して運転席の暖機用操作レバー(図
示せず)に連結されている。図3においてこの暖機用操
作レバーを引っ張ると、円板40がフリースロットルレ
バー44と共に引かれ、軸140を中心として時計回り
に回転力が付与される。そして、円板40の半円状切欠
き40aに係入している円筒部材41がストッパー42
のばね力に抗して回転体24の軸心側へ押され、回転体
24の中央ボス部24cに形成された半円状凹部24d
に臨むようになってストッパー42による係合が解除さ
れる。このため、円板40は軸140を中心として図3
中において時計回りに回ると共に、ピン39によりガイ
ド板36の係合孔38を介してガイド板36を時計回に
回動させる。
【0041】このときには、円板40の突起40bがリ
ミットスイッチ43の作動子から外れてリミットスイッ
チ43がON状態になる。このリミットスイッチ43
は、不図示のソレノイド駆動回路を介して図2に符号4
6で示すレバー操作阻止用ソレノイドに接続されてい
る。このレバー操作阻止用ソレノイド46は、リミット
スイッチ43がON状態になったときに駆動ピン46a
が引き戻されて支軸5aのレバー5bに係合するように
構成されている。すなわち、上述したように円板40が
回転体24に対して移動したときには、操作レバー5を
操作することができなくなるようになっている。
【0042】上述したように暖機用スロットルレバーに
よりガイド板36が時計回りに回転させられると、ロー
ラ35はカム溝30の円弧状部分30aに沿って移動
し、このローラ35を有するリンク部材34が移動する
ことによってスロットル制御用レバー26が反時計回り
に回るようになる。このため、推進機12のスロットル
弁装置がスロットル開方向へ駆動されて回転数が上昇す
る。このときには、前後進切換え装置は駆動されないの
で中立位置に保たれる。なお、回転体24が回動してス
ロットル制御および全後進切換えを行っているときに
は、図6および図7に示すように、ストッパー42の円
筒部材41が回転体24の中心ボス部24dの外周面に
接しており、円筒部材41と半円状切欠き40aとの係
合状態を解除することができないので、暖機用操作レバ
ーを操作することはできない。
【0043】次に、本発明に係る遠隔制御装置11の動
作について説明する。操作レバー5が図1に示すシフト
範囲で操作されたときは、コントロールユニット16が
アクチュエータ15のモータ22を操作方向に対応させ
て正転させたり逆転させたりする。例えば前進側へ操作
されたときには、モータ22が正転されてアクチュエー
タ15の回転体24が図3において時計回りに回され
る。このとき、回転体24は前進切換え位置に達するま
で回される。前進切換え位置に回転体24が回ったか否
かは、制御位置センサ27によって検出された回転体2
4の回転角度が予め定めた値に達しているか否かを比較
することによって行われる。この比較はコントロールユ
ニット16の比較部19が行う。
【0044】回転体24が前進切換え位置あるいは後進
切換え位置まで回されることによって、前後進切換え用
レバー25が回動して推進機12の前後進切換え装置が
駆動される。
【0045】操作レバー5がシフト範囲を越えてさらに
前側あるいは後側へ倒されると、コントロールユニット
16は、制御位置センサ27によって検出された回転体
24の回動角度が操作レバー5の揺動角度に応じた値に
なるようにアクチュエータ15のモータ22を制御す
る。すなわち、ローラ35に対するカム部分30bの位
置を変えてスロットル制御用レバー26の回動位置を制
御する。このときには、操作レバー5の揺動角度が大き
くなるにしたがってスロットル制御用レバー26の回動
角度が大きくなり、推進機12のスロットル弁装置での
スロットル弁開度がそれに応じて漸次大きくなる。
【0046】したがって、本発明に係る船舶推進機の遠
隔制御装置11は、電動式のアクチュエータ15を、前
後進切換え部材およびスロットル開閉カム部材(これら
は回転体24として一体に構成されている)を同一モー
タ22で駆動して単体でスロットル制御および前後進切
換えを行う構造とし、このアクチュエータ15をコント
ロールユニット16を介して操作手段(操作レバー5や
セレクトスイッチ17)に接続したため、スロットル制
御および前後進切換えに要するモータ、減速機およびモ
ータ駆動回路に用いる電子部品を1系統分のみとするこ
とができる。
【0047】また、本実施例で示したようにアクチュエ
ータ15でスロットル制御を行うときに回転体24の外
周面24bに前後進切換え用レバー25の凹曲面33を
摺接させておく構成を採ると、推進機12の前後進切換
え装置から前後進切換え用レバー25にメカニカルケー
ブル13を介して力が加えられたとしても、凹曲面33
がストッパーとして機能する関係から、前後進切換え用
レバーは前進側切換え位置あるいは後進側切換え位置に
保持される。
【0048】なお、回転体24の回動位置を検出するに
当たっては、図9に示したように構成することもでき
る。図9はアクチュエータの他の実施例を示す平面図
で、同図において前記図3ないし図8で説明したものと
同一もしくは同等部材については、同一符号を付し詳細
な説明は省略する。
【0049】図9において、51は前進側切換え位置お
よび後進側切換え位置を検出するためのセンサ、52は
スロットル開度を検出するためのセンサである。これら
のセンサ51,52はそれぞれ回転軸51a,52aの
回転角度を検出してコントロールユニット16に入力す
る構造になっている。そして、センサ51は回転軸51
aにアーム53が固着され、このアーム53に枢支され
たリンク54を介して前後進切換え用レバー25に連結
されている。また、センサ52は回転軸52aにアーム
55が固着され、このアーム55に枢支されたリンク5
6を介してスロットル制御用レバー26に連結されてい
る。
【0050】このように構成すると、ギヤやカムやリン
クに起因するガタ、遊びの影響を無視できるように構成
でき、スロットル制御および前後進切換をより高精度に
行うことができる。図9に示した例ではリンク54,5
6を用いて前後進切換え用レバー25およびスロットル
制御用レバー26の動作を各センサ51,52に伝える
構造であるが、前後進切換え用レバー25やスロットル
制御用レバー26の回動をセンサ51,52によって直
接検出するようにしてもよい。さらに、前後進切換え用
レバー25やスロットル制御用レバー26にカムを設
け、このカムに添接するポテンショアームをセンサ5
1,52に設けるようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る船舶推
進機の遠隔制御装置は、電動式アクチュエータを、前後
進切換え部材およびスロットル開閉カム部材を同一モー
タで駆動して単体でスロットル制御および前後進切換え
を行う構造とし、この電動式アクチュエータをコントロ
ールユニットを介して操作手段に接続したため、スロッ
トル制御および前後進切換えに要するモータ、減速機お
よびモータ駆動回路に用いる電子部品が1系統分のみに
なる。
【0052】したがって、スロットル制御と前後進切換
えとを電動式アクチュエータにより行うに当たって、高
価な部品を必要最小限度とすることができる。このた
め、遠隔制御装置を安価に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る船舶推進機の遠隔制御装置を示す
概略構成図である。
【図2】本発明に係る遠隔制御装置の操作レバーの軸部
を拡大して示す断面図である。
【図3】本発明に係る船舶推進機の遠隔制御装置に使用
するアクチュエータの要部を示す平面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線断面図である。
【図5】アクチュエータにおけるシフト機構部の構成を
示す平面断面図で、同図は図4における回転体および前
後進切換え用レバーのV−V線断面を示している。
【図6】アクチュエータの要部を示す平面図で、同図は
スロットル弁装置がアイドリング状態で前後進切換え装
置が後進側に切換えられた状態を示す。
【図7】アクチュエータの要部を示す平面図で、同図は
前後進切換え装置が後進側に切換えられた状態でスロッ
トル弁装置が略全開とされた状態を示す。
【図8】アクチュエータに用いるスロットル開閉カムの
平面図である。
【図9】アクチュエータの他の実施例を示す平面図であ
る。
【図10】従来の船舶推進機の遠隔制御装置を示す概略
構成図である。
【符号の説明】
5 操作レバー 11 遠隔制御装置 12 推進機 13 メカニカルケーブル 14 メカニカルケーブル 15 アクチュエータ 16 コントロールユニット 22 モータ 24 回転体 24b 外周面 25 前後進切換え用レバー 26 スロットル制御用レバー 27 制御位置センサ 29 歯 30 カム溝 32 歯 33 凹曲面 34 リンク 35 ローラ 36 ガイド板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席の操作手段によって推進機側の電
    動式アクチュエータ内のモータを駆動させて推進機のス
    ロットル制御と前後進切換えを行う船舶推進機の遠隔制
    御装置において、前記電動式アクチュエータを、前後進
    切換え部材およびスロットル開閉カム部材を同一のモー
    タで駆動させることによって単体でスロットル制御およ
    び前後進切換えを行う構造とし、この電動式アクチュエ
    ータをコントロールユニットを介して前記操作手段に接
    続したことを特徴とする船舶推進機の遠隔制御装置。
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