JPH05149345A - フランジ軸継手 - Google Patents

フランジ軸継手

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Publication number
JPH05149345A
JPH05149345A JP3305150A JP30515091A JPH05149345A JP H05149345 A JPH05149345 A JP H05149345A JP 3305150 A JP3305150 A JP 3305150A JP 30515091 A JP30515091 A JP 30515091A JP H05149345 A JPH05149345 A JP H05149345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
pin
shaft
shaft coupling
rotary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3305150A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Shimoda
和彦 霜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP3305150A priority Critical patent/JPH05149345A/ja
Publication of JPH05149345A publication Critical patent/JPH05149345A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】回転機械の回転軸を締付ボルトにより締付けら
れるフランジ軸継手の伝達する回転トルクに対し、フラ
ンジ軸継手の全体の剪断強度を増加させてフランジ軸継
手のフランジの径を小さくする。 【構成】フランジ軸継手のフランジ2の合わせ面部にこ
の合わせ面の両側にわたるピン7を打込むことにより、
締付ボルト3の他にピン7により剪断力を受ける面積を
増加させて全体の剪断強度を増加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直列に配設された回転
機械の回転軸を締付ボルトにより結合するフランジ軸継
手に関する。
【0002】
【従来の技術】直列に配設された回転機械において、動
力伝達のため回転軸を結合する軸継手として従来図7及
び図7のA−A断面図である図8に示すものが知られて
いる。図7,図8において直列に配設された回転機械の
対向する回転軸1,11は回転軸に設けられたフランジ
軸継手のフランジ2,12を合わせ面で合わせ、フラン
ジ2,12を貫通し、回転軸の軸心に対して対称に設け
られた複数のボルト孔5を通る締付ボルト3をナット4
により締付けて結合している。
【0003】このような構造により、回転機械の回転ト
ルクの伝達はフランジ2,12が結合されたフランジ軸
継手により行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フランジ軸継手により
結合された回転機械の回転軸による回転トルクの伝達
は、締付ボルトで締付けたフランジ軸継手のフランジの
合わせ面の摩擦力と、締付ボルト自体の剪断強度により
行なわれる。
【0005】したがって、大きな回転トルクを伝達する
際には、合わせ面のフランジ軸継手のフランジ面を大き
くするか、フランジ軸継手を締付ける締付ボルトの断面
積を増加する必要がある。
【0006】このため、伝達する回転トルクを大きくす
るために締付ボルトの断面積を大きくする場合、締付ボ
ルトの本数を増加するか、又は締付ボルトの径を大きく
することになるが、締付ボルトの頭,ナットの径及びこ
れらが座る座ぐりの径が大きくなることからフランジ軸
継手のフランジの径が大きくなり、回転軸の回転時の振
動特性に悪影響を与える等の問題がある。
【0007】本発明の目的は、伝達する回転トルクが大
きくなってもフランジ軸継手のフランジの径を小さくで
きるフランジ軸継手を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によれば直列に配設された回転機械の対向す
る回転軸を複数の締付ボルトにより結合するフランジ軸
継手において、フランジ軸継手の対向するフランジの合
わせ面部にこの合わせ面の両側にわたるピンを打込むも
のとする。
【0009】前記ピンは、締付ボルト間のフランジ合わ
せ面部に打込むものとする。
【0010】また、前記ピンは締付ボルトと回転軸の軸
心との間のフランジ合わせ面部に半径方向に打込むもの
とする。
【0011】上記の他、前記ピンは回転軸の軸心を通
り、この軸心を中点として締付ボルト間のフランジ合わ
せ面部に直径方向に打込むものとする。
【0012】
【作用】フランジ軸継手の締付ボルトで結合されるフラ
ンジの合わせ面部にこの合わせ面の両側にわたるピンを
打込むこと、すなわちピンを締付ボルト間のフランジ合
わせ面部に半径方向に、またピンを締付ボルトと回転軸
の軸心との間のフランジ合わせ面部に半径方向に、この
他ピンを回転軸の軸心を通り、この軸心を中点として締
付ボルト間のフランジ合わせ面部に直径方向に打込んだ
ことにより、締付ボルトの他にピンにより剪断力を受け
る面積が増加して全体の剪断強度が大幅に増加するの
で、伝達する回転トルクに対し、フランジ軸継手の締付
ボルトの本数や径の大きさを減少でき、したがってフラ
ンジ軸継手のフランジの径を小さくできる。
【0013】なお、ピンを前述のようにフランジ軸継手
の締付ボルトと回転軸の軸心との間に設ける場合、回転
軸の回転時のピンの遠心力による飛び出しを締付ボルト
により防ぐことができる。
【0014】また、ピンを前述のように回転軸の軸心を
通り、この軸心を中点として直径方向に設ける場合、ピ
ンは回転軸の軸心に対し対称となるので、回転軸の回転
時ピンに働く遠心力は釣合い、ピンの遠心力による飛び
出しを防ぐことができる。
【0015】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例について
説明する。図1は本発明の実施例によるフランジ軸継手
を備えた回転軸の断面図、図2は図1のB−B断面図で
ある。なお、図1,図2及び後述する図3ないし図6に
おいて図7の従来例と同一部品には同じ符号を付し、そ
の説明を省略する。図1,図2においてピン穴6をフラ
ンジ軸継手のフランジ2,12の合わせ面の両側にわた
って半径方向に回転軸1,11の軸心に対し対称に設け
る。そしてピン7をこのピン穴6に軸心に対し対称に打
込み、その頭部をかしめて回転軸の回転時遠心力により
ピンが飛び出さないようにする。なお、ピン穴6,ピン
7を軸心に対称に設けることにより不釣合をなくしてい
る。
【0016】このような構成により、締付ボルト3の他
にピン7により剪断力を受ける面積が増加されて全体の
剪断強度は増加する。したがって伝達する大きな回転ト
ルクに対しフランジ軸継手のフランジ2,12の径を小
さくできる。
【0017】図3は本発明の異なる実施例によるフラン
ジ軸継手を備えた回転軸の断面図、図4は図3のC−C
断面図である。図3,図4において図1における締付ボ
ルト3間にピン穴6を設けずに、締付ボルト3が挿入さ
れるボルト孔5を横断してフランジ2,12の合わせ面
の両側にわたり、半径方向に回転軸の軸心に対し対称に
ピン穴8を設ける。そしてフランジ2,12を合わせた
状態でボルト孔5からピン穴8の底部に至る長さのピン
9を回転軸の軸心に対して対称になるように打込む。こ
の状態でボルト孔5に締付ボルト3を挿入してナット4
によりフランジ2,12を締付けてフランジ軸継手を構
成する。
【0018】このような構成により、前述と同様に伝達
する回転トルクに対して全体の剪断強度が増加してフラ
ンジ軸継手のフランジ2,12の径を小さくでき、さら
に回転時の遠心力によりピン9が飛び出すのを締付ボル
ト3により防止する。
【0019】図5は本発明の他の異なる実施例によるフ
ランジ軸継手を備えた回転軸の断面図、図6は図5のD
−D断面図である。図5,図6において図1におけるピ
ン穴6を設けずに、フランジ2,12の合わせ面の両側
にわたり回転軸1,11の軸心を通って直径方向にフラ
ンジ2,12を横断するピン孔10を設ける。そしてピ
ン孔10に回転軸1,11の軸心を中点とするピン13
を打込む。
【0020】このような構成により、前述と同様に伝達
する回転トルクに対して全体の剪断強度が増加してフラ
ンジ継手のフランジ2,12の径を小さくすることがで
き、さらにピン13は軸心がその中点であるので、ピン
に働く遠心力は釣合い、このため遠心力によりピン13
が飛び出すのを防止できる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によればフランジ軸継手のフランジの合わせ面部にピン
を打込む、この打込む方法としてピンをフランジ軸継手
の締付ボルト間に半径方向に、また締付ボルトと軸心と
の間に半径方向に、この他回転軸の軸心を通り、この軸
心を中点として直径方向に打込むことにより、伝達する
回転トルクに対してピンにより剪断力を受ける面積が増
加することで全体の剪断強度が増加するので、伝達する
大きな回転トルクに対してフランジ軸継手のフランジの
径を小さくできる。
【0022】またピンを締付ボルトと軸心との間に半径
方向に打込んだ場合、回転時の遠心力によるピンの飛び
出しは締付ボルトにより防止できる。
【0023】なお、ピンを回転軸の軸心を通り、この軸
心を中点として直径方向に打込んだ場合、ピンは軸心に
対し対称となるので、ピンに働く遠心力が釣合い、この
ため遠心力によりピンが飛び出すのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるフランジ軸継手を備えた
回転軸の断面図
【図2】図1のB−B断面図
【図3】本発明の異なる実施例によるフランジ軸継手を
備えた回転軸の断面図
【図4】図3のC−C断面図
【図5】本発明の他の異なる実施例によるフランジ軸継
手を備えた回転軸の断面図
【図6】図5のD−D断面図
【図7】従来のフランジ軸継手を備えた回転軸の断面図
【図8】図7のA−A断面図
【符号の説明】
1 回転軸 2 フランジ 3 締付ボルト 7 ピン 9 ピン 11 回転軸 12 フランジ 13 ピン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直列に配設された回転機械の対向する回転
    軸を複数の締付ボルトで結合するフランジ軸継手におい
    て、フランジ軸継手の対向するフランジの合わせ面部に
    この合わせ面の両側にわたるピンを打込んだことを特徴
    とするフランジ軸継手。
  2. 【請求項2】請求項1記載のフランジ軸継手において、
    前記ピンは締付ボルト間のフランジ合わせ面部に半径方
    向に打込まれたことを特徴とするフランジ軸継手。
  3. 【請求項3】請求項1記載のフランジ軸継手において、
    前記ピンは締付ボルトと回転軸の軸心との間のフランジ
    合わせ面部に半径方向に打込まれたことを特徴とするフ
    ランジ軸継手。
  4. 【請求項4】請求項1記載のフランジ軸継手において、
    前記ピンは回転軸の軸心を通り、この軸心を中点として
    締付ボルト間のフランジ合わせ面部に直径方向に打込ま
    れたことを特徴とするフランジ軸継手。
JP3305150A 1991-11-21 1991-11-21 フランジ軸継手 Pending JPH05149345A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3305150A JPH05149345A (ja) 1991-11-21 1991-11-21 フランジ軸継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3305150A JPH05149345A (ja) 1991-11-21 1991-11-21 フランジ軸継手

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Publication Number Publication Date
JPH05149345A true JPH05149345A (ja) 1993-06-15

Family

ID=17941679

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3305150A Pending JPH05149345A (ja) 1991-11-21 1991-11-21 フランジ軸継手

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JP (1) JPH05149345A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10236677A1 (de) * 2002-08-09 2004-02-19 Rolls-Royce Deutschland Ltd & Co Kg Kupplung zur Drehmomentübertragung
JP2012002357A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 General Electric Co <Ge> ロータトルク伝達のための方法及び装置
CN115405634A (zh) * 2022-08-16 2022-11-29 中信重工机械股份有限公司 一种矿井提升机主轴与卷筒的联接结构和方法

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