JP2001132770A - トルク過負荷防止装置 - Google Patents

トルク過負荷防止装置

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JP2001132770A
JP2001132770A JP31514499A JP31514499A JP2001132770A JP 2001132770 A JP2001132770 A JP 2001132770A JP 31514499 A JP31514499 A JP 31514499A JP 31514499 A JP31514499 A JP 31514499A JP 2001132770 A JP2001132770 A JP 2001132770A
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JP
Japan
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shear bolt
holes
shear
torque
bolt
Prior art date
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Pending
Application number
JP31514499A
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English (en)
Inventor
Ryoji Yanada
良治 梁田
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Matsui Walterscheid Ltd
Original Assignee
Matsui Walterscheid Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転バランスがよく、製造及び組立が簡単で
あり、しかも、剪断トルクを容易に変更できるトルク過
負荷防止装置を得る。 【解決手段】 駆動軸の一部に介在させた1対のフラン
ジ面10A,11Aに、回転軸線Oの周りに互いに離れ
た複数個のシヤボルト貫通孔14a,14b,14c,
14dを設け、これらシヤボルト貫通孔の軸線の回転軸
線Oからの位置又はシヤボルト貫通孔の直径のいずれか
一方を互いに異ならせ、これらシヤボルト貫通孔のうち
の所要の1個のシヤボルト貫通孔に対応するシヤボルト
13により前記1対のフランジ面相互を連結することに
より、剪断トルク値を細かく設定及び変更可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルクを伝達する
駆動軸の一部に互いに整合かつ連結する1対のフランジ
面を介在させ、これらフランジ面相互をシヤボルトによ
って連結し、過剰なトルク負荷状態を生じたときに、前
記シヤボルトが剪断され、前記駆動側と被駆動側とが相
対回転して原動機の損傷を防止するトルク過負荷防止装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなトルク過負荷防止装置として
は、図1に示すような、ユニバーサルジョイントにおけ
るフランジヨーク1とPTO(パワーテイクオフ)から
のシャフトをスプライン嵌合するシャフト連結部材2を
設け、これらフランジヨーク1とシャフト連結部材2と
の間に、回転軸線に関して点対称形状ではない異形(洋
梨形)のフランジ面1A,2Aを設け、これらフランジ
面1A,2Aを互いに整合させて、1個のシヤボルト3
によって連結するものがある。これらフランジヨーク1
とシャフト連結部材2との間には、更に、グリースニッ
プル4からの給脂を受けるボールベアリング5を介して
互いに相対回転可能な嵌合部分1B,2Bを設け、駆動
軸に過負荷が加わってシヤボルト3が破断したとき、フ
ランジヨーク1とシャフト連結部材2とが相対回転し、
駆動側と被駆動側との間にトルク伝達を生じないように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこのよ
うなトルク過負荷防止装置においては、第1に、フラン
ジ面が回転軸線に対して点対称形状ではなく、シヤボル
トの部分だけが偏心して突出する形状であるため回転バ
ランスが悪いという欠点がある。第2に、嵌合部分1
B,2B間に20〜30個のボールベアリングを介在さ
せているが、ボールベアリング装着用の溝の加工が困難
であるとともに、組立時にボールの装着が困難であり、
また交換の際にボールベアリングにグリースが付着して
いるため、取り出しが困難であるという欠点がある。更
に、第3に、シヤボルトは単に1個の個所に特定直径の
シヤボルト貫通孔を設けるため、剪断トルクを変更する
にはボルトの材質を変更するしか他に方法はなかった。
【0004】従って、本発明の目的は、回転バランスが
よく、製造及び組立が簡単であり、しかも、剪断トルク
を容易に変更できるトルク過負荷防止装置を得るにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明トルク過負荷防止装置は、前記回転軸線の周
りに互いに離れた複数個のシヤボルト貫通孔を設け、こ
れらシヤボルト貫通孔の軸線の回転軸線からの位置又は
シヤボルト貫通孔の直径のいずれか一方が互いに異なる
シヤボルト貫通孔のうちの所要の1個のシヤボルト貫通
孔に対応するシヤボルトによって1対のフランジ面相互
を連結することを特徴とする。
【0006】本発明によれば、前記回転軸線の周りに互
いに離れた複数個のシヤボルト貫通孔を設ける形状であ
るため、従来のような偏った形状ではなくなり従って、
回転バランスがよく、また、シヤボルト貫通孔の軸線の
回転軸線からの位置又はシヤボルト貫通孔の直径のいず
れか一方が互いに異なるシヤボルト貫通孔のうちの所要
の1個のシヤボルト貫通孔に対応するシヤボルトによっ
て1対のフランジ面相互を連結するため、剪断トルクを
所要に応じて変更することができる。
【0007】更に、本発明によれば、ボールベアリング
が不要なため、製造及び組立が簡単となる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、図面につき本発明の好適な
実施の形態を説明する。
【0009】図2は、本発明の好適な実施の形態を示
し、この実施の形態においては、駆動軸における一方の
ユニバーサルジョイントのフランジヨーク10と、図示
しないシャフトにスプライン嵌合するシャフト連結部材
11との間に本発明によるトルク過負荷防止装置を設け
る。シャフト連結部材11には、スプライン嵌合したシ
ャフト(図示せず)の抜けを防止するノックピン6を挿
入するためのノックピン収容部7を形成する。フランジ
ヨーク10にはにフランジ面10Aを設け、シャフト連
結部材11にはフランジ面10Aに整合するフランジ面
11Aを設け、これらのフランジ面相互間に給脂するグ
リースニップル4を設ける。シャフト連結部材11のフ
ランジ面11Aの周縁には、フランジヨーク10のフラ
ンジ面10Aを包囲して軸線方向の分離を防止する包囲
リング12を溶接する。
【0010】本発明によれば、これらフランジ面10
A,11Aは、好適には円形形状にする。しかし、正多
角形の形状としてもよい。これらフランジ面10A,1
1Aには、シヤボルト13を装着するため、図2の
(b)に示すように、駆動軸の回転軸線からの距離が異
なり、直径が互いに等しい複数個のシヤボルト貫通孔1
4を形成する。図示の実施の形態では4個のシヤボルト
貫通孔14a,14b、14c,14dを設ける。これ
らのシヤボルト貫通孔の軸線の回転軸線からの距離はそ
れぞれR1,R2,R3,R4を有し、これらのシヤボ
ルト貫通孔の角度間隔は等しくする。
【0011】シヤボルト13による組み付けは、シヤボ
ルトが同一の強度の材質とした場合、過負荷状態(剪断
トルク値)を低い値に設定するときには回転軸線からの
距離が大きいシヤボルト貫通孔14dを選択する。過負
荷状態を高い値に設定するときには回転軸線からの距離
が小さいシヤボルト貫通孔14aを選択する。更に、シ
ヤボルトの強度を異ならせることによっても剪断トルク
の値を変更することができる。
【0012】
【実施例】図3には、本発明によるトルク過負荷防止装
置の他の実施例を示し、この実施例においては、フラン
ジ面10A,11Aに、駆動軸の回転軸線からの距離が
等しく、直径が互いに異なる複数個のシヤボルト貫通孔
15a、15b、15c、15dを設ける。
【0013】シヤボルトによる組み付けは、シヤボルト
が同一の強度の材質とした場合、過負荷状態(剪断トル
ク値)を低い値に設定するときには直径が小さいシヤボ
ルト貫通孔15aを選択する。過負荷状態を高い値に設
定するときには直径が大きいシヤボルト貫通孔15dを
選択する。更に、シヤボルトの強度を異ならせることに
よっても剪断トルクの値を変更することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、回転軸線の周りに互い
に離れた複数個のシヤボルト貫通孔を設ける形状である
ため、従来のような偏った形状ではなくなり回転バラン
スがよくなるという効果が得られる。また、シヤボルト
貫通孔の軸線の回転軸線からの位置又はシヤボルト貫通
孔の直径のいずれか一方が互いに異なるシヤボルト貫通
孔のうちの所要の1個のシヤボルト貫通孔に対応するシ
ヤボルトにより1対のフランジ面相互を連結するため、
剪断トルクを所要に応じて変更することができる。更
に、シヤボルト自体の強度を変更することによっても剪
断トルク値の設定を変更することがきでるようになり、
目的に応じてきめ細かく剪断トルク値を設定することが
できる。
【0015】更に、本発明によれば、ボールベアリング
を組み込む必要はないため、製造及び組み付けが簡単と
なり、コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のトルク過負荷防止装置としてのユニバ
ーサルジョイントのフランジヨークとシャフト連結部材
を示し、(a)はフランジヨークの端面から見た端面
図、(b)はフランジヨークとシャフト連結部材との連
結状態の一部断面とする側面図、(c)はシャフト連結
部材の端面から見た端面図である。
【図2】 本発明によるトルク過負荷防止装置の好適な
実施の形態の説明図であり、(a)はユニバーサルジョ
イントとシャフト連結部材を組み付けた状態の一部断面
とする側面図、(b)はシャフト連結部材の端面から見
た端面図、(c)は(b)のA‐A線上の断面図であ
る。
【図3】 本発明によるトルク過負荷防止装置の他の実
施例の説明図であり、シャフト連結部材の端面から見た
端面図である。
【符号の説明】
1 フランジヨーク 1A,2A フランジ面 2 シャフト連結部材 1B,2B 嵌合部分 3 シヤボルト 4 グリースニップル 5 ボールベアリング 6 ノックピン 7 ノックピン収容部 10 フランジヨーク 10A フランジ面 11 シャフト連結部材 11A フランジ面 12 包囲リング 13 シヤボルト 14a,14b,14c,14d シヤボルト貫通孔 15a,15b,15c,15d シヤボルト貫通孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルクを伝達する駆動軸の一部に互いに
    整合かつ連結する1対のフランジ面を介在させ、これら
    フランジ面相互をシヤボルトによって連結し、過剰なト
    ルク負荷状態を生じたときに、前記シヤボルトが剪断さ
    れ、前記駆動側と被駆動側とが相対回転して原動機の損
    傷を防止するトルク過負荷防止装置において、前記回転
    軸線の周りに互いに離れた複数個のシヤボルト貫通孔を
    設け、これらシヤボルト貫通孔の軸線の回転軸線からの
    位置又はシヤボルト貫通孔の直径のいずれか一方を互い
    に異ならせ、これらシヤボルト貫通孔のうちの所要の1
    個のシヤボルト貫通孔に対応するシヤボルトにより前記
    1対のフランジ面相互を連結したことを特徴とするトル
    ク過負荷防止装置。
  2. 【請求項2】 前記複数個のシヤボルト貫通孔の軸線の
    回転軸線からの距離を互いに異ならせ、シヤボルト貫通
    孔の直径を互いに等しくした請求項1記載のトルク過負
    荷防止装置。
  3. 【請求項3】 前記複数個のシヤボルト貫通孔の軸線の
    回転軸線からの距離を等しくし、シヤボルト貫通孔の直
    径を互いに異ならせた請求項1記載のトルク過負荷防止
    装置。
  4. 【請求項4】 異なる強度の前記シヤボルトを準備して
    おき、目的に応じて所定の強度のシヤボルトを使用する
    請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載のトルク過
    負荷防止装置。
JP31514499A 1999-11-05 1999-11-05 トルク過負荷防止装置 Pending JP2001132770A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170205209A1 (en) * 2016-01-14 2017-07-20 Action Target Inc. Projectile collection system
EP3273082A1 (en) 2016-07-18 2018-01-24 Cerjak D.o.o. A shear bolt coupling of a pto shaft with pre-defined nominal torque values

Cited By (3)

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