JPH051492A - 家具用扉 - Google Patents

家具用扉

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JPH051492A
JPH051492A JP12986391A JP12986391A JPH051492A JP H051492 A JPH051492 A JP H051492A JP 12986391 A JP12986391 A JP 12986391A JP 12986391 A JP12986391 A JP 12986391A JP H051492 A JPH051492 A JP H051492A
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JP
Japan
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door
furniture
vertical frame
frame
frames
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JP12986391A
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Takaichi Okudaira
岩市 奥平
Teruo Nishino
照夫 西野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 住宅の床面から天井付近までの高さを有する
収納家具の扉が反って開閉操作に支障をきたすことを防
止して反りのない家具用扉を提供する。 【構成】 縦枠1の長手方向に実部1aを形成して、こ
の実部1aに断面略コ字型金具3を被嵌して横枠2及び
中桟4とで枠組みして芯材Bを構成し、芯材Bの表裏面
に化粧材6を貼着してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、収納家具用の扉、特に
床から天井付近まであるような長尺の家具用扉に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の収納家具においては、比較的背の
低い収納家具本体と天袋と称する家具を組み合わせたも
のが主流であり、家具本体及び天袋にそれぞれ扉体を設
けたものであった。しかし近年では、住宅のインテリア
性を重視する傾向が強くなり、床から天井までを一枚の
長尺の扉体で構成することが増加する傾向にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような長尺の扉体にあっては、家具の美観、機能性から
木質材を用いることが望まれているが、該木質材で構成
する場合、ムク材を用いることは高価なため汎用性がな
く、枠組み構成したフラッシュパネルの表裏面に化粧材
を貼着した扉体を用いていたが、何れにしても木質材全
般においては、温湿度変化に微妙に反応して、膨潤した
り反ったりして狂いを生じるものであり、ましてや一方
向に長い長尺タイプの扉体にあってはその現象が顕著で
ある。また、フラッシュ構造の扉体にあっては、長尺の
縦枠が反って扉体か太鼓状となり、収納家具に取り付け
た場合、扉体が閉まらないといった欠点があった。
【0004】本発明は、従来の家具用、とりわけ長尺の
扉におけるこの種の問題を解決するために発明されたも
のであり、すなわち、その課題は、扉体における反りの
発生を防止する家具用扉を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、縦枠と横枠と中桟とを
枠組みして少なくとも表裏面に化粧材を貼着してなる長
尺の家具用扉において、縦框の内側面長手方向に実を凸
設して該実部に断面略コ字型金具を被嵌させると共に、
横枠及び中桟の両側部に前記実部が嵌合する凹溝を穿設
したことを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明にあっては、特に住宅の床面から天井付
近まである長尺の縦枠の実部に断面略コ字型金具を挿着
してあるので、縦枠が温湿度の変化によって、膨潤しよ
うとしたり、反ろうとしたりしても断面略コ字型金具が
その動きを抑え、最初の形状を保持するようなってい
る。また、この家具用扉は裏面一側に丁番を取り付けて
家具本体に開閉自在に蝶着して使用するか、家具本体の
前面開口部にスライド自在にした引戸として使用するこ
とも可能である。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面に示した実施例に基づい
て詳細に説明する。
【0008】図1は本発明の分解斜視図であり、1は縦
枠、2は横枠、3は断面略コ字型金具、4は中桟であ
る。この縦枠1は住宅の床面から天井付近まであるよう
な長尺形状に形成された角材からなるものであり、その
内側面には長手方向に実1aが凸設してある。この実部
1aは縦枠1の全長に設けてもよいし、少なくとも横枠
2、2が当接する面を除く全長に形成されていてもよ
い。
【0009】この実部1aには断面略コ字型金具3を被
嵌してあり、縦枠1の動きを抑制するようになってい
る。
【0010】中桟4及び横枠2、2の両側部には、前記
実部1aが嵌合される凹溝4a及び2aが穿設されてい
るが、横枠2には必要に応じて設けてもよい。
【0011】この縦枠1、1を断面略コ字型金具3面を
対向するように間隔をおいて配置して、その縦枠1、1
間の上、下部に横枠2、2を配置すると共に、中央付近
に中桟4を適宜数配置して、図2に示すように、それぞ
れ表裏の接合面をタッカー5によって接合して枠組み
し、芯材Bを構成する。
【0012】図3は芯材Bの横断面図であり、芯材Bの
少なくとも表裏面に化粧材6を貼着して、家具用扉Aを
形成するのであるが、図4に示すように芯材Bにおける
縦枠1、1の表面側の角部を切欠して、図5に示すよう
に、芯材Bの周面に化粧材6を巻くように貼着するので
あるが、この形状に限定するものではないことは言うま
でもない。化粧材6は、突板のような薄いものが用いら
れ、縦枠1、1の角部に馴染んで貼着できるように予め
角部に合致する箇所にV字の切欠を設けておくとよい。
【0013】また、横枠2、2及び中桟4を縦枠1、1
に接合する場合においては、接着剤を併用するのが好ま
しい。
【0014】図6はこのようにして形成された本発明の
家具用扉Aの斜視図であり、外見上は従来の扉と全く変
わらない外観を呈しているにも係わらず、常に平滑性を
保持した扉が得られる。本発明の家具用扉Aは、その裏
面側の一側の縦枠1と家具本体の側部とを丁番によって
開閉自在に蝶着して取り付けて使用したり、収納家具本
体や天井面等にレールを配し、このレール内を走行する
ように縦枠1、1又は上横枠2にランナーを取り付けて
吊戸として使用したり、2枚の家具用扉Aを折り畳み自
在に丁番により連結した折戸として使用してもよく、種
々の用途に用いることが可能である。
【0015】尚、断面コ字型金具3は、実部1aの全長
に設けてもよいが、部分的に設けてもよく、横枠2と中
桟4部分のみに形成してもよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明の家具用扉は、縦
枠と横枠と中桟とを枠組みして少なくとも表裏面に化粧
材を貼着してなる長尺の家具用扉において、縦框の内側
面長手方向に実を凸設して該実部に断面略コ字型金具を
被嵌させると共に、横枠及び中桟の両側部に前記実部が
嵌合する凹溝を穿設したことを特徴とするので、縦枠が
温湿度の変化により反ろうとする動きを断面略コ字型金
具が抑制して、扉の反り防止して、家具本体に使用した
際の開閉操作をスムーズに行うことができる利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の家具用扉の一実施例を示す芯材の分解
斜視図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の断面図である。
【図4】同上における縦枠に加工を施した状態の断面図
である。
【図5】同上における芯材表裏面に化粧を施した状態を
示す断面図である。
【図6】本発明の家具用扉を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 家具用扉 B 芯材 1 縦枠 1a 実部 2 横枠 3 断面略コ字型金具 4 中桟 4a 凹溝 6 化粧材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 縦枠と横枠と中桟とを枠組みして少なく
    とも表裏面に化粧材を貼着してなる長尺の家具用扉にお
    いて、縦框の内側面長手方向に実を凸設して該実部に断
    面略コ字型金具を被嵌させると共に、横枠及び中桟の両
    側部に前記実部が嵌合する凹溝を穿設したことを特徴と
    する家具用扉。
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