JP2558047Y2 - 引 戸 - Google Patents

引 戸

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JP2558047Y2
JP2558047Y2 JP6631893U JP6631893U JP2558047Y2 JP 2558047 Y2 JP2558047 Y2 JP 2558047Y2 JP 6631893 U JP6631893 U JP 6631893U JP 6631893 U JP6631893 U JP 6631893U JP 2558047 Y2 JP2558047 Y2 JP 2558047Y2
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JP
Japan
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sliding door
shoji
frame member
vertical
vertical frame
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JP6631893U
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JPH0735685U (ja
Inventor
好信 福田
Original Assignee
昭和アルミニウム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は引戸に関し、さらに詳
しくは、引戸枠と、引戸枠に移動自在に配置されている
強化ガラス製障子とを備えており、たとえば温室、サン
ルーム等に用いられる引戸に関する。
【0002】この明細書において、「引戸」という語に
は引窓も含むものとする。また、この明細書において、
図1に矢印Aで示す方向を前、これと反対側を後という
ものとする。また、図1に矢印Bで示す方向を左、これ
と反対側を右というものとする。
【0003】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】従来、こ
の種引戸として、障子の側縁部に縦かまちが取付けら
れ、縦かまちに縦枠部材に当接する凸条が形成されてい
るものが用いられていた。
【0004】しかしながら、このような引戸では、設計
誤差、組立誤差等により縦枠部材が傾いている場合、閉
状態においても障子の縦かまちと縦枠部材との間に隙間
が発生し、この隙間が外側から見えるため、外観が見苦
しくなるという問題があった。
【0005】そこで、このような問題を解決するため
に、図7に示すような引戸が考えられた。図7におい
て、この引戸は、縦枠部材(51)の障子(52)側を向いた面
に凹溝(53)が全長にわたって形成され、凹溝(53)の両側
面が、それぞれ縦枠部材(51)の障子(52)側を向いた面と
直角をなしているものである。この引戸では、閉状態に
おいては、障子(52)の縦かまち(54)の一部が凹溝(53)内
に入るので、縦枠部材(51)が傾くことにより閉状態にお
いて縦かまち(54)と凹溝(53)の底面との間に隙間が存在
している場合であっても、この隙間は外からは見えな
い。
【0006】しかしながら、障子(52)が強化ガラス製で
あるので、熱処理のさいに反りが発生していることがあ
る。その結果、閉状態において障子(52)の縦かまち(54)
が凹溝(53)内に入らなくなり(図7鎖線参照)、縦枠部
材(51)が傾くことに起因して閉状態において縦かまち(5
4)と凹溝(53)の底面との間に隙間が存在している場合、
この隙間が外から見えるため、外観が見苦しくなるとい
う問題がある。
【0007】この考案の目的は、上記問題を解決した引
戸を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案による引戸は、
引戸枠と、引戸枠に移動自在に配置されている強化ガラ
ス製障子とを備えた引戸であって、引戸枠の縦枠部材の
障子側を向いた面に凹溝が全長にわたって形成され、凹
溝の両側面が、それぞれ底面側から障子側に向かって外
側方に傾斜した傾斜面となされ、障子の側縁部に縦かま
ちが取付けられ、縦かまちに、縦枠部材の凹溝内に入り
込むとともに先端部が縦枠部材に当接する部分が設けら
れており、該部分が縦枠部材の凹溝の側面に面接触する
傾斜面を備えているものである。
【0009】
【作用】引戸枠の縦枠部材の障子側を向いた面に凹溝が
全長にわたって形成され、障子の縦かまちに、縦枠部材
の凹溝内に入り込む部分が設けられていると、閉状態に
おいて障子の縦かまちの一部が凹溝内に入るので、縦枠
部材が傾くことにより閉状態において縦かまちと凹溝の
底面との間に隙間が存在している場合であっても、この
隙間が外からは見えない。
【0010】凹溝の両側面がそれぞれ障子側に向かって
斜め外側方に傾斜した傾斜面となされ、障子の縦かまち
に、先端部が縦枠部材に当接する部分が設けられてお
り、該部分が縦枠部材の凹溝の側面に面接触する傾斜面
を備えていると、障子に反りが存在していたとしても、
縦かまちの縦枠部材に当接する部分が凹溝の側面に当接
して該側面により内側に案内され、これにより傾斜面が
凹溝の側面と摺接しつつ上記部分が内側に案内移動させ
られることによって反りが矯正される。
【0011】
【実施例】以下、この考案の実施例を、図面を参照して
説明する。この実施例は、この考案を温室の引違い戸に
適用したものである。
【0012】図1は温室の全体構成を示し、図2〜図6
はその主要部の構成を示す。
【0013】図1において、温室(1) は略直方体状であ
って、4本のアルミニウム押出形材製支柱(2) と、前方
に向かって下方に傾斜した屋根枠(3) と、床枠(4) と、
前面側および後面側において、それぞれ高さの中央部で
左右2本の支柱(2) 間に渡し止められたアルミニウム押
出形材製中桟(5) と、左側面側および右側面側におい
て、それぞれ上部および高さの中央部で前後2本の支柱
(2) 間に渡し止められたアルミニウム押出形材製中桟
(6)(7)とよりなる骨組を備えている。
【0014】屋根枠(3) に強化ガラス製屋根板(8) が嵌
め止められて前方に向かって下方に傾斜した屋根(9) が
形成されている。また、床枠(4) に水受け皿(11)が着脱
自在に嵌められている。前面側および後面側において、
屋根枠(3) と中桟(5) との間の部分および中桟(5) と床
枠(4) との間の部分にはそれぞれ2枚の強化ガラス製障
子(12)(13)を備えた引違い戸(14)(15)(引戸)が設けら
れている。左側面側および右側面側において、屋根枠
(3) と上部中桟(6) との間の部分および中央部中桟(7)
と床枠(4) との間の部分にそれぞれ強化ガラス製側板(1
6)(17)が嵌め止められるとともに、両中桟(6)(7)間に2
枚の強化ガラス製障子(18)を備えた引違い戸(19)(引
戸)が設けられている。また、温室(1) 内の適当な高さ
位置に棚板(21)が配置されている。
【0015】屋根板(8) の下方に、前後方向にのびる2
本のアルミニウム押出形材製吊りバー(32)が、左右方向
に間隔をおいて配置されている。吊りバー(32)は左右方
向に移動自在である。吊りバー(32)に、下端部にフック
部分を有する吊り金具(33)が、前後方向に移動しうると
ともに任意の位置で固定されるように取付けられてい
る。そして、吊り金具(33)に照明(S) (被吊持物)が吊
り下げられている。吊り金具(33)の数は、被吊持物の大
きさや形を考慮して適宜変更可能である。
【0016】各引違い戸(14)(15)(19)の構成は実質的に
同様であり、以下に、前面側において屋根枠(3) と中桟
(5) との間の部分に設けられた引違い戸(14)について説
明する。
【0017】図2〜図6において、引違い戸(14)の枠(3
4)は、屋根枠(3) の前枠部材を兼ねた上枠部材(35)と、
中桟(5) を兼ねた下枠部材(36)と、支柱(2) を兼ねた左
右の縦枠部材(37)とよりなる。上枠部材(35)および下枠
部材(36)にはそれぞれ障子(12)を案内するレール(38)(3
9)が形成されている。縦枠部材(37)の障子(12)側を向い
た面に、凹溝(41)が全長にわたって形成されている。凹
溝(41)の両側面(41a)はその底面(41b) 側から開口側に
向かって前後方向外方に傾斜している。そして、凹溝(4
1)の開口部の幅は、内側の障子(12)の内面と、外側の障
子(12)の外面との距離よりも若干大きくなっている。ま
た、縦枠部材(37)の障子(12)側を向いた面における凹溝
(41)よりも前側の部分に、左右方向内方へ突出した突出
壁(42)が一体に形成されている。
【0018】内側の障子(12)の左側縁部および外側の障
子(12)の右側縁部にはそれぞれアルミニウム押出形材製
縦かまち(43)が固定されている。縦かまち(43)は、各障
子(12)の外面に沿う帯状部分(44)と、帯状部分(44)にお
ける他の障子(12)側の縁部に一体に形成された引手部分
(45)と、これとは反対側の縁部において帯状部分(44)に
一体に形成されて障子(12)の端面を覆う横断面略横倒V
字状の後方突出部分(46)と、後方突出部分(46)の後縁に
一体に形成されて帯状部分(44)の縁部とともに障子(12)
の縁部を挟む挾着部分(47)とよりなる。そして、帯状部
分(44)において、両面粘着テープ(48)および樹脂リベッ
ト(49)により障子(12)に固定されている。
【0019】縦かまち(43)の後方突出部分(46)の縦枠部
材(37)側を向いた面は、前後両縁部から中央部に向かっ
て縦枠部材(37)側に傾斜した2つの傾斜面(46a) を備え
ている。これらの傾斜面(46a) は、横断面円弧状の連接
部分(46b) を介して相互に連なっている。そして、連接
部分(46b) が縦枠部材(37)への当接部分となっている。
傾斜面(46a) の幅は凹溝(41)の側面(41a) の幅に、傾斜
角度は凹溝(41)の側面(41a) の傾斜角度にそれぞれ等し
くなっている。
【0020】このような構成において、障子(12)に反り
が存在せず平坦な場合、引違い戸(14)の閉状態において
は、縦かまち(43)の後方突出部分(46)が縦枠部材(37)の
凹溝(41)内に入り込み、その一方の傾斜面(46a) が、凹
溝(41)の一方の側面(41a) に面接触するようになってい
る。
【0021】ところで、障子(12)は強化ガラス製である
ため、熱処理のさいに反りが発生することがある。障子
(12)に反りが存在し、図4および図5に示すように、上
下の中央部が内側に突出するように障子(12)が湾曲して
いる場合、障子(12)を閉じていくと、反りにより正常位
置からずれている部分では、まず縦かまち(43)の後方突
出部分(46)の連接部分(46b) が、凹溝(41)の一方の側面
(41a) に当接する。さらに障子(12)を閉じていくと、連
接部分(46b) が凹溝(41)の側面(41a) によって案内さ
れ、これにより後方突出部分(46)の傾斜面(46a) が凹溝
(41)の側面(41a)と摺接しつつ凹溝(41)内方に移動させ
られ、その結果反りが矯正される(図6参照)。そし
て、完全に障子(12)を閉じたときには、図2に示す場合
と同様に、障子(12)は平坦になり、縦かまち(43)の後方
突出部分(46)が縦枠部材(37)の凹溝(41)内に入り込み、
その一方の傾斜面(46a) が、凹溝(41)の一方の側面(41
a) に面接触する。この状態においては、図3に示すよ
うに、縦枠部材(37)が傾くことにより縦かまち(43)と凹
溝(41)の底面(41b) との間に隙間が存在している場合で
あっても、この隙間が外からは見えない。
【0022】なお、障子(12)の反りは、温室に用いるよ
うな大きさの強化ガラス(高さが最大で850mm程
度)の場合、約1.5mm以内である。これに合わせ
て、凹溝(41)の側面(41a) の内外両縁間の距離は2mm
程度となされているのがよい。
【0023】
【考案の効果】この考案の引戸によれば、上述のよう
に、縦枠部材が傾くことにより閉状態において縦かまち
と凹溝の底面との間に隙間が存在している場合であって
も、縦かまちと縦枠部材との間の隙間が外からは見えな
い。したがって、外観が優れたものになる。
【0024】また、障子に反りが存在していたとして
も、縦かまちの縦枠部材に当接する部分が凹溝の側面に
当接して該側面により内側に案内され、これにより傾斜
面が凹溝の側面と摺接しつつ上記部分が内側に案内移動
させられることによって反りが矯正される。したがっ
て、この場合にも、縦枠部材の傾きに起因して発生する
縦かまちと縦枠部材との間の隙間が外からは見えず、外
観が優れたものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を適用した引違い戸を備えた温室の一
部切欠き斜視図である。
【図2】引違い戸の要部を示す閉状態における水平拡大
断面図である。
【図3】引違い戸の要部を示す閉状態における正面図で
ある。
【図4】障子に反りが存在している場合の開状態におけ
る引違い戸の垂直断面図である。
【図5】図4のV−V線拡大断面図である。
【図6】障子の反りが矯正された状態を示す引違い戸の
要部を示す閉状態における水平拡大断面図である。
【図7】従来例を示す図2相当の図である。
【符号の説明】
(12) 障子 (14) 引違い戸 (34) 枠 (37) 縦枠部材 (41) 凹溝 (41a) 側面 (41b) 底面 (43) 縦かまち (46) 後方突出部分 (46a) 傾斜面 (46b) 連接部分

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引戸枠と、引戸枠に移動自在に配置され
    ている強化ガラス製障子とを備えた引戸であって、引戸
    枠の縦枠部材の障子側を向いた面に凹溝が全長にわたっ
    て形成され、凹溝の両側面が、それぞれ底面側から障子
    側に向かって外側方に傾斜した傾斜面となされ、障子の
    側縁部に縦かまちが取付けられ、縦かまちに、縦枠部材
    の凹溝内に入り込むとともに先端部が縦枠部材に当接す
    る部分が設けられており、該部分が縦枠部材の凹溝の側
    面に面接触する傾斜面を備えている引戸。
JP6631893U 1993-12-13 1993-12-13 引 戸 Expired - Lifetime JP2558047Y2 (ja)

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JP6631893U JP2558047Y2 (ja) 1993-12-13 1993-12-13 引 戸

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JP6631893U JP2558047Y2 (ja) 1993-12-13 1993-12-13 引 戸

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JPH0735685U JPH0735685U (ja) 1995-07-04
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KR20140047284A (ko) * 2012-10-12 2014-04-22 (주)엘지하우시스 수평 이동 기능을 갖는 창호

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JPH0735685U (ja) 1995-07-04

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