JPH05146982A - 搬送用ハンド - Google Patents

搬送用ハンド

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JPH05146982A
JPH05146982A JP18058691A JP18058691A JPH05146982A JP H05146982 A JPH05146982 A JP H05146982A JP 18058691 A JP18058691 A JP 18058691A JP 18058691 A JP18058691 A JP 18058691A JP H05146982 A JPH05146982 A JP H05146982A
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air
suction
chamber
chuck
vacuum
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JP18058691A
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Toshihiko Tanaka
利彦 田中
Hisashi Baba
久司 馬場
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 大きさ,形,表面硬さ,或いは強度等種々の
異った条件をもった荷物たとえば段ボ−ル箱詰の荷物の
搬送に対し、これらを自在に搬送できるハンドを提供す
ることを目的とする。 【構成】 チャック本体1の周縁とその内側に内向きに
設けたエヤ導通用ポ−ト18,18′を有する2個の環
状エヤ配管17と17′を同心的に設けてチャック本体
内を中心室1′と外周室1″に仕切り、各エヤ配管17
と17′の外周縁に荷物と接する面に複数個のエヤ給・
排用小穴2′を設けた多数の中空フレキシブル細管2,
2′を配設した。又中心室1′と外周室1″をスロット
ルバルブ19を介して接続し、中心室1′を空気源及び
真空圧源と切換弁13を介し接続し、最初空気を吹出し
て被吸着面となじませたのち、次に真空を作用させて被
吸着面に吸着するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多様な形態(大きさ,
形,表面硬さ,及び強度等)の荷物を自在に搬送するた
めのハンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のハンドは、例えば図8〜図11に
示されるようなものがある。まず図8に示す真空パッド
利用方法がある。椀形のパッド101が中央の小穴10
2を介して、外部真空源への配管104に結合されてい
る。吸着被搬送物体103を大気圧とパッド内真空圧力
差で吸着させる。その吸着力は大気圧と真空圧力差とパ
ッド1の吸着面積とにより設定される。この単純な原理
を実際に利用する条件として、パッド101の物体10
3との接触面が平坦で且つ滑らかなことが必須条件であ
る。
【0003】この条件が満足された場合以外、この吸着
原理を利用する搬送動作を実現させることは困難であ
る。一般に荷物の形態はこのような単純な要件を満すこ
との出来ないものが多数あり、したがって、搬送の際,
制約を受け被搬送物をこの吸着原理での多様な被搬送物
の搬送は困難である。
【0004】図9はこの制約条件を少し改善したもので
ある。被搬送物は真空吸着箱107にソフトで、且つ弾
力性の強いシ−ル材106を内周辺に取付け、箱107
の上部のやゝ中央にポ−ト108を設け、且つ吊具10
9に連絡した通路を介して外部真空源(図示せず)へ結
合する配管108を設けたものである。
【0005】これは箱体107が荷物の荷重や大きさに
合せて如何様にも設計し得るので、比較的荷物の形態に
対する自由度があり、シ−ル材106として適切な材
料,形状を選べば、図8の方式のものより若干適用範囲
が拡大化される。
【0006】更に対荷物への適用効果を高めた公知例と
して、図10の如く可撓性シ−ト利用の方式がある(特
開昭61−18639号公報)。この方式の機能構成として
は、真空パッドに似た構成で、被搬送物114を可撓性
シ−ト状の薄材111をもって上部から包み込む様な接
触状態を作る。この方式では、広い面タッチを構成させ
ることができる。そして、うまく被搬送物114の上部
に覆いかぶさった状態が出せると真空源への配管112
を介して、被搬送物114上の空気を排外させ吊具11
3をもってハンドリングする。
【0007】しかしこの方式では面状の薄材111は被
搬送物114の固体を包む際、風呂敷の如くコ−ナ−部
に大きなシワが生じ、真空引きの作用に有害な流体通路
が創成されること、被搬送物114が隣同志接触し合う
状態でパレタイズされた積層状の集約体では、隣同志の
荷物にまたがった荷物へも被搬送作用が一部及ぼされる
等の欠点が生ずる。この方式はかかる欠点を有している
が、箱状荷物や丸いボ−ル等の単体のハンドリングに応
用可能である。
【0008】さらに別の公知例として図11の如く面状
吸着面の一部が真空吸着にとって不具合となるキズ等が
ある場合、そのキズ面に対応する部分の吸着パッド区域
を吸着作用より除外し、他の真空可能な部分のみを利用
して、吸着パッドの真空圧を構成させる多数パッド方式
のものもある(特開昭52−59478号公報)。
【0009】この原理は、図9に示した方式に類似のも
のを複数体合させたものである。図11の場合には4ケ
のゴムシ−ル箱が構成された吸着箱115があり、その
箱のやゝ中央上部に真空源116がある。そして、配管
117を介して適当に外部へ連結されている。この吸着
箱117は物理的にハンドリングするため、ハンドとそ
のハンドの移動用ア−ムに連結する金具118が設けら
れている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】叙上の従来技術の問題
点に鑑み、大きさ,形,表面硬さ,或いは強度等種々の
異った条件をもった荷物の搬送に対し、これらを自在に
搬送できるハンドを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】チャック本体1の周縁に
内向きに設けたエヤ導通用ポ−ト18を有する環状のエ
ヤ配管17を有し、該エヤ配管17の外周縁に、荷物と
接する面に複数個のエヤ給・排用小穴2′を設けた多数
の中空フレキシブル細管2を配設し、チャック本体1内
を空圧源15及び真空圧源14と切換制御弁13を介し
接続した。
【0012】又チャック本体1の周縁とその内側に内向
きに設けたエヤ導通用ポ−ト18,18′を有する2個
の環状エヤ配管17と17′を同心的に設けてチャック本体
内を中心室1′と外周室1″に仕切り、前記各エヤ配管
17と17′の外周縁に荷物と接する面に複数個のエヤ給・
排用小穴2′を設けて多数の中空フレキシブル細管2,
2′を配設し、かつ中心室1′と外周室1″をスロット
ルバルブ19を介して接続し、前記中心室1′を空気源
及び真空圧源と切換弁13を介し接続した。
【0013】又吸着チャックAを複数個ヘッド4のまわ
りに支持ア−ム3を介して枢着し、複数の面が交った被
搬送物を吸着できるようにした。
【0014】さらに2つの吸着ユニットを支持台6を介
して、移動ベ−ス8上に互に接離可能に支持し、被搬送
物の大きさの変化に容易に対処できるようにした。
【0015】
【実施例】図1以下を参照して説明する。図1の例では
吸着部は各3個づつの吸着チャックAが1ユニットとな
り、計2つのユニットで構成されている。各吸着チャッ
クAはその吸着チャック本体部1が支持ア−ム3の一端
に枢着保持されている。その他端はヘッド4に支持され
回動自在に取付けられている。回動自在度はある程度の
範囲に限定される。ヘッド4はフォ−クア−ム5に支持
され、揺動モ−タ11で揺動操作が出来る。各フォ−ク
ア−ム5の頂部は回転自在にセットされている。更にそ
の回転部7は支持台6に保持され、且つ支持台6は移動
ベ−ス8上を横に滑動可能である。
【0016】滑動機構は駆動モ−タ10,10′による
独立駆動方式とし、スクリュ−9,9′で各々所望位置
に支持台6を動かすことが可能である。エヤ配管12は
各吸着チャック1に連結され、制御弁13を介し圧縮空
気源15及び真空圧源14へ結合されている。又吸着チ
ャック1の外周と内周には吸着搬送する荷物と密着し、
シ−ル効果を高めるため、多数のシ−ル細管2を配置し
ている。
【0017】図2で吸着チャックAの構成をより詳細に
説明する。吸着チャックAは吸着チャック本体1に太い
環状のエヤ配管17,17′を同心的に外と内に有し、
各エヤ配管17,17′には内向き、即ち吸着チャック
の中心に向うエヤ導通用のポ−ト18,18′が多数設
けられ、吸着チャックAの内部に構成される室即ち中心
室1′と外周室1″に内圧を導入可能にしている。この
リング状のエヤ配管17,17′には外側に向けて極め
て隙間を少なくして配設した多数の細管2が取付けられ
ている。又内側のエヤ配管17′の取付壁面にはオリフ
ィス効果を有するスロットルバルブ19を配し、これに
より中心・外周両室1′,1″に差圧が発生する構成と
なっている。
【0018】吸着チャックAは内と外の環状エヤ配管1
7,17′によって中心室1′と外周室1″に仕切られ
ている。中心室1′とその室の外周室1″には、エヤ配
管12から制御弁13を介して吸着作用に必要な内圧を
構成出来る様になっている。内圧はエヤ給・排気ポ−ト
20に通ずる位置に圧力センサ21を設け、その通路か
ら得られる圧力を測定し圧力信号を発信出来るようにな
っている。
【0019】図3に更にシ−ル効果を高めるための細部
構造を示す。荷物表面の凹凸を確実にシ−ルし吸着圧力
を保持するための構成として、まず多数のシ−ル用の細
管2には下面にエヤ給排気ポ−ト2′を設け、該ポ−ト
2′を介し圧縮空気源15よりのエヤ−及び真空圧源1
4へエヤを導く。又細管2の付け根には薄膜22が取付
けられ、常時細管2の上面に接触している。又太いエヤ
配管17には中心室1′或いは外周室1″の空気圧を常
時導入出来る様エヤポ−ト18を設けている。このエヤ
配管17の下部には弾性体よりなるシ−ル兼クッション
材23が設けられ、これにより吸着作用時のシ−ル及び
吸着クッション効果をもたせている。
【0020】図4にこれらの主要制御系統図を示す。各
吸着チャック1を中心に右側にエヤ系、左側に信号処理
系を示す。まずエヤ系についてエヤ配管25を介して、
制御弁26に結合させてエキサイトした状態では、電磁
弁13の圧力源側の配管系24の圧力を吸着チャック1
の内側へ供給する様にし、スプリングリタ−ン時には吸
着チャック1の内圧を大気へ解放させ、エヤ配管24は
ブロックする。圧縮空気源15,真空圧源14の両空気
源を6ケの吸着チャック1・・・側へ供給・制御するに
は、制御弁25を設けている。中立状態では両空気源1
4,15はブロック。エキサイテングS1 に通電時に
は、エヤ配管12に真空圧源14を通過させ、圧縮空気
源15はブロックする。エキサイテングS2 に通電時で
はその逆とする。これらのスイッチングはスイッチ1
3′で制御する。この制御は自動又は手動で行えるもの
とする。
【0021】本発明の作用について図5でまず説明す
る。本発明の要点の一つは、細管2を利用した吸着作用
に必要なシ−ル効果を具備させた点にある。今荷物に吸
着チャックAを接近させる場合、固定形シ−ル材23を
荷物に接着させる。この操作時には制御弁13のソレノ
イドに通電させ、空気圧源15の圧力を配管24を介し
供給し、且つ制御弁13もエキサイトする。したがって
吸着チャックA内での中心室1′に圧力空気が供給さ
れ、エヤ配管17,17′を介し細管2の内部にも圧力
空気が流入し、細管2を荷物との接着面より浮上させ
る。したがって、この状態で細管2は管内圧力のため荷
物と接触した状態で外側に延び、いわゆるホバ−クラフ
トのスカ−トの如き流体状況を呈する。
【0022】次に制御弁13を切り替えS1 をエキサイ
トする。今度は真空圧源14にエヤ配管12は連結さ
れ、空気圧は大気より低くなる。その結果吸着パッド1
内の中心室及び外周室1′,1″の内圧は低下し、中心
室1′の内圧は外周室1″の内圧よりストロットルバル
ブ19の作用もありまず低くなる。そのため最初は中心
室1′のシ−ル効果として固定形シ−ル材23と細管2
のシ−ル効果が始まる。細管2のシ−ル効果は図5にあ
る如く図5のa図よりb図の様に荷物の凹凸面を含む荷
物表面にはりつくと共に、細管2同志のスキマをもその
変形によりシ−ルされて全体として極めて良好なシ−ル
効果を発生する。更に外周室のシ−ル効果は時間的に遅
れて同様なシ−ル効果を生ずる。
【0023】したがって、まず吸着チャックの中心域側
の圧力シ−ルが完成し、続いてその外周域のシ−ル効果
が発生すると共に、これら両域で若干の圧力差でシ−ル
効果を創生する。
【0024】このようにシ−ルすることで吸着作用が確
実になると共に、荷物表面での真空圧作用による吸着力
に対応する表面応力の分布化にも寄与する。この効果は
シ−ル効果を高めるのは勿論であるが、例えば水分を含
んだ段ボ−ル箱の表面材が強度的に低下しても中心部と
外周部の2段の圧力分布の拡大化によりソフトにタッチ
するので、強度の弱った段ボ−ル箱のハンドリングに効
果的である。
【0025】図6でシ−ル用細管2の効果をより詳細に
説明する。シ−ル効果を得るための吸着チャック1の外
周面及びその中心室1′の周辺面でのシ−ルにより中心
室1′及び外周室1″の真空効果を得ることができる。
そして対荷物表面との間で生ずる吸着力分布は図6の
α,βの如き曲線で示され、ゆるやかな応力分布状態に
させることができる。例えば図1のγで示す様な一様な
分布では荷物持上げ時に表皮はがれが誘起され、特に段
ボ−ル材が水分を含んでいる時はその表皮はがれの問題
が生ずるが、図6の如きゆるやかな分布状態により、こ
の問題を緩和することができる。
【0026】図7は本発明の応用例を示すもので、(a)
は荷物のコ−ナ角部を吸着することが出来る事例、(b)
は表面、(c)は四角い箱の稜線をはさんだ表面と側面を
同時に吸着搬送すると共に引き起し回転させ得る操作
を、又(d)は大きな球体を、(e)は中心室1′を使用し
て小さい球体を搬送している状態を示す。
【0027】なお以上の説明では、吸着チャックAは中
心室1′と外周室1″との2室構造のものについて説明
したが、吸着チャック本体1内を1室のみにしたもので
も吸着効果の点で2室型に比べ劣るが、用途によっては
差しつかえない。
【0028】
【効果】吸着チャック本体1の周縁と内側あるいは周縁
のみに環状のエヤ配管を有し、エヤ配管に多数の細管を
配設した。そして吸着本体内の空圧源と真空圧源に切換
接続可能にしたので、最初空圧で細管を被吸着面によく
なじませ、次に真空圧で吸着するようにしたので、表面
に凹凸のある段ボ−ル箱までも具合よく吸着することが
可能となった。
【0029】又内外2室型とし、両室をスロットルバル
ブで流通させることによって、内と外の圧に段差でき、
さらにより良く被吸着面となじみ、良好な吸着性を確保
することができる。
【0030】以上のような吸着チャックを複数個ユユッ
ト化することによって、段ボ−ル箱等の2面或いは3面
の合する角部でも立体的かつ平等に吸着でき、その搬送
を安全かつ効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送用ハンドの斜視図。
【図2】吸着チャックの断面図。
【図3】細管部の説明図で、図3(a)は断面図、図3
(b)は図3のb矢視図、図3(c)は同じく図3のc矢
視図。
【図4】本発明搬送ハンドの制御系統図。
【図5】細管の空気吹出時と、真空作用時の説明図。
【図6】吸着チャックの中央部と周辺部の圧力分布図。
【図7】本発明吸着チャックの応用例。
【図8】公知の搬送用ハンドの第1例。
【図9】同じく第2例。
【図10】同じく第3例。
【図11】同じく第4例。
【符号の説明】
A 吸着チャック 1 チャック本体 2 細管 3 支持ア−ム 4 ヘッド 5 フォ−クア−ム 6 支持台 7 回転部 8 移動ベ−ス 9 スクリュ− 10,10′ 駆動モ−タ 11 揺動モ−タ 12 エヤ配管 13 制御弁 14 真空圧源 15 圧縮空気源 17,17′ (円形の)エヤ配管 18,18′ エヤポ−ト 19 スロットルバルブ 20 エヤ給・排気ポ−ト 21 圧力センサ− 22 薄膜 23 シ−ル兼クッション材 24 エヤ配管 25 エヤ配管 26 制御弁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】 従来のハンドは、例えば図〜図12
に示されるようなものがある。まず図に示す真空パッ
ド利用方法がある。椀形のパッド101が中央の小穴1
02を介して、外部真空源への配管104に結合されて
いる。吸着被搬送物体103を大気圧とパッド内真空圧
力差で吸着させる。その吸着力は大気圧と真空圧力差と
パッド1の吸着面積とにより設定される。この単純な原
理を実際に利用する条件として、パッド101の物体1
03との接触面が平坦で且つ滑らかなことが必須条件で
ある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】 図10はこの制約条件を少し改善したも
のである。被搬送物は真空吸着箱107にソフトで、且
つ弾力性の強いシール材106を内周辺に取付け、箱1
07の上部のやゝ中央にポート108を設け、且つ吊具
109に連絡した通路を介して外部真空源(図示せず)
へ結合する配管108を設けたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】 これは箱体107が荷物の荷重や大きさ
に合せて如何様にも設計し得るので、比較的荷物の形態
に対する自由度があり、シール材106として適切な材
料,形状を選べば、図の方式のものより若干適用範囲
が拡大化される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 更に対荷物への適用効果を高めた公知例
として、図11の如く可撓性シート利用の方式がある
(特開昭61−18639号公報)。この方式の機能構
成としては、真空パッドに似た構成で、被搬送物114
を可撓性シート状の薄材111をもって上部から包み込
む様な接触状態を作る。この方式では、広い面タッチを
構成させることができる。そして、うまく被搬送物11
4の上部に覆いかぶさった状態が出せると真空源への配
管112を介して、被搬送物114上の空気を排外させ
吊具113をもってハンドリングする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 さらに別の公知例として図12の如く面
状吸着面の一部が真空吸着にとって不具合となるキズ等
がある場合、そのキズ面に対応する部分の吸着パッド区
域を吸着作用より除外し、他の真空可能な部分のみを利
用して、吸着パッドの真空圧を構成させる多数パッド方
式のものもある(特開昭52−59478号公報)。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 この原理は、図10に示した方式に類似
のものを複数体合させたものである。図12の場合には
4ケのゴムシール箱が構成された吸着箱115があり、
その箱のやゝ中央上部に真空源116がある。そして、
配管117を介して適当に外部へ連結されている。この
吸着箱117は物理的にハンドリングするため、ハンド
とそのハンドの移動用アームに連結する金具118が設
けられている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】 図7及び図8は本発明の応用例を示すも
ので、図7(a)は荷物のコーナ角部を吸着することが
出来る事例、図7(b)は表面、図7(c)は四角い箱
の稜線をはさんだ表面と側面を同時に吸着搬送すると共
に引き起し回転させ得る操作を、又図8(a)は大きな
球体を、図8(b)は中心室1′を使用して小さい球体
を搬送している状態を示す。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送用ハンドの斜視図。
【図2】吸着チャックの断面図。
【図3】細管部の説明図で、図3(a)は断面図、図3
(b)は図3のb矢視図、図3(c)は同じく図3のc
矢視図。
【図4】本発明搬送ハンドの制御系統図。
【図5】細管の空気吹出時と、真空作用時の説明図。
【図6】吸着チャックの中央部と周辺部の圧力分布図。
【図7】本発明吸着チャックの応用例。
【図8】同じく本発明の吸着チャックの応用例。
【図】公知の搬送用ハンドの第1例。
【図10】同じく第2例。
【図11】同じく第3例。
【図12】同じく第4例。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図9】
【図7】
【図8】
【図10】
【図11】
【図12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 3/08 350 A 9148−3F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャック本体(1)の周縁に内向きに設け
    たエヤ導通用ポ−ト(18)を有する環状のエヤ配管(17)を
    有し、該エヤ配管(17)の外周縁に、荷物と接する面に複
    数個のエヤ給・排用小穴(2′)を設けた多数の中空フレ
    キシブル細管(2)を配設し、チャック本体(1)内を空圧
    源(15)及び真空圧源(14)と切換制御弁(13)を介し接続し
    たことを特徴とする吸着チャック。
  2. 【請求項2】 チャック本体(1)の周縁とその内側に内
    向きに設けたエヤ導通用ポ−ト(18,18′)を有する2個
    の環状エヤ配管(17と17′)を同心的に設けてチャック本
    体内を中心室(1′)と外周室(1″)に仕切り、前記各
    エヤ配管(17と17′)の外周縁に荷物と接する面に複数
    個のエヤ給・排用小穴(2′)を設けて多数の中空フレキ
    シブル細管(2,2′)を配設し、かつ中心室(1′)と外周
    室(1″)をスロットルバルブ(19)を介して接続し、前記
    中心室(1′)を空気源及び真空圧源と切換弁(13)を介し
    接続したことを特徴とする吸着チャック。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の吸着チャック(A)を複
    数個ヘッド(4)のまわりに支持ア−ム(3)を介して枢着
    した吸着ユニットを備えた搬送用ハンド。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の吸着ユニットの2ユニッ
    トを支持台(6)を介して、移動ベ−ス(8)上に互に接離
    可能に支持したことを特徴とする搬送用ハンド。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004039712A (ja) * 2002-07-01 2004-02-05 Meidensha Corp ハンドリング治具及びこれを備えたハンドリング装置
JP2010524712A (ja) * 2007-04-26 2010-07-22 ペース イノベーションズ, エル.シー. 真空把持装置
JP2020019118A (ja) * 2018-08-02 2020-02-06 株式会社東芝 保持装置、マニピュレータ、および搬送システム
JP2021010985A (ja) * 2019-07-08 2021-02-04 株式会社日本ピスコ 移動装置の吸着機構

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