JPH05146571A - 外部記憶装置のデータ識別選択装置 - Google Patents

外部記憶装置のデータ識別選択装置

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JPH05146571A
JPH05146571A JP3335984A JP33598491A JPH05146571A JP H05146571 A JPH05146571 A JP H05146571A JP 3335984 A JP3335984 A JP 3335984A JP 33598491 A JP33598491 A JP 33598491A JP H05146571 A JPH05146571 A JP H05146571A
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英明 竹野谷
Akiyoshi Sasano
章嘉 笹野
Tomonori Tachibana
智乗 橘
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部記憶装置に記憶された選択を必要とする
データを有効に識別選択できるデータ識別選択装置を提
供すること、 【構成】 メモリカード2のデータ記憶部25には、内
容は同じであるが表現形式が異なるデータが複数個記憶
されている。このデータを識別し選択して読み出すこと
ができるように、メモリカード2の表面の所定位置に、
反射率の異なるシート28a〜28cが貼着されてい
る。例えば、シート28aは反射率100%、シート2
8bは70%、シート28cは30%である。なお、2
6はメモリカードを装置本体に装、脱着する時に滑らな
いようにするための滑り止め部、27は端子部である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は外部記憶装置のデータ
識別選択装置に関し、特に、外部記憶装置内に、複数の
選択データが格納されている場合に、所望の選択データ
を読み出すために使用するデータ識別選択装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータミシンにおいて、多
種の模様を縫うことができるように、外部メモリに各種
の模様データおよび表示データを格納し、該外部メモリ
から模様データおよび表示データをミシンに読込むよう
にした方式を採用しているものがある。この方式におい
ては、取扱いを便利にするため、通常、前記外部メモリ
として、カード形式のメモリカードが使用されている。
【0003】このメモリカードには、針、布送り装置を
駆動し、あるいは刺繍枠をX,Y方向に駆動して所定の
模様を縫製するための模様データ、および該模様データ
によって縫製される模様を示すための表示データが格納
されており、国内仕向けのミシンには、日本語で表現し
た表示データと模様データを格納したメモリカードが付
され、外国(又は輸出)仕向けのミシンには、それぞれ
の国の言葉で表現した表示データと模様データを格納し
たメモリカードが付されている。
【0004】なお、メモリカードを使用した刺繍機を開
示した公報として、例えば特開昭64−37992号公
報、実開平1−66276号公報がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来
は、国内仕向けのミシンには、日本語で表現した表示デ
ータと模様データを格納したメモリカードを用意し、外
国仕向けのミシンには、それぞれの国の言葉で表現した
表示データと模様データを格納したメモリカードを用意
していたため、別仕様のメモリカードを多数作成する必
要が生ずるという問題があった。また、このため、メモ
リカードの作成に手間と時間がかかるばかりか、ロット
数の少ない仕様のメモリカードは、コスト高になるとい
う問題があった。
【0006】そこで、本発明者等は、複数の仕向け地に
共通のデータと、仕向け地毎に異なるデータとを、1枚
のメモリカードに格納し、後者のデータ、すなわち仕向
け地毎に異なるデータは選択できるようにして、前記の
問題点の解決を図った。
【0007】しかしながら、前記仕向け地毎に異なるデ
ータの選択の仕方に関して十分な配慮がなされていなか
った。
【0008】この発明の目的は、前記した点に鑑み、外
部記憶装置に記憶された選択を必要とするデータを有効
に識別選択できるデータ識別選択装置を提供することに
より、前記問題点を一層改善することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、外部記憶装置の所定位置に、光
反射率の異なるシートを貼着した点、請求項2の発明
は、外部記憶装置の所定位置に、可動の凸部を設けた点
に特徴がある。
【0010】
【作用】請求項1および2の発明によれば、外部記憶装
置に特定の形状を与えることなしに、簡単な手段を付加
するだけで、該外部記憶装置中に格納された選択データ
の選択を任意に行うことができる。このため、例えばミ
シンにおいて、ある仕向け地向けの輸出台数が少ない場
合であっても、該仕向け地用のデータの選択は、前記シ
ールの貼着または凸部の移動により行うことができ、ロ
ット数の少ない仕様のメモリカードの作成に手間と時間
がかかったり、コスト高になるということはなくなる。
【0011】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図2は本発明の外部記憶装置(メモリカード)
が適用されるコンピュータミシンの一例の外観斜視図を
示す。図において、1はコンピュータミシン本体、2は
模様データを記憶しているメモリカード、3はメモリカ
ード装着部、4は液晶等で構成されたスイッチ機能を有
する表示部である。
【0012】次に、このミシンのハード構成を、図3の
ブロック図を参照して説明する。なお、図3には本発明
と関係のある構成のみが記されており、ミシンに必須の
構成であっても、本発明と関係のない構成は省略されて
いる。
【0013】図において、11は中央演算装置(CP
U)、12は模様選択手段、13は仕向け地検出手段、
14は仕向け地信号出力手段である。また、15は共通
表示データ記憶手段であり、該手段15は、ミシンの内
部ROMに格納された模様データ又は前記メモリカード
2に格納された模様データのいずれを用いる場合であっ
ても、共通に使用される表示データを記憶している。1
6はシステムデータ記憶手段であり、ミシンの動作の全
体を制御するプログラムおよびデータを記憶している。
【0014】また、18はミシンモータ駆動手段、19
はミシンモータ、30はステッピングモータ駆動手段、
31はXモータ、32はYモータである。なお、2、4
は、それぞれ、図2で示したメモリカード、表示手段を
示す。
【0015】該メモリカード2は、本実施例では、第1
〜第5のROM21〜25から構成されており、第1の
ROM21には模様データ、第2のROM22には、第
1、第2、第3の仕向け地向け、例えば、国内向け、第
1国および第2国への輸出向けに関わらず共通の表示デ
ータが記憶されている。また、第3、4、5のROM2
3、24、25には、内容は同じであるが表現形式が異
なるデ―タである、第1、第2、第3の仕向け地向け表
示データが格納されている。
【0016】ここで、前記第2のROM22に格納され
ている共通表示データの一例、および前記第3、第4の
ROM23、24に格納されている仕向け地向け表示デ
ータの一例を、図4、図5を参照して説明する。なお、
図4、図5は前記表示データを、表示手段4に表示した
内容を示す。
【0017】図4(a) は国内仕向けの表示データによっ
て表示された表示内容を示し、同図(b) は第1国への輸
出仕様の表示データによって表示された表示内容を示
す。両図から明らかなように、猫、ペンギン、飛行機等
の模様に関する表示データ(模様1〜5)は、前記第2
のROM22に格納されている共通表示データに該当
し、「ぬい位置」、「取消」、「模様切替」、「SPACE
CHECK 」、「CLEAR 」等の表示データは、前記第3、第
4のROM23、24に格納されている仕向け地向け表
示データに該当する。
【0018】また、図5(a) 、同図(b) は、それぞれ、
国内仕向け、第1国への輸出仕様のメッセージデータで
あり、前記第3、第4のROM23、24に格納されて
いる仕向け地向け表示データに該当する。
【0019】なお、上記の例は、ミシンを国内と、英語
圏の第1国に輸出する場合であったが、これにドイツ、
イラン等の輸出先が加わる場合には、英語で表示された
前記表示データおよびメッセージデータは、それぞれ、
ドイツ語、イラン語で表現されて、メモリカード内の他
のROMに、追加的に格納されることになる。
【0020】次に、前記メモリカード2に格納されてい
るデータの概念図を図6に示す。図示されているよう
に、メモリカード2の中には、共通表示データを記憶す
る第2のROM22と、仕向け地向け表示データを記憶
する第3、第4、第5のROM23、24、25と、模
様データを記憶する第1のROM21とが格納されてい
る。なお、第1〜第5のROMのように、ROMを区分
けしたのは、説明を分かりやすくするためであり、実際
にはこのような区分けをする必要がないことは勿論であ
る。
【0021】前記第2のROM22には、図4の模様1
〜5のような仕向け地に依存しない共通の表示データが
格納されている。また、第3、第4、第5のROM2
3、24、25には、例えばコードとアドレスと表示デ
ータとが格納されており、コードは例えば国内仕様に対
しては「0」が、第1の輸出仕様に対しては「1」が、
第2の輸出仕様に対しては「2」が割り当てられてい
る。そして、コード「0」の記憶エリアには、図4(a)
の「ぬい位置」、「取消」等の表示データや、図5の
「上糸、下糸を確認後スタートして下さい」といった国
内仕向けのメッセージデータが格納されている。また、
コード「1」の記憶エリアには、図4(b) の「SPACE CH
ECK 」、「CLEAR 」等の表示データ、図5(b) の「CHEC
K IF UPPER ………」といった輸出仕様のメッセージデ
ータが格納されている。さらに、コード「2」の記憶エ
リアには、図示されていない他の言語で表示された、前
記データと同じ意味の表示データおよびメッセージデー
タが格納されている。
【0022】また、第1のROM21には、先頭アドレ
スと、模様データが複数組記憶されている。この模様デ
ータは、針、布送り装置を駆動し、あるいは刺繍枠を
X,Y方向に駆動して、所定の模様を縫製するための縫
い制御データであり、本実施例では、ミシン本体に読込
まれた時、前記ステッピングモータ駆動手段30(図3
参照)に送られ、Xモータ31、Yモータ32を駆動す
ることになる。
【0023】図1は該メモリカード2の外観の平面図を
示し、40はデータ記憶部、26はメモリカードをミシ
ン本体に装、脱着する時に滑らないようにするための滑
り止め部、27は端子部、28a〜cは前記第3、第
4、第5のROM23、24、25の有効性を指示する
シートであり、識別選択部を構成している。
【0024】具体的には、同図(a) 〜(c) のようにメモ
リカード2の外側表面の所定位置に第1〜第3の光反射
率のシート28a〜cが貼着されている。例えば、同図
(a)のシート28aは光反射率100%、同図(b) のシ
ート28bは光反射率60%、同図(c) のシート28c
は光反射率30%となっている。
【0025】なお、ミシン本体には、メモリカード2が
装着された時に、前記シート28a〜28cと対向する
位置に、反射型の光センサを含む、図3の仕向け地検出
手段13が設けられている。該仕向け地検出手段13
は、前記光センサによって検出された光量から、前記シ
ートの反射率を求めることにより、前記シートの貼られ
たメモリカードが、国内用か第1、第2の外国への輸出
用かを判別する。そして、その判別結果を、前記仕向け
地信号出力手段14と前記中央演算装置11に報告す
る。
【0026】前記仕向け地信号出力手段14は、これに
応答して、図1(a)のメモリカードが挿入された時に
は、第1の仕向け地信号を出力する。そうすると、前記
中央演算装置11は、前記第3、第4、第5のROM2
3、24、25に関しては、コード「0」のデータ、す
なわち第3のROM23に格納されたデータを読む動作
を行う。
【0027】同様に、図1(b) のメモリカードが挿入さ
れた時には、前記仕向け地信号出力手段14は第2の仕
向け地信号を出力し、前記中央演算装置11は、前記第
3、第4、第5のROM23、24、25に関しては、
コード「1」のデータ、すなわち第4のROM24に格
納されたデータを読む動作を行う。また、図1(c) のメ
モリカードが挿入された時には、同様の動作により、第
5のROM25に格納されたデータを読む動作が行われ
る。
【0028】次に、本発明の他の実施例を、図7を参照
して説明する。この実施例は、メモリカードの側面に、
メモリカード2の第3、第4、第5のROM23、2
4、25の有効性を指示する識別選択部を設け、かつ該
識別選択部を移動可能にしたもである。
【0029】図7(a) は識別選択部である凸部を第1の
位置29aに停止させたものであり、国内用のメモリカ
ードを示す。同図(b) は前記凸部を移動させて第2の位
置29bに停止させたものであり、第1の仕向け地用の
メモリカードを示す。同図(c) は前記凸部をさらに移動
させて第3の位置29cに停止させたものであり、第2
の仕向け地用のメモリカードを示す。
【0030】一方、ミシン本体には、メモリカード2が
装着された時に、前記凸部の第1〜第3の位置29a〜
29cと対向する位置に、凸部検出センサ例えばマイク
ロスイッチを設けておき、該凸部検出センサのオン、オ
フにより、メモリシートが国内用か、あるいは第1、第
2の仕向け地用かの判別をすることができる。
【0031】上記判別後の中央演算装置11の動作は、
前記第1実施例の場合と同様であるので、説明を省略す
る。
【0032】以上の説明は、メモリカードに、同一内容
のデータが、3種類の表現形式で格納されている場合で
あったが、本発明はこれに限定されず、同一内容のデー
タが、もっと多くの種類の表現形式で格納されたメモリ
カードにも適用することができることは明らかであろ
う。
【0033】図8は、前記メモリカードをミシンに装着
して使用する場合の動作の概要を示すフローチャートで
ある。
【0034】ステップS1では、検出手段(前記反射型
光センサ、マイクロスイッチ等)によって検出された指
定仕向け地は第1の仕向け地、例えば国内か否かの判断
がなされる。この判断が肯定の場合には、ステップS3
に進んで、第1の仕向け地の表示データが読み出され、
前記表示手段4に表示される。ステップS1の判断が否
定の場合には、ステップS2に進む。
【0035】ステップS2では、前記検出手段によって
検出された指定仕向け地は第2の仕向け地であるか否か
の判断がなされる。この判断が肯定の場合には、ステッ
プS4に進んで、第2の仕向け地の表示データが読み出
され、前記表示手段4に表示される。ステップS2の判
断が否定の場合には、ステップS5に進んで、第3の仕
向け地の表示データが読み出され、前記表示手段4に表
示される。
【0036】以上のようにして、指定された仕向け地の
表示データが表示手段4に表示されると、ステップS6
に進んで、オペレータによって模様選択が行われる。次
に、ステップS7で、縫い開始のスタートボタンが押さ
れると、縫製が開始され、ステップS8にて、メモリカ
ードから読み出された選択模様の模様データが前記ステ
ッピングモータ駆動回路30に送られる。これにより、
X、Yモータ31、32が駆動され、模様の縫い目が1
個分形成される。ステップS9では、他の模様をさらに
縫うか否かの判断がなされ、否定の場合にはステップS
6に戻り、他の模様の選択が行われる。一方、肯定の場
合には、前記一連の動作を終了する。
【0037】
【発明の効果】この発明によれば、内容は同じであるが
表現形式が異なるデータを複数個記憶している外部記憶
装置に特定の形状を与えることなく、簡単な手段を付加
するだけで、所望の表現形式のデータを任意に選択し、
読み出すことができるという効果がある。
【0038】また、このため、ロット数の少ない仕様の
メモリカードの作成に手間と時間がかかったり、コスト
高になるということはなくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のメモリカードの外観を示
す平面図である。
【図2】 本発明が適用されるコンピュータミシンの外
観斜視図である。
【図3】 前記コンピュータミシンの要部のハード構成
を示すブロック図である
【図4】 共通の表示データと仕向け地で異なる表示デ
ータとを示す図である。
【図5】 仕向け地で異なるメッセージデータを示す図
である。
【図6】 本発明の一実施例のメモリカードに格納され
ているデータの概念図である。
【図7】 本発明の他の実施例のメモリカードの外観を
示す平面図である。
【図8】 メモリカードをミシンに装着した時のミシン
の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】 2…メモリカード、21〜25…第1〜第5のROM、
28a〜c…シート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内容は同じであるが表現形式が異なるデー
    タを複数個記憶している外部記憶装置のデータ識別選択
    装置であって、 前記外部記憶装置の所定位置に、光反射率の異なるシー
    トを貼着し、 該シートの光反射率により、記憶されているデータの選
    択読み出しを可能にしたことを特徴とする外部記憶装置
    のデータ識別選択装置。
  2. 【請求項2】内容は同じであるが表現形式が異なるデー
    タを複数個記憶している外部記憶装置のデータ識別選択
    装置であって、 前記外部記憶装置の所定位置に、可動の凸部を設け、 該凸部の位置により、記憶されているデータの選択読み
    出しを可能にしたことを特徴とする外部記憶装置のデー
    タ識別選択装置。
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