JP5205537B1 - 表示出力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示出力装置において、簡易的な構成で仕向地設定を行うことが可能な技術を提供する。
【解決手段】液晶テレビ10のキャビネット92の背面94には、モデルラベル70を貼付する領域であるラベル貼付領域90が設けられている。ラベル貼付領域90は、共通化設計の全対象国、地域のサイズを考慮したモデルラベル70が貼付可能となっている。液晶テレビ10の組み立て時に、最終工程にて貼付されるモデルラベル70が、ラベル貼付領域90に貼付される。導通検知部30は、モデルラベル70で短絡されたラベル検出ピン50を検知し、設定部40は検知結果から仕向地に特定し閉仕向地に対応した設定を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示出力装置に係り、例えば、仕向地ごとに各種の設定が異なるテレビや録画再生装置等の表示出力装置に対する設定を行う機能を備えた表示出力装置に関する。
一般的に、アジア向けのテレビやDVDレコーダ等の表示出力等は、多くの国、地域を対象として設計されている。しかし、多地域共通設計製品がなされる場合が多く、その場合、テレビの初回起動時にユーザ自身で国・地域選択をしなければならない。ユーザにとって非常に煩わしい作業である。
仕向地にあわせて設定を行う技術には各種のものが提案されている。例えば、仕向け先別の何種類かの使用プログラムをマイコンに内蔵して、仕向け先別の入力データにより使用プログラムを選択するテレビの仕向け先仕様プログラムの選択方法において、リモコンにより行う技術がある(例えば、特許文献1参照)。この技術では、テレビセットに必ず装備されるリモコンの「電源ON」キーにより送信するリモコン送信データに、仕向け先別に予め決められた仕向け先コードを付加して送信する。テレビセットのマイコンが、受信するリモコン送信データから判別した仕向け先コードにより、仕向け先使用プログラムを選択する。
特開平5−300397号公報
ところで、上述のように、購入後、国・地域選択を、複数の国・地域からユーザが選択する場合には、自国で販売されている製品にも関わらず、国・地域選択をする手間が生じる。また、複数表示された選択項目の中から選択する為、ユーザが自国専用モデルと感じる事は難しいという課題があり、マーケティング上の観点から訴求力の強化も求められていた。
特許文献1に開示の技術では、リモコン信号で仕向けを判別するには、判別するための国・地域分のリモコンを準備する必要があり、共通化できる設計部分をあえて分けて設計する必要があり、設計の効率や製造コストの観点から別の技術が求められていた。
本発明は以上のような状況に鑑みなされたものであって、上記課題を解決する技術を提供することを目的とする。
発明の表示出力装置は、筐体において、ラベルが貼付される領域に設けられた複数の電極部と、前記ラベルの貼付面に設けられた導電パターンと、前記複数の電極部に接続され、前記ラベルが前記筐体に貼付され前記導電パターンによって導通されたピンの組み合わせを取得する導通検知部と、前記導通検知部の検知結果に応じた設定を行う設定部と、を備える。
また、前記ラベルは、仕向地毎に異なるモデルラベルであって、前記設定部は、前記導通検知部の前記検知結果に応じて言語設定を行ってもよい。
本発明の表示出力装置は、筐体内部において、移動可能に配置された角度センサと、ラベルが貼付される領域に形成された開口から挿入され前記角度センサの位置を移動させる挿入部材と、前記角度センサの位置を取得するセンサ検知部と、前記センサ検知部の検知結果に応じた設定を行う設定部とを備える。
本発明によれば、表示出力装置において、簡易的な構成で各種の設定を行うことが可能な技術を提供することができる。
第1の実施形態に係る、液晶テレビの外観を示す図である。 第1の実施形態に係る、液晶テレビの機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る、貼付前のラベル検出ピンとモデルラベルを示す図である。 第1の実施形態に係る、貼付後のラベル検出ピンとモデルラベルを示す図である。 第1の実施形態に係る、仕向地対応テーブルの一例を示す図である。 第1の実施形態の第1の変形例に係る、ラベル検出ピンとモデルラベルを示す図である。 第1の実施形態の第2の変形例に係る、ラベル検出ピンとモデルラベルを示す図である。 第2の実施形態に係る、ラベル検出ピンとモデルラベルを示す図である。 第3の実施形態に係る、モデルラベルを再度貼り付けする際に表示される説明画面の例を示す図である。 第3の実施形態に係る、モデルラベルの例を示す図である。 第4の実施形態に係る、仕向け毎に抵抗値の異なったモデルラベルを貼りつける構成を示す図である。 第4の実施形態に係る、モデルラベル検出回路のブロック図である。 第4の実施形態に係る、ラベル抵抗による電圧変化及び仕向け例(テーブル)を示した図である。 第4の実施形態に係る、チップ素子抵抗を実装する場合のモデルラベルを示した図である。 第4の実施形態に係る、アキシャル抵抗を実装する場合のモデルラベルを示した図である。 第4の実施形態に係る、モデルラベルの貼付状態(断面構造)を示した図である。 第5の実施形態に係る、回路パターンによるモデルラベルへの抵抗値実装の例を示す図である。 第6の実施形態に係る、モデルラベルとして抵抗材料(抵抗材料部572)を付加して構成した例 第6の実施形態に係る、モデルラベルの抵抗材料による電圧変化及び仕向地の例(テーブル)を示した図である。 第7の実施形態に係る、仕向地ごとに抵抗材料の面積を異なるものとした場合のモデルラベルの例を示す図である。 第7の実施形態に係る、モデルラベルの抵抗面積による電圧変化及び仕向地の例(テーブル)を示した図である。 第8の実施形態に係る、一つのモデルラベルに複数の抵抗材料を持たせ、仕向け地ごとにモデルラベルの貼り付け位置を異ならせた例を示す図である。 第8の実施形態に係る、モデルラベルの抵抗値による電圧変化及び仕向地の例(テーブル)を示した図である。 第9の実施形態に係る、液晶テレビの外観を示す図である。 第9の実施形態に係る、液晶テレビの機能ブロック図である。 第9の実施形態に係る、ピン挿入穴が設けられる領域の断面構造を模式的に示した図である。 第9の実施形態に係る、仕向け設定用挿入ピンが挿入された状態を模式的に示した断面構造の図である。 第9の実施形態に係る、仕向け設定用挿入ピンが挿入される位置と仕向地の関係を示した図である。 第9の実施形態に係る、仕向け設定用挿入ピンを用いた仕向地設定のフローチャートである。 第10の実施形態に係る、液晶テレビの外観を示す図である。 第10の実施形態に係る、仕向け設定用嵌合パーツの嵌合位置と仕向地の関係を示した図である。 第10の実施形態に係る、仕向け設定用嵌合パーツを仕向地ごとに異なる形状とした場合の仕向地と形状との関係と示した図である。
次に、本発明を実施するための形態(以下、単に「実施形態」という)を、図面を参照して具体的に説明する。ここでは表示出力装置として液晶テレビを例示するが、DVDレコーダやBDレコーダについても適用することができる。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態に係る液晶テレビ10の外観を示す図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は背面図、図1(c)は断面図を示している。
液晶テレビ10は、背面94にラベル貼付領域90にモデルラベル70を貼付している。上述のように、液晶テレビ10の設計としては共通化設計を実施している場合でも、各国・地域毎に安全規格、人種による主使用言語が異なっている。そして、各安全マークが記載されているモデルラベル70については、各国の安全規格に基づいた表示内容になる。このため、各国毎に異なる種類のモデルラベル70を使用する必要がある。本実施形態では、省くことができないモデルラベル70を用いて、液晶テレビ10の仕向地設定を行う。
詳細は後述するが、液晶テレビ10は、モデルラベル70を仕向地毎に形状、または貼付位置を変えることにより、仕向けを自動選択する機能を有する。一般には、生産ラインの最終工程で、各仕向けに応じたモデルラベル70をキャビネット92の所定の領域に貼付しているが、モデルラベル70の形状、及び貼付位置を、各仕向け毎に変更する。
各仕向け毎に形状、又は張り付け位置の異なったモデルラベル70が貼られた状態で、生産ラインの最終工程で出荷状態に設定する際、つまり初回起動時に、モデルラベル70の形状、貼付位置に応じた導通回路が形成され、モデルラベル70の仕向けをマイコン(導通検知部30)に判別されることが可能となる。以下、詳細に説明する。なお、初回起動時とは、リセット後の最初の起動時も含むものである。
工場での生産最終工程(出荷設定時)にて、電源オン状態で、国・地域自動設定をモデルラベル70を用いた方法で行う。なお、出荷の際に、モデルラベル70を複数の仕向地向けに複数種類同梱することで、ユーザ又は販売店がモデルラベル70を貼り替え設定変更をすることも可能である。
図1(b)に示すモデルラベル70を貼付する領域であるラベル貼付領域90は、キャビネット92の背面94に設けられており、共通化設計の全対象国、地域のサイズを考慮したモデルラベル70が貼付可能となっている。
各国、地域にて、安全規格によりモデルラベルの表示が異なるため、地域によって複数の印刷内容に分かれたモデルラベル70が存在する。本実施形態では、液晶テレビ10の組み立て時に、最終工程にて貼付されるモデルラベル70が、ラベル貼付領域90に貼付される。さらに各国、地域ごとにモデルラベル70の形状、または貼付位置等を変更し、それらを液晶テレビ10で検出する。
図2は、液晶テレビ10の構成を示すブロック図であり、主に、仕向地設定の機能に着目して図示している。液晶テレビ10は、一般的な機能として、チューナ11と、コンテンツ処理部12と、表示出力部13と、音声出力部14と、操作制御部15とを備え、さらに、それら構成要素を統括的に制御する主制御部16を備える。これら構成要素は一般的なものであるので説明は省略する。
さらに、液晶テレビ10は、本実施形態で特徴的な仕向地設定機能を実現するための構成として、モデルラベル70、ラベル検出ピン50、導通検知部30及びラベル検出ピン50を備える。導通検知部30として、一般的なマイコン(MPU)を用いることができ、例えば主制御部16と共通に構成されてもよいし、独立して構成されてもよい。
ラベル検出ピン50は、キャビネット92の背面94に設けられたラベル貼付領域90に複数配置されている。モデルラベル70の貼付面には仕向地ごとに異なる導通部72が形成されている。モデルラベル70がラベル貼付領域90に貼付されると、導通部72によって二つのラベル検出ピン50が導通(短絡)する。導通検知部30は、どのラベル検出ピン50が導通したかを設定部40に通知する。設定部40は、仕向地対応テーブルを有しており、導通検知部30からの通知をもとに、仕向地対応テーブルを参照して、各種の設定、より具体的には、貼付されたモデルラベル70に対応する仕向地設定を行う。仕向地設定として、使用言語設定や、チューナ11の選局設定がある。なお、設定項目ごとにモデルラベル70を設けてもよい。
図3及び図4にラベル検出ピン50及びモデルラベル70の詳細を示す。また、図5に仕向地参照テーブルの例を示す。図3は、ラベル貼付領域90(ラベル検出ピン50)にモデルラベル70が貼付される前の状態を示しており、モデルラベル70としてA国仕向地用のモデルラベル70aとD国仕向地用のモデルラベル70bが示されている。いずれかがラベル貼付領域90に貼付される。
ラベル貼付領域90に配置されるラベル検出ピン50は、8個のa〜hピン51〜58から構成されている。8個のa〜hピン51〜58は、上下2段に配置されており、上段には図示で左側からa〜dピン51〜54が配置され、下段には左側からe〜hピン55〜58が配置されている。
そして、A国仕向地用のモデルラベル70aは、ラベル貼付領域90に適正に貼付されると、導通部72によりaピン51とeピン55とを短絡させる。D国仕向地用のモデルラベル70bは、ラベル貼付領域90に適正に貼付されると、導通部72によりdピン54とhピン58とを短絡させる。
図4(a)はラベル貼付領域90(ラベル検出ピン50)にモデルラベル70が貼付された状態の外観を示している。ここでは、A国仕向地用のモデルラベル70aが貼付されている。また図4(b)は、そのときの断面図を示している。なお、理解しやすいように、モデルラベル70aが背面94から若干離間して表記しているが、実際には一体となっている。
図示のように、導通部72によりaピン51とeピン55とが短絡している。そして、図4(b)に示すように、導通検知部30がaピン51とeピン55の短絡状態を検知し、検知結果を設定部40に通知する。設定部40は、導通検知部30から検知結果を取得すると、図5に示す仕向地参照テーブルを参照し、仕向地を特定し、特定された仕向地に対応する設定(例えば使用言語設定や選局設定等)を行う。
本実施形態によると、ユーザ等は、液晶テレビ10の購入後、初回起動時に例えば国選択をする手間を省くことができる。また、ユーザに複数の国・地域用に共通設計された商品であることが分かりにくくなり、ローカルフィット性を高めることができる。また、引っ越し等によって使用地域が異なった場合でも、設定変更が容易となる。つまり、モデルラベル70を別の種類に貼り替えることで対応することができる。
なお、設定部40は、初回電源オン時に自動的に設定を行うが、次回以降はユーザが設定画面を呼び出しユーザの操作に応じて行う。また、モデルラベル70が剥がれた場合などでは、ユーザに再設定を行ってもよいかの確認をしてもよいし、また、検知結果に変化があったことを認識したときに自動的に設定の変更を行ってもよい。
図6は、第1の実施形態の第1の変形例に係るラベル検出ピン150とモデルラベル170とを示している。図示のように、モデルラベル170は、導通部172が形成される構成として仕向地ごとに異なるタブ174を有する。ラベル検出ピン150として、上段に4つのa〜dピン151〜154が配置され、右側に上下にeピン155及びfピン156が配置されている。
そして、A国仕向地用のモデルラベル170aでは、図示で左上にタブ174が配置されている。ラベル貼付領域90にモデルラベル170aが貼付されると、aピン151とbピン152が短絡される。そして、モデルラベル170bでは、図示で右側にタブ174が配置されている。ラベル貼付領域90にモデルラベル170bが貼付されると、eピン155とfピン156が短絡される。
そして、上述同様に、導通検知部30が短絡状態を検知し、検知結果を設定部40に通知する。設定部40は、導通検知部30から検知結果を取得し、仕向地を特定し、特定された仕向地に対応する設定を行う。
なお、上記実施形態及び変形例では、対向するラベル検出ピン50または隣接するラベル検出ピン50を短絡したが、これに限る趣旨ではなく、例えば図3でaピン51とhピン58とを短絡させてもよく、設定部40の仕向地対応テーブルにそれに対応した仕向国を記述しておけばよい。
図7は、第1の実施形態の第2の変形例に係るラベル検出ピン250とモデルラベル270とを示している。図7(a)はモデルラベル270の貼付前の状態、図7(b)は仕向地をA国としてモデルラベル270を貼付した状態(aピン251とeピン254が短絡)、図7(c)は仕向地をD国としてモデルラベル270を貼付した状態(dピン255とhピン258が短絡)を示している。
図示のように、モデルラベル270は、導通部272が左右中央に縦長に形成される。ラベル検出ピン250として、図3と同様に上段に4つのa〜dピン251〜254が配置され、下段に4つのe〜hピン255〜258が配置されている。
さらにラベル検出ピン250の左下の領域には、モデルラベル270を配置する際の仕向地特定基準線292が形成されている。たとえば仕向地をA国に設定したい場合には、図7(b)に示すように、モデルラベル270の左端部を最も左側の仕向地特定基準線292に一致させて、モデルラベル270が貼付される。
そして、仕向地特定基準線292のそれぞれに仕向地等を明記しておけば、貼付ミスを防止することができる。
<第2の実施形態>
図8は、第2の実施形態に係るラベル検出ピン350及びモデルラベル370を示している。本実施形態では、導通部72による短絡を検知するのではなく、図8(a)に示すように、ラベル貼付領域390に設けられた4つの外光入射穴350(351〜354)をモデルラベル370で塞ぐことで、仕向地を検出するものである。
具体的には、モデルラベル370は、外光入射穴350(351〜354)を塞ぐためのタブ374が設けられている。仕向地ごとにタブ374の大きさが設定されており、塞ぐことができる外光入射穴350(351〜354)の数が異なる。例えば、図8(a)のA国仕向地用のモデルラベル370aのタブ374は、a外光入射穴351とb外光入射穴352を塞ぐことができる。B国仕向地用のモデルラベル370bのタブ374は、a外光入射穴351、b外光入射穴352及びc外光入射穴353を塞ぐことができる。
そして、キャビネット92(背面94)の内部に設けられたフォトセンサ335が外光入射穴350から入射する外光の取得し、光量検知部330がフォトセンサ335から出力される電圧値を元に検知された光量を算定し設定部40に通知する。設定部40は、光量と仕向地の対応関係が記載された仕向地テーブルを参照して、仕向地に対応した設定を行う。
外光入射穴350の形成方法としては、上記のモデルラベル370にタグ374を設定する方法に加え、外光入射穴350を仕向けに応じて削ったり、外光入射穴350を塞ぐために仕向けに応じて張り付け位置を変える、といった方法も採用することができる。
本実施形態でも、第1の実施形態同様の効果が得られる。
<第3の実施形態>
本実施形態では、第1の実施形態で示した構成を用いて、モデルラベル70を剥がされる、または意図的に剥がす場合等を想定して、ラベル貼付領域90でショートしていたラベル検出ピン50がオープンになった場合の遷移について効果的な処理を実現する。
概要は次の通りである。
A.剥がした場合の動作形態:
(1)モデルラベル70がはがされても影響がないように、出荷設定時以外はピンショートによる自動仕向け設定を無効とする。
(2)モデルラベル70が剥がされた場合に、ユーザ、又はサービスマン等が新たに国選択を実施できるように、ラベル検出ピン50がすべてオープンの場合には、電源起動時に選択画面が表示される。
(3)モデルラベル70が剥がされた場合に、ユーザ、またはサービスマンが、新たに使用される国に合わせた選択が容易できるように、図9で示すような説明画面を表示出力部13で出力し、各国設定向けの貼り付け箇所説明を表示する。ユーザ等は、説明に従い、モデルラベル70を再度貼り付けすることにより、新たな国設定が実施される。
具体的な動作としては次の通りである。モデルラベル70によるラベル検出ピン50の検出結果は、常に液晶テレビ10のマイコン等によって構成されている導通検知部30に入力されているため、電源起動時、または動作時一定間隔にてこの導通検知部30の検出結果を確認する処理が実施される。これにより、ユーザ、又はサービスマン等が故意にラベルを剥がした際に、全てのラベル検出ピン50がオープンとなるため、液晶テレビ10側にてラベルが剥がされたことを認識することが可能となる。そして、モデルラベル70が剥がされた際の処理として、電源起動時、又は動作時に、新たに国選択を再設定できるように、国選択画面を表示する。
また、モデルラベル70が剥がされた際の処理として、電源起動時、又は動作時に、新たに国選択を再設定できるように、これらラベル検出ピン50の組合わせにより、どの国が選択されるのか、張り付け方法及び国選択の組み合わせを図9で示したような画面表示にて説明する機能を有してもよい。本機能により、説明に従い、モデルラベル70を再度貼り付けすることにより、ユーザ又はサービスマン等により、新たな国設定を容易に実施することが可能となる。
B.ユーザ設定により、設定からの復帰モードを個別に設ける形態:
(1)モデルラベル70を剥がさなくても、再度国設定が切り替えられるように、メニュー内に設定を設ける。
(2)図10に示すように、モデルラベル70のラベル検出ピン50の中で、検出を優先する、という設定ピン59y、59zを設けておき、この部分のみ剥がせるようなモデルラベル70の形状としておく。ここでは、モデルラベル70は、図10等に示した構成に対して、下側の領域に新たに導電の領域72xが選択的に分離可能(剥がすことが可能に)に設けられている。この「検出優先ピン(設定ピン59y、59z)」のピンショートが剥がされることにより、電源起動時に国選択画面が表示される。
(3)電源起動時に、USB端子に接続されたUSBメモリ内のデータを読み込み、データ内に特定の設定クリア用データが入っていた場合には、国設定がクリアされ、国選択画面が表示される。
本実施形態を導入することで、ユーザが液晶テレビ10を購入した後、または流通経路の変更により使用国が変更になった際に、容易に設定を変更することが可能となり、第1及び第2の実施形態において説明した、仕向け自動設定の設定方法に自由度を持たせることができる。
なお、上述の実施形態では、ラベル検出ピン50により設定する対象を国選択としているが、これに限る趣旨ではなく、その他に例えば、ユーザーモード(通常に用いられるモード)と、店頭モード(いわゆる店頭デモンストレーションモード)の切り替えに利用することとしてもよい。その場合、ラベル検出ピン50を導通させる手段としてモデルラベル70を利用しているが、店頭にて頻繁に使用される、POPラベルを利用してもよい。上記ユーザーモード、店頭モードの切り替えに対し、POPラベルを使用することにより、工場出荷時にはPOPラベルを貼り付けて出荷し、店頭展示時はPOPラベルを貼り付け、POPラベル裏側の導電部によりラベル検出ピン50をショートさせ、店頭モードとして動作する。店頭からユーザ宅に配荷される際には、店頭にてPOPラベルを廃止、又はユーザにPOPラベルを剥がすことを喚起し、POPラベルが剥がされ、検出ピンがオープンになることにより、ユーザーモードで動作する。
<第4の実施形態>
本実施形態では、モデルラベルに抵抗成分Rを有する構成となっている。
(1)液晶テレビ10の設計としては共通化設計を実施している事が多く、国・地域毎に安全規格や主使用言語が異なっている。そのため、安全マーク等が記載されるモデルラベル370cにおいては、各国の安全規格に基づいた表示内容になるため、各国毎に異なる種類のモデルラベル370を使用する必要がある。そこで、モデルラベル370cに抵抗値Rを持たせることで、仕向けを自動選択する機能を有することとする。
(2)生産ラインの最終工程で仕向け(販売国)に応じたモデルラベル370cをキャビネット92に貼り付けを実施している場合、モデルラベル370cに付加した抵抗値を仕向け毎に設定する。
(3)仕向け毎に抵抗値Rの異なったモデルラベルを貼り、液晶テレビ10の電源オン時にモデルラベル370cの抵抗値(ラベル抵抗RL(RA〜RD等))に応じた電圧等の特性変化をマイコン等の導通検知部30に判別させ、仕向けを自動設定することが可能となる。例えば、図11では4カ国向けのモデルラベル370(370ca〜370cd)を例示しており、オーストラリア向けのモデルラベル370caでは、抵抗値RAが設定されている。
このような構成を用いることで、ユーザが液晶テレビ10を購入した後、初回起動時に国選択をする手間が省ける。また、ユーザに複数の国・地域用に共通設計された商品であることが分かりにくくなり、ローカルフィット性を高める。
なお、図12は、モデルラベル検出回路のブロック図であり、図12(a)はハイサイド検出用の回路図で、図12(b)はローサイド検出用の回路図である。また、図13はラベル抵抗RLによる電圧変化及び仕向け例を示しており、図13(a)はハイサイド検出用、図13(b)はローサイド検出用である。
モデルラベル370cの裏側に、各仕向け地に対応する抵抗値RLを持たせ、ラベル貼付領域90に設けられている所定の二つのラベル検出ピン50(例えば、図中にてA,Bで表記するaピン51、bピン52)に接続する。上記二つのラベル検出ピン50(51、52)間の電圧等の変化を基板上に作成した検出回路(導通検知部30)で計測する。その電圧値から、予め導通検知部30(マイコン)の内部に記録されている各仕向け地に対応する抵抗値のテーブル(図13)を参照することで、貼りつけられたモデルラベル370の対応地域を判別することができる。
図14及び図15を参照して、モデルラベル370cへの抵抗値RLの実装方法を示す。図14はチップ素子抵抗を実装する場合を示し、図15はアキシャル抵抗を実装する場合を示している。
(1)モデルラベルに回路パターンを設け抵抗を実装する例:
図14(a)及び図15(a)に示すように、モデルラベル370cの背面に回路パターンを設け、各仕向け地に合わせた抵抗を付加する。図14(b)及び図15(b)は、A−B間(aピン51とbピン52間)を短絡することにより、図13に示すマレーシア向けの抵抗例を示している。同様に、RL1=RL2=R1とすると、並列接続である図14(c)及び図15(c)はRL=R1/2とタイ向けのラベル抵抗値を示し、直列接続である図14(d)及び図15(d)はRL=2×R1とオーストラリア向けの抵抗値を示す。
また、図16に示すように、モデルラベル370c上に接続用のホール374a、374bを設け、ここにメイン基板から伸ばした接続ピンであるラベル検出ピン50を挿入することで、モデルラベル370cと検出回路(導通検知部30)が接続される。このとき、抵抗372の厚み分だけモデルラベル370cの裏面に凹凸が生じ、キャビネット92に貼り付けできない可能性がある為、接着材料376を用いて平坦化を図ることとする。
<第5の実施形態>
(2)回路パターンの長さによりモデルラベルへ抵抗値を付加する例:
図17に回路パターンによるモデルラベル470への抵抗値実装の例を示す。回路パターンの抵抗値R(Ω)は、パターンに用いられる材料の抵抗率ρ(Ωm)、断面積S(m)、長さL(m)より、以下の式(1)で与えられる。
R=ρL/S......................................................式(1)
モデルラベル470の裏面に十分なスペース(例として幅100mm、縦50mm)を設け、そのスペースに0.1mm間隔でパターンを形成する。その際パターンを形成する銅箔の厚さ0.035mm、幅0.1mmと断面積を一定にすることで、式(1)よりパターン長をパラメータとする。限られた面積においてパターン長を可能な限り長くする方法は、図17(b)や図17(c)のようにジグザグにパターンを形成する方法や、渦巻状にパターンを形成する方法など様々なパターンを採用することができる。このとき、図12に示した抵抗R1を60Ωとすることで、図17(b)では、図13に示すタイ向けの抵抗値を示す。また、図17(c)では、同様にオーストラリア向けの抵抗値を示す。また、図17(a)の回路パターンの抵抗値は、抵抗R1と比較して十分に小さいことから、0Ω(短絡)と近似でき、マレーシア向けの抵抗値を示す。
<第6の実施形態>
(3)モデルラベル内部に抵抗材料を付加する例:
図18はモデルラベル570として抵抗材料(抵抗材料部572)を付加して構成した例であって、図18(a)はハイサイド検出用の回路であり、図18(b)はローサイド検出用の回路を示す。また、図19はモデルラベル570の抵抗材料による電圧変化及び仕向地の例を示しており、図19(a)はハイサイド検出用、図19(b)はローサイド検出用である。
モデルラベル570は、印刷部577(絶縁体)、抵抗材料部572、接着部578、電極部574a、574bからなる。このモデルラベル570をキャビネット92に貼ることで、基板からの接続ピン550a、550bと接触する。
抵抗材料部572の抵抗材料を変えることで、電圧の変化を基板上に作成した検出回路(導通検知部530)で計測する。ここでは、図19のように抵抗材料A〜Dを変化させることで仕向け設定を行う
導通検知部30は、入力される電圧値から、予め内部に記録されている図19に示すような各仕向け地に対応する抵抗値のテーブルを参照することで、貼りつけられたモデルラベル570の対応地域を判別することができる。
<第7の実施形態>
(4)モデルラベルの抵抗材料の面積を変える例:
上記(3)の例では、一定の面積で抵抗材料を変化させたが、ここでは、抵抗材料を1種類のみ使用し、図20に示す材料を付加する面積を変化させ、導通検知部530(マイコン)にかかる電圧値から、図21に示す予めマイコン内部に保管されている各仕向け地に対応する抵抗値のテーブルを参照することで、貼りつけられたモデルラベル570aの対応地域を判別することができる。
<第8の実施形態>
(5)モデルラベルに複数の抵抗成分を持たせる例:
図22(a)〜(c)に示すように、一つのモデルラベル670に複数の抵抗材料(例えば材料a、b、cの3種類)を持たせ、仕向け地ごとにモデルラベル670の貼り付け位置が、マレーシア向けでは貼付領域90の中央、タイ向けでは貼付領域90の左端、オーストラリア向けでは貼付領域90の右端というように指定されている。例えば、マレーシア向けの場合、材料bが検出ピンA、B(aピン51、bピン52)と接続し、マイコンにかかる電圧値から、例えば図23に示すような予めマイコン内部に記録されている各仕向け地に対応する抵抗値のテーブルを参照することで、貼りつけられたモデルラベル670の対応地域を判別することができる。
<第9の実施形態>
図24は本実施形態に係る液晶テレビ710の外観を示し、特に図24(a)は背面を示し、図24(b)は側面を内部状態を模式的にして示している。さらに、図25は、液晶テレビ710の機能ブロック図である。
図24に示すように、本実施形態の液晶テレビ710では、モデルラベル70を貼り付けるためのラベル貼付領域790に、複数のピン挿入穴760(760a〜760d)が設けられる。液晶テレビ710の内部に角度センサ750が配置され、ピン挿入穴760に挿入される仕向け設定用挿入ピン780(挿入部材)によって角度センサ750が所定の位置に移動される。移動後の角度センサ750の位置をセンサ検知部730が検知して、設定部40がその位置に応じた仕向地設定を行う。なお、センサ検知部730は、所定のマイコンによってその機能が実現され、単独で構成されてもよいし、他の機能と一緒に当該マイコンによって実現されてもよい。
図26〜図29を参照して詳細に説明する。図26は、ピン挿入穴760が設けられる領域の断面構造を模式的に示している。図27は、図26の構造において、仕向け設定用挿入ピン780が挿入された状態を模式的に示している。さらに、図28は仕向け設定用挿入ピン780が挿入される位置と仕向地の関係を示したテーブルを示している。さらにまた、図29は仕向地設定処理におけるフローチャートを示している。
主に図26及び図27に示すように、液晶テレビ710の背面94のキャビネットにおいて、ちょうどラベル貼付領域790に4つのピン挿入穴760が形成されている。具体的には、下から上に所定間隔でaピン挿入穴760a、bピン挿入穴760b、cピン挿入穴760c及びdピン挿入穴760dが一列に形成されている。
キャビネット内面には、ピン挿入穴760が形成される領域において、FPC(フレキシブルプリント基板)754が、上端部分で固定部752によって支持されて固定されている。固定部752は、dピン挿入穴760dよりも上に位置している。さらに、FPC754の下端は、aピン挿入穴760aよりも下に位置している。
そして、FPC754の下端近傍には、角度センサ750が設けられている。角度センサ750は三軸センサ(三次元角度センサ)である。図27に示すように、所定の仕向け設定用挿入ピン780が挿入されると、FPC754が仕向け設定用挿入ピン780の端部によって押され、角度センサ750がキャビネット内壁面から離間するように移動する。仕向け設定用挿入ピン780が挿入されるピン挿入穴760によって、角度センサ750の移動量、つまり離間距離が異なる。例えば、一番下のaピン挿入穴760aに挿入されたときには、一番短い離間距離Daとなる。仕向け設定用挿入ピン780が挿入されるピン挿入穴760の位置が上に行くにしたがい、離間距離が長くなり、一番上のdピン挿入穴760dでは一番長い離間距離Ddになる。なお、仕向け設定用挿入ピン780で押されてもFPC754は撓まないように補強されている。
離間距離によって角度センサ750の傾きが異なってくることから、センサ検知部730が角度センサ750の信号(X値、Y値、Z値)を取得し、離間距離を算出し、設定部40に通知する。設定部40は、図28に示す国設定テーブルを参照して設定すべき仕向地を決定する。例えば、ピン位置(ピン挿入穴760)がa(aピン挿入穴760a)の場合、離間距離Daであって仕向地がマレーシアである。ピン位置(ピン挿入穴760)がc(cピン挿入穴760c)の場合、離間距離Dcであって仕向地がオーストラリアである。
なお、ピン位置を検出するため角度センサ750の信号は、例えば常時にセンサ検知部730を構成するテレビ側のマイコンに入力されているため、電源起動時、または動作時一定間隔にてこの信号結果を確認するルーチンを実施することで、当該仕向地設定処理が実行される。これにより、ユーザ又はサービスマン等が故意にラベルを剥がした際に、センサ位置がデフォルト位置となるため、テレビ側にてモデルラベル70が剥がされたことを認識することが可能となる。この、モデルラベル70が剥がされた際の処理として、電源起動時、又は動作時に、新たに国選択を再設定できるように、国選択画面を表示する。
また、常にピン位置を検出し仕向け設定を実施する場合には、モデルラベル70をはがされた際の動作が不定となってしまうおそれがある。このため、生産工場の最終調整実施後出荷初期時のみ、ピン位置に応じた仕向け設定を実施してもよい。これは、製品確認完了後、完成品としてモデルラベル70、シリアルナンバー等を貼り付けるためである。
以上の構成による動作を図29のフローチャートを参照して纏めて説明する。
仕向地設定処理が開始されると、センサ検知部730は角度センサ750の3軸の信号(X値、Y値、Z値)を読み込む(S10)。
つづいて、設定部40がセンサ検知部730から上記X値、Y値、Z値を取得し、所定の基準値を比較して、角度を検出し、キャビネット92の内壁面からの距離Dを計算してピン位置を算出する(S12)。
ここで、算出したピン位置が正常値か否かを判断し(S14)、本来算出されないような値であれば異常であると判断し(S14のN)、異常である旨を表示等してユーザ又はサービス担当者に通知する(S16)。異常とは、例えば、設置状態が傾いていたりすることが想定される。
正常である場合(S14のY)、設定部40は図28に示した国設定テーブルを参照して、ピン位置に対応する仕向け国を決定し(S18)、決定した仕向け国に対応した各種設定(言語等)を液晶テレビ710に反映させる(S20)。
なお、上記構成の場合、ピン挿入穴760が4か所のため、デフォルト(ピン挿入無し)を含めて5カ国しか設定出来ない。そこで、ピンの長さを、複数種類用意し、ピン穴の間隔とピンの長さを適当に設定することで、同じ位置に角度センサ750が来ないようにすることで、より多くの仕向け設定が可能となる。
また、モデルラベル70が剥がされた場合には、サービス担当者が、容易にできるように、モデルラベル70の剥がされたことを検知する機能を設けると共に、各国設定向けのピン付け箇所説明が画面に表示されてもよい。サービス担当者は表示された説明に従い、モデルラベル70を再度貼り付けすることにより、新たな国設定が実施される。
<第10の実施形態>
図30は本実施形態に係る液晶テレビ710aの外観を示しており、特に図30(a)は背面を示し、図30(b)は側面を内部状態を模式的にして示している。第9の実施形態では、仕向け設定用挿入ピン780を挿入する構成について説明した。しかし、仕向け設定用挿入ピン780では、接触面が点になり、角度センサ750を乗せたFPC754などの場合、曲がり方にばらつきは生じる可能性がある。そこでFPC754との接触領域が面(極力広く)で接触できるようにする。
そこで本実施形態では、挿入部材として、仕向け設定用挿入ピン780ではなく、プラスチック等のスモールパーツで構成した仕向け設定用嵌合パーツ785をラベル貼付領域790aに設けた嵌合溝795に嵌合させることで角度センサ750の位置を所望の位置に設定する。なお、仕向け設定用嵌合パーツ785は、嵌合溝795に移動可能であって取り外しができないように構成され、サービス担当者が所望の位置に移動させるように構成されてもよいし、一旦取り外した上で所望の位置にはめ込むように構成されてもよい。
具体的には、仕向け設定用嵌合パーツ785は、正面視で十字状の形状であって、液晶テレビ710aに挿入される側(液晶テレビ710aにおいては正面側)の形状は、下側が広がる斜面となっている。つまり、側面視で台形形状の部材において、テレビ内部側の台形の脚が下側ほどテレビ奥側になっており、反対の脚は垂直になっている。そして、台形の垂直の脚の近傍部分に水平方向に延びるパーツが形成されている。
一方、ラベル貼付領域790aには、嵌合溝795が形成されており、仕向け設定用嵌合パーツ785が嵌合可能になっている。具体的には、縦方向の1本の溝に対して4本の水平の溝が等間隔で形成されている。水平の溝は下から順にa〜dの記号が対応づけられており、上述のピン位置a〜dに対応するようになっている。仕向け設定用嵌合パーツ785の水平パーツが4本のいずれかの溝に嵌まるように、仕向け設定用嵌合パーツ785が嵌合溝795に嵌合される。
図31が仕向け設定用嵌合パーツ785と嵌合溝795の嵌合状態と仕向地設定との関係を示している。例えば、仕向け設定用嵌合パーツ785の水平パーツが溝aにはめ込まれている場合、角度センサ750が第9の実施形態の図27で示した距離Daの位置になり、仕向地がマレーシアとなる。また、仕向け設定用嵌合パーツ785の水平パーツが溝cにはめ込まれている場合、角度センサ750が図27で示した距離Dcの位置になり、仕向地がオーストラリアとなる。
本実施形態によると、生産ライン上で振動などでもFPC754の曲がり方の変化を抑えることが可能になる。
なお、図32に示すように、仕向け設定用嵌合パーツ785を仕向地ごとに異なるパーツ785a〜785dが用いられてもよい。別パーツとすることで、FPC754との接触面を適切に設定することができる。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの
各構成要素の組み合わせ等にいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も
本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。例えば、第1の実施形態と第9の実施形態とを合わせて実現される構成としてもよい。
10、710、710a 液晶テレビ
11 チューナ
12 コンテンツ処理部
13 表示出力部
14 音声出力部
15 操作制御部
16 主制御部
30 導通検知部
40 設定部
50、150、250 ラベル検出ピン
51、151、251 aピン
52、152、252 bピン
53、153、253 cピン
54、154,254 dピン
55、155、255 eピン
56、156、256 fピン
57、257 gピン
58、258 hピン
70、70a、70b、170、170a、170b、270、370、370a、370b、370c、370ca〜cd、470、570、670 モデルラベル
72、172、272 導通部
90、190、290、390、790 ラベル貼付領域
92 キャビネット
94 背面
174、374 タブ
292 仕向地特定基準線
330 光量検知部
335 フォトセンサ
350 外光入射穴
351 a外光入射穴
352 b外光入射穴
353 c外光入射穴
354 d外光入射穴
376 接着材料
374a、374b ホール
574a、574b 電極部
730 センサ検知部
750 角度センサ
752 固定部
754 FPC
760 ピン挿入穴
760a aピン挿入穴
760b bピン挿入穴
760c cピン挿入穴
760d dピン挿入穴
780 仕向け設定用挿入ピン
785 仕向け設定用嵌合パーツ
785a〜785d パーツ
795 嵌合溝

Claims (3)

  1. 筐体において、ラベルが貼付される領域に設けられた複数の電極部と、
    前記ラベルの貼付面に設けられた導電パターンと、
    前記複数の電極部に接続され、前記ラベルが前記筐体に貼付され前記導電パターンによって導通された電極部の組み合わせを取得する導通検知部と、
    前記導通検知部の検知結果に応じた設定を行う設定部と、
    を備えることを特徴とする表示出力装置。
  2. 前記ラベルは、仕向地毎に異なるモデルラベルであって、
    前記設定部は、前記導通検知部の前記検知結果に応じて言語設定を行うことを特徴とする請求項1に記載の表示出力装置。
  3. 筐体内部において、移動可能に配置された角度センサと、
    ラベルが貼付される領域に形成された開口から挿入され前記角度センサの位置を移動させる挿入部材と、
    前記角度センサの位置を取得するセンサ検知部と、
    前記センサ検知部の検知結果に応じた設定を行う設定部と
    を備えることを特徴とする表示出力装置。
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