JPH05146561A - 電気かみそりの外刃フレーム着脱構造 - Google Patents

電気かみそりの外刃フレーム着脱構造

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JPH05146561A
JPH05146561A JP30956791A JP30956791A JPH05146561A JP H05146561 A JPH05146561 A JP H05146561A JP 30956791 A JP30956791 A JP 30956791A JP 30956791 A JP30956791 A JP 30956791A JP H05146561 A JPH05146561 A JP H05146561A
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cutter frame
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孝 米田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着脱釦と係合突起との間の摩耗をなくして本
体と外刃フレームとの間にがたつきを発生させない。 【構成】 本体に設けられて内刃が往復駆動される方向
にばね付勢された着脱釦2と、外刃を備えた外刃フレー
ムに設けられて着脱釦2との係合で本体に外刃フレーム
を取り付ける係合突起4と、外刃フレームに設けられて
着脱釦2の押し込みで着脱釦2と係合突起4との係合を
解除する押し釦5とからなる電気かみそりの外刃フレー
ム着脱構造において、係合突起4と着脱釦2とは内刃往
復方向と垂直をなすとともに互いに当接する当接面2
2,40を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は往復式の電気かみそりに
おける外刃フレーム着脱構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】往復式の電気かみそりの外刃フレーム着
脱構造において、特開昭61−385号公報に記載され
たものがある。これは図7及び図8に示すように、本体
1の側面にばね20による付勢で側方へ突出する着脱釦
2を設けるとともに、外刃フレーム61の内面に係合突
起4を突設して、着脱釦2の下面側傾斜面21と係合突
起4の上面側傾斜面41とを係合させることで、本体1
への外刃フレーム61の取り付けを行い、また外刃フレ
ーム61に設けた押し釦5を押すことで図8に示すよう
に着脱釦2をばね20に抗して押し込めば、着脱釦2と
係合突起4との係合が解除されて外刃フレーム61の上
方への取り外しを行うことができるようにしたものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来例に
おいては、着脱釦2のばね20による付勢方向が本体1
に設けられる内刃(図示せず)の往復駆動方向と同じに
なっている上に、着脱釦2と係合突起4との係合が互い
の傾斜面21,41でなされるようになっていたことか
ら、次のような問題を有している。
【0004】すなわち内刃の往復駆動を行った時、内刃
が接する外刃を備えた外刃フレーム61も内刃の往復方
向に揺さぶられるものであり、この時、着脱釦2にはど
うしても上下方向のがたつきがあることから、着脱釦2
と係合突起4との互いに係合している傾斜面21,41
同士が擦れ合って摩耗が生じ、削れてしまうものであ
り、このような摩耗が一旦生じたならば、着脱釦2と係
合突起4との間にはギャップが発生してさらにがたつき
が大きくなって摩耗が進行し、最後には上下左右方向に
がたつくとともに騒音が大きくなるとともに内刃と外刃
との間の相対的な振幅が減少して切れ味が悪くなってし
まう。
【0005】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは着脱釦と係合突起との
間の摩耗をなくして本体と外刃フレームとの間にがたつ
きを発生させることがない電気かみそりの外刃着脱構造
を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、本体
に設けられて内刃が往復駆動される方向にばね付勢され
た着脱釦と、外刃を備えた外刃フレームに設けられて着
脱釦との係合で本体に外刃フレームを取り付ける係合突
起と、外刃フレームに設けられて着脱釦の押し込みで着
脱釦と係合突起との係合を解除する押し釦とからなる電
気かみそりの外刃フレーム着脱構造において、係合突起
と着脱釦とは内刃往復方向と垂直をなすとともに互いに
当接する当接面を備えていることに特徴を有している。
【0007】本発明によれば、係合突起と着脱釦とは内
刃往復方向と垂直をなすとともに互いに当接する当接面
を備えているために、係合突起と着脱釦との互いの係合
面には内刃の往復方向の振動が作用しないものである。
【0008】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、図中7はモータ3の出力軸軸に接続された偏心軸
30の動きを往復運動に変換する駆動子であり、この駆
動子7から突設された筒状ブッシュ70の先端には、内
刃8が取り付けられているとともに、各筒状ブッシュ7
0内には内刃8を押し上げる押し上げばね72が納めら
れており、各内刃8はこの押し上げばね72による付勢
を受けて、本体1に外刃フレーム61及びキャリア60
を介して取り付けられた外刃6の内面に接触している。
図中の11は防塵ゴム、12は防塵ゴム押さえ板であ
る。図3は全体を示しており、図中18は電源スイッチ
釦である。
【0009】上記外刃フレーム61は、本体1に設けた
着脱釦2との係合により、本体1に取り付けられてい
る。ここにおける着脱釦2は、ばね20による付勢で側
方へ突出するようにされたもので、その先端下部には下
部傾斜面21とこれに続く垂直面22とを備えている。
一方、外刃フレーム61はその内面に、上記着脱釦2の
下部傾斜面21と係合して外刃フレーム61の本体1へ
の取り付けを行う係合突起4を備えるとともに、弾性を
備えて内方へと撓み自在となった押し釦5とを備えたも
ので、上面が着脱釦2における下部傾斜面21に係合す
る傾斜面となっている係合突起4は、その先端面に着脱
釦2における垂直面22に当接する垂直面40を備え
て、内刃8の往復方向と垂直をなす状態でこれら垂直面
22,40同士が当接する時、着脱釦2がばね20によ
る付勢に抗して少し押し込まれた状態となるようにされ
ている。
【0010】このものにおいて、内刃8の往復動に伴っ
て振動が生じても、着脱釦2と係合突起4とは内刃8の
往復方向と垂直な当接面の存在により、本体1に外刃フ
レーム61を止めている係合部である下部傾斜面21と
係合突起4との間に擦れ合いが生じることはなく、従っ
て係合部において摩耗が生じることもない。これは上述
のように、垂直面22,40同士が当接する時、着脱釦
2がばね20による付勢に抗して少し押し込まれた状態
となるようにしているために、確実になされる。なお、
このような着脱釦2がわずかに押し込まれた状態になる
ようにすることは、装着感をよくすることにもつなが
る。上記当接面の面積は大きい方が単位面積あたりで受
ける圧力が小さくなって、変形することもないために好
ましい。
【0011】係合突起4の下方傾斜面42は外刃フレー
ム61を本体1に取り付ける時に着脱釦4の上部傾斜面
と係合して着脱釦2を押し込む作用を行うわけである
が、この下方傾斜面42はできるだけ緩やかな傾斜とし
ておくことが好ましい。外刃フレーム61の装着がスム
ーズとなるからである。着脱釦2を付勢するばね20の
軸線が着脱釦2先端の頂上部を通るようにしているの
は、ばね20の長さを大きくとることができるように、
またばね反力による着脱釦2の変形を少なくできるよう
にするためである。
【0012】図5及び図6は本体1正面に配された電源
スイッチ釦18の部分を示しており、図中19はロック
釦である。電源スイッチ釦18をスライドさせれば、こ
の電源スイッチ釦18に設けた突起部が接点ばね90を
押圧してこれを基板91上の接点部92に接触させるよ
うになっているのであるが、上記突起部と接点ばね90
との間には、防水膜93が配設されているとともに、防
水膜93における電源スイッチ釦18との接触部には摺
動摩擦による防水膜93の破れを防ぐための保護シート
94が本体1に固定されて取り付けられている。
【0013】ここにおける防水膜93は水は通さないが
空気は通す材料で形成されたものであり、スイッチ部の
防水を行うと同時に、空気を通すために内外の気圧差を
なくすとともに内蔵蓄電池の充電時に発生するガス抜き
を行うものともなっている。なお、保護シート94には
表面の滑りのよいものが使用されている。図中17は電
源スイッチ釦18のスライド時にクリック感を生じさせ
るためのクリックばねである。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明においては、係合突
起と着脱釦とは内刃往復方向と垂直をなすとともに互い
に当接する当接面を備えているために、係合突起と着脱
釦との互いの係合面には内刃の往復方向の振動が作用し
ないものであり、このために着脱釦と係合突起との係合
部における摩耗をなくすことができて、本体と外刃フレ
ームとの間にがたつきが生じることがないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の断面図である。
【図2】同上の押し釦の押し込み時の断面図である。
【図3】全体を示すもので、(a) は正面図、(b) は側面
図である。
【図4】係合突起及び押し釦の内面側を示す破断斜視図
である。
【図5】スイッチ部の断面図である。
【図6】スイッチ部の水平断面図である。
【図7】従来例の断面図である。
【図8】同上の押し釦の押し込み時の断面図である。
【符号の説明】
2 着脱釦 4 係合突起 5 押し釦 22 垂直面 40 垂直面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に設けられて内刃が往復駆動される
    方向にばね付勢された着脱釦と、外刃を備えた外刃フレ
    ームに設けられて着脱釦との係合で本体に外刃フレーム
    を取り付ける係合突起と、外刃フレームに設けられて着
    脱釦の押し込みで着脱釦と係合突起との係合を解除する
    押し釦とからなる電気かみそりの外刃フレーム着脱構造
    において、係合突起と着脱釦とは内刃往復方向と垂直を
    なすとともに互いに当接する当接面を備えていることを
    特徴とする電気かみそりの外刃フレーム着脱構造。
JP30956791A 1991-11-26 1991-11-26 電気かみそりの外刃フレーム着脱構造 Expired - Lifetime JP3336025B2 (ja)

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