JPH05146498A - 消臭装置及び消臭方法 - Google Patents

消臭装置及び消臭方法

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JPH05146498A
JPH05146498A JP3340245A JP34024591A JPH05146498A JP H05146498 A JPH05146498 A JP H05146498A JP 3340245 A JP3340245 A JP 3340245A JP 34024591 A JP34024591 A JP 34024591A JP H05146498 A JPH05146498 A JP H05146498A
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JP
Japan
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deodorant
liquid
deodorizing
air
blower
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JP3340245A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Suzuki
貴登志 鈴木
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Hayase & Co Kk
Original Assignee
Hayase & Co Kk
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Publication date
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 消臭剤の熱による変質を招くことなくその消
臭効果を充分引き出すことができ、また万一消臭剤の容
器内が空っぽになっても空炊することがなく、しかも単
位時間当たりの消臭剤の蒸発量を広い範囲で調整できる
消臭装置を得る。 【構成】 消臭剤の容器140から消臭液をバブリング
容器110内に導入し、該容器内で消臭剤の液中にポン
プ150からの圧縮空気を吹き込んで該消臭液をバブリ
ングにより蒸発させ、該蒸発させた消臭剤の蒸気を送風
ファン120により吹出し口104から外部に吹き出し
て室内の消臭を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は消臭装置及び消臭方法に
関し、特に液体の消臭剤を空気中に蒸発,発散(以下,
蒸散ともいう)させて消臭を行うものに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、一般家庭あるいは工場やビル
施設などのトイレや厨房などでは種々の消臭装置が利用
されているが、最近特に緑茶成分の消臭効果が注目され
ており、消臭装置にもこの緑茶成分を含む消臭液を居住
空間の雰囲気中に蒸散させて消臭を行うものがある。
【0003】図6はこのような緑茶成分を用いて消臭を
行う従来装置の一例を示す外観図、図7は該従来装置の
内部構造を示す一部破断正面図である。図において、1
0は消臭装置で、消臭装置本体11内に液体の消臭剤
(以下消臭液ともいう)21bを入れたカートリッジ式
の消臭液容器20を配置し、該容器20内の消臭液21
bを蒸散させて消臭を行うようになっている。
【0004】ここで上記消臭液容器20は半透明性のプ
ラスチック製容器であり、その上面中央部分には円筒状
の口部20aが容器本体と一体に形成されており、該口
部20aには耐熱ゴム等からなる絶縁性栓部材21が嵌
め込まれている。この栓部材21の中央部には部品貫通
孔21aが形成されており、該貫通孔21aには、上記
容器20内の消臭液21bを吸い上げるための吸上げ芯
22が挿入装着されている。またこの吸上げ芯22の上
端部には筒状の金属部材23が被せてあり、これは上記
消臭装置本体11側に装備された発熱体18からの熱に
より上記吸上げ芯22上部を加熱してその部分にある消
臭液を蒸発させるものである。
【0005】一方上記装置本体11はその中央部に、上
記消臭液容器20及びその上側の金属部材23を収納す
るための容器収納スペース11aが形成されており、ま
た該収納スペース11a内に上記容器20aを配置した
状態で、上記吸上げ芯22の上部の筒状金属部材23に
装置本体側の発熱体18が接触するようになっている。
そしてこの消臭装置本体11の上部には上記吸上げ芯2
2から蒸発した消臭剤の蒸気を装置外部に吹き出すため
の吹出し口14が形成されており、この吹出し口14は
装置本体内に搭載された送風装置(図示せず)の吹出側
と接続されている。上記装置本体11の下部前面には空
気を吸入するための吸入口13が形成されており、この
吸入口13は上記装置本体11内部で上記送風装置の吸
入側に接続されている。
【0006】また上記発熱体18への印加電流及び上記
送風装置のモータ駆動電流を設定する電流設定回路や装
置の稼働時間を設定するタイマー回路は図示していない
が、上記装置本体11の紙面右側部分に内蔵されてお
り、装置本体前面に配置した調整用つまみ16及び17
によりそれぞれの設定値を調整可能となっている。
【0007】ここで上記調整つまみ17は蒸散量を調整
するためのつまみであり、このつまみ17を調節するこ
とによって上記電流設定回路内の抵抗値が変化して上記
発熱体18の加熱電流や送風モータの駆動電流が変化し
て蒸散量の制御ができるようになっている。また16は
装置の運転時間等を設定するためのタイマつまみで、1
6a及び17aはそれぞれ上記各つまみ16,17の目
盛り板である。
【0008】さらに15は電源スイッチ、12は上記装
置本体11に上,下のヒンジ部材19a,19bによっ
て開閉可能に取付けられた蓋部材で、該蓋部材12の中
央部よりやや紙面左側寄りに、上記消臭液容器20内の
消臭液の液面レベルを見てその残量を確認するための残
量確認用窓12aが形成されており、また上記蓋部材1
2の、上記装置本体11の吸入口13の配設位置に対応
する位置には空気吸入用の開口12bが形成されてい
る。なお19は上記装置本体11の容器収納スペース1
1aの上側の部分に取付けられた磁石で、蓋部材12を
吸着してこれを閉じた状態に保持するものである。
【0009】次に上記消臭装置の動作を使用方法ととも
に説明する。この消臭装置は図6に示すように、例えば
トイレや台所などの壁Wに取付けて使用する。本装置1
0の運転に際しては、空炊きを防止するため消臭液容器
20内に十分な消臭液があることを確認してから電源ス
イッチ15を押圧操作して電源をオンする。すると図示
しない送風装置が駆動して、空気吸入口12bから装置
内部へ空気Yが吸い込まれ、上記吹出し口14より空気
Xが吹き出されると同時に、発熱体18への通電が開始
され、上記発熱体18が発熱して吸上げ芯22の金属部
材23が加熱される。その後しばらくして上記金属部材
23が所定の温度になると、これによって上記吸上げ芯
22の上部にある消臭液の蒸発が始まる。そしてこの蒸
発した消臭剤の蒸気は送風装置から吹き出される空気に
よって上記吹出し口14から外部に吹き出されて、トイ
レや台所等の部屋全域に広がっていく。
【0010】この様子は例えば図8(a) に示すように部
屋Rの壁面上部に消臭装置100を取りつけている場合
は、図に示すように消臭剤の成分が広がって、消臭装置
100に近い部分から順次消臭が行われていく。この消
臭のメカニズムについて以下簡単に説明する。
【0011】図8(b) は図8(a) の部屋Rのある部分A
を拡大して示している。図8(b) に示すように空気中に
漂っている臭いの成分Sの近傍に消臭成分(消臭剤の蒸
気)eが飛来すると、これらは上記臭いの成分Sの回り
で順次他の消臭成分eと連結してこれを取り囲み、最終
的に臭いの成分Sをその内部に包み込んだ包括体Eとな
る。これによって臭いの成分Sによる悪臭が完全に消さ
れることとなる。
【0012】なお上記消臭装置の運転に際しては、悪臭
の強弱の程度に応じて蒸散量を調整つまみ17で調整す
ることにより、消臭剤を無駄なく効果的に使用すること
ができ、またタイマーつまみ16を所定の時間に設定す
ることにより、決められた時間連続運転することができ
る。また上記消臭液容器20内の消臭剤の残量が少なく
なってきた場合には、運転を一旦停止した後、装置本体
11から消臭液容器20を取り外して上記吸上げ芯22
を新しい消臭液容器に付け替え、これを装置本体11に
装着すればよい。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の消臭装
置では、消臭剤の蒸発を発熱体18の熱により吸上げ芯
22を加熱することにより行っていたため、上記消臭液
容器20内の消臭剤が空っぽになってしまった場合、吸
上げ芯22を空炊きしてしまうこととなる。この場合吸
上げ芯22の温度が異常に高くなり、吸上げ芯22や装
置全体11が破損する恐れがあり、また最悪の場合は火
災につながるという危険性がある。
【0014】また消臭剤の蒸発をその加熱により行って
いるため、消臭剤が熱による変質してしまい、良好な消
臭効果を発揮することができなくなる場合もある。さら
に消臭剤は吸上げ芯22の上面の、狭い露出部分から蒸
発するだけであり、単位時間当たりの消臭剤の蒸発量は
その加熱温度を高くしたところでしれている。このため
室内の悪臭がひどく早急に消臭を行いたいような場合で
も、ある程度の時間を要するという問題点がある。
【0015】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、消臭剤の熱による変質を招くこ
となくその消臭効果を充分引き出すことができ、また万
一消臭剤の容器内が空っぽになっても空炊することがな
く、しかも単位時間当たりの消臭剤の蒸発量を広い範囲
で調整できる消臭装置を得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る消臭装置
は、液体の消臭剤の貯留タンクから消臭剤を蒸発器内に
導入し、該蒸発器内で消臭剤の液中に圧縮空気を吹き込
んで該消臭剤をバブリングにより蒸発させ、該蒸発させ
た消臭剤の蒸気を送風機からの送風により空気中に拡散
させるようにしたものである。
【0017】この発明に係る消臭装置は、液体の消臭剤
の貯留タンクから消臭剤を蒸発器内に導入し、該蒸発器
内で消臭剤の液体に超音波振動を印加して該消臭剤を蒸
発させ、該蒸発させた消臭剤の蒸気を送風機からの送風
により空気中に拡散させるようにしたものである。
【0018】この発明は上記消臭装置において、上記蒸
発器内に消臭液の液面レベルを検知する液面センサーを
設けるとともに、該液面センサーからの検知信号を受
け、上記蒸発器内での消臭液の液面レベルが所定の高さ
位置より低下した時、上記蒸発器への圧縮空気の吹込み
あるいは蒸発器内での超音波振動の発生と、送風機の送
風とを停止する動作停止回路を備えたものである。
【0019】この発明は上記消臭装置において、上記蒸
発器への圧縮空気の吹込み量、あるいは上記蒸発器内で
発生する超音波振動の大きさを調整するための調整回路
を備えたものである。
【0020】この発明は上記消臭装置において、上記送
風機の送風量を調整するための調整回路を備えたもので
ある。
【0021】この発明は上記消臭装置において、上記圧
縮空気の吹込み量あるいは上記消臭液へ印加する超音波
振動の大きさの調整と、上記送風機の送風量の調整とを
連動させて行うよう構成した調整回路を備えたものであ
る。
【0022】この発明は上記消臭装置において、上記貯
留タンク、蒸発器、送風機、および上記調整回路及び動
作停止回路を有する制御装置を1つのケース内に収納し
たものである。
【0023】この発明は上記消臭装置において、消臭剤
として、アルコールを抽出溶媒として茶葉,例えば緑茶
から熱抽出した緑茶エキスを含む消臭液を用いるように
したものである。
【0024】この発明に係る消臭方法は、消臭剤の液中
に圧縮空気を吹き込んで該消臭剤をバブリングすること
により蒸発させ、該蒸発させた消臭剤の蒸気が空気中に
拡散するよう送風を行って、消臭液の蒸散によって消臭
を行うものである。
【0025】この発明に係る消臭方法は、消臭剤の液体
に超音波振動を印加して該消臭剤を蒸発させて消臭液の
蒸散を行うものである。
【0026】またこの発明は上記消臭方法において、該
蒸発させた消臭剤の蒸気が空気中に拡散するよう送風を
行うものである。
【0027】
【作用】この発明においては、液体の消臭剤の蒸発を、
該消臭液をバブリングすることにより、あるいは該消臭
液に超音波振動を印加することにより行うようにしたか
ら、従来装置のような加熱による蒸発とは違って、消臭
剤の熱による変質を招くことなくその消臭効果を充分引
き出すことができる。また発熱体を用いないので、装置
内の消臭剤が空っぽになっても従来装置のように吸上げ
芯を空炊きすることはなく、このため装置本体の加熱に
よる破損や火災などの危険性がない。さらに上記バブリ
ングあるいは超音波振動による蒸発では、消臭剤の蒸気
はその液面のみではなく、消臭液の内部からも生ずるこ
ととなり、液体中に送り込む空気の量あるいは消臭液に
印加する超音波振動の大きさを調整することにより、単
位時間当たりの蒸発量を広い範囲で調整することができ
る。
【0028】また、上記蒸発器内に、消臭液の液面レベ
ルを検出するセンサーを設け、この検出信号に基づいて
上記液面レベルが所定レベル以下となった時上記圧縮空
気の吹込みあるいは超音波振動の発生、及び送風機の送
風を停止するようにしたので、消臭液が空っぽになった
後の無駄な電力消費を防止でき、また超音波振動子の過
熱による弊害を防止できる。
【0029】また、上記圧縮空気の吹込み量や超音波振
動の大きさ、あるいは送風機の送風量を調整するための
調整回路を設けたので、悪臭の程度に応じて消臭液の蒸
散量を調整することができ、また上記吸込み量や超音波
振動の大きさと送風量とが連動して変化するようにする
ことにより、蒸散量の調整が簡単になる。
【0030】また、消臭剤の貯溜タンク、蒸発器、送風
機、さらには上記調整回路や動作停止回路を有する制御
装置等を構成する部品を1つのケース内に組み込んでい
るので、小型かつコンパクトで、特に一般家庭等での取
扱が非常に簡単な消臭装置が得られる。
【0031】また消臭剤には緑茶抽出物を主成分とする
溶液を用いているため、空気中に浮遊している悪臭成分
は消臭剤の成分によって包み込むまれることとなり、悪
臭を完全に消臭することができる。
【0032】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1は本発明の一実施例による消臭装置を説明する
ための外観斜視図、図2は該消臭装置本体の内部構造を
説明するための一部破断正面図、図3は上記消臭装置の
正面左側からみた側面断面図である。図において、10
0はトイレや台所等の壁に取付けられた消臭装置で、そ
の消臭装置本体100aの前面には上下のヒンジ部材1
09a,109bにより開閉可能に蓋部材102が取付
けられており、該蓋部材102には従来装置と同様消臭
液の残量を確認するための残量確認用窓102aが形成
されている。
【0033】ここで上記装置本体100aは、その直方
体形状の筐体101の内部を複数の部品配置スペース1
01a〜101gに仕切って、各部品配置スペースに、
消臭液を貯留する貯溜容器、上記消臭液をバブリングに
より蒸発させるバブリング蒸発器、該蒸発させた消臭剤
の蒸気を空気中に拡散させるよう送風を行う送風機等を
構成する部品を収納してある。
【0034】すなわち、上記筐体101の上部の1つの
隅のスペース101cには送風機の駆動モータ130が
支持部材101c1 を介して固定されている。またこの
モータ配置スペース101cの隣の横長のスペース10
1aには外形筒状のファン120が回転自在に取付けら
れており、該ファン120の中心軸123の一端は連結
部材132を介して上記モータ130の回転軸131に
直結され、また他端側は上記筐体101の天井面に取付
けられた軸受け部材101a1 に支持されている。なお
上記ファン120は、左右のリング状部材121間にそ
の全周に渡って帯状薄板122を複数取付け、上記左右
のリング状部材121をスポーク部材124により中心
軸123に固定してなるものである。また上記ファン配
置スペース101aの外壁面には空気吸入口103が形
成されている。なおここでは図示していないが、該空気
吸入口103の内側には、活性炭等を有するフィルター
を取付けてもよい。
【0035】また上記ファン配置スペース101a下側
の筐体中央のスペース101fには、消臭液を入れた消
臭剤容器140が配置されている。この消臭剤容器14
0は上面部にネジ式の口部140aが形成され、該口部
140aには、上面に可撓性の弁体141aにより開閉
可能な開口を有する蓋部材141が螺合されている。ま
たこの容器140の胴体部分の側面には線状溝140b
が形成されており、該容器140は上記スペース101
f内に配置した状態で、上記スペース101fの両内側
面に形成した線状突起101f1 と上記容器140の線
状溝140bとが嵌合して固定されるようになってい
る。なおこのスペース101fの上部両側には蓋部材1
02を吸着して閉じた状態に保持する蓋部材保持用磁石
108が取付けられている。
【0036】また上記容器配置スペース101f下側の
スペース101eには上記消臭剤容器140から消臭液
300を取り出すための取出容器160が配置されてい
る。この取出容器160は外形逆円錐台形状の皿状の容
器で、その底面中央部には上記消臭剤容器140の蓋部
材141の弁体141aを押し上げて蓋部材141の開
口を開くための押上げピン163が配設されている。ま
たこの取出容器160はその容器収容スペース101e
の天井部分101e1 と底面部分とに挟持されて保持さ
れ、上部開口周縁のフランジ160a部分が容器全周に
渡って上記スペース101eの天井部分101e1 と密
着するようになっており、上記天井部分101e1 に形
成した空気抜き用孔101e2 にはスポンジ部材101
3 が嵌め込まれている。これによって上記消臭液容器
140から取出容器160内へ消臭液を流し出すことが
でき、しかも装置本体が傾いた時に消臭液が上記取出容
器160から溢れ出すのを防止できるようになってい
る。また上記取出容器160の下端部にはニップル部1
61が形成されており、該ニップル部先端にはゴム製ホ
ース162が接続されている。
【0037】さらに上記収容スペース101a及び10
1eの隣のスペース101bには、消臭液のバブリング
を行うためのバブリング容器110が配置されており、
この容器110も上記消臭剤容器140と同様その側面
には線状溝110aが形成されており、上記スペース1
01bに収容した状態では、上記線状溝110a内に該
スペース101b側面に形成された線状突起101b1
が嵌合して容器が固定されるようになっている。なお、
このバブリング容器110及び上記取出容器160は装
置本体100aの筐体101裏面に形成した開口部10
0bから取り出すことができ、この開口部100bに
は、上端部及び下端部にそれぞれ上記開口周縁部と係合
する係止フック170a及び係止片170bを有する裏
面蓋170が装着されている。
【0038】そして上記バブリング容器110の本体1
11の底面部には、液中にて空気を送り込まれることに
より各部から気泡を発生する多孔質性部材114が配置
されており、また上記容器本体111の上端開口部分に
は蓋部材112が嵌合装着されている。この蓋部材11
2はその周縁部112aが上記容器本体111の上端周
縁部と嵌合する形状に形成されており、中央部には筒状
の口部112dを有し、該口部112dには、装置本体
が傾いた時に消臭液が溢れ出すのを防止するためスポン
ジ部材113が嵌め込まれている。また上記口部112
dの内面の、上記スポンジ部材113の上,下端面側に
は、該部材113を位置決めするためのリング状突起1
12b,112cが形成されている。
【0039】一方、上記スペース101bと反対側の側
部には上下に2つのスペース101g及び101dが形
成されており、下側のスペース101dの底面上には、
上記バブリング容器110の多孔質性部材114へ空気
を圧送するポンプ150がゴム製シート101d1 を介
して配置されており、上記ポンプ150の下端部には圧
縮空気を吹出す吹出ノズル151が形成されている。該
ノズル151にはゴム管152の一端が接続され、該ゴ
ム管152の他端側は、上記多孔質性部材114からバ
ブリング容器壁面を貫通して引き出されたニップル部1
10bに接続されている(図3参照)。
【0040】また上側のスペース101gには、該ポン
プ150によってバブリング容器110に送り込む空気
量と、上記送風機の駆動モータ130の回転数と連動さ
せて調整する機能を有する制御装置180がゴム製部材
101c1 に支持されて配置されている。この制御装置
180は蒸散量の調整つまみ107とタイマーつまみ1
06とを有しており、上記蒸散量の調節つまみ107が
調節されることによって、上記ポンプ150及び送風機
のモータの駆動電流を連動させて変化させ、空気中に拡
散される消臭剤の蒸気の量を調整できるようになってい
る。
【0041】ここで上記制御装置180の連動調整を行
うための回路構成を図4を用いて簡単に説明する。図中
190は家庭用の交流電源で、上記送風機の駆動モータ
130及び空気圧送ポンプ150はそれぞれ可変抵抗器
130a及び150aを介して上記交流電源190に接
続されており、これらの可変抵抗器の可動接点130a
1 ,150a1 が上記蒸散量調整つまみ107の回動軸
に連結されている。これによって、上記つまみ107を
回動操作することによりバブリング容器110に吹込む
空気量と上記送風機の送風量とが連動して変化して、蒸
散量が変化することとなる。
【0042】また上記制御装置180には従来装置と同
様タイマー機能が内蔵されており、該機能は上記タイマ
ー用つまみ106によって調整できるようになってい
る。なおこの実施例の装置では電源オン,オフボタン1
05は従来装置に比べてやや中央寄りに配置してある。
【0043】次に動作及びその使用方法について説明す
る。本装置も従来装置と同様、一般家庭の台所やトイレ
などの消臭を行うものであり、部屋の壁Wなどに取付け
て用いる。
【0044】従来装置の場合と同様、消臭液の残量の確
認後、電源スイッチ105を押圧操作して電源をオンす
ると、上記圧縮ポンプ150及び送風用モータ130が
駆動する。この時バブリング容器110内には消臭液が
消臭剤容器140から導入されているので、該バブリン
グ容器110内では直ちにその底面の多孔質性部材14
0から気泡が発生して消臭液のバブリングが行われるこ
ととなる。これによって気化された消臭剤は上記バブリ
ング容器110の蓋部材112のスポンジ部材113を
通ってその上側スペース101aに入る。このとき上記
送風ファン120によって外部空気Xがその吸入開口1
03を通して送風ファン側に吸い込まれており、上記消
臭剤の蒸気Zもこの空気の流れにのってファン120内
に吸い込まれ、消臭剤の蒸気を含む空気Yがファン12
0の前面の吹出し口104から外部に放出される。この
ようにして消臭液の蒸気が台所等の部屋全域に蒸散され
て室内の消臭が行われる。この消臭のメカニズムについ
ては従来装置と同様であるのでここでは省略する。
【0045】また消臭装置運転中の消臭能力の調整は、
上記制御装置180の蒸散量調整つまみ107を蒸散量
増大側あるいは減少側に回動操作することにより行う。
つまり上記調整つまみ107の回動により上記可変抵抗
器130a及び150aの可動接点130a1 及び15
0a1 が連動して摺動し、これによって上記抵抗器の抵
抗値が変化し、これにより送風モータの回転数,圧送ポ
ンプの空気圧送量が連動して変化し、この結果蒸散量の
調整が行われる。なおタイマーつまみ106の操作は従
来装置と同様であるので、その説明は省略する。
【0046】また消臭剤容器140内の消臭液の残量が
少なくなった場合には、該容器140を装置本体101
aの筐体101内から引き出し、その蓋部材141を消
臭液が入った新しい容器に付け替えてこれを装置本体内
に装着する。
【0047】このように本実施例では、消臭液300の
蒸発を、消臭剤容器140内の消臭液をバブリング容器
110内に導入しここでその消臭液中に空気を送り込ん
でバブリングして行うようにしたので、従来装置のよう
な加熱による蒸発とは違って、消臭剤の熱による変質を
招くことなくその消臭効果を充分引き出すことができ
る。また消費電力も加熱により消臭液の蒸発を行うもの
に比べて大きく低減することができる。
【0048】また発熱体を用いないので、装置100a
内の消臭液が空っぽになっても従来装置のように吸上げ
芯を空炊きすることはなく、このため装置本体の加熱に
よる破損や火災などの危険性がない。これは従来の装置
では加熱による破損等を防止するためには、消臭液の液
面を検出して消臭液の残量が少なくなった時には加熱を
停止する回路構成が必要であるのに対し、このような回
路構成が不要で装置の製造コスト等の点で有利であると
も言える。さらに上記バブリングによる蒸発では、消臭
剤の蒸気はその液面のみではなく、消臭液の内部からも
生ずることとなり、液体中に送り込む空気の量を調整す
ることにより、単位時間当たりの蒸発量を広い範囲で調
整することができる。
【0049】また、1つの調整つまみ107によりバブ
リング容器110への圧縮空気の吹込み量と送風ファン
120の送風量とを連動して調整する調整回路を制御装
置180に搭載したので、消臭液の蒸散量の調整を簡単
に行うことができる。
【0050】また消臭剤容器140、バブリング容器1
10、圧縮ポンプ150、送風ファン120やその駆動
モータ130、さらに上記ポンプ150やモータ130
の駆動電流を制御する制御装置等を1つの筐体101内
に組み込んでいるので、小型かつコンパクトで、特に一
般家庭等での取扱が非常に簡単な消臭装置が得られる。
【0051】また消臭剤300には緑茶抽出物を主成分
とする溶液を用いているため、空気中に浮遊している悪
臭成分sは消臭剤の成分eによって包み込むまれること
となり、悪臭を完全に消臭することができる。
【0052】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。図5は本発明の第2の実施例を説明するための図で
あり、この消臭装置は上記実施例の壁かけ式に変えて、
消臭を行う部屋の隅に配置する床面配置式としたもので
ある。図において200はこの実施例の消臭装置で、装
置本体200aの上面に消臭剤の蒸気の吹出し口204
が設けられており、また蒸散量の調整用つまみやタイマ
ーつまみなども装置本体の上面に配置されており、さら
にこの装置本体200の上面には上記消臭剤容器を出し
入れするための開口が形成されている。このため本装置
では上記つまみや消臭剤容器の出入れ用開口をカバーす
る蓋部材も装置本体上面に取付けられている。
【0053】また装置本体内部での各構成部品の配置は
圧縮ポンプ及び送風モータの調整等をする制御装置が筐
体内の上部に配置変更されている点を除き、上記第1実
施例のものとほぼ同一である。このような構成の第2の
実施例においても上記実施例と同様の効果がある。
【0054】なお、上記各実施例では、上記制御装置1
80の蒸散量調整回路として、蒸散量調整つまみ170
の回動操作によりバブリング容器110への圧縮空気の
吹込み量と送風ファン120の送風量とが連動して変化
するよう構成したものを示したが、これは上記吹込み量
の調整を行う調整回路と、送風量の調整を行う調整回路
とを独立して構成し、それぞれの別々の調節つまみによ
り調整を行うようにしてもよい。
【0055】また上記説明では、消臭装置として消臭液
の蒸発をバブリングにより行うものについて示したが、
消臭液の蒸発の方法はこれに限るものではなく、熱源を
用いないものであればよく、例えば消臭液を超音波振動
により蒸発させるようにしてもよい。
【0056】以下このような構成の本発明の第3の実施
例について説明する。図9及び図10は本実施例を説明
するための図であり、図9は制御装置の回路構成を、図
10は蒸発容器の内部の構成を示している。この装置は
上記第1実施例の装置において、消臭液の蒸発を行う容
器111内に、バブリングのための多孔質性部材に代え
て、容器内の消臭液に超音波振動を印加する超音波振動
子250を配置するとともに、上記容器111内面の所
定の高さ位置に消臭液の液面を検出する液面センサー2
70を取付け、該センサーからの信号に応じて超音波振
動子250及び送風用モータ130をオン・オフ制御す
るようにしたもので、その他の点は上記第1実施例と同
様である。
【0057】ここで、上記超音波振動子250は、筐体
251内に交流電圧の印加により振動して超音波振動を
発生する振動片252を収容し、上記振動片253から
電圧印加用導線253を引き出してなるものであり、ま
た上記液面センサー270については内部構造は図示し
ていないが、これは液面の上下によって上下動する浮き
部材の動きに基づいてスイッチの接点が開閉するように
したものである。
【0058】またこの実施例では、制御装置180の回
路構成は図9に示すように、交流電源190と可変抵抗
器150aとの間に第1実施例のポンプ150の代わり
に超音波振動子250を接続し、上記蒸散量の調節つま
み107が調節されることによって、上記超音波振動子
250への印加電流及び送風機のモータの駆動電流を連
動させて変化させ、空気中に拡散される消臭剤の蒸気の
量を調整できるようにし、かつ交流電源190と送風モ
ータ130及び超音波振動子250との間にスイッチ2
60を配置し、上記液面センサー260からの液面検知
信号に基づいて上記スイッチ270を開閉制御するよう
になっている。ここでは蒸発容器111内の液面が上記
液面センサー260の上側にある場合は、上記スイッチ
270が閉じ、液面が下側にある場合は上記スイッチ2
70が開くようにしている。
【0059】このように本実施例では、消臭液の蒸発を
蒸発容器内に配置した超音波振動子250への交流電圧
の印加により行うようにしたので、バブリングにより蒸
発を行うためのポンプが不要となり、上記第1実施例に
比べて消臭装置の構造の簡略化を図ることができ、また
この構造の簡略化によりメンテナンス作業が容易になる
という効果がある。また超音波振動による蒸発ではバブ
リングによる蒸発に比べてさらに単位時間当たりの蒸発
量を増大でき、大型の消臭装置にはきわめて有効であ
る。
【0060】またこの実施例では、蒸発容器111内で
の消臭液の液面レベルを検出するセンサー160を設
け、この検出信号に基づいて上記超音波振動子250及
び送風モータ130の駆動電流をオン・オフするように
したので、空炊きを防止して超音波振動子の過熱による
弊害を防止できる効果もあり、その他上記第1実施例装
置の効果、つまり蒸散量の調整が簡単である、装置本体
を小型かつコンパクトにできる、悪臭を完全に消臭する
ことができる等の効果を有することは言うまでもない。
なお上記第1実施例の消臭装置ではこのような消臭液の
液面レベルに応じて装置の動作を停止する機能は必ずし
も必要ではないが、この機能を搭載することにより、蒸
発容器内の消臭液が空っぽになった後の無駄な電力消費
を防止できることとなる。
【0061】図11は本発明の第4の実施例による消臭
装置を示す図であり、この装置は超音波振動により消臭
液の蒸発を行う上記第3実施例の消臭装置において、消
臭剤容器140及び蒸発容器110の配置を左右逆に
し、送風機のファンを外形筒状のものに代えて、一般的
な換気扇タイプの送風機330を用いたものである。
【0062】すなわち、上記第3実施例装置のファン配
置スペースとファン駆動モータの配置スペースとの間の
仕切りを取り除いて1つの横長のスペース301aを形
成し、その外側壁の、上記消臭剤容器140から遠い方
の壁面に空気吸入口303を形成し、該空気吸入口30
3の内面側に活性炭等を有する空気フィルター340を
接着テープ340により取付け、この空気フィルター3
40のさらに内側に上記送風機330を配置している。
この送風機330は、駆動モータ330bがステー部材
330aを介して上記配置スペース301aの周壁に固
定されており、該モータ330bの回転軸332に複数
の羽根331aを有するスクリュー式のファン331を
固着した構造となっている。
【0063】また上記配置スペース301a周壁の装置
前面側の、上記消臭剤容器140上方に位置する部分に
は、蒸発した消臭剤を吸入空気とともに吹き出す吹出し
口304が形成されており、また上記送風機330の配
置部分からこの吹出し口304の配置部分にかけて上記
配置スペース301aの下面がせり上がっており、これ
によって吸入された空気の流束を絞って、上記吹出し口
304から吹き出される空気流の流速が大きくなるよう
にしている。なおこの実施例装置では、電源スイッチ3
05は蒸散量の調整つまみ107の下側に配置してい
る。そしてその他の構成及び動作については上記第3実
施例と同一であるので、その説明は省略する。
【0064】このような構成の第4の実施例装置では、
上記送風ファン330を空気送風通路となっているスペ
ース301aの、消臭液の蒸発容器110の蒸気排気口
112dより上流側の位置に配置しているので、上記各
実施例のように送風ファン331が蒸発された消臭剤に
晒されることはなく、該ファンに消臭液が付着してこれ
が汚れたり、また該ファンに付着した消臭液の蒸気が凝
結して装置内部に落下して溜まったりすることがない。
このため蒸散量の多い大型の消臭装置、具体的には超音
波振動により消臭液の蒸発を行う装置では、本実施例装
置の構造はきわめて有効である。
【0065】なお、上記第3,第4の実施例では、上記
超音波振動の大きさの調整と送風量の調整とを1つの蒸
散量調整つまみにより連動させて行っているが、これは
別々のつまみを設けて独立した調整回路により行うよう
にしてもよい。
【0066】また、上記各実施例では一般家庭用のトイ
レや台所などの消臭を行うコンパクトな消臭装置につい
て示したが、本発明の基本的原理は工場やビルなどの消
臭を行う大規模な消臭装置にも利用することができる。
【0067】例えば上記各実施例では消臭液の貯留容器
や蒸発器、さらに気化した消臭剤の蒸気を送り出す送風
装置などをその筐体内にコンパクトにまとめて配置した
が、これらを独立に配置して配管などで接続することに
よって大規模な消臭装置を実現することができる。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明に係る消臭装置によ
れば、液体の消臭剤の蒸発を、該消臭液をバブリングす
ることにより、あるいは該消臭液に超音波振動を印加す
ることにより行うようにしたので、従来装置のような加
熱による蒸発とは違って、消臭剤の熱による変質を招く
ことなくその消臭効果を充分引き出すことができ、また
発熱体を用いないので、装置内の消臭剤が空っぽになっ
ても従来装置のように吸上げ芯を空炊きすることはな
く、このため装置本体の加熱による破損や火災などの危
険性がないという効果がある。さらに上記バブリングあ
るいは超音波振動による蒸発では、消臭剤の蒸気はその
液面のみではなく、消臭液の内部からも生ずることとな
り、液体中に送り込む空気の量を調整することにより、
単位時間当たりの蒸発量を広い範囲で調整することがで
きる効果もある。
【0069】また、上記圧縮空気の吹込み量や超音波振
動の大きさ、あるいは送風機の送風量を調整するための
調整回路を設けたので、悪臭の程度に応じて消臭液の蒸
散量を調整することができ、また上記吸込み量や超音波
振動の大きさと送風量とが連動して変化するようにする
ことにより、蒸散量の調整が簡単になるという効果があ
る。
【0070】また、上記蒸発器内に、消臭液の液面レベ
ルを検出するセンサーを設け、この検出信号に基づいて
上記液面レベルが所定レベル以下となった時上記圧縮空
気の吹込みあるいは超音波振動の発生、及び送風機の送
風を停止するようにしたので、消臭液が空っぽになった
後の無駄な電力消費を防止でき、また超音波振動子の過
熱による弊害を防止することができる効果がある。
【0071】また、消臭剤の貯溜タンク、蒸発器や送風
装置などの装置を構成する部品を1つのケース内に組み
込んでいるので、小型かつコンパクトで、特に一般家庭
等での取扱が非常に簡単な消臭装置が得られる。
【0072】さらに、消臭剤には緑茶抽出物を主成分と
する溶液を用いているため、空気中に浮遊している悪臭
成分は消臭剤の成分によって包み込むまれることとな
り、悪臭を完全に消臭することができる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による消臭装置を説明す
るための外観斜視図である。
【図2】上記消臭装置本体の内部構造を説明するための
一部破断正面図である。
【図3】上記消臭装置の正面左側からみた側面断面図で
ある。
【図4】上記消臭装置に搭載した制御装置の蒸散量調整
を行う調整回路を示す模式的な回路構成図である。
【図5】本発明の第2の実施例による消臭装置を説明す
るための外観図である。
【図6】従来の消臭装置を説明するための外観斜視図で
ある。
【図7】上記消臭装置本体の内部構造を説明するための
一部破断正面図である。
【図8】上記蒸散された消臭成分による消臭のメカニズ
ムを説明するための図である。
【図9】本発明の第3の実施例による、超音波振動を利
用した消臭装置の蒸散量調整回路を模式的に示す図てあ
る。
【図10】上記第3実施例装置における蒸発容器内部の
超音波振動子及び液面センサーを示す図である。
【図11】本発明の第4の実施例による消臭装置を示す
一部破断正面図である。
【符号の説明】
100,200 消臭装置 100a,200a 消臭装置本体 101 筐体 102,202 蓋部材 103,303 空気吸入口 104,304 吹出口 105,305 電源スイッチ 120 331 送風ファン 130,330 送風ファン駆動モータ 111 バブリング容器 114 多孔質性部材 140 消臭液容器 160 取出部材 150 圧縮空気発生ポンプ 106 タイマーつまみ 107 蒸散量調整つまみ 103,203 空気取り入れ口 104,204 空気吹き出し口 250 超音波振動子 260 液面センサー 270 動作停止スイッチ 340 空気フィルター

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体の消臭剤を空気中に蒸発,発散させ
    て消臭を行う消臭装置において、 上記液体の消臭剤を貯留する貯留タンクと、 該貯溜タンクからその内部に導入された上記消臭剤の液
    中に圧縮空気を吹き込んで該消臭剤をバブリングするこ
    とにより蒸発させる蒸発器と、 該蒸発させた消臭剤の蒸気を空気中に拡散させるよう送
    風を行う送風機とを備えたことを特徴とする消臭装置。
  2. 【請求項2】 液体の消臭剤を空気中に蒸発,発散させ
    て消臭を行う消臭装置において、 上記液体の消臭剤を貯留する貯留タンクと、 該貯溜タンクからその内部に導入された上記消臭剤の液
    体に超音波振動を印加して該消臭剤の液体を蒸発させる
    蒸発器と、 該蒸発させた消臭剤の蒸気を空気中に拡散させるよう送
    風を行う送風機とを備えたことを特徴とする消臭装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の消臭装置において、 上記蒸発器内に消臭剤の液面レベルを検知する液面セン
    サーを設けるとともに、該液面センサーからの検知信号
    を受け、上記蒸発器での消臭剤の液面レベルが所定の高
    さ位置より低下した時、上記蒸発器への圧縮空気の吹込
    み及び送風機の送風を停止する動作停止回路を備えたこ
    とを特徴とする消臭装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の消臭装置において、 上記蒸発器内に消臭剤の液面レベルを検知する液面セン
    サーを設けるとともに、該液面センサーからの検知信号
    を受け、上記蒸発器内での消臭剤の液面レベルが所定の
    高さ位置より低下した時、上記蒸発器内での超音波振動
    の発生及び送風機の送風を停止する動作停止回路を備え
    たことを特徴とする消臭装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は3記載の消臭装置におい
    て、 上記蒸発器への圧縮空気の吹込み量を調整するための調
    整回路を備えたことを特徴とする消臭装置。
  6. 【請求項6】 請求項2又は4記載の消臭装置におい
    て、 上記消臭剤の液体に印加する超音波振動の大きさを調整
    する調整回路を備えたことを特徴とする消臭装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の消
    臭装置において、 上記送風機の送風量を調整するための調整回路を備えた
    ことを特徴とする消臭装置。
  8. 【請求項8】 請求項1又は3記載の消臭装置におい
    て、 上記蒸発器への圧縮空気の吹込み量の調整と、上記送風
    機の送風量の調整とを連動させて行うよう構成した調整
    回路を備えたことを特徴とする消臭装置。
  9. 【請求項9】 請求項2又は4記載の消臭装置におい
    て、 上記蒸発器内で消臭剤の液体に印加する超音波振動の大
    きさの調整と、上記送風機の送風量の調整とを連動させ
    て行うよう構成した調整回路を備えたことを特徴とする
    消臭装置。
  10. 【請求項10】 請求項3ないし9のいずれかに記載の
    消臭装置において、 上記貯留タンク、蒸発器、送風機、および上記調整回路
    及び動作停止回路を有する制御装置を1つのケース内に
    収納したことを特徴とする消臭装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかに記載
    の消臭装置において、 上記消臭剤は、アルコールを抽出溶媒として茶葉から熱
    抽出したものであることを特徴とする消臭装置。
  12. 【請求項12】 液体の消臭剤を空気中に蒸発,発散さ
    せて消臭を行う消臭方法において、 上記消臭剤の液中に圧縮空気を吹き込んで該消臭剤をバ
    ブリングすることにより蒸発させ、 該蒸発させた消臭剤の蒸気が空気中に拡散するよう送風
    を行うことを特徴とする消臭方法。
  13. 【請求項13】 液体の消臭剤を空気中に蒸発,発散さ
    せて消臭を行う消臭方法において、 上記消臭剤の液体に超音波振動を印加して該消臭剤の液
    体を蒸発させることを特徴とする消臭方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の消臭方法において、 上記蒸発させた消臭剤の蒸気が空気中に拡散するよう送
    風を行うことを特徴とする消臭方法。
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