JPH051461Y2 - - Google Patents

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JPH051461Y2
JPH051461Y2 JP1985181597U JP18159785U JPH051461Y2 JP H051461 Y2 JPH051461 Y2 JP H051461Y2 JP 1985181597 U JP1985181597 U JP 1985181597U JP 18159785 U JP18159785 U JP 18159785U JP H051461 Y2 JPH051461 Y2 JP H051461Y2
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fuel
fuel tank
pipe
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flow regulating
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (考案の利用分野) この考案は、自動車に装備される燃料タンクに
関する。
(従来技術とその問題点) 自動車に装備された燃料タンク内の燃料液は、
自動車のゆれに応じて流動し、燃料タンク壁面に
衝突して、波立等による流動音を発生させる。自
動車を快適に利用するためには、車室内で雑音が
聞こえない事も一つの条件であり、このような流
動音の発生を防止または抑制する方法としては、
従来より、実公昭59−1624号に開示されている方
法等がある。これらは、燃料タンク本体内にセパ
レータを配設する方法や、プレートを浮かべる方
法等である。
第3図は、セパレータを使用した方法を示すも
ので、燃料タンク本体14内にセパレータと呼ば
れる燃料液移動窓15aをもつ遮蔽板15を溶接
することにより、燃料タンク本体14内を小室に
区切り、燃料液を分散させる。これにより、自動
車のゆれに伴う燃料液の流動を抑制し、波を発生
させず、流動音を防止するものである。しかしな
がら、この方法によると、遮蔽板15は溶接によ
り燃料タンク本体14内に強固に固定されるた
め、エミシヨン装置の働きで起るタンクの膨脹、
収縮を阻害してタンクの強度を低下させ、また、
製造時の工程数が増し、さらに、遮蔽板15の材
料によりコストが高くなる等の問題点があつた。
一方、第4図は、プレートを使用した方法を示
すもので、燃料タンク本体14の内部に燃料貯溜
量に応じて上下動するフロートタイプのバツフル
プレート16を設置し、このバツフルプレート1
6の水平方向の移動を所定位置に規制するため、
スプリング17を用いたものである。
また、第5図は、上記スプリング17に代え
て、バツフルプレート16の水平方向の移動を規
制するために、ガイド棒18を使用したものであ
る。
これらの方法は、バツフルプレート16を燃料
液液面上に浮かべることにより、自動車のゆれに
伴う燃料液の流動を抑制し、流動音の発生を防止
する。
なお、スプリング17およびガイド棒18を設
けたのは、バツフルプレート16を単に燃料液液
面に浮かべただけでは、流動音の発生は抑制でき
るものの、バツフルプレート16とタンク内壁面
とが干渉して衝突音が新たに発生することになる
ので、このような衝突音の発生を未然に防止する
ためである。
しかしながら、これらの方法によるとバツフル
プレート16そのものに柔軟さがないため、波と
バツフルプレート16との干渉音が多少残るとい
う問題がある。また、製造面ではスプリング17
やガイド棒18を設ける為、工程数が増し、コス
トが高くつく等の問題点がある。
(考案の目的) この考案は、上記従来技術の問題点を解決し、
タンク強度低下防止、低コスト化、および製作の
容易化を図りながら流動音ならび衝突音の発生を
防止できる燃料タンクを提供することを目的とす
る。
(考案の構成) 上記目的を達成するために、この考案による燃
料タンクでは、可撓性シート本体の外周辺の少な
くとも一部に、柔軟性を有するパイプ状の消波用
ネツト部を配した流動規制部材を燃料タンク本体
内の燃料液液面上に浮かべ、流動音の主原因であ
る波の発生を防止する。
(実施例の説明) 第1図はこの考案の実施例である燃料タンク1
を示す斜視図である。同図に示すように、この燃
料タンク1は燃料タンク本体2内の燃料液3の液
面上に流動規制部材4を浮かべて構成される。
上記流動規制部材4は、第2図の拡大図に示す
ように、長手方向にポリエチレン製のパイプ状ネ
ツト部5aとパイプ状ネツト部5bとを配置し、
その中の点8aと8bの間と、点9aと9bの間
と、点10aと10bの間と、点11aと11b
の間とのそれぞれの間をひもで結んだもので、そ
のひもにはパイプ6を数個(この実施例では8
個)づつ通す。
また、各パイプ状ネツト部5a,5bの両端部
に、それぞれフロート7を挿入配置するととも
に、幅方向に伸びる各パイプ列において、両端側
3個のパイプ6内にそれぞれフロート7を挿入配
置する。さらに、パイプ状ネツト部5a,5b
と、幅方向に伸びるパイプ列で囲まれる空間に、
その中央領域を除いてポリエチレン製のシート本
体としてのシート12を張り渡し、その中央領域
をサクシヨンパイプと燃料ゲージ用フロートの設
置のための空間13とする。
上記、パイプ状ネツト部5a,5bは、ポリエ
チレン以外の樹脂で形成してもよく、要は、タン
ク内壁に当つても干渉音を発生しない程度に柔か
い材質のものを使用すればよい。これらパイプ状
ネツト部5a,5bの網目寸法は、消波作用を起
こすに充分な寸法とし、例えば5×5mmとする。
また、シート12の材質もポリエチレン製の樹
脂に限定されず、波の状態に応じて液面変化に追
従しうるような可撓性を備えた材質のものを使用
すればよい。また、パイプ6も材質は特に限定さ
れず、その形状も円筒状以外にネツト状としても
よい。
さらに、フロート7は、流動規制部材4を液面
上に浮かせる目的で使用されるため、このフロー
ト7を除いた流動規制部材4の比重が燃料液より
も軽い材質で構成された場合は、このフロート7
は必ずしも必要なものではないし、また、フロー
ト7の使用を必要とする場合でも流動規制部材4
の重さに応じて、フロート7の取付位置や使用個
数を自由に変更すればよい。
この燃料タンク1によれば、燃料液3の液面上
に浮かばせた流動規制部材4のシート12により
自動車のゆれに伴う燃料液3の流動を抑制して、
波の発生をおさえるとともに、タンク内壁面に衝
突して生じる寄せ返し波をパイプ状ネツト部5
a,5bで受け止めて消波するため、波立音の発
生を防止でき、ここに流動音の発生を有効に防止
できる。この際、各ネツト部5a,5bがパイプ
状に構成されているため、平坦状に構成されてい
る場合と比較して燃料液3液面の波の動きを規制
するネツト部分の面積がより広く確保でき、また
常に最も波を生じやすい液面のタンク内壁近くに
位置されているため、消波効率が良く、高い消波
作用が発揮できる。
またネツト部5a,5bは上記したように軟質
の材料でパイプ状に構成されているため、流動規
制部材4がタンク内壁面と衝突した際、クツシヨ
ン材として機能し、ここに衝突が緩衝され、衝突
音の発生を防止できる。その上、流動規制部材4
のパイプ列は、短いパイプ6を連結して構成され
るため、パイプ列が波の状態に応じて液面変化に
追従し、またシート12も可撓性材料で構成され
て、液面変化に追従するため、流動規制部材4と
液面間の干渉音の発生も防止できる。また、流動
規制部材4を燃料タンク本体2内の燃料液3上に
浮かばせるだけの簡単な構成でよいため、製作容
易でコストも安価に仕上がる。また、従来技術に
あるようなタンク内への遮蔽板等の溶接固定を必
要としないため、タンクの強度低下も防止でき
る。
(考案の効果) 以上のように、この考案の燃料タンクによれば
可撓性シート本体の外周辺に柔軟性を有するパイ
プ状の消波用ネツト部を配した流動規制部材を、
燃料タンク本体内の燃料液液面上に浮かばせるよ
うにしたため、タンクの強度低下を防ぎ、製作の
容易化と低コスト化を図りながら、流動音の発生
を防止できる。この際、特に、消波用ネツト部を
パイプ状に構成しているため、燃料液液面の波の
動きを規制するネツト部分の面積がより広く確保
でき、また最も波を生じやすい液面のタンク内壁
側に近いシート本体の外周辺に配されているた
め、寄せ返し波に対する消波効率が良く、高い消
波作用が発揮できると共に、流動規制部材がタン
ク内壁面と衝突した際には、パイプ状のネツト部
がクツシヨン材として機能し、衝突が良好に緩衝
され、衝突音の発生を防止できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である燃料タンクの
概略斜視図、第2図は流動規制部材の拡大図、第
3図は従来例の概略斜視図、第4図は他の従来例
の概略斜視図、第5図はさらに他の従来例の概略
斜視図である。 1……燃料タンク、2……燃料タンク本体、3
……燃料液、4……流動規制部材、5a……パイ
プ状ネツト部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可撓性シート本体の外周辺の少なくとも一部
    に、柔軟性を有するパイプ状の消波用ネツト部を
    配した流動規制部材を、燃料タンク本体内の燃料
    液液面上に浮かべたことを特徴とする燃料タン
    ク。
JP1985181597U 1985-11-25 1985-11-25 Expired - Lifetime JPH051461Y2 (ja)

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JPS6288626U JPS6288626U (ja) 1987-06-06
JPH051461Y2 true JPH051461Y2 (ja) 1993-01-14

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