JPH05146172A - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

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Publication number
JPH05146172A
JPH05146172A JP3283238A JP28323891A JPH05146172A JP H05146172 A JPH05146172 A JP H05146172A JP 3283238 A JP3283238 A JP 3283238A JP 28323891 A JP28323891 A JP 28323891A JP H05146172 A JPH05146172 A JP H05146172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
stator
ultrasonic motor
oscillator
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3283238A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumasa Onishi
一正 大西
Masahiro Uchiyama
雅裕 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP3283238A priority Critical patent/JPH05146172A/ja
Publication of JPH05146172A publication Critical patent/JPH05146172A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 軸出力の取り出し方を改善し、汎用性を高め
た超音波モータ。 【構成】 縦振動48子とねじり振動子44を有した円
柱状のステータ52と、ステータの前部に加圧接触され
たロータ54を具備した超音波モータ40において、ス
テータ52にその軸方向に貫通する中空部66が形成さ
れている。さらに中空部内には先端がロータ54と連結
され後端がステータの後部に抜出したセンタ軸70が設
けられている。 【効果】 一般のモータと同様な使用方法を適用でき、
使用用途が拡大し汎用性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気ひずみ振動子を用い
て回転駆動力を発生する超音波モータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】超音波モータは電気−機械変換効率が大
変高く、定電圧で、しかも低速であっても大きな駆動ト
ルクを発生させることのできるものである。中でも、低
速であっても安定して回転トルクを発生し、しかも制御
が容易な複合振動子形超音波モータは様々な分野での使
用が期待されている。
【0003】従来、この種の超音波モータの一構造例と
して、図2に示す構造の超音波モータが知られている。
図2に示す超音波モータ10は、ボトムナット12と環
状のねじり振動子14と中空のホルダー16と環状の縦
振動子18と中空のステータヘッド20がセンタボルト
28で回転自在に連結されてなるステータ22とロータ
24からなる。ロータ24を回転自在に支持するセンタ
ボルト30とセンタボルト28が連結することでステー
タ22とロータ24は摺動状態で連設している。ステー
タ22とロータ24の間には摩擦材26が介在してい
る。また、センタボルト30には、ばね部材32が装着
されてロータ24をステータヘッド20に摩擦材26を
介して押圧するとともに、ロータ24におけるセンタボ
ルト30の貫通部分には、ベアリング34が組み込まれ
ている。さらに、縦振動モードとねじり振動モードの節
となる位置にフランジ38が設けられており、超音波モ
ータ10を設置する際には、このフランジ38を固定す
ることで行なう。
【0004】前記構成の超音波モータ10においては、
ねじり振動子14がロータ24の回転駆動力を発生さ
せ、縦振動子18はステータ22とロータ24との接触
制御を行なうようになっている。即ち、ばね部材32の
ばね力によってステータヘッド20とロータ24が押圧
触されている状態でねじり振動子14に電圧を印加する
と、ねじり振動子14のねじり力によってロータ24は
微小角度回転する。回転後に縦振動子18でロータ24
のステータヘッド20に対する押圧力を少なくすると、
ねじり振動子14のねじり量は相殺されて消失する。こ
こで再びねじり振動子14に電圧を印加するとロータ2
4は再び微小角度回転することになる。こうしたねじり
振動子14の振動と縦振動子18の振動の組合せからな
る楕円運動を繰り返し行なうことで、ロータ24を一定
の方向に回転させることができ、この構造の超音波モー
タは、低速でも高トルクが容易に得られ、運転音が静か
な特徴を有している。
【0005】そして、ロータ24に穿孔されたカップリ
ング穴36,36にスポーク等を付設し、そのスポーク
に回転運動を要する対象体を装着することで、有効に超
音波モータ10の回転力を取り出して使用することがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の超音波モー
タ10であっては、軸出力の取り出しを太径なロータ2
4からでしか行なえず、しかもロータ24は超音波モー
タ10の構成上、その中心部に配置され、軸出力の取り
だし位置としては汎用性を低下せしめてしまうものであ
った。さらに、超音波モータ10の支持固定はフランジ
38を把持するものであって、固定方法に制約が生じて
しまっている。また、超音波モータ10をフランジ38
で固定するのでなく、ステータ後部にイナーシャ部を設
け、そのイナーシャ部でもって支持固定する方法が考え
られるが、この方法であっても固定方法に制約が多く、
汎用性を損なってしまうものであった。
【0007】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、超音波モータの軸出力の取り出し方と、固定
方法を改善し、汎用性を高めるものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の超音波モ
ータは、縦振動子とねじり振動子を有した円柱状のステ
ータと、該ステータの前部に加圧接触されたロータを具
備した超音波モータにおいて、前記ステータにその軸方
向に貫通する中空部が形成され、該中空部内に先端が前
記ロータと連結され後端がステータの後部に抜出したセ
ンタ軸が設けられていることを特徴とするものである。
【0009】請求項2記載の超音波モータは、請求項1
記載の超音波モータであって、振動モードの節部にフラ
ンジが形成され、該フランジにステータの前部とロータ
を内包するカバーが固設されていることを特徴とするも
のである。
【0010】
【作用】本発明の超音波モータでは、ロータの回転駆動
力をステータ内を貫通しているセンタ軸から取り出すこ
とができ、しかもフランジに固設されているカバーで超
音波モータ自体を支持できるので、超音波モータの設置
固定を容易にかつ強固にできる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1を参照して説明す
る。図1に示す超音波モータ40は、ボトムナット42
と環状のねじり振動子44と環状の縦振動子48と中空
のステータヘッド50がセンタボルト58で回転自在に
連結されてなるステータ52とロータ54からなる。ロ
ータ54とステータ52は回転自在に且つ加圧接触され
て摺動状態で連設されると共に、ステータ52とロータ
54はセンタボルト58で連結している。ステータ52
とロータ54の間には摩擦材56が介在している。そし
て、センタボルト58にはその軸方向に貫通する中空部
66が形成されている。さらにその中空部66内にはセ
ンタ軸70が回転自在に挿入されている。センタ軸70
は、その一端(先端)がロータ54と連結され、他端
(後端)はステータ52から抜出している。そして、ス
テータ52から抜出したセンタ軸70には予圧スプリン
グ63が付設され、この予圧スプリング63はセンタ軸
70に固着されている座金72で係止されている。予圧
スプリング63はセンタ軸70の位置精度を高めること
ができる。センタボルト58とセンタ軸70の間にはセ
ンタ軸70を回転自在にするためにベアリング64,6
5が配置されている。このベアリング64,65には深
みぞ玉軸受やアンギュラ玉軸受が適用できる。
【0012】また、縦振動モードとねじり振動モードの
節となる位置にフランジ68が設けられている。さら
に、フランジ68には筒状のカバー74が固設されてい
る。カバー74はフランジ68よりも前方、即ちステー
タヘッド50とロータ54を内包している。カバー74
の材料には振動の減衰率の高いものが良く、鋳鉄や減衰
率の高いエンジニアリングプラスチックが好ましい。ま
た、カバー74内にはばね部材61,62とベアリング
60が配置され、ロータ54をステータ52に押圧して
いる。ばね部材61には非線形のばね定数をもつ皿ば
ね、ばね部材62にはコイルスプリングの使用が適して
いる。ベアリング60にはスラストベアリングの使用が
適している。
【0013】上記構成の超音波モータ40においては、
ねじり振動子44がロータ54の回転駆動力を発生さ
せ、縦振動子48はステータ52とロータ54との接触
制御を行なうようになっている。即ち、ばね部材61,
62のばね力によってステータヘッド50とロータ54
が押圧触されている状態でねじり振動子44に電圧を印
加すると、ねじり振動子44のねじり力によってロータ
54は微小角度回転する。回転後に縦振動子48でロー
タ54のステータヘッド50に対する押圧力を少なくす
ると、ねじり振動子44のねじり量は相殺されて消失す
る。ここで再びねじり振動子44に電圧を印加するとロ
ータ54は再び微小角度回転することになる。こうした
ねじり振動子44の振動と縦振動子48の振動の組合せ
からなる楕円運動を繰り返し行なうことで、ロータ54
を一定の方向に回転させることができ、この構造の超音
波モータは、低速でも高トルクが容易に得られ、運転音
が静かな特徴を有している。
【0014】そして、ロータ54にはセンタボルト58
の中空部66内を貫通しているセンタ軸70が連結され
ているので、ロータ54の回転に応じてセンタ軸70も
回転する。従って、ステータ52の外部に抜出している
センタ軸70から軸出力を取り出すことができる。即
ち、本実施例の超音波モータでは、ロータ54から軸出
力を直接取り出すのではなく、一般的な電磁モータと同
様に、モータの端部から抜出している軸から回転力を取
り出すことができるので、汎用性が高いものである。さ
らに、超音波モータ40自体を固定設置するのに、フラ
ンジ68だけでなく、カバー74の全体または任意の一
部分で支持することができるので、取り扱い性が向上
し、固定が容易で汎用性が高いものである。また、ロー
タ54や、ロータ54とステータ52の摺動部、および
ベアリング60,64がカバー74内に収められている
ので、騒音が外部に洩れることがなく、運転音が一層静
かである。
【0015】
【発明の効果】本発明の超音波モータでは、ステータの
中心にその軸方向に貫通する中空部を形成し、その中空
部内にロータと連結したセンタ軸を挿入したもので、そ
のセンタ軸から軸出力を取り出すことができる。従っ
て、超音波モータの端部から抜出した細径の軸から軸出
力を取り出すことができることで一般のモータと同様な
使用方法を適用でき、使用用途が拡大し汎用性が向上し
たものである。
【0016】さらに、振動モードの節の位置に形成され
たフランジにロータを内包するカバーが固設されること
で、超音波モータ自体の支持固定を容易にし、やはり汎
用性が向上するものである。特に、カバー内にロータを
押圧するばね部材を配置することで、安定してロータを
ステータに押圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の超音波モータの側面図であって、部
分的に透視したものである。
【図2】従来例の超音波モータの側断面図であって、部
分的に透視したものである。
【符号の説明】
10 超音波モータ 14 ねじり振動子 18 縦振動子 22 ステータ 24 ロータ 28 センタボルト 30 センタボルト 38 フランジ 40 超音波モータ 44 ねじり振動子 48 縦振動子 54 ロータ 58 センタ軸 62 ばね部材 66 中空部 70 センタ軸 74 カバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦振動子とねじり振動子を有した円柱状
    のステータと、該ステータの前部に加圧接触されたロー
    タを具備した超音波モータにおいて、 前記ステータにその軸方向に貫通する中空部が形成さ
    れ、該中空部内に先端が前記ロータと連結され後端がス
    テータの後部に抜出したセンタ軸が設けられていること
    を特徴とする超音波モータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の超音波モータであって、
    振動モードの節部にフランジが形成され、該フランジに
    ステータの前部とロータを内包するカバーが固設されて
    いることを特徴とする超音波モータ。
JP3283238A 1991-10-29 1991-10-29 超音波モータ Pending JPH05146172A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3283238A JPH05146172A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 超音波モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3283238A JPH05146172A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 超音波モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05146172A true JPH05146172A (ja) 1993-06-11

Family

ID=17662882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3283238A Pending JPH05146172A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 超音波モータ

Country Status (1)

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JP (1) JPH05146172A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022172352A1 (ja) * 2021-02-10 2022-08-18 株式会社新川 超音波ホーン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022172352A1 (ja) * 2021-02-10 2022-08-18 株式会社新川 超音波ホーン

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990119