JPH05137354A - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

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Publication number
JPH05137354A
JPH05137354A JP3204504A JP20450491A JPH05137354A JP H05137354 A JPH05137354 A JP H05137354A JP 3204504 A JP3204504 A JP 3204504A JP 20450491 A JP20450491 A JP 20450491A JP H05137354 A JPH05137354 A JP H05137354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
spring member
ultrasonic motor
stator
torsional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3204504A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Umeda
幹雄 梅田
Toru Nakazawa
徹 中澤
Toshio Takahashi
利男 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP3204504A priority Critical patent/JPH05137354A/ja
Publication of JPH05137354A publication Critical patent/JPH05137354A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 超音波モータの品質を高める。 【構成】 ロータを主ロータ32と少なくとも1つ以上
の副ロータ38から構成し、主ロータ32はステータと
摺動させ、副ロータ38はばね部材36を介して主ロー
タ32と連設させる。 【効果】 不要な振動をばね部材が吸収するので、副ロ
ータに生じる回転運動は極めて滑らかで静粛性が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気ひずみ振動子を用い
て回転駆動力を発生する超音波モータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】超音波モータは電気−機械変換効率が大
変高く、定電圧で、しかも低速であっても大きな駆動ト
ルクを発生させることのできるものである。中でも、低
速であっても安定して回転トルクを発生し、しかも制御
が容易な複合振動子形超音波モータは様々な分野での使
用が期待されている。
【0003】従来、この種の超音波モータの一構造例と
して、図3に示す構造の超音波モータが知られている。
図3に示す超音波モータAは、ステータボトム10と環
状のねじり振動子12、13と中空のホルダー14と環
状の縦振動子16と中空のステータヘッド18と摩擦材
20とロータ22を備え、これらを中心軸24により一
体化して構成されている。なお、前記構成において、ス
テータボトム10とねじり振動子12、13とホルダー
14と縦振動子16とステータヘッド18によりステー
タ26が構成されるようになっている。また、中心軸2
4には、ばね部材28が装着されてロータ22をステー
タヘッド18に摩擦材20を介して押圧するとともに、
ロータ22における中心軸24の貫通部分には、ベアリ
ング30が組み込まれている。
【0004】前記構成の超音波モータAにおいては、ね
じり振動子12、13がロータ22の回転駆動力を発生
させ、縦振動子16はステータ26とロータ22との接
触制御を行なうようになっている。即ち、ばね部材28
のばね力によってステータヘッド18とロータ22が押
圧触されている状態でねじり振動子12、13に電圧を
印加すると、ねじり振動子12、13のねじり力によっ
て両者がその周方向に位置ずれを起こしてロータ22は
微小角度回転する。回転後に縦振動子16でロータ22
のステータヘッド18に対する押圧力を少なくすると、
ねじり振動子12、13の間のねじり量は相殺されて消
失する。ここで再びねじり振動子12、13に電圧を印
加するとロータ22は再び微小角度回転することにな
る。こうしたねじり振動子12,13の振動と縦振動子
16の振動の組合せからなる楕円運動を繰り返し行なう
ことで、ロータ22を一定の方向に回転させることがで
き、この構造の超音波モータは、低速で高トルクが容易
に得られ、運転音が静かな特徴を有している。
【0005】そして、ロータ22にスポーク等を付設
し、そのスポークに回転運動を要する対象体を装着する
ことで、有効に超音波モータAの回転力を取り出して使
用することができる。例えば、ロータ22にスポーク等
を介してブラインドを装着すれば、ブラインドの巻上げ
をすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ロータ22
は楕円運動によって回転するわけだが、その楕円運動に
伴う振動は回転力を要する対象体にも伝達されてしま
う。従って、対象体に不要な振動が生じ、この振動は滑
らかな回転作用を低減させ、品質を悪化させてしまうも
のであった。さらに、対象体に振動が伝わるということ
は、即ち、対象体がその振動に影響を及ぼすということ
であって、しいては超音波モータの振動特性に干渉して
しまう。この振動特性への干渉は、超音波モータの円滑
な駆動力の発生を悪化させてしまうものであった。
【0007】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、ステータと直接摺動する主ロータの他に、主
ロータとばね部材を介して主ロータと連設されている副
ロータを設けたもので、ばね部材が不要な振動を吸収
し、副ロータには有効な回転運動のみが生じ、品質の向
上した超音波モータを提供できるものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波モータ
は、円柱状のステータと、中心軸でステータと連設され
ているロータを具備し、回転駆動力を発生する超音波モ
ータにおいて、ロータが主ロータと少なくとも1つ以上
の副ロータからなり、主ロータはステータと摺動し、副
ロータはばね部材を介して主ロータと連設されているこ
とを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明の超音波モータでは、直接ステータと摺
動する主ロータの他に、ばね部材を介してステータから
回転力を得る副ロータを設けたものであり、ばね部材が
介在されていることで、超音波モータが発生する楕円運
動のうち、回転力だけを副ロータは利用して回転するこ
ととなる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図1を参照して説明す
る。図1に示す超音波モータは、ステータボトム10と
環状のねじり振動子11と中空のホルダー14と環状の
縦振動子16と中空のステータヘッド18と摩擦材20
と主ロータ32を備え、これらを中心軸40により一体
化して構成されている。なお、前記構成において、ステ
ータボトム10とねじり振動子11とホルダー14と縦
振動子16とステータヘッド18によりステータ34が
構成されるようになっている。
【0011】さらに、中心軸40には、ばね部材36が
装着されてロータ32をステータヘッド18に摩擦材2
0を介して押圧するとともに、ばね部材36には上部座
金42を介して副ロータ38が設けられている。副ロー
タ38と中心軸40の間にはスラストベアリングが組み
込まれているので、副ロータ38は上下方向には動かな
いが、中心軸40を軸に回転自在に設けられている。
【0012】前記構成の超音波モータにおいては、ねじ
り振動子11が主ロータ32の回転駆動力を発生させ、
縦振動子16はステータ34と主ロータ32との接触制
御を行なうようになっている。即ち、ばね部材36のば
ね力によってステータヘッド18と主ロータ32が押圧
触されている状態でねじり振動子11に電圧を印加する
と、ねじり振動子11のねじり力によって両者がその周
方向に位置ずれを起こして主ロータ32は微小角度回転
する。回転後に縦振動子16で主ロータ32のステータ
ヘッド18に対する押圧力を少なくすると、ねじり振動
子11のねじり量は相殺されて消失する。ここで再びね
じり振動子11に電圧を印加すると主ロータ32は再び
微小角度回転することになる。こうしたねじり振動子1
1の振動と縦振動子16の振動の組合せからなる楕円運
動を繰り返し行なうことで、主ロータ32を一定の方向
に回転させることができる。
【0013】さらに、主ロータ32にはばね部材36が
装着され、このばね部材36に上部座金42を介して副
ロータ38が固着されている。これらばね部材36と上
部座金42と副ロータ38は連着されているので、副ロ
ータ38は主ロータ32と連動する。即ち、超音波モー
タを駆動させることで、副ロータ38に回転運動が生じ
る。従って、主ロータ32は勿論、副ロータ38に図2
に示すようなスポーク44を付設し、そのスポーク44
に回転運動を要する対象体を装着することで、主ロータ
32もしくは副ロータ38から有効に超音波モータの回
転力を取り出して使用することができる。
【0014】特に、副ロータ38と主ロータ32の間に
はばね部材36が介在されているので、主ロータ32に
生じている縦振動をばね部材36が吸収し、副ロータ3
8には不要な振動が伝達されない。即ち、副ロータ38
には回転運動のみが生じるので、主ロータ32よりも、
副ロータ38の回転運動の方がより滑らかで、静粛性が
高い。従って、副ロータ38から回転運動を受けた対象
体には不要な振動が生じず、その回転は滑らかで品質が
向上されているものである。
【0015】さらに、もしもなんらかの要因で対象体自
体に振動が生じても、ばね部材36が緩衝作用をもつも
のなので、その振動が超音波モータのステータ34にま
で伝達されることがなく、超音波モータ本体に支障をき
たすことがなく、超音波モータは安定して回転運動を維
持できる。
【0016】また、副ロータ38や主ロータ32に付設
するスポーク44はロータを中心とする放射線状のもの
の他、円環状のもの等を必要に応じて適用できる。そし
て、例えば、副ロータ38にそのスポーク等を介してブ
ラインドを装着すれば、ブラインドの巻上げをすること
ができる。
【0017】尚、本実施例では、ばね部材36と副ロー
タ38の間に上部座金42を介在しているが、副ロータ
38自体に座金の作用をもたすことで、副ロータ38と
別体の部材を設ける必要がなくなる。換言すれば、上部
座金にスポーク等を付設すれば、上部座金自体を副ロー
タとして作用させることができる。
【0018】さらに、本実施例では副ロータは1つしか
設けていないが、副ロータを複数個設け、それらを連設
し、それら複数の副ロータの各々から回転力を取り出す
ことも可能である。
【0019】上記本実施例の超音波モータは、低速であ
っても高トルクが容易に得られ、制御も容易で運転音が
静かな他に、安定して極めて滑らかな回転駆動力を供給
でき、高品質なものである。
【0020】
【発明の効果】本発明の超音波モータにおいては、主ロ
ータの他に主ロータとばね部材を介して副ロータを設
け、この副ロータを回転させるもので、回転運動以外の
不要な振動がばね部材に吸収されるので、副ロータの回
転運動は振動を伴わず、極めて滑らかなものである。即
ち、副ロータから回転駆動力を得ることによって、運転
音が静かで、安定して極めて滑らかな回転駆動力を得る
ことができ、静粛性が高く、高品質なものである。ま
た、外部からロータを介して超音波モータに伝わる振動
もばね部材で吸収できるので、耐久性能も向上されてい
るものである。無論、超音波モータ本来の、低電圧で、
しかも低速であっても高トルクが容易に得ることがで
き、さらに制御も容易であるという特性も兼ね備えてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の超音波モータの側面図である。
【図2】スポークの設けられたロータの斜視図である。
【図3】従来例の超音波モータの側断面図である。
【符号の説明】
22 ロータ 24 中心軸 26 ステータ 28 ばね部材 32 主ロータ 34 ステータ 36 ばね部材 38 副ロータ 40 中心軸 A 超音波モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状のステータと、中心軸でステータ
    と連設されているロータを具備し、回転駆動力を発生す
    る超音波モータにおいて、 ロータが主ロータと少なくとも1つ以上の副ロータから
    なり、主ロータはステータと摺動し、副ロータはばね部
    材を介して主ロータと連設されていることを特徴とする
    超音波モータ。
JP3204504A 1991-08-14 1991-08-14 超音波モータ Withdrawn JPH05137354A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3204504A JPH05137354A (ja) 1991-08-14 1991-08-14 超音波モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3204504A JPH05137354A (ja) 1991-08-14 1991-08-14 超音波モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05137354A true JPH05137354A (ja) 1993-06-01

Family

ID=16491629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3204504A Withdrawn JPH05137354A (ja) 1991-08-14 1991-08-14 超音波モータ

Country Status (1)

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JP (1) JPH05137354A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981112