JPH0514602U - 電磁パイロツト操作型方向切換弁の油圧回路 - Google Patents
電磁パイロツト操作型方向切換弁の油圧回路Info
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- JPH0514602U JPH0514602U JP6192491U JP6192491U JPH0514602U JP H0514602 U JPH0514602 U JP H0514602U JP 6192491 U JP6192491 U JP 6192491U JP 6192491 U JP6192491 U JP 6192491U JP H0514602 U JPH0514602 U JP H0514602U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パイロット操作型方向切換弁の制御を安定し
て行え、単一の油圧ポンプでパイロット油圧制御及び油
圧機器の作動を可能とする。 【構成】 単一の油圧ポンプから吐出される圧油をスプ
ール型方向制御弁と電磁比例とに分割して供給するフロ
ーデバイダを、電磁比例弁への圧油供給回路を優先回路
として設けると共に、該圧油供給回路中にアキュムレー
タを介装したものである。
て行え、単一の油圧ポンプでパイロット油圧制御及び油
圧機器の作動を可能とする。 【構成】 単一の油圧ポンプから吐出される圧油をスプ
ール型方向制御弁と電磁比例とに分割して供給するフロ
ーデバイダを、電磁比例弁への圧油供給回路を優先回路
として設けると共に、該圧油供給回路中にアキュムレー
タを介装したものである。
Description
【0001】
本考案はパイロット操作型方向切換弁の制御を安定して行えるようにするため の油圧回路構成に関する。
【0002】
従来から方向切換弁の圧力室に供給するパイロット油圧を電磁比例弁で制御す るものであって、方向切換弁への圧油供給用ポンプと電磁比例弁への圧油供給用 ポンプをそれぞれ一つずつ設けた技術は公知となっているのである。例えば、特 公昭55−635号公報の技術である。
【0003】
このように油圧ポンプを二つ設けると、制御用のパイロット電磁弁への圧油の 変動が殆どなく安定して制御が行えるという利点はあるが、油圧ポンプを二つ必 要とするので、経済的に不利であり、その油圧ポンプのためのスペースも必要と なるのである。そこで、図7に示すようにフローデバイダ1を用いて一つの油圧 ポンプから二方向に圧油を分岐して、一方をパイロット電磁切換弁2・3に、他 方をスプール型方向切換弁4に送油する構成が考えられるのである。
【0004】 しかし、このようにフローデバイダ1を用いても、電磁比例弁への圧油変動は 回避できないのである。即ち、例えば、油圧シリンダー5を伸長させる場合に方 向切換弁4が切り換えられて、最終端まで伸長するとリリーフバルブ6がONし てリリーフされる。この時(t1)図5に示すようにリリーフ圧は絞り1aを通 しても短時間には二倍以上のリリーフ圧となり、通常は制御リリーフ弁7で減圧 されるが、この程度の大変動では間に合わず、図6に示すように制御圧はメイン リリーフにつられて上昇するのである。この現象はインチング状態においても同 様であり、油圧シリンダーの作動中に急にインチングをすると油圧がスプールで 絞りこまれリリーフ圧まで上昇するので急激に油圧シリンダーが動いてしまうの である。
【0005】 逆に、スプールを中立状態にすると、IN側の油圧が瞬間的にゼロ近くまで落 ちて、そのため制御油圧もゼロとなる。即ち、ある期間制御不能時間ができてし まうのである。この現象もインチング状態では、スプール操作で油圧をシリンダ ーに流し始めた瞬間に発生し、このとき動作が止まってしまうという不具合いが あったのである。
【0006】
本考案はこのような問題点を解消するために、スプール型方向切換弁における 弁体の一端部に構成した圧力室に供給するパイロット油圧を電磁比例弁で制御す るものにおいて、単一の油圧ポンプから吐出される圧油をスプール型方向切換弁 と電磁比例弁とに分割して供給するフローデバイダを、電磁比例弁への圧油供給 回路を優先回路として設けると共に、該圧油供給回路中にアキュムレータを介装 したものである。
【0007】
本考案が解決しようとする課題及び解決するための手段は以上の如くであり、 次に添付の図面に示したバケットを回動する場合の実施例の構成を説明すると。 図1は本考案の油圧回路図、図2は本考案のスプール型方向切換弁に電磁比例弁 を装着した断面図、図3は制御油圧の変化を示す図、図4はリリーフ油圧の変化 を示す図である。
【0008】 図1において、油圧ポンプ10からの圧油がフローデバイダ11に送油され、 該フローデバイダ11は調圧弁11aにてa側供給油路に優先的に送油し、a側 供給油路からは電磁比例弁20・21・22・23に送油され、この圧油供給油 路途中にアキュムレータ15が介装され、一定の圧力を保持できるようにしてい る。b側供給油路からは流量調整弁14を介して方向切換弁16・17に供給さ れ、方向切換弁16からはブーム29を昇降するリフトシリンダー27に送油さ れ、方向切換弁17からはブーム29先端に枢支されたバケット30を回動する バケットシリンダー28に送油されるのである。
【0009】 前記リフトシリンダー27とバケットシリンダー28の伸長側への供給油路途 中にはそれぞれオーバーロードリリーフ弁24・25が介装され、バケットシリ ンダー28の縮小側の供給油路途中にはカウンタバランス弁26が介装されてい る。
【0010】 前記方向切換弁16は電磁比例弁20・21を作動させることにより切り換え ることができ、方向切換弁17は電磁比例弁22・23を作動させることにより 切り換えることができ、該方向切換弁16の構成を図2により説明すると、バル ブケース33側面にパイロットバルブケース34が固設され、両バルブケースに は摺動可能なスプール35が貫通されている。該バルブケース33に穿設された 油室33aはブーム29を下げる方向のリフトシリンダー27へのcポートと接 続され、油室33bはブーム29を上げる方向のリフトシリンダー27へのdポ ートと接続され、油室33cは前記b側供給油路と接続され、油室33dはタン クポートと接続されている。
【0011】 また、パイロットバルブケース34内の油室(圧力室)34a・34b内には それぞれ戻しバネ36・37がスプール35に外嵌して中立位置に戻すように付 勢し、油室34aは油路34cを介して電磁比例弁20と連通され、油室34b は油路34dを介して電磁比例弁21と連通されている。
【0012】
このように構成することにより方向切換弁16を作動させる場合、油圧ポンプ 10からの圧油はフローデバイダ11により優先的にa側供給油路に流れ、電磁 比例弁20・21に送油され、該電磁比例弁20・21が非作動状態であればリ リーフ弁12を介してタンク側へ戻され、いずれかの電磁比例弁20または21 が作動されると、その電磁比例弁20又は21に連通した油路34cまたは34 dを介してスプール35を押し、方向切換弁16を切り換えるのである。リフト シリンダー27を伸長する場合には、電磁比例弁20がONされて戻しバネ37 に抗してスプール35が摺動し、b側供給油路より方向切換弁16を介してリフ トシリンダー27に送油されて伸長するのである。この時(t1)電磁比例弁2 0へ送油される制御油圧は通常一瞬上昇するのであるが、アキュムレータ15を a側供給油路途中に介装しているのでその上昇分を吸収し、図3の如く少し変動 するだけとなり、リリーフ油圧も時間に比例して上昇するのである。
【0013】 所望の位置まで伸長すると電磁比例弁20をOFFとして戻しバネ37の付勢 力によりスプール35が中立位置まで戻り、このとき通常では瞬間的に制御油圧 が急激に落ちるが、本考案のアキュムレータ15を介装しているのでリリーフ弁 の圧力変動をアキュムレータ15が吸収し、図3の如く変化は殆どないのである 。そして、リフトシリンダー27の縮小時も、バケットシリンダー28の伸縮時 も同様に制御油圧の変化は小さくて済むのである。
【0014】
以上のように構成したので次のような効果を奏するものである。即ち、スプー ル型方向切換弁及び電磁比例弁への圧油供給を単一の油圧ポンプで行えるので、 コスト低減化を図れ、省スペース化も図れたのである。また、スプール型方向切 換弁のインチング操作で圧油をシリンダーへ流し始めた時や、シリンダーがエン ド位置まで伸縮した時にフローデバイダのリリーフ弁を介してフローデバイダの 一次圧が変動しても、アキュムレータにより絞り部の二次側の変動は少なく抑え られ、電磁比例弁の制御圧が安定し、スプール型方向切換弁の作動が安定するよ うになったのである。
【図1】本考案の油圧回路である。
【図2】本考案のスプール型方向切換弁に電磁比例弁を
装着した断面図である。
装着した断面図である。
【図3】制御油圧の変化を示す図である。
【図4】リリーフ油圧の変化を示す図である。
【図5】従来のリリーフ油圧の変化を示す図である。
【図6】従来の制御油圧の変化を示す図である。
【図7】従来の油圧回路図である。
10 油圧ポンプ 11 フローデバイダ 15 アキュムレータ 16・17 方向切換弁 20・21・22・23 電磁比例弁 27 リフトシリンダー 28 バケットシリンダー 35 スプール 36・37 戻しバネ
Claims (1)
- 【請求項1】 スプール型方向切換弁における弁体の一
端部に構成した圧力室に供給するパイロット油圧を電磁
比例弁で制御するものにおいて、単一の油圧ポンプから
吐出される圧油をスプール型方向切換弁と電磁比例弁と
に分割して供給するフローデバイダを、電磁比例弁への
圧油供給回路を優先回路として設けると共に、該圧油供
給回路中にアキュムレータを介装したことを特徴とする
電磁パイロット操作型方向切換弁の油圧回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991061924U JP2546386Y2 (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 電磁パイロット操作型方向切換弁の油圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991061924U JP2546386Y2 (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 電磁パイロット操作型方向切換弁の油圧回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0514602U true JPH0514602U (ja) | 1993-02-26 |
JP2546386Y2 JP2546386Y2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=13185198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991061924U Expired - Lifetime JP2546386Y2 (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 電磁パイロット操作型方向切換弁の油圧回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2546386Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012021361A (ja) * | 2010-07-16 | 2012-02-02 | Komatsu Ltd | 建設機械 |
JP2012021362A (ja) * | 2010-07-16 | 2012-02-02 | Komatsu Ltd | 建設機械 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50160671A (ja) * | 1974-06-18 | 1975-12-26 | ||
JPS6374899A (ja) * | 1986-09-16 | 1988-04-05 | 日本スピンドル製造株式会社 | ロツク付リフト制御装置 |
-
1991
- 1991-08-06 JP JP1991061924U patent/JP2546386Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS50160671A (ja) * | 1974-06-18 | 1975-12-26 | ||
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012021361A (ja) * | 2010-07-16 | 2012-02-02 | Komatsu Ltd | 建設機械 |
JP2012021362A (ja) * | 2010-07-16 | 2012-02-02 | Komatsu Ltd | 建設機械 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2546386Y2 (ja) | 1997-08-27 |
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