JP2546386Y2 - 電磁パイロット操作型方向切換弁の油圧回路 - Google Patents

電磁パイロット操作型方向切換弁の油圧回路

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JP2546386Y2
JP2546386Y2 JP1991061924U JP6192491U JP2546386Y2 JP 2546386 Y2 JP2546386 Y2 JP 2546386Y2 JP 1991061924 U JP1991061924 U JP 1991061924U JP 6192491 U JP6192491 U JP 6192491U JP 2546386 Y2 JP2546386 Y2 JP 2546386Y2
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control valve
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雅博 長谷川
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はパイロット操作型方向切
換弁の制御を安定して行えるようにするための油圧回路
構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電磁切換弁が蓄圧器を介して
油圧ポンプと接続された技術は、特開昭50−1606
71号公報の如き技術が公知とされている。また、フロ
ーデバイダを配置した技術は、特開昭63−74899
号公報の如き技術が公知とされている。また、方向切換
弁の圧力室に供給するパイロット油圧を電磁比例弁で制
御するものであって、方向切換弁への圧油供給用ポンプ
と電磁比例弁への圧油供給用ポンプをそれぞれ一つずつ
設けた技術は公知となっているのである。例えば、特公
昭55−635号公報の技術である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このように油圧ポンプ
を二つ設けると、制御用のパイロット電磁弁への圧油の
変動が殆どなく安定して制御が行えるという利点はある
が、油圧ポンプを二つ必要とするので、経済的に不利で
あり、その油圧ポンプのためのスペースも必要となるの
である。そこで、図7に示すようにフローデバイダ1を
用いて一つの油圧ポンプから二方向に圧油を分岐して、
一方をパイロット電磁切換弁2・3に、他方をスプール
型方向切換弁4に送油する構成が考えられるのである。
【0004】しかし、このようにフローデバイダ1を用
いても、電磁比例弁への圧油変動は回避できないのであ
る。即ち、例えば、油圧シリンダー5を伸長させる場合
に方向切換弁4が切り換えられて、最終端まで伸長する
とリリーフバルブ6がONしてリリーフされる。この時
(t1)図5に示すようにリリーフ圧は絞り1aを通し
ても短時間には二倍以上のリリーフ圧となり、通常は制
御リリーフ弁7で減圧されるが、この程度の大変動では
間に合わず、図6に示すように制御圧はメインリリーフ
につられて上昇するのである。この現象はインチング状
態においても同様であり、油圧シリンダーの作動中に急
にインチングをすると油圧がスプールで絞りこまれリリ
ーフ圧まで上昇するので急激に油圧シリンダーが動いて
しまうのである。
【0005】逆に、スプールを中立状態にすると、IN
側の油圧が瞬間的にゼロ近くまで落ちて、そのため制御
油圧もゼロとなる。即ち、ある期間制御不能時間ができ
てしまうのである。この現象もインチング状態では、ス
プール操作で油圧をシリンダーに流し始めた瞬間に発生
し、このとき動作が止まってしまうという不具合いがあ
ったのである。本考案は、単一の油圧ポンプからの圧油
をパイロット電磁弁と、該パイロット電磁弁で切り替え
るスプール式方向切換弁の両方に分岐する場合におい
て、スプール式方向切換弁の切換時において、圧油の変
動が、電磁比例弁に最小限度の影響しか与え無いように
構成したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案はこのような問題
点を解消するために、次の如く構成したものである。
一の油圧ポンプ10から吐出される圧油を、フローデバ
イダ11において二 方向に分岐して、一方をスプール型
方向切換弁へ供給し、他方を該スプール型方向切換弁を
切換操作する為にパイロット油圧を制御する電磁比例弁
へ供給する構成において、フローデバイダ11による圧
油の分割は、電磁比例弁への圧油供給回路を優先回路と
し、該単一の油圧ポンプ10と電磁比例弁との間の回路
中に、アキュムレータ15とリリーフ弁12を介装した
ものである。
【0007】
【実施例】本考案が解決しようとする課題及び解決する
ための手段は以上の如くであり、次に添付の図面に示し
たバケットを回動する場合の実施例の構成を説明する
と。図1は本考案の油圧回路図、図2は本考案のスプー
ル型方向切換弁に電磁比例弁を装着した断面図、図3は
制御油圧の変化を示す図、図4はリリーフ油圧の変化を
示す図である。
【0008】図1において、油圧ポンプ10からの圧油
がフローデバイダ11に送油され、該フローデバイダ1
1は調圧弁11aにてa側供給油路に優先的に送油し、
a側供給油路からは電磁比例弁20・21・22・23
に送油され、この圧油供給油路途中にアキュムレータ1
5が介装され、一定の圧力を保持できるようにしてい
る。b側供給油路からは流量調整弁14を介して方向切
換弁16・17に供給され、方向切換弁16からはブー
ム29を昇降するリフトシリンダー27に送油され、方
向切換弁17からはブーム29先端に枢支されたバケッ
ト30を回動するバケットシリンダー28に送油される
のである。
【0009】前記リフトシリンダー27とバケットシリ
ンダー28の伸長側への供給油路途中にはそれぞれオー
バーロードリリーフ弁24・25が介装され、バケット
シリンダー28の縮小側の供給油路途中にはカウンタバ
ランス弁26が介装されている。
【0010】前記方向切換弁16は電磁比例弁20・2
1を作動させることにより切り換えることができ、方向
切換弁17は電磁比例弁22・23を作動させることに
より切り換えることができ、該方向切換弁16の構成を
図2により説明すると、バルブケース33側面にパイロ
ットバルブケース34が固設され、両バルブケースには
摺動可能なスプール35が貫通されている。該バルブケ
ース33に穿設された油室33aはブーム29を下げる
方向のリフトシリンダー27へのcポートと接続され、
油室33bはブーム29を上げる方向のリフトシリンダ
ー27へのdポートと接続され、油室33cは前記b側
供給油路と接続され、油室33dはタンクポートと接続
されている。
【0011】また、パイロットバルブケース34内の油
室(圧力室)34a・34b内にはそれぞれ戻しバネ3
6・37がスプール35に外嵌して中立位置に戻すよう
に付勢し、油室34aは油路34cを介して電磁比例弁
20と連通され、油室34bは油路34dを介して電磁
比例弁21と連通されている。
【0012】
【作用】このように構成することにより方向切換弁16
を作動させる場合、油圧ポンプ10からの圧油はフロー
デバイダ11により優先的にa側供給油路に流れ、電磁
比例弁20・21に送油され、該電磁比例弁20・21
が非作動状態であればリリーフ弁12を介してタンク側
へ戻され、いずれかの電磁比例弁20または21が作動
されると、その電磁比例弁20又は21に連通した油路
34cまたは34dを介してスプール35を押し、方向
切換弁16を切り換えるのである。リフトシリンダー2
7を伸長する場合には、電磁比例弁20がONされて戻
しバネ37に抗してスプール35が摺動し、b側供給油
路より方向切換弁16を介してリフトシリンダー27に
送油されて伸長するのである。この時(t1)電磁比例
弁20へ送油される制御油圧は通常一瞬上昇するのであ
るが、アキュムレータ15をa側供給油路途中に介装し
ているのでその上昇分を吸収し、図3の如く少し変動す
るだけとなり、リリーフ油圧も時間に比例して上昇する
のである。
【0013】所望の位置まで伸長すると、電磁比例弁2
0をOFFとして戻しバネ37の付勢力によりスプール
35が中立位置まで戻り、このとき通常では瞬間的に制
御油圧が急激に落ちる。しかし、本考案はアキュムレー
タ15を介装しているのでリリーフ弁の圧力変動をアキ
ュムレータ15が吸収し、図3の如く変化は殆どないの
である。そして、リフトシリンダー27の縮小時も、バ
ケットシリンダー28の伸縮時も同様に制御油圧の変化
は小さくて済むのである。
【0014】
【考案の効果】以上のように構成したので次のような効
果を奏するものである。第1に、単一の油圧ポンプから
の圧油を、パイロット電磁弁と、該パイロット電磁弁で
切り替えるスプール式方向切換弁の両方に分岐する場合
において、スプール式方向切換弁の切換時において、圧
油の変動が、電磁比例弁に最小限度の影響しか与え無い
ように構成することができたものである。 第2に、スプ
ール型方向切換弁のインチング操作で圧油をシリンダー
へ流し始めた時や、シリンダーがエンド位置まで伸縮し
た時にフローデバイダのリリーフ弁を介してフローデバ
イダの一次圧が変動しても、アキュムレータにより絞り
部の二次側の変動は少なく抑えられ、電磁比例弁の制御
圧が安定し、スプール型方向切換弁の作動が安定するよ
うになったのである。第3に、スプール型方向切換弁及
び電磁比例弁への圧油供給を単一の油圧ポンプで行える
ので、コスト低減化を図れ、省スペース化も図れたので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の油圧回路である。
【図2】本考案のスプール型方向切換弁に電磁比例弁を
装着した断面図である。
【図3】制御油圧の変化を示す図である。
【図4】リリーフ油圧の変化を示す図である。
【図5】従来のリリーフ油圧の変化を示す図である。
【図6】従来の制御油圧の変化を示す図である。
【図7】従来の油圧回路図である。
【符号の説明】
10 油圧ポンプ 11 フローデバイダ 15 アキュムレータ 16・17 方向切換弁 20・21・22・23 電磁比例弁 27 リフトシリンダー 28 バケットシリンダー 35 スプール 36・37 戻しバネ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の油圧ポンプ10から吐出される圧
    油を、フローデバイダ11において二方向に分岐して、
    一方をスプール型方向切換弁へ供給し、他方を該スプー
    ル型方向切換弁を切換操作する為にパイロット油圧を制
    御する電磁比例弁へ供給する構成において、フローデバ
    イダ11による圧油の分割は、電磁比例弁への圧油供給
    回路を優先回路とし、該単一の油圧ポンプ10と電磁比
    例弁との間の回路中に、アキュムレータ15とリリーフ
    弁12を介装したことを特徴とする電磁パイロット操作
    型方向切換弁の油圧回路。
JP1991061924U 1991-08-06 1991-08-06 電磁パイロット操作型方向切換弁の油圧回路 Expired - Lifetime JP2546386Y2 (ja)

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