JPH05145789A - デイスパーサル除去装置 - Google Patents

デイスパーサル除去装置

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Publication number
JPH05145789A
JPH05145789A JP3305858A JP30585891A JPH05145789A JP H05145789 A JPH05145789 A JP H05145789A JP 3305858 A JP3305858 A JP 3305858A JP 30585891 A JP30585891 A JP 30585891A JP H05145789 A JPH05145789 A JP H05145789A
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JP
Japan
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signal
dispersal
level
clamp
circuit
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JP3305858A
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Inventor
Toyokatsu Koga
豊勝 古賀
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はMUSEデコーダのディスパーサル
除去装置に関し、MUSE信号に重畳されるディスパー
サル信号のレベルを検出して、30Hzのディスパーサ
ル信号を自動的に除去することを目的とする。 【構成】 ディスパーサル信号の有/無と重畳レベルの
大/小を検出するディスパーサル信号検出回路10と、
ディスパーサル信号に位相同期したフィールドパルス
(FDP)発生回路11と、フィールドパルスを積分し
て逆極性の三角波を発生する逆三角波発生回路12と、
ディスパーサル信号と同一レベルの逆三角波信号を選択
して加算する加算回路9によって、重畳されているディ
スパーサル信号を自動的に除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は帯域圧縮された高精細度
テレビジョン信号を広帯域なテレビジョン信号に復調す
るためのデコードに関わり、特にディスパーサル除去装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】高精細度テレビジョンの衛星放送の標準
方式として規格化されたMUSE方式は、広帯域な高精
細度テレビジョン信号を帯域圧縮して12GHz帯の1
チャンネルで放送できる方式である。MUSE方式の伝
送信号の割当を(図6)に、衛星放送におけるエネルギ
ー拡散信号(以後ディスパーサル信号と記す)を(図
7)に示す。
【0003】MUSE方式における直流再生方法は水平
同期信号の平均直流レベルが8ビット表示で128/2
56であり、(図6)の伝送信号形式における水平ライ
ン番号563ラインや1125ラインのクランプレベル
期間の直流レベルと等しいことを利用して、ライン毎に
水平同期信号期間にソフトクランプ動作を行っている。
また、563ラインや1125ラインのクランプレベル
期間では、理想的な直流レベルを表すデータ(128/
256)が伝送されており、このデータを検出して直流
電圧を再生し、これをクランプ電圧としている。
【0004】(図5)はこの従来のクランプ装置のブロ
ック図であり、1はMUSE信号を増幅する増幅器、2
は水平同期信号期間をクランプパルスによりソフトクラ
ンプするクランプ回路である。3は高入力インピーダン
スの増幅器、4はクランプしたMUSE信号をディジタ
ルデータに変換するA/D変換器、5はディジタルデー
タより、フレーム同期信号の検出を行いロック/アンロ
ックの出力、およびリサンプルクロックの再生及びタイ
ミング信号の発生を行う同期再生回路である。6は水平
ライン番号563と1125のクランプレベル期間のデ
ータにより、クランプレベルを検出するクランプレベル
検出回路、7はクランプレベル検出回路6の出力を演算
し、クランプレベル電圧を発生するクランプレベル発生
回路である。8はクランプパルスで制御されるスイッチ
である。ここで、クランプ回路2、A/D変換器3、ク
ランプレベル検出回路6、クランプ電圧発生回路7、ス
イッチ8で自動クランプレベル制御ループを構成してい
る。20はMUSE信号処理部で、所定の信号処理を行
い、RGB信号を出力する。
【0005】以上のように構成された従来のクランプ装
置においては、MUSE信号は増幅器1を介して、クラ
ンプ回路2と高入力インピーダンスの増幅器3で直流再
生処理を受けて、A/D変換器4に供給されディジタル
化される。このディジタル化されたMUSE信号は、同
期再生回路5やクランプレベル検出回路6に供給され
る。水平ライン番号563と1125に挿入されたクラ
ンプレベル期間のデータをクランプゲートパルスにより
検出する。クランプレベル検出回路6で検出されたクラ
ンプレベルデータはクランプレベル発生回路7で演算
し、クランプレベル電圧を発生する。このクランプレベ
ル電圧はクランプ回路2に供給される。同期再生回路6
より供給されるクランプパルスは、MUSE信号の水平
同期信号のセンター位置になるようにタイミングが調整
され、クランプパルスがハイレベル期間にスイッチ8を
オンする。これによりクランプレベル電圧は、クランプ
回路2の抵抗Rを通してコンデンサCを充電してクラン
プ処理を行っている。
【0006】上記のように、従来のMUSE方式のクラ
ンプ装置では、水平同期信号期間でソフトクランプ動作
を行い直流再生を行っているが、衛星放送では特定の周
波数にエネルギーが集中するのを防止するためにディス
パーサル信号が重畳されている。(図7)に示すディス
パーサル信号は周波数30Hz、周波数偏移600kH
zに対応する振幅の対称三角波である。MUSE信号の
振幅レベルに対して、ディスパーサル信号のレベルは小
さいが、このディスパーサル信号を除去しないと輝度レ
ベルの差がフリッカを生じる。このため、クランプ回路
の抵抗RとコンデンサCの時定数を短くして、30Hz
のディスパーサル信号成分を除去するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のよ
うな構成では、MUSE信号のS/Nが良好な状態にお
いてはクランプ回路の抵抗RとコンデンサCの時定数が
短くても問題ないが、S/Nが低下している状態ではノ
イズによりクランプレベルが振られ、画質を劣化させて
しまう。このため、実用状態を考慮して時定数をある程
度長くしなければならないが、長くすると30Hzのデ
ィスパーサル信号成分がクランプ回路で除去できずに残
ってしまう。この残留ディスパーサル信号成分によりフ
ィールド間での輝度差が生じて、画面上でフリッカにな
り画質を低下させる。このように、クランプ回路の抵抗
RとコンデンサCの時定数の選択だけでは、上記したよ
うにS/N低下時でのディスパーサル信号を除去するこ
とは難しいという問題点を有していた。
【0008】また、MUSE信号の伝送は、放送衛星の
みでなく通信衛星の利用も検討されている。この通信衛
星は、トランスポンダの1本当たりの送信電力が放送衛
星に対して小さいので、通信衛星による伝送ではエネル
ギーの集中をより防止するため、ディスパーサル信号の
周波数偏移を放送衛星の約2倍〜4倍の1.1MHzや
2.2MHzに増やす方向で検討されている。現在の放
送衛星、将来の通信衛星に対応するMUSEデコーダで
は、クランプ回路のみで異なったレベルのディスパーサ
ル信号を除去することは非常に難しいという問題点を有
していた。
【0009】本発明はかかる点に鑑み、MUSE信号に
重畳されるディスパーサル信号のレベルを検出して、3
0Hzのディスパーサル信号を自動的に除去するディス
パーサル除去装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、放送衛星およ
び通信衛星を用いてMUSE信号が伝送される場合に、
ディジタル化されたMUSE信号より、各フィールドの
クランプレベルを検出するクランプレベル検出手段と、
このクランプレベル検出手段の検出信号より2つのクラ
ンプレベルを比較し、ディスパーサル信号の有/無と重
畳レベルを検出するディスパーサル信号検出手段と、デ
ィスパーサル信号に位相同期したパルスを発生するフィ
ールドパルス発生手段と、このフィールドパルスを積分
してディスパーサル信号と逆極性の三角波を発生する逆
三角波発生手段と、前記ディスパーサル信号検出手段の
検出信号により、ディスパーサル信号と同一レベルの逆
三角波信号の振幅を選択する振幅選択手段、またはディ
スパーサル信号検出回路の検出データより、前記ディス
パーサル信号の残留レベルを演算するレベル演算手段
と、この出力をアナログの制御電圧に変換するD/A変
換手段と、この制御電圧により、ディスパーサル信号と
同一レベルの逆三角波信号の振幅を制御する振幅制御手
段を具備し、この逆三角波信号を前記MUSE信号に加
算する加算手段を前記クランプ手段の前段に備えた構成
となっている。
【0011】
【作用】本発明は前記した構成により、MUSE信号に
重畳されたディスパーサル信号の有/無と重畳レベルを
検出することによって、ディスパーサル信号と逆極性の
三角波信号を発生して、ディスパーサル信号の除去を自
動的に行うことができる。
【0012】
【実施例】(図1)は本発明の第1の実施例におけるデ
ィスパーサル除去装置のブロック図を示すものである。
(図1)において、従来例と同一回路については同一符
号を付けている。9はMUSE信号に逆三角波信号を加
算する加算回路、10はクランプレベル検出回路6の検
出信号より2つのクランプレベルを比較し、ディスパー
サル信号の有/無と重畳レベルの大/小を検出するディ
スパーサル信号検出回路、11はディスパーサル信号に
位相同期したパルスを発生するフィールドパルス発生回
路(FDP)、12はフィールドパルスを積分して逆極
性の三角波を発生する逆三角波発生回路、13は放送衛
星、および通信衛星などのディスパーサル信号レベルに
対応して、逆三角波信号の振幅を2種類切り替えること
が可能な振幅選択回路、20はMUSE信号からR、
G、Bの映像信号を復調するMUSE信号処理部であ
る。
【0013】以上のように構成された本実施例のディス
パーサル除去装置において、(図2)のクランプレベル
検出の動作説明のための波形図、(図3)の逆三角波発
生の動作説明のための波形図を用いて、以下その動作を
説明する。まず、放送衛星によるMUSE信号(BSチ
ューナの出力)が入力される場合は、(図2)(a)に
示すようなディスパーサル信号dsbが重畳されてい
る。MUSE信号は加算回路9と増幅器1を介して、ク
ランプ回路2と高入力インピーダンスの増幅器3で直流
再生処理を受ける。このクランプ回路2は抵抗Rとコン
デンサCの時定数を長くして、30Hzのディスパーサ
ル信号成分を一部通過させている。この直流再生処理を
受けたMUSE信号はA/D変換器4に供給されディジ
タル化される。このディジタル化されたMUSE信号
は、同期再生回路5やクランプレベル検出回路6に供給
される。
【0014】このMUSE信号には、(図2)(b)に
示すディスパーサル信号の残留成分bが含まれている。
このクランプレベル検出回路6で、水平ライン番号56
3と1125に挿入されたクランプレベル期間のデータ
をクランプゲートパルス(図2)(c)(d)により検
出する。クランプレベル検出回路6で検出されたクラン
プレベルデータは、各フィールドでクランプレベルより
大幅にずれている。このクランプレベルデータはクラン
プレベル発生回路7で演算し、両フィールドの平均クラ
ンプレベル電圧を発生する。このクランプレベル電圧は
クランプ回路2に供給される。一方、クランプレベル検
出回路6で検出されたクランプレベルデータはディスパ
ーサル信号検出回路10に供給される。
【0015】このディスパーサル信号検出回路10では
両フィールドのレベル比較により、両フィールドのレベ
ル差を、例えば3段階に検出して、このレベル差dが、
(1)0<d<K1の場合を、ディスパーサル信号が
「無」、(2)K1<d<K2の場合を、ディスパーサ
ル信号が「有」で、放送衛星の重畳レベル「小」、
(3)K2<dの場合を、ディスパーサル信号が「有」
で、通信衛星の重畳レベル「大」として検出する。な
お、等号はいずれかに付与すればよい。この放送衛星に
よるMUSE信号(BSチューナの出力)が入力される
場合は、ディスパーサル信号が「有」で、放送衛星の重
畳レベル「小」を検出する。このディスパーサル信号の
「有」によって、同期再生回路5からの(図3)(a)
に示す水平番号844のタイミング信号HVP1、また
(図3)(b)に示す水平番号282のHVP2によ
り、フィールドパルス発生回路11で(図3)(c)に
示すフィールドパルスを発生する。このフィールドパル
スを逆三角波発生回路12に供給して、ディスパーサル
信号と逆極性の逆三角波信号を発生する。
【0016】この逆三角波信号は振幅選択回路13に供
給されて、ディスパーサル信号検出回路10からのディ
スパーサル信号レベルの「大/小」の制御信号により、
振幅選択回路13でディスパーサル信号と同一レベルの
(図3)(d)に示す逆三角波信号rsbの振幅が選択
される。この逆三角波信号は加算回路9に供給されて、
この加算回路9でMUSE信号に重畳した放送衛星用の
ディスパーサル信号を除去する。
【0017】ここで電源投入時、チャンネル切り換え
時、および入力信号切り換え時には同期再生回路5がア
ンロック(同期外れ)状態であり、ディスパーサル信号
検出回路10はリセットされ初期状態となり、ディスパ
ーサル信号は「無」、重畳レベル「小」と設定してい
る。数フレーム後に同期再生回路5がロック状態になれ
ば、ディスパーサル信号検出回路10は上記動作を行
い、ディスパーサル信号の「有/無」、重畳レベル「大
/小」を検出し、以後アンロック状態になるまでこの検
出状態を保持している。即ち、逆三角波信号の加算によ
ってディスパーサル信号が除去されても、ディスパーサ
ル信号検出回路10の検出状態を変えないためである。
【0018】次に、通信衛星によるMUSE信号(CS
チューナの出力)が入力される場合は、(図2)(a)
に示すディスパーサル信号dscが重畳されている。こ
のMUSE信号には、(図2)(b)に示すディスパー
サル信号の残留成分cが含まれている。この入力の場合
も上述と同様な処理を行い、この通信衛星によるMUS
E信号(CSチューナの出力)が入力される場合は、デ
ィスパーサル検出回路10でディスパーサル信号が
「有」で、通信衛星の重畳レベル「大」を検出する。こ
のディスパーサル信号検出回路10のディスパーサル信
号レベルの「大/小」の制御信号により、振幅選択回路
13でディスパーサル信号と同一レベルの(図3)
(d)に示す逆三角波信号rscの振幅が選択される。
この逆三角波信号は加算回路9に供給されて、この加算
回路9でMUSE信号に重畳した通信衛星用のディスパ
ーサル信号を除去する。
【0019】次に、光ディスクなどのMUSE信号が入
力される場合は、ディスパーサル信号が重畳されていな
い。この入力の場合も上述と同様な処理を行い、この場
合はディスパーサル信号検出回路10でディスパーサル
信号が「無」を検出する。このディスパーサル信号検出
回路10のディスパーサル信号「無」により、フィール
ドパルス発生回路11を制御して、フィールドパルスの
発生を禁止する。このフィールドパルスのストップによ
り、逆三角波信号も発生せず、加算回路9には逆三角波
信号が加算されず、ディスパーサル除去回路の悪影響は
発生しない。
【0020】以上のようにこの実施例によれば、光ディ
スク、BSチューナ、およびCSチューナから入力され
るMUSE信号に重畳されたディスパーサル信号の有/
無と重畳レベルの大/小を検出する回路、入力MUSE
信号のディスパーサル信号に対応した逆三角波信号の発
生、および振幅を選択して、逆三角波信号を加算する回
路を設けることにより、ディスパーサル信号を除去する
ことができる。
【0021】次に本発明の第2の実施例におけるディス
パーサル除去装置について、図面を参照しながら説明す
る。図4は本発明の第2の実施例におけるディスパーサ
ル除去装置のブロック図を示すものである。図4におい
て、第1の実施例と同一回路には同一符号を付けてい
る。(図4)において、(図1)に示す本発明の第1の
実施例との相違は、レベル演算回路14、D/A変換器
15、振幅制御回路16を設けた点である。14はディ
スパーサル信号検出回路10からの検出データにより、
ディスパーサル信号の残留レベルを演算するレベル演算
回路、15はレベル演算回路14のデータをアナログ電
圧に変換するD/A変換器、16はD/A変換器15の
アナログ電圧によって、逆三角波信号の振幅を制御する
振幅制御回路である。
【0022】以上のように構成された第2の実施例のデ
ィスパーサル除去装置において、第1の実施例と相違し
た回路部分について、以下その動作を説明する。まず、
放送衛星(BSチューナの出力)によるMUSE信号が
入力される場合は、(図2)(a)に示すディスパーサ
ル信号dsbが重畳されている。第1の実施例と同様な
処理を行い、クランプレベル検出回路6で検出されたク
ランプレベルデータはディスパーサル信号検出回路10
に供給される。このディスパーサル信号検出回路10で
は両フィールドのレベル比較により、両フィールドのレ
ベル差を2段階に検出して、このレベル差dが、(1)
0<d<K1をディスパーサル信号が「無」、(2)K
1<dをディスパーサル信号が「有」として検出する。
なお、等号はいずれかに付与すればよい。
【0023】この放送衛星(BSチューナの出力)によ
るMUSE信号が入力される場合は、ディスパーサル信
号が「有」を検出する。また、このディスパーサル信号
検出回路10では両フィールドのクランプレベルデータ
と基準のクランプレベルにより、ディスパーサル信号の
重畳レベル量を検出して、この比較演算した正負の極性
を伴う残留検出データをレベル演算回路14に供給す
る。このレベル演算回路14でディスパーサル信号の残
留レベルを演算して、D/A変換器15に供給する。
このD/A変換器15でアナログ電圧に変換して、この
制御電圧で振幅制御回路16を制御する。この振幅制御
回路16で制御された逆三角波信号は、加算回路9に供
給され、MUSE信号と加算されて放送衛星用のディス
パーサル信号を除去するように制御される。このように
上記回路は、フィードバックループを構成して、ディス
パーサル信号と同一レベルの(図3)(d)に示す逆三
角波信号rsbの振幅になるように、フィードバック制
御ループを制御して、重畳されているディスパーサル信
号を除去する。
【0024】ここで電源投入時、チャンネル切り換え
時、および入力信号切り換え時には同期再生回路5がア
ンロック(同期外れ)状態であり、ディスパーサル信号
検出回路10はリセットされ初期状態であり、ディスパ
ーサル信号は「無」、残留検出データは0を設定してい
る。数フレーム後に同期再生回路5がロック状態になれ
ば、ディスパーサル信号検出回路10は上記動作を行
い、ディスパーサル信号の「有/無」、残留検出データ
を検出するが、以後アンロック状態になるまでこのディ
スパーサル信号の「有/無」の検出状態を保持してい
る。
【0025】次に、通信衛星(CSチューナの出力)に
よるMUSE信号が入力される場合は、(図2)(a)
に示すディスパーサル信号dscが重畳されているが、
このMUSE信号の入力時も上述の説明と同様にして、
フィードバック制御ループを制御して、重畳されている
通信衛星用のディスパーサル信号を除去する。
【0026】光ディスクなどのディスパーサル信号が重
畳されていないMUSE信号が入力される場合は、第1
の実施例と同様にディスパーサル信号検出回路10でデ
ィスパーサル信号が「無」の検出信号により、フィール
ドパルスの発生を禁止するのでディスパーサル除去回路
の悪影響は発生しない。
【0027】以上のように第2の実施例によれば、光デ
ィスク、BSチューナ、およびCSチューナから入力さ
れるMUSE信号に重畳されたディスパーサル信号の有
/無と重畳レベル量を検出する回路、入力MUSE信号
のディスパーサル信号に対応した逆三角波信号の発生、
および振幅を制御して、逆三角波信号を加算する回路に
よるフィードバックループを設けることにより、ディス
パーサル信号を自動的に除去することができる。
【0028】なお、第1の実施例においてディスパーサ
ル信号検出回路10で両フィールドのレベル差を3段階
に検出して、ディスパーサル信号が「有」の場合、レベ
ルを「大/小」の2種類に判別して、また振幅選択回路
13で振幅の選択も2種類として説明したが、レベルを
「大/中/小」の3種類、振幅の選択も3種類として行
ってもよいことは明らかである。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光ディスク、BSチューナ、およびCSチューナなどの
MUSE信号に対して、各フィールドのクランプレベル
期間のクランプレベルデータにより、MUSE信号に重
畳されたディスパーサル信号の有/無および重畳レベル
の大/小、または重畳レベル量を検出して、ディスパー
サル信号と逆極性の三角波信号を発生して、ディスパー
サル信号の除去を自動的に行うことができるので、クラ
ンプ回路の時定数をある程度長くしてS/N低下時の画
質劣化を抑制することができ、その実用的効果は大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるディスパーサル
除去装置のブロック図
【図2】同実施例におけるクランプレベル検出の動作説
明のための波形図
【図3】同実施例における逆三角波発生の動作説明のた
めの波形図
【図4】本発明の他の実施例におけるディスパーサル除
去装置のブロック図
【図5】従来のクランプ装置のブロック図
【図6】MUSE方式の伝送信号の割当を示す状態図
【図7】MUSE信号とディスパーサル信号を示す波形
【符号の説明】 2 クランプ回路 4 A/D変換器 6 クランプレベル検出回路 10 ディスパーサル信号検出回路 11 フィールドパルス発生回路 12 逆三角波発生回路 13 振幅選択回路 14 レベル演算回路 15 D/A変換器 16 振幅制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力MUSE信号をソフトクランプする
    クランプ回路と、このクランプ回路の出力をディジタル
    データに変換するA/D変換手段と、このディジタルデ
    ータより各フィールドのクランプレベルを検出するクラ
    ンプレベル検出手段と、このクランプレベル検出手段の
    検出信号より2つのクランプレベルを比較し、ディスパ
    ーサル信号の有/無と重畳レベルの大/小を検出するデ
    ィスパーサル信号検出手段と、ディスパーサル信号が重
    畳されているときにディスパーサル信号に位相同期した
    パルスを発生するフィールドパルス発生手段と、このフ
    ィールドパルスを積分して逆極性の三角波を発生する逆
    三角波発生手段と、前記ディスパーサル信号検出回路の
    検出信号により、前記ディスパーサル信号と同一レベル
    の逆三角波信号の振幅を選択する振幅選択手段と、この
    逆三角波信号を前記MUSE信号に加算する加算手段を
    前記クランプ手段の前段に備えたことを特徴とするディ
    スパーサル除去装置。
  2. 【請求項2】 入力MUSE信号をソフトクランプする
    クランプ手段と、このクランプ回路の出力をディジタル
    データに変換するA/D変換手段と、このディジタルデ
    ータより各フィールドのクランプレベルを検出するクラ
    ンプレベル検出手段と、このクランプレベル検出回路の
    検出信号より2つのクランプレベルを比較し、ディスパ
    ーサル信号の有/無と重畳レベル量を検出するディスパ
    ーサル信号検出手段と、ディスパーサル信号が重畳され
    ているときにディスパーサル信号に位相同期したパルス
    を発生するフィールドパルス発生手段と、このフィール
    ドパルスを積分して逆極性の三角波を発生する逆三角波
    発生手段と、前記ディスパーサル信号検出手段の検出デ
    ータより、前記ディスパーサル信号の残留レベルを演算
    するレベル演算手段と、前記レベル演算手段の出力をア
    ナログの制御電圧に変換するD/A変換手段と、この制
    御電圧により、ディスパーサル信号と同一レベルの逆三
    角波信号の振幅を制御する振幅制御手段とを具備し、こ
    の逆三角波信号を前記MUSE信号に加算する加算手段
    を前記クランプ手段の前段に備えたことを特徴とするデ
    ィスパーサル除去装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006211013A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 同期分離装置

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