JPH0514572Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0514572Y2
JPH0514572Y2 JP1987038053U JP3805387U JPH0514572Y2 JP H0514572 Y2 JPH0514572 Y2 JP H0514572Y2 JP 1987038053 U JP1987038053 U JP 1987038053U JP 3805387 U JP3805387 U JP 3805387U JP H0514572 Y2 JPH0514572 Y2 JP H0514572Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
low
pass filter
upper limit
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987038053U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63144722U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987038053U priority Critical patent/JPH0514572Y2/ja
Publication of JPS63144722U publication Critical patent/JPS63144722U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0514572Y2 publication Critical patent/JPH0514572Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filters And Equalizers (AREA)
  • Networks Using Active Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、周波数特性可変フイルタ装置に関す
るものであり、詳しくは周波数特性が高速に切り
換えられるフイルタ装置に関するものである。
(従来の技術) 例えば、周波数を測定するのにあたつては、測
定対象とする上限周波数に対応するカツトオフ周
波数を有するローパスフイルタを介して測定信号
を周波数測定器に加えることが多い。
ところが、測定対象の上限周波数が例えば
100MHz,1MHz,10MHzまでというように広い範
囲に渡つている場合には、測定対象に応じてロー
パスフイルタのカツトオフ周波数を切り換えるこ
とが望ましい。
そこで、従来から、このような周波数特性可変
フイルタ装置として、第3図や第4図に示すよう
な装置が用いられている。
第3図において、Tioは測定信号の入力端子で
あり、Tputは出力端子である。これら入力端子
Tioと出力端子Tputの間には、抵抗R1とバツフア
B1と抵抗R2とが直列接続されるとともに抵抗R1
とバツフアB1との接続点およびバツフアB1と抵
抗R2との接続点がそれぞれコンデンサC1,C2
介して共通電位点に接続され、それぞれ異なる上
限カツトオフ周波数に設定された複数n個のロー
パスフイルタがスイツチSW1,SW2を介して並列
に接続されている。なお、これらローパスフイル
タと出力端子Tputの間にはバツフアB2が直列に接
続されている。
このような構成において、スイツチSW11
SW1oおよびSW21〜SW2oはいずれかの1系統が
連動して選択的にオン駆動され、他の系統はオフ
状態に保持される。これにより、入力端子Tio
出力端子Tputの間には、所望の上限カツトオフ周
波数を有するローパスフイルタが選択的に接続さ
れることになる。
第4図は、抵抗R1,R2およびバツフアB1は1
系統にし、抵抗R1とバツフアB1との接続点と共
通電位点およびバツフアB1と抵抗R2との接続点
と共通電位点にそれぞれ接続されるコンデンサ
C1,C2として、容量の異なる複数n個のコンデ
ンサC11〜C1oおよびC21〜C2oの中から連動して駆
動されるスイツチSW1およびSW2を介して選択的
に接続するようにしたものである。
このように構成することにより、スイツチSW1
およびSW2の切り換えに応じて抵抗R1とコンデ
ンサC1および抵抗R2とコンデンサC2との時定数
が変化することになり、ローパスフイルタの上限
カツトオフ周波数を所望の値に限定することがで
きる。
ところで、これらのフイルタでは、スイツチ
SW1,SW2として、一般にリレーやアナログスイ
ツチが用いられている。なお、アナログスイツチ
としては、第5図に示すようなMOS FETや第
6図に示すようなダイオードスイツチが用いられ
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、リレーには、単価が比較的高いことか
ら切換段数やフイルタの次数が増加するとコスト
高になること、切換時間が数ms程度と比較的遅
いことなどの問題がある。
これに対し、アナログスイツチを用いることに
よりリレーの問題は解消できるが、電気的な問題
が発生する。
すなわち、MOS FETのオン抵抗は数10Ωと比
較的高い。また、ゲート、ドレイン間およびケー
ト、ソース間に等価的に静電容量が入つているこ
とから、フイルタの時定数に影響を及ぼすことに
なり、フイルタの周波数特性が変化することにな
る。
一方、ダイオードスイツチのオン抵抗は数Ω以
下になるが、ダイオードの特性のバラツキによつ
て入出力に直流オフセツト電圧が発生してレベル
シフトを生じることになる。
本考案は、これらの問題点に着目してなされた
ものであり、その目的は、比較的安価な構成で、
フイルタの周波数特性の高速切換が行え、入出力
に直流オフセツト電圧によるレベルシフトが発生
しない周波数特性可変フイルタ装置を実現するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) このような問題点を解決する本考案は、所望の
周波数特性設定範囲の下限周波数に対応した上限
カツトオフ周波数を有するローパフイルタと、 このローパスフイルタの上限カツトオフ周波数
よりも低い下限カツトオフ周波数からこのローパ
スフイルタの上限カツトオフ周波数よりも高い周
波数特性設定範囲の上限周波数に対応した任意の
上限カツトオフ周波数までの通過帯域を有し、ス
イツチを介して前記ローパスフイルタと選択的に
並列に接続される複数のバンドパスフイルタ、と
で構成されたことを特徴とする。
(実施例) 以下、図面を用いて本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は、本考案の一実施例を示すブロツク図
である。第1図において、1は周波数特性設定範
囲の下限カツトオフ周波数Lに対応した上限カツ
トオフ周波数を有するローパスフイルタである。
1〜2oはこのローパスフイルタ1の下限カツト
オフ周波数Lに対応した上限カツトオフ周波数よ
りも低い下限カツトオフ周波数からこのローパス
フイルタ1の上限カツトオフ周波数よりも高い周
波数特性設定範囲の上限周波数に対応した任意の
上限カツトオフ周波数1oまでの通過帯域を有
するパンドパスフイルタであり、これらパンドパ
スフイルタ21〜2oはスイツチ31〜3oを介して
ローパスフイルタ1と選択的に並列に接続されて
いる。
第2図は第1図の具体例を示す回路図であり、
第1図および第3図と同一部分には同一符号を付
けている。第2図において、スイツチSW11
SW1oおよびSW21〜SW2oとしては、第6図に示
すようなダイオードスイツチが用いられている。
入力端子Tioと各スイツチSW11〜SW1oの間には
それぞれコンデンサC31〜C3oが接続され、各
SW21〜SW2oと出力端子Tputとの間にはそれぞれ
コンデンサC41〜C4oが接続されている。ローパス
フイルタ1を構成する抵抗R2とバツフアB3との
間には抵抗R3が接続されている。なお、各バン
ドパスフイルタ21〜2oにおけるコンデンサC31
〜C3oによるカツトオフ周波数は、出力点の信号
が通過帯域でフラツトになるようにするために、
コンデンサC41〜C4oによるカツトオフ周波数より
も充分低くなるように設定されている。
このような構成において、バンドパスフイルタ
1〜2oを選択する動作は第3図のローパスフイ
ルタの選択動作と同様であるが、ローパスフイル
タ1のみを選択する場合にはすべてのスイツチを
オフする。
ここで、m(m:1〜n)番目のバンドパスフ
イルタ2nが選択された状態での動作が以下のよ
うになる。
直流から周波数特性設定範囲の下限カツトオフ
周波数近傍までの信号成分はローパスフイルタ1
が通過させ、このローパスフイルタ1の上限のカ
ツトオフ周波数を含む周波数帯域からバンドパス
フイルタ2nの上限カツトオフ周波数nに至る周
波数帯域ではコンデンサC3nとC4nのインピーダ
ンスが充分低くなつてバンドパスフイルタ2n
この周波数帯域の信号を通過させることになり、
フイルタ装置全体としてはバンドパスフイルタ2
単体と等しい動作をすることになる。
このように構成することにより、各バンドパス
フイルタ21〜2oをローパスフイルタ1と選択的
に並列に接続するスイツチ31〜3oとしてアナロ
グスイツチを用いることができ、高速切換が行
え、安価に構成できる。そして、各バンドパスフ
イルタの入出力がコンデンサで結合されているの
で、直流レベルシフトが発生することはなく、直
流特性は劣るが交流特性は優れているダイオード
スイツチなどを用いることができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、ローパ
スフイルタと並列にバンドパスフイルタをスイツ
チを介して選択的に接続する比較的安価な構成
で、フイルタの周波数特性の高速切換が行え、入
出力に直流オフセツト電圧によるレベルシフトが
発生しない周波数特性可変フイルタ装置が実現で
き、実用上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すブロツク図、
第2図は第1図の具体例を示す回路図、第3図お
よび第4図は従来の周波数特性可変ローパスフイ
ルタ装置の一例を示す回路図、第5図および第6
図はアナログスイツチの説明図である。 1……ローパスフイルタ、2……バンドパスフ
イルタ、3……スイツチ、Tio……入力端子、
Tput……出力端子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 所望の周波数特性設定範囲の下限周波数に対応
    した上限カツトオフ周波数を有するローパスフイ
    ルタと、 このローパスフイルタの上限カツトオフ周波数
    よりも低い下限カツトオフ周波数からこのローパ
    スフイルタの上限カツトオフ周波数よりも高い周
    波数特性設定範囲の上限周波数に対応した任意の
    上限カツトオフ周波数までの通過帯域を有し、ス
    イツチを介して前記ローパスフイルタと選択的に
    並列に接続される複数のバンドパスフイルタ、 とで構成されたことを特徴とする周波数特性可変
    フイルタ装置。
JP1987038053U 1987-03-16 1987-03-16 Expired - Lifetime JPH0514572Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987038053U JPH0514572Y2 (ja) 1987-03-16 1987-03-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987038053U JPH0514572Y2 (ja) 1987-03-16 1987-03-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63144722U JPS63144722U (ja) 1988-09-22
JPH0514572Y2 true JPH0514572Y2 (ja) 1993-04-19

Family

ID=30849936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987038053U Expired - Lifetime JPH0514572Y2 (ja) 1987-03-16 1987-03-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0514572Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6055713A (ja) * 1983-09-07 1985-04-01 Hitachi Ltd フィルタ回路
JPS61126809A (ja) * 1984-11-22 1986-06-14 Hitachi Ltd フイルタ回路

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6055713A (ja) * 1983-09-07 1985-04-01 Hitachi Ltd フィルタ回路
JPS61126809A (ja) * 1984-11-22 1986-06-14 Hitachi Ltd フイルタ回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63144722U (ja) 1988-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4651034A (en) Analog input circuit with combination sample and hold and filter
US5001441A (en) Operational transconductance amplifier programmable filter
US6366161B1 (en) Active filter circuit
JPH0514572Y2 (ja)
EP0065219B1 (en) Signal voltage dividing circuit
JP2795656B2 (ja) ローパスフィルタ
US4684881A (en) Low impedance switched attenuator
JPH01258188A (ja) 加算器
CA1162995A (en) Switched capacitor bilinear resistors
JP3074798B2 (ja) 移相器
US4755779A (en) Synchronous filter with switched capacitances
JPS6382117A (ja) スイツチトキヤパシタ型フイルタ回路
JP2866399B2 (ja) 振幅減衰器
JPH0218591Y2 (ja)
JPS6157117A (ja) 2極固態スイツチ装置
JPH0421103Y2 (ja)
JPH05264598A (ja) 信号入力回路
JPS6314495Y2 (ja)
SU1598120A1 (ru) Синхронный фильтр
JPH0677333U (ja) 可変容量回路
JPH01177708A (ja) プログラマブルアナログフィルタ
JPH0563487A (ja) 可変周波数フイルタと該フイルタに結合される終端回路
JPH01143414A (ja) スイッチング回路
SU1553988A1 (ru) Аналоговый интегратор напр жени
JPH0523613U (ja) 集積回路の分布容量を少なくする回路