JPH05144132A - テープガイド装置 - Google Patents

テープガイド装置

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Publication number
JPH05144132A
JPH05144132A JP3309441A JP30944191A JPH05144132A JP H05144132 A JPH05144132 A JP H05144132A JP 3309441 A JP3309441 A JP 3309441A JP 30944191 A JP30944191 A JP 30944191A JP H05144132 A JPH05144132 A JP H05144132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide member
tape
ring
guide device
adhesive
Prior art date
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Pending
Application number
JP3309441A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuro Saito
悦朗 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH05144132A publication Critical patent/JPH05144132A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 支持部材のガイド部材への挿入を容易にし、
接着剤を併用する場合にも、接着剤がガイド部材の内壁
の不必要な部分に付着するのを防止することを目的とす
る。 【構成】 テープ109をガイドするパイプ状のガイド
部材102と、一端が自由端とされ、他端がガイド部材
102に固着されガイド部材102を定在波振動させる
超音波加振子104と、ガイド部材102をガイド部材
102上に発生する振動の節の部分で支持する支持部材
を弾性材料よりなるOリング等で構成し、組立時にOリ
ング等を変形せしめ、Oリング等をガイド部材の内壁面
に接近あるいは当接させるような構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオ・テープ
・レコーダ等に適用して好適なテープガイド装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ビデオ・テープ・レコーダ等に使用され
るテープガイド装置は、大別すると回転型と固定型とが
挙げられる。
【0003】回転型には、テープに与える走行抵抗が少
ないといった特徴がある。しかしながら、例えば、使用
するベアリングの回転ムラがテープの走行ムラとなって
表れることや、回転ローラーの回転方向に対しテープの
走行方向が直角になっていないと、テープがローラーか
ら幅方向の力を受けること等の欠点があった。
【0004】特に後者の欠点においては、更に、テープ
が幅方向に移動して、テープのエッジを損傷することも
あった。従って、回転型のテープガイド装置を使用する
場合には、部品精度や組立精度が頗る高くなるようにし
なければならなく、製造が困難であった。
【0005】一方、固定型はテープの走行が安定したも
のとなるが、テープの走行抵抗が大きいといった欠点が
あった。
【0006】このような理由により、固定型でしかもテ
ープの走行抵抗の小さいテープガイド装置が要望されて
おり、一例として、エアーガイドが挙げられる。
【0007】このエアーガイドは、ガイド体の表面に設
けた小孔よりエアーを噴出し、テープを浮上させてテー
プの走行抵抗を減じる方式である。しかしながら、この
エアーガイドを以てしても、エアー源としてコンプレッ
サーが必要となる等新たな問題が生ずる。
【0008】このような欠点や問題を解消すべく、本出
願人は先に超音波を用いた超音波加振テープガイド装置
(特願平02−103627号)を提案している。
【0009】この超音波加振テープガイド装置では、固
定型のテープ走行の安定性を有しながら、テープの走行
抵抗を減じることができるようになされている。
【0010】また、この超音波加振テープガイド装置は
高さ調節が可能とされている。以下、図11を参照し
て、この超音波加振テープガイド装置について説明す
る。
【0011】この図11において、5は基台18に植立
された主軸である。超音波加振3が固着されたガイド部
材2は、支持突起7bを有する円筒状の振鍮製の支持軸
7により支持されている。
【0012】下及び上フランジ9及び10は支持軸7の
上下端部に当接するように配置され、ガイド部材2に巻
き付けられるテープのエッジ部をガイドする役目を果た
すようにされる。
【0013】主軸5は下及び上フランジ9及び10並び
に支持軸7を挿通するように構成される。
【0014】6は支持軸7の上端部の内周に嵌合される
と共に主軸5の端部に形成されたねじ23に螺合される
高さ調整ねじである。
【0015】8は取り付け部材で、この取り付け部材8
の上部に上フランジ10が取り付けねじ15により固定
され、この取り付け部材8の下部に下フランジ9が固定
ピン22及び24にて固定されている。
【0016】図12に示すように、取り付け部材8の素
子収容部8aは両側に側壁8bを残した直方体の孔を形
成することにより構成され、その両側壁8bにはストッ
パ嵌合孔8cが形成されている。
【0017】このストッパ嵌合孔8cには、ゴムからな
る円盤状のストッパ39の係止突起39aが嵌合され、
このストッパ39にて超音波加振子3が挟持されること
によって、ガイド部材2の回転が阻止されている。
【0018】取り付け部材8は、下及び上フランジ9及
び10を平行に保ち、その間隔をガイド部材2の長さよ
り0.1mm程大きく保つ役目を果たしている。
【0019】図11に示すように、下フランジ9及びベ
ース18間の主軸5の外周に配設されたコイルばね35
の偏倚力にて下フランジ9が上方向に押されるようにな
されている。
【0020】ベース18にはピン挿入孔20が形成さ
れ、この挿入孔20には、下フランジ9下面に植立され
た固定ピン22が挿入されている。
【0021】このような構成において、高さ調整ねじ6
が回転されると、コイルばね35の偏倚力により、ま
た、この偏倚力に抗してガイド部材2の高さが調整でき
るようになされている。
【0022】図13は、超音波加振子3に交流電圧を印
加し、ガイド部材2に発生する定在波振動の状態を線X
−Xで切って展開して表示したものである。
【0023】この図13に示すように、点線N−Nは節
の部分であり、この線上では振幅がゼロとなっている。
ガイド部材2の端面より節の位置までの距離をnとする
と、支持突起7bの軸方向の位置はガイド部材2の端面
よりnの距離に設けられる。
【0024】図14及び図15は従来の本例テープガイ
ド装置の他の例を示し、以下この図14及び図15を参
照して説明する。
【0025】図14において、300は基台で、この基
台300に主軸301を植立する如く取り付ける。
【0026】この主軸301に例えばセラミック製のガ
イド部材302を装着し、このガイド部材302の外周
面所定位置に超音波加振子304の一端面を例えば接着
材等で固着する。
【0027】この超音波加振子304の図において上下
の各部に電源供給用のリード線303a及び303bを
夫々接続する。
【0028】上述の各部品でテープガイド装置本体32
0を構成する。尚、図15はテ─プガイド装置320の
X部を拡大した断面図である。
【0029】即ち、図14、図15において示すよう
に、主軸301の上下所定位置に溝301a、301b
を形成し、これら溝301a、301bに夫々例えばゴ
ム製のOリング306a及び306bをはめ込むと共
に、はめ込み時に接着材で接着したり、焼付けにより主
軸301の溝301a、301bと各Oリング306
b、306b間を固着する。
【0030】そして更に、この主軸301に固着された
Oリング306a、306b及びガイド部材302の内
周面間を夫々接着剤310で接着したり、焼付けにより
固着する。
【0031】これらOリング306a、306bはこの
接着剤310や焼付けによりガイド部材302に弾性を
以て固着され、夫々ガイド部材302の振動の節の位置
に対向した状態を以て保持される。
【0032】従って、弾性を有する接着材やゴム製のO
リング306a及び306bによってガイド部材302
を支持することにより、ガイド部材302の振動の減衰
を最小限にすることができると共に、ガイド部材302
の主軸301の軸方向への移動及び主軸301の回りの
回動を防止する。
【0033】テープガイド装置本体320の駆動時に
は、本例においても、ガイド部材302上に形成される
定在波は図13に示す如くなる。
【0034】即ち、図13に示すように、点線N−Nは
節の部分であり、この線上では振幅が“0”であり、こ
の線に沿ってガイド部材302を支持することにより、
支持による振動の減衰を最少とすることができる。
【0035】このように構成したテ─プガイド装置32
0において、ガイド部材302によってテープ309を
案内、走行させ、図示を省略した駆動回路等により、こ
のテープガイド装置本体320にこれの共振周波数に相
当する交流電圧をリード線303a及び303bを介し
て供給すると、ガイド部材302には定在波が発生し、
テープ309及びガイド部材302間の摩擦係数は、交
流電圧を供給しないで、テープ309を走行させた場合
と比較して、数分の1に減少する。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】上述から明かなよう
に、上述の例においては、高さ調整ネジ6の調整によ
り、取り付け部材8に取り付けられた上フランジ10及
び下フランジ9間の長さをガイド部材2の長さより0.
1mm程大きく保つようにして上及び下フランジ10及
び9がガイド部材の端部を圧迫しないようになし、更に
支持突起7bを、これの軸方向の位置をガイド部材2の
両端より夫々nの距離の位置にしてガイド部材2の内面
と当接するようにしている。
【0037】このため、上及び下フランジ10及び9、
高さ調整ネジ6等多くの精度の高い部品が必要になると
共に、構造の複雑化により組立作業等が困難となる不都
合があった。
【0038】また、上及び下フランジ10及び9がガイ
ド部材2の上下端部を夫々圧迫することにより、ガイド
部材2の振動の減衰を引き起こし、テープを良好に案
内、走行させることができない不都合があった。
【0039】テ─プガイド装置320はかかる点に鑑み
てなされたもので、他の部品によるガイド部材の端部へ
の圧迫によりガイド部材の振動の減衰を引き起こさない
ようにしてテープに対する案内及びテープ走行を良好に
できると共に、部品点数を削減し、構造を簡単にするこ
とのできるテープガイド装置を提案しようとするもので
ある。
【0040】然しながらこのテ─プガイド装置320は
Oリングや接着剤を介して、ガイド部材の節の部分を弾
性的に支持する構成となっているが、Oリングの外径寸
法がガイド部材の内径寸法に近いか大きいため、組立時
においてOリングをの内壁に接触させながら挿入するこ
とになり、挿入時に大きな力を必要とする、外部で接着
剤を塗布しても挿入時にガイド部材の内壁の不必要な部
分に付着し接着剤が固着位置に届かない等の不都合があ
った。本発明は斯る点に鑑み、支持部材のガイド部材へ
の挿入を容易にし、接着剤を併用する場合にも、接着剤
がガイド部材の内壁の不必要な部分に付着するのを防止
することを目的とする。
【0041】
【課題を解決するための手段】本発明テープガイド装置
は例えば図1〜図10に示す如く、テープ109をガイ
ドするパイプ状のガイド部材102と、一端が自由端と
され、他端がガイド部材102に固着されガイド部材1
02を定在波振動させる超音波加振子104と、ガイド
部材102をガイド部材102上に発生する振動の節の
部分で支持する支持部材を弾性材料よりなるOリング等
で構成し、組立時にOリング等を変形せしめ、Oリング
等をガイド部材の内壁面に接近あるいは当接させるよう
な構造とする。
【0042】
【作用】本発明によれば、ガイド部材102をガイド部
材102上に発生する振動の節の部分で支持する支持部
材を弾性材料よりなるOリング等で構成し、組立時にO
リング等を変形せしめ、Oリング等をガイド部材の内壁
面に接近あるいは当接させるような構造としたので、支
持部材のガイド部材への挿入を容易にし、接着剤を併用
する場合にも、接着剤がガイド部材の内壁の不必要な部
分に付着するのを防止し、組立が簡単で確実になり、高
性能なテ─プガイド装置が容易に実現できる。
【0043】
【実施例】以下に、図1を参照して本発明テープガイド
装置の一実施例のテープガイド装置200について詳細
に説明する。
【0044】この図1において、100は基台で、この
基台100に主軸101を植立する如く取り付ける。
【0045】この主軸101に例えばセラミック製のガ
イド部材102を装着し、このガイド部材102の外周
面所定位置に超音波加振子104の一端面を例えば接着
材等で固着する。
【0046】この超音波加振子104の図において上下
の各部に電源供給用のリード線103a及び103bを
夫々接続する。
【0047】図2はテープガイド装置200の断面図を
あらわす。尚、図3はテープガイド装置200の上面図
である。
【0048】また図2と、図2中xで示す部分を拡大し
た図4に示すように、主軸101には主軸肩部101b
が設けられている。主軸101はスリ─ブ106と押圧
リング108を捜通するように構成され、主軸101の
端部に設けたねじ101aにはナット109が螺合され
ている。
【0049】スリ─ブ106の両端部には段部106
a、106bが設けられ、段部106aと押圧リング1
08、段部106bと主軸肩部101bそれぞれによっ
て形成される溝にはゴムよりなるOリング107a、1
07bが配置されている。
【0050】第5図はガイド部材を取り付ける前の状態
を示す。ナット109が緩められた状態であるので、押
し圧リング108、スリ─ブ106、主軸肩部101b
それぞれのOリング107a、107bに対する押圧力
が実質的に零であり、Oリング107a、107bの外
形はほぼ原型を維持しその外径寸法D1はガイド部材1
02の内径寸法D2より小さい。
【0051】よって接着剤を塗布したOリング107
a、107bを、ガイド部材102の壁に接着剤を付着
させることなく、ガイド部材の内壁の所定の位置まで挿
入することが出来る。
【0052】図2はガイド部材を所定の位置まで挿入
し、ナット109を締めつけた状態を示す。
【0053】その結果、Oリング107aは押圧リング
108と段部106aによって、Oリング107bは段
部106bと主軸段部101bによってそれぞれ押圧さ
れて変形し、外形は拡大してガイド部材102の内壁に
接近あるいは接触する。
【0054】図4に示すように、Oリング107a等に
塗布した接着剤110は毛細管現象などによりガイド部
材102との間に充填される。
【0055】テープガイド装置本体200の駆動時に
は、ガイド部材102上に形成される定在波は図11に
示す如くなる。
【0056】即ち、図11に示すように、点線N−Nは
節の部分であり、この線上では振幅が“0”であり、こ
の線に沿ってガイド部材102を支持することにより、
支持による振動の減衰を最少とすることができる。
【0057】従って図11における、端面より節の位置
までの距離をnとすると、図2に示すように、Oリング
107a、107bの軸方向の位置はガイド部材102
の上下端部より夫々nの距離とする。
【0058】接着剤110の材質としては種々のものが
採用可能であるが、硬化後の硬度が低く、ゴムの如き弾
性を有するものがより望ましい。
【0059】Oリング107a、107bはそれぞれ接
着剤110によりガイド部材102に弾性を以て固着さ
れ、夫々ガイド部材102の振動の節の位置に対向した
状態を以て保持される。
【0060】従って、この接着材110の弾性及びにO
リング107a、107bの弾性により、ガイド部材1
02の振動の減衰を最小限にすることができると共に、
ガイド部材102の主軸101の軸方向への移動及び主
軸101を中心とする回動を防止する。
【0061】さて、図1に示す如くガイド部材102に
よってテープ109を案内、走行させ、図示を省略した
駆動回路等により、このテープガイド装置本体200に
これの共振周波数に相当する交流電圧をリード線103
a及び103bを介して供給すると、ガイド部材102
には定在波が発生し、テープ109及びガイド部材10
2間の摩擦係数は、交流電圧を供給しないで、テープ1
09を走行させた場合と比較して、数分の1に減少す
る。
【0062】このように、本例においては、主軸101
に形成したねじ101aに螺合すナット109の締めつ
け力により、押圧リング108、スリ─ブ106を介し
てOリング107a、107bを変形せしめそれぞれの
外径寸法を変化せしめるようにしたので、ガイド部材1
02の組立てを接着剤を用いて簡単かつ確実に行うこと
が出来、ガイド部材102の主軸101の軸方向及び回
転方向への移動を防止するようにしたので、例えば回り
止め部材等、他の部品による超音波加振子104等への
圧迫がなく、ガイド部材102の支持をゴムやゴム系接
着剤によって弾性的に行うことにより、ガイド部材10
2の振動の減衰を少なくしてテープ109に対する案内
及びテープ走行を良好にできると共に、部品点数を削減
し、構造を簡単にすることができる。
【0063】図6は本例テープガイド装置の他の例1の
テ─プガイド装置本体201のガイド部材102の支持
部分を拡大した断面を示す。以下この図6を参照して説
明する。
【0064】図6に示すように、テ─プガイド装置20
1のテープガイド装置200と相違する点はOリングの
部分のみであり、他の部分のテープガイド装置200と
対応する部分には同一符号を付してその詳細説明を省略
する。
【0065】Oリング111には接着剤溜め溝111a
が設けられ、ガイド部材102に挿入組立られる前に接
着剤が充填される。挿入後、ナット109を締めつける
と、Oリング111が変形するとともに、接着剤溜め溝
111aが変形して占める容積が縮小し、接着剤110
が接着剤溜め溝111aの外に絞り出され、ガイド部材
102とOリング111の間に充填される。
【0066】このような構成にすると、ガイド部材10
2とOリング111の間に充填されるべき接着剤が適量
で確実に供給され、ばらつきの少ない確実な固着が実現
され、製造が容易になる。
【0067】かくして、Oリング111は図示しないも
う一方Oリングとともにこの接着剤110によってガイ
ド部材102に弾性的に固着され、夫々ガイド部材10
2の振動の節の位置に対向した状態を以て保持される。
【0068】従って、この接着材110やゴム製のOリ
ング111等の弾性により、ガイド部材102の振動の
減衰を最小限にすることができると共に、ガイド部材1
02の主軸101の軸方向への移動及び主軸101の回
りの回動を防止する。
【0069】このように本例においては、Oリング11
1に接着剤溜め溝111aを設けたので、ガイド部材1
02とOリング111の間に充填されるべき接着剤が適
量で確実に供給され、ばらつきの少ない確実な固着が実
現され、製造が容易になる。Oリング111等とガイド
部材102間を弾性を有する接着剤110により弾性を
以て固着支持し、ガイド部材102の主軸101の軸方
向及び回転方向への移動を防止するようにしたので、例
えば回り止め部材等、他の部品による超音波加振子10
4等への圧迫によるガイド部材102の振動の減衰をな
くしてテープ109に対する案内及びテープ走行を良好
にできると共に、部品点数を削減し、構造を簡単にする
ことができる。また、これにより、このテープガイド装
置本体202の組立が簡単となり、その製造過程を簡単
にすることができる。
【0070】図7は本例テープガイド装置の他の例2の
テ─プガイド装置本体202の断面図を示し、図8はガ
イド部材を分解した図を示す。以下これらの図を参照し
て説明する。
【0071】図7に示すように、テ─プガイド装置20
2のテープガイド装置200相違する点はガイド部材の
部分であり、他の部分のテープガイド装置200と対応
する部分には同一符号を付してその詳細説明を省略す
る。
【0072】図8に示すように、ガイド部材112の内
径部には溝112aが設けられ、その内径寸法D3はガ
イド部材112の内径寸法D2より大きくされている。
【0073】図8に示すように、ガイド部材112の挿
入組立前はナット109が緩められているので、Oリン
グ107a、107bの外径寸法はD1であり、ガイド
部材112の内径寸法D2より小さく、Oリング107
a、107bをガイド部材112に容易に挿入出来る。
【0074】ガイド部材112の挿入後、ナット109
を締めつけると、Oリング107a、107bが変形し
てその外径寸法がガイド部材112の内径寸法D2より
大きくなり、 溝112aに組合わさり、ガイド部材1
12の主軸101方向の移動を防止することが出来る。
さらにナット109を締め込むと、Oリング107a、
107bが溝112aを押圧し、ガイド部材112の回
転方向の移動を防止すことができる。
【0075】Oリング107a、107bを溝112a
に組合わせ、ガイド部材112の主軸101方向のみの
移動を防止する構成とした場合、回転方向の移動を防止
する必要があり、ガイド部材112に固着した超音波加
振子104を挟持して、ガイド部材112の主軸101
を中心とする回転方向の移動を防止する、回転止め部材
(図示せず)を取り付けことにより目的とする機能を実
現することが出来る。
【0076】このように、本例においては、主軸101
に形成したねじ101aに螺合するナット109の締め
つけ力により、押圧リング108、スリ─ブ106を介
してOリング107a、107bを変形せしめそれぞれ
の外径寸法を変化せしめるようにし、ガイド部材102
の内径部に設けた溝102aに組み合わせるようにした
ので、組立てを簡単かつ確実に行うことが出来、ガイド
部材102の支持をゴムよりなるOリングによって弾性
的に行うことにより、ガイド部材102の振動の減衰を
少なくしてテープ109に対する案内及びテープ走行を
良好にできると共に、部品点数を削減し、構造を簡単に
することができる。
【0077】図9は本例テープガイド装置の他の例3の
テ─プガイド装置203の断面図を示す。。
【0078】図9に示すように、テ─プガイド装置本体
203のテープガイド装置本体200相違する点は主軸
113、スリ─ブ114、押圧リング115であり 、
他の部分のテープガイド装置本体200と対応する部分
には同一符号を付してその詳細説明を省略する。
【0079】この図9において、100は基台で、この
基台100に主軸113を植立する如く取り付ける。主
軸113にはねじ113aが設けられている。
【0080】主軸113には斜面113b、スリ─ブ1
14の両端には斜面114a、114b、押圧リング1
15には斜面115aが設けられている。
【0081】Oリング107aは斜面115aと斜面1
14aによって構成されるV字状溝に配置され、Oリン
グ107bは斜面113bと斜面114bによって構成
されるV字状溝に配置されている。
【0082】ねじ113aに螺合するナット109を締
めつけると、斜面115aと斜面114a、斜面113
bと斜面114bがそれぞれ接近し、Oリング107
a、107bをそれぞれ外径寸法が大きくなる方向に変
形させる。
【0083】このように、本例においては、主軸113
には斜面113b、スリ─ブ114の両端には斜面11
4a、114b、押圧リング115には斜面115aを
設け、Oリング107aを斜面115aと斜面114a
によって構成されるV字状溝に、Oリング107bは斜
面113bと斜面114bによって構成されるV字状溝
にそれぞれ配置する構成としたので、主軸113に形成
したねじ113aに螺合するナット109の締めつけ力
により、Oリング107a、107bを変形せしめそれ
ぞれの外径寸法を変化せしめる点において、Oリングの
変形が容易に起こり、Oリングに異常な力が作用しない
という利点が生じる。
【0084】図10は本例テープガイド装置の他の例4
のテ─プガイド装置204の断面図を示す。
【0085】図10に示すように、テ─プガイド装置本
体204のテープガイド装置本体200相違する点はス
リ─ブ116、弾性体ボ─ル118であり、他の部分の
テープガイド装置本体200と対応する部分には同一符
号を付してその詳細説明を省略する。
【0086】この図10において、100は基台で、こ
の基台100に主軸101を植立する如く取り付ける。
主軸101にはねじ101aが設けられている。
【0087】スリ─ブ116の両端にはそれぞれ4ヵ所
の凹所116aが設けられ、各凹所116aには弾性体
ボ─ル118がはめ込まれている。
【0088】ねじ101aに螺合するナット109を締
めつけると、各弾性体ボ─ル118は押圧リング108
とスリ─ブ116、主軸肩部101bとスリ─ブ116
に押され、各弾性体ボ─ル118は各凹所116aのス
リ─ブ116の円周方向の壁116bによって変形が規
制されるため、スリ─ブ116の半径方向の外径側に向
かって変形する。
【0089】このように構成すると、ナット109の締
めつけにより、弾性ボ─ル118が変形し、ガイド部材
102の内壁を押圧し、ガイド部材102が支持され
る。
【0090】各弾性体ボ─ル118のガイド部材102
の内壁に対する当接位置は、図13のグラフにおいてR
で示す位置、つまり円周方向にできる節N−Nと長さ方
向にできる節R−Rの交点Aの位置がもっとも望まし
い。
【0091】弾性ボ─ル118に接着剤を塗布するか浸
潤せしめた後組立を行うことにより弾性ボ─ル118と
ガイド部材102を固着せしめ、より安定した構造とす
ることも可能である。
【0092】このように、本例においては、スリ─ブ1
16の両端に各4ヵ所の凹所116aを設け、各凹所1
16aに弾性体ボ─ル118をはめ込み、主軸101に
形成したねじ101aに螺合するナット109の締めつ
け力により、弾性体ボ─ル118を変形せしめガイド部
材102の内径を押圧する構成により、ガイド部材10
2を支持するようにしたので、他の実施例で採用したO
リングに比べて支持部が局所的となり、支持に伴う減衰
を小さくできる利点が生じる。
【0093】尚、本発明は上述の実施例に限ることなく
本発明の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が
取り得ることは勿論である。
【0094】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、ガイド部材1
02をガイド部材102上に発生する振動の節の部分で
支持する支持部材を弾性材料よりなるOリング等で構成
し、組立時にOリング等を変形せしめ、Oリング等をガ
イド部材の内壁面に接近あるいは当接させるような構造
としたので、支持部材のガイド部材への挿入を容易に
し、接着剤を併用する場合にも、接着剤がガイド部材の
内壁の不必要な部分に付着するのを防止し、組立が簡単
で確実になり、高性能なテ─プガイド装置が容易に実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明テープガイド装置の一実施例を示す斜視
図である。
【図2】本発明テープガイド装置の一実施例を示す断面
図である。
【図3】本発明テープガイド装置の一実施例を示す上面
図である。
【図4】本発明のテープガイド装置の一実施例の一部を
拡大した断面図である。
【図5】本発明のテープガイド装置の一実施例の組立前
を示す断面図である。
【図6】本発明テープガイド装置の他の例1を示す断面
図である。
【図7】本発明テープガイド装置の他の例2を示す断面
図である。
【図8】本発明テープガイド装置の他の例2の組立前を
示す断面図である。
【図9】本発明テープガイド装置の他の例3のを示す断
面図である。
【図10】本発明テープガイド装置の他の例4のを示す
断面図である。
【図11】従来のテープガイド装置の例を示す断面図で
ある。
【図12】従来のテープガイド装置の例の平面図であ
る。
【図13】従来及び本発明テープガイド装置の説明に供
する線図である。
【図14】従来のテープガイド装置の他の例を示す断面
図である。
【図15】従来のテープガイド装置の他の例を拡大した
断面図である。
【符号の説明】
100 基台 101 主軸 101a ねじ 101b 主軸肩部 102 ガイド部材 104 超音波加振子 106 スリ─ブ 107a、107b Oリング 108 押圧リング 109 テープ 110 接着剤 111 Oリング 112 ガイド部材 113 主軸 114 スリ─ブ 115 押圧リング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープをガイドするパイプ状のガイド部
    材と、上記ガイド部材を支持する弾性体の支持部材と、
    上記支持部材を加圧して変形せしめる機構部とを有し、
    上記ガイド部材を定在波振動させた場合の節の部分を上
    記変形させた支持部材で支持するようにしたことを特徴
    とするテープガイド装置。
JP3309441A 1991-11-25 1991-11-25 テープガイド装置 Pending JPH05144132A (ja)

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