JPH05205360A - テープガイド装置 - Google Patents

テープガイド装置

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Publication number
JPH05205360A
JPH05205360A JP4013175A JP1317592A JPH05205360A JP H05205360 A JPH05205360 A JP H05205360A JP 4013175 A JP4013175 A JP 4013175A JP 1317592 A JP1317592 A JP 1317592A JP H05205360 A JPH05205360 A JP H05205360A
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JP
Japan
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guide member
tape
support shaft
adhesive
guide device
Prior art date
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Application number
JP4013175A
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English (en)
Inventor
Etsuro Saito
悦朗 斉藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガイド部材の内径および支持突起の各寸法に
高い精度を要求することがないと共にガイド部材に支持
突起を容易且つ正確に固着することができるようにする
ことを目的とする。 【構成】 ガイド部材102と、このガイド部材102
の内部に配置された支持軸106とを有し、このガイド
部材102を振動させた場合の節の位置に対向するよう
にこの支持軸106上に突起106a、106bをもう
け、この突起106a、106bとこのガイド部材10
2を硬化後弾性体の性質を示す接着剤107により固着
する構成にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオ・テープ
・レコーダ等に適用して好適なテープガイド装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ビデオ・テープ・レコーダ等に使用され
るテープガイド装置は、大別すると回転型と固定型とが
挙げられる。
【0003】回転型には、テープに与える走行抵抗が少
ないといった特徴がある。しかしながら、例えば、使用
するベアリングの回転ムラがテープの走行ムラとなって
表れることや、回転ローラーの回転方向に対しテープの
走行方向が直角になっていないと、テープがローラーか
ら幅方向の力を受けること等の欠点があった。
【0004】特に後者の欠点においては、更に、テープ
が幅方向に移動して、テープのエッジを損傷することも
あった。従って、回転型のテープガイド装置を使用する
場合には、部品精度や組立精度が頗る高くなるようにし
なければならなく、製造が困難であった。
【0005】一方、固定型はテープの走行が安定したも
のとなるが、テープの走行抵抗が大きいといった欠点が
あった。
【0006】このような理由により、固定型でしかもテ
ープの走行抵抗の小さいテープガイド装置が要望されて
おり、一例として、エアーガイドが挙げられる。
【0007】このエアーガイドは、ガイド体の表面に設
けた小孔よりエアーを噴出し、テープを浮上させてテー
プの走行抵抗を減じる方式である。しかしながら、この
エアーガイドを以てしても、エアー源としてコンプレッ
サーが必要となる、ガイド体に設けた小孔に異物が付着
しエア─噴出に障害が起こる等新たな問題が生ずる。
【0008】このような欠点や問題を解消すべく、本出
願人は先に超音波を用いた超音波加振テープガイド装置
(特願平02−103627号)を提案している。
【0009】この超音波加振テープガイド装置では、固
定型のテープ走行の安定性を有しながら、テープの走行
抵抗を減じることができるようになされている。
【0010】また、この超音波加振テープガイド装置は
高さ調節が可能とされている。以下、図8を参照して、
この超音波加振テープガイド装置について説明する。
【0011】この図8において、5は基台18に植立さ
れた主軸である。超音波加振子 3が固着されたガイド
部材2は、支持突起7bを有する円筒状の真鍮製の支持
軸7により支持されている。
【0012】下及び上フランジ9及び10は支持軸7の
上下端部に当接するように配置され、ガイド部材2に巻
き付けられるテープのエッジ部をガイドする役目を果た
すようにされる。
【0013】主軸5は下及び上フランジ9及び10並び
に支持軸7を挿通するように構成される。
【0014】6は支持軸7の上端部の内周に嵌合される
と共に主軸5の端部に形成されたねじ23に螺合される
高さ調整ねじである。
【0015】8は取り付け部材で、この取り付け部材8
の上部に上フランジ10が取り付けねじ15により固定
され、この取り付け部材8の下部に下フランジ9が固定
ピン22及び24にて固定されている。
【0016】図9に示すように、取り付け部材8の素子
収容部8aは両側に側壁8bを残した直方体の孔を形成
することにより構成され、その両側壁8bにはストッパ
嵌合孔8cが形成されている。
【0017】このストッパ嵌合孔8cには、ゴムからな
る円盤状のストッパ39の係止突起39aが嵌合され、
このストッパ39にて超音波加振子3が挟持されること
によって、ガイド部材2の回転が阻止されている。
【0018】取り付け部材8は、下及び上フランジ9及
び10を平行に保ち、その間隔をガイド部材2の長さよ
り0.1mm程大きく保つ役目を果たしている。
【0019】図8に示すように、下フランジ9及び基台
18間の主軸5の外周に配設 されたコイルばね35の
偏倚力にて下フランジ9が上方向に押されるようになさ
れている。
【0020】ベース18にはピン挿入孔20が形成さ
れ、この挿入孔20には、下フランジ9下面に植立され
た固定ピン22が挿入されている。
【0021】このような構成において、高さ調整ねじ6
が回転されると、コイルばね35の偏倚力により、ま
た、この偏倚力に抗してガイド部材2の高さが調整でき
るようになされている。
【0022】図10は、超音波加振子3に交流電圧を印
加し、ガイド部材2に発生する定在波振動の状態を線X
−Xで切って展開して表示したものである。
【0023】この図10に示すように、点線N−Nは節
の部分であり、この線上では振幅がゼロとなっている。
ガイド部材2の端面より節の位置までの距離をnとする
と、支持突起7bの軸方向の位置はガイド部材2の端面
よりnの距離に設けられる。
【0024】図11及び図12は従来の本例テープガイ
ド装置の他の例を示し、以下この図11及び図12を参
照して説明する。
【0025】図11において、300は基台で、この基
台300に主軸301を植立する如くり付ける。
【0026】この主軸301に例えばセラミック製のガ
イド部材302を装着し、このガイド部材302の外周
面所定位置に超音波加振子304の一端面を例えば接着
材等で固着する。
【0027】この超音波加振子304の図において上下
の各部に電源供給用のリード線303a及び303bを
夫々接続する。
【0028】上述の各部品でテープガイド装置本体32
0を構成する。尚、図12はテ─プガイド装置320の
X部を拡大した断面図である。
【0029】即ち、図11、図12において示すよう
に、主軸301の上下所定位置に溝301a、301b
を形成し、これら溝301a、301bに夫々例えばゴ
ム製のOリング306a及び306bをはめ込むと共
に、はめ込み時に接着材で接着したり、焼付けにより主
軸301の溝301a、301bと各Oリング306
b、306b間を固着する。
【0030】そして更に、この主軸301に固着された
Oリング306a、306b及びガイド部材302の内
周面間を夫々接着剤310で接着したり、焼付けにより
固着する。
【0031】これらOリング306a、306bはこの
接着剤310や焼付けによりガイド部材302に弾性を
以て固着され、夫々ガイド部材302の振動の節の位置
に対向した状態を以て保持される。
【0032】従って、弾性を有する接着材やゴム製のO
リング306a及び306bによってガイド部材302
を支持することにより、ガイド部材302の振動の減衰
を最小限にすることができると共に、ガイド部材302
の主軸301の軸方向への移動及び主軸301の回りの
回動を防止する。
【0033】テープガイド装置本体320の駆動時に
は、本例においても、ガイド部材302上に形成される
定在波は図10に示す如くなる。
【0034】即ち、図10に示すように、点線N−Nは
節の部分であり、この線上では振幅がゼロであり、この
線に沿ってガイド部材302を支持することにより、支
持による振動の減衰を最少とすることができる。
【0035】このように構成したテープガイド装置にお
いて、ガイド部材302によってテープ309を案内、
走行させ、図示を省略した駆動回路等により、このテー
プガイド装置本体320にこれの共振周波数に相当する
交流電圧をリード線303a及び303bを介して供給
すると、ガイド部材302には定在波が発生し、テープ
309及びガイド部材302間の摩擦係数は、交流電圧
を供給しないで、テープ309を走行させた場合と比較
して、数分の1に減少する。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】上述から明かなよう
に、上述の例においては、支持軸7上に設けた支持突起
7bを、これの軸方向の位置をガイド部材2の両端より
夫々nの距離の位置の振動の節の部分において、ガイド
部材2の内面と当接するようにしている。このような構
成を採用すると、ガイド部材2と支持軸7の組立はガイ
ド部材2の内径と支持軸7上に設けた支持突起7a、7
bの外径の嵌合によって行うため、ガイド部材2の内径
および支持突起7a、7b外径の各寸法に高い精度が要
求され、低価格化の障害となっていた。
【0037】図11例のテープガイド装置はかかる点に
鑑みてなされたもので、ガイド部材の支持を弾性体のO
リングを用いて行うことにより、ガイド部材の内径寸法
の精度をラフにし、ガイド部材の価格を低下せしめると
共に、部品点数を削減し、構造を簡単にすることのでき
るテープガイド装置を提案しようとするものである。
【0038】この図11例のテープガイド装置はOリン
グや接着剤を介して、ガイド部材の節の部分を弾性的に
支持する構成となっているが、Oリングの外径寸法がガ
イド部材の内径寸法に近いか大きいため、組立時におい
てOリングをその内壁に接触させながら挿入することに
なり、挿入時に大きな力を必要とする、外部で接着剤を
塗布しても挿入時にガイド部材の内壁の不必要な部分に
付着し接着剤が固着位置に届かない等の不都合があっ
た。本発明は斯る点に鑑みガイド部材の内径および支持
突起の各寸法に高い精度を要求することがないと共にガ
イド部材に支持突起を容易且つ正確に固着することがで
きるようにすることを目的とする。
【0039】
【課題を解決するための手段】本発明テープガイド装置
は例えば図1〜図7に示す如く、ガイド部材102と、
このガイド部材102の内部に配置された支持軸106
とを有し、このガイド部材102を振動させた場合の節
の位置に対向するようにこの支持軸106上に突起10
6a、106bをもうけ、この突起106a、106b
とこのガイド部材102を硬化後弾性体の性質を示す接
着剤107により固着する構成にしたものである。
【0040】
【作用】本発明によれば、テープ109をガイドするパ
イプ状のガイド部材102と、一端が自由端とされ、他
端がガイド部材102に固着されガイド部材102を定
在波振動させる超音波加振子104と、突起106a、
106bを有する支持軸106で構成され、突起106
a、106bをガイド部材102上に発生する振動の節
の部分にを対向させて配置し、突起106a、106b
とガイド部材102の間に設けた均一な隙間110に、
硬化後に弾性材の性質を示す接着剤を充填する。接着剤
は隙間110に毛細管現象により充填され、従って接着
部分は節に対向する突起106a、106bの近傍の部
分に限定される。支持軸106の長さを振動の節の間の
距離に大略等しくすることにより、接着部分にスポイト
などの接着機材を接近させることが可能になるととも
に、接着部分を望むことが可能になる。またガイド部材
102の内径と突起106a、106bの外径のあいだ
に隙間110を設け、これに硬化後弾性体となる接着剤
を充填する。これにより、ガイド部材102の内径寸法
及び突起106a、106bの外径寸法に高い精度が要
求されない。
【0041】
【実施例】以下に、図1〜図7を参照して本発明テープ
ガイド装置の一実施例について詳細に説明する。
【0042】この図1において、100は基台で、この
基台100に主軸101を植立する如く取り付ける。
【0043】この主軸101に例えばセラミック製のガ
イド部材102を装着し、このガイド部材102の外周
面所定位置に超音波加振子104の一端面を例えば接着
材等で固着する。
【0044】この超音波加振子104の図において上下
の各部に電源供給用のリード線103a及び103bを
夫々接続する。
【0045】図2は図1例のテープガイド装置の断面図
をあらわす。図2と、図2中xで示す部分を拡大した図
3に示すように、主軸101には主軸肩部101bが設
けられている。主軸101は支持軸106と間座108
を挿通するように構成され、主軸101の端部に設けた
ねじ101aにはナット109が螺合されている。
【0046】図4に示すように、支持軸106にはガイ
ド部材102の内径寸法より僅かに小さい外径寸法を有
する突起106a、106bと、内側小径部106c、
外側小径部106d、106eが設けられている。
【0047】外側小径部106d、106eは接着剤1
07が不必要に支持軸106の内径部106fに付着す
るの防止する目的で設けられている。
【0048】図5は支持軸組立治具130をあらわす。
図5に示すように、支持軸組立治具130は外筒131
と支持軸内径位置決め軸132よりなり、外筒131に
設けた圧入孔131dに支持軸内径位置決め軸132に
設けた圧入軸部132eを圧入することにより両者は組
み立てられる。
【0049】外筒131にはガイド部材外径位置決め穴
131aが設けられ、支持軸内径位置決め軸132には
支持軸内径位置決め部132aが設けられている。13
1b、132bはそれぞれにげである。
【0050】支持軸内径位置決め軸132には支持軸軸
方向位置決め段部132c、ガイド部材軸方向位置決め
段部132dが設けられている。
【0051】図5は支持軸組立治具130にガイド部材
102と支持軸106を取り付けて両者の組立を行って
いる状態を示す。支持軸106は支持軸内径位置決め部
132aと支持軸軸方向位置決め段部132cにより径
方向と軸方向のそれぞれの位置が決められる。
【0052】ガイド部材102は、ガイド部材外径位置
決め穴131aとガイド部材軸方向位置決め段部132
dにより、径方向と軸方向のそれぞれの位置が決められ
る。
【0053】支持軸組立治具130にガイド部材102
と支持軸106を取り付けるとガイド部材102の内径
と支持軸106上に設けた突起106a、106bの外
径の間には約0.1mmの隙間110が円周方向に均一
にできる。
【0054】133はスポイト、107は接着剤であ
る。接着剤107には加熱硬化型のシリコン系の接着剤
を用い、その特性は硬化前は液状であり、適度な流動性
を有し、硬化後はゴム状の弾性体としての性質を有す
る。
【0055】支持軸106の外側小径部106eとガイ
ド部材102の内壁面によって形成される溝135にス
ポイト133の先端133aを接近させて接着剤107
を注入する。
【0056】接着剤107は硬化前適度な流動性を有し
ているので、ガイド部材102と突起106aの間の隙
間110に毛細管現象によって充填される。従って接着
部分は節に対向する突起106a、106bの近傍の部
分に限定され、節以外の部分が接着されることに伴う振
動の減衰を防止することが出来る
【0057】この状態で加熱すると、接着剤107は硬
化してゴム状になり、ガイド部材102とス支持軸10
6上の突起106aは固着される。
【0058】支持軸106上の突起106bとガイド部
材102の固着は、図7に示すように支持軸組立治具1
30に、ガイド部材と突起106aを固着したものを逆
転して挿入し、再度接着剤107を注入し加熱し硬化せ
しめることによって行う。
【0059】テープガイド装置本体の駆動時には、ガイ
ド部材102上に形成される定在波は図10に示す如く
なる。
【0060】即ち、図10に示すように、点線N−Nは
節の部分であり、この線上では振幅がゼロであり、この
線に沿ってガイド部材102を支持することにより、支
持による振動の減衰を最少とすることができる。
【0061】図10における、端面より節の位置までの
距離をnとし、節の間の距離をmとすると、図2に示す
ように、接着剤107によるガイド部材102と支持軸
106の固着位置はガイド部材102の上下端部より夫
々nの距離とし、固着位置間の距離はmとする。
【0062】従って、図4に示すように支持軸106上
に設けられる突起106a、106b間の距離はmとす
る。
【0063】本例においては、ガイド部材102の長さ
は19mmであり、これに対しm=9.6mm、n=
4.7mmとなっている。
【0064】支持軸106の全長はk=10.2mmで
あり、節の間の距離mに大略等しいといえる。
【0065】このようにして、ガイド部材102にはそ
の振動の節の位置に、支持軸106上の突起106a、
106bが、弾性をもって固着さる。
【0066】従って、この接着材107の弾性により、
ガイド部材102を振動の減衰を最小限に抑制した状態
で支持することができる。
【0067】図1に示すように、テープガイド装置はガ
イド部材102を固着した支持軸106を主軸101に
挿入し更に間座108を主軸101に挿入し、ナット1
09をネジ部101aに螺合し間座108を介して支持
軸106を主軸101に固定し組立が完成する。
【0068】間座108はナット109をガイド部材1
02の端面に近接させ組立時の作業性を改善する目的で
設けられており、省略しナット109で直接支持軸10
6を主軸101に固定するように構成しても本発明の趣
旨を逸脱することはない。
【0069】本実施例によれば、支持軸106は管状と
し、組立時に主軸101に挿入する構成となっている。
これは主軸101と支持軸106を分離することによ
り、製造の接着工程において、節の近傍のガイド部材1
02の端部側にに空間が確保され、ガイド部材の端部よ
り接着部所である節の近傍に接着機材を接近させたり、
確認のための接着部所の観測が容易になるためである。
【0070】本実施例によれば、ガイド部材102を管
状とし、支持軸及び主軸をガイド部材102の内部に配
置する構成を採用しているが、他の実施例として支持軸
及び主軸をガイド部材の外部に配置する構成も提案する
ことが可能である。
【0071】従って、製造工程における作業のための空
間が確保されれば、主軸と支持軸を一体化することは可
能である。よって、主軸と支持軸を一体化し、主軸の外
径寸法をガイド部材の内径寸法に比べて十分小さくし、
両者の間に製造時の作業用の空間を確保する構成も本発
明の他の実施例となりうる。
【0072】さて、図1に示す如くガイド部材102に
よってテープ109を案内、走行させ、図示を省略した
駆動回路等により、このテープガイド装置にこれの共振
周波数に相当する交流電圧をリード線103a及び10
3bを介して供給すると、ガイド部材102には定在波
が発生し、テープ109及びガイド部材102間の摩擦
係数は、交流電圧を供給しないで、テープ109を走行
させた場合と比較して、数分の1に減少する。
【0073】このように本例によれば図1〜図7に示す
如く、テープ109をガイドするパイプ状のガイド部材
102と、一端が自由端とされ、他端がガイド部材10
2に固着されガイド部材102を定在波振動させる超音
波加振子104と、突起106a、106bを有する支
持軸106で構成され、突起106a、106bをガイ
ド部材102上に発生する振動の節の部分にを対向させ
て配置し、突起106a、106bとガイド部材102
の間に設けた均一な隙間110に、硬化後に弾性材の性
質を示す接着剤107を充填する。接着剤107は隙間
110に毛細管現象により充填され、従って接着部分は
節に対向する突起106a、106bの近傍の部分に限
定され、節以外の部分が接着されることに伴う振動の減
衰を防止することが出来る。
【0074】支持軸106の長さを振動の節の間の距離
に大略等しくしたので、接着部分にスポイトなどの接着
機材を接近させることが可能になるとともに、接着部分
を望むことが可能になり、接着剤107の注入作業と確
認作業を容易に行える。
【0075】またガイド部材102の内径と突起106
a、106bの外径のあいだに隙間110を設け、これ
を硬化後弾性体となる接着剤107で埋めるようにした
ので、ガイド部材102の内径寸法及び突起106a、
106bの外径寸法にに高い精度が要求されず、これら
の部品の製造価格が低減される。
【0076】尚、本発明は上述の実施例に限ることなく
本発明の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が
取り得ることは勿論である。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、テープガイド装置は例
えば図1〜図7に示す如く、テープ109をガイドする
パイプ状のガイド部材102と、一端が自由端とされ、
他端がガイド部材102に固着されガイド部材102を
定在波振動させる超音波加振子104と、突起106
a、106bを有する支持軸106で構成され、突起1
06a、106bをガイド部材102上に発生する振動
の節の部分にを対向させて配置し、突起106a、10
6bとガイド部材102の間に設けた均一な隙間110
に、硬化後に弾性材の性質を示す接着剤を充填する。接
着剤は隙間110に毛細管現象により充填され、従って
接着部分は節に対向する突起106a、106bの近傍
の部分に限定され、節以外の部分が接着されることに伴
う振動の減衰を防止することが出来る。支持軸106の
長さを振動の節の間の距離に大略等しくしたので、接着
部分にスポイトなどの接着機材を接近させることが可能
になるとともに、接着部分を望むことが可能になり、接
着剤の注入作業と確認作業を容易に行える。またガイド
部材102の内径と突起106a、106bの外径のあ
いだに隙間110を設け、これを硬化後弾性体となる接
着剤で埋めるようにしたので、ガイド部材102の内径
寸法及び突起106a、106bの外径寸法にに高い精
度が要求されず、これらの部品の製造価格が低減され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明テープガイド装置の一実施例を示す斜視
図である。
【図2】本発明テープガイド装置の一実施例を示す断面
図である。
【図3】本発明テープガイド装置の一実施例の一部を拡
大した断面図である。
【図4】本発明のテープガイド装置の一実施例のスリ─
ブを示す図である。
【図5】本発明のテープガイド装置の一実施例のスリ─
ブ組立治具を示す断面図である。
【図6】本発明のテープガイド装置の一実施例のスリ─
ブ組立治具の使用状況を示す断面図である。
【図7】本発明のテープガイド装置の一実施例のスリ─
ブ組立治具の使用状況を示す断面図である。
【図8】従来のテープガイド装置の例を示す断面図であ
る。
【図9】従来のテープガイド装置の例を示す平面図であ
る。
【図10】従来及び本発明テープガイド装置の説明に供
するグラフである。
【図11】従来のテープガイド装置の他の例を示す断面
図である。
【図12】従来のテープガイド装置の他の例を拡大した
断面図である。
【符号の説明】
100 基台 101 主軸 101a ねじ 101b 主軸肩部 102 ガイド部材 104 超音波加振子 106 支持軸 106a、106b 突起 107 接着剤 108 間座 109 テープ 130 支持軸組立治具 131 外筒 132 支持軸内径位置決め軸 133 スポイト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイド部材と、上記ガイド部材の内部に
    配置された支持軸とを有し、上記ガイド部材を振動させ
    た場合の節の位置に対向するように上記支持軸上に突起
    をもうけ、上記突起と上記ガイド部材を硬化後弾性体の
    性質を示す接着剤により固着する構成にしたことを特徴
    とするテープガイド装置。
JP4013175A 1992-01-28 1992-01-28 テープガイド装置 Pending JPH05205360A (ja)

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