JPH05142235A - 自動化学分析装置 - Google Patents

自動化学分析装置

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JPH05142235A
JPH05142235A JP41486690A JP41486690A JPH05142235A JP H05142235 A JPH05142235 A JP H05142235A JP 41486690 A JP41486690 A JP 41486690A JP 41486690 A JP41486690 A JP 41486690A JP H05142235 A JPH05142235 A JP H05142235A
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進 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排水系の流路抵抗値を毎回排水時に演算し、
この演算された結果を予め定められた数値と比較し、排
水系の詰まりの有無を検出する。 【構成】 減圧ポンプを作動させるとノズルの先端から
空気が吸引され、ポンプにつながる排気管内の圧力が大
気圧P0 から初期圧力Pに低下する。次にノズルの先端
を容器内に挿入して液を吸引すると上記圧力は更にP′
に低下し、液が無くなると圧力はP1 に戻る。この初期
圧力P及び液を吸引していた時間tを測定し、P,t,
既知の液量V及び定数kを用いてR=Pt/kVより排
水系の流路抵抗Rを求める。求めたRを正常値R0 と比
較し、排水系の詰まりの程度を判定する。時間tは、例
えば、液の吸引開始に伴う圧力低下と液の吸引終了に伴
う圧力上昇のタイミングを、圧力計の出力信号を微分し
て得たパルス信号により検知し、そのパルス信号の時間
間隔を測定することにより求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学分析装置の排水
系、特に排水時の異常を検出し警報を発するようにした
排水モニタ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動化学分析装置に使用される反応容器
は、分析終了毎に毎回洗浄されている。通常、洗浄する
ために、反応容器に入れられた反応液や洗浄水を排水し
なければならない。そのための装置の一例を図3に示
す。
【0003】図3中、1は反応液や洗浄水が保持された
反応容器、2は減圧トラップ、3は減圧ポンプ、4は一
端が反応容器内に他端が減圧トラップ2に挿入されてい
るノズルである。尚、ノズル4の先端は反応容器1内に
挿脱可能に構成されている。5は一端が減圧トラップ2
に他端が減圧ポンプ3に接続されている排気管、6は減
圧トラップ2底部に取付けられ減圧トラップ2内に溜ま
った液を排出するための開閉弁である。
【0004】この様な構成において、開閉弁6を閉じ、
液の入った反応容器1にノズル4を挿入する。減圧ポン
プ3を稼働させて、減圧ポンプ3による吸引により、反
応容器1に入った液がノズル4を介して減圧トラップ2
に吸出される。そして、液の入った次の反応容器1にノ
ズル4が挿入され液が吸出される。液の吸引が何回か繰
り返され、減圧トラップ2のトラップ可能限界になった
とき開閉弁6を開け、減圧トラップ2内にたまった液が
排出される。
【0005】そして、液の吸出された反応容器1には洗
浄のための液が入れられるか、次の分析のための試薬溶
液が入れられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、反応液や洗
浄水中に発生した結晶等の沈殿物や汚れによってノズル
が詰まるので、吸引して排出しようとしても、一定時間
内に反応容器内の反応液や洗浄水の全てが排出されずに
一部が残ってしまう。そして、反応液や洗浄液の一部が
残った反応容器に次の分析のための試薬溶液や試料が注
入されて分析されるため、分析値がばらつきその値に信
頼性がなくなるという問題点がある。
【0007】本考案はかかる問題点を解決できる装置を
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の自動化学分析装置は、容器にノズルを挿入
し、容器内の液を減圧ポンプによって減圧トラップに吸
引させて排液する自動化学分析装置において、前記ノズ
ルと減圧トラップとの間の流路の圧力を測定するための
圧力計と、容器内の液量と前記圧力計から得られた容器
内の液の排水時の初期圧力値と排水中の圧力変動から求
められた排水時間とから排水系の流路抵抗値を求める演
算手段と、該演算手段によって演算された結果を予め定
められた数値と比較する比較手段とを設けたことを特徴
とするものである。
【0009】
【作用】反応容器内の液量と、ノズルと減圧トラップと
の間の流路の圧力を測定するための圧力計から得られた
反応容器内の液の排水時の初期圧力値と、排水中の圧力
変動から求められた排水時間とから排水系の流路抵抗値
を毎回排水時に演算し、この演算された結果を予め定め
られた数値と比較することによって、排水系に詰まりが
あるかどうかを検出できる。
【0010】流路抵抗の求め方について以下に説明す
る。
【0011】反応容器にノズルを挿入し、反応容器内の
液を減圧ポンプによって減圧トラップに吸引させて排液
する場合、排液すべき液量(V)と、吸引開始前の初期
圧力(P)が既知であれば、排水に要する時間tは、 t=kVR/P (1) の関係がある。(R:流路抵抗,k:定数) ここで、初期圧力Pは測定可能で、Vは排水すべき液量
であるから装置上既知である。排水時間tを測定すれ
ば、(1)式より R=Pt/kV (2) が求められ、流路抵抗値Rを知ることができる。
【0012】従って、装置が自動動作中の排水時に、そ
の時の流路抵抗Rを求め、その流路抵抗値を正常な時点
で求めた値R0 と比較すれば排水系の詰まりの有無及び
程度を知ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添附図面に基づいて
詳述する。
【0014】図1は本発明の一実施例装置の構成を示す
概略図、図2は本発明の一実施例装置の動作を示す図で
ある。図1中、図3に示した従来例と同一の構成要素に
は、同一の番号を付してある。図1の一実施例装置にお
いて、7はノズル4で反応容器1中の液を吸引中の圧力
を計測する圧力計である。この圧力計から得られた信号
がサンプリング回路8と微分回路9に送られる。10は
微分回路9からの出力信号が送られる時間測定回路、1
1は動作や測定タイミングを減圧ポンプ3,サンプリン
グ回路8や時間測定回路10に送るタイミング回路、1
2は記憶部、13はサンプリング回路8,時間測定回路
10と記憶部12から送られてきた情報に基づいて演算
する演算回路、14は基準信号源、15は演算回路で演
算した結果と基準信号源14からの信号を比較する比較
回路、16は比較回路での比較結果に基づいて警報を生
じさせたり洗浄機構の動きを停止させる制御回路であ
る。
【0015】このような構成において、まず減圧ポンプ
3が作動するようにタイミング回路11が図2(b)に
示すポンプ駆動信号を時刻t0 に発生する。この信号に
基づいて減圧ポンプ3が吸引を開始する。それに伴って
圧力計7の出力は図2(a)に示すような変化を示す。
減圧ポンプ3が吸引を始めてから適宜な時間経過後、タ
イミング回路11から図2(c)に示す初期圧力測定タ
イミング信号がサンプリング回路8に送られ、サンプリ
ング回路8はこのタイミングで圧力計7の出力(初期圧
力P)をサンプリングする。この測定された初期圧力P
はサンプリング回路8から演算回路13に送られる。そ
して、図示しないノズル移動機構により時刻t1 にノズ
ル4の先端が液の入った反応容器1に挿入され、ノズル
4によって液が吸引されると減圧が進み圧力計7の出力
は図2(a)に示すようにP′に低下する。その後、反
応容器1中の液がなくなると、圧力計7の出力は略初期
圧力と同じ値に戻る。タイミング回路11が図2(b)
に示すポンプ停止信号を時刻t2 に発生させ、減圧ポン
プを停止させると圧力計7の出力は大気圧P0 となる。
その後、反応容器1に挿入されていたノズル4は反応容
器から取出され、次の液の入った反応容器に備える。
【0016】図2(a)に示した圧力変化の信号が圧力
計7から微分回路9に送られ、図2(d)に示す微分信
号が得られる。この得られた微分信号が微分回路9から
時間測定回路10に送られると同時に、タイミング回路
11から時間測定を指令する図2(e)に示すタイミン
グ信号が時間測定回路10に送られる。時間測定回路1
0は2番目と3番目の微分ピークの間の時間を測定し、
その結果図2(f)に示す排水時間tが得られる。この
得られた排水時間tは時間測定回路10から演算回路1
3に送られる。そして、演算回路13は、記憶部12に
予め入力されていた反応容器1内に注入されている液量
Vと定数k,サンプリング回路8から送られてきた初期
圧力Pと時間測定回路10から送られてきた排水時間t
に基づいて(2)式にしたがって流路抵抗Rを求める。
求められた流路抵抗Rは比較回路15に送られ、基準信
号源14に予め設定された流路抵抗値R0と比較され
る。なお、基準信号源14に予め設定された流路抵抗値
は、排水配管等に汚れのない正常な時点で初期圧力や排
水時間等を測定し、演算し求められた流路抵抗値であ
る。
【0017】比較回路15で求めた流路抵抗Rと基準値
0 の差が予め設定された許容範囲を越えた場合、比較
回路15は異常と判断し、警報信号を制御回路16に送
る。この比較回路15からの警報信号に基づいて制御回
路16は警報を発したり洗浄機構を停止させる。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、排
水時に排水系の流路抵抗値を演算して求め、この演算さ
れた結果を予め定められた数値と比較することによって
ノズルが詰まっていないか判断し、詰まっていると判断
すると警報を発生させ洗浄機構を停止させるようにし
た。その結果、反応容器内に反応液や洗浄液の一部が残
ったままで次の分析のための試薬溶液や試料が注入され
て分析されることがなく、分析値がばらつきその値に信
頼性がなくなるという問題点がなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置の構成を示す概略図であ
る。
【図2】本発明の一実施例装置の動作を示す図である。
【図3】従来の装置の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1:反応容器 2:減圧トラップ 3:減圧ポンプ 4:ノズル 5:排気管 6:開閉弁 7:圧力計 8:サンプリング回路 9:微分回路 10:時間測定回路 11:タイミング回路 12:記憶部 13:演算回路 14:基準信号源 15:比較回路 16:制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器にノズルを挿入し、容器内の液を減
    圧ポンプによって減圧トラップに吸引させて排液する自
    動化学分析装置において、前記ノズルと減圧トラップと
    の間の流路の圧力を測定するための圧力計と、容器内の
    液量と前記圧力計から得られた容器内の液の排水時の初
    期圧力値と排水中の圧力変動から求められた排水時間と
    から排水系の流路抵抗値を求める演算手段と、該演算手
    段によって演算された結果を予め定められた数値と比較
    する比較手段とを設けたことを特徴とする自動化学分析
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0627120A (ja) * 1992-07-08 1994-02-04 Aloka Co Ltd 閉塞検出付分注装置
WO2007132630A1 (ja) 2006-05-11 2007-11-22 Olympus Corporation 自動分析装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0627120A (ja) * 1992-07-08 1994-02-04 Aloka Co Ltd 閉塞検出付分注装置
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