JP3339177B2 - 分注装置 - Google Patents

分注装置

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JP3339177B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生化学自動分析等の自
動分析装置や血液凝固測定装置等の試料測定装置に使用
される分注装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動分析装置や血液凝固測定装置
においては、試料の入ったサンプル容器にサンプル分注
プローブを挿入し、チューブを介して所定量のサンプル
を吸引採取して他に用意した分析容器に注入することで
分析を行う。図2に従来からの分注装置を示す。
【0003】図において、Sはサンプルが入れられたサ
ンプル容器で、1はサンプル容器からサンプルを吸引す
るためのプローブであり、プローブ1は図示しないアー
ムによって支持されており、アームの昇降、回転運動に
よってプローブ1の昇降回転運動が行えるようになって
いる。プローブ1の後端にはチューブ3を介して吸引ポ
ンプとしてのシリンジポンプ2が接続されている。チュ
ーブ3の途中にはT字管5が設けられ、ここからの分岐
ラインには圧力センサ4が取り付けてある。6は圧力セ
ンサ4やシリンジポンプ2やプローブ昇降回転機構など
本装置の運転を制御するための制御部である。
【0004】この分注装置では、まずプローブ1をサン
プル容器Sに挿入し、シリンジポンプ2を駆動してサン
プル液をプローブ1内に吸引する。このとき、チューブ
3に分岐接続されている圧力センサ4の信号をモニタし
ておき、圧力変動がないかを調べる。もしも圧力変動が
あった場合は、異物のつまり、あるいは容器内のサンプ
ル不足と判断し、その旨の異常信号を送り出す。
【0005】吸引中に異常と判断されなかったときは、
引き続いて、プローブ1を昇降、回転させ、他に用意し
た分析容器内に移動した後、シリンジポンプ2を作動し
てその中にサンプル液を注入する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような分注装置に
用いられる圧力センサには、圧力変動幅、耐薬品性、コ
ストなど種々の点から考慮して圧電素子のものが一般に
使用されている。しかしながら、圧電素子の特徴として
サンプル吸引時や吐出時にダンパ効果、すなわち、圧力
変動に応じて圧電素子が形状変化することに伴う容量変
化が生じ、この影響により微量測定(通常数マイクロリ
ットル程度の測定)での精度を悪化させる要因となって
いる。
【0007】本発明はこのような問題を解決するために
なされたものであり、圧力センサに起因する微量な分注
量の測定誤差が生じない分注装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
になされた本発明の分注装置は、吸引ポンプと分注プロ
ーブとの間を接続するチューブに分岐部を設け、圧力セ
ンサを分岐ラインに取り付けた分注装置において、分岐
部と圧力センサ間に電磁バルブを設けたことを特徴とす
る。以下、本発明の分注装置がどのように作用するかを
説明する。
【0009】
【作用】本発明の分注装置では、サンプル吸引時には電
磁バルブを開けて圧力センサにより圧力変化を検知する
ことにより異物の詰まりやサンプル不足等の異常がない
かを確認する。吸引終了後に電磁バルブを閉じて、プロ
ーブをサンプル容器から上昇させ、他に用意した分析容
器側に回転移動してその中に所定量を吐出する。このよ
うにすることで吐出時に圧力センサのダンパ効果の影響
を受けることなく精度の高い分注が実行される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を用いて説明す
る。図1は本発明による一実施例を示した自動分析装置
におけるサンプルの分注装置を示す図である。この図に
おいて、従来例と同じものは同符号を用いることで、説
明を省略する。
【0011】この分注装置では、従来例と同じようにチ
ューブ3からT字管5を介して分岐したラインに圧力セ
ンサ4を有するが、この圧力センサ4とT字管5との間
に電磁バルブ7が設けてある。
【0012】電磁バルブ7は本装置の運転の制御を行う
制御部6からの信号により開閉動作を行うようになって
いる。
【0013】次に、本装置の動作を図3に示したタイム
チャートを用いて説明する。自動分析装置では予め多数
のサンプル容器が準備されており、これらサンプル容器
がひとつずつ順次分注装置の所定のサンプル採取位置に
送られて、以下に示す動作によって分注動作を行う。
【0014】プローブ1がサンプル採取位置にある状態
で、サンプル容器S内に降下させて停止する(降下位置
は液面センサによる周知の方法で、上昇位置は昇降機構
に設けた位置検出用リミットスイッチによる周知の方法
で検出する)。
【0015】シリンジポンプ2が引き出されてサンプル
容器S内のサンプル液を吸引する。吸引量は分析測定に
必要な量とサンプルの希釈防止に必要な量との和であ
り、分析用容器への注入量より少し多めに吸引する。こ
のとき電磁バルブ7は開にしておいて、吸引時の圧力が
変動しないかを監視する。
【0016】もしも、吸引中の圧力変動値あるいはその
積算値が、そのときの吸引速度であれば発生しうると予
想して設定した値を越えた圧力変動値等である場合は、
吸引中に液中に含まれる異物による詰まり等が発生した
ものとして制御部は正常な吸引ができなかったと判断す
る。また、前記圧力変動値が予想設定値よりはるかに小
さいときは、吸引途中で液が不足したものとして制御部
はやはり正常な吸引ができなかったと判断する。
【0017】これらの場合には、制御部よりエラー信号
あるいはサンプル不足信号を発して測定者にその旨を知
らせる。
【0018】吸引終了後に、電磁バルブ7は閉じられ
る。正常な吸引が行われたときは、その後プローブ1が
上昇し、分析容器Mの位置まで回転し、続いて降下する
ことによりプローブ1が分析容器M内に挿入される。
【0019】続いてシリンジポンプ2が押し上げられ、
所定量の液が吐出される。この時電磁バルブ7は閉じら
れているので、シリンジポンプを押し込んだときに、ダ
ンパ効果が生じる圧力センサとは液が連通していない。
そのため圧力センサの影響を受けずに液を吐出でき、精
度の高い分注を行うことができる。
【0020】吐出終了後、プローブ1を上昇し、洗浄容
器Cがある洗浄位置の上まで回転する。その位置でプロ
ーブ1を降下させ、洗浄液を用いてプローブ1の内面お
よび外面を洗浄する。
【0021】洗浄終了後、電磁バルブ7を開き、プロー
ブ1を上昇、回転させて、1サイクルのサンプル分注動
作を終える。
【0022】続いて次のサンプルを分注するときは、最
初から同じプロセスを繰り返す。以後、この一連の動作
を繰り返すことで多数のサンプルの自動分析が行える。
【0023】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の分注装置
では、サンプル吸引中は電磁バルブを開いて圧力変動を
監視するので、詰まりやサンプル不足を的確に判断でき
るとともに、吸引終了後に電磁バルブを閉じてから分析
容器に分注をするので、分注時に圧力センサのダンパ効
果の影響を受けることがなく、精度のよい分注を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である分注装置を示す図。
【図2】従来からの分注装置を示す図。
【図3】本発明の実施例の分注装置の動作を説明するた
めのタイムチャートを示す図。
【符号の説明】
1:プローブ 2:シリンジポンプ 3:チューブ 4:圧力センサ 5:T字管 6:制御部 7:電磁バルブ S:サンプル容器 M:分析容器 C:洗浄容器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 1/00 G01N 35/10 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸引ポンプと分注プローブとの間を接続す
    るチューブに分岐部を設け、圧力センサを分岐ラインに
    取り付けた分注装置において、分岐部と圧力センサ間に
    電磁バルブを設けたことを特徴とする分注装置。
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TWI422801B (zh) * 2005-05-19 2014-01-11 Universal Bio Research Co Ltd 分注量檢測方法及吸液監測器型分注裝置
JP2007322319A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Olympus Corp サンプル分注装置

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