JPH05142117A - 試料分析装置 - Google Patents

試料分析装置

Info

Publication number
JPH05142117A
JPH05142117A JP3331284A JP33128491A JPH05142117A JP H05142117 A JPH05142117 A JP H05142117A JP 3331284 A JP3331284 A JP 3331284A JP 33128491 A JP33128491 A JP 33128491A JP H05142117 A JPH05142117 A JP H05142117A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
item
state
dispensing means
dispensing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3331284A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3043498B2 (ja
Inventor
Takashi Demachi
隆史 出町
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sysmex Corp
Original Assignee
Sysmex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sysmex Corp filed Critical Sysmex Corp
Priority to JP3331284A priority Critical patent/JP3043498B2/ja
Priority to US07/969,573 priority patent/US5367912A/en
Priority to AU28177/92A priority patent/AU2817792A/en
Priority to EP92310204A priority patent/EP0543544A1/en
Priority to CA002079435A priority patent/CA2079435A1/en
Publication of JPH05142117A publication Critical patent/JPH05142117A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3043498B2 publication Critical patent/JP3043498B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/10Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices
    • G01N35/1095Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices for supplying the samples to flow-through analysers
    • G01N35/1097Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices for supplying the samples to flow-through analysers characterised by the valves
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/28Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
    • G01N1/38Diluting, dispersing or mixing samples

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Sliding Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 血液等の液体試料をサンプリングバルブによ
り輪切り状に切り出して定量採取し、所定の処理を施
し、分析する試料分析装置において、測定に必要な試料
だけを選択して希釈等の処理をするようにする。 【構成】 2つの固定素子10、14と、これらの固定
素子の間に挟まれた可動素子12とからなるサンプリン
グバルブ11と、試料吸引手段C0と、希釈液分注手段
Ciと、希釈液及び試料を受けるチャンバBiとを備え
た試料分析装置において、測定項目設定手段30と、分
注手段を選択的に動作させる制御手段28と、この制御
信号により各分注手段を駆動させる駆動手段26とを設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液等の液体試料をサ
ンプリングバルブにより輪切り状に切り出して定量採取
し、所定の処理を施し、分析する、サンプリングバルブ
を備えた試料分析装置において、測定に必要な試料だけ
を選択して希釈等の処理をすることができる、ディスク
リートテスト対応可能な試料分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】赤血球等の血球を計数する装置、白血球
を分類する装置、網赤血球を計数する装置は、それぞれ
よく知られている。また、それら複数機能を一つにまと
めた装置(多機能装置)も知られている。この多機能装
置においては、一度のサンプリング操作で多項目の測定
結果を得ることができる。しかし、検体によっては不必
要な項目まで測定してしまうことになり、試料や試薬の
無駄遣いとなる。そのような無駄をなくそうとすれば、
検体ごとに必要な試料だけをサンプリングし、装置内に
取り込み分析するという機能(ディスクリートテスト機
能)が必要となる。例えば、生化学検査の分野において
は、ピペットから必要な量の試料を吸引し、その試料を
反応容器に吐出するというサンプリング方式をとってい
る。この方式は構成が簡単ではあるが、精度が出にく
い。特に血液のような粘性の高い試料を扱う場合は問題
となる。そのため血球計数装置においては、試料のサン
プリングは、サンプリングバルブを用い試料を輪切り状
に切り出し定量採取することが行われている。
【0003】図5及び図6を参照しながら、一般的なサ
ンプリングバルブの構成及び動作を簡単に説明する。通
常、サンプリングバルブは2つの固定素子10、14
と、両固定素子10、14に挟まれた可動素子12とか
らなる。図5及び図6は、サンプリングバルブの2つの
状態を示している。図5において、試料は矢印Aの方
向、すなわちピペット16、流入用通路Q、定量用通路
P1、流出用通路R1と流れ、可動素子12の定量用通
路P1に充満される(これを第1の状態という)。第1
の状態から可動素子12が移動することにより、図6の
状態となり(これを第2の状態という)、第1の状態で
定量用通路P1に充満された試料が切り出され、通路T
2から通路T1へと矢印Bの方向に希釈液等の液ととも
にサンプリングバルブ外に移送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】試料のサンプリングを
サンプリングバルブにより行う試料分析装置において、
前述のディスクリートテスト(検体ごとに必要な試料だ
けをサンプリングし、分析すること)を可能とすること
が熱望されていた。本発明は、上記の点に鑑みなされた
もので、検体ごとに測定に必要な試料だけを選択して希
釈等の処理をすることができる試料分析装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の試料分析装置は、図1〜図4を参照して
説明すれば、静止状態にある2つの固定素子10、14
と、これらの固定素子の間に挟まれ移動する可動素子1
2とからなり、可動素子12に複数の測定項目に対応す
る複数の試料定量用通路Pi;i=1,2,…が設けら
れ、固定素子10、14に可動素子10の各通路Piと
所定の接続をなす複数の通路が設けられ、可動素子12
が固定素子10、14に対して面接触しながら移動する
ことにより、可動素子12の各通路Piに試料を充満す
る第1の状態、及び各通路Piに充満した試料を輪切り
状に切り出し各部に移送する第2の状態を有するサンプ
リングバルブ11と、試料をサンプリングバルブ11内
に流入させる吸引手段C0と、可動素子12の各通路P
iに希釈用の液を供給する複数の分注手段Ci;i=
1,2,…と、この希釈用の液に押し出された各試料を
受け入れる複数のチャンバBi;i=1,2,…と、を
備えた試料分析装置において、測定すべき項目を設定す
る設定手段30と、設定手段30からの情報に基づき、
分注手段Ciを選択的に動作させるための制御信号を発
生する制御手段28と、この制御信号を受け、各分注手
段Ciを駆動させる駆動手段26と、を備え、測定に係
る検体が、ある項目を測定するものと設定させている場
合は、第1の状態、第2の状態のいずれの状態において
も、その項目に対応する分注手段Ciを動作させ、その
項目を測定しないものと設定されている場合には、第1
の状態、第2の状態のいずれの状態においても、その項
目に対応する分注手段Ciを動作させないようにしたこ
とを特徴としている(請求項1)。
【0006】上記の試料分析装置において、ある項目を
測定しないことが所定回数連続して発生する場合には、
その検体がその項目の測定をしないものであるにもかか
わらず、その項目に対応する分注手段Ciを第1の状態
にて動作させるように制御するのが望ましい(請求項
2)。また、この試料分析装置において、分注手段Ci
を動作させる際に、第1の状態にて2回動作させ、1回
目の分注液はチャンバBiから排出させ、2回目の分注
液をチャンバBiに留め置くように制御するようにする
のが望ましい(請求項3)。また、請求項1又は2の試
料分析装置において、ある検体においてある項目の測定
を行った場合、次の検体の測定において、その検体がそ
の項目の測定をするものであっても測定をしないもので
あっても、分注手段Ciを第1の状態にて2回動作さ
せ、1回目の分注液はチャンバBiから排出させ、2回
目の分注液をチャンバBiに留め置くようにするのが望
ましい(請求項4)。そして、請求項1又は2の試料分
析装置において、設定手段30を、複数の検体について
検体ごとに測定項目を予め設定する手段、例えば、ワー
クロード設定手段としたり(請求項5)、また、設定手
段30を、測定項目に対応して設けられた設定手段、例
えば、スイッチ手段としたりするのが望ましい(請求項
6)。
【0007】ところで、サンプリングバルブ11の具体
的な例としては、可動素子12に定量用通路P1,P
2,…,Pnを備え、固定素子のいずれかに、第1の状
態において上記定量用通路P1,P2,…,Pnを直列
に接続させる中継用通路S1,S2,…,Sn−1と、
第1の状態において上記直列に接続された一連の通路の
先頭の定量用通路P1と通じ、分析すべき検体試料を外
部から引き入れるための流入用通路Qと、第1の状態に
おいて上記直列に接続された一連の通路の最後尾の定量
用通路Pnと通じ、分析すべき検体試料を外部へ送り出
すための流出用通路Rと、を備え、一方の固定素子に、
第2の状態において定量用通路P1,P2,…,Pnの
それぞれと通ずる第1の移送用通路T1a,T2a,
…,Tnaを備え、他方の固定素子に、第2の状態にお
いて定量用通路P1,P2,…,Pnのそれぞれと通ず
る第2の移送用通路T1b,T2b,…,Tnbを備
え、可動素子12に、第1の状態において通路T1aと
T1b,T2aとT2b,…,TnaとTnbのそれぞ
れと通ずる洗浄用通路U1,U2,…,Unを備えたも
のであり、吸引手段(例えば、シリンジ)C0は流出用
通路Rに接続され、希釈用の液を分析する分注手段(例
えば、シリンジ)C1,C2,…,Cnは、第1又は第
2の移送用通路のいずれか一方の移送用通路T1b,T
2b,…,Tnbにそれぞれ接続され、希釈用の液に押
し出された試料を受け入れるチャンバB1,B2,…B
nは、第1又は第2の移送用通路の他方の移送用通路T
1a,T2a,…,Tnaにそれぞれ接続される。
【0008】
【作用】サンプリングバルブ11の第1の状態にて、吸
引手段C0が動作することにより、試料が流入用通路
Q、定量用通路P1、中継用通路S1、…、流出用通路
Rと一連の直列通路を流れ、各通路に充満される。ま
た、同時に、ある分注手段Ciが動作することにより、
通路Tib、Ui、Tiaを経て希釈液がチャンバBi
に送られる。この希釈液は洗浄用に使用されるものであ
る。次にサンプリングバルブ11が第1の状態から第2
の状態に変わる。分注手段Ciが動作することにより、
通路Tib、Pi、Tiaを経て希釈液が通路Piで定
量された試料を押し出し、希釈液と試料とがチャンバB
i内で混合されて測定用の希釈試料が作製される。作製
された希釈試料は、試料分析装置15内の測定部(図示
せず)に供給されて測定・分析される。その後サンプリ
ングバルブ11は再び第1の状態に戻り、流出用通路R
に洗浄用の液(希釈液でも可)が供給され、一連の直列
通路に残留している試料が洗い流され各通路が洗浄され
る。
【0009】本発明の試料分析装置においては、検体の
測定項目を設定手段30で設定することができる。項目
の設定は例えば、後述の表1のワークロード設定手段に
おけるワークロードリストに示すように、ワークロード
設定手段に検体番号情報及び各測定項目に「1」(測定
する)か「0」(測定しない)の項目選択情報を入力す
ることにより、測定予定の複数の検体について予め設定
しておくことができる。これは検体をサンプラ(試料供
給装置)で自動供給する場合に有用である。また、例え
ば図2に示すように、スイッチ手段により測定項目を選
択することにより、測定項目を変えることもできる。こ
れは、マニュアル測定する場合に有用である。このよう
にして設定手段30において設定された測定項目のデー
タに基づき、制御手段28は分注手段に所定の動作をさ
せるための制御信号を発生させる。その制御信号に従い
駆動手段26は各分注手段を駆動させる。
【0010】ある項目の測定を行わない場合には、その
項目を測定するための希釈試料は作製する必要がない。
よって、その項目に対応した分注手段Ciの動作を行わ
ないようにする。しかし、通路Piは第2の状態にて、
通路Tia,Tibと接するので、毎回、通路Tia,
Tib内に通路Piの試料が少しずつ混入していくこと
になる。そこで、その試料混入が進行してしまう前に洗
浄がなされるのが好ましい。具体的には、ある項目の測
定が所定回数連続して実施されない、すなわち、分注手
段Ciが所定回連続して動作しない場合に、その項目の
測定は行わないにもかかわらず、分注手段Ciを第1の
状態にて動作させ、通路Tia,Tibの洗浄を行う。
また、そのときに分注手段Ciを第1の状態にて2回動
作させ、1回目の分注液はチャンバBiから排出させ、
2回目の分注液はチャンバBiに留め置くようにするこ
ともできる。この場合、2回目にチャンバBiに分注さ
れる液は、試料の混入がない液(希釈液そのもの)であ
るので、チャンバBiの汚染を招く恐れがないという作
用効果が生じる。また、ある検体においてある項目の測
定を行った場合、次の検体の測定において、その項目の
測定の有無にかかわらず、分注手段Ciを第1の状態に
て2回動作させ、1回目の分注液はチャンバBiから排
出させ、2回目の分注液をチャンバBiに留め置くよう
にすることもできる。この場合には、チャンバBiを直
ちに洗浄できるので、チャンバBiの汚染を招く恐れが
ないという作用効果が生じる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を詳細に説明する。ただし、この実施例に記載されてい
る構成機器の形状、その相対配置などは、とくに特定的
な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定
する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。図
1は本発明の試料分析装置(例えば、血球計数装置)の
要部の一実施例の概略図である。図2は設定手段30の
具体例を示す図である。図3,4は図1におけるサンプ
リングバルブ11周辺の流体回路を示す図である。な
お、図3はサンプリングバルブの第1の状態、図4は第
2の状態を示している。図4においては、図簡略化のた
め分注手段、チャンバ等は省略している。本実施例にお
いては、サンプリングバルブ11に、一例として5つの
定量用通路P1,P2,P3,P4,P5が設けられて
いる。それにともなって、第1、第2の移送用通路、洗
浄用通路もそれぞれT1a,T2a,T3a,T4a,
T5a(第1の移送用通路)、T1b,T2b,T3
b,T4b,T5b(第2の移送用通路)、U1,U
2,U3,U4,U5(洗浄用通路)と5つずつ設けら
れ、分注手段(例えば、シリンジ)、チャンバもそれぞ
れC1,C2,C3,C4,C5(分注手段)、B1,
B2,B3,B4,B5(チャンバ)と5つずつ設けら
れている。定量用通路P1,P2,P3,P4,P5を
直列に接続する中継用通路はS1,S2,S3,S4と
4つ設けられている。16はピペット、18、20、2
2、24は洗浄液(希釈液)槽、V0,V1,V2,V
3,V4、V5は三方弁である。なお、希釈液は洗浄液
としても使用される。
【0012】定量用通路のうち通路P1,P2,P3は
CBC(血球計数)8項目(通常の血球計数項目である
WBC(白血球数),RBC(赤血球数),HGB(ヘ
モグロビン量),HCT(ヘマトクリット値),MCV
(平均赤血球体積),MCH(平均赤血球ヘモグロビン
量),MCHC(平均赤血球ヘモグロビン濃度),PL
T(血小板数)の8項目)測定用の試料を定量する。通
路P4はWBC 5diff(白血球5分類)測定用の
試料を定量する。通路P5はRet(網赤血球)測定用
の試料を定量する。よって、CBC測定の場合は分注手
段C1,C2,C3の群が動作し、WBC5diff測
定の場合は分注手段C4が動作し、Ret測定の場合は
分注手段C5が動作するのであるが、本実施例では、 CBCのみの測定の場合(以後、項目という)、 CBC+WBC 5diffの場合(以後、項目と
いう)、 Retのみの測定の場合(以後、項目という)、 CBC+WBC 5diff+Ret、すなわちAL
L測定の場合(以後、項目という)、 の4つの測定パターンを持たせるので、その場合にはそ
れに合わせて、 ではC1,C2,C3、 ではC1,C2,C3,C4、 ではC5、 ではC1,C2,C3,C4,C5、 の各分注手段のグループを一群として動作させることに
なる。
【0013】表1は上記〜の項目を設定するワーク
ロード設定手段におけるワークロードリストの一例であ
る。項目の設定は検体測定の前に、測定予定の検体につ
いて、ID No.(検体識別番号)の入力(任意8桁
の数字)、項目の入力(測定する場合は「1」、測定し
ない場合は「0」により行う。このワークロード設定手
段からの設定情報に基づき、制御手段28で上記〜
のどのグループの分注手段を動作させるのかを判別し、
測定シーケンスにおける所定のタイミングで所定の制御
信号を発生させる。その制御信号に従い駆動手段26が
各分注手段を駆動する。このワークロード設定手段によ
る設定はサンプラを用いての自動測定時に有用である。
【0014】
【表1】
【0015】図2は設定手段の別の一例である。32、
34、36、38はスイッチであり、スイッチのON/
OFF情報が制御手段40に入力され、項目〜のい
ずれであるかが判定される。その後、検体を測定する
と、所定のタイミングで分注手段が動作し、スイッチで
設定された項目が測定される。スイッチの設定を変えれ
ば、検体ごとに測定項目を選択することができる。この
ようなスイッチによる設定はマニュアル測定時に有用で
ある。血球計数装置に、上記両方の設定手段が備えられ
ていれば極めて有用である。2つの設定手段は、サンプ
ラモードとマニュアルモードに応じていずれかが選択さ
れる。サンプラ用のスタートスイッチを押すことによ
り、サンプラが動作を開始する。マニュアル用のスター
トスイッチを押すことにより、試料が吸引される。
【0016】マニュアルモードの場合、測定前に試料分
析装置本体に設けられている4つのスイッチ32、3
4、36、38を選択することにより、測定項目の設
定、変更ができる。以後、設定を変更するまでは同一設
定がキープされているので、同一測定項目を測定する場
合には、測定ごとに毎回設定する必要はない。測定項目
の設定後、マニュアルスタートスイッチを押して検体を
吸引させる。サンプラモードの場合、試料分析装置に接
続されたワークロード設定手段(パソコン)にて、検体
番号(ID No.)ごとに設定できる。検体番号だけ
設定されている場合、エラーが表示され、サンプラ用の
スタートスイッチを押してもサンプラはスタートしない
ようにする。あるいは、場合によっては、全項目測定す
ると判定するようにしておくことも可能である。以上の
ようにしてワークロードリストを作成した後、検体を装
着したラックをサンプラに設置し、ワークロード設定手
段のスタートスイッチにより、検体番号、測定項目の情
報が試料分析装置の制御手段30に転送され、サンプラ
の動作を開始させる。
【0017】本実施例において、ある項目を測定しない
ことが所定回数連続して発生する場合には、その検体が
その項目の測定をしないものであるにもかかわらず、そ
の項目に対応した分注手段Ciを、第1の状態にて動作
させるようにするとより好適である。例えば、項目を
連続して測定するとする。試料は図3に示すように、サ
ンプリングバルブ11の通路P1,P2,P3,P4,
P5で定量される。測定のために使用される試料は、通
路P1,P2,P3の試料のみであり、通路P4,P5
の試料は使用されない。すなわち、分注手段C1,C
2,C3のみがサンプリングバルブ11の第1、第2の
状態で動作し、分注手段C4,C5は動作しない。とこ
ろが、通路P4,P5の試料は、通路T4a,T4b,
T5a,T5bと接することにより各通路に極わずか混
入することになる。そこで分注手段C4,C5が、例え
ば10回連続して動作しないことが発生した場合、次の
測定において、分注手段C4、C5を動作させ、通路T
4a,T4b,T5a,T5bが洗浄されるようにす
る。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
ので、つぎのような効果を奏する。 (1) サンプリングバルブを備えた試料分析装置にお
いて、検体ごとに必要な試料だけをサンプリングし、分
析する、いわゆるディスクリートテストを実現すること
ができる。すなわち、設定手段からの項目設定情報に基
づいて、分注手段を選択的に動作させるので、測定に必
要なものだけを選んで測定用の希釈試料を作製すること
ができ、希釈液等が節約できる。 (2) ある項目の測定を行わないときに、必要に応じ
てその項目に対応した分注手段Ciを動作させる場合に
は、その分注液で汚染進行前に予防的に通路等の洗浄を
行うことができるので、汚染の心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の試料分析装置の要部の一実施例を示す
構成概略図である。
【図2】図1における設定手段の一例を示す構成概略図
である。
【図3】図1におけるサンプリングバルブにおいて、定
量用通路に試料を充満する第1の状態を示す断面説明図
である。
【図4】図1におけるサンプリングバルブにおいて、試
料を切り出し移送する第2の状態を示す断面説明図であ
る。
【図5】従来の一般的なサンプリングバルブにおける、
定量用通路に試料を充満する第1の状態を示す断面説明
図である。
【図6】従来の一般的なサンプリングバルブにおける、
試料を切り出し移送する第2の状態を示す断面説明図で
ある。
【符号の説明】
10 固定素子 11 サンプリングバルブ 12 可動素子 14 固定素子 15 試料分析装置 16 ピペット 18 洗浄液(希釈液)槽 26 駆動手段 28 制御手段 30 設定手段 32 スイッチ 40 制御手段 Bi チャンバ Ci 分注手段 C0 吸引手段 Q 流入用通路 Pi 定量用通路 R 流出用通路 Si 中継用通路 Ti 移送用通路 Ui 洗浄用通路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止状態にある2つの固定素子(1
    0)、(14)と、これらの固定素子の間に挟まれ移動
    する可動素子(12)とからなり、可動素子(12)に
    複数の測定項目に対応する複数の試料定量用通路(P
    i;i=1,2,…)が設けられ、固定素子(10)、
    (14)に可動素子(10)の各通路(Pi)と所定の
    接続をなす複数の通路が設けられ、可動素子(12)が
    固定素子(10)、(14)に対して面接触しながら移
    動することにより、可動素子(12)の各通路(Pi)
    に試料を充満する第1の状態、及び各通路(Pi)に充
    満した試料を輪切り状に切り出し各部に移送する第2の
    状態を有するサンプリングバルブ(11)と、 試料をサンプリングバルブ(11)内に流入させる吸引
    手段(C0)と、 可動素子(12)の各通路(Pi)に希釈用の液を供給
    する複数の分注手段(Ci;i=1,2,…)と、 この希釈用の液に押し出された各試料を受け入れる複数
    のチャンバ(Bi;i=1,2,…)と、を備えた試料
    分析装置において、 測定すべき項目を設定する設定手段(30)と、 設定手段(30)からの情報に基づき、分注手段(C
    i)を選択的に動作させるための制御信号を発生する制
    御手段(28)と、 この制御信号を受け、各分注手段(Ci)を駆動させる
    駆動手段(26)と、を備え、 測定に係る検体が、ある項目を測定するものと設定させ
    ている場合は、第1の状態、第2の状態のいずれの状態
    においても、その項目に対応する分注手段(Ci)を動
    作させ、その項目を測定しないものと設定されている場
    合には、第1の状態、第2の状態のいずれの状態におい
    ても、その項目に対応する分注手段(Ci)を動作させ
    ないようにしたことを特徴とする試料分析装置。
  2. 【請求項2】 ある項目を測定しないことが所定回数連
    続して発生する場合には、その検体がその項目の測定を
    しないものであるにもかかわらず、その項目に対応する
    分注手段(Ci)を第1の状態にて動作させるように制
    御するようにしたことを特徴とする請求項1記載の試料
    分析装置。
  3. 【請求項3】 分注手段(Ci)を動作させる際に、第
    1の状態にて2回動作させ、1回目の分注液はチャンバ
    (Bi)から排出させ、2回目の分注液をチャンバ(B
    i)に留め置くように制御するようにしたことを特徴と
    する請求項2記載の試料分析装置。
  4. 【請求項4】 ある検体においてある項目の測定を行っ
    た場合、次の検体の測定において、その検体がその項目
    の測定をするものであっても測定をしないものであって
    も、分注手段(Ci)を第1の状態にて2回動作させ、
    1回目の分注液はチャンバ(Bi)から排出させ、2回
    目の分注液をチャンバ(Bi)に留め置くようにしたこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の試料分析装置。
  5. 【請求項5】 設定手段(30)が、複数の検体につい
    て検体ごとに測定項目を予め設定する手段であることを
    特徴とする請求項1又は2記載の試料分析装置。
  6. 【請求項6】 設定手段(30)が、測定項目に対応し
    て設けられた設定手段であることを特徴とする請求項1
    又は2記載の試料分析装置。
JP3331284A 1991-11-20 1991-11-20 試料分析装置 Expired - Fee Related JP3043498B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3331284A JP3043498B2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 試料分析装置
US07/969,573 US5367912A (en) 1991-11-20 1992-10-30 Apparatus for analyzing liquid specimen
AU28177/92A AU2817792A (en) 1991-11-20 1992-11-05 Apparatus for analyzing liquid specimen
EP92310204A EP0543544A1 (en) 1991-11-20 1992-11-06 Apparatus for sampling and diluting a liquid specimen
CA002079435A CA2079435A1 (en) 1991-11-20 1992-11-18 Apparatus for analyzing liquid specimen

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3331284A JP3043498B2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 試料分析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05142117A true JPH05142117A (ja) 1993-06-08
JP3043498B2 JP3043498B2 (ja) 2000-05-22

Family

ID=18241969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3331284A Expired - Fee Related JP3043498B2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 試料分析装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5367912A (ja)
EP (1) EP0543544A1 (ja)
JP (1) JP3043498B2 (ja)
AU (1) AU2817792A (ja)
CA (1) CA2079435A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005106286A (ja) * 2003-09-09 2005-04-21 Kanagawa Acad Of Sci & Technol スライド式バルブ装置
JP2006090414A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Toshiba Corp スライドバルブ装置及びスライドバルブ装置の製造方法
JP2007255717A (ja) * 2007-06-25 2007-10-04 Toshiba Corp 化学分析装置
JP2008175397A (ja) * 2008-03-26 2008-07-31 Toshiba Corp スライドバルブ装置の製造方法
TWI671515B (zh) * 2017-12-22 2019-09-11 大陸商廣州好芝生物科技有限公司 一種流控裝置及含有該裝置的系統
JP2019152485A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 株式会社東京精密 測定プログラムの管理方法及び管理装置、並びに測定システム
US11035495B2 (en) 2016-07-06 2021-06-15 Helixgen (Guangzhou) Co., Ltd. Flow control mechanism and system comprising the mechanism

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW308536B (en) * 1995-12-21 1997-06-21 Toa Medical Electronics Sampling valve
US5841036A (en) * 1996-08-22 1998-11-24 Mayeaux; Donald P. Modular sample conditioning system
DE19841782A1 (de) * 1998-09-12 2000-08-31 Walz Karl Heinz Automatische Probenahmeeinrichtung für die Entnahme von Flüssigproben aus geschlossenen Leitungen oder Behältern, auch wenn diese unter Druck stehen (Inline-Probenahme)
US7198753B1 (en) 1999-08-03 2007-04-03 Advanced Micro Devices, Inc. System and method for monitoring and/or controlling attributes of multiple chemical mixtures with a single sensor
US8518704B2 (en) 1999-08-03 2013-08-27 Advanced Micro Devices, Inc. System and method for monitoring and/or controlling attributes of multiple chemical mixtures with a single sensor
US7229594B2 (en) 2000-04-03 2007-06-12 Parabol Technologies S.A. Device for dispensing accurately-controlled small doses of liquid
US6632404B1 (en) * 2000-08-02 2003-10-14 Symyx Technologies, Inc. Automatically actuated parallel sample injector valve
DE10218280C1 (de) * 2002-04-19 2003-11-20 Fraunhofer Ges Forschung Integriertes Misch- und Schaltsystem für die Mikroreaktionstechnik
DE10249771A1 (de) * 2002-10-24 2004-05-13 AMTEC-Anwendungszentrum für Mikrotechnologien Chemnitz GmbH Verfahren und Vorrichtung zur Entnahme von flüssigen Proben aus einem oder mehreren Druckbehältern
DE112004002936B4 (de) * 2004-08-18 2008-12-11 Agilent Technologies, Inc. (n.d.Ges.d. Staates Delaware), Santa Clara Mikrofluidische Anordnung mit einem Ventilschieber für ein mikrofluidisches Kopplungsgerät
US8322232B1 (en) 2006-04-03 2012-12-04 A+ Manufacturing, Llc Modular sample conditioning system
US8196480B1 (en) 2006-04-03 2012-06-12 A+ Manufacturing, Llc Modular sample conditioning system
US7752928B1 (en) 2006-04-03 2010-07-13 A+ Manufacturing, Llc Modular sample conditioning system
FR2919729B1 (fr) 2007-08-03 2012-03-02 Horiba Abx Sas Dispositif de preparation et de distribution fractionnee d'echantillons d'un fluide, systeme de distribution comportant un tel dispositif et procede associe
US8410884B2 (en) 2011-01-20 2013-04-02 Hitran Corporation Compact high short circuit current reactor
WO2017147533A2 (en) * 2016-02-24 2017-08-31 Leanna Levine Mechanically driven sequencing manifold
KR101924919B1 (ko) * 2017-05-22 2018-12-04 한밭대학교 산학협력단 과열 증기 생산 장치

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3764268A (en) * 1971-01-12 1973-10-09 Damon Corp Constituents measuring chemical analyzer having sample processing conduit feeding aliquot processing conveyor system
US3909203A (en) * 1974-08-04 1975-09-30 Anatronics Corp Analysis system having random identification and labeling system
JPS5940139A (ja) * 1982-08-30 1984-03-05 Union Giken:Kk 臨床検査機器における液体分注方法
JPS59122925A (ja) * 1982-12-29 1984-07-16 Shimadzu Corp 分注器
US4729876A (en) * 1984-11-27 1988-03-08 Nova Celltrak, Inc. Blood analysis system
DK165305C (da) * 1985-09-03 1993-03-22 Technicon Instr Apparat og fremgangsmaade til at tilfoere proever til et proeveanalyseapparat
US4957008A (en) * 1988-12-28 1990-09-18 Coulter Electronics, Inc. Fluid sampling and transfer valve assembly
US4948565A (en) * 1989-04-25 1990-08-14 Fisher Scientific Company Analytical system

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005106286A (ja) * 2003-09-09 2005-04-21 Kanagawa Acad Of Sci & Technol スライド式バルブ装置
JP2006090414A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Toshiba Corp スライドバルブ装置及びスライドバルブ装置の製造方法
US7849874B2 (en) 2004-09-22 2010-12-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Slide valve apparatus and method of manufacturing slide valve apparatus
JP2007255717A (ja) * 2007-06-25 2007-10-04 Toshiba Corp 化学分析装置
JP2008175397A (ja) * 2008-03-26 2008-07-31 Toshiba Corp スライドバルブ装置の製造方法
US11035495B2 (en) 2016-07-06 2021-06-15 Helixgen (Guangzhou) Co., Ltd. Flow control mechanism and system comprising the mechanism
TWI671515B (zh) * 2017-12-22 2019-09-11 大陸商廣州好芝生物科技有限公司 一種流控裝置及含有該裝置的系統
JP2019152485A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 株式会社東京精密 測定プログラムの管理方法及び管理装置、並びに測定システム

Also Published As

Publication number Publication date
US5367912A (en) 1994-11-29
JP3043498B2 (ja) 2000-05-22
EP0543544A1 (en) 1993-05-26
CA2079435A1 (en) 1993-05-21
AU2817792A (en) 1993-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3043498B2 (ja) 試料分析装置
EP1376138B1 (en) Automatic analyzer
EP2076766B1 (en) Method for aspirating and dispensing liquids in an automated analyzer
US9217750B2 (en) Sample processing apparatus and cleaning method
CA2456695C (en) Analytical test element and method for blood analyses
US9005916B2 (en) Blood cell analyzer, blood cell analyzing method, and non-transitory storage medium
JP3130608B2 (ja) サンプリングバルブ
JPS595933A (ja) 液体試料のフロ−分析方法
WO2006132211A1 (ja) 自動分析装置
JPH08178824A (ja) 粒子測定装置
JP3077772B2 (ja) 複数の分析モジュールを用いる粒子自動分析方法及び装置
JP2783449B2 (ja) 分析機のライン制御方式
KR101762877B1 (ko) 혈액과 시약의 혼합장치
US20240201217A1 (en) Method of washing a fluidic system of an in-vitro diagnostic analyzer
CN117368500A (zh) 样本分析仪及控制方法
JPH0540085A (ja) 生体粒子計測装置
JP5806514B2 (ja) 自動分析装置
JPH03108652A (ja) 電解質分析装置における校正液自動供給方式
CN118226015A (zh) 清洗体外诊断分析仪的流体系统的方法
JPH0437384B2 (ja)
JPH05119036A (ja) 粒子計測装置
JPH04204380A (ja) 生化学自動分析装置
JPH05240871A (ja) 自動分析装置
Boldt et al. Multicenter study on the analytical performance of a new point-of-care blood gas analyzer
JPH0783932A (ja) 血液凝固分析装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080310

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110310

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees