JPH05142087A - ホースの漏れ検査方法 - Google Patents

ホースの漏れ検査方法

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Publication number
JPH05142087A
JPH05142087A JP32815591A JP32815591A JPH05142087A JP H05142087 A JPH05142087 A JP H05142087A JP 32815591 A JP32815591 A JP 32815591A JP 32815591 A JP32815591 A JP 32815591A JP H05142087 A JPH05142087 A JP H05142087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
pressure
air pressure
inspected
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP32815591A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Matsumoto
俊彦 松本
Hirotaka Kawai
浩考 河合
Tomoyuki Asano
智之 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP32815591A priority Critical patent/JPH05142087A/ja
Publication of JPH05142087A publication Critical patent/JPH05142087A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動検査化が可能で誤認判定をする恐れがな
く、且つ低コストで実施可能なホ−スの漏れ検査方法を
提供することを目的とする。 【構成】 ホース外周面を膨張不能に拘束する一方該ホ
ースから漏れ出た気体を放出させ得る拘束部材にて検査
対象である被検ホース10を拘束するとともに、該被検
ホース10内部を外気と遮断した状態で該被検ホース1
0内部と漏れのない密閉器26内部とに圧力源18から
の所定の気体圧を導いた上圧力の供給を停止し、所定時
間経過後における該被検ホース10と密閉器26との差
圧を差圧検出手段36にて検出することによりホースの
漏れを検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はホースの漏れ検査方法
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】気密な
いし液密性を要するホースの漏れ検査方法として、ホー
スの両端開口を閉鎖する等して外気と遮断した状態でこ
れを水中に完全に浸漬し、このときホースから気泡が発
生するか否かを作業者が目視判定することにより、漏れ
の有無を検査するといった方法が採用されていた。
【0003】しかしながらこの方法の場合、ホース表面
上の空気が水没後水の表面張力によって気泡となって残
り、この気泡によって、実際にはホースに漏れがないに
も拘らずホースに漏れあるものと誤認判定する恐れがあ
る外、冬期においては冷たい水の中に作業者が手を入れ
なければならず、この作業を継続することに忍耐が必要
であるなど作業内容の点でも問題が存していた。
【0004】尤も暖水を用いることでこの点はある程度
改善できる。しかしながらこの場合、水を暖水化するた
めのエネルギーが必要となり、その分検査コストが高く
なる。
【0005】また水没試験の後にホースを乾燥する工程
が必要であり、工程が複数工程にまたがるとともにエネ
ルギー費が嵩む問題もある。
【0006】更にこの検査は作業者による目視判定で行
われるため、自動化が困難であるといった問題も生じて
いた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたものであり、その要旨は、ホ
ース外周面を膨張不能に拘束する一方該ホースから漏れ
出た気体を放出させ得る拘束部材にて検出対象である被
検ホースを拘束するとともに、該被検ホース内部を外気
と遮断した状態で該被検ホース内部と漏れのない密閉器
内部とに圧力源からの所定の気体圧を導いた上圧力の供
給を停止し、所定時間経過後における該被検ホースと密
閉器との差圧を差圧検出手段にて検出することにより、
ホースの漏れを検査することにある。
【0008】
【作用及び発明の効果】以上のように本発明は被検ホー
スと密閉器とに圧力源からの気体圧力、例えばエア圧
(以下エア圧で説明する)を導いてエア圧供給停止し、
しかる後一定時間後にかかる被検ホース内部と密閉器内
部との差圧を検出して、ホースの漏れの有無を判定する
ものである。
【0009】ここで密閉器としては、被検ホースと同種
ホースであって漏れのないことが予め確認されているも
のを用いることができる。勿論他の密閉器を用いること
もできる。
【0010】上記のように被検ホースと密閉器とにエア
圧を導いて圧力の供給を停止した場合、ホースに漏れが
あると被検ホース内部の圧力が次第に低下する。圧力が
低下するとこれが差圧検出手段によって検出され、ホー
スに漏れのあることが検知される。
【0011】本発明は、被検ホースを拘束部材で拘束し
た状態で内部にエア圧を導くことを特徴としている。
【0012】ホースを自由な状態として内部にエア圧を
導くと、この圧力によってホースが膨張してしまう。ホ
ースが膨張すると当然ながら被検ホース内部の圧力が低
下する。
【0013】従って上記差圧検出手段が差圧を検出した
としても、これがホースの膨張によるものであるのか漏
れによるものであるかの判定が困難で、このことがホー
スにおける差圧を利用しての漏れの検査を困難化する主
因となっていた。
【0014】しかるに本発明では所定の拘束部材、即ち
ホース外周面を膨張不能に拘束する一方漏れ出た気体を
放出可能な拘束部材にて拘束し、かかる拘束下でホース
内部にエア圧を導くようにしているため、上記したよう
な不都合を生じない。
【0015】ここで拘束部材としては種々のものを用い
得るが、一例としてワイヤーをホース外径に対応した口
径の円筒網状に編んだものを例示でき、かかる網状体を
ホース外周面に被せることで、ホース外周面の膨張を拘
束し、一方漏れ出た気体を放出可能とすることができ
る。
【0016】或いはまた多数の気孔を有する拘束型にて
ホース外周面を拘束し、漏れ出た気体を気孔を通じて外
部に放出するようにもできる。この他かかる拘束部材と
して種々のものを用いることが可能である。
【0017】本発明の方法によればホースの漏れの有無
を人間の目によらず、電気的に検知することができ、し
かも短時間で迅速且つ誤認判定をすることなく正確に行
うことができる。
【0018】また作業者による手作業によらずに行うこ
とができるので、自動化も可能となる。
【0019】更に水没工程はもとよりその後の乾燥工程
も不要となるので工程が簡素化するとともに、従来これ
らに要していたエネルギー費も節減できる。
【0020】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図3は検査対象としてのホースの一例を示し
たもので、図中10は自動車用のフューエルホース,1
2はホース本体,14,16はホース本体12の両端部
に装着された金具である。
【0021】図1は本発明方法の一実施例において使用
される検査装置の構成を示したもので、図中18はエア
圧源である。
【0022】エア圧はこのエア圧源18から主通路2
0,分岐通路22,24を通じて被検ホース10及びマ
スタホース26に導かれる。
【0023】ここでマスタホースは被検ホース10、つ
まり図3に示すフューエルホース10と同一種類のホー
スであって、予め漏れのないことが確認されているもの
である。
【0024】主通路20及び分岐通路22,24にはソ
レノイドバルブ28,30,32が設けられており、ま
た各分岐通路22,24は連絡通路34にて連絡され、
この連絡通路34上に差圧検出器36が設けられてい
る。
【0025】差圧検出器36からの信号は増幅器38に
て増幅され、次いで差圧表示器40に送られる。
【0026】次にこの装置を用いて被検ホース10の漏
れ検査の手順を説明する。
【0027】本例の方法では、被検ホース10及びマス
タホース26を、ホース外周面を膨張不能に拘束すると
共に漏れ出たエアを放出させ得る拘束部材を用いてそれ
ぞれ拘束した状態とする。
【0028】図2はこの種拘束部材の一例を示したもの
である。図中(A)の拘束部材は、ワイヤを円筒状に編
組して網状体42としたもので、この網状体42を被検
ホース10及びマスタホース26に被せることによっ
て、ホースの膨張を阻止する一方漏れ出たエアを放出可
能とすることができる。
【0029】尚、拘束部材としては他の種々形態のもの
を用いることが可能である。例えば図(B)に示す如き
拘束型44を用いても良い。
【0030】この拘束型44は分割形式のもので、割面
側に断面円形の凹所46が設けられており、この凹所4
6にホースを収容してこれを拘束するようになってい
る。
【0031】この拘束型44には多数の連続気孔(0.
1〜1mm程度の気孔)が形成されており、ホース内部
から漏れ出たエアが気孔を通じて外部に逃げられるよう
になっている。
【0032】即ち拘束型44は、これら気孔によってホ
ース内のエアの漏れを許容するようになっている。
【0033】図(C)は別の例を示したもので、図中4
7は分割形式の拘束型を、48は凹所を、50は網状体
を示している。
【0034】この拘束型47を用いることによっても、
ホースの膨張を阻止しつつエアの漏れを許容することが
できる。
【0035】さて拘束部材を用いて被検ホース10及び
マスタホース26を拘束状態としたところで、バルブを
操作して調圧されたエア圧を被検ホース10とマスタホ
ース26とに導く。
【0036】この後ソレノイドバルブ30,32を閉じ
て分岐通路22,24を遮断する。即ちエア圧の供給を
停止する。
【0037】そこで一定時間後の差圧を差圧検出器36
により検出し、表示器40に表示させる。また併せて判
定回路によりその差圧が設定値より大きいか否かの判定
を行い、漏れの有無の判定を行う。
【0038】本例の方法では被検ホース10を拘束した
状態で、エア圧を導入するようにしているため、被検ホ
ース10の膨張に基づく圧力低下を生ぜしめない。
【0039】従って差圧検出により被検ホース10の漏
れの有無を迅速且つ正確に判定することができる。
【0040】図4はこの様子を表したものである。この
図において横軸は経過時間を、縦軸は圧力の変化の程度
を表し、また一点鎖線で示す曲線Aは被検ホース10を
非拘束の状態として内部にエア圧を導いた時の経過時間
と圧力低下との関係を、またBは同じホースの経過時間
とホース外径との関係を、更に実線で示す曲線Cは被検
ホース10を拘束した状態でエアを導いた時の経過時間
と圧力低下との関係をそれぞれ表している。
【0041】図に示しているようにホースを拘束しない
状態でエア圧を導いた時、時間の経過と共にホースの膨
張によって内部圧力が低下してしまうが、ホースを拘束
した状態でエア圧を導いた時、エア圧は時間が経過して
も特に低下傾向を示さない。
【0042】従って被検ホース10内部にエア圧を導い
た後30秒から1分程度の短時間で漏れの有無の判定が
可能となる。
【0043】以上本発明の実施例を詳述したが、これは
あくまで一例示である。例えば本発明は上記マスタホー
スの代わりに剛性の密閉容器を用いることも勿論可能で
あるし、またフューエルホース以外の様々なホースに対
して本発明の適用が可能である等、本発明はその主旨を
逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づき様々な
変更を加えた態様で実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である漏れ検査方法に用いら
れる装置の系統図である。
【図2】同方法に用いられる拘束部材の例を示す図であ
る。
【図3】同方法における検査対象としてのホースの一例
を示す図である。
【図4】同方法の利点の説明図である。
【符号の説明】
10 被検ホース 18 エア圧源 26 マスタホース 42 網状体 44,47 拘束型

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホース外周面を膨張不能に拘束する一方
    該ホースから漏れ出た気体を放出させ得る拘束部材にて
    検査対象である被検ホースを拘束するとともに、該被検
    ホース内部を外気と遮断した状態で該被検ホース内部と
    漏れのない密閉器内部とに圧力源からの所定の気体圧を
    導いた上圧力の供給を停止し、所定時間経過後における
    該被検ホースと密閉器との差圧を差圧検出手段にて検出
    することにより、ホースの漏れを検査することを特徴と
    するホースの漏れ検査方法。
JP32815591A 1991-11-15 1991-11-15 ホースの漏れ検査方法 Pending JPH05142087A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001108568A (ja) * 1999-10-06 2001-04-20 Fabrica Toyama Corp パウチの洩れ検出方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4940489B1 (ja) * 1969-08-10 1974-11-02
JPS54111880A (en) * 1978-02-21 1979-09-01 Sanko Kagaku Kougiyou Kk Method and device for detecting pinhole of hollow soft rubber
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JPH0377042A (ja) * 1989-08-19 1991-04-02 Toyoda Gosei Co Ltd 補強糸付ホースのリーク検査装置

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