JPH0514157U - 光フアイバ端面の蒸着用治具 - Google Patents

光フアイバ端面の蒸着用治具

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JPH0514157U
JPH0514157U JP070532U JP7053291U JPH0514157U JP H0514157 U JPH0514157 U JP H0514157U JP 070532 U JP070532 U JP 070532U JP 7053291 U JP7053291 U JP 7053291U JP H0514157 U JPH0514157 U JP H0514157U
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JP
Japan
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optical fiber
jig
vapor deposition
face
film
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Pending
Application number
JP070532U
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English (en)
Inventor
淳二 藤川
正和 岩田
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Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 治具が高温に加熱されて光ファイバの端面に
良質の蒸着膜を形成し得る蒸着用治具を提供する。 【構成】 赤外線吸収材料からなり、蒸着膜が形成され
る光ファイバが嵌挿される穴を備えた光ファイバ端面の
蒸着用治具である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、光ファイバの端面に反射防止膜等の光学薄膜を形成するために使用 する蒸着治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバの端面同志を突き合わせて接続する光ファイバコネクタにおいては 、光ファイバの端面で光の反射により接続損失が生じるため、光ファイバの端面 にSiO2 、TiO2 、MgF2 等を蒸着して反射防止膜が形成される。この光 ファイバ端面の蒸着には一般に真空蒸着が実施されており、図2に示すように、 支持材9に取付けられた管状の蒸着用治具1の穴2に光ファイバ3を嵌挿し、る つぼ5の蒸着物質6を気化させて蒸着粒子7を飛ばすことにより光ファイバ3の 端面4に蒸着膜を形成している。8は電気ヒータであって、治具1を加熱するこ とにより、それの伝導熱を光ファイバ3に伝え、蒸着膜が形成される光ファイバ 3が加熱されるようにしている。従来、蒸着用治具1としては金属製やセラミク ス製、あるいは光透過性ガラス製のものが用いられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来では、電気ヒータからの放射熱が支持材でさえぎられて治 具の一部しか加熱されない結果、治具を十分高い温度に加熱することができない 。そのために、光ファイバの温度はせいぜい100℃程度にとどまって、光ファ イバの端面に蒸着粒子が密に付着した良質な蒸着膜を形成することができない問 題を生じていた。
【0004】 本考案は上記問題を解消するためになされたものであり、治具が高温に加熱さ れて光ファイバの端面に良質の蒸着膜を形成し得る蒸着用治具を提供することに ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の光ファイバ端面の蒸着用治具は、赤外線吸収材料からなり、蒸着膜が 形成される光ファイバが嵌挿される穴を備えたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
本考案の光ファイバ端面の蒸着用治具は、その材料が赤外線吸収材料からなっ ており、赤外線ランプ等の光源から発せられる赤外線を効率良く吸収してこの治 具に嵌挿されている光ファイバが高温に加熱される結果、その端面に良好な蒸着 膜が形成されることになる。
【0007】
【実施例】
次に、本考案の光ファイバ端面の蒸着用治具を図面を参照して説明する。
【0008】 図1において、10は支持材9に取付けられた本考案に係る管状の蒸着用治具 であり、光ファイバ3が嵌挿される穴2を備えている。この治具10は、材料が 赤外線吸収ガラス(例えば日本電気硝子(株)製−材質名:ST−I)からなっ ており、波長0.8〜2.5μmの近赤外線を効率よく吸収する。8は電気ヒー タである。11は赤外線ランプあるいはハロゲンランプの光源であって、そこか ら発する赤外線を治具10に向けて照射する。
【0009】 上記の蒸着用治具10を用いて光ファイバ3の端面4に膜を形成する場合は、 次のようにして行う。
【0010】 まず、蒸着用治具10の穴2に光ファイバ3を嵌挿する。次に、電気ヒータ8 を作動すると共にランプの光源11を点燈して赤外線を治具10に向けて照射す る。その結果、治具10が電気ヒータ8により加熱されると共に光源11より発 せられた赤外線を吸収して熱せられ、この治具10からの伝導熱で光ファイバ3 が300℃程度に加熱される。この状態で、るつぼ5内の蒸着物質6を気化させ て蒸着粒子7を飛ばし、光ファイバ3の端面4に蒸着膜を形成する。
【0011】 なお、本考案の蒸着用治具は、反射防止膜以外にフィルター等の膜を光ファイ バの端面に形成する場合にも使用できる。
【0012】
【考案の効果】
本考案の光ファイバ端面の蒸着用治具によれば、この治具自体が光源からの赤 外線を効率良く吸収するため、この治具に嵌挿されている光ファイバが高温に加 熱される結果、光ファイバ端面に蒸着粒子が密に付着した良質な蒸着膜を形成す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る蒸着用治具の使用状態を示す説明
図である。
【図2】従来の蒸着用治具の使用状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
2 穴 3 光ファイバ 4 端面 10 赤外線吸収ガラス製蒸着用治具 11 光源

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線吸収材料からなり、蒸着膜が形成
    される光ファイバが嵌挿される穴を備えた光ファイバ端
    面の蒸着用治具。
JP070532U 1991-08-07 1991-08-07 光フアイバ端面の蒸着用治具 Pending JPH0514157U (ja)

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