JPH0514156A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH0514156A
JPH0514156A JP16472891A JP16472891A JPH0514156A JP H0514156 A JPH0514156 A JP H0514156A JP 16472891 A JP16472891 A JP 16472891A JP 16472891 A JP16472891 A JP 16472891A JP H0514156 A JPH0514156 A JP H0514156A
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JP
Japan
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switching element
capacitor
resistor
surge voltage
circuit
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JP16472891A
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Kimiya Nakamura
公也 中村
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スイッチング素子のスイッチング動作により負
荷に電源電圧を供給する場合に、スイッチング動作に伴
いスイッチング素子の構造に起因して生じるインダクタ
ンス分によって発生するサージ電圧を防止する。 【構成】1つの半導体基板上において、抵抗4とコンデ
ンサ3の直列回路をスイッチング素子2と並列に接続す
る。その抵抗4とコンデンサ3の直列回路によって前記
サージ電圧を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスイッチング素子等の半
導体集積回路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、駆動信号に基づいてスイッチング
素子Tのスイッチング動作させ負荷Zに直流電源Eより
電源電圧Vを供給する場合に、スイッチング動作に伴い
配線中のインダクタンス分Lによって生じるサージ電圧
を吸収してその発生を防止するために、図9に示すCR
Dスナバ回路30または図10に示すCRスナバ回路3
1が用いられている。
【0003】すなわち、スイッチング素子Tの実装回路
においてはその配線中にインダクタンス分Lが生じる。
そして、スイッチング素子Tのスイッチング動作に伴
い、その非導通時にインダクタンス分Lに誘起された電
気エネルギーは導通時に大きなサージ電圧となって負荷
Zに流れる。その時にスイッチング素子Tにより負荷Z
に印加される電圧Vfには図11に示すようなサージ電
圧による大きなオーバーシュート40とリンギング41
が生じている。このサージ電圧が負荷Zに印加されると
負荷Zが破壊されたり、損傷を受けることによって誤動
作したりすることになるため、それを防止するために上
記CRDスナバ回路30またはCRスナバ回路31が設
けられている。
【0004】CRDスナバ回路30はスイッチング素子
Tに対して外付けで並列にコンデンサCと抵抗Rを接続
し抵抗Rに並列にダイオードDを接続している。例え
ば、数十Aの電流容量のスイッチング素子Tにおいて
は、コンデンサCの容量は数十μFで抵抗Rは10Ω前
後である。また、CRスナバ回路31はスイッチング素
子Tに対して外付けで並列にコンデンサCと抵抗Rを接
続している。例えば、数十Aの電流容量のスイッチング
素子Tにおいては、コンデンサCの容量は0.1〜数十
μF以下で抵抗Rは1〜数百Ω以下である。
【0005】そのCRDスナバ回路30およびCRスナ
バ回路31の抵抗RとコンデンサCは、配線中のインダ
クタンス分Lと共にLCRの直列共振回路を形成する。
そして、スイッチング素子Tの導通時に発生するサージ
電圧をそのLCR直列共振回路の共振によって吸収し、
負荷Zにサージ電圧が印加されるのを防止している。
【0006】但し、配線中のインダクタンス分Lの値は
実測できないため、その両スナバ回路30,31の共振
周波数の設定はコンデンサCの値を調整することによっ
て行っている。また、その共振特性の設定は抵抗Rの値
を調整することによって行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CRD
スナバ回路30またはCRスナバ回路31を設けた時の
スイッチング素子Tにより負荷Zに印加される電圧Vf
には、図12に示すように、大きなオーバーシュートに
ついてはLCR直列共振回路によって吸収されてなくな
っている。しかし、小さなオーバーシュート42とリン
ギング43が残っていることが多い。
【0008】この小さなオーバーシュート42とリンギ
ング43は、半導体基板およびボンディングワイヤーの
取り回し、マウンティング等のスイッチング素子Tの構
造によって生じるサージ電圧であると思われる。このス
イッチング素子Tの構造に起因するサージ電圧について
は、外付けの前記CRDスナバ回路30またはCRスナ
バ回路31によってその発生を防止することが極めて難
しい。
【0009】すなわち、配線中のインダクタンス分Lに
よって生じるサージ電圧の周波数とスイッチング素子T
の構造に起因するサージ電圧の周波数(通常1MHz以
上)は一致するとは限らず、多くの場合異なっている。
そのため、配線中のインダクタンス分Lによって生じる
サージ電圧を最も効果的に除去するように、CRDスナ
バ回路30またはCRスナバ回路31のコンデンサCの
値を設定して急峻な減衰特性を作ったとしても、スイッ
チング素子T自体に起因するサージ電圧は除去できずに
残ってしまう。また、スイッチング素子Tの構造に起因
するサージ電圧を最も効果的に除去するようにコンデン
サCの値を設定して急峻な減衰特性を作ったとしても、
配線中のインダクタンス分Lによって生じるサージ電圧
は除去できずに残ってしまう。
【0010】そこで、CRDスナバ回路30またはCR
スナバ回路31の減衰特性を緩やかにして、配線中のイ
ンダクタンス分Lによって生じるサージ電圧の周波数と
スイッチング素子Tの構造に起因するサージ電圧の周波
数の両方が減衰特性内に含まれるように抵抗Rの値を設
定すると、スイッチング素子Tの構造に起因するサージ
電圧は除去できても、配線中のインダクタンス分Lによ
って生じるサージ電圧は大きいため、緩やかな減衰特性
ではそのオーバーシュートが充分除去できずに残ってし
まう。
【0011】そのため、従来は抵抗RとコンデンサCの
両方の値を最適に設定することによって、配線中のイン
ダクタンス分Lによって生じるサージ電圧とスイッチン
グ素子Tの構造に起因するサージ電圧とを共に吸収する
外付けのCRDスナバ回路30またはCRスナバ回路3
1を具体化していた。
【0012】すなわち、配線中のインダクタンス分Lの
値が実測できないために最適な共振周波数および減衰特
性を得るための抵抗RおよびコンデンサCの値は計算に
よって求めることができない。そこで、実際にCRDス
ナバ回路30またはCRスナバ回路31を組み、スイッ
チング素子Tの応答特性を実測しながら抵抗Rおよびコ
ンデンサCの値を共に調整してカット・アンド・トライ
によって最適な値を求める方法で回路設計を行わなけれ
ばならない。そのためには膨大な数の実験を重ねる必要
があり高コストとなる。
【0013】また、配線中のインダクタンス分Lによっ
て生じるサージ電圧の周波数と、スイッチング素子Tの
構造に起因する固有の振動の周波数が大きく離れている
場合には減衰特性を極めて緩やかにしなければならな
い。すると、前記したように配線中のインダクタンス分
Lによって生じるサージ電圧による大きなオーバーシュ
ートが充分除去できずに残ってしまう。
【0014】さらに、スイッチング素子のメーカーにと
っては実装回路を特定できないために、ユーザーに対し
てCRDスナバ回路30またはCRスナバ回路31の抵
抗RおよびコンデンサCの値を具体的に提示することが
できず、上記した膨大な数の実験の負担は全てユーザー
に課せられることになるため、その負担の軽減が望まれ
ていた。
【0015】加えて、前記したようにコンデンサCの容
量が大きいことから、CRDスナバ回路30またはCR
スナバ回路31のいずれの回路についても1つの半導体
基板上に形成することは困難であった。
【0016】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、スイッチング動作に際してスイッチ
ング素子自体に起因するサージ電圧の発生を防止するス
イッチング素子を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、スイッチング素子のスイッチング動作に伴
って前記スイッチング素子の構造に起因して生じるサー
ジ電圧のオーバーシュートおよびリンギングの発生を防
止するために、抵抗とコンデンサの直列回路と前記スイ
ッチング素子とを並列に接続した回路を1つの半導体基
板上に形成したことを特徴とする半導体集積回路装置。
【0018】
【作用】スイッチング素子のスイッチング動作により負
荷に電源電圧を供給する場合に、スイッチング動作に伴
いスイッチング素子の構造に起因して生じるインダクタ
ンス分によって発生するサージ電圧を防止するために、
抵抗とコンデンサの直列回路をスイッチング素子と並列
に接続する。その抵抗とコンデンサの直列回路によって
前記サージ電圧を吸収する。
【0019】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図6に従って説明する。図1に示すように、スイッチン
グ素子1は1つの半導体基板で形成されており、その内
部にはスイッチング素子としてのバイポーラトランジス
タ2,コンデンサ3および抵抗4の各素子が形成されて
いる。
【0020】p型基板5の上にn型のエピタキシャル層
6が形成され、p型基板5とエピタキシャル層6の間に
は各素子に対応する位置に島状のn+ 型の埋め込み層7
が形成され、各素子の間はp+ 型の分離層8によって接
合分離されている。
【0021】そして、バイポーラトランジスタ2におい
ては、n型のエピタキシャル層6の表面にn+ 型のコレ
クタ領域9とn+ 型のエミッタ領域10およびp+ 型の
ベース領域11が形成されて、エミッタ領域10はその
表面以外をベース領域11で内包され、コレクタ領域9
は埋め込み層7に接合されている。それらの表面はSi
2 からなるフィールド酸化膜12で覆われるととも
に、エミッタ,コレクタ,ベースの各領域9〜11は同
フィールド酸化膜12に形成されたコンタクトホール1
2aにおいてエミッタ,コレクタ,ベースの各電極13
〜15に接続されている。
【0022】また、抵抗4においては、エピタキシャル
層6の表面にp+型の抵抗領域16が形成されその表面
はフィールド酸化膜12で覆われるとともに、同抵抗領
域16は同フィールド酸化膜12に形成された2つのコ
ンタクトホール11aにおいてそれぞれ2つの抵抗電極
17,18に接続されている。
【0023】また、コンデンサ3においては、エピタキ
シャル層6の表面に形成したp+ 型領域を一方の極板1
9とし、その表面をフィールド酸化膜12で覆うととも
に、その極板19は同フィールド酸化膜12に形成され
たコンタクトホール12aにおいて一方のコンデンサ電
極20に接続されている。また、フィールド酸化膜12
を挟んでp+ 型の一方の極板19と対向するように、フ
ィールド酸化膜12の表面に他方の極板であるコンデン
サ電極21が形成されている。
【0024】そして、電極18と電極20をアルミ配線
することによりコンデンサ3と抵抗4は直列に接続さ
れ、電極14と電極21をアルミ配線することによりバ
イポーラトランジスタ2のコレクタはコンデンサ3に接
続され、電極13と電極17をアルミ配線することによ
りバイポーラトランジスタ2のエミッタは抵抗4に接続
されている。
【0025】上記のように構成されたスイッチング素子
1の製造は公知の方法を組み合わせることによって可能
であるためその詳細な説明については省略する。また、
各素子であるバイポーラトランジスタ2,コンデンサ
3,抵抗4のそれぞれの動作についても公知のものであ
るためその詳細な説明については省略する。
【0026】次に、駆動信号に基づいたスイッチング素
子1のスイッチング動作により負荷Zに直流電源Eの電
源電圧Vを供給する場合にスイッチング素子1の構造に
起因するサージ電圧の発生を防止する作用について図
2,3に従って説明する。
【0027】尚、サージ電圧発生の作用については従来
技術で説明したのでここではその説明を省く。抵抗Rと
コンデンサCを直列に接続したCRスナバ回路31はス
イッチング素子1と並列に接続され、実装回路における
配線中のインダクタンス分Lと共にLCR直列共振回路
を形成する。そして、スイッチング素子1の導通時に発
生するサージ電圧をそのLCR直列共振回路の共振によ
って吸収し、負荷Zにサージ電圧が印加されるのを防止
している。
【0028】抵抗4およびコンデンサ3は、半導体基板
およびボンディングワイヤーの取り回し、マウンティン
グ等のスイッチング素子1の構造によって生じるサージ
電圧を吸収し、負荷Zにサージ電圧が印加されるのを防
止している。すなわち、抵抗4およびコンデンサ3によ
ってCRスナバ回路31と同様の回路構成によるCRス
ナバ回路を形成している。但し、スイッチング素子1の
構造によって生じるサージ電圧は小さいため、それを除
去するためのLCR共振回路の減衰特性も緩やかなもの
でよい。
【0029】そのため、例えば、40Aの電流容量のバ
イポーラトランジスタ2の場合、抵抗4の値は12±1
Ωでコンデンサ3の値は500pF〜0.01μF程度
となる。このようにコンデンサ3の容量が小さいことに
より、上記構造によって1つの半導体基板上に形成する
ことができ、それによってスイッチング素子の外形寸法
が大きくなるということもない。
【0030】このように、配線中のインダクタンス分L
によるサージ電圧の防止にはCRスナバ回路31を設
け、スイッチング素子1の構造に起因するサージ電圧の
防止にはバイポーラトランジスタ2と共に1つの半導体
基板上に形成した抵抗4およびコンデンサ3によるCR
スナバ回路を設けたことにより、両サージ電圧の周波数
が離れていてもそれぞれに最適な減衰特性のLCR直列
共振回路が実現できることから、スイッチング素子1に
よって負荷Zに印加される電圧Vfには、図3に示すよ
うに一切のオーバーシュートおよびリンギングが含まれ
なくなる。
【0031】また、ユーザーはCRスナバ回路31の設
計のみを行うだけでよく、その設計に際して、スイッチ
ング素子1の構造に起因するサージ電圧の防止を考えな
くてもよいことから回路設計のための実験の手数が大幅
に省かれるため実験に要するコストが低くなる。
【0032】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、MOS−FET等のスイッチング素
子に応用してもよい。また、抵抗4およびコンデンサ3
によって構成されるCRスナバ回路は、抵抗4と並列に
ダイオードを接続するCRDスナバ回路であってもよ
い。
【0033】また、抵抗4とコンデンサ3の接続は逆に
してもよい。つまり、コンデンサ3をバイポーラトラン
ジスタ2のエミッタに、抵抗4をバイポーラトランジス
タ2のコレクタに接続してもよい。
【0034】また、抵抗4とコンデンサ3は、半導体基
板上に複数個形成したものを接続することにより、所定
の抵抗値、容量および耐圧を得てもよい。さらに、抵抗
4およびコンデンサ3は図4に示すような構造としても
よい。すなわち、前記エピタキシャル層6の表面にSi
2 からなるフィールド酸化膜12を形成し、そのフィ
ールド酸化膜12の表面にポリシリコン膜50を形成し
て再びフィールド酸化膜12で覆う。すなわち、ポリシ
リコン膜50をフィールド酸化膜12によって挟設す
る。そして、一方の電極51を同フィールド酸化膜12
に形成されたコンタクトホール12aにおいて同ポリシ
リコン膜50と接続する。また、フィールド酸化膜12
を挟んでポリシリコン膜50と対向するように、フィー
ルド酸化膜12の表面に電極52を形成する。さらに、
電極52をバイポーラトランジスタ2のエミッタに、電
極51をコレクタに接続する。これにより、電極52と
対向するポリシリコン膜50とでコンデンサ3を形成
し、コンデンサ3を形成した残りのポリシリコン膜50
が抵抗4を形成して、抵抗4とコンデンサ3の直列回路
を構成する。
【0035】また、コンデンサ3は図5に示すように、
半導体基板上でバイポーラトランジスタ2および抵抗4
の周囲を取り巻くように配置することにより、その容量
を拡大してもよい。
【0036】さらに、コンデンサ3は図6に示すよう
に、エピタキシャル層6の表面に反応性イオンエッチン
グ,選択酸化法等によりトレンチを形成し、そのトレン
チに凹状のP+ 型による一方の極板19を形成し、その
内側に均等な厚さのSiO2 からなるフィールド酸化膜
12を挟設して他方の極板であるポリシリコン53を埋
設し、それらの表面はフィールド酸化膜12で覆うとと
もに、2つ極板19,53を同フィールド酸化膜12に
形成されたコンタクトホール12aにおいてそれぞれコ
ンデンサ電極20,21に接続するようにして構成し、
その容量を拡大してもよい。
【0037】また、本発明をnチャネルSIT(静電誘
導型トランジスタ)を用いて具体化してもよい。この場
合、 図7に示すように、ドレイン領域60を構成する
+ 型基板の上にn型のエピタキシャル層61が形成さ
れ、エピタキシャル層61の表面にn+ 型のソース領域
62およびp+ 型のゲート領域63がp型のチャネル領
域64を挟んで形成されている。そして、それらの表面
はSiO2 からなるフィールド酸化膜65で覆われると
共に、ゲート領域63はフィールド酸化膜65に形成さ
れたコンタクトホール65aにおいてゲート電極66と
接続されている。さらに、ドレイン領域60はドレイン
電極(図示略)に接続され、ソース領域62はフィール
ド酸化膜65に形成されたコンタクトホール65aにお
いてポリシリコン膜67と接続されている。そして、ポ
リシリコン膜67はフィールド酸化膜65の表面を覆
い、ソース電極(図示略)に接続されている。また、ゲ
ート領域63の外周のエピタキシャル層61にはp+
のフィールド・リミッティング・リング(FLR)68
が形成されている。
【0038】そして、ポリシリコン膜67は抵抗4aを
形成すると共に、フィールド酸化膜65を挟んで対向す
るエピタキシャル層61を一方の極板とするコンデンサ
3の他方の極板となっている。尚、コンデンサ3の容量
はその極板面積によって規定されると共に、その両極板
であるポリシリコン膜67と対向するエピタキシャル層
61に挟まれたフィールド酸化膜65の厚さによっても
規定される。さらにコンデンサ3の直下のエピタキシャ
ル層61は抵抗4bを形成している。
【0039】従って、このスイッチング素子69は、前
記実施例と同様に、抵抗4aとコンデンサ3および抵抗
4bの直列回路をnチャネルSIT70と並列に接続し
た構成となる。そして、前記実施例と同様の効果を得る
ことができる。
【0040】尚、コンデンサ3の耐圧は、その両極板で
あるポリシリコン膜67と対向するエピタキシャル層6
1に挟まれたフィールド酸化膜65の厚さによって規定
されるが、より高い耐圧を必要とする場合は、図8に示
すように、コンデンサ3の一方の極板であるポリシリコ
ン膜67の直下にp+ 型の誘電体領域71を設けてもよ
い。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ス
イッチング動作に際してスイッチング素子の構造に起因
するサージ電圧の発生を防止できるという優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した半導体集積回路装置の一実
施例の断面図である。
【図2】一実施例の半導体集積回路装置の使用状態を示
す回路図である。
【図3】一実施例の半導体集積回路装置の応答特性を示
す特性図である。
【図4】別の実施例の半導体集積回路装置の断面図であ
る。
【図5】別の実施例の半導体集積回路装置の上面図であ
る。
【図6】別の実施例の半導体集積回路装置の断面図であ
る。
【図7】別の実施例の半導体集積回路装置の断面図であ
る。
【図8】別の実施例の半導体集積回路装置の断面図であ
る。
【図9】従来の半導体集積回路装置の使用状態を示す回
路図である。
【図10】従来の半導体集積回路装置の使用状態を示す
回路図である。
【図11】従来の半導体集積回路装置の応答特性を示す
特性図である。
【図12】従来の半導体集積回路装置の応答特性を示す
特性図である。
【符号の説明】
2…スイッチング素子としてのバイポーラトランジス
タ、3…コンデンサ、4…抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/04 H 8427−4M 27/06 23/522 23/556 23/60 23/62

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 スイッチング素子のスイッチング動作に
    伴って前記スイッチング素子の構造に起因して生じるサ
    ージ電圧のオーバーシュートおよびリンギングの発生を
    防止するために、 抵抗とコンデンサの直列回路と前記スイッチング素子と
    を並列に接続した回路を1つの半導体基板上に形成した
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
JP16472891A 1991-07-04 1991-07-04 半導体集積回路装置 Pending JPH0514156A (ja)

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