JPH05141495A - 直線移動装置 - Google Patents
直線移動装置Info
- Publication number
- JPH05141495A JPH05141495A JP33142991A JP33142991A JPH05141495A JP H05141495 A JPH05141495 A JP H05141495A JP 33142991 A JP33142991 A JP 33142991A JP 33142991 A JP33142991 A JP 33142991A JP H05141495 A JPH05141495 A JP H05141495A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide shaft
- carriage
- lead screw
- motor
- bearing
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】キャリッジ本体とガイドシャフトとの接触部に
おける摩擦負荷を低減させヘッドの移動制御を正確なら
しめる。 【構成】軸受にて支持されるガイドシャフト５にスリー
ブスライダ３ａが摺動可能に嵌合し、モータにて駆動さ
れるリードスクリュー２が回転させられることにより前
記ガイドシャフト５と平行にキャリッジ３がねじ送りさ
れる装置において、前記ガイドシャフト５をその軸線ま
わりに回転可能に軸受にて支承し、かつリードスクリュ
ー２の回転時にガイドシャフト５も軸線まわりに回転さ
せられるようにした。キャリッジの移動時にキャリッジ
案内用ガイドシャフトも一緒に軸線回り方向に回転させ
られるのでガイドシャフトとキャリッジ保持部との間の
摩擦負荷が大幅に軽減させられる。これにより、キャリ
ッジの移動距離が僅少なばあいであってもステッピング
モータの小なる回転トルクでキャリッジは正確に移動さ
せられる。
おける摩擦負荷を低減させヘッドの移動制御を正確なら
しめる。 【構成】軸受にて支持されるガイドシャフト５にスリー
ブスライダ３ａが摺動可能に嵌合し、モータにて駆動さ
れるリードスクリュー２が回転させられることにより前
記ガイドシャフト５と平行にキャリッジ３がねじ送りさ
れる装置において、前記ガイドシャフト５をその軸線ま
わりに回転可能に軸受にて支承し、かつリードスクリュ
ー２の回転時にガイドシャフト５も軸線まわりに回転さ
せられるようにした。キャリッジの移動時にキャリッジ
案内用ガイドシャフトも一緒に軸線回り方向に回転させ
られるのでガイドシャフトとキャリッジ保持部との間の
摩擦負荷が大幅に軽減させられる。これにより、キャリ
ッジの移動距離が僅少なばあいであってもステッピング
モータの小なる回転トルクでキャリッジは正確に移動さ
せられる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録装置の磁気ヘッ
ドやプリンタの印字ヘッド等を移動させる直線移動装置
に関する。
ドやプリンタの印字ヘッド等を移動させる直線移動装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】磁気記録装置の磁気ヘッドやプリンタの
印字ヘッドを移動させる装置は、ヘッドを搭載したキャ
リッジと、キャリッジの移動方向を定めるガイドと、移
動力を発生させるためのアクチュエ−タとで構成されて
いる。
印字ヘッドを移動させる装置は、ヘッドを搭載したキャ
リッジと、キャリッジの移動方向を定めるガイドと、移
動力を発生させるためのアクチュエ−タとで構成されて
いる。
【０００３】アクチュエ−タとしてステッピングモータ
を用いると、制御が容易でしかも構造を簡単にできると
いう特長がある。
を用いると、制御が容易でしかも構造を簡単にできると
いう特長がある。
【０００４】ステッピングモータの制御は、現在位置と
目標位置との差を０にする方向へステッピングモータの
回転トルクを発生させて行っており、θ−Ｔ特性と呼ば
れている。
目標位置との差を０にする方向へステッピングモータの
回転トルクを発生させて行っており、θ−Ｔ特性と呼ば
れている。
【０００５】θ−Ｔ特性は図８に示すとおり一般的には
正弦波状をなし、横軸θは目標とする移動位置とステッ
ピングモータのロータ位置（回転角）との差を示し、縦
軸Ｔはその際に発生するステッピングモータの回転トル
クを示している。
正弦波状をなし、横軸θは目標とする移動位置とステッ
ピングモータのロータ位置（回転角）との差を示し、縦
軸Ｔはその際に発生するステッピングモータの回転トル
クを示している。
【０００６】したがって、移動開始位置と目標位置との
差が小なるばあいにはステッピングモータの回転トルク
も小である。キャリッジが移動する際にはその移動方向
に対し反対となる方向へ摩擦負荷がかかり、摩擦負荷が
＋Ｔｆ〜−Ｔｆであるばあいにθ1 〜θ2 の移動をさせ
ようとすると、回転トルクが摩擦負荷よりも小なるもの
となり、不感帯と呼ばれるキャリッジが移動できないエ
リアが生じる。
差が小なるばあいにはステッピングモータの回転トルク
も小である。キャリッジが移動する際にはその移動方向
に対し反対となる方向へ摩擦負荷がかかり、摩擦負荷が
＋Ｔｆ〜−Ｔｆであるばあいにθ1 〜θ2 の移動をさせ
ようとすると、回転トルクが摩擦負荷よりも小なるもの
となり、不感帯と呼ばれるキャリッジが移動できないエ
リアが生じる。
【０００７】この結果、キャリッジを目標位置へ正確に
移動させることができず、位置ずれを起こしたままキャ
リッジが停止して、たとえば磁気記録装置の直線移動装
置では、書き込みエラーや読み込みエラー等を発生する
原因となる。
移動させることができず、位置ずれを起こしたままキャ
リッジが停止して、たとえば磁気記録装置の直線移動装
置では、書き込みエラーや読み込みエラー等を発生する
原因となる。
【０００８】摩擦負荷Ｔｆを発生する部分としては、 リードスクリューと押さえばねとの接触部 リードスクリューの溝とニードルピンとの接触部 キャリッジ保持部とガイドシャフトとの接触部 磁気ヘッドまたは印字ヘッドと磁気メディアまたは
用紙との接触部 が挙げられる。
用紙との接触部 が挙げられる。
【０００９】
【発明が解決しょうとする課題】本発明は上述のキャリ
ッジ移動の際に発生する摩擦負荷を低減させ、もってヘ
ッドの移動制御を正確ならしめることを目的とし、より
詳しくは、上記摩擦負荷発生部として挙げた部分のう
ち、最も大なる摩擦負荷が発生するのキャリッジ本体
とガイドシャフトとの接触部における摩擦負荷を低減さ
せることを課題とする。
ッジ移動の際に発生する摩擦負荷を低減させ、もってヘ
ッドの移動制御を正確ならしめることを目的とし、より
詳しくは、上記摩擦負荷発生部として挙げた部分のう
ち、最も大なる摩擦負荷が発生するのキャリッジ本体
とガイドシャフトとの接触部における摩擦負荷を低減さ
せることを課題とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明の直線移動装置は、軸受にて支持されるガイ
ドシャフトにスリーブスライダが摺動可能に嵌合し、モ
ータにて駆動されるリードスクリューが回転させられる
ことにより前記ガイドシャフトと平行にキャリッジがね
じ送りされる装置において、前記ガイドシャフトをその
軸線まわりに回転可能に軸受にて支承し、かつリードス
クリューの回転時に前記ガイドシャフトも軸線まわりに
回転させられるようにした構造のものとしてある。
めに本発明の直線移動装置は、軸受にて支持されるガイ
ドシャフトにスリーブスライダが摺動可能に嵌合し、モ
ータにて駆動されるリードスクリューが回転させられる
ことにより前記ガイドシャフトと平行にキャリッジがね
じ送りされる装置において、前記ガイドシャフトをその
軸線まわりに回転可能に軸受にて支承し、かつリードス
クリューの回転時に前記ガイドシャフトも軸線まわりに
回転させられるようにした構造のものとしてある。
【００１１】
【作用】本発明の直線移動装置は上述のようにキャリッ
ジの移動時にキャリッジ案内用ガイドシャフトも一緒に
軸線回り方向に回転させられるのでガイドシャフトとキ
ャリッジ保持部との間の摩擦負荷が大幅に軽減させられ
る。
ジの移動時にキャリッジ案内用ガイドシャフトも一緒に
軸線回り方向に回転させられるのでガイドシャフトとキ
ャリッジ保持部との間の摩擦負荷が大幅に軽減させられ
る。
【００１２】キャリッジが移動する際の摩擦負荷の軽減
により、キャリッジの移動距離が僅少なばあいであって
もステッピングモータの小なる回転トルクでキャリッジ
は正確に移動させられる。
により、キャリッジの移動距離が僅少なばあいであって
もステッピングモータの小なる回転トルクでキャリッジ
は正確に移動させられる。
【００１３】したがって、本発明の直線移動装置を磁気
記録装置の磁気ヘッド移動装置として応用したばあいに
は、キャリッジ位置の誤差による磁気ヘッド位置の不正
確さで発生する書き込みエラーや読み込みエラーの発生
が防止され、プリンタの印字ヘッド移動装置として応用
するばあいには、印字位置の誤差がなくなり、印字密度
が高くて精細な印刷がなされる。
記録装置の磁気ヘッド移動装置として応用したばあいに
は、キャリッジ位置の誤差による磁気ヘッド位置の不正
確さで発生する書き込みエラーや読み込みエラーの発生
が防止され、プリンタの印字ヘッド移動装置として応用
するばあいには、印字位置の誤差がなくなり、印字密度
が高くて精細な印刷がなされる。
【００１４】
【実施例】本発明に係る直線移動装置を、磁気記録装置
に応用するばあいの実施例を以下図面に基づいて詳細に
説明する。
に応用するばあいの実施例を以下図面に基づいて詳細に
説明する。
【００１５】＜実施例１＞図１〜４は本発明装置の第１
実施例を示し、リードスクリューの回転をプーリ、ベル
ト機構によりガイドシャフトに伝達する構造のものであ
る。
実施例を示し、リードスクリューの回転をプーリ、ベル
ト機構によりガイドシャフトに伝達する構造のものであ
る。
【００１６】これらの図において符号１はステッピング
モータを示し、同モータはベース盤１１に立設した支持
板１１ａに取り付けられ、モータの回転軸はリードスク
リュー２としてあり、リードスクリューの端部はベース
盤１１上の軸受１２ｃにて支承されている。
モータを示し、同モータはベース盤１１に立設した支持
板１１ａに取り付けられ、モータの回転軸はリードスク
リュー２としてあり、リードスクリューの端部はベース
盤１１上の軸受１２ｃにて支承されている。
【００１７】３は磁気記録用や印字用のヘッドを取り付
けるキャリッジで、その一側に設けたスリーブよりなる
スライダ３ａが、ベース盤上の軸受１２ａ、１２ｂにて
両端が支承されるガイドシャフト５に摺動可能に嵌合し
ており、かつガイドシャフト５はその軸線まわりに回転
できるよう前記軸受１２ａ、１２ｂにより支承されてい
る。
けるキャリッジで、その一側に設けたスリーブよりなる
スライダ３ａが、ベース盤上の軸受１２ａ、１２ｂにて
両端が支承されるガイドシャフト５に摺動可能に嵌合し
ており、かつガイドシャフト５はその軸線まわりに回転
できるよう前記軸受１２ａ、１２ｂにより支承されてい
る。
【００１８】また、キャリッジ３の他側にはニードルピ
ン４ａと押さえばね４ｂを設けてあって、ニードルピン
４ａはリードスクリューの溝に係合し、押さえばねはリ
ードスクリューの山へ弾性により接触してリードスクリ
ューを適度の弾性で挟んでいる。
ン４ａと押さえばね４ｂを設けてあって、ニードルピン
４ａはリードスクリューの溝に係合し、押さえばねはリ
ードスクリューの山へ弾性により接触してリードスクリ
ューを適度の弾性で挟んでいる。
【００１９】したがって、キャリッジはガイドシャフト
に嵌合している一方のスライダとリードスクリューを挟
んでいるニードルピン及び押さえばねとによりまわり止
めされていて、モータの正逆始動によりリードスクリュ
−が軸線まわりにより正逆回転させられるとガイドシャ
フトと平行に前進、後退させられる。
に嵌合している一方のスライダとリードスクリューを挟
んでいるニードルピン及び押さえばねとによりまわり止
めされていて、モータの正逆始動によりリードスクリュ
−が軸線まわりにより正逆回転させられるとガイドシャ
フトと平行に前進、後退させられる。
【００２０】このような装置において、本実施例はリー
ドスクリュー２の回転力を連動機構によりガイドシャフ
トに伝達するようにしてあり、このためには、たとえば
図示のようにリードスクリューとガイドシャフトにそれ
ぞれプーリ６ａ、６ｂを固嵌し、両プーリにエンドレス
ベルト７をかけたものとしてある。なお、図中の符号８
はフレキシブルディスク等の磁気メディアを示す。
ドスクリュー２の回転力を連動機構によりガイドシャフ
トに伝達するようにしてあり、このためには、たとえば
図示のようにリードスクリューとガイドシャフトにそれ
ぞれプーリ６ａ、６ｂを固嵌し、両プーリにエンドレス
ベルト７をかけたものとしてある。なお、図中の符号８
はフレキシブルディスク等の磁気メディアを示す。
【００２１】この構造のものではリードスクリュー２が
回転すると、つまりキャリッジ２が移動するとガイドシ
ャフトが軸線まわりに回転させられ、ガイドシャフト５
とスライダ３ａとの接触部の摩擦負荷は軽減させられ
る。
回転すると、つまりキャリッジ２が移動するとガイドシ
ャフトが軸線まわりに回転させられ、ガイドシャフト５
とスライダ３ａとの接触部の摩擦負荷は軽減させられ
る。
【００２２】＜実施例２＞図５は第２実施例を示し、こ
の実施例ではガイドシャフトの回転はリードスクリュー
の回転と機械的に連動せず、独自の専用モータで回転さ
せられるようにしてある。
の実施例ではガイドシャフトの回転はリードスクリュー
の回転と機械的に連動せず、独自の専用モータで回転さ
せられるようにしてある。
【００２３】すなわち、ベース盤１１に取り付けたモー
タ１０の回転軸にピニオン９を取り付け、このピニオン
を、ガイドシャフト５に固嵌したギア１３に噛合せしめ
てあり、リードスクリュー用のステッピングモータ１と
同期してガイドシャフト用のモータ１０も始動させられ
るよう電気的に連動させられている。
タ１０の回転軸にピニオン９を取り付け、このピニオン
を、ガイドシャフト５に固嵌したギア１３に噛合せしめ
てあり、リードスクリュー用のステッピングモータ１と
同期してガイドシャフト用のモータ１０も始動させられ
るよう電気的に連動させられている。
【００２４】この実施例のものでは、モータ１０の回転
がピニオン９、ギア１３を介してガイドシャフト５に伝
達され、同シャフトは軸線まわりに回転させられる。こ
の際、モータ１０の回転制御は連続運転させてもよい
し、キャリッジ３移動時のみ回転させてもよく、またリ
ードスクリューとガイドシャフトの回転速度は同速であ
っても不同速であってもよい。
がピニオン９、ギア１３を介してガイドシャフト５に伝
達され、同シャフトは軸線まわりに回転させられる。こ
の際、モータ１０の回転制御は連続運転させてもよい
し、キャリッジ３移動時のみ回転させてもよく、またリ
ードスクリューとガイドシャフトの回転速度は同速であ
っても不同速であってもよい。
【００２５】＜実施例３＞図６、７は第３実施例を示
し、磁気メディア回転用のアウタロータモータを利用し
てガイドシャフトを軸線回りに回転させる構造のもので
ある。
し、磁気メディア回転用のアウタロータモータを利用し
てガイドシャフトを軸線回りに回転させる構造のもので
ある。
【００２６】すなわち、フレキシブルディスクなどの磁
気メディア８を回転させるアウタロータモータにおける
ロータ板１４の外周フランジ１４ａ上周縁に、はすば傘
歯車のホイールギア１５を取り付け、またガイドシャフ
ト５の一端にピニオンギア１６を固嵌して、これを前記
ホイールギア１５へ噛合せしめたものとしてあり、ロー
タ板１４の回転によりガイドシャフト５が軸線まわりに
回転させられるようになっている。
気メディア８を回転させるアウタロータモータにおける
ロータ板１４の外周フランジ１４ａ上周縁に、はすば傘
歯車のホイールギア１５を取り付け、またガイドシャフ
ト５の一端にピニオンギア１６を固嵌して、これを前記
ホイールギア１５へ噛合せしめたものとしてあり、ロー
タ板１４の回転によりガイドシャフト５が軸線まわりに
回転させられるようになっている。
【００２７】この実施例のものは、磁気ヘッドの移動
時、すなわちリードスクリューの回転時には磁気メディ
ア用アウタロータモータが常に回転しており、ガイドシ
ャフト５は磁気ヘッドが移動する際には必ず回転させら
れる。
時、すなわちリードスクリューの回転時には磁気メディ
ア用アウタロータモータが常に回転しており、ガイドシ
ャフト５は磁気ヘッドが移動する際には必ず回転させら
れる。
【００２８】
【発明の効果】ガイドシャフトを回転させるばあいと回
転させないばあいの摩擦負荷の大きさの違いを示したグ
ラフが図９である。
転させないばあいの摩擦負荷の大きさの違いを示したグ
ラフが図９である。
【００２９】同グラフに示されるように、ガイドシャフ
トが不回転のばあいには摩擦力が５〜１０ｇの値を示す
のに対して、ガイドシャフトが回転するばあいには常に
１．０ｇ以下を示しており、しかもキャリッジ移動量に
拘らず一定範囲内の値を示している。
トが不回転のばあいには摩擦力が５〜１０ｇの値を示す
のに対して、ガイドシャフトが回転するばあいには常に
１．０ｇ以下を示しており、しかもキャリッジ移動量に
拘らず一定範囲内の値を示している。
【００３０】したがって、本発明に係る直線移動装置は
上述した実施例の構造でガイドシャフトを回転させるこ
とにより、ガイドシャフトとキャリッジ保持部間の摩擦
力を大幅に低減させ、もってキャリッジ移動の精度を向
上させることができる。
上述した実施例の構造でガイドシャフトを回転させるこ
とにより、ガイドシャフトとキャリッジ保持部間の摩擦
力を大幅に低減させ、もってキャリッジ移動の精度を向
上させることができる。
【００３１】本発明の直線移動装置をたとえば磁気記録
装置の磁気ヘッド移動装置として応用したばあいには、
磁気データの記録位置および読み込み位置の誤差がなく
なることによってデータの書き込みエラーおよび読み込
みエラー等を防止でき、記録データの信頼性が向上する
とともに、データトラック幅を微細に設定することも可
能となり、記録容量の増加にも対応できる。
装置の磁気ヘッド移動装置として応用したばあいには、
磁気データの記録位置および読み込み位置の誤差がなく
なることによってデータの書き込みエラーおよび読み込
みエラー等を防止でき、記録データの信頼性が向上する
とともに、データトラック幅を微細に設定することも可
能となり、記録容量の増加にも対応できる。
【００３２】また、本発明の直線移動装置をプリンタの
印字ヘッド移動用として応用したばあいには印字位置の
誤差をなくし、精細で高い印字密度のプリントをするこ
とができる。
印字ヘッド移動用として応用したばあいには印字位置の
誤差をなくし、精細で高い印字密度のプリントをするこ
とができる。
【図１】実施例１の構造を示す図。
【図２】同上の側面を示す図。
【図３】同上を磁気メディア側から示す図。
【図４】同上の一部拡大断面図。
【図５】実施例２の構造を示す図。
【図６】実施例３の構造を示す図。
【図７】図６のＶＩＩ−ＶＩＩ線断面図。
【図８】直線移動制御時のトルク特性を示すグラフ。
【図９】ガイドシャフト回転時と非回転時における摩擦
負荷の値を示すグラフ。
負荷の値を示すグラフ。
１ ステッピングモータ ２ リードスクリュー ３ キャリッジ ３ａ スライダ ４ａ ニードルピン ４ｂ 押さえばね ５ ガイドシャフト ６ａ、６ｂ プーリ ７ エンドレスベルト ８ 磁気メディア ９ ピニオンギア １０ モータ １１ ベース盤 １１ｂ 支持板 １２ａ、ｂ、ｃ 軸受 １３ ギア １４ ロータ板 １４ａ 外周フランジ １５ ホイールギア １６ ピニオンギア
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成３年１２月２７日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００４
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００４】ステッピングモータの制御は、現在位置と
目標位置との差を０にする方向へステッピングモータの
回転トルクを発生させて行っているが、ステッピングモ
ータのロータ角度変位θと発生する軸出力トルクとの間
には一般的にθ−Ｔ特性と呼ばれている関係がある。
目標位置との差を０にする方向へステッピングモータの
回転トルクを発生させて行っているが、ステッピングモ
ータのロータ角度変位θと発生する軸出力トルクとの間
には一般的にθ−Ｔ特性と呼ばれている関係がある。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００８
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００８】摩擦負荷Ｔｆを発生する部分としては、 リードスクリューと押さえばねとの接触部 リードスクリューの溝とニードルピンとの接触部 キャリッジのスライダとガイドシャフトとの接触部 磁気ヘッドまたは印字ヘッドと磁気メディアまたは
用紙との接触部 が挙げられる。
用紙との接触部 が挙げられる。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００９
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００９】
【発明が解決しょうとする課題】本発明は上述のキャリ
ッジ移動の際に発生する摩擦負荷を低減させ、もってヘ
ッドの移動制御を正確ならしめることを目的とし、より
詳しくは、上記摩擦負荷発生部として挙げた部分のう
ち、最も大なる摩擦負荷が発生するのキャリッジのス
ライダとガイドシャフトとの接触部における摩擦負荷を
低減させることを課題とする。
ッジ移動の際に発生する摩擦負荷を低減させ、もってヘ
ッドの移動制御を正確ならしめることを目的とし、より
詳しくは、上記摩擦負荷発生部として挙げた部分のう
ち、最も大なる摩擦負荷が発生するのキャリッジのス
ライダとガイドシャフトとの接触部における摩擦負荷を
低減させることを課題とする。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００３０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００３０】したがって、本発明に係る直線移動装置は
上述した実施例の構造でガイドシャフトを回転させるこ
とにより、ガイドシャフトとスライダとの摺動部の摩擦
力を大幅に低減させ、もってキャリッジ移動の精度を向
上させることができる。
上述した実施例の構造でガイドシャフトを回転させるこ
とにより、ガイドシャフトとスライダとの摺動部の摩擦
力を大幅に低減させ、もってキャリッジ移動の精度を向
上させることができる。
Claims (4)
- 【請求項１】軸受にて支持されるガイドシャフトにスリ
ーブスライダが摺動可能に嵌合し、モータにて駆動され
るリードスクリューが回転させられることにより前記ガ
イドシャフトと平行にキャリッジがねじ送りされる装置
において、前記ガイドシャフトをその軸線まわりに回転
可能に軸受にて支承し、かつリードスクリューの回転時
に前記ガイドシャフトも軸線まわりに回転させられるよ
うにした直線移動装置。 - 【請求項２】軸受にて支持されるガイドシャフトにスリ
ーブスライダが摺動可能に嵌合し、モータにて駆動され
るリードスクリューが回転させられることにより前記ガ
イドシャフトと平行にキャリッジがねじ送りされる装置
において、前記ガイドシャフトをその軸線まわりに回転
可能に軸受にて支承し、かつリードスクリューの回転力
が動力伝達機構によりガイドシャフトに伝達されてガイ
ドシャフトが軸線まわりに回転させられるようにした直
線移動装置。 - 【請求項３】軸受にて支持されるガイドシャフトにスリ
ーブスライダが摺動可能に嵌合し、モータにて駆動され
るリードスクリューが回転させられることにより前記ガ
イドシャフトと平行にキャリッジがねじ送りされる装置
において、前記ガイドシャフトをその軸線まわりに回転
可能に軸受にて支承し、かつリードスクリューの回転時
にガイドシャフトが同シャフト用のモータにて回転させ
られるようにした直線移動装置。 - 【請求項４】フレキシブルディスク等の磁気メディアが
アウタロータモータにより回転させられ、ヘッド搭載用
のキャリッジが、これに設けたスリーブスライダがガイ
ドシャフトに摺動可能に嵌合されいてしかもモータにて
駆動されるリードスクリューが回転されることによりガ
イドシャフトと平行に磁気メディアの半径方向へねじ送
りされる装置において、ガイドシャフトをその軸線まわ
りに回転可能に支承し、かつガイドシャフトの一端に取
り付けたはすば傘歯車のピニオンギアをアウタロータモ
ータのロータ板円周部に取り付けたはすば傘歯車のホイ
ールギアと噛合してなる直線移動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33142991A JPH05141495A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 直線移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33142991A JPH05141495A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 直線移動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05141495A true JPH05141495A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=18243569
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33142991A Pending JPH05141495A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 直線移動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05141495A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63269381A (ja) * | 1987-04-27 | 1988-11-07 | Canon Inc | ヘツド送り装置 |
| JPH0220522B2 (ja) * | 1984-07-10 | 1990-05-09 | Nippon Filing Co Ltd | |
| JPH0225718B2 (ja) * | 1981-02-13 | 1990-06-05 | Nippon Kokan Kk |
-
1991
- 1991-11-20 JP JP33142991A patent/JPH05141495A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0225718B2 (ja) * | 1981-02-13 | 1990-06-05 | Nippon Kokan Kk | |
| JPH0220522B2 (ja) * | 1984-07-10 | 1990-05-09 | Nippon Filing Co Ltd | |
| JPS63269381A (ja) * | 1987-04-27 | 1988-11-07 | Canon Inc | ヘツド送り装置 |
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