JPH0514048A - パラボラアンテナの融雪装置 - Google Patents
パラボラアンテナの融雪装置Info
- Publication number
- JPH0514048A JPH0514048A JP3160585A JP16058591A JPH0514048A JP H0514048 A JPH0514048 A JP H0514048A JP 3160585 A JP3160585 A JP 3160585A JP 16058591 A JP16058591 A JP 16058591A JP H0514048 A JPH0514048 A JP H0514048A
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- JP
- Japan
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- reflecting mirror
- parabolic antenna
- snow melting
- melting device
- heating element
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、パラボラアンテナの融雪装置におい
て、反射鏡面の温度分布に斑が生じることなく、効率的
且つ均一な融雪を行なうことを目的とする。 【構成】パラボラ反射鏡１１裏面の略全域に対して高熱
伝導率を有する金属箔１３ａ〜１３ｅを貼付け、さら
に、この金属箔１３ａ〜１３ｅそれぞれの一部領域に対
して、面状発熱体１４ａ〜１４ｅを直接貼付け、反射鏡
１１全体に熱伝達を図るよう構成する。
て、反射鏡面の温度分布に斑が生じることなく、効率的
且つ均一な融雪を行なうことを目的とする。 【構成】パラボラ反射鏡１１裏面の略全域に対して高熱
伝導率を有する金属箔１３ａ〜１３ｅを貼付け、さら
に、この金属箔１３ａ〜１３ｅそれぞれの一部領域に対
して、面状発熱体１４ａ〜１４ｅを直接貼付け、反射鏡
１１全体に熱伝達を図るよう構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、降雪地域や寒冷
地域等において、ＢＳ（放送衛星）及びＣＳ（通信衛
星）からの電波を受信する際に使用されるパラボラアン
テナの融雪装置に関する。
地域等において、ＢＳ（放送衛星）及びＣＳ（通信衛
星）からの電波を受信する際に使用されるパラボラアン
テナの融雪装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、ＢＳ（放送衛星）及びＣＳ（通
信衛星）からの衛星電波を受信するにはパラボラアンテ
ナが使用されるが、このパラボラアンテナの反射鏡面に
着雪や着氷が生じると、受信信号レベルが著しく低下し
受信不良を招いたり、受信不能になることがある。
信衛星）からの衛星電波を受信するにはパラボラアンテ
ナが使用されるが、このパラボラアンテナの反射鏡面に
着雪や着氷が生じると、受信信号レベルが著しく低下し
受信不良を招いたり、受信不能になることがある。
【０００３】そこで、従来、上記パラボラアンテナの反
射鏡面に生じた着雪や着氷を除去する手段としては、反
射鏡を二重構造にしてその空間に熱風を送るブロワー型
の融雪手段や、線状又は面状発熱体を反射鏡から一定の
距離をおいて配置すると共に、バックフレーム等を用い
て反射鏡の裏面側を覆い、このバックフレームとの間に
できる空間内の空気を暖める間接式の融雪手段が利用さ
れている。
射鏡面に生じた着雪や着氷を除去する手段としては、反
射鏡を二重構造にしてその空間に熱風を送るブロワー型
の融雪手段や、線状又は面状発熱体を反射鏡から一定の
距離をおいて配置すると共に、バックフレーム等を用い
て反射鏡の裏面側を覆い、このバックフレームとの間に
できる空間内の空気を暖める間接式の融雪手段が利用さ
れている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ブ
ロワー型や間接式による従来の融雪手段では、空間内に
与えられた熱が反射鏡以外の部分にも拡散し効率が悪い
ため、融雪のための電力消費量が大きくなる欠点があ
る。
ロワー型や間接式による従来の融雪手段では、空間内に
与えられた熱が反射鏡以外の部分にも拡散し効率が悪い
ため、融雪のための電力消費量が大きくなる欠点があ
る。
【０００５】また、線状発熱体をパラボラ反射鏡に直接
貼付けることが考えられるが、その線状貼付け部のみに
熱拡散が集中し、反射鏡面の温度分布に斑ができて均一
な融雪が行なえない欠点がある。
貼付けることが考えられるが、その線状貼付け部のみに
熱拡散が集中し、反射鏡面の温度分布に斑ができて均一
な融雪が行なえない欠点がある。
【０００６】本発明は上記課題に鑑みなされたもので、
反射鏡面の温度分布に斑が生じることなく、均一な融雪
を行なうことが可能になる高効率のパラボラアンテナの
融雪装置を提供することを目的とする。
反射鏡面の温度分布に斑が生じることなく、均一な融雪
を行なうことが可能になる高効率のパラボラアンテナの
融雪装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
るパラボラアンテナの融雪装置は、パラボラアンテナ裏
面の略全域に対し面状発熱体を直接貼付けて構成したも
のである。
るパラボラアンテナの融雪装置は、パラボラアンテナ裏
面の略全域に対し面状発熱体を直接貼付けて構成したも
のである。
【０００８】
【作用】つまり、直接貼付けのため、高い発熱量を必要
とせず十分な熱拡散が行なえ、電力消費量が低く抑えら
れ、しかも面状発熱体のため、斑のない反射鏡温度分布
が得られることになる。
とせず十分な熱拡散が行なえ、電力消費量が低く抑えら
れ、しかも面状発熱体のため、斑のない反射鏡温度分布
が得られることになる。
【０００９】
【実施例】以下図面により本発明の一実施例について説
明する。図１はパラボラアンテナの融雪装置の構成を示
すもので、同図（Ａ）はそのパラボラ反射鏡の裏面正面
図、同図（Ｂ）はその側断面図である。
明する。図１はパラボラアンテナの融雪装置の構成を示
すもので、同図（Ａ）はそのパラボラ反射鏡の裏面正面
図、同図（Ｂ）はその側断面図である。
【００１０】パラボラアンテナは、衛星から入射される
電波を反射集束させる円形又は楕円形皿状の反射鏡１１
を備えるもので、この反射鏡１１の裏面１１ａ側にはリ
ブ１２が設けられ、該反射鏡１１の曲げや捩れ等に対す
る補強が図られる。
電波を反射集束させる円形又は楕円形皿状の反射鏡１１
を備えるもので、この反射鏡１１の裏面１１ａ側にはリ
ブ１２が設けられ、該反射鏡１１の曲げや捩れ等に対す
る補強が図られる。
【００１１】そして、上記リブ１２により複数分割され
た反射鏡１１の裏面領域には、その分割領域の形状に対
応させたアルミニウム箔等の高熱伝導率を有する金属泊
１３ａ〜１３ｅが密着して貼付けられる。
た反射鏡１１の裏面領域には、その分割領域の形状に対
応させたアルミニウム箔等の高熱伝導率を有する金属泊
１３ａ〜１３ｅが密着して貼付けられる。
【００１２】上記金属泊１３ａ〜１３ｅそれぞれの表面
中央には、面状発熱体１４ａ〜１４ｅを直接個々に貼付
け、そのそれぞれに図示しない電源供給用の配線を施す
と共に、この面状発熱体１４ａ〜１４ｅを貼付けた反射
鏡１１の裏面側は、さらに、保温材１５を介してバック
シェル１６により覆い、反射鏡１１裏面と該バックシェ
ル１６との間の空間を略密閉構造として構成する。
中央には、面状発熱体１４ａ〜１４ｅを直接個々に貼付
け、そのそれぞれに図示しない電源供給用の配線を施す
と共に、この面状発熱体１４ａ〜１４ｅを貼付けた反射
鏡１１の裏面側は、さらに、保温材１５を介してバック
シェル１６により覆い、反射鏡１１裏面と該バックシェ
ル１６との間の空間を略密閉構造として構成する。
【００１３】すなわち、上記構成によるパラボラアンテ
ナの融雪装置において、面状発熱体１４ａ〜１４ｅに電
源電圧を供給して発熱動作させると、各面状発熱体１４
ａ〜１４ｅにより発生される熱は、各対応する金属箔１
３ａ〜１３ｅそれぞれの全域に対し均等に伝達され、反
射鏡１１の略全域が斑なく暖められるようになる。
ナの融雪装置において、面状発熱体１４ａ〜１４ｅに電
源電圧を供給して発熱動作させると、各面状発熱体１４
ａ〜１４ｅにより発生される熱は、各対応する金属箔１
３ａ〜１３ｅそれぞれの全域に対し均等に伝達され、反
射鏡１１の略全域が斑なく暖められるようになる。
【００１４】これにより、反射鏡１１の表面に生じよう
とする着雪や着氷は斑なく速やかに溶かされるようにな
り、反射鏡面が常に安定した状態で保持され、良好な受
信状態が維持されるようになる。
とする着雪や着氷は斑なく速やかに溶かされるようにな
り、反射鏡面が常に安定した状態で保持され、良好な受
信状態が維持されるようになる。
【００１５】この場合、上記面状発熱体１４ａ〜１４ｅ
は、反射鏡１１の裏面１１ａに対して略全域に広がった
金属箔１３ａ〜１３ｅに対して直接貼付けられ、しか
も、該反射鏡１１の裏面側は、保温材１５を介してバッ
クシェル１６により密閉されるので、低発熱量でも、外
気の影響や無駄な放熱が少なく、反射鏡１１そのものに
対して均等且つ十分な熱伝達を図ることができ、少ない
電力消費量でパラボラアンテナに生じようとする着雪及
び着氷を確実に防止することができる。
は、反射鏡１１の裏面１１ａに対して略全域に広がった
金属箔１３ａ〜１３ｅに対して直接貼付けられ、しか
も、該反射鏡１１の裏面側は、保温材１５を介してバッ
クシェル１６により密閉されるので、低発熱量でも、外
気の影響や無駄な放熱が少なく、反射鏡１１そのものに
対して均等且つ十分な熱伝達を図ることができ、少ない
電力消費量でパラボラアンテナに生じようとする着雪及
び着氷を確実に防止することができる。
【００１６】ここで、上記反射鏡１１の裏面中央領域に
は、金属箔を介した面状発熱体が設けられないが、この
領域には、その周囲に設けた面状発熱体１４ａ〜１４ｅ
から十分な熱伝導を得ることができる。
は、金属箔を介した面状発熱体が設けられないが、この
領域には、その周囲に設けた面状発熱体１４ａ〜１４ｅ
から十分な熱伝導を得ることができる。
【００１７】したがって、上記構成のパラボラアンテナ
の融雪装置によれば、パラボラ反射鏡１１裏面の略全域
に対して高熱伝導率を有する金属箔１３ａ〜１３ｅを貼
付け、さらに、この金属箔１３ａ〜１３ｅそれぞれの一
部領域に対して、面状発熱体１４ａ〜１４ｅを直接貼付
け、反射鏡１１全体に熱伝達を図るよう構成したので、
個々の面状発熱体１４ａ〜１４ｅにおける発熱量が低く
ても、直に貼付けられた金属箔１３ａ〜１３ｅを通して
反射鏡１１の全域を均等に暖めることができ、低消費電
力で十分な融雪効果を発揮することができる。
の融雪装置によれば、パラボラ反射鏡１１裏面の略全域
に対して高熱伝導率を有する金属箔１３ａ〜１３ｅを貼
付け、さらに、この金属箔１３ａ〜１３ｅそれぞれの一
部領域に対して、面状発熱体１４ａ〜１４ｅを直接貼付
け、反射鏡１１全体に熱伝達を図るよう構成したので、
個々の面状発熱体１４ａ〜１４ｅにおける発熱量が低く
ても、直に貼付けられた金属箔１３ａ〜１３ｅを通して
反射鏡１１の全域を均等に暖めることができ、低消費電
力で十分な融雪効果を発揮することができる。
【００１８】尚、上記実施例における面状発熱体１４ａ
〜１４ｅに、自己温度制御機能を有するものを用いれ
ば、発熱保護回路や保護ヒューズ等が不要になり、さら
に高効率で一般家庭用として取扱い容易な融雪装置を実
現できる。
〜１４ｅに、自己温度制御機能を有するものを用いれ
ば、発熱保護回路や保護ヒューズ等が不要になり、さら
に高効率で一般家庭用として取扱い容易な融雪装置を実
現できる。
【００１９】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、パラボラ
アンテナ裏面の略全域に対し面状発熱体を直接貼付けて
構成したので、反射鏡面の温度分布に斑が生じることな
く、均一な融雪を行なうことが可能になる。
アンテナ裏面の略全域に対し面状発熱体を直接貼付けて
構成したので、反射鏡面の温度分布に斑が生じることな
く、均一な融雪を行なうことが可能になる。
【図１】本発明の一実施例に係わるパラボラアンテナの
融雪装置の構成を示す図。
融雪装置の構成を示す図。
１１…反射鏡、１１ａ…反射鏡裏面、１２…リブ、１３
ａ〜１３ｅ…金属箔、１４ａ〜１４ｅ…面状発熱体、１
５…保温材、１６…バックシェル。
ａ〜１３ｅ…金属箔、１４ａ〜１４ｅ…面状発熱体、１
５…保温材、１６…バックシェル。
Claims (3)
- 【請求項１】 パラボラアンテナ裏面の略全域に対し面
状発熱体を直接貼付けたことを特徴とするパラボラアン
テナの融雪装置。 - 【請求項２】 パラボラアンテナ裏面の略全域に対し貼
付けられた高熱伝導率を有する金属箔と、この金属箔表
面の一部領域に貼付けられた面状発熱体とを具備したこ
とを特徴とするパラボラアンテナの融雪装置。 - 【請求項３】 上記面状発熱体は自己温度制御型の発熱
体からなることを特徴とする請求項１又は請求項２記載
のパラボラアンテナの融雪装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3160585A JPH0514048A (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | パラボラアンテナの融雪装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3160585A JPH0514048A (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | パラボラアンテナの融雪装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0514048A true JPH0514048A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=15718140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3160585A Pending JPH0514048A (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | パラボラアンテナの融雪装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0514048A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5942140A (en) * | 1996-04-19 | 1999-08-24 | Thermion Systems International | Method for heating the surface of an antenna dish |
| KR20030020167A (ko) * | 2001-09-03 | 2003-03-08 | 곽동구 | 적설방지형 파라볼라 안테나 |
-
1991
- 1991-07-01 JP JP3160585A patent/JPH0514048A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5942140A (en) * | 1996-04-19 | 1999-08-24 | Thermion Systems International | Method for heating the surface of an antenna dish |
| KR20030020167A (ko) * | 2001-09-03 | 2003-03-08 | 곽동구 | 적설방지형 파라볼라 안테나 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |