JPH0514039U - 粉体供給装置 - Google Patents
粉体供給装置Info
- Publication number
- JPH0514039U JPH0514039U JP7016391U JP7016391U JPH0514039U JP H0514039 U JPH0514039 U JP H0514039U JP 7016391 U JP7016391 U JP 7016391U JP 7016391 U JP7016391 U JP 7016391U JP H0514039 U JPH0514039 U JP H0514039U
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- Japan
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- powder
- circumferential groove
- charging chamber
- supply device
- groove
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- Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 粉体投入室14を形成する周壁10と、その
粉体投入室14の下方に配置されると共に縦軸中心に回
転駆動されるテーブル15と、このテーブル15の外周
に形成される周溝16と、この周溝16内の粉体の摺り
切り板17と、その粉体投入室14の外部において周溝
16から粉体を取り出すスクレーパ18とを備える。そ
のテーブル15の上部に前記周溝16に通じる凹部19
が形成されている。 【効果】 粉体の周溝への導入を促進することができ、
粉体の連続した定量供給を安定して行なうことができ
る。
粉体投入室14の下方に配置されると共に縦軸中心に回
転駆動されるテーブル15と、このテーブル15の外周
に形成される周溝16と、この周溝16内の粉体の摺り
切り板17と、その粉体投入室14の外部において周溝
16から粉体を取り出すスクレーパ18とを備える。そ
のテーブル15の上部に前記周溝16に通じる凹部19
が形成されている。 【効果】 粉体の周溝への導入を促進することができ、
粉体の連続した定量供給を安定して行なうことができ
る。
Description
【0001】
本考案は粉体を連続して定量供給するための装置の改良に関する。
【0002】
複数種類の粉体を一定の比率で混合するような場合、粉体を連続して定量供給 する装置が用いられる。
【0003】 例えば図5に示す粉体供給装置101は、粉体の投入室102を形成する周壁 103と、その粉体投入室102の下方に配置されると共に駆動装置111によ り縦軸中心に回転駆動されるテーブル104と、このテーブル104の外周に形 成される周溝105と、粉体の摺切り板109と、粉体投入室102の外部にお いて周溝105内に挿入されるスクレーパ106とを備えている。また、粉体投 入室102の内部にはテーブル104と共に回転する攪拌翼107と、円錐形の 粉体拡散部材108が設けられている。
【0004】 上記のような粉体供給装置101にあっては、粉体投入室102に投入された 粉体112はテーブル104の上面に対する安息角によりテーブル104の上面 に案内されて周溝105に導入される。この周溝105に導入された粉体112 は摺切り板109と周壁103により摺り切られ、粉体投入室102の外部にお いてスクレーパ106により周溝105から切り出され、図中矢印で示すように シュート110から供給される。また、その粉体供給量は、周溝105へのスク レーパ106の挿入量と駆動装置111によるテーブル104の回転速度の制御 により調節している。
【0005】
上記のような粉体供給装置101にあっては、攪拌翼107や拡散部材108 により粉体の周溝105への導入を促進しているが、安息角の大きい粉体やケー キング性の強い粉体にあっては周溝105への導入量が充分でなく、粉体を定量 供給することができないという問題があった。特に上記のような粉体供給装置1 01にあっては、テーブル104の回転速度を制御することにより粉体供給量を 調節しているが、周溝105への粉体導入量が不充分であると回転速度を大きく しても粉体供給量は増加せず、却って回転速度の増加による発熱によって粉体の ケーキングが生じ、粉体が粉体投入室102の内部に詰まって全く供給されなく なることもあった。
【0006】 図6は、コンベヤにより搬送される粉体に上記粉体供給装置101から粉体を 供給して一定の比率で混合する場合における時間と粉体量との関係を示す。横軸 が時間を縦軸が粉体量を表し、符号Aが搬送される粉体の、符号Bが上記粉体供 給装置101により供給される粉体の時間と粉体量との関係を表す。ここで、そ の搬送される粉体重量はロードセルにより測定され、その測定重量に応じてテー ブル104の回転速度が制御されるが、搬送される粉体量の変動に対し、粉体供 給装置101からの粉体供給が充分に追従していないのが認められる。
【0007】 そこで、図7に示すような粉体供給装置121が用いられている。これは、粉 体128の投入室122を形成する周壁123と、その粉体投入室122の下方 に配置されると共に駆動装置124により縦軸中心に回転駆動される回転翼12 5とを備えている。その回転翼125の外径は粉体投入室122の内周径と略一 致され、また図8に示すように、円筒形の内周壁125aと外周壁125bとの 間が径方向に沿う複数の仕切り板125cにより区画されて枡目126が形成さ れている。これにより、粉体投入室122に投入された粉体128は確実に回転 翼125の枡目126からシュート127を介して図中矢印で示すように供給さ れる。
【0008】 しかし、図7に示す粉体供給装置121にあっては、フラシュ性の高い粉体は 枡目126内に保持できないため使用できず、また粉体の切出し精度が悪いもの である。
【0009】 そこで、図9に示す粉体供給装置131が用いられている。これは、粉体14 0の投入室132を形成する周壁133と、その粉体投入室132の下方に配置 されると共に駆動装置134により縦軸中心に回転駆動される回転翼135と、 この回転翼135の下方にあってギヤ141、142を介して駆動装置134に より縦軸中心に回転駆動されるテーブル136と、このテーブル136の外周に 形成される周溝137と、粉体投入室132の外部において周溝137内に挿入 されるスクレーパ138とを備えている。その回転翼135は図7、図8に示す 粉体供給装置121の回転翼125と同様の構造とされて枡目を有するものであ る。これにより、粉体投入室132に投入された粉体140は、確実に回転翼1 35の枡目からテーブル136の周溝137に導入され、周壁133により摺り 切られ、その周溝137からスクレーパ138により切り出されてシュート13 9から図中矢印で示すように正確に定量供給される。
【0010】 しかし、図9に示す粉体供給装置131にあっては、装置が大型化するため設 備コストが増大し、しかも粉体供給能力が小さいために計量器の風袋荷重が大き くなるという問題がある。
【0011】 本考案は上記従来技術の問題を解決することのできる粉体供給装置を提供する ことを目的とする。
【0012】
本考案の特徴とするところは、粉体投入室を形成する周壁と、その粉体投入室 の下方に配置されると共に縦軸中心に回転駆動されるテーブルと、このテーブル の外周に形成される周溝と、この周溝内の粉体の摺り切り部材と、その粉体投入 室の外部において周溝から粉体を切り出すスクレーパとを備えた粉体供給装置に おいて、前記テーブルの上部に前記周溝に通じる凹部が形成されている点にある 。
【0013】
本考案の構成によれば、粉体投入室に投入された粉体は、テーブルの上面に対 する安息角により周溝に導入される。この際、テーブルの上部に凹部が形成され ているため、粉体は周溝内にテーブルの上面だけでなく、テーブルの上面よりも 窪む凹部の内面によっても案内されて導入される。また、その凹部の形成により テーブルの上部は凹凸を有するため、テーブルの回転により粉体投入室に投入さ れた粉体がテーブルの上で攪拌され、この攪拌により粉体の周溝への導入が促進 される。
【0014】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0015】 図1に示す粉体供給装置1は、ベース2と、このベース2に支持される本体3 と、この本体3の上部に取り付けられるホッパー4とを備え、これらベース2、 本体3およびホッパー4を貫通するように縦軸心の回転軸5が設けられている。 この回転軸5はベース2にベアリング6a、6bを介して支持され、その外周に ウォームホイール7が取り付けられ、このウォームホイールに噛み合うウォーム 8が駆動装置(図示省略)により回転駆動される。本実施例では回転軸5にホッ パー4の内部と粉体投入室14の内部に位置する攪拌翼20、21が取り付けら れている。
【0016】 本体3はベース2に取り付けられる皿状の底部材9と、この底部材9に取り付 けられる周壁10と、この周壁10に取り付けられる蓋部材11とで形成され、 その底部材9と回転軸5との間にシール部材12が介在されている。その蓋部材 11に開口13が形成され、その蓋部材11の上にホッパー4が取り付けられて いる。このホッパー4から投入された粉体が、蓋部材11の開口13から本体3 の内部に投入される。すなわち、周壁10により粉体の投入室14が形成されて いる。
【0017】 その粉体投入室14の下方に円板形のテーブル15が配置され、前記回転軸5 に連結されている。これにより、テーブル15は縦軸中心に回転駆動される。こ のテーブル15の外周に、上向き開口の環状の周溝16が形成されている。これ により、粉体投入室14に投入された粉体は、テーブル15の上面に対する安息 角によりテーブル15の上面に案内されて周溝16の内部に導入される。この周 溝16内に導入される粉体の摺り切り板17が周壁10に取り付けられている。
【0018】 その周壁10は、図2に示すように平板状部分10aと円弧状部分10bとで 構成され、その円弧状部分10bと回転軸5の中心は一致され、テーブル15の 外径は円弧状部分10bの内径と略一致する。これにより、テーブル15の一部 と周溝16の一部は粉体投入室14の外部に露出することになる。また、周壁1 0の平板状部分10aによっても周溝16内の粉体は摺り切られる。すなわち、 その平板状部分10aは摺り切り部材として機能する。
【0019】 その粉体投入室14の外部に露出する周溝16にスクレーパ18が挿入されて いる。このスクレーパ18は、粉体投入室14から露出するテーブル15を覆う カバー25に流体圧シリンダ(図示省略)を介して取り付けられている。これに より、テーブル15が回転するとスクレーパ18により周溝16内の粉体が切り 出される。このスクレーパ18により切り出された粉体を排出するためのシュー ト22が底部材9に取り付けられている。
【0020】 そして、テーブル15の上部に周溝16に通じる凹部19が形成されている。 本実施例の凹部19は、テーブル15の中心付近から放射状に周溝16に向かう 複数の溝状とされている。
【0021】 上記構成の粉体供給装置1によれば、粉体投入室14に投入された粉体は、テ ーブル15の上面に対する安息角によりテーブル15の上面に案内されて周溝1 6の内部に導入される。また、テーブル15の上部には凹部19が形成されてい ることから、粉体はテーブル15の上面だけでなく、その凹部19の内面によっ ても案内されて周溝16の内部に導入される。また、凹部19の形成によりテー ブル15の上部は凹凸を有するため、テーブル15の回転により粉体投入室14 に投入された粉体がテーブル15の上で攪拌され、周溝16への粉体の導入が促 進される。この周溝16に導入された粉体は摺り切り板17と周壁10の平板状 部分10aにより摺り切られ、粉体投入室14の外部においてスクレーパ18に よって周溝から切り出されてシュート22から供給される。この粉体供給量はス クレーパ18の周溝16への挿入寸法を前記流体圧シリンダにより変更したり、 テーブル15の回転速度を制御することで調節される。
【0022】 図3は、コンベヤにより搬送される粉体に上記粉体供給装置1から粉体を供給 して一定の比率で混合する場合における時間と粉体量との関係を示す。横軸が時 間を縦軸が粉体量を表し、符号Aが搬送される粉体の、符号Bが上記実施例の粉 体供給装置1により供給される粉体の時間と粉体量との関係を表す。ここで、そ の搬送される粉体重量はロードセルにより測定され、その測定重量に応じてテー ブル15の回転速度が制御されている。これより、搬送される粉体量の変動に対 し、粉体供給装置1からの粉体供給がよく追従しているのが確認できる。
【0023】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではない。
【0024】 例えば、上記実施例では凹部19をテーブル中央付近から周溝に放射状に向か う溝状としたが、図4に示すように平面視円弧状の凹部19としてもよい。また 、摺り切り部材として摺り切り板17と周壁の平板状部分10aを設けたが、そ の平板状部分10aのみで粉体の摺り切りを行なうようにしてもよい。
【0025】
本考案による粉体供給装置によれば、テーブルの上部に周溝に通じる凹部を形 成するという簡単な構成で、安息角の大きな粉体や熱ケーキング性の強い粉体で あっても周溝への導入を促進することができ、粉体の連続した定量供給を安定し て行なうことができる。
【図1】本考案の実施例に係る粉体供給装置の断面図
【図2】本考案の実施例に係る粉体供給装置の平断面図
【図3】本考案の実施例に係る粉体供給量と時間との関
係を示す図
係を示す図
【図4】本考案の異なった実施例に係る回転テーブルの
平面図
平面図
【図5】従来例に係る粉体供給装置の構成説明図
【図6】従来例に係る粉体供給量と時間との関係を示す
図
図
【図7】従来例に係る粉体供給装置の構成説明図
【図8】従来例に係る回転翼の平面構成図
【図9】従来例に係る粉体供給装置の構成説明図
1 粉体供給装置 10 周壁 14 粉体投入室 15 テーブル 16 周溝 10a、17 摺り切り部材 18 スクレーパ 19 凹部
Claims (1)
- 【請求項1】 粉体投入室を形成する周壁と、その粉体
投入室の下方に配置されると共に縦軸中心に回転駆動さ
れるテーブルと、このテーブルの外周に形成される周溝
と、この周溝内の粉体の摺り切り部材と、その粉体投入
室の外部において周溝から粉体を切り出すスクレーパと
を備えた粉体供給装置において、前記テーブルの上部に
前記周溝に通じる凹部が形成されていることを特徴とす
る粉体供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7016391U JPH0514039U (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 粉体供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7016391U JPH0514039U (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 粉体供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0514039U true JPH0514039U (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=13423617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7016391U Pending JPH0514039U (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 粉体供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0514039U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014118278A (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-30 | Funken Pautekkusu:Kk | 粉体連続定流量供給機の粉体供給量制御装置 |
CN112999901A (zh) * | 2021-02-27 | 2021-06-22 | 陈义生 | 一种可调比例粉末颗粒混合设备 |
JP2021189123A (ja) * | 2020-06-04 | 2021-12-13 | グローバルマテリアルズエンジニアリング株式会社 | 定重量供給装置 |
-
1991
- 1991-08-07 JP JP7016391U patent/JPH0514039U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014118278A (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-30 | Funken Pautekkusu:Kk | 粉体連続定流量供給機の粉体供給量制御装置 |
JP2021189123A (ja) * | 2020-06-04 | 2021-12-13 | グローバルマテリアルズエンジニアリング株式会社 | 定重量供給装置 |
CN112999901A (zh) * | 2021-02-27 | 2021-06-22 | 陈义生 | 一种可调比例粉末颗粒混合设备 |
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