JPH0513973Y2 - - Google Patents

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JPH0513973Y2
JPH0513973Y2 JP1986104818U JP10481886U JPH0513973Y2 JP H0513973 Y2 JPH0513973 Y2 JP H0513973Y2 JP 1986104818 U JP1986104818 U JP 1986104818U JP 10481886 U JP10481886 U JP 10481886U JP H0513973 Y2 JPH0513973 Y2 JP H0513973Y2
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bent portion
temperature control
cold
control valve
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は内燃機関殊に自動車用ガソリンエンジ
ンに供給する燃焼用空気を所望の一定温度に保つ
ための吸気温調節装置に関する。
[従来の技術] 自動車用ガソリンエンジンでは、エンジンを最
良の運転状態に保つために、あるいは暖気運転時
間を短縮させるために、エアクリーナの上流側に
吸気温調節装置が取り付けられている。
第6図と第7図にこの種の装置の一例を示し
た。
全体としてほぼ筒状をなすケーシング1の一端
側に暖気入口2と冷気入口3が開口しており、こ
の両口は調温弁5がその回転軸6の周りを回動す
ることによつて相対的にその開度が増減され、
冷・暖両空気流の流入比が調節される。両空気流
は混合域aを通過する間に拡散混和され、ケーシ
ング1の他端側の調温済み空気出口4に向かう。
混合域aには熱伸縮型感温作動体10が図示の
位置に取り付けられており、付設の連結用部材1
8を介して調温弁5の回動用作動桿8の一端側が
連結されている。
調温弁5の回動軸6部には、ピン9の挿通用孔
を穿つた係合用部材(弁回動用アーム)7が設け
てあり、一方作動桿8の他端部にもピン9の挿通
用孔が穿たれていて、アーム7と作動桿8とはピ
ン9により連結されてリンク機構を形作つてい
る。
この装置の作動は、混合域aの空気温度の昇降
に伴つて感温作動体10が伸縮動を起こし、この
動きが作動桿8に前後動を与えることにより、調
温弁5は温度の変化量に比例した度合をもつて回
動し、あらかじめ設定されている調温済空気温度
からのずれを自動的に修正する。
[考案が解決しようとする問題点] 上記の従来装置では、感温作動体10の感温動
作を調温弁5に伝えるための作動桿8を弁回動用
アーム7に連結させる方法として連結用のピン9
を用いているので、アーム7と作動桿8の双方に
ピン9の挿通用孔を穿つ作業と、ピン9の組付け
工程を要することになつてかなり生産性の低下を
招くし、使用中にピン9が脱落する可能性も皆無
とはいえない。そしてピン9が抜け落ちた場合に
も直ちにはこのことが発見できず、知らないうち
にエンジン性能が低下しているという不都合を招
く恐れがある。
本考案は装置の製作組立をより簡単に行えると
共に、組立構造の耐久性に優れた内燃機関の吸気
温調節装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案による内燃
機関の吸気温調節装置は、冷気入口、暖気入口、
冷・暖気混合域、および調温済空気出口を有する
装置ケーシングと、前記冷・暖両空気入口の開度
を増減させるための調温弁と、前記冷・暖気混合
域内に配設した熱伸縮型感温作動体と、一端を前
記感温作動体の作動部材に係合し他端に折り曲げ
部を設け、全体を一体に形成した、前記調温弁の
作動桿と、前記調温弁を回動させるために前記調
温弁に設けた、前記作動桿折り曲げ部の係合用部
材とからなり、前記作動桿折り曲げ部が前記係合
用部材より離れない程度に、前記作動桿と前記折
り曲げ部との屈曲部と前記装置ケーシングの側壁
面との間隔が形成されている構成を採用した。
[作用および考案の効果] 上記の構成を備えた本考案による内燃機関の吸
気温調節装置は、以下の作用効果を奏する。
調温弁と作動桿との連結において、作動桿の作
動桿折り曲げ部が調温弁の係合用部材に嵌まり、
且つ、作動桿折り曲げ部が係合用部材より離れな
い程度に、作動桿と折り曲げ部との屈曲部と装置
ケーシングの側壁面との間隔が形成されている。
このため、振動等により、作動桿折り曲げ部と
係合用部材との連結位置がずれても、作動桿が装
置ケーシングの側壁面に当接して止まるので、作
動桿が外れることはない。
また、従来装置では必要である連結用ピンに代
えて、作動桿の他端に異なる折り曲げ部を形成す
るだけなので、従来装置に比べて製作工数を節減
することができる。尚、従来装置ではピンが連結
個所から脱落する恐れがあるが、脱落は外部から
認知することは難しく、知らないうちに装置の機
能が失われるのに対して、本考案の装置ではこの
ようなことは起こり得ない。
[実施例] 以下に図に示す実施例に基づいて本考案の構成
を具体的に説明する。
第1図と第2図は自動車用ガソリンエンジンに
組み付けるための吸気温調節装置の一実施例を示
している。
装置の基本的構成はほぼ前述の従来装置に近似
しており、従来装置との相違点は作動桿および作
動桿の取り付け構造にある。
装置のケーシング1は通風路を構成するように
全体としてほぼ筒形をなしており、硬質合成樹脂
または金属を素材として筒軸方向に2分割可能に
作成され、その上流側の一半部1aはこの実施例
では空気の導入路となつている。
ケーシング1の一端側には冷気入口3が、そし
てこの冷気入口3に隣接させるようにしてケーシ
ング1の側壁面には暖気入口2が開口している。
暖気入口2はエンジンの排気熱を利用した温風発
生用の簡易な熱交換器(図示略)に連なつてい
る。もつともこれら両口の配置関係は逆であつて
もよい。ケーシング1の他端側に設けた調温済空
気出口4はエアクリーナ30の空気入口に接続さ
れている。
5は調温弁であつて、硬質合成樹脂を射出成形
するなどの方法によつて弁の回転軸6と、弁回動
用作動桿8が折り曲げ部8aの係合用部材7と
が、図示のように一体をなして形成されるように
製作されている。
ケーシング1にはその2分割ラインに沿つて、
調温弁5の回転軸6をはめ込ませるための小円筒
状突起部としての一対の軸受1bがケーシング1
と一体をなして形成されてある。従つて第7図の
従来装置にみられるように、ケーシング1に調温
弁5の回転軸挿通用孔を穿つことも、また調温弁
5と回転軸6を別個に作成して組み付ける非能率
的な工程も一挙に省かれる。
ケーシング1内の調温弁5の下流側空間は冷・
暖気混合域aをなしており、暖気入口2と冷気入
口3の双方またはいずれか一方から流入し混和さ
れた空気に曝されるようにして、熱伸縮型感温作
動体10が図示のように取り付けられている。
第4図に感温作動体10の構造の一例を示し
た。異径管状をなすシリンダ11の径大側端には
金属製のキヤツプ形状の感温筒12が接続され、
キヤツプ形状の開口部をダイヤフラム14で閉鎖
したうえ、内部には比較的低融点のワツクス13
が充填されている。そしてシリンダ11内のピス
トン16によつて区画された径大側部分には半流
動体15が満され、径小側部分にはプランジヤー
17が遊嵌されている。
プランジヤー17がシリンダ11から突出した
部分には、有底円筒形の作動桿連結用部材18が
図示のように組み付けられている。20は感温作
動体10と連結用部材18との固定用金具、19
は感温作動体の熱収縮動に対して連結用部材18
をこれに追従動させるための伸びスプリングであ
る。
連結用部材18にその一端側を連接される作動
桿8は、金属線材からなり、他端側にはL字形の
折り曲げ部8aを設けてある。この折り曲げ部8
aは、調温弁5の回転軸6に一体形成させてある
前述の係合用部材7に設けた軸孔7aに遊嵌され
ている。さらに、作動桿8と折り曲げ部8aとの
屈曲部8bとケーシング1の側壁面との距離が、
軸孔7aに遊嵌さける折り曲げ部8aの長さより
も短く設定されている。
上記実施例装置の作動を従来の技術の項での記
述と重複する部分を除いて説明すると、冷・暖気
混合域aを流れる混合空気の温度が変動すると、
感温筒12内のワツクス13の体積が増減してダ
イヤフアム14を前後動させ、この動きが半流動
体15およびピストン16を介してプランジヤー
17に前後進動を起こさせる。この動きは作動桿
8の折り曲げ部8aに伝えられて係合用部材7に
押しまたは引く力を及ぼすので、調温弁5は混合
空気の温度変動を補償すべく、暖気入口2および
冷気入口3の一方をより開かせ他方をより狭める
方向に回動する。さらに、ケーシング1の振動に
より、作動桿8がずれ、折り曲げ部8aが軸孔7
aより抜けそうになつても、抜ける前に作動桿8
がケーシング1の側壁面に当接することによつ
て、作動桿8の折り曲げ部8aが軸孔7aより抜
けることを防ぐことができる。
第3図は第2実施例装置を示している。第1実
施例装置と異なる点は、調温弁5の回動用作動桿
8に、図示のように大きな屈折形状を与えた点に
ある。
感温作動体10は一種の温度センサであるの
で、その設置場所は暖気入口2と冷気入口3から
それぞれ調温弁5の回動位置の如何に応じた特定
の量比をもつて流入して来る冷・暖両空気の混在
割合が、この特定量比に最も近い状態に保たれて
いる個所を選ぶのが、より確度の高い調温作動を
行なわせるための前提要件となる。この望ましい
設置個所は両空気入口2と3の配置関係などによ
つて左右されるが、おおむね混合域aのほぼ中央
部とみなさせる。しかし第1実施例に描かれてい
る作動桿8の形状では、調温弁5に設けた係合用
部材7との位置関係からして混合域aの中央部に
感温作動体10を移動させることは不可能であ
る。この問題の解決策として第2実施例装置で
は、装置のケーシング1および調温弁5の形状に
対応させて作動桿8に任意の折り曲げ加工を施す
ことによつて、リンクとしての作動桿8が感温作
動体10と調温弁5との間を支障なく連結させる
ことを可能にしている。尚、本第2実施例におい
ても、作動桿8と折り曲げ部8aとの間の屈曲部
8bとケーシング1との間隔を、軸孔7aに遊嵌
される折り曲げ部8aの長さより短く設定するこ
とにより折り曲げ部8aが軸孔7aより抜けるこ
とを防いでいる。
第5図に第3実施例装置を分解図として示し
た。上記2つの実施例と異なつてケーシングは上
半部1Aと下半部1Bの2分割構造をなしてい
る。21は耐熱ゴムで作られた暖気入口2の気密
封止用パツキンであつて、皿状のこのパツキンの
底部に設けた小突起を調温弁5の中央部をくり抜
き嵌め込んで固定させている。ケーシングの上半
部1Aと下半部1Bはビス31によつて図示のよ
うにエアクリーナ30のキヤツプ部に組み付けら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は第1実施例を示しており、第
1図はケーシング上半部を切除した状態の平面
図、第2図は側断面図である。第3図は第2実施
例を示した第1図と同様な平面図である。第4図
は感温作動体の一例を示した側断面図である。第
5図は第3実施例を示した分解斜視図である。第
6図と第7図は従来装置の側断面図とケーシング
を切除した平面図である。 図中、1……ケーシング(装置ケーシング)、
2……暖気入口、3……冷気入口、4……温調済
空気出口、5……調温弁、7……係合用部材、8
……作動桿、8a……折り曲げ部、8b……屈曲
部、10……熱伸縮型感温作動体、18……作動
桿連結用部材(作動部材)、a……冷・暖気混合
域。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 冷気入口、暖気入口、冷・暖気混合域、およ
    び調温済空気出口を有する装置ケーシングと、 前記冷・暖両空気入口の開度を増減させるた
    めの調温弁と、 前記冷・暖気混合域内に配設した熱伸縮型感
    温作動体と、 一端を前記感温作動体の作動部材に係合し他
    端に折り曲げ部を設け、全体を一体に形成し
    た、前記調温弁の作動桿と、 前記調温弁を回動させるために前記調温弁に
    設けた、前記作動桿折り曲げ部の係合用部材と
    からなり、 前記作動桿折り曲げ部が前記係合用部材より
    離れない程度に、前記作動桿と前記折り曲げ部
    との屈曲部と前記装置ケーシングの側壁面との
    間隔が形成されていることを特徴とする内燃機
    関の吸気温調節装置。 2 前記作動桿の折り曲げ部はL字形をなすと共
    に、前記係合用部材は前記調温弁と一体的に形
    成されて、前記折り曲げ部の遊嵌用孔を有する
    突起部であることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の内燃機関の吸気温調節装
    置。 3 前記作動桿は、前記感温作動体を前記冷・暖
    気混合域内の任意の個所に配設できるように、
    適宜の屈折形状が与えられていることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項または第2
    項記載の内燃機関の吸気温調節装置。
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JPS6310256U JPS6310256U (ja) 1988-01-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60169661A (ja) * 1984-02-15 1985-09-03 Nippon Thermostat Kk エンジンの吸気温制御装置
JPS6043166B2 (ja) * 1977-03-30 1985-09-26 荏原インフイルコ株式会社 沈殿池の制御方法

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