JPH0513958B2 - - Google Patents

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JPH0513958B2
JPH0513958B2 JP63292551A JP29255188A JPH0513958B2 JP H0513958 B2 JPH0513958 B2 JP H0513958B2 JP 63292551 A JP63292551 A JP 63292551A JP 29255188 A JP29255188 A JP 29255188A JP H0513958 B2 JPH0513958 B2 JP H0513958B2
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JP
Japan
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naphtholphthalein
monophosphate
general formula
formula
alkaline phosphatase
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JP63292551A
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JPH01160990A (ja
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Gyuutorain Uerunaa
Merudesu Harutomuuto
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Original Assignee
Boehringer Mannheim GmbH
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Publication date
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Publication of JPH0513958B2 publication Critical patent/JPH0513958B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/34Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving hydrolase
    • C12Q1/42Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving hydrolase involving phosphatase
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/547Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom
    • C07F9/655Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having oxygen atoms, with or without sulfur, selenium, or tellurium atoms, as the only ring hetero atoms
    • C07F9/65515Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having oxygen atoms, with or without sulfur, selenium, or tellurium atoms, as the only ring hetero atoms the oxygen atom being part of a five-membered ring
    • C07F9/65517Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having oxygen atoms, with or without sulfur, selenium, or tellurium atoms, as the only ring hetero atoms the oxygen atom being part of a five-membered ring condensed with carbocyclic rings or carbocyclic ring systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q2334/00O-linked chromogens for determinations of hydrolase enzymes, e.g. glycosidases, phosphatases, esterases
    • C12Q2334/40Triphenylmethane dye chromogens, e.g. fluorescein derivatives

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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、酵素基質としてエステラーゼの影響
下でアルカリ性PH値でアルカリホスフアターゼ
(EC3.1.3.1.)によつて特異的に有色陰イオンを生
成する新規の燐酸モノエステル並びにその塩並び
にこの燐酸エステルもしくは相応する塩の製法及
びアルカリホスフアターゼの検出及び光度測定に
よる測定方法及び試薬に関する。 〔従来の技術〕 アルカリホスフアターゼ(AP)は例えば肝蔵、
骨、小腸、腎蔵、胆汁中に及び僅かに胎盤中に存
在する。血漿中のAP−活性の上昇は特に肝蔵疾
患及び骨格疾患の検出のために診断上重要であ
る。高められたAP−濃度は例えばパジエツト病、
骨肉腫、黄疸、肝炎及び同様の病状において認め
られる。 アルカリホスフアターゼはその生理学的な要求
値を越えると、最近は診断学上の助剤として重要
になつた。すなわち例えばこの酵素は酵素免疫検
定のための指標酵素として使用される。 従つて臨床化学並びに診断学ではアルカリホス
フアターゼの定量的測定のための簡単に取扱うこ
とができかつ同時に良好に再現可能な方法が必要
である。通例この目的には、添加された特異的基
質からAPの作用による加水分解によつて生じる
化合物の直接的光度測定又は螢光光度測定を用い
る。アルカリホスフアターゼによつて遊離される
化合物とは、発色体もしくはメゾメリ−安定化さ
れたアルコール、特特にフエノール誘導体及びホ
スフエート基である。通例前者が定性的もしくは
定量的に測定される。 比色測定において並びに螢光測定の際に、空値
(試料無し、すなわちAP無し)の並行又は後続の
実施は、変換しなかつた基質の場合により存在す
る吸収による干渉を認識するために、推奨され
る。 p−ニトロフエニルホスフエート、ナフチルホ
スフエート及びフエノールフタレインジホスフエ
ートもしくは相応する誘導体のほかに、フエノー
ルフタレインモノ燐酸もしくはその塩がAP−基
質として適当である(米国特許第3331857号明細
書及び米国特許第3331862号明細書)。しかしなが
ら遊離のフエノールフタレイン量の検出が試料中
に存在する他の化合物によつて誤認される限り
は、これらの化合物はアルカリホスフアターゼの
測定には不満足である。それというのも多数の血
清成分、例えばビリルビンはAP−基質から遊離
された前記のフエノレートのように約400〜
450nmでの吸収最高値を有するからである。 従つて、今日ではチモールフタレインモノ燐酸
もしくは良好な水溶性の故に相応するナトリウム
−及びアンモニウム塩がアルカリホスフアターゼ
の測定のための基質として有利に使用される
(Clin.Chem.16巻、431〜436頁(1970年);Clin.
Chem.19巻、1135〜1138頁(1973年);特開昭58
−158199号明細書(1983年)。遊離されたチモー
ルフタレインは吸収−もしくは放射スペクトルで
約595nmでの最高吸収帯を示す。しかしながらこ
れらの物質における欠点は、一方では、腸−及び
胎盤−APにおける不十分な感受性、他方では、
反応速度測定ではなくその代りに再緩衝作用段階
(Umpufferungs schritt)を含む終点測定を実施
しなければならないという事情である。 o−クレゾールフタレインモノ燐酸は、今日、
通例、AP−基質として使用されるもう1つのフ
エノールフタレイン誘導体である。この基質の助
けで、アルカリ性ホスフアターゼの連続的並びに
不連続的測定が可能であり、それというのも遊離
されたo−クレゾールフタレインはチモールフタ
レインと対照的に酵素的AP−測定に最適なPH−
範囲ですでに吸収するからである。しかしながら
遊離されれたo−クレゾールフタレインの分光測
定は溶血性試料の存在で妨害され、それというの
もo−クレゾールフタレイン陰イオンの吸収最高
値は約570nmであるからである。 〔発明が解決しようとする課題〕 従つて本発明の課題はアルカリホスフアターゼ
の測定のための新規の基質を得ることであり、こ
れは十分な水溶性のほかに、酵素の影響下で、可
能な限り長い波長の吸収最高値を特徴としかつ従
つて光度測定の際に他の試料成分、例えば特に溶
血反応生成物によつて影響されない又はほんの僅
か影響される加水分解生成物を遊離するという特
性を有する。更に新規のAP−基質は十分に安定
でなければならずかつ簡単でかつ経済的に有利な
合成により高い純度で得られなければならない。 〔課題を解決するための手段〕 この課題は、アルカリエステラーゼ、特にアル
カリホスフアターゼの作用下で、長波の吸収性陰
イオンに変換される本発明による1−ナフトール
フタレインモノホスフエートにより解決される。
本発明は、一般式: 〔式中R1及びR2は同じ又は異なつていてよく、
各々水素原子又はハロゲン原子を表わし、M1
びM2は同じ又は異なつていてよく、各々陽子、
アルカリ金属−、アルカリ土類金属−、アンモニ
ウム−、ジシクロヘキシルアンモニウム−、テト
ラアルキルアンモニウム−又はアルカノールアン
モニウム陽イオンを表わす〕化合物及びその互変
異性転換生成物に関する。 全ての一般式の1−ナフトールフタレインモ
ノホスフエートは新規の化合物である。これをフ
エノール化学から自体公知の方法により製造する
ことができる。 殊に、自体公知の方法で、一般式: 〔式中Mは陽子、アルカリ金属−、アルカリ土
類金属−、アンモニウム−、ジシクロヘキシルア
ンモニウム−、テトラアルキルアンモニウム−又
はアルカノールアンモニウム陽イオンを表わす〕
の1−ナフトールフタレインもしくはその塩を、
一般式: 〔式中R3及びR4は同じ又は異なつていてよく、
各々ハロゲン原子、アリール−又はアルキルアリ
ール基を表わしかつR5は水素原子又はハロゲン
原子を表わす〕の燐化合物と、有機塩基の存在下
で、無水溶剤もしくは溶剤混合物中で反応させか
つ場合により臭素化する。 例えば一般式〔式中R1及びR2は水素原子を
表わしかつM1及びM2は前記のものである〕の1
−ナフトールフタレインモノホスフエートと当量
のオキシ塩化燐とをピリジン0.93モルの存在で反
応させてよい。この際、実際には所望のモノホス
フエート〔式中R1及びR2は水素原子を表わす〕
が少量のジホスフエート及び出発物質と共に生
じ、これはブタノール/リグロイン=1/1での
振出によりPH10.3で除去される。モノホスフエー
トをジホスフエートから分離することはカラムク
ロマトグラフイーにより達成された。 更に一般式のモノホスフエートをクールター
(Coulter)によるo−クレゾールフタレインモノ
ホスフエートの合成(米国特許第3975405号明細
書)と同様にして、一般式の1−ナフトールフ
タレイン及びジベンジルホスフアイトと四塩化炭
素とを、無水テトラヒドロフラン中で有機塩基、
例えばトリエチルアミンの存在で反応させて、式
〔式中R′及びR″は各々ベンジル基を表わす〕
のジベンジル燐酸エステルにすることによつて製
造することができる。式の化合物はカラムクロ
マトグラフイーにより精製されかつパラジウム/
炭素の存在で触媒的に活性化された水素により脱
ベンジル化される。更にカラムクロマトグラフイ
ー精製の後に、一般式〔式中R1及びR2は水素
原子を表わす〕の化合物が得られる。 更にジベンジルホスフアイトの代りにジフエニ
ルホスフアイトも使用できる。従つて式中R′及
びR″がフエニル基を表わす式の化合物が生成
する。フエニル基の離脱はロジウム/木炭の存在
で水素を用いて行なうことができる。同様に1−
ナフトールフタレインをジフエニルホスホリルク
ロリドと反応させかつ保護基をRh/C−触媒の
存在で水素添加により除去することができる。い
ずれの場合も一般式の化合物が得られる。 更に一般式のモノホスフエートの合成の際に
は、ツヴイエルザツク(A.Zwierzak)の研究
(シンセーシス(Synthesis)1976年、305)によ
り、水性媒体中で相転移触媒作用及び引続く触媒
的脱ベンジル化による一般式のジベンジル燐酸
エステルの製造が適切であることが実証された。
相転移触媒としては例えば四級アンモニウム塩例
えばベンジルトリブチルアンモニウムブロミド及
びベンジルトリエチルアンモニウムブロミド、ホ
スホニウム塩例えばトリフエニルホスホニウムク
ロリド、ポリエチレングリコール及び/又はクラ
ウンエーテル及びこの際例として挙げた化合物の
混合物を使用することができる。カラムクロマト
グラフイーによる精製後に付随する酢酸の除去
は、アンモニア中の化合物の溶解及びHP−20−
吸着カラム(ポリスチロール−ジビニルクロルベ
ンゾール樹脂)上への装入により実施した。水、
イソプロパノール及びアンモニア含有の水での溶
離後に、ほとんど純粋な一般式のモノホスフエ
ートが得られる。酢酸の除去は、メタノール中へ
のジシクロヘキシルアミンの添加及び次のエーテ
ルでの分別沈殿によつても可能である。 エーテル中での一般式〔式中R1及びR2は水
素原子を表わしかつM1及びM2は前記のものであ
る〕の1−ナフトールフタレインモノホスフエー
トの臭素化により、一般式〔式中R1及びR2
水素原子及び/又は臭素原子を表わす〕の相応す
る2−モノブロム−及び2,2′−ジブロム化合物
の混合物が得られる。この際ホスフエート基に対
してオルト位にある臭素原子を有する式のモノ
ブロム置換化合物が有利に生成される。 R1〜R5の定義における“ハロゲン原子”とは、
弗素原子、塩素原子、臭素原子及び沃素原子、殊
に塩素原子及び臭素原子である。 M1及びM2の定義における“アルカリ金属陽イ
オン”とは、リチウム−、ナトリウム−及びカリ
ウムイオンであり、この際リチウム−及びナトリ
ウムイオンが有利である。 M1及びM2の定義における“アルカリ土類金属
陽イオン”とは、マグネシウム−、カルシウム−
及びバリウムイオンを意味し、この際カルシウム
イオンが有利である。 M1及びM2の定義における“テトラアルキルア
ンモニウム陽イオン”中の“アルキル基”及び
“アルカノールアンモニウム陽イオン”中の“ア
ルカノール基”は、1〜5個、殊に1又は2個の
炭素原子を有する。 R3及びR4の定義における“アルキルアリール
基”とは、1〜3、殊に1〜2個の炭素原子を有
する炭素鎖及び芳香族基、殊にフエニル基よりな
る基であり、この際ベンジル基が有利である。 本発明のもう1つの目的は、アルカリホスフア
ターゼの活性を測定するために新規の一般式の
1−ナフトールフタレインモノホスフエートを使
用することである。 アルカリホスフアターゼのための基質としての
1−ナフトールフタレインモノホスフエートの使
用により、従来公知であるのよりも明らかに鋭敏
なAP−試験系が得られる。この新規の基質を生
化学並びに臨床化学の領域で有利にアルカリホス
フアターゼの活性の測定に使用することができ
る。 新規のモノホスフエート基質は、PH範囲10〜11
の水性媒体中でのその良好な溶解性に基づき、光
度測定によるホスフアターゼ試験で高い反応性及
び短かい遅滞期を有する。従つて次の利点が結び
ついている: a 検出限界の低下、 b 短かい反応時間及び c より僅少の試料使用及び従つて他の試料成分
による同様により僅少な障害。 更に新規基質は基質の吸収に比べて遊離された
陰イオンにおいて現われる大きなストークシフト
の故に酵素的加水分解で生じる陰イオンの光度測
定により追跡すべき吸収の増加との極めて僅かな
重畳を示すにすぎない。 赤紫色〜青色に変色した陰イオン
(λmax650nm)の生成は意外にも弱アルカリ性
条件(例えばPHを8で)下ですでに行なわれる。
それによつて、アルカリホスフアターゼの活性を
光度測定により低い可視スペクトル範囲(650〜
670nm)で連続的測定で弱アルカリ性PH範囲で、
従来時間のかかる非連続的方法でのみ可能である
ような高い検出感度で測定すること及び同時に試
料成分、例えばビリルビン及びこの波長範囲で吸
収しない他の溶血反応生成物及び不溶性成分、例
えば混濁物による障害を除くことがはじめて可能
である。 本発明による1−ナフトールフタレインモノホ
スフエートを極めて種々の体液(試料)、例えば
血液、血清、血漿、尿、唾液及びその限外瀘過液
又は組織抽出液中のAP−活性の測定のための酵
素基質として使用することができる。 本発明による基質でのアルカリホスフアターゼ
の測定は濃度範囲1.0〜20.0mMで行なうことがで
きる。本発明による方法の範囲では一般式の1
−ナフトールフタレインモノホスフエート7.0〜
8.0mMの濃度を有利に使用する。 式の1−ナフトールフタレインモノホスフエ
ートは、アルカリホスフアターゼを指標酵素とし
て使用し、その活性を免疫学的反応の実施により
調査しなければならない免疫学的測定方法にも適
当である。そのような酵素指標反応での免疫学的
測定方法は当業者に酵素免疫検定として公知であ
る。この方法は蛋白質、多糖類、ホルモン、薬物
及び他の低分子物質の測定に10-5〜10-12モル/
の範囲で用いられる。相分離段階の要求に従つ
て均質及び不均質の試験実施の間で区別する。も
う1つの分類は拮抗及び非拮抗試験原則で行なう
ことができる。 しかしながら全ての試験原則は酵素−抗原−も
しくは酵素−抗体−複合体で働らく。酵素指標反
応は全ての酵素免疫検定に共通である。 このような目的に適当な指標酵素はアルカリホ
スフアターゼである。このような酵素免疫検定に
おけるアルカリホスフアターゼの測定は通例、酵
素分解されかつ通例測光的に測定される適当な
AP−基質を添加することによつて行なわれる。 従つてAP−試験系の改善は、このような酵素
免疫検定で同様に著しい利点をもたらす: 1 より高い感受性はこの場合も検出限界を更に
低下し、短かい反応時間及びより僅少な試料使
用及びそれに伴なう他の試料成分による僅かな
障害を可能にする。 2 より有利な測定波長は、一定の反応実施の際
に不溶性成分による、例えば混濁による方法の
妨害を減少させる。 本発明のもう1つの目的は、新規の一般式の
1−ナフトールフタレインモノホスフエートを含
有するアルカリホスフアターゼの活性測定のため
の診断剤である。 診断剤は1種又は数種の本発明による一般式
の基質のほかに、アミノアルコールよりなる適当
な緩衝剤系、例えばN−メチル−D−グルカミ
ン/HCl、ジエタノールアミン/HCl、トリエタ
ノールアミン/HCl及び/又は2−アミノ−2−
メチル−プロパノール(1)/HCl及び場合により
AP−測定に必要なPH範囲で緩衝剤特性を有する
他の物質、並びに場合によりこのような診断剤に
通例使用される他の適当な添加剤、例えば湿潤
剤、安定剤等を含有する。診断剤は、場合により
所望のPH値に緩衝された溶液の形で、凍結乾燥物
として、粉末混合物として、試薬錠剤又は吸収可
能な担体上に吸着させて又はオープンフイルム
(offenen Film)中に存在してよい。 溶液の形の本発明による診断剤は有利に試験に
必要な全試薬を含有する。溶剤としては水又は水
と水溶性有機溶剤、例えばメタノール、エタノー
ル、アセトン又はジメチルホルムアミド、ジオキ
サン、グリコールとの混合物がこれに該当する。
保存性の理由から、試験に必要な試薬を実際の検
査の際にはじめて混合される2種又はそれ以上の
溶液に分けることが有利でありうる。 各々約5〜20mg、殊に約10mgの総重量の凍結乾
燥物の形の診断剤の製造のために、試験のために
必要な全試薬のほかに、慣用の骨格構成要素、例
えばポリビニルピロリドン、及び場合により他の
填料、例えばマンニツト、ソルビツト又はキシリ
ツトを含有する溶液を乾燥させる。 粉末混合物又は試薬錠剤の形の診断剤は、試験
の成分に常用のガレヌス添加剤を加えかつ顆粒化
することによつて製造することができる。この種
の添加剤は例えば炭水化物、例えば単−、少−又
は多糖類、又は糖アルコール、例えばマンニツ
ト、ソルビツト又はキシリツト、又は他の可溶不
活性化合物、例えばポリエチレングリコール又は
ポリビニルピロリドンである。粉末混合物又は試
薬錠剤は一般に最終重量約30〜200mg、殊に50〜
80mgを示す。 試験テープの形の診断剤の製造のために、吸収
性の担体、殊に瀘紙、セルロース又は合成繊維フ
リースを、やや揮発性の溶剤、例えば水、メタノ
ール、エタノール又はアセトン中の試験テープの
製造に通例使用される必要な試薬の溶液で浸漬さ
せる。これは1回の浸漬段階で行なうことができ
る。しかしながら浸漬を数段階で実施することが
屡々有利であり、この際診断剤の成分の一部分を
各々含有する溶液を使用する。すなわち例えば最
初の段階で緩衝液及び他の水溶性添加剤を含有す
る水溶液で、かつ次いで第2段階で本発明による
アルカリホスフアターゼ−基質を5〜20ミリモ
ル/の濃度で、殊に7〜8ミリモル/の濃度
で含有する溶液で浸漬させてよい。 更に試験テープの形の診断剤の製造のために、
薄膜構成要素及び顔料のほかに基質、緩衝液及び
診断剤のために慣用の他の添加剤が含有されてい
るオープンフイルムを用いることができる。この
際一般式のナフトールフタレインモノホスフエ
ートは2〜20ミリモルの濃度範囲で、殊に7.5〜
11.3ミリモルの濃度で使用される。 完成した試験紙及び試験フイルムをそのものと
して使用し又は自体公知の方法で支持箔に付着さ
せ又は殊に西ドイツ国特許(DE−PS)第
2118455号明細書によるプラスチツク及び編目の
細かい網状物の間で接合させかつ検査すべき体液
(例えば血液、血漿、血清)と結合させることが
できる。 次の例は、本発明による化合物の合成のために
行ないうる数多くの変法のいくつか並びに例えば
アルカリホスフアターゼの活性の測定のための新
規の1−ナフトールフタレインモノホスフエート
の使用を示す。しかしながらそれらは本発明目的
の限定をを示すものではない。 次の化学式で示される基質及び中間体の製造
を、後の実施例で詳説する: (1) R6=PO3H2;R7=R8=H; MG498.5 (2) R6=PO3H2;R7=Br,R8=H MG577.3 (3) R6=PO3H2;R7=R8=Br; MG656.2 (4) R6=H;R7=Br,R8=H MG497.4 (5) R6=H;R7=R8=Br; MG576.3 〔実施例〕 例 1 1−ナフトールフタレインモノホスフエート(1)
オキシ塩化燐法 1−ナフトールフタレイン6.27g(0.015モル)
を無水テトラヒドロフラン25ml及び無水ピリジン
1ml(0.014モル)の混合物中に入れ、撹拌下で
オキシ塩化燐1.5ml(0.015モル)を加え、かつ1
時間還流加熱する。次いで反応混合物に2N塩酸
100mlを加えかつ15分間70℃に加熱し、この際暗
色の油状物が析出する。これを分離しかつ2N塩
酸各50mlと共に2回再び10分間70℃に加熱し、分
離し、水150ml中に滴加しかつ濃苛性ソーダ溶液
の添加によりPH10.3に調整する。深緑溶液をn−
ブタノール/リグロイン=1/1(125ml)で1
回、n−ブタノール/リグロイン=1/3(100
ml)で1回及びリグロイン100mlで1回振出する。
次いで水相を濃塩酸でPH7.3に調整しかつ酢酸エ
ステル各100mlで3回抽出する。水相を回転蒸発
器で濃縮乾固し、この際褐色の非晶質のモノホス
フエート2gが得られる。粗生成物を珪酸ゲル−
60−カラム(高さ80cm、φ4.5cm)でクロロホル
ム/メタノール/メチルエチルケトン/酢酸/水
=75/35/25/5/9を用いて分離する。帯褐色
の非晶質1−ナフトールフタレインモノホスフエ
ート1.05gが得られる。収率:理論値の14.1%、
融点226℃、Rf=前記の展開剤中0.43、
(MG498.5)。 例 2 1−ナフトールフタレインモノホスフエート(1)
ジベンジルホスフアイト法 1−ナフトールフタレイン83.6g(0.2モル)
を無水テトラヒドロフラン840ml中に溶かし、室
温で無水テトラクロルメタン40ml(0.4モル)を
添加し、次いで20分間以内にジベンジルホスフア
イト39.6ml(0.18モル)及び無水トリエチルアミ
ン82.8ml(0.6モル)を滴加し、この際温度は41
℃に上昇する。室温で17時間撹拌し、この際トリ
エチルアンモニウムクロリドが析出する。この不
溶性物質をひだ付き瀘紙を介して分離しかつ瀘液
を回転蒸発器で濃縮する。残分(暗色油状物159
g)をクロロホルム/メタノール=9/1(400
ml)中に溶かし、かつ珪酸ゲル−60−カラム(高
さ120cm、φ7.5cm)で精製する。当該のフラクシ
ヨンの濃縮の際にやや不純化された暗色油状物
72.4gが得られ、これを珪酸ゲル−60−カラム
(高さ120cm、φ7.5cm)に新たに装入し、展開剤ク
ロロホルム/メタノール=29/1を用いることに
よつてDC−単一性で得られる。 このように精製されたジベンジルエステル38.2
g非晶質赤色泡状物(Rf=0.4;展開剤クロロホ
ルム/メタノール=29/1)を、メタノール/ジ
オキサン=1/1(500ml)の混合物中で酸化パラ
ジウム1gの添加下に4.5時間5大気圧(Atm.)
及び25℃で水素添加する。触媒の吸引瀘過後に黄
色溶液を回転蒸発器で濃縮乾固する。橙色非晶質
生成物26.7gが得られる。これを珪酸ゲル−60−
カラム(高さ120cm、φ7.5cm、展開剤クロロホル
ム/メタノール/メチルエチルケトン/酢酸/水
=75/35/25/5/9)で精製する。粗生成物、
明橙色粉末19.6gをエーテル300mlと擦し、生じ
た結晶を吸引瀘過し、エーテルで洗浄しかつ五酸
化二燐及び水酸化カリウム上、50℃で48時間重量
一定になるまで乾燥する。1−ナフトールフタレ
インモノホスフエート17.3gが得られる。収率:
理論値の17.4%、融点>250℃。 付着性酢酸の除去のために、生成物を濃アンモ
ニア350ml中に溶かし、HP−20−吸収樹脂(ポ
リスチロール−ジビニルクロルベンゾ樹脂)20g
を加入混合しかつ回転蒸発器で濃縮する。残分を
HP−20−カラム1上に加え、次いで水5、
10%イソプロパノール7.5及び最後に10%アン
モニア含有の水で溶離させる。アンモニア性水溶
液を真空中で濃縮しかつ残分を重量一定にまで乾
燥させる。純粋な1−ナフトールフタレインモノ
ホスフエート10.5gが得られる。収率;理論値の
10.7%、融点>250℃、Rf=0.48(展開剤イソプロ
パノール/酢酸−n−ブチル/水=50/30/20)、
Rf=0.22(展開剤クロロホルム/メタノール/メ
チルエチルケトン/酢酸エステル/水=75/35/
25/5/9)。 例 3 1−ナフトールフタレインモノホスフエート(1)
ジベンジルホスフアイト−相転移触媒反応 撹拌機、温度計及び滴下ロートを備えた500ml
3頚フラスコ中で無水クロロホルム100ml及びテ
トラクロルメタン17ml中のジベンジルホスフアイ
ト11ml(0.05モル)の溶液にトリエチルアミン
2.6ml(0.02モル)を加え、1時間室温で撹拌し、
次いで1−ナフトールフタレイン(90%GC)
20.8g(0.05モル)及びテトラブチルアンモニウ
ムブロミド3.23g(0.01モル)を添加しかつ水
100ml中の炭酸カリウム55.3g(0.4モル)の溶液
を25〜30℃で10分間撹拌下に滴加する。更に1時
間後撹拌した後に、有機相を分離し、1N苛性ソ
ーダ溶液各150mlで3回及び水各150mlで3回抽出
し、硫酸ナトリウムを通して乾燥させかつ回転蒸
発器で濃縮させる。褐色油状物19.1gが得られ
る。Rf=0.4(展開剤クロロホルム/メタノール=
29/1、DC−珪酸ゲル−60−メルク(Merck)。 この物質をメタノール/ジオキサン=1/1
(300ml)中に溶かしかつPd/C10%1.5gの添加
により水素添加する。2時間後に水素吸収は終了
する。触媒の吸引濾過後、反応溶液を濃縮させ
る。赤色樹脂15.4gが得られる。これを珪酸ゲル
−60−カラム(高さ105cm、φ5.5cm)でクロロホ
ルム/メタノール/メチルエチルケトン/氷酢
酸/水=75/35/25/5/9を用いて精製する。
DC−純粋な溶離分を濃縮させる。橙赤色樹脂7.3
gが得られる。エーテル100mlの添加及び研磨に
より、吸引濾過、エーテルでの洗浄及び室温での
24時間乾燥後に、僅かに橙色の非晶質粉末6.4g
が得られる。収率:理論値の25.6%、融点>250
℃、Rf=0.48(展開剤イソプロパノール/酢酸−
n−ブチル/水=50/30/20、DC HP TLC−
既製プレート:珪酸ゲル60F254(メルク))、Rf
0.32(展開剤クロロホルム/メタノール/メチル
エチルケトン/氷酢酸/水=75/35/25/5/
9)。 例1〜3により製造した生成物をAPを用いて
硼酸塩緩衝液(PH10.3)の存在で1−ナフトール
フタレイン(λmax.=650nm,ε=30 300/
molcm)に変えることができる。 例 4 2−モノブロム−1−ナフトールフタレインモ
ノホスフエート(2) ジエチルエーテル50ml中の1−ナフトールフタ
レインモノホスフエート2g(0.004モル)の懸
濁液に、エーテル10ml中の臭素0.4ml(0.008モ
ル)を0℃で撹拌下で10分間滴加する。0〜5℃
で1時間後撹拌し、油状の反応生成物からエーテ
ルを傾瀉除去しかつ残分をリグロイン30mlと撹拌
する。吸引濾過及び分子篩を介して乾燥後ベージ
ユ色の2−モノブロム−1−ナフトールフタレイ
ンモノホスフエート2gが得られる。収率:理論
値の86.6%、融点>160℃(分解)、Rf=0.32(展
開剤クロロホルム/メタノール/メチルエチルケ
トン/水=75/35/25/9、DC珪酸ゲルプレー
ト60−メルク)、(MG577.4)。 例 5 2,2′−ジブロム−1−ナフトールフタレイン
モノホスフエート(3) 前記例の記載のように実施しかつモル比1−ナ
フトールフタレインモノホスフエート/臭素=
1:3を使用する。公知のモノブロム化合物のほ
かに所望の2,2′−ジブロム−1−ナフトールフ
タレインモノホスフエートが得られる。分離は珪
酸ゲル60−カラム(高さ68cm、φ35cm、展開剤イ
ソプロパノール/酢酸n−ブチル/水=50/30/
20)で行なう。ベージユ色の結晶、2,2′−ジブ
ロム−1−ナフトールフタレインモノホスフエー
ト0.61gが得られる。収率:理論値の23%、融点
>240℃(分解)、Rf=0.25(展開剤クロロホル
ム/メタノール/メチルエチルケトン/水=75/
35/25/9、DC珪酸ゲル60−メルク)、
((MG656.2)。 例4及び5により製造した化合物2−モノブロ
ム−及び2,2´−ジブロム−1−ナフトールフタ
レインモノホスフエートをメタノール性溶液中で
硼酸塩緩衝液及び/又はアミノアルコール(PH
10.5)の存在でアルカリ性ホスフアターゼで分解
することができ、この際2−モノブロム−1−ナ
フトールフタレイン(λmax.=655nm,ε=25
300/Molcm)及び2,2′−ジブロム−1−ナ
フトールフタレイン)λmax.=670nm,ε=27
800/Molcm)が生ずる。 例 6 2−モノブロム−及び2,2′−ジブロム−1−
ナフトールフタレイン(4)及び(5) 撹拌機及び温度計を備えた250ml3頚フラスコ
中でジエチルエーテル100ml中に1−ナフトール
フタレイン4.18g(0.01モル)を溶かしかつエー
テル80ml中の臭素2.4g(0.77ml、0.015モル)の
溶液を0℃で撹拌下に2時間かかつて滴加する。
一夜放置後に真空中で濃縮しかつモノ−及びジブ
ロム化合物ほぼ同割合の混合物5.5gが得られる。
珪酸ゲル60−メルクでのカラムクロマトグラフイ
ーによる分離は、トルオール/酢酸エステル=
15/1又はイソプロパノール/酢酸n−ブチル/
水=50/30/20で行なう。ベージユ色の結晶性ジ
ブロム化合物2.6g(収率:理論値の45%、融点
>245℃(分解)、Rf=0.5(展開剤トルオール/酢
酸エステル=5/1)λmax=670nm)及びベー
ジユ色の粉末状のモノブロム化合物1.6g(収
率:理論値の30%、融点>240℃(分解)、Rf
0.32(展開剤トルオール/酢酸エステル=5/
1)、λmax=655nm)が得られる。 例 7 キユベツト中の吸光度測光によるアルカリホス
フアターゼの活性測定 a 使用溶液の調製: 緩衝溶液:N−メチル−D−グルカミン1モ
ル/PH−値(1N塩酸で調整)10.2 試薬溶液1: 前記の緩衝溶液中に1−ナフトールフタレイン
モノホスフエート−ナトリウム塩7.5ミリモル/
を溶かす。PH値を検査する(25℃)。 試薬溶液2: 前記の緩衝溶液中に2−ブロム−1−ナフトー
ルフタレインモノホスフエート−ナトリウム塩
7.5ミリモル/を溶かす。PH値を検査する(25
℃)。 試薬溶液3: 前記の緩衝液中に2,2′−ジブロム−1−ナフ
トールフタレインモノホスフエート−ナトリウム
塩7.5ミリモル/を溶かす。PH値を検査する
(25℃)。 基質濃度及びPH値は各々使用される基質に最適
でなければならない。従つて個々の試薬溶液にお
ける基質濃度もしくはPH値について完全に意図さ
れた異なる値が生じうる。完成した試薬溶液は室
温で8時間及び37℃で1.5時間安定である。 酵素溶液 子ウシの腸からの市販のアルカリホスフアター
ゼを前記の緩衝溶液中に溶かす。この溶液の活性
は約3000U/mlである(製造者データに関して)。 試料溶液 試料(例えば遠心分離した血液、血漿、血清)
を必要な場合には緩衝液で希釈する。 b 測定の実施 測定はそのつど挙げられた波長で測光的に行な
われる。 試薬3mlを1cm−キユベツト中で37℃で相応し
て希釈された試料溶液50μ又は酵素溶液50μ
と混合する。単位時間当りの吸光変化(ΔE/分)
及び選択された希釈度から酵素溶液もしくは試料
の活性を公知方法で算出する。キユベツト中の生
じる活性50U/についてΔE/分約220mEが実
測される。
【表】 例 8 試験片の反射測光法によるアルカリホスフアタ
ーゼの活性の測定 a 吸収性の試薬担体を有する試験片の製造 浸液1: N−メチル−D−グルカミン 2モル/ MgCl2 1ミリモル/ ZnCl2 15マイクロモル/ 1−ナフトールフタレインモノホスフエート
7.5ミリモル/ PH値(1N塩酸で調整する) 10.2(25℃) 浸液2: N−メチル−D−グルカミン 2モル/ MgCl2 1ミリモル/ ZnCl2 15マイクロモル/ 2−ブロム−1−ナフトールフタレインモノホ
スフエート 7.5ミリモル/ PH値(1N塩酸で調整する) 10.2(25℃) 浸液3: N−メチル−D−グルカミン 2モル/ MgCl2 1ミリモル/ ZnCl2 15マイクロモル/ 2,2′−ジブロム−1−ナフトールフタレイン
モノホスフエート 7.5ミリモル/ PH値(1N塩酸で調整する) 10.2(25℃) 吸収性の担体(紙、フリース、プラスチツク織
物)を公知方法で浸液で浸漬する。こうして得ら
れる吸収性の試薬担体を公知方法で(西ドイツ国
特許(DE−PS)第2436598号明細書)反射測光
器(例えばリフロトロン(Reflotron))と結合し
てAP−活性の測定を可能にするプラスチツク片
上に固定する。 b 吸収性の試薬薄膜を有する試験片の製造 緩衝溶液:N−メチル−D−グルカミン
2モル/PH値 11.8 薄膜被覆混合物 緩衝溶液をポリビニルアルコール(モウイオー
ル(Mowiol)26/88)の10%(v/v)水溶液
と1:1の比で混合する。引続きPH値を1N塩酸
で10.5に調整する。 薄膜被覆コンパウンド1 薄膜被覆混合物500gに珪土(セラトン
(Celaton)MW25)100g及び1−ナフトールフ
タレインモノホスフエート3gを撹拌下で装入す
る。 薄膜被覆コンパウンド2 薄膜被覆混合物500gに珪土(セラトンMW25)
100g及び2−ブロム−1−ナフトールフタレイ
ンモノホスフエート3.5gを撹拌下で装入する。 薄膜被覆コンパウンド3 薄膜被覆混合物500gに珪土(セラトンMW25)
100g及び2,2′−ジブロム−1−ナフトールフ
タレインモノホスフエート4gを撹拌下で装入す
る。 気泡のない個々の被覆コンパウンドをプラスチ
ツク箔上に例えばドクターを用いて湿潤厚200〜
5000um、殊に300umで塗布する。引続き循環空
気乾燥箱中で1/2時間60℃で乾燥させる。 そうして得られる試薬薄膜担体を公知方法(西
ドイツ国特許(DE−PS)第3130749号明細書)
で、a)におけるようにAP−活性の測定を可能
にするプラスチツクテープ上に固定する。 c 測定の実施 a)及びb)により製造した試験片を適当な反
射測光器、例えばリフロトロンで測定することが
できる。この際反応を公知の方法で試料及び紙−
もしくは薄膜試薬担体の間の接触により出発させ
る。試料中のAP−活性はそのつど挙げられる波
長における減退の時間的変化から測定される:
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式: 〔式中R1及びR2は同じ又は異なつていてよく、
    各々水素原子又はハロゲン原子を表わし、M1
    びM2は同じ又は異なつていてよく、各各陽子、
    アルカリ金属−、アルカリ土類金属−、アンモニ
    ウム−、ジシクロヘキシルアンモニウム−、テト
    ラアルキルアンモニウム−又はアルカノールアン
    モニウム陽イオンを表わす〕の1−ナフトールフ
    タレインモノホスフエート及びその互変異性転換
    生成物。 2 一般式: 〔式中R1及びR2は同じ又は異なつていてよく、
    各々水素原子又はハロゲン原子を表わし、M1
    びM2は同じ又は異なつていてよく、各各陽子、
    アルカリ金属−、アルカリ土類金属−、アンモニ
    ウム−、ジシクロヘキシルアンモニウム−、テト
    ラアルキルアンモニウム−又はアルカノールアン
    モニウム陽イオンを表わす〕の1−ナフトールフ
    タレインモノホスフエートを製造するため、一般
    式: 〔式中Mは陽子、アルカリ金属−、アルカリ土
    類金属−、アンモニウム−、ジシクロヘキシルア
    ンモニウム−、テトラアルキルアンモニウム−又
    はアルカノールアンモニウム陽イオンを表わす〕
    の化合物を、一般式: 〔式中R3及びR4は同じ又は異なつていてよく、
    各々ハロゲン原子、アリール−又はアルキルアリ
    ール基を表わしかつR5は水素原子又はハロゲン
    原子を表わす〕の燐化合物と、有機塩基の存在
    で、無水溶剤もしくは溶剤混合物中で反応させ、
    かつ場合により臭素化することを特徴とする、1
    −ナフトールフタレインモノホスフエートの製
    法。 3 1−ナフトールフタレインを一般式の燐化
    合物と有機塩基の存在で無水溶剤中で反応させか
    つ場合により臭素化することを特徴とする請求項
    2記載の方法。 4 付加的に相転移触媒を添加することを特徴と
    する請求項2又は3に記載の方法。 5 請求項1記載の1−ナフトールフタレインモ
    ノホスフエートを使用する、アルカリ性ホスフア
    ターゼの活性の測定法。 6 発色体基質として請求項1記載の1−ナフト
    ールフタレインモノホスフエートを使用すること
    を特徴とする、1種又はそれ以上の発色体基質、
    適当な緩衝物質並びに場合により他の慣用の助剤
    を含有する、アルカリホスフアターゼ検出用診断
    剤。
JP63292551A 1987-11-20 1988-11-21 1−ナフトールフタレインモノホスフエート、その製法、アルカリホスフアターゼの測定法及びアルカリホスフアターゼ検出用診断剤 Granted JPH01160990A (ja)

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DE3739284.0 1987-11-20

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