JPH05138791A - 積層板の製造方法 - Google Patents

積層板の製造方法

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JPH05138791A
JPH05138791A JP3303381A JP30338191A JPH05138791A JP H05138791 A JPH05138791 A JP H05138791A JP 3303381 A JP3303381 A JP 3303381A JP 30338191 A JP30338191 A JP 30338191A JP H05138791 A JPH05138791 A JP H05138791A
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JP
Japan
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weft
warp
glass cloth
laminated
prepregs
Prior art date
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Pending
Application number
JP3303381A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Shigeno
一弥 滋野
Toshiyuki Otori
利行 大鳥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05138791A publication Critical patent/JPH05138791A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/0353Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement
    • H05K1/0366Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement reinforced, e.g. by fibres, fabrics

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  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 経糸・緯糸に対して45°方向の抗張力が2
0kg/25mm以下でかつ、経糸/緯糸の重量比が0.8
以上1.2以下であるガラスクロスを、好ましくは開繊
処理して通気度を3cc/cm2/sec以下とし、これにエ
ポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂ワニスを含浸乾燥してプ
リプレグを得、これを所定枚数積層成形する。 【効果】 寸法安定性が優れているので、プリント配線
板の設計の自由度が拡大され、各工程間での寸法補正の
ためのスケーリングを縦横別々に行う必要がないことか
ら、ファインパターン用のプリント配線板の製造に最適
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、従来のものに比べて寸
法収縮の縦横の異方性の極小化と座標ズレの極小化の両
立を可能とした積層板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を含浸
乾燥して得たプリプレグを任意枚数積層し、加熱加圧成
形してなる熱硬化性樹脂銅張積層板は主に産業用エレク
トロニクス機器やOA機器等のプリント配線板用材料と
して用いられており、この積層板に対する要求特性も益
々多岐にわたっている。近年電気・電子分野における小
型化、精密化に伴い、プリント配線板の高密度化の要求
も高まってきており、積層板としては寸法安定性の要求
が益々強くなっている。
【0003】中でもOA機器、電卓、ポータブルテレビ
などに使われている液晶ディスプレイ用基板では回路幅
及び回路間隔が150μm から100μm 更には50
μmまで移行しつつあり、寸法変化については寸法収縮
率の絶対値を小さくし、縦横の異方性をなくすことや座
標ズレを極小化することが非常に重要になってくる。従
来これらの特性が不満足であったために、プリント配線
板の設計の自由度の制限が厳しいとか、各工程間での寸
法補正のためのスケーリングが縦横別々で複雑であるな
どの欠点があった。
【0004】これらの要求に対して、寸法収縮率の縦横
の異方性をなくす点ではガラスクロスの緯糸/経糸の打
込み本数比を1に近づけるなどの手段がとられており、
また座標ズレを極小化する点では、緯糸、経糸両方のモ
ノフィラメント径を太くするなどの手段がとられてい
た。しかしながら、緯糸/経糸の打込本数比を1に近づ
けると座標ズレが大きくなる欠点があり、また経糸の打
込み本数を増やすことは織機に限度があることから、寸
法収縮率の異方性をなくすことを座標ズレの極小化の両
立は困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は寸法収縮率の
異方性をなくすことと座標ズレの極小化の両立といった
問題点を解決するため種々検討した結果なされたもの
で、その目的とするところは、寸法収縮の縦横の異方性
の極小化と座標ズレの極小化の両立することが可能であ
る銅張積層板を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は経糸・緯糸に対
して45°方向の抗張力が20kg/25mm以下でかつ経
糸/緯糸の重量比が0.8以上1.2以下であるガラスク
ロスを用い、これにエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂ワ
ニスを含浸乾燥してプリプレグを得、これを所定枚数成
形することを特徴とする積層板の製造方法であり、好ま
しくは開織処理によりガラスクロスの通気度が3cc/c
2/sec以下であるガラスクロスを用いた積層板の製造
方法である。以下に本発明を詳しく説明する。
【0007】ガラスクロスに使われるヤーンはフィラメ
ントの平均径が一般に8.0μm 〜11.0μm のもの
が用意され、これが通常400本程度より合わされて1
本のヤーンとなる。本発明にかかるガラスクロスは経糸
・緯糸に対して45°方向の抗張力が20kg/25mm以
下で経糸/緯糸の重量比〔(経糸のヤーンの重量)×
(経糸の打込本数)/(緯糸のヤーンの重量)×(緯糸
の打込本数)〕が0.8以上1.2以下になるように織
り合わされたものである。ガラスクロスの重量は200
−230g/m2のものが好ましい。このガラスクロス
は通常のとおり熱硬化性樹脂が含浸されてプリプレグと
なり、このプリプレグの複数枚と少なくとも片面に配さ
れた銅箔とが加熱、加圧下で積層一体化されて銅張積層
板が形成される。
【0008】経糸/緯糸の重量比は好ましくは0.9〜
1.1であり、経糸・緯糸に対して45°方向の抗張力
についても好ましくは15kg/25mm以下である。経
糸、緯糸の平均モノフィラメント径は特に限定されない
が、好ましくは8.0〜11.0μmである。ガラスフィ
ラメントをより合わせる本数については、400本程度
に限らず上記条件を満足していれば何本でもよく特に限
定されない。より方向も限定されるものではない。
【0009】上記のガラスクロスにおいて、ヤーンを予
め開織し、それを織ったガラスクロスにさらに開織処理
を施したものはさらに効果がある。ガラスクロスの通気
度は一般に10cc/cm2/sec程度であるが、これに対
して、この発明にかかるガラスクロスの通気度は3cc/
cm2/sec以下であり、好ましくは1cc/cm2/sec以
下である。
【0010】ヤーン及びガラスクロスの開織方法は、予
め空気、不活性ガスなどの気体、あるいは水や有機溶剤
などの液体を吹きつけ物理的に開織させるのが一般的で
ある。開織の度合は吹きつける流体の種類や流量により
任意にコントロールが可能である。なお通気度の測定は
JIS L 1096 の 6.27.1 に記載されたフラジール型試験
機を用いて行った。
【0011】本発明に用いられる熱硬化性樹脂は、エポ
キシ樹脂の他にポリイミド樹脂、フェノール樹脂、ポリ
エステル樹脂などがあり、特に限定されるものではな
い。
【0012】
【実施例】
[実施例1]経糸/緯糸の重量比が1.08、経糸・緯糸
に対して45°の抗張力が12.0kg/25mm、重量が
215g/m2 であるガラスクロス(クロスA)を使用
し、エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ樹脂(株)製E
P−5045)100重量部(以下、部という)、硬化
剤ジシアンジアミド4.7部、硬化促進剤2−エチル−
4−メチルイミダゾール及び溶剤からなるエポキシ樹脂
ワニスを含浸乾燥してプリプレグを得た。このプリプレ
グを8枚積層して両面に銅箔(18μm)を重ね、加熱
加圧成形して板厚1.6mm のエポキシ樹脂銅張積層板を
得た。この銅張積層板の特性、すなわち寸法変化率、座
標ズレを測定した。
【0013】[実施例2]実施例1と同様のガラスクロス
でヤーン及びガラスクロスに開織処理を施して通気度
1.5cc/cm2/sec としたガラスクロス(クロスB)
を使用して以下実施例と同様にして積層板を得、特性を
測定した。
【0014】[比較例1]経糸/緯糸の重量比が1.3
2、重量が215g/m2であり、経糸・緯糸に対して
45°の抗張力が15.0kg/25mm であるガラスクロ
ス(クロスC)を使用して以下実施例1と同様にして積
層板を得、特性を測定した。
【0015】[比較例2]経糸/緯糸の重量比が1.0
0、重量が215g/m2であり、経糸・緯糸に対して
45°方向の抗張力が32.0kg/25mm であるガラス
クロス(クロスD)を使用して、以下実施例1と同様に
して積層板を得、特性を測定した。
【0016】これらの実施例及び比較例の特性を表1に
示す。
【表1】
【0017】注1:サイズ330×330mmの銅張積層
板に縦方向及び横方向に2点ずつ孔をあけて寸法(A)
を測定した後、全面エッチングし、180℃、30分加
熱処理した寸法(B)を測定する。そしてそれぞれの座
標より2点間の長さを求めて(B−Aの長さ)/(Aの
長さ)×100(%)により寸法変化率を求める。
【0018】注2:基準孔を原点とし、この孔から20
0mm以内の任意の点をとり、その座標を決める。銅張積
層板を全面エッチングし、180℃、30分加熱後、前
記任意の点の座標を測定し、はじめの位置からズレてい
る距離を求める。前記範囲内におけるその最大値を座標
ズレとする。
【0019】
【発明の効果】本発明で得られる熱硬化性樹脂銅張積層
板は従来の積層板と比較して特に寸法安定性に優れてい
る。従ってプリント配線板の設計の自由度が拡大される
とともに各工程間での寸法補正のためのスケーリングを
縦横別々に行う必要がないことから、ファインパターン
用のプリント配線板の製造に最適である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経糸・緯糸に対して45°方向の抗張力
    が20kg/25mm以下でかつ、経糸/緯糸の重量比が
    0.8以上1.2以下であるガラスクロスを用い、これに
    エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂ワニスを含浸乾燥し
    て、プリプレグを得、これを所定枚数積層成形すること
    を特徴とする積層板の製造方法。
  2. 【請求項2】 ヤーンを予め開織し、それを織ったガラ
    スクロスに更に開織処理を施し、通気度が3cc/cm2
    /sec以下としたガラス織布を使用することを特徴とす
    る請求項1記載の積層板の製造方法。
JP3303381A 1991-11-19 1991-11-19 積層板の製造方法 Pending JPH05138791A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0873860A3 (en) * 1997-04-24 1999-10-13 Sumitomo Bakelite Company Limited Laminate and process for producing the same

Cited By (3)

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US6117516A (en) * 1997-04-24 2000-09-12 Sumitomo Bakelite Company Limited Laminate and process for producing the same
CN1075440C (zh) * 1997-04-24 2001-11-28 住友电木株式会社 层压制品及其生产方法

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