JPH05138648A - 石材加工装置 - Google Patents

石材加工装置

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Publication number
JPH05138648A
JPH05138648A JP33157191A JP33157191A JPH05138648A JP H05138648 A JPH05138648 A JP H05138648A JP 33157191 A JP33157191 A JP 33157191A JP 33157191 A JP33157191 A JP 33157191A JP H05138648 A JPH05138648 A JP H05138648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stone material
cutting
blades
plate
rotary blades
Prior art date
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Pending
Application number
JP33157191A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatoshi Ono
小野喬利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP33157191A priority Critical patent/JPH05138648A/ja
Publication of JPH05138648A publication Critical patent/JPH05138648A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄い天然石材を、途中で割らずに薄く切断で
きるようにした石材加工装置を提供する。 【構成】 所要厚さに加工された板状石材の両側面にハ
ニカム構造体等の裏打ち部材を貼着し、この裏打ち部材
に挟まれた板状石材を切断する。板状石材の両端面に同
時に切削加工を施す一対の回転ブレードを配設し、かつ
板状石材の切削送り方向に沿って順次回転ブレードの間
隔を狭くした複数対の回転ブレードを並設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天然石材を薄く切断す
るための石材加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、天然石材を切断してタイル状の
板状物に加工する装置は、石材を保持する保持手段と、
この保持手段に保持された石材を切断する切断手段とか
ら構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の石材加工装
置では、天然石材を或る程度までは薄く切断できるが、
厚さ5mm程度のものは途中で割れたりして切断加工は困
難であり、石材タイルのコストを必然的に高騰させる原
因になっている。
【0004】本発明は、このような従来の問題点を解決
するためになされ、5mm以下の薄い石材であってもその
両側面にハニカム構造体等の裏打ち部材を貼着し、この
裏打ち部材に挟まれた板状石材を切断できるようにし
た、石材加工装置を提供することを課題としたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を技術的に解決
するための手段として、本発明は、所要厚さに加工され
た板状石材の両側面にハニカム構造体等の裏打ち部材が
貼着され、この裏打ち部材に挟まれた板状石材を切断す
る石材加工装置であって、前記板状石材の両端面に同時
に切削加工を施す一対の回転ブレードが配設され、かつ
板状石材の切削送り方向に沿って順次回転ブレードの間
隔を狭くして複数対の回転ブレードが並設されたことを
要旨とするものである。
【0006】
【作 用】板状石材の両側面に貼着された裏打ち部材を
両側から押さえ付けながら、複数対並設された回転ブレ
ードに沿ってそのブレード間隔の広い方から狭い方向に
送り込むと、板状石材の両端面から順次深く切り込ま
れ、途中で割れることなく1回通過させるだけで綺麗に
切断することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳説する。図1において、1は装置のフレームであり、
ほぼ中央部にガイドレール2が水平に設けられ、このガ
イドレール2に沿って押さえ部材3が摺動自在に設けら
れている。
【0008】前記ガイドレール2は、図2に示すように
底部の中央部に所定の幅を有するスリット2aが長さ方
向に沿って形成され、前記押さえ部材3は左右一対の押
さえ片3aから構成され、被加工物4を両側から挟んで
保持した状態で前記ガイドレール2に沿って摺動できる
ようにしてある。この時、押さえ部材3の押さえ片3a
の間には、前記スリット2aに対応する隙間5があくよ
うにしてある。
【0009】6、7、8は前記被加工物4を切断するた
めの切断部材であり、何れも前記フレーム1の上下に配
設された一対の回転ブレードから形成され、これら3対
の切断部材は前記ガイドレール2の長さ方向に沿って並
設され、かつ一対の回転ブレードの間隔が次第に狭くな
るようにしてある。
【0010】即ち、第1の切断部材6は厚さ1mm程度の
一対の回転ブレード6a、6bより成り、何れも上下方
向に位置調整可能に設けられると共に、上部の回転ブレ
ード6aは反時計方向に、下部の回転ブレード6bは時
計方向に同時に同速度で回転し、下部の回転ブレード6
bは前記ガイドレール2のスリット2aから一部突出さ
せ、上部の回転ブレード6aとの間隔L1 は比較的広く
設定されている。
【0011】第2の切断部材7も厚さ1mm程度の一対の
回転ブレード7a、7bより成り、何れも上下方向に位
置調整可能に設けられると共に、上部の回転ブレード7
aは反時計方向に、下部の回転ブレード7bは時計方向
に同時に同速度で回転し、下部の回転ブレード7bは前
記ガイドレール2のスリット2aから一部突出させ、上
部の回転ブレード7aとの間隔L2 は前記間隔L1 より
狭く設定されている。
【0012】第3の切断部材8も同様に、厚さ1mm程度
の一対の回転ブレード8a、8bより成り、何れも上下
方向に位置調整可能に設けられると共に、上部の回転ブ
レード8aは反時計方向に、下部の回転ブレード8bは
時計方向に同時に同速度で回転し、下部の回転ブレード
8bは前記ガイドレール2のスリット2aから一部突出
させ、上部の回転ブレード8aとの間隔L3 は接触を避
ける程度の極小値に設定されている。
【0013】前記被加工物4は、厚さ4mm程度の薄い板
状石材4aの両側面にアルミニウムハニカム構造体等の
裏打ち部材4bが左右対称に貼着されており、この被加
工物4を前記押さえ部材3で両側から押さえて保持しな
がら前記ガイドレール2に沿って移動させ、前記切断部
材6、7、8によって板状石材4aを切断することがで
きる。
【0014】被加工物4の板状石材4aに対して、先ず
最初に第1の切断部材6の回転ブレード6a、6bによ
り上下の端面から同時に切削加工が施され、この時の切
り込み深さは、被加工物4の高さをHとすると上下合わ
せて(H−L1 )であり、次に第2の切断部材7の回転
ブレード7a、7bによって更に深く切削加工が施さ
れ、その切り込み深さは上下合わせて(H−L2 )とな
り、最後に第3の切断部材8の回転ブレード8a、8b
により(H−L3 )の深さまで切削加工され、前記のよ
うにL3 ≒0であるからこの時点で切り込み深さはほぼ
Hと等しくなり、つまり板状石材4aは切断されること
になる。しかしながら、切断しきれなかった部分が石材
表面に突起となって残る場合には、後でその部分を研磨
して切り除いても良いし、又装置に研磨機能を設け自動
的に取り除くようにしても良い。更に、最後の切削にお
いて切り残りが生じないように1つの回転ブレードで完
全切削しても良い。
【0015】この場合は、1つの回転ブレードにより板
状石材4aをいきなり深く切り込んで切断するのではな
く、一対の回転ブレードにより上下端面からしかも3回
に分けて徐々に切り込み深さを増加させながら切断する
ものであるから、板状石材4aに掛かる切削抵抗を極め
て小さくすることができ、これにより切断時の割れを未
然に防止することができる。
【0016】更に、板状石材4aの両側面には裏打ち部
材4bが貼着されているので、前記押さえ部材3による
保持がし易く、かつガイドレール2に沿って移動させる
時及び切削加工時にも確実に保持することができ、被加
工物4の保持状態を安定させると共に板状石材4aを十
分保護することができる。
【0017】このようにして板状石材4aを真ん中から
切断すると、裏打ち部材4bにより補強された石材タイ
ルが2個形成されることとなり、この石材タイルはその
まま建物等の内、外装材として使用することができるの
で非常に便利である。裏打ち部材4bは、被加工物4の
切断時に板状石材4aの保護部材として、及び切断後に
は石材タイルの補強部材としての両機能を果たすもので
ある。
【0018】尚、前記実施例では3対の回転ブレードを
並設したが、これに限定されることなく2対或は4対以
上の回転ブレードで実施することが可能であり、又上下
の回転ブレードの間隔も適宜設定することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
天然石材を薄く切断するための石材加工装置において、
板状石材の両側面に貼着した裏打ち部材を両側から押さ
え付けながら、複数対並設された回転ブレードに沿って
そのブレード間隔の広い方から狭い方向に送り込むよう
に構成したので、板状石材は両端面から順次深く切り込
まれ、切削抵抗を小さくして割れを未然に防止すると共
に、1回通過させるだけで能率良くしかも綺麗に切断す
ることができる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す装置の概略側面図であ
る。
【図2】 その要部の縦断面図である。
【図3】 被加工物の斜視図である。
【図4】 切断された被加工物の斜視図である。
【符号の説明】
1…フレーム 2…ガイドレール 2a…スリット
3…押さえ部材 3a…押さえ片 4…被加工物 4a…板状石材
4b…裏打ち部材 5…隙間 6…第1の切断部材 6a、6b…回転
ブレード 7…第2の切断部材 7a、7b…回転
ブレード 8…第3の切断部材 8a、8b…回転
ブレード L1 、L2 、L3 …間隔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要厚さに加工された板状石材の両側面
    にハニカム構造体等の裏打ち部材が貼着され、この裏打
    ち部材に挟まれた板状石材を切断する石材加工装置であ
    って、前記板状石材の両端面に同時に切削加工を施す一
    対の回転ブレードが配設され、かつ板状石材の切削送り
    方向に沿って順次回転ブレードの間隔を狭くして複数対
    の回転ブレードが並設されたことを特徴とする石材加工
    装置。
JP33157191A 1991-11-21 1991-11-21 石材加工装置 Pending JPH05138648A (ja)

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JP33157191A JPH05138648A (ja) 1991-11-21 1991-11-21 石材加工装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP33157191A JPH05138648A (ja) 1991-11-21 1991-11-21 石材加工装置

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Publication Number Publication Date
JPH05138648A true JPH05138648A (ja) 1993-06-08

Family

ID=18245145

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33157191A Pending JPH05138648A (ja) 1991-11-21 1991-11-21 石材加工装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005238730A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Takeshi Miyake ボード切断具
CN110435012A (zh) * 2019-08-12 2019-11-12 福建弘高创意石材制品有限公司 一种可弯曲的透光石材的制作方法

Cited By (3)

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JP4493369B2 (ja) * 2004-02-27 2010-06-30 武志 三宅 ボード切断具
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