JP4435546B2 - Alcパネルの表面加工工具、表面加工装置及び表面加工方法 - Google Patents

Alcパネルの表面加工工具、表面加工装置及び表面加工方法 Download PDF

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Description

本発明は、ALC(軽量気泡コンクリート)パネルの表面に割石調の意匠溝を加工する表面加工工具、表面加工装置及び表面加工方法に関するものである。
従来、特許文献1に記載された表面加工工具が知られている。この表面加工工具51は、図10に示すように、くちばし形状の刃部52を備えている。刃部52の前面には、すくい角θ1が約80°のすくい面53が設けられている。すくい面53の先端には、刃幅Wが約9mmの切刃54が正面直線となるように形成されている。そして、刃部52をALCパネル55の端面から表面部に切り込ませ、すくい面53でALC母材を割り砕き、切刃54でALC母材を切削して、ALCパネル55の表面に割石調の意匠溝56を加工するようになっている。
特開2001−138320号公報
ところが、従来の表面加工工具51によると、次のような問題点があった。
(a)すくい面53のすくい角θ1が約80°と大きいため、ALC母材に大きな持ち上げ力が作用し、切刃54の周囲にクラック59が拡がりやすい。
(b)このため、ALC母材がクラック59に沿って広い面積で剥離し、割砕片57が大形化し、意匠溝56が深さに比較し幅の広い断面形状で加工される。
(c)意匠溝56の幅が広くなると、隣接する意匠溝56の間のパネル表面に平坦部58を残すためには、意匠溝56のピッチPを大きく設定する必要があり、パネル表面のデザインが図11に示すように大柄なものとなる。
(d)また、刃部52の切り込み方向終端において、ALCパネル55の端面に大きな欠け抜けが発生しやすく、パネル同士の接合部の見栄えが悪くなる。
(e)切刃54が正面直線形状に形成されているので、意匠溝56の底部両隅に角ができ、溝底の幅を6mm以下と狭くした場合に、塗料が表面張力によって溝底両隅に付着しにくくなる。
(f)刃部52の底面が広い面積でALC母材を擦るため、溝底面の気泡が潰れやすく、塗料の載りが悪くなる。
(g)刃部52の底面全体でALCパネル55を押圧するため、パネル支持基盤や工具ホルダ等に大きな負荷がかかり、表面加工装置各部の剛性を高めるための対策が必要となる。
(h)切刃54の幅Wが約9mmと広いため、図11に示すように、意匠溝56の底面が目地として機能し、パネル表面のデザインが目地で区画された単純なブロック模様に限られる。
本発明の目的は、上記課題を解決し、ALCパネルの表面に深さと幅の調和した意匠溝を加工できる表面加工工具、複数の意匠溝を狭いピッチで見栄えよく配列したALCパネルに好適な表面加工方法及び表面加工装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の表面加工工具は、ALCパネルの表面に割石調の意匠溝を加工する非回転式の工具であって、刃部の前面にALC母材を割り砕くすくい角が5〜45°のすくい面を形成し、すくい面の先端にALC母材を切削する切刃を設けたことを特徴とする。
ここで、非回転式の表面加工工具は、回転運動を伴わない溝切り工具であって、ALCパネルとの相対的な直線移動又は曲線移動によりパネル表面に意匠溝を加工する。表面加工工具の刃部は、特定の構造に限定されず、シャンク等の工具主体に一体形成してもよく、工具主体に溶接又はロウ付け等により固着してもよく、工具主体にボルト等で交換可能に取り付けてもよい。
刃部の前面には、ALC母材を割り砕くためのすくい面が設けられる。すくい面のすくい角は、5〜45°が適当である。すくい角とは、すくい面とパネル表面に垂直な面とのなす角度である。すくい角が5°未満になると、ALC母材に過大な圧縮力が作用するため、母材が細かく粉砕され、深さに比較し幅の狭い意匠溝が加工される。また、すくい角が45°を超えると、切刃の周囲にクラックが拡がりやすく、持ち上げ力も大きくなるため、母材が広い面積で剥離し、深さに比較し幅の広い意匠溝が加工される。
従って、すくい角が5〜45°、より好ましくは10〜30°の範囲であると、ALC母材を適度な持ち上げ力で適当な大きさに割り砕いて、深さと幅の調和した意匠溝を加工することができる。また、すくい面の正面形状は、意匠溝の断面形状に応じて適宜に決定できるが、意匠溝の深さと幅がよく調和する点で、すくい面を正面略V字形に形成し、その刃先角を好ましくは20〜40°、より好ましくは25〜35°に設定するとよい。なお、刃先角とは、すくい面の幅方向両側縁が切刃から開く角度である。
切刃の形状は、正面直線形状でもよいが、溝底への塗料の乗りがよくなる点で、正面円弧形状が望ましい。特に、溝底を6mm以下の幅で狭く切削する場合には、溝底に角ができないように、切刃に意匠溝の底部両隅を曲面切削するR部を設けるのが好ましい。もちろん、切刃全体をR部としてもよい。R部の円弧半径は1.0mm以上が好ましい。また、溝底への塗料の乗りをよくするためには、刃部と母材の摩擦によって気泡が潰れないように、刃部の底に逃げ面を設けるのが好ましい。逃げ面の逃げ角は好ましくは5〜15°、より好ましくは9〜11°に設定するとよい。
本発明は、上記表面加工工具を用いてパネル表面に割石調の意匠溝が加工されたALCパネルを提供する。このALCパネルは、意匠溝が表面加工工具のすくい面により割り砕かれた割肌部と、割肌部の底に表面加工工具の切刃により切削された幅3〜5mmの切肌部とからなり、パネル表面に複数の意匠溝を切肌部の中心間距離にして10〜20mmのピッチで加工し、隣接する意匠溝の間のパネル表面に平坦部を残したことを特徴とする。
ここで、意匠溝の深さを一定とした場合、切肌部の幅と割肌部の幅とはほぼ比例する関係にある。これは、表面加工工具において切刃の刃幅とすくい面の幅とが比例関係にあることの反映である。このため、切肌部の幅が3mm未満になると、割肌部の幅が狭くなりすぎ、意匠溝が深さに比較し幅の狭い断面形状に形成される。逆に、切肌部の幅が5mmを超えると、割肌部の幅が広くなりすぎ、意匠溝が深さに比較し幅の広い断面形状に形成される。従って、切肌部の幅は3〜5mmが適当であり、この範囲であれば、意匠溝を深さと幅の調和した断面形状で形成することができる。
この断面形状において、意匠溝のピッチは10〜20mmが適当である。ピッチが10mm未満になると、隣接する意匠溝の間の平坦部の幅が狭くなりすぎ、パネル製品を積み重ねて保管するとき又は施工時などに、パネル表面(意匠溝間の稜線)に欠けが発生しやすくなる。ピッチが20mmを超えると、平坦部の幅が広くなりすぎ、割肌部が相対的に狭く見え、割肌による意匠効果が低下する。従って、意匠溝のピッチが10〜20mmの範囲であれば、割肌部と平坦部の幅を適切にして、複数の意匠溝を比較的狭いピッチで見栄えよく配列することができる。なお、意匠溝の深さは、ピッチと調和する点で、3〜10mmであるのが好ましい。
また、パネル表面に目地を形成し、目地で区画された複数の領域にそれぞれ複数の意匠溝を配列するとよい。目地の幅は、例えば6〜20mm程度と、切肌部の幅よりも広く設定するのが好ましい。こうすれば、複数の意匠溝を小領域にまとめて配列し、各領域を明瞭に区分して、パネル表面に斬新なデザインを創作することができる。また、領域をパネル表面から浮き出させるためには、目地を意匠溝よりも深く形成するのが望ましい。目地の延びる方向は、縦方向、横方向、縦横両方向、斜め方向等を例示できる。目地によるパネル表面の全体模様は、格子模様、レンガ模様、千鳥掛模様等を例示できる。
本発明は、上記表面加工工具を用いてALCパネルの表面に割石調の意匠溝を加工する方法を提供する。この表面加工方法は、複数の表面加工工具を切刃がパネル表面部の所定深さに食い込む状態で保持し、表面加工工具又はALCパネルをパネル表面と平行な方向へ相対的に移動させ、パネル表面に複数の意匠溝を加工することを特徴とする。
ここで、パネル表面を目地で区画する場合には、意匠溝を加工した後に、表面加工工具の切刃よりも切削幅の広い回転切削工具を用いてパネル表面に目地を加工するとよい。この方法によれば、溝加工後に回転切削工具で目地加工を行うので、意匠溝と目地との交差部に欠けが発生しにくく、溝ライン及び目地ラインを共に美しく加工することができる。
さらに、本発明は、上記表面加工工具を用いてALCパネルの表面に割石調の意匠溝を加工する装置を提供する。この表面加工装置は、複数の表面加工工具を切刃がパネル表面部の所定深さに食い込む状態で保持する工具ホルダと、工具ホルダ又はALCパネルをパネル表面と平行な方向へ相対的に移動させる機構とを備えたことを特徴とする。
ここで、パネル表面に目地を加工する場合には、目地加工用の回転切削工具(研削工具を含む)に表面加工工具の切刃よりも切削幅の広い刃部を設けるとよい。回転切削工具としては、パネル表面と直角な軸線周りで回転する円筒状切削工具、或いは、パネル表面と平行な軸線周りで回転する円盤状切削工具を使用できる。円筒状切削工具の場合は、刃部の刃先を目地幅と同じ直径の円筒面上に設けることで、表面加工工具の切刃よりも広い切削幅が得られる。円盤状切削工具の場合は、目地幅と同じ刃幅の刃部を円盤の周縁上に設けることで、表面加工工具の切刃よりも広い切削幅が得られる。
以上詳述したように、本発明の表面加工工具によれば、刃部にすくい角が5〜45°のすくい面を設けたので、ALCパネルの表面に深さと幅の調和した意匠溝を加工できるという効果がある。本発明の表面加工方法及び装置によれば、ALCパネルの表面を複数の前記意匠溝が配列した優れたデザインで加工できるという効果がある。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
<表面加工工具>
図1,図2に表面加工工具の実施例を示す。この表面加工工具1は、非回転式の溝切り工具であり、ALCパネル11の表面と平行な方向への直線移動により、パネル表面に割石調の意匠溝12を加工する。工具主体であるシャンク2の下端には刃部3が一体形成されている。刃部3の前面にはすくい面4が形成され、このすくい面4によりALC母材が割り砕かれ、パネル表面部に割肌部13が加工される。すくい面4の先端には切刃5が設けられ、切刃5によりALC母材が切削され、割肌部13の底に切肌部14が加工される。刃部3の底には逃げ面6が、切肌部14との接触面積が小さくなるように、後ろ上がりの斜状に設けられている。
この実施例において、すくい面4のすくい角θ1は15°である。すくい面4の正面形状は先丸のV字形である。すくい面4の刃先角θ2は30°である。切刃5の刃幅Wは3.6mmである。切刃5は正面円弧形状に形成されている。詳しくは、図2(c)に示すように、切刃5には、意匠溝12の底部両隅、つまり、切肌部14の幅方向両側部分を曲面切削するR部5aが設けられている。R部の円弧半径は1.5mmである。R部5aは、直線部5bを介して接続してもよく、図2(d)に示すように、全体が円弧をなす切刃5の両端部分に設けてもよい。逃げ面6の逃げ角θ3は10°前後である。なお、切刃5より上側において、刃部3の両側面に横逃げ面を設けて実施することもできる。
従って、この表面加工工具1によれば、次のような作用効果が得られる。
(1)すくい面4のすくい角θ1を15°に設定したので、従来と比較し小形の割砕片7が得られ、意匠溝12を深さと幅の調和した断面形状で加工できる。
(2)意匠溝12の全長にわたりほぼ同じ大きさの割砕片7が得られ、ALC母材の抗力が低下するパネル端面でも大きな欠け抜けが発生しなくなる。
(3)すくい面4を正面V字形に形成し、刃先角θ2を30°に設定したので、さいころ形状の割砕片7が得られ、意匠溝12の深さと幅がよく調和する。
(4)切刃5のR部5aが意匠溝12の底部両隅を曲面に切削するので、切肌部14を3.6mmと狭い幅で加工する場合でも、塗料を溝底全面に均一に付着させることができる。
(5)刃部3の底に逃げ面6を設けたので、刃部3と母材との摩擦によって切肌部14の気泡が潰れにくくなり、溝底への塗料の乗りがよくなる。
(6)刃部3の底面とパネル11との接触面積が縮小するので、工具1がパネル11を押す力を小さくして、表面加工装置に作用する負荷を軽減できる。
<ALCパネル>
図3〜図6にALCパネルの実施例を示す。このALCパネル11には、図1,図2の表面加工工具1を用いて、パネル表面に複数の割石調の意匠溝12が加工されている。意匠溝12は、表面加工工具1のすくい面4により割り砕かれた割肌部13と、割肌部13の底に表面加工工具1の切刃5により切削された切肌部14とからなっている。隣接する意匠溝12の間のパネル表面には平坦部15が残されている。また、パネル表面に目地16が縦横に形成され、目地16で区画された複数の意匠領域17にそれぞれ複数の意匠溝12が配列されている。
この実施例において、意匠溝12のピッチPは、切肌部14の中心間距離にして15mmである。意匠溝12の平均的な幅は10mm前後であり、平坦部15の平均的な幅が5mm前後である。切肌部14の幅W1は、切刃5の刃幅Wと同じ3.6mmである。意匠溝12の深さD1は7.5mmである。目地16の幅W2は、切肌部14の幅W1よりも広い15mmである。目地16の深さD2は、意匠溝12の深さD1よりも深い15mmである。意匠領域17の大きさは75mm×150mmであり、各領域17に4条の意匠溝12が配列されている。目地16によるパネル表面の全体模様として、図3に格子模様を示し、図6にレンガ模様を示した。
従って、このALCパネル11によれば、次のような効果が得られる。
(7)切肌部の幅を3.6mmに設定したので、意匠溝12を深さ7.5mm、幅10mm前後と調和のとれた断面形状で形成することができる。
(8)この断面形状において、意匠溝12のピッチを15mmに設定したので、溝幅を10mm前後、平面幅を5mm前後に配分して、複数の意匠溝12を従来と比較し大幅に狭いピッチで見栄えよく配列することができる。
(9)意匠溝12の深さが7.5mmであるので、溝ピッチと溝深さとが調和するとともに、割肌部13に適度の陰影を与えることができる。
(10)パネル表面を切肌部14よりも幅広の目地16で複数の意匠領域17に区画したので、意匠溝12を小領域にまとめて配列し、各領域17を明瞭に区分して、パネル表面に斬新なデザインを創作することができる。
(11)目地16を意匠溝12よりも深く形成したので、意匠領域17をパネル表面から浮き出させ、表面デザインを立体感あるものとすることができる。
<表面加工装置>
図7,図8にALCパネルの表面加工装置を示す。この実施例の表面加工装置21は、ALCパネル11を載せるための基盤22を備えている。基盤22の上には、機枠23がレール24に沿ってALCパネル11の表面加工方向と直角の方向へ移動可能に設置されている。機枠23の上部には、走行体25がレール26に沿ってALCパネル11の表面と平行に加工方向へ走行可能に支持されている。走行体25には工具ホルダ27が取り付けられ、工具ホルダ27に意匠溝12を加工する複数本の表面加工工具1と、目地16を加工するルータ28とが交換可能に取り付けられている。
表面加工工具1は、例えば6本が15mmの等ピッチで並び、切刃5がパネル表面部の所定深さに食い込む状態で工具ホルダ27に保持されている。ルータ28には、回転切削工具である切削刃29が表面加工工具1の切刃5よりも下位においてパネル表面と直角な軸線周りで回転可能に設けられている。切削刃29には、目地16の幅と同じ直径の円筒面に切刃5よりも切削幅の広い刃部が設けられている。そして、走行体25により工具ホルダ27をパネル表面と平行な方向へ移動させる機構が構成され、表面加工工具1により意匠溝12を加工した後に、切削刃29で目地16を加工するようになっている。
なお、目地16を意匠溝12と直交する方向へ加工するときには、ALCパネル11が90°向きを変えて基盤22上に載置される。また、基盤22の上にALCパネル11を載せるターンテーブルを設けて実施することもできる。或いは、走行体25を直交2軸方向へ走行可能に設けてもよく、ルータ28専用の走行体を直交2軸方向へ走行可能に設けてもよい。
上記構成の表面加工装置21によれば、次のような作用効果が得られる。
(12)図1,図2の表面加工工具1を工具ホルダ27に保持して、ALCパネル11の表面に意匠溝12を加工するので、上記(1)〜(6)と同様の作用効果が得られる。
(13)6本の表面加工工具1を工具ホルダ27に保持したので、走行体25の一行程につき6条の意匠溝12を能率よく加工できる。
(14)加工時には、6本の表面加工工具1がパネル11を同時に押すが、工具1本あたりの押圧力が小さいので、工具ホルダ27や走行体25等の剛性を高めるための対策が不要であり、必要に応じ、さらに工具1の本数を増やして、加工能率を上げることもできる。
(15)ルータ28の切削刃29が表面加工工具1の切刃5よりも下位で、かつ切刃5よりも広い切削幅で目地16を加工するので、上記(10),(11)と同様の作用効果が得られる。
<表面加工方法>
図9にALCパネルの表面加工方法を示す。図3又は図6に示すALCパネル11の表面加工にあたり、まず、(a)に示すように、ALCパネル11を上記表面加工装置21の基盤22の上に載せる。次に、(b)に示すように、6本の表面加工工具1を切刃5がパネル表面部の所定深さに食い込む状態で工具ホルダ27に保持し、機枠23を移動させて、工具ホルダ27をパネル片側の加工開始位置に位置決めする。そして、走行体25を駆動し、表面加工工具1をALCパネル11の端面からパネル表面と平行な方向へ移動させ、パネル表面に最初の6条の意匠溝12を加工する。続いて、工具ホルダ27を次の加工位置に順次位置決めし、同様にして、ALCパネル11の表面全体に意匠溝12を加工する。
意匠溝12を加工した後には、(c)に示すように、工具ホルダ27にルータ28を取り付け、走行体25を駆動し、切削刃29によりパネル表面を切削し、意匠溝12の切肌部14よりも幅広でかつ深い目地16を加工する。その後、(d)に示すように、意匠溝12と直交する方向の目地16を加工し、図3又は図6に示す表面形状のパネル製品を完成する。なお、走行体25に工具ホルダ27を180°反転可能に設け、走行体25の一往復につき意匠溝12を工具1の本数の2倍の数で加工する方法を採用することもできる。
上記表面加工方法によれば、表面加工装置21と同様の作用効果に加え、次のような特有の作用効果が得られる。
(16)意匠溝12を加工した後に切削刃29で目地16を切削するので、意匠溝12と目地16とが交差する部分に欠けが発生しにくく、パネル表面に溝ライン及び目地ラインを共に美しく加工することができる。
本発明に係る表面加工工具の実施例を示す斜視図である。 図1の表面加工工具の刃部を示す詳細図である。 本発明に係るALCパネルの実施例を示す平面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図3のALCパネルの一部を詳細に示す斜視図である。 本発明に係るALCパネルの別の実施例を示す平面図である。 本発明に係る表面加工装置の実施例を示す正面図である。 図7の表面加工装置の要部を詳細に示す斜視図である。 本発明に係る表面加工方法の実施例を示す工程図である。 従来の表面加工工具を示す説明図である。 従来のALCパネルを示す平面図である。
符号の説明
1 表面加工工具
3 刃部
4 すくい面
5 切刃
5a R部
6 逃げ面
11 ALCパネル
12 意匠溝
13 割肌部
14 切肌部
15 平坦部
16 目地
17 意匠領域
21 表面加工装置
25 走行体
27 工具ホルダ
29 切削刃
θ1 すくい角
θ2 刃先角
θ3 逃げ角

Claims (8)

  1. ALCパネルの表面に割石調の意匠溝を加工する非回転式の工具であって、刃部の前面にALC母材を割り砕くすくい角が5〜45°のすくい面を形成し、すくい面の先端にALC母材を切削する切刃を設けたことを特徴とするALCパネルの表面加工工具。
  2. 切刃に意匠溝の底部両隅を曲面切削するR部を設けた請求項1に記載のALCパネルの表面加工工具。
  3. 刃部の底に逃げ面を設けた請求項1又は2に記載のALCパネルの表面加工工具。
  4. すくい面を刃先角が20〜40°の正面略V字形に形成した請求項1、2又は3に記載のALCパネルの表面加工工具。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載された表面加工工具を用いて、ALCパネルの表面に割石調の意匠溝を加工する方法であって、複数の表面加工工具を切刃がパネル表面部の所定深さに食い込む状態で保持し、表面加工工具又はALCパネルをパネル表面と平行な方向へ相対的に移動させ、パネル表面に複数の意匠溝を加工することを特徴とするALCパネルの表面加工方法。
  6. 意匠溝を加工した後に、表面加工工具の切刃よりも切削幅の広い回転切削工具を用いてパネル表面に目地を加工する請求項に記載のALCパネルの表面加工方法。
  7. 請求項1〜4のいずれか一項に記載された表面加工工具を用いて、ALCパネルの表面に割石調の意匠溝を加工する装置であって、複数の表面加工工具を切刃がパネル表面部の所定深さに食い込む状態で保持する工具ホルダと、工具ホルダ又はALCパネルをパネル表面と平行な方向へ相対的に移動させる機構とを備えたことを特徴とするALCパネルの表面加工装置。
  8. パネル表面に目地を加工する回転切削工具を備え、該工具に表面加工工具の切刃よりも切削幅の広い刃部を設けた請求項に記載のALCパネルの表面加工装置。
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