JP2632295B2 - 石割り方法及びこの方法に使用する道具 - Google Patents

石割り方法及びこの方法に使用する道具

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JP2632295B2
JP2632295B2 JP26093594A JP26093594A JP2632295B2 JP 2632295 B2 JP2632295 B2 JP 2632295B2 JP 26093594 A JP26093594 A JP 26093594A JP 26093594 A JP26093594 A JP 26093594A JP 2632295 B2 JP2632295 B2 JP 2632295B2
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信行 谷口
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TANIGUCHI KOGYO JUGENGAISHA
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  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石材を割って例えば装
飾用の台座や墓石或いは建築材等を製造するさいの石割
り方法及びこの石割り方法に使用する道具を提供する。
【0002】
【従来の技術】従来、石を割るためには、ドリルで例え
ば石材に一列に孔を空けて、この孔の列に沿って切断す
る石割り方法が用いられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、石を割るため
に、石材にドリルで孔を空ける場合には、石が微細な粉
塵となって激しく飛び散り周囲を汚すとともに、常に作
業者は塵肺に侵される危険に暴露されるという問題点が
あった。従来の方法で石を割った場合には、その割れ面
にドリルによる孔の残骸が残っているため、この割れ面
を平滑に仕上げるために切削や研磨等の工数を多く必要
とするという問題点があった。これにより、石材の歩留
りも低下して、高価な石材の場合には経済的損失が大き
くなるという問題点があった。
【0004】本発明は、上記の問題点を解決するため、
石材を打撃する石割り方法を提供するとともに、この石
割り方法に使用する道具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明石割り方法は、上
記の目的を達成するため、石材の上面にその上面を横切
る溝を形成し、この溝内に一対の中介材を受容し、一対
の中介材間に楔を介入し、この楔を打撃することによっ
て石を割ることを特徴とする。上記溝の両端を開いてあ
ることを特徴とする。上記楔を溝内に受容した一対の中
介材の垂直に近い傾斜面間に介入することを特徴とす
る。石材の上面を描切って形成される溝内に受容される
一対の中介材からなり、この一対の中介材がこれらの間
に介入する楔と接する傾斜面を有することを特徴とす
る。上記中介材は介入部と載置部とから断面略L形材状
に形成してあることを特徴とする。
【0006】
【作用】石材の上面にその上面を横切る溝を形成し、こ
の溝内に一対の中介材を受容し、一対の中介材間に楔を
介入し、この楔を打撃することによって石を割るように
してあるから、石材を容易に分割することができ、割れ
面も平坦であって、この割れ面の仕上げ加工をきわめて
容易に行えるとともに粉塵の発生も極めて微小である。
【0007】
【実施例】本発明石割り方法及びこの方法に使用する道
具を以下、図1から図5の順に説明する。図1は方形体
状の石材1を示す斜視図である。この石材1の上面2は
やや長手の方形状であって、両側の側面3も同じく方形
状である。ここで、石材1はその上面2を水平に位置さ
せて置いてある。なお、石材の形状は方形体状に限らな
い。この上面2の略中央を長手方向に沿って横切る断面
が凹状の溝4を形成し、この溝4の両端を側面3におい
て開いてある(図2)。ここで、溝4の垂直状に起立し
た壁8、8間の幅は側面3の幅に較べて僅かな長さとし
てあり、上面2から水平状の底9までの溝4の深さは側
面3の高さに較べて僅かな深さとしてある。なお、溝の
数は一個に限らない。また溝の形状や幅、深さは石材の
材質や形状等によって適切に決めればよい。
【0008】図3は、一対の中介材5、5を石材1の上
面2の溝4内に受容する前の状態を示す斜視図である。
ここで、一対の中介材5は同一の形状のものである。こ
の中介材5は、この中介材の主体となる垂直状の介入部
10と同じく水平状の載置部11とから厚手でやや長手
の断面略L形材状に形成してある。図中符号6は、介入
部10と載置部11との角である。また、この角6を基
端にして、介入部10に僅かに外側に向かった傾斜角度
を設けて介入部10の外面を傾斜させて、これを中介材
5の傾斜面7としてある。
【0009】図4は、上記の中介材5を石材1の溝4の
全長に沿って掛け止めし溝内に受容した状態及び、楔1
2を中介材5の傾斜面7、7間に介入する前の状態を示
す斜視図である。ここで、中介材5は、載置部11と介
入部10の内面角部を石材1の上面2と溝4との角部に
合わせて、載置部11の内面を石材1の上面2に当接さ
せ、介入部10の内面を溝4の壁8に当接させて掛け止
めしてある。溝4中において、相対する中介材5の垂直
状に近い傾斜面7の角状の下縁7’は溝4の底9より僅
かに高い位置にあり、この相対する下縁7’、7’間に
は僅かな隙間をおいてある。ここで、図中に示す5個の
楔12は全て同一形状のものであり、この楔12は頂部
13が略方形状で、両側の側面14が略倒立二等辺三角
形状であって、一対の方形状の傾斜した正面15を有す
る略V形角材状に形成してある。さらに、楔12の側面
14の頂角は、前述した中介材5の傾斜面7の傾斜角度
の2倍角にしてある。
【0010】図5は、上記5個の楔12をほぼ等間隔を
おいて溝4の全長に沿って、中介材5の相対する傾斜面
7、7間に介入してから、石材1を二つに割った瞬間の
状態を示す斜視図である。ここで、楔12を傾斜面7、
7間に介入したときには、楔12の傾斜した正面15は
傾斜面7と当接している。同時に、楔12の先端部は傾
斜面7の下縁7’、7’の隙間を嵌通して、その先端1
6が溝4の底9に当接している。そこで、石材1を割る
ためには、この5個の楔12の頂部13を交互に又は同
時に繰り返し打撃して、中介材5、5の相対する傾斜面
7、7のそれぞれに外側に向かう外力を繰り返し作用さ
せる。この外力は中介材5、5の介在により、溝4の壁
8、8にほぼ均等に作用し、また楔12の先端16が底
9の中心を繰り返し圧接するから、石材1を容易に確実
に割ることができる。石材1を割った瞬間には、側面3
の中心に、石材1の割れ面の縁17が現れ、溝4の底9
の中心に同じく割れ面の縁18が現れている。このと
き、石材1の相接している二つの割れ面は、割れ面の縁
17と縁18に沿って、溝4の底9の中心線から石材1
の垂直下方の全面に平坦に広がっている。
【0011】上記に説明した、中介材及び楔は簡単な構
成のものであるから、例えば石材のサイズ等に応じて、
各サイズのものを経済的に提供できる。また、中介材及
び楔は上記に説明したものに限るものでなく、例えば石
材の材質や形状等に適するように、各種の形状のものを
提供できる。
【0012】
【発明の効果】本発明石割り方法は、石材の上面にその
上面を横切る溝を形成し、この溝内に一対の中介材を受
容し、一対の中介材間に楔を介入し、この楔を打撃する
ことによって石を割るから、石材を容易に割ることがで
きる効果を有する。さらに、この割れ面は平坦であっ
て、きわめて容易に仕上げ加工をできるとともに、石材
の歩留りを高くできる効果を有する。上記溝は断面が凹
状であって、その両端を開いてあるから、石材をより容
易により確実に割ることができる効果を有する。上記中
介材は介入部と載置部とから断面略L形材状に形成して
あるとともに、楔は略V形角材状に形成した簡単な構成
としてあるから、各種サイズのものを経済的に提供でき
る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】石材を示す斜視図
【図2】石材と、石材に形成した溝を示す斜視図
【図3】中介材と、溝を形成した石材を示す斜視図
【図4】中介材を石材に受容した状態と、楔を示す斜視
【図5】石材を割った瞬間を示す斜視図
【符号の説明】
1 石材 2 上面 3 側面 4 溝 5 中介材 7 傾斜面 8 壁 9 底 10 介入部 11 載置部 12 楔 13 頂部 14 側面 15 正面

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石材の上面にその上面を横切る溝を形成
    し、この溝内に一対の中介材を受容し、一対の中介材間
    に楔を介入し、この楔を打撃することによって石を割る
    ことを特徴とする石割り方法。
  2. 【請求項2】 上記溝の両端を開いてあることを特徴と
    する請求項1記載の石割り方法。
  3. 【請求項3】 上記楔を溝内に受容した一対の中介材の
    垂直に近い傾斜面間に介入することを特徴とする請求項
    1又は2記載の石割り方法。
  4. 【請求項4】 石材の上面を描切って形成される溝内に
    受容される一対の中介材からなり、この一対の中介材が
    これらの間に介入する楔と接する傾斜面を有することを
    特徴とする石割り方法に使用する道具。
  5. 【請求項5】 上記中介材は介入部と載置部とから断面
    略L形材状に形成してあることを特徴とする請求項4記
    載の石割り方法に使用する道具。
JP26093594A 1994-10-03 1994-10-03 石割り方法及びこの方法に使用する道具 Expired - Lifetime JP2632295B2 (ja)

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JPH08103908A JPH08103908A (ja) 1996-04-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CA2572633C (en) * 2004-07-05 2010-05-11 Concrete Slab Technology Pty Ltd Method and apparatus for forming cracks in concrete
AU2005259847B2 (en) * 2004-07-05 2006-08-10 Concrete Slab Technology Pty Ltd Method and apparatus for forming cracks in concrete
CN105667201B (zh) * 2016-01-31 2018-07-03 杭州建工集团有限责任公司 一种人工无痕对开自然面石材的成材方法

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