JPH08294913A - 自然石板の裁断方法 - Google Patents

自然石板の裁断方法

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JPH08294913A
JPH08294913A JP10371695A JP10371695A JPH08294913A JP H08294913 A JPH08294913 A JP H08294913A JP 10371695 A JP10371695 A JP 10371695A JP 10371695 A JP10371695 A JP 10371695A JP H08294913 A JPH08294913 A JP H08294913A
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JP
Japan
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cutting
stone plate
blade
cutting blade
shape
Prior art date
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Pending
Application number
JP10371695A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadafumi Sugawara
忠文 菅原
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AUTO KIDEN KK
Original Assignee
AUTO KIDEN KK
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28DWORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
    • B28D1/00Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
    • B28D1/22Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by cutting, e.g. incising
    • B28D1/222Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by cutting, e.g. incising by pressing, e.g. presses

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 石板の表面における破断形状が鮮明で、小口
面に突出が生じにくく、被加工石板のロスが少ない自然
石板の裁断方法の提供を目的とする。 【構成】 所望の裁断形状の輪郭を呈し刃先の軌道が一
致する上裁断刃1と下裁断刃2で、表面を上へ向けた被
加工石板3を挟持し、割れるに至らない圧力をかけつつ
上裁断刃1へ微細な上下振動を与え、被加工石板3に裁
断形状を刻設した上で、上裁断刃1を高圧で押し下げ一
気に破断することを特徴とする自然石板の裁断方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板状の自然石を所望の
形に裁断する自然石板の裁断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】大理石等の自然石は、床材や壁材として
広く用いられている。これらは一般的にタイルとして床
面や壁面に張り付けられており、従来は方形に裁断され
たものが多かったが、今日では、多角形、扇形など直線
と曲線を織り混ぜた様々な形状のものが使用されてい
る。このように様々な形状に自然石板を裁断すべく、従
来は所望の同じ裁断形状の輪郭を呈する上裁断刃と下裁
断刃で被加工石板を挟持し高圧をかけて一気に裁断する
方法が取られてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自然石
には木目と同様の目と言われるものが存在し、刃で圧力
をかけることによりクラックが石の目に沿って発生す
る。そのため、いかに均一な作業を行ったとしてもクラ
ックの入り方は均一とはならず歩留が極めて悪いという
問題があった。ロスとなるには至らないものであって
も、表面に比較的大きな欠損部が生じた製品は施工後の
見栄えが極めて悪く、逆に表面や裏面の破断面(以下、
小口面と記す)に突出部が生じた製品にあっては、均一
な目地を形成するに際して小口面を削る工程が加わるな
ど施工が極めて煩雑となる。殊に、バーナー仕上げ等そ
の表面に凹凸を形成した石板にあっては、刃で圧力がか
かる箇所が点在する結果となるため、クラックが多方向
に発生し易くなり歩留が更に悪化する。
【0004】本発明は上記実情に鑑みて成されたもので
あり、石板の表面における破断形状が鮮明で、小口面に
突出が生じにくく、被加工石板のロスが少ない自然石板
の裁断方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明による自然石板の裁断方法は、所望の
裁断形状の輪郭を呈し刃先の軌道が一致する上裁断刃と
下裁断刃で、表面を上へ向けた被加工石板を挟持し、割
れるに至らない圧力をかけつつ上裁断刃へ微細な上下振
動を与え、被加工石板に裁断形状を刻設した上で、上裁
断刃を高圧で押し下げ一気に破断することを特徴とす
る。所望の裁断形状の輪郭を呈する上裁断刃と、上裁断
刃の裁断形状より僅かに小さい相似形の裁断形状の輪郭
を呈する下裁断刃で、表面を上へ向けた被加工石板を挟
持して行っても良い。
【0006】
【作用】被加工石板に予め裁断形状を刻設することによ
ってクラックの始点を定め、製品における破断形状の鮮
明化を図り、石板の表裏に走るクラックを、裏面側にお
いて製品の外形の内側へ誘導し、表面から見た破断形状
外部への小口面の突出を防止すると共に被加工石材のロ
スを減らす。
【0007】
【実施例】以下本発明による自然石板の裁断方法に用い
る裁断装置の一例を、図面に基づき詳細に説明する。こ
の裁断装置は、油圧プレス機のプレス領域Sを構成する
一対の挟持部材の対向面に、自然石板を破断するための
刃部をそれぞれ固着し、両挟持部材のうち上に位置する
ものの上面にバイブレータを装着したものである。
【0008】この裁断装置に用いた油圧プレス機は、プ
レス機本体4と油圧発生用のポンプユニット(図示省
略)とで構成される。プレス機本体4は、適当な高さに
設定された台座5の上に、矩形の平滑面を有する上フレ
ーム6及び下フレーム7と両フレーム6,7間の四隅に
それぞれ介在する4本のガイドコラム8で形成された挟
持フレーム9を搭載し、上フレーム6と下フレーム7の
間に可動台10をガイドコラムに沿って昇降自在に支持
したものである。上フレーム6の中央には、抜き穴が穿
設してあり、その抜き穴には油圧ジャッキ11がロッド
12を下方へ向けて垂設してあり、ロッド12の先部と
可動台10とは、可動台10の上面中央に空隙を形成し
得る連結部材13を介して連結してある。即ち、油圧ジ
ャッキ11で可動台10が昇降し可動台10下方で増減
する空間がプレス領域Sとなり、可動台10と下フレー
ム7が挟持部材となる。
【0009】バイブレータ14は、前記空隙に収納され
るように可動台10の上面に固着され、可動台10に対
し上下方向に例えば0.5ミリから1ミリ程度の振幅を
もった振動を適宜与える。
【0010】プレス領域Sの対向面に装着する刃部15
は、鋼板より成る刃台16に裁断形状の輪郭を呈する溝
を穿設し、その溝の全長に亘る裁断刃1,2の基部18
を、その刃先が刃台16の表面から突出するように嵌合
したものである。下フレーム7に装着する下刃部15L
において下裁断刃2を嵌合するために下刃台16Lに穿
設された溝は、上裁断刃1の裁断形状より僅かに小さい
相似形の輪郭を呈し、プレス機本体4に装着する際は可
動台10の昇降による上刃台16Uに溝として穿設され
た裁断形状の図心の軌跡が、下刃台16Lに溝として穿
設された裁断形状の図心Oを通る垂線と一致し、且つ上
裁断刃1と下裁断刃2の刃先の位置が平面的に全裁断形
状に亘って数mm程度(石板3の厚みにより異なる)の
均一なずれを保って整合するように固着する。
【0011】また、プレス領域Sの僅か側方に、ストロ
ーク調整ガイド19がガイドコラム8と平行に配設して
あり、そのストローク調整ガイド19には昇降する可動
台10の位置検出手段20である近接センサー等が移動
可能に装着してある。その位置検出手段20により昇降
領域の上限及び下限が決定され刃部15等の破損や油圧
プレス機の故障等を防止する。
【0012】以上の如く構成した石板裁断装置のプレス
領域Sにおける下裁断刃2の上に被加工石板3を固定
し、バイブレータ14を作動させつつ石板3が割れない
程度の圧力を加えると、その振動による度重なる打撃に
より石板3の表面に裁断形状の破断溝が刻設される。ま
た、上裁断刃1による打撃の振動により石板3の裏面も
下裁断刃2によって打撃されることとなり、その裏面に
も少なからず下裁断刃2による裁断形状の破断溝が刻設
される。それによって特に表面の破断溝の底は上裁断刃
1の刃先に対して均等に当接することとなり、その後、
一気に高圧をかけて破断すると、表面における破断形状
の輪郭を極めて鮮明にして裁断される。
【0013】また、破断時において、水平方向のクラッ
クは裁断形状の輪郭にほぼ沿って生じ、表面から裏面へ
向うクラックは、表面の破断溝から裏面の破断溝へ向か
って生じる。換言すれば採取する加工石板の内側へ向か
って生じ、小口面が表面の破断溝の外側へ大きく突出す
る頻度が極めて少ない。
【0014】石板3の裁断は、一定幅で長尺な一枚の被
加工石板3を順次送り入れつつ複数の加工石板を取るの
が一般的であるが、一枚の加工石板を裁断する際に被加
工石板3の長手方向に走るクラックが発生し、所定枚数
の加工石板が取れない場合がある。この石板裁断装置
は、所望の裁断形状の輪郭を呈する上裁断刃1及び下裁
断刃2と、プレス領域に載置固定されている石板の現加
工部近傍を非加工部から断切る上下切断刃21,21を
もって表面を上へ向けた被加工石板3を挟持し破断する
ことにより、石板3の長手方向に走るクラックの次加工
部への波及を食い止める。また、上切断刃に対して下切
断刃を下裁断刃2の方向へ僅かにずらして固定すること
により、表面から裏面へ向うクラックは次加工部から現
加工部側へ誘導され次加工部の損壊は最小限に止まる。
尚、上下切断刃21の刃先は、それぞれ上下裁断刃1,
2の刃先と面一にされているので、破断溝刻設時の振動
で上下切断刃21の打撃による切断溝も刻設され、被加
工石板3の表面から裏面へ向うクラックの軌道がほぼ決
定される。
【0015】
【発明の効果】以上の如く本発明の自然石板の裁断方法
によれば、たとえ加工石板を得る際の歩留が特に悪いバ
ーナー仕上げ等の表面がデコボコした石板であってもク
ラックの軌道をほぼ制御することができるので、裁断工
程における歩留の向上によってロスが少なくなり生産コ
ストを削減することができる。また、加工石板の表面に
おける欠損部や小口面における突出部の発生頻度が減少
することにより、施工が容易となって作業効率も高ま
り、施工箇所の出来栄えも向上する結果となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自然石板の裁断方法の裁断工程の
一部を示す断面図である。
【図2】本発明による自然石板の裁断方法の裁断工程の
一部を示す断面図である。
【図3】本発明による自然石板の裁断方法で使用した裁
断装置の一例を示す正面図である。
【図4】本発明による自然石板の裁断方法で使用した裁
断装置に装着した刃部の一例を示す平面図である。
【図5】図4のA−A矢視断面図である。
【符号の説明】
1 上裁断刃 2 下裁断刃 3 被加工石板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の裁断形状の輪郭を呈し刃先の軌道
    が一致する上裁断刃(1)と下裁断刃(2)で、表面を
    上へ向けた被加工石板(3)を挟持し、割れるに至らな
    い圧力をかけつつ上裁断刃(1)へ微細な上下振動を与
    え、被加工石板(3)に裁断形状を刻設した上で、上裁
    断刃(1)を高圧で押し下げ一気に破断することを特徴
    とする自然石板の裁断方法。
  2. 【請求項2】 所望の裁断形状の輪郭を呈する上裁断刃
    (1)と、上裁断刃(1)の裁断形状より僅かに小さい
    相似形の裁断形状の輪郭を呈する下裁断刃(2)で、表
    面を上へ向けた被加工石板(3)を挟持し、割れるに至
    らない圧力をかけつつ上裁断刃(1)へ微細な上下振動
    を与え、被加工石板(3)に裁断形状を刻設した上で、
    上裁断刃(1)を高圧で押し下げ一気に破断することを
    特徴とする自然石板の裁断方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITVI20080225A1 (it) * 2008-09-26 2010-03-27 Cbf Engineering S R L Macchina per la realizzazione di mattonelle in materiale lapideo.
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KR101856438B1 (ko) * 2017-12-04 2018-05-11 변종원 석재 파단장치 및 이를 이용해 생산된 석제품

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