JPH0513839U - 自動車用シートのインタロツク装置 - Google Patents

自動車用シートのインタロツク装置

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JPH0513839U
JPH0513839U JP7011991U JP7011991U JPH0513839U JP H0513839 U JPH0513839 U JP H0513839U JP 7011991 U JP7011991 U JP 7011991U JP 7011991 U JP7011991 U JP 7011991U JP H0513839 U JPH0513839 U JP H0513839U
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lever
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明弘 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】リヤバルクヘッドに設けた開口部をリヤシート
バックレストの前倒可能部分で開閉できるようにしたト
ランクスルーリヤシート採用車において、上記前倒可能
部分の背面部に設けられるインタロック装置にトランク
ルーム内からしかロック解除操作できないロック機構を
組込む。 【構成】インタロック装置を、ベース1,1′と、この
ベースに固設した軸5と、軸5に回動可能に取付けたラ
ッチプレート2とレリーズレバー3と、軸5にスライド
及び回動可能に取付けたロックレバー4と、リターンス
プリング6とクリックスプリング7とから構成し、ロッ
クレバー4には、ラッチプレート2の長孔22とレリー
ズレバー3の鉤形溝32とに嵌るロックピン42と、後
方に突出する操作部43とを設け、操作部43にて実線
示のアンロック位置と鎖線示のロック位置とにロックレ
バー4をスライド操作できるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車用シートのインタロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のリヤバルクヘッドに開口部を設け、該開口部をリヤシートのバックレ ストにて覆い、該バックレストの一部を前倒させることにより後方のトランクル ームと前方の車室内とが窓穴状に連通し、例えばスキー等の長尺物をトランクル ームから車室内にわたって挿通積載することができるようにした所謂トランクス ルーリヤシート採用車は従来より一般に用いられている。
【0003】 上記リヤシートのバックレストに部分的に設けられる前倒可能部分には係合装 置が設けられ、該前倒可能部分を起立させバックレストの固定部分と面一に連な ったシート使用状態で該前倒可能部分は係合装置にて車体に係合固定され、車室 内側から操作部材を操作することより上記係合装置の係合が解除され、前倒可能 部分を前倒させることができるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
例えば駐車場でエンジンキーを預けるとき或は他人に自動車を使わせるような とき、トランクルームを勝手に開かれては困る場合がある。このような場合には トランクリッドをキーロック(エンジンキーとは異るキーでロックする)してお くのが普通であるが、上記のようなトランクスルーリヤシート採用車では、トラ ンクリッドがキーロックしてあっても、リヤシートバックレストの前倒可能部分 を車室内からの操作により前倒すれば、トランクルーム内と車室内とが連通する ので、トランクルームを勝手に開かれないようにするという目的を達成すること ができない。
【0005】 本考案は上記のような従来の課題に対処しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記のようなトランクスルーリヤシート採用車におけるリヤシートバ ックレストの前倒可能部分の背面部に取付けられるインタロック装置を、図1, 図2及び図3に示すように、ベース1,1′と、該ベースに固設した軸5と、該 軸5に回動可能に取付けたラッチプレート2とレリーズレバー3と、該軸5にス ライド及び回動可能に取付けたロックレバー4と、ラッチプレート2とレリーズ レバー3とをラッチ方向に付勢する1個のスプリング6と、クリックスプリング 7とから構成し、ロックレバー4には、ラッチプレート2の長孔22とレリーズ レバー3の鉤形溝32の長孔32aとに嵌るロックピン42と、後方に突出する 操作部43とが設けられ、該操作部43の操作にて、ロックピン42が長孔22 と32aとの双方に係合しレリーズレバー3の回動をラッチプレート2に伝達す るアンロック位置と、ロックピン42が鉤形溝32の長孔32aと円弧溝32b との交差部に位置しレリーズレバー3の回動をラッチプレート2に伝達しないロ ック位置とにロックレバー4をスライド移動させ得るよう構成したことを特徴と するものである。
【0007】
【作用】
上記により、ロックレバー4がアンロック位置にあるときは、車室内側からレ リーズレバー3を回動操作するとラッチプレート2も一緒に回動しストライカ1 0との係合が解除されて前倒可能部分を前倒させることができる。ロックレバー 4がロック位置にあると、レリーズレバー3を回動操作してもラッチプレート2 は回動せず、ラッチプレート2とストライカ10との係合を解除できない。この 場合はトランクリッドを開きトランクルーム内から操作部43を操作してロック レバー4をアンロック位置にスライドさせない限り車室内から前倒可能部分を前 倒させることはできない。
【0008】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0009】 図は本考案にかかるリヤシートバックレストの前倒可能部分に取付けられるイ ンタロック装置であり、1,1′はベース、2はストライカ10に係合するフッ ク部21をもったラッチプレート、3はレリーズピン31をもったレリーズレバ ーであり、ラッチプレート2とレリーズレバー3とは重なり合った状態でベース 1に固着された軸5に回動可能に取付けられる。
【0010】 4はロックレバーであり、該ロックレバー4にはスライド溝41が形成され、 該スライド溝41に上記軸5が嵌装されることにより、該ロックレバー4はスラ イド溝41の範囲内で摺動でき且つ回転もできるよう軸5に支持された構造とな っている。
【0011】 上記ラッチプレート2には上記ロックレバー4のスライド溝41と平行な長孔 22が設けられ、上記レリーズレバー3にはラッチプレート2の長孔22に合致 する長孔32aと該長孔32aの一端に連なり上記軸5を中心とする円弧溝32 bとからなる鉤形溝32が設けられ、ロックレバー4に固設したロックピン42 が上記長孔22及び32aに嵌合している。又ロックレバー4には操作部43が 設けられている。
【0012】 ラッチプレート2とレリーズレバー3の各端部には折曲部23と33がそれぞ れ設けられ、図1に示すようにその折曲部23と33の端面同志がつき合さり、 レリーズレバー3の折曲部33とベース1との間にリターンスプリング6が掛装 され、1個のスプリングにてレリーズレバー3とラッチプレート2の双方のリタ ーンスプリングを兼用した構造となっている。
【0013】 7はロックレバー4とベース1との間に設けられたクリックスプリングで、ロ ックレバー4を後述するアンロック位置及びロック位置に節度をもって保持する ものである。8はベース1に取付けられたストッパで、硬質ゴム若しくは合成樹 脂にて構成される。
【0014】 ベース1,1′は取付穴9,9にてリヤシートバックレストの前倒可能部分( 図示省略)の背面にボルト締め等により固着される。ストライカ10は車体(リ ヤバルクヘッド)に固着される。
【0015】 上記レリーズレバー3のレリーズピン31は、車室内(通常リヤシート部近傍 )に設けられた操作部材(図示省略)にワイヤ等の連繋部材にて連結され、操作 部材の操作によりレリーズレバー3を図1において時計廻り方向に回動させるこ とができるようになっている。
【0016】 上記において、図1及び図2に示すようにロックレバー4が図の左端に位置し ロックピン42が長孔22及び32aの左端に位置しているアンロック状態では 、ラッチプレート2,レリーズレバー3及びロックレバー4は重なり合って軸5 を中心として一体に回動する。
【0017】 即ち、図1に示すラッチ状態で、車室内側から操作部材を操作し、レリーズレ バー3を時計廻り方向(アンラッチ方向)へ回動させると、ロックピン42によ りラッチプレート2及びロックレバー4がレリーズレバー3と一体となって軸5 を中心として時計廻り方向(アンラッチ方向)へ回動し、ラッチプレート2のフ ック部21とストライカ10との係合ははずれ、リヤシートバックレストの前倒 可能部分を前倒させることが可能となる。
【0018】 又前倒している前倒可能部分を起立させると、フック部21の傾斜円弧面をな す頂面21aがストライカ10に当り、該頂面21aがストライカ10にて相対 的に押圧されることによりラッチプレート2は図1において時計廻り方向に回動 し(このときレリーズレバー3とロックレバー4も一緒に回動する)、ストライ カ10がストッパ8に当接したときリターンスプリング6のばね力にてラッチプ レート2(及びレリーズレバー3,ロックレバー4)はもとのラッチ位置に戻り 、ストライカ10がラッチプレート2のフック部21に係合したラッチ状態即ち 図1の状態となる。
【0019】 前倒可能部分を起立させる前に、操作部43を図1の実線示のアンロック位置 から鎖線示のロック位置ヘ操作すると、ロックレバー4は図1において右方ヘス ライドし、ロックピン42は長孔22及び32a内を右方ヘ移動し、長孔32a と円弧溝32bとの交差部に位置する。
【0020】 上記のようにしておいて前倒可能部分を起立させラッチ状態とすると、車室内 から操作部材を操作しレリーズレバー3をアンラッチ方向へ回動させても、ロッ クピン42は円弧溝32b内を相対的に移動するだけで、レリーズレバー3の回 動はラッチプレート2には伝達されず、所謂空振りとなってフック部21とスト ライカ10との係合は解除されない。この場合ロックレバー4の操作部43は後 方のトランクルーム側に突出しているので、車室内から該操作部43を操作する ことはできない。
【0021】 上記のようなロック状態において、トランクリッドを開きトランクルーム内か ら操作部43を図1鎖線示のロック位置より実線示のアンロック位置に操作する と、ロックレバー4は図1において左方に摺動し、ロックピン42は長孔22及 び32aの左端に移動する。このようにしておいて車室内から操作部材を操作し レリーズレバー3をアンラッチ方向へ回動させると、ラッチプレート2(及びロ ックレバー4)はレリーズレバー3と一体的にアンラッチ方向へ回動し、ストラ イカ10との係合が解除され、前倒可能部分を前倒させることができる。
【0022】 従って、例えば車を他人に預けたり貸したりする場合、前述したように、操作 部43をロック位置として前倒可能部分を起立させ、トランクリッドをキーロッ クしておけば、トランクルームは車外からも室内からも開かれるようなことはな い。
【0023】
【考案の効果】 以上のように本考案によれば、1本の軸に重ね合せて軸支されたラッチプレー トとレリーズレバーとロックレバーとの3枚の板材と、1個のリターンスプリン グと、1個のクリックスプリングとの極めて簡単なる構成により、リヤシートバ ックレストの前倒可能部分のインタロック装置を構成し、該前倒可能部分のロッ クを行うことができるようにしたことにより、トランクスルーリヤシート採用車 において、必要に応じ車室内とトランクルーム内との連通を不可能とすることが できるもので、上記インタロック装置の構成部品が少く小型且つ軽量であり、コ スト低廉なることと相俟って、実用上多大の効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すもので、図2のA−A断
面図である。
【図2】図1のB−B断面図である。
【図3】図1のC−C断面図である。
【符号の説明】
1 ベース 1′ ベース 2 ラッチプレート 3 レリーズレバー 4 ロックレバー 5 軸 6 リターンスプリング 7 クリックスプリング 10 ストライカ 21 フック部 22 長孔 23 折曲部 31 レリーズピン 32 鉤形溝 33 折曲部 41 スライド溝 42 ロックピン 43 操作部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤバルクヘッドに開口部を設け、該開
    口部をリヤシートバックレストの前倒可能部分で開閉で
    きるようにしたトランクスルーリヤシート採用車の該前
    倒可能部分の背面部に装着されるインタロック装置を、
    ベースと、該ベースに固設された軸と、該軸に回動可能
    に取付けられたラッチプレートと、該軸に回動可能に取
    付けられ車室内側から回動操作できるレリーズレバー
    と、該軸にスライド及び回動可能に支持されたロックレ
    バーと、レリーズレバーとベース間に設けられ該レリー
    ズレバーとラッチプレートの双方にラッチ方向回動力を
    付勢するリターンスプリングと、ロックレバーとベース
    間に設けられたクリックスプリングとから構成し、ラッ
    チプレートには車体側に設けたストライカに係合するフ
    ック部と上記ロックレバーのスライド方向と同方向の長
    孔とが設けられ、レリーズレバーには上記ラッチプレー
    トの長孔と合致する長孔とその長孔の一端に連なり上記
    軸を中心とする円弧溝とからなる鉤型溝が設けられ、ロ
    ックレバーには上記ラッチプレートの長孔及びレリーズ
    レバーの鉤形溝の長孔に嵌るロックピンと上記前倒可能
    部分がリヤバルクヘッド開口部を閉じた状態において該
    開口部側に突出する操作部とが設けられ、該操作部にて
    ロックピンがラッチプレートの長孔とレリーズレバーの
    鉤形溝の長孔内に位置しレリーズレバーの回動に伴ない
    ラッチプレートが一体的に回動するアンロック位置と該
    ロックピンがレリーズレバーの鉤形溝の長孔と円弧溝と
    の交差部に位置しレリーズレバーの回動がラッチプレー
    トに伝達されないロック位置とにロックレバーをスライ
    ド操作することができるようになっていることを特徴と
    する自動車用シートのインタロック装置。
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