JPH05138301A - 双ロール式連続鋳造におけるFe−Cu系合金鋳片の巻取方法 - Google Patents
双ロール式連続鋳造におけるFe−Cu系合金鋳片の巻取方法Info
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- JPH05138301A JPH05138301A JP31038391A JP31038391A JPH05138301A JP H05138301 A JPH05138301 A JP H05138301A JP 31038391 A JP31038391 A JP 31038391A JP 31038391 A JP31038391 A JP 31038391A JP H05138301 A JPH05138301 A JP H05138301A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】Cuを20〜90重量%含有するFe−Cu系
合金の双ロール式連続鋳造に際し、鋳片の巻取りにおい
て鋳片の破断やワレ疵の発生を防止することができる巻
取り方法を提供する。 【構成】鋳片の巻取温度を1090℃以上としかつ鋳片
に張力を加えないで下記式を満足するコイルに巻取る。 tV/πD2<10、但しt:鋳片の厚さ(m)、V:
鋳造速度(m/sec)、D:巻取リールの外径(m)、
π:円周率。
合金の双ロール式連続鋳造に際し、鋳片の巻取りにおい
て鋳片の破断やワレ疵の発生を防止することができる巻
取り方法を提供する。 【構成】鋳片の巻取温度を1090℃以上としかつ鋳片
に張力を加えないで下記式を満足するコイルに巻取る。 tV/πD2<10、但しt:鋳片の厚さ(m)、V:
鋳造速度(m/sec)、D:巻取リールの外径(m)、
π:円周率。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子材料、磁気部品材
料などに用いられる、Cuを20〜90重量%含有する
Fe−Cu系合金の、双ロール式連続鋳造による製造方
法に関する。
料などに用いられる、Cuを20〜90重量%含有する
Fe−Cu系合金の、双ロール式連続鋳造による製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者等は、Cuを20〜90重量%
含有するFe−Cu合金があるいは更にCr,Ti,M
o,Al,Zr,B,C,Si,Mnから選ばれる1ま
たは2以上の合金成分を含有せしめたFe−Cu合金
(これらの合金を本明細書ではFe−Cu系合金と略記
する)が、例えばリードフレーム用として優れた性能を
有する事を発明して、特願平2−24504号で特許出
願した。このFe−Cu系合金の薄板は、特願平2−2
4504号に記載の如く、Fe−Cu系合金の溶湯を双
ロール式連続鋳造により薄肉鋳片とし、これを冷間圧延
して製造することができる。
含有するFe−Cu合金があるいは更にCr,Ti,M
o,Al,Zr,B,C,Si,Mnから選ばれる1ま
たは2以上の合金成分を含有せしめたFe−Cu合金
(これらの合金を本明細書ではFe−Cu系合金と略記
する)が、例えばリードフレーム用として優れた性能を
有する事を発明して、特願平2−24504号で特許出
願した。このFe−Cu系合金の薄板は、特願平2−2
4504号に記載の如く、Fe−Cu系合金の溶湯を双
ロール式連続鋳造により薄肉鋳片とし、これを冷間圧延
して製造することができる。
【0003】図3はFe−Cu系合金の双ロール式連続
鋳造の例の説明図である。双ロール式連続鋳造において
は、水平な2本のロール状鋳型1−1および1−2を接
近させて平行に左右に配し、ロール状鋳型1−1および
1−2の前後の端面にはサイド堰2−1(2−2)をロー
ル状鋳型の端面に密着して配する。ロール状鋳型1−
1,1−2は両端面がサイド堰をこすりながら矢印4−
1,4−2方向に回転する。Fe−Cu系合金の溶湯3
は、ロール状鋳型1−1および1−2の上面とサイド堰
2−1(2−2)で形成された湯溜り部に注入する。湯溜
り内の溶湯はロール状鋳型によって冷却され、ロール状
鋳型の表面に凝固シェル5−1と5−2を形成する。凝
固シェル5−1と5−2はロール状鋳型1−1,1−2
の回転に追従して移動し、ロール間隙最小部7で相互に
接合されて鋳片6として下方に送り出される。
鋳造の例の説明図である。双ロール式連続鋳造において
は、水平な2本のロール状鋳型1−1および1−2を接
近させて平行に左右に配し、ロール状鋳型1−1および
1−2の前後の端面にはサイド堰2−1(2−2)をロー
ル状鋳型の端面に密着して配する。ロール状鋳型1−
1,1−2は両端面がサイド堰をこすりながら矢印4−
1,4−2方向に回転する。Fe−Cu系合金の溶湯3
は、ロール状鋳型1−1および1−2の上面とサイド堰
2−1(2−2)で形成された湯溜り部に注入する。湯溜
り内の溶湯はロール状鋳型によって冷却され、ロール状
鋳型の表面に凝固シェル5−1と5−2を形成する。凝
固シェル5−1と5−2はロール状鋳型1−1,1−2
の回転に追従して移動し、ロール間隙最小部7で相互に
接合されて鋳片6として下方に送り出される。
【0004】Fe−Cu系合金の鋳片は高温における強
度が極めて小さい。このためロール状鋳型1−1,1−
2から送り出された鋳片6を長く垂下せしめると、鋳片
6は自重に耐えられないで、ロール間隙最小部7の直下
で切断する。図中8はスライドテーブルで、上端をロー
ル状鋳型の直下に配し、例えば斜め下方に延在させて、
下端を搬送コンベア9に近接して配する。鋳片6はスラ
イドテーブルに当接して自重が支承され、以後は矢印1
0−1方向にスライドテーブル8上を滑って例えば搬送
コンベア9に達する。
度が極めて小さい。このためロール状鋳型1−1,1−
2から送り出された鋳片6を長く垂下せしめると、鋳片
6は自重に耐えられないで、ロール間隙最小部7の直下
で切断する。図中8はスライドテーブルで、上端をロー
ル状鋳型の直下に配し、例えば斜め下方に延在させて、
下端を搬送コンベア9に近接して配する。鋳片6はスラ
イドテーブルに当接して自重が支承され、以後は矢印1
0−1方向にスライドテーブル8上を滑って例えば搬送
コンベア9に達する。
【0005】搬送コンベア9に達した際の鋳片6の温度
が高い場合は、鋳片を大きな力で引張ると破断する。鋳
片6を矢印10−2方向に走行する搬送コンベア9上に
載置して搬送すると、鋳片6は大きな力で引張られる事
がなく、破断を防止する事ができる。搬送コンベア9で
搬送された鋳片6は矢印10−3方向に回転する巻取リ
ール11に巻き取ってコイルとする。図中12はラッパ
ーロールで、コイルの形状を確保するために鋳片6を巻
取リール11に誘導している。尚巻取リール11はロー
ル状鋳型の周速度と同期した速度で鋳片6を巻取るよう
に回転速度が制御されている。
が高い場合は、鋳片を大きな力で引張ると破断する。鋳
片6を矢印10−2方向に走行する搬送コンベア9上に
載置して搬送すると、鋳片6は大きな力で引張られる事
がなく、破断を防止する事ができる。搬送コンベア9で
搬送された鋳片6は矢印10−3方向に回転する巻取リ
ール11に巻き取ってコイルとする。図中12はラッパ
ーロールで、コイルの形状を確保するために鋳片6を巻
取リール11に誘導している。尚巻取リール11はロー
ル状鋳型の周速度と同期した速度で鋳片6を巻取るよう
に回転速度が制御されている。
【0006】Fe−Cu系合金の鋳片の高温強度は極め
て小さいが、例えば図3のスライドテーブル8や搬送コ
ンベア9を用いて、鋳片に作用する引張応力を軽減する
と、鋳片を巻取リール11迄支障なく搬送することがで
きる。しかし例えば図3の装置では、巻取リール11で
巻取る際に、鋳片が破断しあるいはワレ疵が発生すると
いう問題点がある。
て小さいが、例えば図3のスライドテーブル8や搬送コ
ンベア9を用いて、鋳片に作用する引張応力を軽減する
と、鋳片を巻取リール11迄支障なく搬送することがで
きる。しかし例えば図3の装置では、巻取リール11で
巻取る際に、鋳片が破断しあるいはワレ疵が発生すると
いう問題点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、Fe−Cu
系合金の鋳片を巻取る際に、鋳片の破断やワレ疵の発生
を防止する事ができる巻取方法の提供を課題としてい
る。
系合金の鋳片を巻取る際に、鋳片の破断やワレ疵の発生
を防止する事ができる巻取方法の提供を課題としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、双ロール式連
続鋳造で鋳造した、Fe−Cu系合金鋳片の巻取に際し
て、鋳片巻取り温度を1090℃以下とし、かつ鋳片に
張力を加えないで下記(1)式を満足するコイルに巻取る
ことを特徴とする。
続鋳造で鋳造した、Fe−Cu系合金鋳片の巻取に際し
て、鋳片巻取り温度を1090℃以下とし、かつ鋳片に
張力を加えないで下記(1)式を満足するコイルに巻取る
ことを特徴とする。
【0009】tV/πD2<10………………(1) 但し、t:鋳片の厚さ(m)、V:鋳造速度(m/sec)、
D:巻取リールの外径(m)、π:円周率。
D:巻取リールの外径(m)、π:円周率。
【0010】既に述べた如く、図3の装置で、巻取リー
ル11は、ロール状鋳型の周速度と同期した速度で鋳片
6を巻取るように回転速度が制御されているが、本発明
者等の知見によると、図3でラッパーロール12で巻取
リールやコイルを強く押さえると巻取に際して鋳片6に
割れ疵が発生し易い。本発明では例えばラッパーロール
12は鋳片を挾みつけない位置に設定して鋳片6を誘導
する。本発明で、鋳片に張力を加えないでとは、このよ
うな鋳片を引張ることがない状態を指す。
ル11は、ロール状鋳型の周速度と同期した速度で鋳片
6を巻取るように回転速度が制御されているが、本発明
者等の知見によると、図3でラッパーロール12で巻取
リールやコイルを強く押さえると巻取に際して鋳片6に
割れ疵が発生し易い。本発明では例えばラッパーロール
12は鋳片を挾みつけない位置に設定して鋳片6を誘導
する。本発明で、鋳片に張力を加えないでとは、このよ
うな鋳片を引張ることがない状態を指す。
【0011】本発明者等の知見によると、巻取りに際し
て発生する鋳片の破断やワレ疵は、巻取リール軸と略平
行な横ワレ状で、巻取りの初期に、巻取られた直後のコ
イルの外面を起点としてあるいは外面のみに発生する。
図1は、巻取られた直後のコイルの外面に作用する破断
や横ワレ疵となる歪速度の模式説明図である。厚さがt
の鋳片6が内径dのコイルとして巻取られると、コイル
の内面6−1の全長は(πd)で、コイルの外面6−2
の全長はπ(d+t)となる。即ち外面6−2の全長は内
面6−1の全長よりも(πt)だけ長い。従って6−1
と6−2との間に発生している歪は(πt/πd)に関
連づけられた値となる。この歪は、鋳造速度(例えばロ
ール状鋳型の周速度)をVm/secとすると、(πd/
V)secの時間で形成される。従って、(歪/歪形成時
間)で表される歪速度は、下記の簡易歪速度E即ちE=
(πt/πd)/(πd/V)、即ちE=(t×V)/
πd2に関連した値として示される。
て発生する鋳片の破断やワレ疵は、巻取リール軸と略平
行な横ワレ状で、巻取りの初期に、巻取られた直後のコ
イルの外面を起点としてあるいは外面のみに発生する。
図1は、巻取られた直後のコイルの外面に作用する破断
や横ワレ疵となる歪速度の模式説明図である。厚さがt
の鋳片6が内径dのコイルとして巻取られると、コイル
の内面6−1の全長は(πd)で、コイルの外面6−2
の全長はπ(d+t)となる。即ち外面6−2の全長は内
面6−1の全長よりも(πt)だけ長い。従って6−1
と6−2との間に発生している歪は(πt/πd)に関
連づけられた値となる。この歪は、鋳造速度(例えばロ
ール状鋳型の周速度)をVm/secとすると、(πd/
V)secの時間で形成される。従って、(歪/歪形成時
間)で表される歪速度は、下記の簡易歪速度E即ちE=
(πt/πd)/(πd/V)、即ちE=(t×V)/
πd2に関連した値として示される。
【0012】本発明者等は、正確な歪速度ではないが、
歪速度の目安として上記の簡易歪速度Eを用いて、操業
条件から得られる簡易歪速度Eと、巻取りに際して発生
する鋳片の破断やワレ疵との関係を調査した。図2はC
u:50重量%、Cr:3.5重量%、残FeのFe−
Cu系合金における調査結果の例を示す図である。図2
にみられる如く、鋳片の温度が1090℃超の場合は、
巻取られたコイルに破断やワレ疵が発生するが、巻取開
始温度を1090℃以下とすることによって改善するこ
とができる。しかしEが10超の場合は、巻取温度を1
090℃以下としても破断やワレ疵が発生する。Eが1
0以下で、巻取温度が1090℃以下の場合には、破断
やワレ疵の発生はなかった。
歪速度の目安として上記の簡易歪速度Eを用いて、操業
条件から得られる簡易歪速度Eと、巻取りに際して発生
する鋳片の破断やワレ疵との関係を調査した。図2はC
u:50重量%、Cr:3.5重量%、残FeのFe−
Cu系合金における調査結果の例を示す図である。図2
にみられる如く、鋳片の温度が1090℃超の場合は、
巻取られたコイルに破断やワレ疵が発生するが、巻取開
始温度を1090℃以下とすることによって改善するこ
とができる。しかしEが10超の場合は、巻取温度を1
090℃以下としても破断やワレ疵が発生する。Eが1
0以下で、巻取温度が1090℃以下の場合には、破断
やワレ疵の発生はなかった。
【0013】本発明者等は、図2で述べたと同様の調査
を、Cu:22重量%、Cr:7重量%、残部は実質的
にFeのFe−Cu系合金、およびCu:87重量%、
Cr:3重量%、残部は実質的にFeのFe−Cu系合
金について行ったが、図2と略同じ結果を得た。巻取に
際して、コイル径dは、巻取開始の際はリールの外径D
と等しく、dが小さいために破断やワレが最も発生し易
い。巻取が進行するとコイル径dは大きくなり、破断や
ワレも発生し難くなる。従って操業上は、E=(t×
V)/πd2においてdをリールの外径Dに設定してお
くと、巻取開始から破断やワレが発生しないコイルを製
造する事ができる。
を、Cu:22重量%、Cr:7重量%、残部は実質的
にFeのFe−Cu系合金、およびCu:87重量%、
Cr:3重量%、残部は実質的にFeのFe−Cu系合
金について行ったが、図2と略同じ結果を得た。巻取に
際して、コイル径dは、巻取開始の際はリールの外径D
と等しく、dが小さいために破断やワレが最も発生し易
い。巻取が進行するとコイル径dは大きくなり、破断や
ワレも発生し難くなる。従って操業上は、E=(t×
V)/πd2においてdをリールの外径Dに設定してお
くと、巻取開始から破断やワレが発生しないコイルを製
造する事ができる。
【0014】
【実施例】本発明者等は、水冷銅製のロール状鋳型(直
径:400mm、長さ:350mm、)の双ロール式薄
板連続鋳造機を用いて、Cu:22重量%、Cr:7重
量%、残部は実質的にFeよりなるFe−Cu系合金を
鋳造し、厚さ2.5mmの鋳片とし、これを巻取った。
巻取リールとして、外径が300mm、800mmの2
種類について調査した。
径:400mm、長さ:350mm、)の双ロール式薄
板連続鋳造機を用いて、Cu:22重量%、Cr:7重
量%、残部は実質的にFeよりなるFe−Cu系合金を
鋳造し、厚さ2.5mmの鋳片とし、これを巻取った。
巻取リールとして、外径が300mm、800mmの2
種類について調査した。
【0015】巻取条件と巻取り時のワレ、破断の発生状
態を図4に示した。図4に示す如く、Cuの含有量が約
20重量%のFe−Cu合金においても、巻取温度を1
090℃以下とし、かつ、E=tV/πD2を10以下
に制御すると、巻取り時にワレや破断が発生することは
なかった。
態を図4に示した。図4に示す如く、Cuの含有量が約
20重量%のFe−Cu合金においても、巻取温度を1
090℃以下とし、かつ、E=tV/πD2を10以下
に制御すると、巻取り時にワレや破断が発生することは
なかった。
【0016】本発明者等はまた、図4で述べたと同じ双
ロール式薄板連続鋳造機を用いて、Cu:87重量%、
Cr:3重量%、残部は実質的にFeよりなるFe−C
u系合金を鋳造し、厚さ3mmの鋳片とし、これを巻取
った。巻取リールは図4で述べたと同じ外径の2種類に
ついて調査した。巻取条件と巻取り時のワレ、破断の発
生状況を図5に示した。図5に示す如く、Cuの含有量
が約90重量%のFe−Cu合金においても、巻取温度
を1090℃以下とし、かつE=tV/πD2を10以
下に制御すると、巻取り時にワレや破断が発生すること
はなかった。
ロール式薄板連続鋳造機を用いて、Cu:87重量%、
Cr:3重量%、残部は実質的にFeよりなるFe−C
u系合金を鋳造し、厚さ3mmの鋳片とし、これを巻取
った。巻取リールは図4で述べたと同じ外径の2種類に
ついて調査した。巻取条件と巻取り時のワレ、破断の発
生状況を図5に示した。図5に示す如く、Cuの含有量
が約90重量%のFe−Cu合金においても、巻取温度
を1090℃以下とし、かつE=tV/πD2を10以
下に制御すると、巻取り時にワレや破断が発生すること
はなかった。
【0017】
【発明の効果】本発明を実施することにより、双ロール
式連続鋳造で鋳造したFe−Cu系合金の鋳片を巻取る
に際して、鋳片の破断やワレ疵の発生を有効に防止する
ことができる。
式連続鋳造で鋳造したFe−Cu系合金の鋳片を巻取る
に際して、鋳片の破断やワレ疵の発生を有効に防止する
ことができる。
図1は巻取られた直後のコイルの外面に作用する歪速度
の模式説明図、図2は巻取温度および簡単歪速度と巻取
時の鋳片のワレ、破断の関係の図、図3はFe−Cu系
合金の双ロール式連続鋳造の例の説明図、図4は銅とC
rの合計含有量が約30%の鋳片のワレ、破断の関係の
例の図、図5は銅含有量が約90%の鋳片のワレ、破断
の関係の例の図である。
の模式説明図、図2は巻取温度および簡単歪速度と巻取
時の鋳片のワレ、破断の関係の図、図3はFe−Cu系
合金の双ロール式連続鋳造の例の説明図、図4は銅とC
rの合計含有量が約30%の鋳片のワレ、破断の関係の
例の図、図5は銅含有量が約90%の鋳片のワレ、破断
の関係の例の図である。
1−1,1−2:ロール状鋳型、 2−1,2−2:サ
イド堰、 3:Fe−Cu系合金の溶湯、 5−1,5
−2:凝固シェル、 6:鋳片、 6−1:コイルの内
面、 6−2:コイルの外面、 7:ロール間隙最小
部、 8:スライドテーブル、 9:搬送コンベア、
11:巻取リール、 12:ラッパーロール。
イド堰、 3:Fe−Cu系合金の溶湯、 5−1,5
−2:凝固シェル、 6:鋳片、 6−1:コイルの内
面、 6−2:コイルの外面、 7:ロール間隙最小
部、 8:スライドテーブル、 9:搬送コンベア、
11:巻取リール、 12:ラッパーロール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 哲 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内
Claims (1)
- 【請求項1】双ロール式連続鋳造で鋳造した、Cuの含
有量が20〜90重量%のFe−Cu系合金の鋳片を巻
取るに際して、鋳片の巻取温度を1090℃以下としか
つ鋳片に張力を加えないで下記(1)式を満足するコイル
に巻取ることを特徴とする、双ロール式連続鋳造におけ
るFe−Cu系合金鋳片の巻取方法 tV/πD2<10…………(1) 但し、t:鋳片の厚さ(m)、V:鋳造速度(m/sec)、
D:巻取リールの外径(m)、π:円周率。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31038391A JP2625055B2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 双ロール式連続鋳造におけるFe−Cu系合金鋳片の巻取方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31038391A JP2625055B2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 双ロール式連続鋳造におけるFe−Cu系合金鋳片の巻取方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05138301A true JPH05138301A (ja) | 1993-06-01 |
JP2625055B2 JP2625055B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=18004595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31038391A Expired - Lifetime JP2625055B2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 双ロール式連続鋳造におけるFe−Cu系合金鋳片の巻取方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2625055B2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-26 JP JP31038391A patent/JP2625055B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2625055B2 (ja) | 1997-06-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970218 |