JPH0513824A - クライオスタツト冷却装置 - Google Patents

クライオスタツト冷却装置

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JPH0513824A
JPH0513824A JP3165671A JP16567191A JPH0513824A JP H0513824 A JPH0513824 A JP H0513824A JP 3165671 A JP3165671 A JP 3165671A JP 16567191 A JP16567191 A JP 16567191A JP H0513824 A JPH0513824 A JP H0513824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
heat insulating
valve
liquid nitrogen
valves
Prior art date
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Pending
Application number
JP3165671A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Nakayama
山 茂 雄 中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0513824A publication Critical patent/JPH0513824A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体ヘリウム収納槽の周囲に配設された断熱
シールド槽と、液体窒素供給槽を接続する導入管を確実
に閉鎖すること。 【構成】 液体ヘリウム収納槽5の周囲に配設された断
熱シールド槽1と、液体窒素供給槽2との間の導入管4
に、少なくとも2個の弁3、10が取付けられている。
弁10は温風ヒータ13により加熱自在となっている。
弁3と弁10との間の部分、弁3の断熱シールド槽1側
部分、および弁10の液体窒素供給槽2側部分が断熱管
12により構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超電導マグネットが収
納された液体ヘリウム収納槽を有し、この液体ヘリウム
収納槽内に液体ヘリウムを供給するクライオスタット冷
却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクライオスタット冷却装置につい
て図2より説明する。
【0003】図2に示すように、超電導マグネット6が
収納された液体ヘリウム収納槽5と、液体ヘリウム収納
槽5の外周に真空断熱槽17を介して設けられた断熱シ
ールド槽1とからクライオスタット20が構成されてい
る。
【0004】また断熱シールド槽1に、導入管4を介し
て液体窒素供給槽2が接続され、さらに断熱シールド槽
には排気管18が接続されている。また液体窒素供給槽
2内には、ヒータ8が設置されている。また、導入管4
および排気管18には、各々電磁弁3、19が取付けら
れ、さらに上記電磁弁3、19およびヒータ8は、各々
制御装置7に接続されている。
【0005】このようなクライオスタット冷却装置にお
いて、液体ヘリウム収納槽5内に超電導マグネット6を
冷却状態で保持するため、断熱シールド槽1内へ液体窒
素供給槽2から液体窒素を供給する。
【0006】すなわち、まず電磁弁3および19を開と
し、制御装置7によってヒータ8を作動させる。そして
液体窒素供給槽2内の液体窒素9を加熱し、液体窒素供
給槽の内圧を上昇させて液体窒素を導入管4から断熱シ
ールド槽1内に供給する。次に、断熱シールド槽1内が
液体窒素で充填された後、電磁弁3および19を閉じて
液体窒素の供給を停止する。この場合、断熱シールド槽
1内は液体ヘリウム収納槽5側から冷却され、真空近く
まで減圧される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した導
入管4および排気管18に取付けられた電磁弁3および
19は、弁座および弁体がテフロンで形成され、線接触
で開閉されるようになっている。しかしながら、電磁弁
3および19を通過する窒素は、極めて低温となってい
るため、テフロンの熱収縮が大きくなり窒素が流れた後
に弁座および弁体のシール性が極端に悪くなることがあ
る。
【0008】このように電磁弁3および19のシール性
が悪化すると、例えば大気中の水分が、電磁弁3および
19を経て排気管18内に侵入し、断熱シールド槽1近
傍の排気管18内で冷却されて氷結し、排気管18を閉
塞させることがある。
【0009】導入管18が閉塞してしまうと、断熱シー
ルド槽1を大気開放することができなくなるため、液体
窒素の供給ができなくなる。このため液体ヘリウム収納
槽5内の液体ヘリウム5aの蒸発が激しくなり、超電導
マグネット6を液体ヘリウム5aで浸漬することができ
なくなるという問題が生じてしまう。
【0010】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、導入管および排気管内に水分が侵入するこ
とを確実に防止することができる、クライオスタット冷
却装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は超電導マグネッ
トが収納された液体ヘリウム収納槽と、この液体ヘリウ
ム収納槽の周囲に配設された断熱シールド槽と、この断
熱シールド槽内に導入管を介して接続され断熱シールド
槽内に液体窒素を供給する液体窒素供給槽とを備え、前
記導入管に少なくとも2個の弁を直列に取付け、前記導
入管の弁のうち少なくとも1つをヒータにより加熱自在
とし、前記導入管のうち、断熱シールド槽側の弁と断熱
シールド槽との間の部分を断熱管により構成したことを
特徴とするクライオスタット冷却装置である。
【0012】
【作用】液体窒素供給槽が導入管を経て断熱シールド槽
内に液体窒素を供給し、その後導入管の少なくとも1つ
の弁をヒータで加熱した後、導入管のすべての弁を閉と
する。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の具体例につい
て説明する。図1は本発明によるクライオスタット冷却
装置の一実施例を示す図がある。
【0014】図1において、超電導マグネット6が収納
された液体ヘリウム収納槽5と、液体ヘリウム収納槽5
の外周に真空断熱槽17を介して設けられた断熱シール
ド槽1とからクライオスタット20が構成されている。
また液体ヘリウム収納槽5内には、液体ヘリウム5aが
充填されている。
【0015】断熱シールド槽1には導入管4を介して液
体窒素供給槽2が接続され、また断熱シールド槽1には
排気管18が接続されている。また液体窒素供給槽2内
には、液体窒素供給槽2内の液体窒素9を加熱し、内部
の圧力を上昇させるためのヒータ8が設置されている。
【0016】導入管4には電磁弁3および10が直列に
取付けられており、また排気管には電磁弁19および2
0が直列に取付けられている。これらの電磁弁3、19
は、弁座がテフロンで形成され、電磁弁10、20は弁
座が真空シールド性の良いゴムで形成されている線接触
で開閉するようになっている。
【0017】導入管4のうち、電磁弁3と電磁弁10と
の間の部分、電磁弁3の断熱シールド槽1側部分、およ
び電磁弁10の液体窒素供給槽側部分は、各々テフロン
製の断熱管にて構成されている。また排気管18のう
ち、電磁弁19と電磁弁20との間の部分、および電磁
弁19の断熱シールド槽1側部分は、各々テフロン製の
断熱管22で構成されている。
【0018】また電磁弁10、20の近傍には、例えば
温風ヒータ(500W)13、13aが設置され、温風
ヒータ13、13aによって電磁弁10、20を加熱す
るようになっている。さらに断熱シールド槽1内には、
液位センサ15が設置され、液位センサ15は制御装置
7に接続されている。また、上述の電磁弁3、10、1
9、20、およびヒータ8、13、13aは、各々制御
装置7に接続されている。
【0019】次にこのような構成からなる本実施例の作
用について説明する。
【0020】まず制御装置7によってヒータ8を作動さ
せ、液体窒素供給槽2内の液体窒素9を加熱し、内圧を
上昇させて液体窒素を導入管4を経て断熱シールド槽1
内に供給する。この間、電磁弁3、10、19、20は
いずれも開となっている。
【0021】断熱シールド槽1内に液体窒素9を満タン
近くまで供給したところで、液位センサ15が作動し、
液位センサ15からの信号が制御装置7に入力される。
次に制御装置7がヒータ8を停止させ、液体窒素9の供
給を停止するとともに、電磁弁3および19を閉とす
る。
【0022】続いて温風ヒータ13、13aによって電
磁弁10、20をゴム製弁座のシール性が回復する例え
ば約−20℃以上まで約10分間加熱した後、電磁弁1
0、20を閉とする。この場合、断熱シールド槽1内は
液体ヘリウム収納槽5側から冷却され、略真空状態まで
減圧される。
【0023】本実施例によれば、導入管4および排気管
18に、各々2個ずつの電磁弁3、10および電磁弁1
9、20を直列に取付けたので、各々1個ずつの電磁弁
を取付けた場合に比較して断熱シールド槽1内をより完
全に密閉することができる。また導入管4のうち、電磁
弁3と電磁弁10との間の部分、電磁弁3の断熱シール
ド槽1側部分、および電磁弁10の液体ヘリウム収納槽
2側の部分を断熱管12により構成したので、断熱シー
ルド槽1側から電磁弁3および10が強く冷却されるこ
とはない。このため、電磁弁3および10のシール性を
維持することができる。さらに、電磁弁10、20は、
温風ヒータ13、13aによって加熱された後閉められ
るので、電磁弁10、20を確実に作動させることがで
きる。
【0024】同様に排気管18のうち、電磁弁19と電
磁弁20との間の部分、電磁弁19の断熱シールド槽1
側の部分が断熱管22により構成されているので、断熱
シールド槽1側から電磁弁19および20が強く冷却さ
れることはなく、電磁弁19および20のシール性を維
持することができる。
【0025】このように電磁弁3、10、19および2
0のシール性を維持することができるので、液体窒素供
給槽2内の水分および大気中の水分が導入管4および排
気管18を経て断熱シールド槽1側に侵入することはな
い。このため、導入管4および排気管18の氷結による
閉塞を防止することができる。
【0026】なお、上記実施例において、導入管4およ
び排気管18に電磁弁3、10、18および19を取付
けた例を示したが、電磁弁に代えてテフロンボールシー
トの電動弁を取付けてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
導入管に少なくとも2つの弁を直列に取付けたので、す
べての弁を閉とすることにより導入管をより確実に閉鎖
できる。また、断熱シールド側の弁と断熱シールド槽と
の間が断熱管となっているので、断熱シールド槽側から
弁が強く冷却されることはない。このため弁のシール性
を向上させることができる。さらに少なくとの1つの弁
をヒータで加熱することにより、弁の作動をより確実に
行ない、弁のシール性を向上させて導入管をより確実に
閉鎖できる。このため水分が導入管内に侵入したり、氷
結して導入管を閉鎖することはない。これにより、断熱
シールド槽内への液体窒素の供給を容易に再開すること
ができるので、液体ヘリウム収納槽内の液体ヘリウムの
蒸発を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクライオスタット冷却装置の一実
例を示す系統図
【図2】従来のクライオスタット冷却装置を示す概略系
統図
【符号の説明】
1 断熱シールド槽 2 液体ヘリウム収納槽 3 電磁弁 4 導入管 5 液体ヘリウム収納槽 6 超電導マグネット 7 制御装置 10 電磁弁 12 断熱管 13 温風ヒータ 18 排気管 19 電磁弁 20 電磁弁 22 断熱管

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】超電導マグネットが収納された液体ヘリウ
    ム収納槽と、この液体ヘリウム収納槽の周囲に配設され
    た断熱シールド槽と、この断熱シールド槽内に導入管を
    介して接続され断熱シールド槽内に液体窒素を供給する
    液体窒素供給槽とを備え、前記導入管に少なくとも2個
    の弁を直列に取付け、前記導入管の弁のうち少なくとも
    1つをヒータにより加熱自在とし、前記導入管のうち、
    断熱シールド槽側の弁と断熱シールド槽との間の部分を
    断熱管により構成したことを特徴とするクライオスタッ
    ト冷却装置。
JP3165671A 1991-07-05 1991-07-05 クライオスタツト冷却装置 Pending JPH0513824A (ja)

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JP3165671A JPH0513824A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 クライオスタツト冷却装置

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JP3165671A JPH0513824A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 クライオスタツト冷却装置

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JP3165671A Pending JPH0513824A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 クライオスタツト冷却装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6774510B1 (en) 2000-10-25 2004-08-10 Harman International Industries, Inc. Electromagnetic motor with flux stabilization ring, saturation tips, and radiator

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6774510B1 (en) 2000-10-25 2004-08-10 Harman International Industries, Inc. Electromagnetic motor with flux stabilization ring, saturation tips, and radiator
US7012345B2 (en) 2000-10-25 2006-03-14 Harman International Industries, Inc. Electromagnetic motor with flux stabilization ring, saturation tips, and radiator
US7057314B2 (en) 2000-10-25 2006-06-06 Harman International Industries, Inc. Electromagnetic motor system capable of removing heat away from its magnetic gap

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