JPH05137570A - サツカライド変性された水溶性の蛋白質−複合体 - Google Patents
サツカライド変性された水溶性の蛋白質−複合体Info
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- JPH05137570A JPH05137570A JP3071443A JP7144391A JPH05137570A JP H05137570 A JPH05137570 A JP H05137570A JP 3071443 A JP3071443 A JP 3071443A JP 7144391 A JP7144391 A JP 7144391A JP H05137570 A JPH05137570 A JP H05137570A
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- C12N11/087—Acrylic polymers
Abstract
(57)【要約】
【目的】 サッカライド変性された水溶性の蛋白質複合
体 【構成】 蛋白質がサッカライド基を介して炭化水素骨
格に共有結合されている。 【効果】 この蛋白質接合体は、水溶液中でも高い酵素
活性が長時間にわたり安定であるので、テストキット中
での使用に特に好適である。
体 【構成】 蛋白質がサッカライド基を介して炭化水素骨
格に共有結合されている。 【効果】 この蛋白質接合体は、水溶液中でも高い酵素
活性が長時間にわたり安定であるので、テストキット中
での使用に特に好適である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サッカライド変性され
た水溶性の蛋白質、その製法並びにその使用に関する。
た水溶性の蛋白質、その製法並びにその使用に関する。
【0002】
【従来の技術】一定の特性例えば、疎水性物質例えばプ
ラスチックの使用時の、その溶解度、その相溶性、非水
性媒体例えば有機溶剤中でのその貯蔵安定性、その活性
又は生物学的半減時間を改良するために、蛋白質を変性
することは公知である。
ラスチックの使用時の、その溶解度、その相溶性、非水
性媒体例えば有機溶剤中でのその貯蔵安定性、その活性
又は生物学的半減時間を改良するために、蛋白質を変性
することは公知である。
【0003】R.D.シュミット(Schmidt)のAdv.
Biochem.Eng.(1979)、12、41〜118か
ら、例えば蛋白質の安定性、溶解性又は酵素活性を、低
分子量又は高分子量の試薬を用いる誘導体化により並び
に2−又は多官能性の試薬を用いる交叉結合を介して変
性することができることは、公知である。
Biochem.Eng.(1979)、12、41〜118か
ら、例えば蛋白質の安定性、溶解性又は酵素活性を、低
分子量又は高分子量の試薬を用いる誘導体化により並び
に2−又は多官能性の試薬を用いる交叉結合を介して変
性することができることは、公知である。
【0004】従来は、水溶性の多糖類例えばデキストラ
ン又はフィコルが特に好適な試薬であることが立証され
ている。例えば、西ドイツ特許出願公開(DE−OS)
第3541186号明細書から、この方法で水溶性のペ
ルオキシダーゼを製造することは公知である。更に、欧
州特許(EP−A)第0222308号明細書から、ク
レアチンキナーゼの安定化法が、欧州特許(EP−A)
第0201805号明細書からサルコシンオキシダーゼ
の安定化法が、かつ欧州特許(EP−A)第00693
79号明細書から水溶性レベルリカーゼの製法が公知で
ある。これらの全てに記載の方法では、蛋白質が水溶性
の担体物質(これは通例多糖類である)に共有結合され
る。
ン又はフィコルが特に好適な試薬であることが立証され
ている。例えば、西ドイツ特許出願公開(DE−OS)
第3541186号明細書から、この方法で水溶性のペ
ルオキシダーゼを製造することは公知である。更に、欧
州特許(EP−A)第0222308号明細書から、ク
レアチンキナーゼの安定化法が、欧州特許(EP−A)
第0201805号明細書からサルコシンオキシダーゼ
の安定化法が、かつ欧州特許(EP−A)第00693
79号明細書から水溶性レベルリカーゼの製法が公知で
ある。これらの全てに記載の方法では、蛋白質が水溶性
の担体物質(これは通例多糖類である)に共有結合され
る。
【0005】しかしながら、多糖類は、グリコヒドロラ
ーゼにより容易に分解される。このことは、多糖類変性
された蛋白質(酵素)を臨床化学での酵素分析のために
使用すべき場合には不利である。それというのも、この
際に使用される試料がこのような内在性グリコヒドロラ
ーゼを含有するからである。更に、多糖類は、過沃素酸
塩(臨床化学で呈色反応にしばしば使用される試薬であ
る)により分解されうる。多糖類例えば可溶性デンプ
ン、セルロースは、その分枝化又はその誘導体化(例え
ば水溶性の改良又は水溶性を得るために実施される)に
より、しばしば、蛋白質の形成のための官能基を僅かに
有する。
ーゼにより容易に分解される。このことは、多糖類変性
された蛋白質(酵素)を臨床化学での酵素分析のために
使用すべき場合には不利である。それというのも、この
際に使用される試料がこのような内在性グリコヒドロラ
ーゼを含有するからである。更に、多糖類は、過沃素酸
塩(臨床化学で呈色反応にしばしば使用される試薬であ
る)により分解されうる。多糖類例えば可溶性デンプ
ン、セルロースは、その分枝化又はその誘導体化(例え
ば水溶性の改良又は水溶性を得るために実施される)に
より、しばしば、蛋白質の形成のための官能基を僅かに
有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、前
記欠点を有しない蛋白質複合体を提供することを課題と
している。
記欠点を有しない蛋白質複合体を提供することを課題と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は、蛋白質をサ
ッカライド基を介してポリ(ビニルサッカライド)に共
有結合させることにより解決される。
ッカライド基を介してポリ(ビニルサッカライド)に共
有結合させることにより解決される。
【0008】即ち、意外にも、水溶液中に溶かされた蛋
白質の安定性及び活性は、蛋白質をサッカライド基と結
合させ、これを再び骨格(Backbone)としての
ポリビニル鎖の1個のビニル基と共有結合させることに
より改良することができることが判明した。この共有結
合は、通例、エーテル−、エステル−又はアミド基を介
して形成される。
白質の安定性及び活性は、蛋白質をサッカライド基と結
合させ、これを再び骨格(Backbone)としての
ポリビニル鎖の1個のビニル基と共有結合させることに
より改良することができることが判明した。この共有結
合は、通例、エーテル−、エステル−又はアミド基を介
して形成される。
【0009】このようなポリ(ビニルサッカライド)の
製造は、公知であり、J.Klein等のMacromol.Chem.
188、1217〜1232(1987)、Macromol.
Chem.Rapid Commun.7、621〜625(198
6)及びMacromol.Chem.189、805〜813(1
988)並びにS.Engelke、TU BraunschweigFR
G(1989)の学術論文に記載されている。ポリ(ビ
ニルサッカライド)は、ビニルサッカライド−モノマー
からビニル重合により得られ、更に通例不飽和ビニル成
分と炭水化物誘導体とのカップリング反応により製造さ
れうる、水溶性のポリマーである。この重合は、カチオ
ン性又はラジカル性に行なうことができる。ラジカル重
合用の触媒としては、例えばペルオキシダーゼが使用さ
れ、カチオン重合用の触媒としては、例えばBF3が使
用される。
製造は、公知であり、J.Klein等のMacromol.Chem.
188、1217〜1232(1987)、Macromol.
Chem.Rapid Commun.7、621〜625(198
6)及びMacromol.Chem.189、805〜813(1
988)並びにS.Engelke、TU BraunschweigFR
G(1989)の学術論文に記載されている。ポリ(ビ
ニルサッカライド)は、ビニルサッカライド−モノマー
からビニル重合により得られ、更に通例不飽和ビニル成
分と炭水化物誘導体とのカップリング反応により製造さ
れうる、水溶性のポリマーである。この重合は、カチオ
ン性又はラジカル性に行なうことができる。ラジカル重
合用の触媒としては、例えばペルオキシダーゼが使用さ
れ、カチオン重合用の触媒としては、例えばBF3が使
用される。
【0010】本発明の複合体中に含有されるポリ(ビニ
ルサッカライド)は、例えば、モノマーのビニルサッカ
ライド例えば、ホモポリマー又はコポリマーとしてのア
リル−、アリルアルキル−、アルコキシカルボニルアリ
ル−、ビニルエーテル−、アクリルアミド−及びメタク
リルアミドサッカライドと例えば無水マレイン酸との重
合により、殊にアクリル−及びメタクリルサッカライド
並びにそれらの誘導体から得られる。従って、本発明の
ポリ(ビニルサッカライド)は、ポリメタクリレート
−、ポリアクリレート−、ポリ(α−アルキルアクリレ
ート)−又はポリ(α−アルキルメタクリレート)−鎖
を有し、ここで、アルキルとはC−原子数1〜4を有す
る線状アルキル基である。このような重合の実施は、当
業者に公知であり、例えばJ.Klein等による前記の文
献に記載されている。このポリ(ビニルサッカライド)
は、有利に分子量1000〜1000000ダルトン殊
に400000〜500000ダルトンを有する。
ルサッカライド)は、例えば、モノマーのビニルサッカ
ライド例えば、ホモポリマー又はコポリマーとしてのア
リル−、アリルアルキル−、アルコキシカルボニルアリ
ル−、ビニルエーテル−、アクリルアミド−及びメタク
リルアミドサッカライドと例えば無水マレイン酸との重
合により、殊にアクリル−及びメタクリルサッカライド
並びにそれらの誘導体から得られる。従って、本発明の
ポリ(ビニルサッカライド)は、ポリメタクリレート
−、ポリアクリレート−、ポリ(α−アルキルアクリレ
ート)−又はポリ(α−アルキルメタクリレート)−鎖
を有し、ここで、アルキルとはC−原子数1〜4を有す
る線状アルキル基である。このような重合の実施は、当
業者に公知であり、例えばJ.Klein等による前記の文
献に記載されている。このポリ(ビニルサッカライド)
は、有利に分子量1000〜1000000ダルトン殊
に400000〜500000ダルトンを有する。
【0011】炭水化物−もしくはサッカライド−誘導体
は、本発明による複合体中で、有利にエーテル−、エス
テル−又はアミド基を介して、炭化水素骨格と結合して
いる。この場合、エーテル橋は通例、化学的及び酵素的
反応に対して不活性である。
は、本発明による複合体中で、有利にエーテル−、エス
テル−又はアミド基を介して、炭化水素骨格と結合して
いる。この場合、エーテル橋は通例、化学的及び酵素的
反応に対して不活性である。
【0012】有利な1実施例によれば、本発明による複
合体はサッカライド誘導体及び炭化水素骨格の間に、C
−原子1〜6個有利に3〜5個殊に4個から成るスペー
サーを有する。
合体はサッカライド誘導体及び炭化水素骨格の間に、C
−原子1〜6個有利に3〜5個殊に4個から成るスペー
サーを有する。
【0013】本発明による複合体は、炭水化物の全ての
群即ち、単糖類と並んで二糖類を包含するが、この際、
マンノース、並びにソルボース及び殊にラクトース、グ
ルコース、マルトース及びガラクトースが有利である。
特別な本発明の1実施形で、サッカライドはアミノ糖及
び/又は糖ラクトンである。しかしながら、特に、開環
サッカライド例えばサッカロースをNaBH4を用いて
還元することにより得られている糖アルコールも特に好
適である。
群即ち、単糖類と並んで二糖類を包含するが、この際、
マンノース、並びにソルボース及び殊にラクトース、グ
ルコース、マルトース及びガラクトースが有利である。
特別な本発明の1実施形で、サッカライドはアミノ糖及
び/又は糖ラクトンである。しかしながら、特に、開環
サッカライド例えばサッカロースをNaBH4を用いて
還元することにより得られている糖アルコールも特に好
適である。
【0014】特に有利なサッカライド誘導体は、1−ア
ミノ−1−デオキシサッカライド並びにそれから誘導さ
れるN−(C1〜C4−アルキル)−アクリレート−N′
−1−デオキシ−サッカロース−尿素及び相応するメタ
クリレート誘導体である。ここで、アルキル基は、尿酸
結合とビニルエステルとの間のスペーサーである。この
際、1個のC2−アルキル基を有するような誘導体例え
ばN−エチル−メチルアクリレート−N′−1−デオキ
シ−グルシトール−尿酸、N−エチルメタクリレート−
N′−1−デオキシマルチトール−尿素、N−エチル−
メチルアクリレート−N′−1−デオキシセロビイトー
ル−尿素並びにN−エチル−メタクリレート−N′−1
−デオキシラクチトール−尿素が特に有利である。
ミノ−1−デオキシサッカライド並びにそれから誘導さ
れるN−(C1〜C4−アルキル)−アクリレート−N′
−1−デオキシ−サッカロース−尿素及び相応するメタ
クリレート誘導体である。ここで、アルキル基は、尿酸
結合とビニルエステルとの間のスペーサーである。この
際、1個のC2−アルキル基を有するような誘導体例え
ばN−エチル−メチルアクリレート−N′−1−デオキ
シ−グルシトール−尿酸、N−エチルメタクリレート−
N′−1−デオキシマルチトール−尿素、N−エチル−
メチルアクリレート−N′−1−デオキシセロビイトー
ル−尿素並びにN−エチル−メタクリレート−N′−1
−デオキシラクチトール−尿素が特に有利である。
【0015】有利な蛋白質は、ヘキソキナーゼ、グルコ
ース−6−ホスフェートデヒドロゲナーゼ、コレステリ
ンエステラーゼ、グルコースオキシダーゼ、ペルオキシ
ダーゼ、ラクテートデヒドロゲナーゼ、グルタメートデ
ヒドロゲナーゼ、クレアチンアミジノヒドロラーゼ、ク
レアチンキナーゼ、α−グルコシダーゼ、アルカリホス
ファターゼ、ウロキナーゼ、コレステリンオキシダーゼ
又はサルコシンオキシダーゼである。
ース−6−ホスフェートデヒドロゲナーゼ、コレステリ
ンエステラーゼ、グルコースオキシダーゼ、ペルオキシ
ダーゼ、ラクテートデヒドロゲナーゼ、グルタメートデ
ヒドロゲナーゼ、クレアチンアミジノヒドロラーゼ、ク
レアチンキナーゼ、α−グルコシダーゼ、アルカリホス
ファターゼ、ウロキナーゼ、コレステリンオキシダーゼ
又はサルコシンオキシダーゼである。
【0016】本発明による蛋白質複合体は、有利に蛋白
質とポリ(ビニルサッカライド)との重量比1:1〜
1:20特に有利に1:3〜1:6を有する。
質とポリ(ビニルサッカライド)との重量比1:1〜
1:20特に有利に1:3〜1:6を有する。
【0017】本発明は蛋白質−サッカライド−複合体の
製法にも関する。この場合、本発明によれば、特に水溶
液中のポリ(ビニルサッカライド)を公知方法で、蛋白
質上に共有結合させる。蛋白質とサッカライド殊に多糖
類と化学的又は酵素的な結合法は、当業者にとって公知
であり、例えば欧州特許(EP−A)第0222380
号、同第0069379号及び同第0201805号明
細書並びにR.D.SchmidtのAdv.Biochem.Eng.
(1979)、12、41〜118頁に記載されてい
る。この際、通例は、ポリ(ビニルサッカライド)の炭
水化物分と活性化剤例えばトリクロルトリアジン(TC
T)、ブロムシアン又は1−シアノ−4−ジ−メチル−
アミノピリジニウム−テトラフルオルボレート(CDA
P−BF4)とを反応させ、この際、活性化剤と炭水化
物との割合は、1:5〜1:10であるのが有利であ
る。このように活性化されたポリ(ビニルサッカライ
ド)は、水性媒体中で共有結合の形成下に蛋白質と反応
する。このような固定化法のまとめは、例えばJ.Mar
shallのAmerican Chemical Society Symposiu
m、Series123(1980)、125〜140及び
J.Cohen及びM.WilckekのAppl.Biochem.
Biotech.9(1984)、285〜305に記載され
ている。
製法にも関する。この場合、本発明によれば、特に水溶
液中のポリ(ビニルサッカライド)を公知方法で、蛋白
質上に共有結合させる。蛋白質とサッカライド殊に多糖
類と化学的又は酵素的な結合法は、当業者にとって公知
であり、例えば欧州特許(EP−A)第0222380
号、同第0069379号及び同第0201805号明
細書並びにR.D.SchmidtのAdv.Biochem.Eng.
(1979)、12、41〜118頁に記載されてい
る。この際、通例は、ポリ(ビニルサッカライド)の炭
水化物分と活性化剤例えばトリクロルトリアジン(TC
T)、ブロムシアン又は1−シアノ−4−ジ−メチル−
アミノピリジニウム−テトラフルオルボレート(CDA
P−BF4)とを反応させ、この際、活性化剤と炭水化
物との割合は、1:5〜1:10であるのが有利であ
る。このように活性化されたポリ(ビニルサッカライ
ド)は、水性媒体中で共有結合の形成下に蛋白質と反応
する。このような固定化法のまとめは、例えばJ.Mar
shallのAmerican Chemical Society Symposiu
m、Series123(1980)、125〜140及び
J.Cohen及びM.WilckekのAppl.Biochem.
Biotech.9(1984)、285〜305に記載され
ている。
【0018】本発明の製造法のために、ポリ(ビニルサ
ッカライド)として、有利にポリ(アクリルサッカライ
ド)、ポリ(メタクリルサッカライド)、ポリ(α−ア
ルキルアクリルサッカライド)又はポリ(α−アルキル
メタクリルサッカライド)(ここでアルキルは、C−原
子数1〜4個を有する線状基である)を使用する。
ッカライド)として、有利にポリ(アクリルサッカライ
ド)、ポリ(メタクリルサッカライド)、ポリ(α−ア
ルキルアクリルサッカライド)又はポリ(α−アルキル
メタクリルサッカライド)(ここでアルキルは、C−原
子数1〜4個を有する線状基である)を使用する。
【0019】この場合、ポリ(ビニルサッカライド)を
使用するのが有利であり、これは、1−アミノ−モノサ
ッカライド及び/又は−ジサッカライドとイソシアネー
トとの反応により、重合可能な二重結合を有し、こうし
て得られる生成物の重合を行なう。
使用するのが有利であり、これは、1−アミノ−モノサ
ッカライド及び/又は−ジサッカライドとイソシアネー
トとの反応により、重合可能な二重結合を有し、こうし
て得られる生成物の重合を行なう。
【0020】更に、本発明の方法では、分子量1000
〜1000000ダルトンを有するポリ(ビニルサッカ
ライド)を使用するのが有利である。
〜1000000ダルトンを有するポリ(ビニルサッカ
ライド)を使用するのが有利である。
【0021】複合体形成のために、更に、ポリ(ビニル
サッカライド)と蛋白質とを1:1〜1:20殊に1:
3〜1:6の割合で使用するのが有利である。
サッカライド)と蛋白質とを1:1〜1:20殊に1:
3〜1:6の割合で使用するのが有利である。
【0022】本発明により変性されたポリ(ビニルサッ
カライド)−蛋白質−複合体は、長時間にわたっても安
定であり、従って臨床化学的試薬中での使用に特に好適
である。従って、本発明は、このような試薬中での使用
にも関する。
カライド)−蛋白質−複合体は、長時間にわたっても安
定であり、従って臨床化学的試薬中での使用に特に好適
である。従って、本発明は、このような試薬中での使用
にも関する。
【0023】
【実施例】次の実施例により、図面と関連させて本発明
を詳述する。ここで図1は、本発明によるポリビニルサ
ッカライド−変性された酵素の温度安定性を天然の酵素
と比較して示している。
を詳述する。ここで図1は、本発明によるポリビニルサ
ッカライド−変性された酵素の温度安定性を天然の酵素
と比較して示している。
【0024】図2は本発明による複合体の濁りの特性
を、デキストラン変性された酵素及び天然酵素と比較し
て示している。
を、デキストラン変性された酵素及び天然酵素と比較し
て示している。
【0025】図3は、濁り安定性を比較して示してい
る。
る。
【0026】例 1 N−エチル−メタクリレート−N′−1−デオキシ−グ
ルシトール−尿素(1)の合成 1−アミノ−1−デオキシ−グルシトール(1a)20
gをKleinの方法(S.Engelkeの学術論文TU Bra
unschweig、FRG(1989)により、水100ml
中に溶かし、−30℃まで冷却する。この温度で、イソ
シアネートエチル−メチルアクリレート(IEM、Dow
Chemical)10gを、激しい撹拌下に滴加し、この
際、内部温度を5℃以下に保持する。このイソシアネー
トの添加終了後に12時間撹拌し、室温まで昇温させ
る。この反応時間の間に、生じるエマルジョンは無色澄
明な溶液になる。その後、この水溶液をエーテルで抽出
して僅少量の不溶イソシアネートを除去する。この溶液
の凍結乾燥の後に、粗生成物をメタノール中に溶かし、
アセトン/エーテルから再結晶させる(収量:35.3
g、95%)、融点93℃。
ルシトール−尿素(1)の合成 1−アミノ−1−デオキシ−グルシトール(1a)20
gをKleinの方法(S.Engelkeの学術論文TU Bra
unschweig、FRG(1989)により、水100ml
中に溶かし、−30℃まで冷却する。この温度で、イソ
シアネートエチル−メチルアクリレート(IEM、Dow
Chemical)10gを、激しい撹拌下に滴加し、この
際、内部温度を5℃以下に保持する。このイソシアネー
トの添加終了後に12時間撹拌し、室温まで昇温させ
る。この反応時間の間に、生じるエマルジョンは無色澄
明な溶液になる。その後、この水溶液をエーテルで抽出
して僅少量の不溶イソシアネートを除去する。この溶液
の凍結乾燥の後に、粗生成物をメタノール中に溶かし、
アセトン/エーテルから再結晶させる(収量:35.3
g、95%)、融点93℃。
【0027】相応する方法で、N−エチルメタクリレー
ト−N′−1−デオキシ−マルチトール−尿素(2)、
N−メチルメタクリレート−N′−1−デオキシ−セロ
ビイトール−尿素(3)並びにN−エチルメタクリレー
ト−N′−1−デオキシラクチトール−尿素(4)が、
相応する1−アミノ−1−デオキシ−糖から製造され
た。
ト−N′−1−デオキシ−マルチトール−尿素(2)、
N−メチルメタクリレート−N′−1−デオキシ−セロ
ビイトール−尿素(3)並びにN−エチルメタクリレー
ト−N′−1−デオキシラクチトール−尿素(4)が、
相応する1−アミノ−1−デオキシ−糖から製造され
た。
【0028】例 2 ポリ(メタクリルアミドマルトース)/α−グルコシダ
ーゼ−複合体 ポリ(メタクリルアミドマルトース)(PVS−セルロ
ース;例9により製造;分子量500000、0.1M
Na2SO4中のスタウディンガー指数=23ml/
g)500mgを水20ml中に溶かし、1−シアノ−
4−ジメチルアミノ−ピリジニウム−テトラフルオロボ
ラート(CDAP)200mg及びトリエチルアミン
(TEA)2.4mgを加え、1M KH2PO4を用い
てpHを8.4に調節する。こうして得られた活性化さ
れたPVS−マルトースをα−グルコシダーゼ(Boehr
inger Mannheim)5ml(蛋白質200mgに相当、
10mM燐酸カリウム緩衝液pH7.8中に溶解)と一
緒にし、pH値を1M KH2PO4により7.6に調節
する。この場合、半透明の溶液が得られる。室温で4.
5時間恒温保持の後に、50mM燐酸カリウム緩衝液
(pH7.15)10lに対して1晩透析させる。こう
して、106U/mlのPVS−マルトース−グルコシ
ダーゼ−複合体−透析液27mlが得られる。
ーゼ−複合体 ポリ(メタクリルアミドマルトース)(PVS−セルロ
ース;例9により製造;分子量500000、0.1M
Na2SO4中のスタウディンガー指数=23ml/
g)500mgを水20ml中に溶かし、1−シアノ−
4−ジメチルアミノ−ピリジニウム−テトラフルオロボ
ラート(CDAP)200mg及びトリエチルアミン
(TEA)2.4mgを加え、1M KH2PO4を用い
てpHを8.4に調節する。こうして得られた活性化さ
れたPVS−マルトースをα−グルコシダーゼ(Boehr
inger Mannheim)5ml(蛋白質200mgに相当、
10mM燐酸カリウム緩衝液pH7.8中に溶解)と一
緒にし、pH値を1M KH2PO4により7.6に調節
する。この場合、半透明の溶液が得られる。室温で4.
5時間恒温保持の後に、50mM燐酸カリウム緩衝液
(pH7.15)10lに対して1晩透析させる。こう
して、106U/mlのPVS−マルトース−グルコシ
ダーゼ−複合体−透析液27mlが得られる。
【0029】こうして得られた複合体2mgのスペロー
ス6(Superose6;PharmaciaUppsala Schweden
社)を通してのFPLCは、使用酵素の98%がポリ
(ビニルサッカライド)に結合していることを示した
(条件:圧力20バール、20nmで測定、天然酵素の
保留時間39.6、複合体14.98)。
ス6(Superose6;PharmaciaUppsala Schweden
社)を通してのFPLCは、使用酵素の98%がポリ
(ビニルサッカライド)に結合していることを示した
(条件:圧力20バール、20nmで測定、天然酵素の
保留時間39.6、複合体14.98)。
【0030】例3(比較) デキストラン−T40−α−グルコシダーゼ−複合体 例2の記載と同様に、デキストラン−T40 2gを水
20ml、CDAP400mg及びTEA4.8ml
を、1M KH2PO4−溶液を用いてpH8.4に調節
する。活性化終了後に、活性化されたデキストラン溶液
5mlをα−グルコシダーゼ5mlと一緒にする。7.
6のpH値(KH2PO4で調節)で溶液は澄明のまま残
る。こうして、284U/mlを有するデキストラン/
グルコース−複合体−透析液10.5mlが得られる。
20ml、CDAP400mg及びTEA4.8ml
を、1M KH2PO4−溶液を用いてpH8.4に調節
する。活性化終了後に、活性化されたデキストラン溶液
5mlをα−グルコシダーゼ5mlと一緒にする。7.
6のpH値(KH2PO4で調節)で溶液は澄明のまま残
る。こうして、284U/mlを有するデキストラン/
グルコース−複合体−透析液10.5mlが得られる。
【0031】例 4 例3の記載と同様にして、グルタメート−デヒドロゲナ
ーゼ−ポリ(ビニルサッカライド)−複合体を製造す
る。
ーゼ−ポリ(ビニルサッカライド)−複合体を製造す
る。
【0032】例 5 例3の記載と同様にして、グルタメート−デヒドロゲナ
ーゼ−デキストランT40−複合体を製造する。
ーゼ−デキストランT40−複合体を製造する。
【0033】例 6 例2及び3で製造され変性されたα−グルコシダーゼ
で、温度安定性を測定する。この場合、活性度20U/
mlを有するその都度の複合体を50mM燐酸カリウム
緩衝液(pH7.1)中で、45℃の温度をかけ、活性
度を15分毎に測定する。
で、温度安定性を測定する。この場合、活性度20U/
mlを有するその都度の複合体を50mM燐酸カリウム
緩衝液(pH7.1)中で、45℃の温度をかけ、活性
度を15分毎に測定する。
【0034】この場合、天然の酵素は60分後に既に完
全に失活されていて、デキストラン変性された酵素は、
2時間処理の後に、約20%の残留活性を有し、ポリビ
ニルマルトース誘導体は2時間処理の後になお65%の
残留活性を有することが明らかである。更に、ポリ(ビ
ニルサッカライド)−変性された酵素は、45分〜60
分処理もしくは恒温保持の後に、もはや更に低下しない
一定の残留活性を示す。この結果を図1に示す。
全に失活されていて、デキストラン変性された酵素は、
2時間処理の後に、約20%の残留活性を有し、ポリビ
ニルマルトース誘導体は2時間処理の後になお65%の
残留活性を有することが明らかである。更に、ポリ(ビ
ニルサッカライド)−変性された酵素は、45分〜60
分処理もしくは恒温保持の後に、もはや更に低下しない
一定の残留活性を示す。この結果を図1に示す。
【0035】付加的に、37℃の恒温保持温度での天然
及び変性されたα−グルコシダーゼ溶液の濁りを測定し
た。この結果を図2に示す。
及び変性されたα−グルコシダーゼ溶液の濁りを測定し
た。この結果を図2に示す。
【0036】ここで、本発明により変性されたα−グル
コシダーゼは12時間の恒温保持の後にもまったく濁り
を示さないことが明らかである。
コシダーゼは12時間の恒温保持の後にもまったく濁り
を示さないことが明らかである。
【0037】例 7 グルタメート−デヒドロゲナーゼの混濁 例6の記載と同様にして、グルタメート−デヒドロゲナ
ーゼの濁り安定性を測定する。ここでは、1ml当り蛋
白質2mgを30℃で、250mMトリス緩衝液(pH
7.85)中で恒温保持する。結果を図3に示す。ここ
で、本発明により変性された酵素の濁りは、64時間恒
温保持の際にも、僅かに約25%増加するだけである
が、従来の技術水準によるデキストランT40で変性さ
れた酵素は同じ時間で175%増加することが明らかで
ある。
ーゼの濁り安定性を測定する。ここでは、1ml当り蛋
白質2mgを30℃で、250mMトリス緩衝液(pH
7.85)中で恒温保持する。結果を図3に示す。ここ
で、本発明により変性された酵素の濁りは、64時間恒
温保持の際にも、僅かに約25%増加するだけである
が、従来の技術水準によるデキストランT40で変性さ
れた酵素は同じ時間で175%増加することが明らかで
ある。
【0038】例 8 1−メタクリルアミド−1−デソキシマルチトール 1−アミノ−1−デソキシマルチトール100g 0.
291モル(分子量343.3)、無水メタクリル酸4
4.86g 0.291モル(分子量154.17) 500ml−三頚フラスコ中に、−5℃で無水メタノー
ル150mlを装入し、1−アミノ−1−デソキシ−マ
ルチトール(粉末)25g(0.073モル)を懸濁さ
せる。−10℃まで冷却し、無水メタクリル酸11.2
6g(0.073モル)を徐々に滴加する。その後、0
℃まで加温し、この温度で24時間撹拌する。引続き、
+4℃で90時間撹拌する。室温でひだ付きフィルター
を通して濾過し、最大30℃の浴温で蒸発濃縮させる。
この際に得られる黄色油状物を、水50ml中に入れ、
ペルオキシド不含のエーテル100ml×1及びペルオ
キシド不含エーテル50ml×3で抽出する。高度真
空、最大30℃で、水を溜去し、デシケータ中、P2O5
上で1晩乾燥させる。
291モル(分子量343.3)、無水メタクリル酸4
4.86g 0.291モル(分子量154.17) 500ml−三頚フラスコ中に、−5℃で無水メタノー
ル150mlを装入し、1−アミノ−1−デソキシ−マ
ルチトール(粉末)25g(0.073モル)を懸濁さ
せる。−10℃まで冷却し、無水メタクリル酸11.2
6g(0.073モル)を徐々に滴加する。その後、0
℃まで加温し、この温度で24時間撹拌する。引続き、
+4℃で90時間撹拌する。室温でひだ付きフィルター
を通して濾過し、最大30℃の浴温で蒸発濃縮させる。
この際に得られる黄色油状物を、水50ml中に入れ、
ペルオキシド不含のエーテル100ml×1及びペルオ
キシド不含エーテル50ml×3で抽出する。高度真
空、最大30℃で、水を溜去し、デシケータ中、P2O5
上で1晩乾燥させる。
【0039】秤量:約40g 更に、デシケータ中、P2O5上で乾燥させる。31.3
1g理論値の104%。
1g理論値の104%。
【0040】1−メタクリルアミド−1−デソキシ−マ
ルチトール
ルチトール
【0041】
【化1】
【0042】例 9 1−メタクリルアミド−1−デソキシマルチトールの重
合 モノマー(H443)20g 0.97モル/l (NH4)2S2O8 91.2mg 8・10-3モル/l Na2S2O5(開始剤)46.3mg 4.0・10-3
モル/l 容量:再蒸留水50ml 時間:4日 温度:4℃ N2−バルーン、(窒素流)隔壁及び栓を備えた250
ml−三頚フラスコ中に、再蒸留水40ml中に溶かし
たモノマー(例8で製造)を装入する。
合 モノマー(H443)20g 0.97モル/l (NH4)2S2O8 91.2mg 8・10-3モル/l Na2S2O5(開始剤)46.3mg 4.0・10-3
モル/l 容量:再蒸留水50ml 時間:4日 温度:4℃ N2−バルーン、(窒素流)隔壁及び栓を備えた250
ml−三頚フラスコ中に、再蒸留水40ml中に溶かし
たモノマー(例8で製造)を装入する。
【0043】4℃まで冷却し、開始剤を加える。このた
めに、塩を再蒸溜水5ml中に溶かし、隔壁を通してま
ずペルオキソジ硫酸アンモニウム及びその後ジ亜硫酸ナ
トリウムをスプレー導入する。4日間撹拌の後に、この
バッチを酢酸ナトリウム0.1%を含有するメタノール
3l中に滴加する。白色の沈殿生成物を真空下で濾過す
る。短時間乾燥後に、これを再蒸留水約50ml中に入
れ、再度メタノール3l中に滴加することにより沈殿さ
せる。
めに、塩を再蒸溜水5ml中に溶かし、隔壁を通してま
ずペルオキソジ硫酸アンモニウム及びその後ジ亜硫酸ナ
トリウムをスプレー導入する。4日間撹拌の後に、この
バッチを酢酸ナトリウム0.1%を含有するメタノール
3l中に滴加する。白色の沈殿生成物を真空下で濾過す
る。短時間乾燥後に、これを再蒸留水約50ml中に入
れ、再度メタノール3l中に滴加することにより沈殿さ
せる。
【0044】秤量:ポリ(ビニルメタクリルアミドマル
トース) 6.22g
トース) 6.22g
【図1】本発明のポリビニルサッカライド−変性された
酵素と天然酵素の温度安定性を比較して示す図である。
酵素と天然酵素の温度安定性を比較して示す図である。
【図2】本発明の複合体、デキストラン変性された酵素
及び天然酵素の濁り特性を比較して示す図である。
及び天然酵素の濁り特性を比較して示す図である。
【図3】濁り安定性を比較して示す図である。
フロントページの続き (71)出願人 591081310 ゲゼルシヤフト フユア ビオテヒノロギ ツシエ フオルシユング ミツト ベシユ レンクテル ハフツング (ゲー ベー エフ) ドイツ連邦共和国 ブラウンシユヴアイク マツシエローダー ヴエーク 1 (72)発明者 ヴイルヘルム テイツシヤー ドイツ連邦共和国 パイセンベルク フイ ンケンヴエーク 5 (72)発明者 ヨアヒム クライン ドイツ連邦共和国 ブラウンシユヴアイク ヒユーネルカンプ 21 (72)発明者 ロルフ−ヨアヒム ミユラー ドイツ連邦共和国 ギフホルン カルベル ラーエル ダム 3 (72)発明者 シユテフアン エンゲルケ ドイツ連邦共和国 ブラウンシユヴアイク ゾフイーエンシユトラーセ 20
Claims (2)
- 【請求項1】 蛋白質がサッカライド基を介してポリ
(ビニルサッカライド)に共有結合していることを特徴
とする、サッカライド変性された水溶性の蛋白質−複合
体。 - 【請求項2】 サッカライドと蛋白質とを共有結合の形
成下に複合させることによりサッカライド−蛋白質−複
合体を製造する場合に、サッカライドとしてポリ(ビニ
ルサッカライド)を使用することを特徴とする、サッカ
ライド−蛋白質−複合体の製法
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4011084.2 | 1990-04-05 | ||
DE4011084A DE4011084A1 (de) | 1990-04-05 | 1990-04-05 | Saccharid-modifizierte, wasserloesliche proteine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05137570A true JPH05137570A (ja) | 1993-06-01 |
JPH0791313B2 JPH0791313B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=6403857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3071443A Expired - Lifetime JPH0791313B2 (ja) | 1990-04-05 | 1991-04-04 | サッカライド変性された水溶性の蛋白質−複合体 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP0450628B1 (ja) |
JP (1) | JPH0791313B2 (ja) |
AT (1) | ATE126523T1 (ja) |
DE (2) | DE4011084A1 (ja) |
DK (1) | DK0450628T3 (ja) |
ES (1) | ES2077098T3 (ja) |
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USRE48186E1 (en) * | 2012-07-25 | 2020-09-01 | Worktools, Inc. | Compact electric spring energized desktop stapler |
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DE4231266A1 (de) * | 1992-09-18 | 1994-03-24 | Boehringer Mannheim Gmbh | Dextran modifizierte Glutamat-Dehydrogenase |
US6090925A (en) | 1993-03-09 | 2000-07-18 | Epic Therapeutics, Inc. | Macromolecular microparticles and methods of production and use |
US5981719A (en) | 1993-03-09 | 1999-11-09 | Epic Therapeutics, Inc. | Macromolecular microparticles and methods of production and use |
US6326479B1 (en) | 1998-01-27 | 2001-12-04 | Boston Probes, Inc. | Synthetic polymers and methods, kits or compositions for modulating the solubility of same |
US6451572B1 (en) * | 1998-06-25 | 2002-09-17 | Cornell Research Foundation, Inc. | Overexpression of phytase genes in yeast systems |
DK1165806T3 (da) * | 1999-03-31 | 2005-12-05 | Cornell Res Foundation Inc | Phosphataser med forbedret phytaseaktivitet |
US6841370B1 (en) | 1999-11-18 | 2005-01-11 | Cornell Research Foundation, Inc. | Site-directed mutagenesis of Escherichia coli phytase |
US6410643B1 (en) | 2000-03-09 | 2002-06-25 | Surmodics, Inc. | Solid phase synthesis method and reagent |
CA2440656A1 (en) * | 2001-03-09 | 2002-09-19 | Apollo Biotechnology, Inc. | Conjugate probes and optical detection of analytes |
BRPI0213813B1 (pt) | 2001-10-31 | 2018-11-21 | Cornell Res Foundation Inc | método para aprimorar o valor nutricional de uma ração consumida por um animal monogástrico e ração |
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US8192734B2 (en) | 2007-07-09 | 2012-06-05 | Cornell University | Compositions and methods for bone strengthening |
RU2605097C2 (ru) * | 2010-09-15 | 2016-12-20 | 3М Инновейтив Пропертиз Компани | Соединения замещенных сахаридов и стоматологические композиции |
KR20220116282A (ko) * | 2019-12-20 | 2022-08-22 | 지니 바이오테크 유케이 리미티드 | 락톤 유도체의 합성 및 단백질 변형에서의 그 용도 |
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DE3515586A1 (de) * | 1985-04-30 | 1986-11-06 | Boehringer Mannheim Gmbh, 6800 Mannheim | Stabilisiertes sarcosinoxidase-praeparat |
DE3540076A1 (de) * | 1985-11-12 | 1987-05-14 | Boehringer Mannheim Gmbh | Verfahren zur stabilisierung von creatinkinase |
US5043436A (en) * | 1986-11-20 | 1991-08-27 | Kurita Water Ind., Ltd. | Substrate for measurement of alpha-amylase activity |
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1990
- 1990-04-05 DE DE4011084A patent/DE4011084A1/de not_active Withdrawn
-
1991
- 1991-04-04 JP JP3071443A patent/JPH0791313B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1991-04-04 DK DK91105361.9T patent/DK0450628T3/da active
- 1991-04-04 DE DE59106243T patent/DE59106243D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-04-04 EP EP91105361A patent/EP0450628B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1991-04-04 US US07/680,334 patent/US5480790A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-04-04 AT AT91105361T patent/ATE126523T1/de not_active IP Right Cessation
- 1991-04-04 ES ES91105361T patent/ES2077098T3/es not_active Expired - Lifetime
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JPH0791313B2 (ja) | 1995-10-04 |
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