JP2896580B2 - アミロース―リゾチームハイブリッドと活性化糖およびその製造法 - Google Patents

アミロース―リゾチームハイブリッドと活性化糖およびその製造法

Info

Publication number
JP2896580B2
JP2896580B2 JP1218885A JP21888589A JP2896580B2 JP 2896580 B2 JP2896580 B2 JP 2896580B2 JP 1218885 A JP1218885 A JP 1218885A JP 21888589 A JP21888589 A JP 21888589A JP 2896580 B2 JP2896580 B2 JP 2896580B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lysozyme
hybrid
sugar
amylose
activated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1218885A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0383583A (ja
Inventor
信行 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chisso Corp filed Critical Chisso Corp
Priority to JP1218885A priority Critical patent/JP2896580B2/ja
Priority to EP90114699A priority patent/EP0418523B1/en
Priority to DE69020276T priority patent/DE69020276T2/de
Publication of JPH0383583A publication Critical patent/JPH0383583A/ja
Priority to US08/060,038 priority patent/US5342770A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2896580B2 publication Critical patent/JP2896580B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/14Hydrolases (3)
    • C12N9/24Hydrolases (3) acting on glycosyl compounds (3.2)
    • C12N9/2402Hydrolases (3) acting on glycosyl compounds (3.2) hydrolysing O- and S- glycosyl compounds (3.2.1)
    • C12N9/2462Lysozyme (3.2.1.17)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/96Stabilising an enzyme by forming an adduct or a composition; Forming enzyme conjugates
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S530/00Chemistry: natural resins or derivatives; peptides or proteins; lignins or reaction products thereof
    • Y10S530/81Carrier - bound or immobilized peptides or proteins and the preparation thereof, e.g. biological cell or cell fragment as carrier
    • Y10S530/812Peptides or proteins is immobilized on, or in, an organic carrier
    • Y10S530/813Carrier is a saccharide
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S530/00Chemistry: natural resins or derivatives; peptides or proteins; lignins or reaction products thereof
    • Y10S530/81Carrier - bound or immobilized peptides or proteins and the preparation thereof, e.g. biological cell or cell fragment as carrier
    • Y10S530/812Peptides or proteins is immobilized on, or in, an organic carrier
    • Y10S530/815Carrier is a synthetic polymer
    • Y10S530/816Attached to the carrier via a bridging agent

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は還元末端を有しカルボキシル基を含まない糖
をペプチドを介してリゾチームと結合してなるハイブリ
ッドとその合成法に関し、その目的はリゾチームの安定
性を増加させることである。又、糖−リゾチームハイブ
リッドを合成するのに必要な還元末端を有し、カルボキ
シル基を含まない糖とペプチドを介してN−ヒドロキシ
スクシンイミドを結合している活性化糖を提供するもの
である。
これら糖−リゾチームハイブリッド、活性化糖および
その製造法に関するものである。
[従来の技術] 蛋白質は20種のアミノ酸の結合による1次構造とそれ
によって規定される立体構造から成っている。蛋白質の
機能が種々あることはすでに知られていることであり、
生体内に於て安定な蛋白質も、生体外で利用すると不安
定となる。
蛋白質のすぐれた機能を種々の用途に応用しようとす
る場合、次の様な欠点が蛋白質にはある。すなわち、
熱、アルカリ、酸に不安定で変成しやすい、有機溶媒
に不溶で活性を失いやすい、抗原性がある、などであ
る。
これらの欠点を解決するために、蛋白質を化学修飾す
ることがおこなわれてきた。蛋白質を化学修飾して蛋白
質ハイブリッドにすれば、これらの欠点を補うことは可
能となってきた。化学修飾の方法としては種々の方法が
提案されているが、最も良く使用されているのは非免疫
性合成高分子であるポリエチレングリコール(以下PE
G)を修飾剤とする方法である。
この方法は次の式に示す様にモノメトキシポリエチレ
ングリコールと塩化シアヌル(2,4,6−トリクロロ−S
−トリアジン)の合成物(活性化PEG)をつくり、この
活性化PEGと蛋白質と反応させPEG−蛋白質ハイブリッド
を製造する。この蛋白質ハイブリッドを利用して次に示
す様な数多くの応用例が報告されているが、まだ実際に
産業上に利用されている例は少ない様である。
これは活性化PEGが不安定であり、又、均一な性質の
ものが得られていない、塩化シアヌルの毒性問題、活性
化PEGと蛋白質の反応が定量的にスムーズにいかないな
どの欠点があるためである。
PEG−蛋白質−ハイブリッドの応用例を次に示す。
(1)PEG−アスパラギナーゼ(T.Pharmac,Y.Kamisaki
et al;Exp.Therap.216,410) 抗腫瘍酵素であるアスパラギナーゼを血中半減期の延
長、抗原性の低下。
(2)PEG−酵素−ハイブリッドを利用して酵素反応を
有機溶媒の中でも可能にした(Y.Imada et al;Trends i
n Biotechnology190(1986)、K.Takahasi et al;J.O
rg Chem503414(1985),K.Takahashi et al;Enzyme3223
5(1984),K.Takahasi et al;Biochem Biophys Res.Com
mun:125761(1984))。
カタラーゼ、リパーゼ、キモトリプシン、ペルオキシ
ダーゼなど。
(3)PEG−アデノシンデアミナーゼ(M.S.Hershfield
at al;N.Engl.J.Mol.316,493(1985)) 遺伝的酵素欠損症の一つにアデノシンアミナーゼ(AD
A)欠損症があるが、このADAを投与する場合PEG−PDAハ
イブリッドにすると血中半減期が著しく延長するなどの
効果が報告されている。
(4)PEG−インターロイキン2(井本泰治:化学と生
物 VOL27,page426 1989) リンホカインの一種であるインターロイキン2は遺伝
子組換えの技術によって大量に生産されるが糖鎖が欠け
ているため不安定であり、PEG−インタロイキン2のハ
イブリッドとすることで安定化でき抗腫瘍効果も向上で
きた。
蛋白質とのハイブリッドをつくるにはPEGの他に糖類
も利用されている。これらの利用方法としては次の
(イ)〜(ニ)の様な方法があるが得られたハイブリッ
ドの効果については前に記述したPEGの場合とほぼ同様
である。
(イ)の方法は過ヨウ素酸による反応が過酷であるの
で糖が分解することもあり、又、蛋白質との結合に還元
剤を使う必要があり、蛋白質の変性の可能性があるなど
の欠点がある。(ロ)の方法は、毒性のある臭化シアン
を使用する。又、蛋白質を結合させる時にpHの調製を厳
密にする必要があるなどの欠点がある。(ハ)の方法
は、塩化シアヌルが毒性があり、塩化シアヌルと糖との
反応がスムーズにいかないなどの欠点がある。(ニ)の
方法はエピクロルヒドリンによって糖同士が架橋する。
などの欠点を有する。(イ)〜(ニ)の方法の共通の欠
点は構成糖の−OHと反応するため、結合する位置が一定
とならないことであり、又、糖のどの−OHとも反応する
ため各々の糖が持つ特有の性質が失われることである。
溶菌酵素であるリゾチームは医業などに広く利用され
ているが、その安定性を増すためには遺伝子工学の技術
により構成しているアミノ酸の組成を変更したり、目的
のアミノ酸の間を架橋するなどの高度な技術を要したり
手間がかかる操作を必要とする(参照:井本泰治:化学
と生物 VOL27,page426,1989). [発明が解決しようとする問題点] 本発明は下記(1)〜(3)の主要目的を有する。
(1)還元末端を有しカルボキシル基を含まない糖と蛋
白質のアミノ基とを毒性がある試薬を使うこともなく糖
の還元末端のみと反応させて糖本来の性質を失うことな
く、反応をスムースにおこなわせて結合させるための活
性化糖を提供することを目的とする。
(2)又、上の発明を利用してリゾチームの安定性を増
すためにリゾチームと糖のハイブリッドを提供すること
を目的とする。
(3)これらの活性化糖、糖−リゾチームの製造方法を
目的とする。
その他の目的は、以下の記述から明らかにされる。
[問題点を解決するための手段] 本発明の構成と効果につき以下に詳述する。
(1)還元末端を有しカルボキシル基を含まない多糖か
ら選ばれたものをグリシルグリシンを介してリゾチーム
と結合してなるハイブリッド。
(2)前記第1項記載の糖がアミロースであるハイブリ
ッド。
(3)還元末端を有しカルボキシル基を含まない多糖か
ら選ばれたものをグリシルグリシンを介してN−ヒドロ
キシスクシンイミドと結合してなる活性化糖。
(4)還元末端を有し、カルボキシル基を含まない多糖
から選ばれたものをグリシルグリシンと反応させ、つい
で縮合剤の存在下にN−ヒドロキシスクシンイミドを結
合させることを特徴とする活性化糖の製造法。
A.活性化糖の合成: (1)第1工程: 還元糖を有する糖を緩衝液中あるいはジメチルスルホ
キシドなどの有機溶媒中に溶解させ両端にアミノ基、カ
ルボキシル基を持つペプチドと還元剤を加えて反応させ
て後述の式[I]の様な化合物をつくる。
この場合の緩衝液は特に限定しないがアミノ基を含ま
なくてpH5〜9であれば良い。該糖としては単糖、オリ
ゴ糖、多糖である。ペプチドは特に限定しないが、構成
するアミノ酸は2〜10個が適当である。還元剤として
は、ソディゥムボロハイドライド(以下SBH)、ソディ
ゥムシアノボロハイドライド(NaBH3CN、以下SCBHとす
る)や、ジメチルアミンボラン((CH3)2NHBH3、以下DMA
Bとする)が良い。反応温度は10〜60℃が好ましい。反
応終了後、未反応のペプチド、還元剤はゲル濾過や限外
濾過膜で分離して除く。
(2)第2工程: 前記[I]を緩衝液、有機溶媒中に溶解させN−ヒド
ロキシスクシンイミド(以下HONSuとする)と縮合剤を
加え[II]を合成する。縮合剤はジシクロヘキシルカル
ボジイミド(以下DCCとする)、1−エトキシカルボニ
ル−2−エトキシ−1,2−ジヒドロキシキノリン(以下E
EDQ)、ジサクシイミドカーボネイト(以下DSCとす
る)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)−カルボジイミドハイドロクロライド(以下EDCと
する)などが適当である。
[II]はペプチド糖とHONSuと結合している化合物
で、今まで得られていない新しい化合物であり、蛋白質
のアミノ基と容易に反応できる様なかたちなっており活
性化糖と以下称す。
B.リゾチーム−糖ハイブリッドの合成: 活性化糖[II]とリゾチームをアミノ基を含まない緩
衝液中で反応させた後、ゲル濾過クロマトグラフィーあ
るいは限外濾過膜で糖−リゾチームハイブリッドと活性
化糖[II]を分離する。
この反応はほぼ定量的に進むが、未反応のリゾチーム
の存在する場合は、陽イオン交換体のCM−イオン交換体
でリゾチームと糖−リゾチームハイブリドーマを分離し
てリゾチーム−糖ハイブリドーマを得ることができる。
この様に本発明によれば比較的簡単に糖の還元末端と
結合したリゾチーム−糖ハイブリッドを得ることができ
画期的である。リゾチーム以外の蛋白質についても糖−
蛋白質ハイブリッドを調製することが可能である。
C.糖−リゾチームハイブリッドの安定性: 糖−リゾチームハイブリッドがリゾチームに比較して
どの様に安定性が増加したかを調べるために熱に対する
リゾチーム活性を検討した。リゾチーム活性はグルコー
ルキチンを基質として測定した。
その結果未修飾リゾチームは80℃以上の高温になると
著しく活性が低下するのに対し、糖リゾチームハイブリ
ッドは90〜100℃の高温でも80%の活性が維持できその
安定性の高さは画期的であった。
糖としては、アミロースをはじめ、アミロペクチン、
キトサン、デキストラン、アガロースなどが応用され
る。
たゞし、カルボキシル基を有する糖質は蛋白質同志の
分子間架橋が生じるため本法を適用するには望ましくな
い。
[実施例] 以下、実施例について説明する。
実施例1 アミロース−グリシルグリシンの合成: アミロース(平均重量分子量29,000)1.0gを0.1Mリン
酸緩衝液(pH8.5)10mlに溶解し、グリシル−グリシン
をアミロースの5倍モル比相当量、SCBHを50倍モル比相
当量を加えて80℃で2日間撹拌する。濃塩酸でpH3に調
整し、さらに60℃で5時間攪拌する。N-NaOHでpH7に調
整する。
この反応液をゲル濾過剤(商品名セルロファインGCL-
25)でゲルクロマトグラフィーをおこない、未反応のグ
リシル−グリシンSCBHを除去する。第1図にゲル濾過の
結果を示すが、始めのピークの部分を分取する。後のピ
ークは、グリシル−グリシンSCBHである。分取した液は
凍結乾燥した。なお、ゲル濾過は(カラム 1.2×60cm,
溶出液:水、 流速:10ml/hr)で行った。
アミロース−グリシルグリシンは0.9g得られた。
実施例2 活性化アミロースの合成: 実施例1で得たアミロース−グリシルグリシン0.5gを
ジメチルスルホキサイド2mlに溶解させて、HONSu、DCC
をアミロース−グリシルグリシンの10倍モル比相当量を
加え、室温で1夜攪拌する。
不溶解物を濾過しアセトン 20mlを加え、3,000回転
で5分間攪拌し析出してくる沈殿を濾取する。減圧下で
乾燥して活性化アミロース0.4gを得た。
実施例3 アミロース−リゾチームハイブリッドの合成: 11mgのリゾチームを0.1Mホウ酸緩衝液(pH8.5)に溶
解させ、17.2mgの実施例2で得た活性化アミロースを加
え室温で1夜攪拌する。
0.1Mリン酸緩衝液(pH6.0)+0.1M NaClに対し、透析
する。不溶解物を濾別し、濾液をゲル濾過剤(セルロフ
ァィン GCL-300)にかけゲルクロマトグラフィーをお
こなう。この結果を第2図に示す、先のピークの部分を
分取する。後のピークの部分は未反応の活性化アミロー
スである。なお、ゲル濾過は(カラム:1.5×64cm、緩衝
液:0.1Mリン酸緩衝液+0.1% NaCl、流速:10.2ml/hr)
で行った。
分取した部分を脱塩後凍結乾燥してアミロースリゾチ
ームハイブリッドを8mg得た。
実施例4 リゾチームの活性測定法: 1mlの0.1%グリコールキチン溶液に0.1mlのリゾチー
ムアミロース−リゾチームハイブリッドを加え40℃で30
分間放置後、2mlの0.05%K3Fe(CN)3を加える。15分間沸
騰させて420mmの吸収を測定する。濃度と吸光度の関係
を第3図に示す。
実施例5 アミロースリゾチームハイブリッドの安定性: 500μlのアミロース−リゾチームハイブリッド、リ
ゾチーム溶液を20℃、80℃、90℃、100℃に30分間静置
する。
さらに室温に2.5時間放置後、実施例4の方法にした
がってリゾチーム活性を測定する。
結果を第4図に示す。アミロースリゾチームハイブリ
ッドはリゾチームの90%の活性を維持していた。100℃3
0分間の処理すると、未修飾リゾチームの活性の低下は
著しいのに対しアミロースリゾチームハイブリッドの活
性は90%維持されて、熱安定性が非常に増加されたこと
がわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜4図は、本発明の実施例の説明図である。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】還元末端を有しカルボキシル基を含まない
    多糖から選ばれたものをグリシルグリシンを介してリゾ
    チームと結合してなるハイブリッド。
  2. 【請求項2】請求項第1項記載の糖がアミロースである
    ハイブリッド。
  3. 【請求項3】還元末端を有しカルボキシル基を含まない
    多糖から選ばれたものをグリシルグリシンを介してN−
    ヒドロキシスクシンイミドと結合してなる活性化糖。
  4. 【請求項4】還元末端を有し、カルボキシル基を含まな
    い多糖から選ばれたものをグリシルグリシンと反応さ
    せ、ついで縮合剤の存在下にN−ヒドロキシスクシンイ
    ミドを結合させることを特徴とする活性化糖の製造法。
JP1218885A 1989-08-25 1989-08-25 アミロース―リゾチームハイブリッドと活性化糖およびその製造法 Expired - Fee Related JP2896580B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1218885A JP2896580B2 (ja) 1989-08-25 1989-08-25 アミロース―リゾチームハイブリッドと活性化糖およびその製造法
EP90114699A EP0418523B1 (en) 1989-08-25 1990-07-31 Amylose-lysozyme hybrid, an activated sugar and processes for producing them
DE69020276T DE69020276T2 (de) 1989-08-25 1990-07-31 Amylose-Lysozym-Hybrid, ein Aktivzucker und Verfahren zur Herstellung.
US08/060,038 US5342770A (en) 1989-08-25 1993-05-11 Conjugate including a sugar and peptide linker

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1218885A JP2896580B2 (ja) 1989-08-25 1989-08-25 アミロース―リゾチームハイブリッドと活性化糖およびその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0383583A JPH0383583A (ja) 1991-04-09
JP2896580B2 true JP2896580B2 (ja) 1999-05-31

Family

ID=16726836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1218885A Expired - Fee Related JP2896580B2 (ja) 1989-08-25 1989-08-25 アミロース―リゾチームハイブリッドと活性化糖およびその製造法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5342770A (ja)
EP (1) EP0418523B1 (ja)
JP (1) JP2896580B2 (ja)
DE (1) DE69020276T2 (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06253839A (ja) * 1993-03-04 1994-09-13 Agency Of Ind Science & Technol ピルビン酸デカルボキシラーゼ誘導体及びその製造方法
GB9924351D0 (en) 1999-10-14 1999-12-15 Brennan Frank Immunomodulation methods and compositions
DE10112825A1 (de) 2001-03-16 2002-10-02 Fresenius Kabi De Gmbh HESylierung von Wirkstoffen in wässriger Lösung
ATE360651T1 (de) 2001-08-22 2007-05-15 Supramol Parenteral Colloids Hyperverzweigtes amylopektin zum einsatz in verfahren zur chirurgischen oder therapeutischen behandlung von säugern oder in diagnostizierverfahren, insbesondere zur verwendung als plasmavolumenexpander
DE10209822A1 (de) 2002-03-06 2003-09-25 Biotechnologie Ges Mittelhesse Kopplung niedermolekularer Substanzen an ein modifiziertes Polysaccharid
DE10209821A1 (de) 2002-03-06 2003-09-25 Biotechnologie Ges Mittelhesse Kopplung von Proteinen an ein modifiziertes Polysaccharid
JP4800614B2 (ja) * 2002-07-19 2011-10-26 ザ ジェネラル ホスピタル コーポレイション オキシム結合体、およびそれらの形成および使用のための方法
EP1405907A3 (en) * 2002-07-22 2004-10-13 Roche Diagnostics GmbH Conjugate of a tissue non-specific alkaline phosphatase and dextran, process for its production and use thereof
CA2433479A1 (en) 2002-07-22 2004-01-22 F. Hoffmann-La Roche Ag Conjugate of a tissue non-specific alkaline phosphatase and dextran, process for its production and use thereof
BR0314107A (pt) 2002-09-11 2005-07-19 Fresenius Kabi De Gmbh Método de produção de derivados de hidroxialquil amido
AU2003273413A1 (en) 2002-10-08 2004-05-04 Fresenius Kabi Deutschland Gmbh Pharmaceutically active oligosaccharide conjugates
DE10256558A1 (de) * 2002-12-04 2004-09-16 Supramol Parenteral Colloids Gmbh Ester von Polysaccharid Aldonsäuren, Verfahren zu ihrer Herstellung und Verwendung zur Kopplung an pharmazeutische Wirkstoffe
AU2004209644A1 (en) * 2003-02-03 2004-08-19 Palo Alto Institute Of Molecular Medicine Cell-killing molecules and methods of use thereof
WO2005014655A2 (en) 2003-08-08 2005-02-17 Fresenius Kabi Deutschland Gmbh Conjugates of hydroxyalkyl starch and a protein
US20080274948A1 (en) * 2003-08-08 2008-11-06 Fresenius Kabi Deutschland Gmbh Conjugates of Hydroxyalkyl Starch and G-Csf
AR048035A1 (es) 2004-03-11 2006-03-22 Fresenius Kabi De Gmbh Conjugados de almidon de hidroxialquilo y una proteina, preparados por aminacion reductora
EP1762250A1 (en) * 2005-09-12 2007-03-14 Fresenius Kabi Deutschland GmbH Conjugates of hydroxyalkyl starch and an active substance, prepared by chemical ligation via thiazolidine
EP2139993A2 (en) * 2007-04-27 2010-01-06 Dow Global Technologies Inc. Improved production and in vivo assembly of soluble recombinant icosahedral virus-like particles
EP2070951A1 (en) * 2007-12-14 2009-06-17 Fresenius Kabi Deutschland GmbH Method for producing a hydroxyalkyl starch derivatives with two linkers
EP2070950A1 (en) 2007-12-14 2009-06-17 Fresenius Kabi Deutschland GmbH Hydroxyalkyl starch derivatives and process for their preparation
WO2014059021A1 (en) 2012-10-09 2014-04-17 Case Western Reserve University Rod-shaped plant virus nanoparticles as imaging agent platforms
WO2014113203A1 (en) 2013-01-17 2014-07-24 Case Western Reserve University Viral nanoparticle multimers
US10590394B2 (en) 2013-02-22 2020-03-17 Case Western Reserve University Non-covalent loading of plant picornavirus particles
EP3487527A4 (en) 2016-07-21 2020-03-11 Case Western Reserve University PARTICLES OF VEGETABLE OR VIRAL-LIKE PARTICLES

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1479268A (en) * 1973-07-05 1977-07-13 Beecham Group Ltd Pharmaceutical compositions
US4065354A (en) * 1974-10-10 1977-12-27 Syva Company Lysozyme conjugates for enzyme immunoassays
US4094744A (en) * 1976-11-18 1978-06-13 W. R. Grace & Co. Water-dispersible protein/polyurethane reaction product
US4401647A (en) * 1980-03-03 1983-08-30 The Regents Of The University Of Ca Radiolabeled neoglycopeptides
JPS5823847B2 (ja) * 1981-02-06 1983-05-18 株式会社 林原生物化学研究所 抗ヒト蛋白質抗体の製造方法
JPS57136528A (en) * 1981-02-09 1982-08-23 Hayashibara Biochem Lab Inc Preparation of viral vaccine
US4867973A (en) * 1984-08-31 1989-09-19 Cytogen Corporation Antibody-therapeutic agent conjugates
US4496689A (en) * 1983-12-27 1985-01-29 Miles Laboratories, Inc. Covalently attached complex of alpha-1-proteinase inhibitor with a water soluble polymer
US4585754A (en) * 1984-01-09 1986-04-29 Valcor Scientific, Ltd. Stabilization of proteins and peptides by chemical binding with chondroitin
GB8500209D0 (en) * 1985-01-04 1985-02-13 Ceskoslovenska Akademie Ved Synthetic polymeric drugs
US5006333A (en) * 1987-08-03 1991-04-09 Ddi Pharmaceuticals, Inc. Conjugates of superoxide dismutase coupled to high molecular weight polyalkylene glycols
IT1230552B (it) * 1988-10-14 1991-10-28 Texcontor Ets Enzimi legati a matrice polimerica in forma idrosolubile
JPH03220201A (ja) * 1988-11-18 1991-09-27 Eisai Co Ltd プロスタグランジン類と多糖類の結合体

Also Published As

Publication number Publication date
EP0418523A1 (en) 1991-03-27
JPH0383583A (ja) 1991-04-09
US5342770A (en) 1994-08-30
DE69020276T2 (de) 1995-10-26
DE69020276D1 (de) 1995-07-27
EP0418523B1 (en) 1995-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2896580B2 (ja) アミロース―リゾチームハイブリッドと活性化糖およびその製造法
US5079337A (en) Macromolecular conjugates of hemoglobin, a procedure for their preparation and their uses
CA2631335C (en) Four branched dendrimer-peg for conjugation to proteins and peptides
US6552167B1 (en) Polyamide chains of precise length
EP1654290B1 (en) Sialic acid derivatives for protein derivatisation and conjugation
US7129203B2 (en) Site specific protein modification
Somack et al. Preparation of long-acting superoxide dismutase using high molecular weight polyethylene glycol (41,000-72,000 daltons)
JPH06506217A (ja) ポリペプチドまたはグリコポリペプチドとポリマーとのヒドラジン含有結合体
WO1995034325A1 (en) Delivery of therapeutic agents to receptors using polysaccharides
ZA200503135B (en) Aldonic acid esters, methods for producing the same, and methods for producing pharmaceutical active ingredients coupled to polysaccharides or polysaccharide derivatives on free amino groups
JPH0791313B2 (ja) サッカライド変性された水溶性の蛋白質−複合体
CA2534418A1 (en) Conjugates of hydroxyalkyl starch and g-csf
JP2007523655A (ja) 多分岐多糖画分の製造方法
Ferguson et al. Polysaccharides for protein and peptide conjugation
Kaneo et al. Preparation and characterization of a soluble glutathione-dextran conjugate
US6737524B2 (en) Activated polyethylene glycol compounds
JP4497592B2 (ja) アミノ糖を分岐側鎖に有するシクロデキストリン、その製造法並びにその利用
US20040192905A1 (en) Polymerizable monomers and process of preparation thereof
JP2628310B2 (ja) 酵素の安定化方法
JPS59159828A (ja) 反応性重合体の製造法
Prouchayret et al. Soluble functional polymers for human haemoglobin modification for blood substitution
JPS62138430A (ja) メソトレキセ−トと蛋白質の結合体の製造方法
JPS59159827A (ja) 細胞毒性物質を結合した反応性重合体の製造法
IE44541B1 (en) Modified protein reproductive hormone antigens
WO2006094826A2 (en) Method for coupling enzymatically activated glycoconjugates to a hydroxyalkyl starch

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees